採算路線が存在しなくなってきた日本の鉄道を救う手立てはあるか

日本では、地方を走る鉄道の廃線が相次いでいます。国鉄が民営化したことにより、赤字が続けば倒産してしまうという当然のリスクを抱えたうえで、採算路線を存在させうるためにはどうすればいいのでしょうか。そこで今回は、メルマガ『石川ともひろの永田町早読み!』の著者で、小沢一郎氏の秘書を長く務めた元衆議院議員の石川知裕さんがもう一度鉄道を事業として見る目を考え直すべきとして意見を述べています。

 

各地で深刻化する鉄道の廃線問題/民間任せでいいのか

国鉄分割民営化から35年が経過した。

民営化ではっきりしたことは、大都市を抱えるJRには新幹線やリニア開発など景気がいい話が出てくる一方で、地方では廃線が相次いでいることだ。特に北海道では人口減少とモータリゼーションの波で、より一層の乗車離れが進んでいるので、このままでいくと主要路線以外は全て廃線という事態も予想される。

確かに、ただ「残す、残す」と言ってみても赤字を垂れ流しつづけることはできない。JRは民間企業だから、赤字が続けば倒産する。そうなってはいけないので国が補填をし続けてきたが、これも巨額になるので採算が合う路線以外は廃線にするということを続けているのが現状だ。

しかし、採算路線というものが存在しなくなってきている。コロナが拍車をかけているのは言うまでもない。では経済原理に合わせて廃線にした方が良いのだろうか。この問いに対し、多くの人は「何か他の方策があるでは?」と期待を寄せる。

では何があるだろうか。

一つは観光としての地方路線の活性化である。ストーブ列車(津軽鉄道)が代表例だ。車内販売で買ったスルメをストーブであぶって酒を飲むのが楽しい。九州の「クルーズトレイン ななつ星」はラグジュアリーな寝台列車で、1年先まで予約が埋まるほどの人気ぶりだ。そのほかにも地域と連携した取り組みを進めて経営を盛り返した例はある。

ローカルジャーナリストの田中輝美さんの記事を読んだ。欧州では「フライト・シェイム」(flight shame)と言い、気候変動への危機感から燃料を大量に使う飛行機を避けて鉄道などを利用する運動が起きている。ドイツでは鉄道やバスなどの公共交通を月額1,200円で乗り放題にした。オーストリアやニュージーランドも同様の政策を採っている。地球環境に配慮した結果だ。

鉄道を採算性を求める「事業」としてではなく、「資産」と位置付け、公的財源で支え環境負荷を減らすことが、SDGsに基づいた政策ではないだろうか。

【関連】金価格が20年で7倍!北海道で起きるか、令和の「ゴールドラッシュ」

 

image by: Shutterstock.com

米国が画策する中国包囲網。世界最大の連合海軍演習で見えてくる狙いとは

世界最大の連合海軍演習が始まろうとしています。今年は日本も環太平洋連合軍事演習に参加することとなり、その詳細を無料メルマガ『キムチパワー』で、韓国在住歴30年を超える日本人著者が分析し伝えています。

環太平洋連合軍事演習=リムパック、今月末から

今月末に開かれる世界最大の連合海軍演習「環太平洋連合軍事演習(RIMPAC=リムパック)」に米国・日本・オーストラリア・インドのクアッド4か国が参加することが分かった。

米国海軍第3艦隊が主導する今年の訓練には、中国と南シナ海領有権紛争中のマレーシア、フィリピン、ブルネイも参加する。

特に、韓国と日本は歴代最大規模の戦力が参加する。米海軍はこの訓練が「強大国(majorpowers)の攻撃を抑止・制圧」するのに寄与すると明らかにし、一時中国も参加した多国籍海上訓練=リムパックが、対中国牽制の性格を持つのではないかという分析が出ている。

米海軍によると、6月29日から8月4日までハワイ一帯とカリフォルニア南部海上で開かれる今年のリムパックに26か国約2万5000人の兵力が参加する。水上艦38隻、潜水艦4隻、170編の軍用機が動員され、9国の陸軍も参加する。

韓国海軍も将兵1,000人余りと馬羅島艦、世宗大王艦、文武大王艦の艦艇3隻、潜水艦1隻、海上哨戒機1台と海上作戦ヘリコプター2台など1990年初参加後最大戦力を送る。

日本の海上自衛隊も、リムパックを控え、「自由で開放されたインド・太平洋の実現」に向け、艦艇3隻、潜水艦1隻、ヘリコプターと兵力を派遣すると明らかにした。日本は今回初めて軽空母を送ることにした。

隔年で開かれるリムパックは、「ファイブアイズ」(米国・英国・カナダ・オーストラリア・ニュージーランド5か国の軍事情報同盟)が1971年に始めた。

災害対応と海上安保確保などを目的とする多国籍海上訓練で、2014年と2016年には中国人民解放軍も参加した。

【関連】20年でGDP世界順位を26位も落としている日本はもはや後進国なのか?

しかし、2018年に米国が南シナ海の軍事要塞化を問題視して中国を招待しないことにし、今年クアッド4国と南シナ海諸国が参加することになった。

120人の乱交パーティーが摘発。浜名湖の貸別荘で“好き者”たちが酒池肉林、なぜ逮捕者は4人だけなのか?

コロナ禍をものともせず120人規模で行われていた乱交パーティーが摘発された。パーティが行われたのは自然あふれる静岡県・浜名湖の貸別荘。主催者の自称・自衛官と自称・看護師の2人は静岡県警に公然わいせつほう助、その他に参加者の男女2人の計4人が逮捕された。

コロナ禍の中で過去最大規模の乱交パーティー

パーティが行われたのは11日と12日で、インターネットの掲示板で参加者を募っていたという。費用は男性が会費1万円で、女性は無料。過去、2010年に香川で摘発された「四国の乱」と呼ばれる乱交パーティーでは53人が参加しているが、今回はそれよりも倍以上の参加者であり、摘発された中でも最大規模となる。

しかし、乱交パーティーといっても、普通の人がイメージするのは数人程度。なぜ摘発されたグループは120人もの男女を集めることができたのか。

乱交パーティーは参加者たちの満足度が高くないと継続は難しいと言われている。裏を返せば、ルールがしっかりして誰もが安心して参加できるパーティーは口コミで評判になり、“好き者”たちの間で広まっていくという。

今回摘発された乱交パーティーはそうした意味でかなり評判が良く、リピータ―が続出。いつのまにか100人を超える人数に膨れあがったようだ。

乱交パーティーの摘発は、ほとんどが匿名による通報によるものだといい、参加者から秘密が洩れている可能性が高い。人数が多くなればなるほど、秘密が漏れるリスクも高くなるのは当然といえるだろう。

「乱交パーティーは男女の同意で行われる性行為なのだから犯罪ではないのでは?」と思う人も多いかもしれない。とはいえ、少なくとも日本の刑法では複数の人がいる前で全裸になったら、公然わいせつ罪になる。

現にこのパーティでも2人の男女が公然わいせつ罪で逮捕された。ちなみに「わいせつ」の基準は全裸かどうかだといい、衣服を1枚でも着用したらセーフ。そのため、今回は120人も参加していながら、逮捕者が2名に過ぎなかったのだ。

主催者側は全裸になる手助けをしたということで公然わいせつ罪幇助の罪になる。

ちなみに主催者は現在ネットで画像や個人情報が特定されてしまっている。いくら参加費1万円の収益が入っても、あまりに“割に合わない”犯罪だ。

【関連】芸能人御用達のハプニングバー摘発で男女10人逮捕。“わいせつ行為中”に警察30人突入、なぜ渋谷の有名店が今狙われたのか

売春?公然わいせつ罪?危険なパーティーへの参加

夜の裏情報に詳しい裏モノジャパンの記事によると、「乱交パーティー」を名乗る団体でホンモノはほんの一握りで、実はほとんどが売春目的だという。

主催者側に会費や参加費を渡しているつもりが、実は女性参加者は風俗嬢であり、主催者が裏でお金を渡しているというからくりだ。となると、乱交に参加したつもりなのに、知らないうちに買春に手を出していることになる。

2020年に大阪市で摘発された乱交パーティーの主催者は裏で女性参加者に金を渡しており、売春防止法で逮捕されていた。女性参加者も参加ではなく仕事として認識していたという。一方、男性参加者は買春だったという認識はなく、罪状は公然わいせつ罪だった。

【関連】星野源、新垣結衣から“おあずけ”で性欲我慢の限界?別居婚にストレスMAXで下ネタ爆発か

ホンモノにせよ、ニセモノにせよ「乱交パーティー」には危険がいっぱい。楽しむのは映像作品の中だけにしておいた方がいいかもしれない。

プーチンでもゼレンスキーでもない。ウクライナ戦争の真の勝者

ロシアによる軍事侵攻から100日を超えてなお、激戦が続くウクライナ紛争。当事国のみならず世界の人々がさまざまな負の影響を被りつつある中、異常とも言えるしたたかさを発揮する国が存在しています。今回のメルマガ『最後の調停官 島田久仁彦の『無敵の交渉・コミュニケーション術』』では著者で元国連紛争調停官の島田久仁彦さんが、この紛争を自国の利益拡大に巧みに利用するトルコの「暗躍ぶり」を紹介。さらにウクライナ戦争後に世界を襲いかねない、ある深刻な事態を記しています。

 

ウクライナ戦争は起死回生のチャンス?トルコ外交の賭け

「ああ、またウクライナのことか…」
「いつ戦争が終わるのかなあ?しかし、それよりも最近、いろんなものが値上がりしていない?」
「ウクライナの人たちにはシンパシーを感じるし、ゼレンスキー大統領もよく頑張っていると思うけど、そろそろ飽きてきたなあ」

最近、囁かれるのは世界で進む“ウクライナ疲れ”の声です。

2月24日にロシアによるウクライナ侵攻が起きてからしばらくは、

「プーチン大統領はひどい」
「ウクライナは思いのほか、持ちこたえているなあ。応援しないと」
「ウクライナの人たちと連帯しよう」

と熱狂と興奮が世界を席巻し、同時にロシア批判の波も広がりました。

ロシアは欧米諸国とその友人たちからの制裁を受け、一見、国際経済からも切り離され、「ロシアもいつまでもつかな」との賭け事まで始まる始末でしたが、欧米諸国が武器を供与し、武器の性能もアップグレードを続けても、一向にロシアが諦めることはなく、戦況が一進一退の状況に陥るごとに、徐々に興奮は冷め、ついには飽きがやってくる事態が目立ってきました。

冒頭の表現は、最近よく耳にするようになったそのような「ウクライナ疲れ・飽き」の心境を表した例です。

その一因として、ウクライナ政府からの“くれくれ”攻撃への呆れを先週号で指摘し、ウクライナ問題に対する欧米諸国とその仲間たちの結束の揺らぎについてもお話ししました。

【関連】バイデン訪日後に急変。米国がウクライナ援助を“様子見モード”に替えた裏事情

イタリア・ドイツ・フランスは、軍事的にロシアを追い詰めるためのウクライナ支援から、和平交渉への転換を主張しだし、しばらく絶っていたロシア政府およびプーチン大統領との対話を再開しました。

英国については、表面的にはハードライナーの立場を強調していますが、BBCなどを用いた情報操作が次々と明らかになり、情勢のポジティブ面を誇張し、成果を過大に宣伝している疑いが指摘されるようになってきました。

理由はジョンソン首相の延命のため、彼のリーダーシップをアピールする手段ですが、それがついにアメリカ政府にもばれ、呆れられる始末とのことです。

つまり、英国のウクライナ支援も、いろいろな綺麗ごとではなく、あくまでも内政的な問題と思われます。ジョンソン首相の失態を隠すだけでなく、戦争の長期化によって英国経済と消費者に訪れる損失を覆い隠すために過ぎないことが、大西洋にも、ドーバー海峡にも、何とも言えない隙間風を吹かせています。

ではアメリカ政府はどうでしょうか?

まず議会は今でもウクライナへの支援を増大させ、Stand with/by Ukraineをアピールし続け、対ロ抗戦のためにウクライナに提供する武器のレベルも増大させています。

それに対してホワイトハウスは、口先ではStand with/by Ukraineを続けていますが、戦争の長期化が欧米の結束を弱め、ロシアを利することになるのではないかとの懸念が出てきたのか、プーチン大統領への“配慮”とも取れる動きを取っています。議会がOKしたウクライナへの射程の長い兵器の供与には表面的に合意しつつも、「ロシア領への攻撃に用いることは許容しない」というメッセージを付け加えてブレーキをかけ、ついには「プーチン大統領の体制転換を狙わない」とまで発言して、プーチン大統領をこれ以上苛立たせないようにという方針転換が行われています。この点でフランス・マクロン大統領と期せずして歩調を合わせることになっています。

 

天安門事件の新たな犠牲者か。消えた中国人インフルエンサーの謎

死者数1万人以上との説もある天安門事件の発生から今年で33年。中国では徹底した情報統制により事件自体が「なかったこと」とされていますが、当局による監視は強まるばかりのようです。今回のメルマガ『黄文雄の「日本人に教えたい本当の歴史、中国・韓国の真実」』では台湾出身の評論家・黄文雄さんが、天安門事件の前日にあたる今年6月3日に起きた「不可解な事件」を取り上げ、詳細をニュース記事を引きつつ紹介。その上で、この事件からも窺い知ることができる「中国が覇権国家になれない決定的な理由」を記しています。

※本記事は有料メルマガ『黄文雄の「日本人に教えたい本当の歴史、中国・韓国の真実」』2022年6月8日号の一部抜粋です。ご興味をお持ちの方はぜひこの機会に初月無料のお試し購読をどうぞ。

プロフィール:黄文雄こう・ぶんゆう
1938年、台湾生まれ。1964年来日。早稲田大学商学部卒業、明治大学大学院修士課程修了。『中国の没落』(台湾・前衛出版社)が大反響を呼び、評論家活動へ。著書に17万部のベストセラーとなった『日本人はなぜ中国人、韓国人とこれほどまで違うのか』(徳間書店)など多数。

 

【中国・台湾】天安門事件を知らぬ若者のうっかり言動が命取りに

台湾で天安門事件の追悼集会 香港撤去の像再現 「かつての香港」思いはせる

中国政府によって、香港は言論の自由や香港人による自治権が奪われましたが、その結果、毎年行われていた天安門事件の追悼集会ができなくなりました。その代わりに台湾で追悼集会が行われるようになっています。記事を引用しましょう。

中国政府が民主化運動を武力弾圧した天安門事件から33年を迎えた4日夜、台北市内で追悼集会が開かれ、香港で撤去された同事件の犠牲者を悼む像の複製が披露された。集会に参加した香港からの移住者は、台北での集会には天安門事件を追悼できた「かつての香港」を悼む意味もあると語った。

 

香港国家安全維持法(国安法)施行以降、反体制的な言動を取り締まる動きが強まる香港では天安門事件の追悼集会が開催できなくなっている。この日の台北での集会には香港からの移住者も駆け付け、会場では広東語が飛び交い、参加者は「光復香港(香港を取り戻せ)」などと声を上げた。

 

集会で披露されたのは昨年、香港大から撤去された「国恥の柱」の複製。作者であるデンマークの芸術家から許可を得て、3Dプリンターで制作された。主催団体「華人民主書院協会」の曽建元・理事長はこの像について、香港が天安門事件を忘れないという思いを台湾が引き継ぐことの象徴だとしている。

台湾で天安門事件の追悼集会 香港撤去の像再現 「かつての香港」思いはせる

これに対して、蔡英文総統はフェイスブックで「天安門事件の集合的記憶が香港から組織的に消されていると指摘」しました。

1989年6月4日に起こった天安門事件は、専制政治による弾圧の象徴として、主に香港を中心に語り継がれてきましたが、ここ数年はコロナを理由に追悼集会は禁止されていました。7月1日には、行政長官が警察出身で中国寄りの李家超氏に交代する予定となっており、そうなったら追悼集会などもってのほかでしょう。

これを受けて、今年は香港から台湾に移住した人々を中心に、台湾で追悼集会が開かれました。それが冒頭の報道です。台湾は、言論の自由も行動の自由も保障されています。これからは、毎年台湾で追悼集会が開かれることでしょう。

 

だから国民から支持されない。左派野党が起こしている論理矛盾

昨秋の衆院選では自民党の圧勝を許し、7月に控えた参院選に向けても存在感をアピールできずにいる左派野党。なぜ彼らは国民の支持を得ることができないのでしょうか。その原因の1つとして左派野党の「ダブルスタンダード」を挙げるのは、立命館大学政策科学部教授で政治学者の上久保誠人さん。上久保さんは今回、彼らの「9条」と「基本的人権」の扱いの違いを取り上げ、そこに論理矛盾が起きていると指摘。さらに左派野党が現状から脱却するために取るべき戦略を提示しています。

プロフィール:上久保誠人(かみくぼ・まさと)
立命館大学政策科学部教授。1968年愛媛県生まれ。早稲田大学第一文学部卒業後、伊藤忠商事勤務を経て、英国ウォーリック大学大学院政治・国際学研究科博士課程修了。Ph.D(政治学・国際学、ウォーリック大学)。主な業績は、『逆説の地政学』(晃洋書房)。

参院選を前に、野党の「憲法改正」に関する公約をダメ出しする

7月の参議院議員選挙では、「憲法改正」が重要な争点となる。ロシアのウクライナ侵略を契機に、北朝鮮のミサイル開発、台湾海峡のリスクなど日本を取り巻く安全保障環境の悪化への不安感や恐怖感も高まっているからだろう。

自民党は、参院選の公約で憲法改正を「重点項目」に位置付けている。岸田文雄首相は、憲法9条の改正について「現実的な課題であり、早期実現が求められる」と述べた。自民党は参院選に勝利して、連立与党の公明党や、改憲に協力的な野党の日本維新の会、国民民主党とともに、改憲の発議に必要な衆参両院での3分の2以上の議席を確保し、24年の改憲発議、25年の国民投票実施で改憲を実現するシナリオを描いている。

衆院の憲法調査会は、開催の回数が増えた。従来は、「国民投票法」など憲法改正の「手続き」に関する議論が中心だったが、緊急事態が発生した時に、政府への権限の集中と国民の私権を制限することを認める「緊急事態条項」の是非が議論されるようになっている。

このような状況において、日本維新の会に注目が集まっている。維新の会は、昨秋の衆院選で議席を3倍以上に増やす躍進を果たした。この勢いを維持して、参院選で改選議席の倍増、次期衆院選で野党第一党の座を立憲民主党から奪うという野心的な目標を打ち出している。

維新の会は参院選で、改憲について自民党を超える踏み込んだ提案をしている。憲法9条に自衛隊を明記し、防衛費を国民総生産(GDP)比2%へ倍増することで、国民を守るための「積極防衛能力」を整備する。そして、「米国の核兵器を日本に配備し運用する『核共有』政策を含めた拡大抑止の議論を日米間で開始する」と訴えている。

維新の会は、改憲・安全保障政策に対する積極的な姿勢を示すことで、右派・保守層の支持を獲得することを狙っている。また、大阪を中心とする「地域政党」から確固たる「国家観」を持つ全国政党への脱皮を図ろうとしている。

この維新の会の姿勢を、自民党は基本的に歓迎しているようだ。維新の会がさらに議席を増やして、自民党と維新の会だけで改憲発議可能な議席を確保できるようになれば、公明党と連立を組む必要性がなくなるからだ。自民党にとって維新の会は、改憲にやや消極的な公明党を強烈に牽制するカードとなっている。維新の会側も、将来的な自民党との連立の可能性を否定していない。

罰則も処罰もなし。問題教師を付け上がらせるいじめ防止法の欠陥

いじめの根絶を目指し、2013年に施行されたいじめ防止対策推進法。しかし同法には、「不備」とも言える点もあるようです。今回のメルマガ『伝説の探偵』では、現役探偵で「いじめSOS 特定非営利活動法人ユース・ガーディアン」の代表も務める阿部泰尚(あべ・ひろたか)さんが、いじめ防止法に罰則・処罰がないために教育現場で頻発している問題を紹介。さらにこれまでさまざまないじめ事案を解決してきた専門家の目線で、この法律に罰則規定を設けるか否かについて考察しています。

 

もっとこどものことを考えよう!

「第三者委員会を設置したとしても、不安でしかない」

このような相談が、重大事態いじめの被害側から、あまりに多く寄せられている。

例えば、大阪堺市の中学2年生の女子生徒が自死した事件の調査委員会は、いじめを数件認めたものの、自死までの期間が空いたこと理由に因果関係を見出せないとしている。

山形県酒田市いじめ自死事件では、いじめを自死の主な原因とはしなかったが、一定の因果関係を認めたと報道されたが、教育委員会が遺族に対し、報告書の内容を他言しないように書面への署名押印を求めたことが報じられている。

いわゆる不信感が募り、各報道からご遺族や被害側の声を聴いて不安になってしまうというのだ(ご遺族や被害側の声が悪影響ということではない)。

重大事態いじめになるまでのハードル

そもそも、生命や財産など深刻な被害が認められる「重大事態いじめ」の被害者は、被害を受けて速攻で被害を訴え出るというケールの方が稀であり、私が知り得る限りでは、数年間の被害を積み重ねて、我慢に我慢の上で訴え出ているケースが大半なのである。

その中には、担任への相談やそもそもいじめを発見するために行われているアンケートに、「いじめがある」とチェックしたり、その詳細な内容を書いて報告しているのに、スルーされて諦めてしまったというのはざらにあり、私のところに来るケースでは、証拠形成などを必要とすることが多いから、「それ証拠あんのか?」と難癖をつけられているものばかりである。

つまり、「いじめられています」と申告する段階から心理的なハードルを含め、申告自体にハードルがあるのだ。

さらに、重大事態いじめ等が認められていくには、実務上は年間通算で30日以上の欠席という不登校が認められることを、条件のようにしている教育委員会が大半であり、事案を丁寧にみて、その深刻さから不登校になっていなくても、積極的に認めていくという姿勢は正直みとめられないのだ。

一方で、環境変化により学校への復帰を求めて被害側が転校したいという希望を出している場合では、重大事態いじめとせず、第三者委員会の設置要望もしないことを転校の条件に出していくケースすらある。

つまり、いじめ防止対策推進法上の条件や解釈、重大事態いじめのガイドラインにおいて、その要件を満たしており、被害者側が重大事態いじめとして対応をしてほしいという要望をしても、そこは大きなハードルがあるのである。

また、法の要件やシステムがあるのだから、自動的に「重大事態いじめ」の対応に切り替わるものだと考えている保護者も多くいるが、まず自動的に対応が変わるということはない。申告して、要望して、交渉して、やっとのことで、「重大事態いじめ」になるわけだ。

 

コロナの痛手もインフレも放置。岸田政権が推進する日本の貧困化

国会の会期末恒例の内閣不信任決議案は野党すらまとまらずにあっさりと否決されました。メディアは法案審議などには無関心。政党も議員も心は既に閉会後の参院選に向いているようです。そんな“無風”の今国会の状況を嘆くのは、メルマガ『室伏謙一の「霞が関リークス」増刊号』著者で国会議員、地方議員の政策アドバイザーを務める室伏謙一さん。原材料価格の上昇と円安によるコストプッシュ型のインフレが進み、コロナ禍から続く国民と事業者の困窮を放置。一切対策を打ち出さない岸田政権を「ノー天気」「お花畑思考」と痛烈に批判しています。

 

貧困体験を「商品化」する悪しき傾向が日本を衰退させる

来週15日の会期末を控えて通常国会も終盤を迎え、国会論戦は熱を帯びているかと思いきや、無風、凪、春先の日中のような暑くもなく寒くもなくのほほんとしていられる気候のような状況です。立憲民主党等の一部野党は衆院議長及び内閣の不信任決議案を提出しましたが、こちらも盛り上がりにかけ、いつもの会期末の風物詩以下のような扱いです。

それもそのはず、国民の注目がコロナからウクライナにシフトし、こと更にウクライナや「国際社会」なる実態のないものとの連携を強調する以外、岸田政権は特段何もしていない(実はトンデモ法案は提出されているのですが、意図的なのかほとんどメディアでは取り上げられていないようです。)ですし、国会論戦が紛糾することもほとんどなく、淡々と時が過ぎていっているかのような状況ですから。

そうした中で、新型コロナの感染蔓延に対応するためと称した緊急事態宣言やまん延防止等措置を濫発したにも関わらず、緊縮脳に特に囚われた菅・岸田両政権は、国民・事業者に対する有効な支援策は講じず、困窮状態は深刻化しているところに、輸入物価の上昇によるコストプッシュ・インフレが襲いかかり、ジワジワとその影響を広げています。コストプッシュ・インフレは、家計のみならず、輸入物価の上昇を、何らかの形で転嫁せざるをえない事業者にも多大な影響を与えます。

それに対する有効かつ短期的にできる対策は、消費税減税、ガソリン税のトリガー条項の凍結解除、そして国民に対する一律給付ですが、岸田政権は一切やる気はなく、国民・事業者が困窮しようとお構いなし。それよりも「2025年PB黒字化」という緊縮教の絶対的教義を守り、達成することが大事なようです。

こうした中で、我が国の貧困化はより深刻化していっています(にも関わらず、投資して資産倍増!などと抜かしている岸田政権はどこまでノー天気、お花畑思考なのかと思います)。

しかし、今に始まった話ではなく、数年前からの話ではありますが、自らの貧困体験をある種「商品化」して、それを起爆剤というかバネにして有名になろう、のしあがろうという動きが、芸能界を中心に出ているように思います。私は子供の頃こんな悲惨な生活をしていた、〇〇も食べていた、こんなところに住んでいたといった話、テレビ番組のみならず、ネットでもご覧になったことがあるのではないでしょうか。

 

20年でGDP世界順位を26位も落としている日本はもはや後進国なのか?

国内総生産(GDP)はアメリカ、中国に次ぐ第3位に位置する日本。この順位だけ見れば豊かな国と思われがちですが、平均的な豊かさを示す指標として使われる、GDPを人口で割った「一人当たりGDP」でみれば日本は30位。深刻化していることがわかります。そこで今回は、無料メルマガ『キムチパワー』の中で、韓国在住歴30年を超える日本人著者がデータを詳細に分析していきます。

20年で2位から28位に転落

バブル経済が崩壊した1990年、日本の1人当たり国内総生産(GDP)は2万5,896ドルで世界8位だった。韓国は6,610ドルで42位、日本との差は4倍あった。

2000年、日本の1人当たりGDPは3万9,173ドルで世界2位まで上昇した。韓国は1万2,263ドルで10年ぶりに2倍増えたが、世界順位は35位だった。日本との差も3倍を超えていた。

2021年、日本の1人当たりGDPは3万9,340ドルで世界28位、韓国は3万3,801ドルで世界30位だった。韓国が日本を目前に追い上げることができたのは、1人当たりGDPが20年間で3倍近く増えたためでもあるが、日本の停滞が深刻だったのがより大きかった。

2012年、4万9,175ドルまで増えた日本の1人当たりGDPは、9年ぶりに19%減少した。世界順位が20年ぶりにこのように墜落した国は先進国の中で日本が唯一だ。

世界3大経済大国、先進7か国(G7)の一員である日本内部でさえ、「あっという間に後進国になった」(2021年4月9日、日本経済新聞)や「衰退途上国であり発展停滞国」(寺崎彰情報通信振興会理事長の2021年産経新聞寄稿文)という嘆きが出る理由だ。

国内総生産(GDP)の256%まで増え、G7の中で断然最悪の国家負債比率は、日本の未来も明るくないことを警告している。

デジタル技術力順位27位(韓国8位)、電子政府順位14位(韓国2位)、総合国家競争力順位31位(韓国23位)など未来競争力部門で日本は到底先進国とは言えない成績表をひっさげている。

国際連合(UN)の2021年持続可能な発展達成度でも、日本は19位(韓国27位)と毎年順位が下がっている。

日本経済新聞は「中国がリードしている第5世代(5G)通信規格競争には参入できず、特技だった半導体は米国・韓国・台湾に遅れをとった」として「電気自動車転換がかなり遅れたうえに新再生エネルギー分野は欧州・中国との格差が大きく広がった」と指摘した。

福島原発事故を経験しても「環境後進国」のレッテルを免れなかったという自省も出ている。日本は世界5位の二酸化炭素排出国だが、時代の潮流である脱石炭社会の実現を宣言したのは120番目だった。

星野源、新垣結衣から“おあずけ”で性欲我慢の限界?別居婚にストレスMAXで下ネタ爆発か

昨年5月に新垣結衣(33)との結婚を発表した星野源(41)。7月22日公開予定の映画『GHOSTBOOK おばけずかん』で、2人は結婚後に初コラボをする。新垣も星野も忙しく、仕事は順調。その一方で、相変わらず夫婦生活の中身が見えてこないが、そんな現状に星野はある不満を抱えているようだ。

星野源の下ネタ加速は新垣結衣の“おあずけ”が原因?

過激な下ネタが人気だった星野源の深夜ラジオオールナイトニッポン。しかし、結婚後は妻である新垣結衣にあらぬイメージがついてしまわないようにと配慮して、すっかりおとなしくなったと6月8日の「女性自身」が報じている。

星野源と同じ事務所で下ネタが話題だった福山雅治も結婚が決まるとオールナイトニッポンを引退。やはり、星野源といえども結婚後の下ネタは封印せざるを得ないのか……と思いきや、実際はまるでそんなことはないようだ。

ラジオ業界ではこれから聴取率を意識した「スペシャルウィーク」という強化期間に入るが、星野のオールナイトニッポンはとんでもない“ド”がつくくらいの下ネタ企画を用意。あえぎ声の音声データを流す「A-1」グランプリを約5年ぶりに開催すると発表した。

他にも、人気コーナー「夜の国性調査」では、思い出深い性体験を相変わらず募集しており、下ネタを封印どころか、加速しているようにさえ感じる。

妻である新垣を大事に思うことはわかる。しかし、星野から下ネタを取り上げてしまっては、せっかくの魅力もどこか物足りなくなってしまう。何より星野自身が一番楽しんでいるし、リスナーもそれを期待しているに違いない。

「下ネタはラジオの醍醐味のひとつ。テレビでは一切そんなことを言わないパーソナリティーも、ラジオになるとなぜか下ネタばかりになる人も多いです。星野さんも大好きですからね。ただ、新垣さんが忙しくて夫婦生活の“おあずけ”をくらい、星野さんの性欲が爆発寸前なのでは?なんていう声もあるようです」(スポーツ紙の芸能記者)

あまり夫婦の話題に触れることがない星野だが、関係は良好で何も心配はないようだ。とはいえ、お互いに仕事で忙しく、別居婚状態が続いたままだとみられている。

もしかしたら、なかなか叶わない夜の営みのストレスを大好きな下ネタで星野は発散させているのかもしれない。

【関連】新垣結衣、引きこもり生活は星野源が原因?『鎌倉殿』の後は再び充電期間へ、本格的な“妊活”スタートか

下剋上リア充男はファンを裏切らない

そんな2人が携わり、結婚後“初タッグ”を組む作品として話題になっている映画『GHOSTBOOK おばけずかん』。新垣が出演し、星野が主題歌を担当しているが、実は結婚前の2020年に発表されており、映画を宣伝するためのあざとい話題作りというわけではなさそうだ。

星野は福山や菅田将暉のようにずっとモテ男で今日の地位を築いたワケではなく、小学3年生のときに消しがたい黒歴史があった。

体育のマラソン中に大便を漏らしてしまい、担任の女性教師に下半身を丸出しのままホースで洗われたという。しかも、その様子をクラス全員に見られていたというから、なかなかハードな思い出だ。

しかし、初めて出演した映画「69 sixty nine」のオーディションではその時の経験を告白して合格。偶然にも大便を漏らす役で、初めて漏らしてよかったと思えたという。

【関連】木村拓哉はドケチなのか?ドラマ撮影現場のある行動が物議&NGワード解禁で見せる本当の姿

気合いを入れて臨んでいたNHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』での出演も終わり、映画PRの稼働が終わればその後は大きな仕事が入っていないとみられる新垣。ようやく夫婦水入らずの時間ができることで、念願の同居と子作りのチャンスが訪れるかもしれない。