なぜだ?1カ月ご飯をよく噛んで食べるだけで人間関係が良くなる理由

いくつになっても、人間関係の悩みって尽きないですよね。無料メルマガ『音多秀茂の【富と成功の5つのタネ】』の著者・音多秀茂さんは「相手を変えるにはまず自分が変わること」が必要で、そのためにまず見直すべきは「自分の食事のとり方」だと意外なことをおっしゃっています。一体どういうことなのでしょうか…?

本当に良い人の特徴とは?

人間関係の悩みを解決する為に良く聞くのが「相手を変えるにはまず自分から変わる」といった「主体変容」の考え方です。でも、そう言われても早々に自分を変えられる人もいませんよね。何故なら「自分が変わる!」といくら決断した所で、数分後には忘れてしまうから。いや、ホントです。私もそうですから。なのでこうした教えには、セットで「何を、どうやって、いつやるか?」といったステップや仕組み化が必要となります。

あなたは人間関係を良くする為に、自分を変える、もしくは最適な状態に保つ仕組みを何かお持ちですか?というわけで今回は、私が現在続けている、今すぐ始められ、しかも一生使える効果的な方法をお伝えしたいと思います§^。^§。

本当に自分を大事にしているか

私が初対面の相手がどんな人なのか、を中身から判断する際の材料は、服装や姿勢など様々ありますが、中でも最近一番気になるのがその人が「本当に自分を大事にしているか」ということ。

特に注目するのはその「食べ方」で、これ、別にマナーとか所作が綺麗とかはどうでもいいんですが(ま、良いに越したことはありませんが)、見ているのは食べ物の扱い方と口に入れてから飲み込むまでの動きです。

「音多さん、そんなにジロジロ見ないで下さい…」

いやいや、別にまじまじ見るんじゃありません(笑)。そしてこれで人の良し悪しを判断しているわけでもありません。なんとなく見て「あ、そういう人か」とその人の一部を捉えるわけです。そして今日のテーマ「主体変容」で肝となるのが、後者の、「口に入れてから飲み込む迄の動き」なんですね。

ここで口に入れた食べ物を

・しっかり咀嚼し
・味わい
・後工程となる胃へ優しく送り出す

ということが出来ている人を見ると「あ、この人自分を大切にしているな~」と思います。何故なら逆にろくに噛まず、味わうこと無く、機械的に胃にドカドカ食べ物を流し込む人は、少なくとも自分の身体との関係が出来ていない、と考えるから。

なので、頑張っているけど人間関係が良くならない、上手く出来ない、他人に迷惑をかけてしまうという方は手始めとして、食事の際に上記したように食べ物を飲み込むことを心がけて下さい。目的は「自分に優しくすること」です。

健康も人間関係も、その健全さの全てを築くのはまず自分から。そして自分とはその肉体です。他人に迷惑をかけない人間になるには、まず自分に迷惑をかけない人間になることが一番です。だからまずは、自分の身体と良い関係を築くことが先決で、それが出来れば自然と他人も大事にできる自分に変われるはずなんですね。

これは1日3回毎日実践出来ますから、始めに挙げた課題の仕組み化はクリアできますね。こうした意識を1ヶ月でも続けてみて下さい。すると何も意識せずに過ごした場合と比較して、驚くほどの主体変容が達成されるはずです。

image by: Shutterstock

 

元旅行誌編集長が明かす、「現地取材していない記事」の見分け方

先日掲載した記事で「出版不況で旅行雑誌の紹介記事の質が落ちている」という現状を暴露した、元旅行雑誌編集長の飯塚玲児さん。最近の雑誌は、現地へ取材に行くことなく書いた記事も多いとか。飯塚さんは、自身のメルマガ『『温泉失格』著者がホンネを明かす~飯塚玲児の“一湯”両断!』で、本当に現地へ取材にいったかどうかがわかるを。信頼できる旅行雑誌を選ぶ基準にすることができますよ。

旅行雑誌のウラ読み術(2)

前号の続きである。 前号では、旅行雑誌業界の取材の現況について書いた。

売れない訳だ。大手旅行誌の元編集長が暴露する出版不況「負の連鎖」

出版不況が、紹介記事の質を落としているということを紹介した。今号は、そうした旅行雑誌の記事の中で、正しい情報を読み解くには、どういったこと、どういった表現に気をつければいいか、を解説しよう。

温泉の紹介記事は、一般的には写真と文章で成り立っている。

僕はカメラマンでもあるのだが、まずは、本業である文章について書く。

旅行雑誌の文章表現には、ある「宿命」というものが存在する。

それは難解な言葉を使えないということだ。

読んで楽しく、平易な文章を求められる旅行雑誌では、論文のような漢字ばかりの難しい記事は読んですらもらえない。 すると、どうしても語彙が限られてくる。 つまり、表現が似てくるのである。

たとえば料理を紹介する表現の常套句は、「四季折々の料理」「季節ごとの食材を盛り込んだ」「温かいものは温かく、冷たいものは冷たいままで」などがお馴染みである。

こうした表現ばかりが連続している記事というのは、取材が甘い、あるいは現地に足を運んでいないということが考えられる。

つまり、詳しく書くことがないから、曖昧な言葉で逃げを打っているのだ。

また、詳しく紹介すること、書くことがないということは、それだけその宿や施設ならではの魅力が乏しい、ということにもなる。

こういう記事で紹介されている宿や施設には注意が必要である。

同じような内容の料理でも「春はウルイや山ウドなどの山菜、夏は鮎、秋は松茸、冬はシシ鍋など」というふうに具体的なことが書かれていれば、1行プラスくらいの文章量でも明確な魅力を伝えることができる。

さらに「春のサヨリ、夏の岩ガキ、秋から冬のカサゴなど、旬の食材に“走り”と“名残”を盛り込んで、料理からも季節を楽しませてくれる」なんていう書き方になれば、ぐっと高級感も増しておいしそうな雰囲気になってくる。 こういう表現はキチンと取材をしていないと書くことが難しい。

僕自身は、料理に関して“おいしい”という言葉を使わないように心掛けている。 味の好みは個人的なもので、千差万別だからだ。

それに、自分がおいしいと思ったことを表現するのに、ただ「おいしい」と書いたのでは、プロのライターの名が廃るというもの。

それよりは、どんな食材をどういう風に調理してあって、舌触りや歯応えはどうなのかを書いた方が、読者にとってはずっと味のイメージをしやすい。こういうことを書くためには、やはり実際に味わわないといけない。

逆に言えば、そうした味わった人間にしかわからない表現で書かれている記事は信頼に足るといってもいいだろう。

巌流島に行かず武蔵を作り吉良邸から泉岳寺を歩かず忠臣蔵を語る三流

「百聞は一見に如かず」という言葉がありますが、ビジネスの場においても「実際に足を運ぶ」ことが大きいと言うのは無料メルマガ『ビジネス発想源』の著者・弘中勝さん。巌流島や忠臣蔵を巡るエピソードを交えながらわかりやすく解説してくださっています。

まず行く行動力

私の生まれ育った場所は、福岡県北九州市の門司港という場所で、山口県下関市と関門海峡を挟んだ場所にある、九州の玄関口とも言える場所です。

この関門海峡には、多くの日本人がよく知る、とても有名な歴史的な場所があります。それは、「巌流島」です。宮本武蔵と佐々木小次郎という2人の剣豪が決闘した場所として有名ですよね。

この武蔵と小次郎の巌流島での対決、何度もテレビドラマや漫画などで題材として取り上げられていますので、私も地元愛から気になってよく見るのですが、大抵は首を傾げる羽目になります。「この作者巌流島に来たことないだろ?」と思ってしまうのです。

というのは、巌流島というのは幅の狭い関門海峡の中にある島なのですが、大抵のドラマや漫画などでは、八丈島あたりの離島のような島なのです。

狭い海峡の中にあるから、巌流島はどんな位置からどんな角度で見ても必ず対岸の陸地が近くに見えるのですが、ドラマや漫画などでは、なぜか水平線が広がっていて遠くのほうから遅れてきた武蔵が小舟でやってきます。

すごく遠くから小舟を漕いでいて、夜明けと共に朝日の中から小さな島が見えてくる、みたいな演出をしている作品が多くて、恐らく朝鮮半島から竹島とかに向かってるんじゃないか、という感じがするんですね。

NHK大河ドラマで「武蔵 MUSASHI」が放送された時、さすがに時代考証に厳しいNHKは大丈夫だろう、と思って巌流島のシーンを楽しみにしてましたが、熊本県の天草あたりの砂浜でロケをしているから、やっぱり海岸線が広がっていて全く違ってました。

もちろん「そっちのほうが画になるから」という演出家のセンスもあるのでしょうが、小倉藩との絡みなど歴史的な背景も考えたら、そんな離島は意味ないでしょ……、と思うわけです。行ってみれば、間違いなくそれがわかるのにな……、と思ってしまいます。

恐らく武蔵関連の作品の制作者は、過去の武蔵関連の作品のイメージを引きずっていて、現地に行っていないか、行っても軽視しているか、ということなのでしょう。

【書評】アイドル本とバカにする人は大損。AKBたかみな流リーダー論

今や日本で知らない人はいないとも言われるアイドルグループAKB48ですが、総監督を務めた高橋みなみさんが、その経験からリーダー論を語る書籍を出版し話題となっています。『毎日3分読書革命!土井英司のビジネスブックマラソン』では、ビジネスマンにとっても学ぶべきポイントが多いとし、「アイドル本だと思って侮るなかれ」と絶賛しています。

 

akb

リーダー論』高橋みなみ・著 講談社

こんにちは、土井英司です。

名著『ビジョナリー・カンパニー2』には、「第五水準の指導者」という概念が出てきます。

これは「謙虚だが意思が強く、控えめだが大胆」なリーダーのことで、同書にはこの指導者の性格がわかる一文が紹介されています。

ある第五水準の指導者はこう語っている。「いつか自宅のベランダから世界有数の偉大な企業の本社をながめて、以前はあそこで働いていたんだと言えるようになりたい」

第五水準の指導者は、自分のためではなく組織のために野心を持ち、組織のために後継者を育て、自らは退くのです。

なかなかこういうリーダーにお目にかかれるものではありませんが、最近、思いがけずリーダーシップについて気づかされた本があったので、本日はそれをご紹介します。

本日の1冊は、AKB48グループ総監督を務めた高橋みなみさんが、リーダー論を語った1冊。

発売直後から売れ続けていますが、読んでみて、その理由がよくわかった気がします。

一番になれなくても腐らず、人の支援をする「リーダー」のポジションを取った著者が、チームメンバーとどう向き合い、チームをまとめていったか。

お恥ずかしながら、気づかされることがたくさんありました。

・アドバイスとは、選択肢を増やすこと
・叱るときには逃げ道を作ってあげる
・リーダーが孤独でいないと、みんなと平等な距離が取れない

いまでもできていないときが多々あるので、本当に勉強になりました。

中国危機という「蟻地獄」に日本も引きずり込まれてしまうのか?

中国経済の悪化を伝える報道を聞かない日がありません。失速していることは事実とは言え、なぜここまで「喧伝」されるのでしょうか。無料メルマガ『ロシア政治経済ジャーナル』の著者・北野幸伯さんは、その裏にアメリカの思惑があると指摘、詳しく分析・解説しています。

中国危機の真因は、習近平改革への失望(WSJ)

中国経済、「もうダメだ!」というのが、世界的コンセンサスになっています。ソロスは、「ハードランディングは不可避だ!」と宣言した。ジム・ロジャーズは、「リーマンショック時よりもっとひどくなる」と宣言した。中国は、世界2位の経済大国。中国の危機が世界に波及し、日本も相当厳しい状況になってきています。

それにしても、この「急転直下」はなんでしょうか? 去年3月、日本以外の親米諸国群は、アメリカを裏切って「AIIB」への参加を決めた。つまり当時は、「中国のAIIBに入っておけば、儲かるぞ!!!」と、どの国も思っていた。だから、親米イギリス、ドイツ、フランス、イタリア、イスラエル、オーストラリア、韓国等々が、遠慮なくアメリカを裏切った。しかし、1年経とうとする現在、なんと大きく変わってしまったことか。もちろん、RPE読者の皆さんは、こうなることをお見通しでした。

今起こっていることは、「AIIB事件」で覇権を中国に奪われつつあることを自覚したアメリカの、「リベンジ戦略」が大きく関わっているのです。詳細はこちら。

リベンジ~AIIBで中国に追いつめられた米国の逆襲

実際、「AIIB事件」後、アメリカメディアで「中国崩壊論」を見かけない日はありません。

「事実」が「情報」として出てくるのは、一般的です。しかし、一方で、「情報事実をつくる」のも、また普通。たとえば、有名エコノミストが、「○○社は、かなりヤバいらしい」といえば、昨日までなんの問題もなかった会社の株でも、暴落するでしょう? アメリカで起こっていること、アメリカが起こしていることは、まさにそれです。

さて、ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)2月17日付も、「中国経済急に悪くなりすぎ!」と指摘しています。

【上海】世界の投資家が中国に抱く心理はいつも、行き過ぎた楽観か極端な悲観かのどちらかに大きく振れていた。

 

ただ、足元の悲観ぶりはこれまでになく極端になっている。

 

この理由は、景気減速では説明がつかない。昨年の公式経済成長率は6.9%と25年ぶりの低水準で、エコノミストの多くは実際の成長率が6%に近いと予想しているが、中国は依然として他の主要国の大半を上回るペースで成長している。

銀行には預金が大量にあり、政府にはまだ財政力がある。失業は低水準だ。

「エコノミストの多くは実際の成長率が6%に近いと予想している」だそうです。私の知る限り、エコノミストの多くは、「せいぜい3~4%だ」と言っていた気がしますが。いずれにしても、「今のリアクションは、ちょっと悲観的すぎないか?」と疑問をもっているわけです。記事は、「その真因」を分析します。

今回、驚くほど悲観的なムードに転じた理由は、経済のパフォーマンス以外のところにある。基本的には中国指導部、つまり、経済運営の手法が理由だ。
(同上)

「基本的には中国指導部、つまり経済運営の手法が理由だ」と。どういうことでしょうか?

習主席は広範な改革を公約した。

 

トウ小平氏に比肩する改革路線を打ち出す習主席は、中国が投資主導から消費主導の成長に転換する中、国家の役割を縮小し、市場に「決定的な役割」を与えるために60項目の計画を発表した。
(同上)

これは、なんでしょうか? 2013年11月9日~12日、共産党第18期中央委員会第3回全体会議(三中全会)が開かれました。ここで「60項目の改革案」が示されたのです。主な内容は、

・私有財産権の保護
・国有独占企業の民営化
・民間資本の市場参入を容易にする
・企業登録の簡素化
・農村の都市の市場化
・中国金融市場を開放する
・戸籍改革(農民の都市部移動を容易にする)
・新たな自由貿易区の設置
・格差是正(低所得者層の所得を増加させる)
・一人っ子政策の見直し

などなど。要するに、欧米企業や投資家が喜ぶ改革案」が発表された。習近平政権への期待は高まりました。ところが…。

【政権批判】古舘伊知郎ら辛口TVキャスターが続々と退陣するワケ

テレビ各局の報道番組の「顔」がこの春、一斉に変化します。様々な原因が囁かれ、識者のコメントなども伝えられていますが、メルマガ『NEWSを疑え!』の著者・小川和久さんはその中の「権力の監視がメディアの役割」という発言に対して「口先だけの批判は監視にならない」と厳しく指摘、さらにジャーナリズムが追うべき責任について記しています。

権力監視? 口先では無理だよ

この春、テレビのニュースに大きな動きがあることは早くから伝えられていましたが、特任教授を務める静岡県立大学でジャーナリズムについて学内講義と市民向けの公開講座を担当している身として、目を離すことができそうにありません。

朝日新聞(2月2日付け)は次のように伝えています。

NHK、テレビ朝日、TBSの看板報道番組の「顔」が、この春一斉に代わる。番組の一新、本人の意思など事情はそれぞれだが、政権への直言も目立った辛口キャスターがそろって退場していくことに、懸念の声が上がっている。

 

3月末にリニューアルするTBS系の「NEWS23」は、メインキャスターの膳場貴子さん(40)が土曜夕方の「報道特集」に移り、新キャスターに星浩・朝日新聞特別編集委員(60)を起用し、放送時間も拡大する。岸井成格(しげただ)アンカー(71)も降板し、4月以降、同局専属のスペシャルコメンテーターになる。

 

ジャーナリストの筑紫哲也さんのメインキャスター時代(89~07年)は2ケタ近い平均視聴率だったが、今年度は5.4%(以下、視聴率はいずれも関東地区、ビデオリサーチ調べ)。午後11時台は報道番組の激戦区で、「NEWS ZERO」(日本テレビ系)の2015年の月曜から木曜の平均視聴率は8.9%。昨年4月開始の「あしたのニュース&すぽると!」(フジテレビ系)は3.6%。「ワールドビジネスサテライト」(テレビ東京系)の昨年の年間平均視聴率は3.5%だ。TBSは陣容一新で報道番組の強化をはかる。

 

テレビ朝日系の「報道ステーション」(月~金曜、午後9時54分)は、メインキャスターの古舘伊知郎さん(61)が契約終了に伴い3月末で降板する。(中略)

そして、その背景を次のように解説しています。

昨年9月、安保法案が参院特別委員会で可決されたことを、「私は強行採決だったと思います」とコメントした古舘さんなど、降板するのは辛口で知られたキャスターたち。3つの番組には最近、政権や自民党から報道内容に対する注文が相次いでいた。

 

14年の衆院選前には、「NEWS23」に生出演した安倍晋三首相が、街頭インタビューの声に偏りがあると批判し、「報ステ」のアベノミクスの取り上げ方を自民党が文書で批判、「公平中立」を求めた。昨年4月には、「クロ現」と「報ステ」の内容をめぐって自民党が局幹部を事情聴取。「直接の原因ではなくても、それぞれが降板へ背中を押す一因になったのでは」と話す放送局関係者もいる。」(中略)

逆風のアベノミクス、この3年間で「何も起こしてない」のになぜ?

さまざまな方面の専門家が言及する「アベノミクス」失敗論。GDPマイナス成長の発表があったことで、さらに非難の声が高まりそうな予感もしますが、メルマガ『冷泉彰彦のプリンストン通信』の著者で米国在住の作家・冷泉彰彦さんは、アベノミクスは良くも悪くも「何も起こさなかった」と結論付けています。その真意とは…?

何も起こさなかったアベノミクス

先々週一週間の世界市場は大変な動揺を見せました。原油安は止まらない気配で、1バレル20ドル台になっていますし、各国の株式市場は大きく下げています。こうした流れの中で、日本でも「円高株安」が大きな問題になりつつあります。

そんな中で、日本経済が混乱したのは「アベノミクス」のためだというような「糾弾モード」の論調も見られます。そして、2月15日(月)に発表された2015年第四四半期(10~12月期)のGDPが前期比でマイナス0.4%、年率換算ではマイナス1.4%という予想外に悪い数字(速報値)となりましたから、益々「アベノミクス」については、悲観論もしくは批判論が拡大しそうなムードです。

ですが、日本経済の現状を見ると、「アベノミクス」に責任を押し付けるのは少々筋違いであったと言わざるを得ません。正確に言えば「アベノミクス」はこの3年間の日本経済に「特に弊害はなかった」一方で「何も生まなかった」、つまり「何も起こさなかった」ということが言えると思います。

一つの証拠は、先々週の日本株の動きです。一時期は2万円をつけていた日経平均が1万5千円を割るというのは確かにショックですし、そもそも一日700円というような乱高下は、見ていてハラハラさせられるのは事実です。

ですが、よく見ていくと日本株が下がっているのは、何も日本経済に絶望しての「投げ売り」が起きているわけでもないし、日本企業の「業績の見通し悪化」によって売られているからでもありません。というのは、トヨタや、ソニーなど日本の規模の大きな企業は、すっかりグローバル化しており、まずNY市場で評価が決まるからです。

そのNY市場で株価が全面安になって2%下がるとします。同時に世界市場が荒れて2%円高になったとします。そうすると、同じ日本企業の株は、NY市場で2%下がった価格を円に倒すだけで「0.98÷1.02≒0.96」、つまり4%下がることになります。更にNYが夜の間に日本市場で売られて1%下げれば、1日で5%の下落ということになります。あくまで円で見ていればそういうことです。

反対に、2%円安になればほぼ自動的に2%株高になりますが、それも「円安で輸出が伸びると好感して」上げたわけではなく、単に「同じ価値を円で換算した」だけということです。どうしてそんなことになるのかと言うと、現在の巨大企業の場合は、収益の源泉は海外であり、収益はドルで確定することが多いからです。それを円で見ればそうなるということです。

では、どうして「アベノミクス」をやったのかというと、私は「やらないよりはやったほうがまし」という考え方に立っていました。基本的には、それでも「円で見れば株高」には間違いないので、株の売却益が内需を後押しするということがあるし、円で見れば「海外からくる利益が大きくなる」ので、その改善分が日本企業の「あくまで円で見た」収益を良く見せるということがあり、その「余裕」を使って「競争力のなくなったものを捨てる」という「損切り」ができると考えたからです。

そして、そのような「円安による余裕」がある間に、日本経済を引き締まった体質、時代の最先端で競争力を持つ体質に変えることができると思ったからです。ですが、基本的には「何も起きない」ことは、ある程度は想定済みでした。なぜならば、それぞれの大企業は「海外での収益は海外に投資する」のが主で、儲かったカネを日本に持ち帰ることはないと考えられたからです。

ちなみに、東芝の苦境は「海外で損を作ると、円安のために円で見ると損が膨張する」という「円安メリットの反対のことが起きたからとも言えます。

いずれにしても、「アベノミクス」のために株安と経済不安が起きたという批判は当たらないと思います。問題があるとすれば「アベノミクス」で余裕がある期間に、日本経済の改革をすべきだったのですが、それができていないということです。その点に対する批判はされるべきですが、円安誘導に関しては、そのために日本経済が傷ついたという批判は説得力を持たないように思います。

 

中国が西沙にミサイル配備した意図とは?エスカレートする米中の攻防

南シナ海のパラセル(西沙)諸島のウッディー(永興)島に、中国が地対空ミサイルを配備していたことが分かった。「なぜこのタイミングなのか」「なぜパラセル諸島なのか」など、この問題にはいくつかの「なぜ」がある。海外の専門家はこれをどのように考えているのだろうか。

アメリカの「航行の自由作戦」がきっかけか

南シナ海の北西寄り、中国の海南島やベトナムの沖合に位置するパラセル諸島は、中国、ベトナム、台湾が領有権を主張しているが、1974年以来、中国が全島を実効支配している。ウッディー島はパラセル諸島最大の島だ。中国は埋め立てによって島を拡張し、島の両側にはみ出す格好で3000メートル級の軍用滑走路を設置している。島には軍の駐屯地や行政施設がある。戦闘機が配備されていると語る専門家もおり、軍事拠点化はすでに相当進んでいた。

それではなぜ今この時期に中国はミサイル部隊を配備したのか。このニュースをスクープしたFOXニュースによると、衛星画像から判断して、今月3日から14日の間に配備されたとのことだ。

配備のきっかけになったと多数のメディアで指摘されているのは、アメリカが南シナ海で行っている「航行の自由作戦」だ。今年1月に実施された際は、パラセル諸島周辺が舞台だった。

「航行の自由作戦」を口実に軍備を拡充?

これには二つの側面があると考えられている。一つは、アメリカなど各国に対して、中国は「自国の領土」を防衛する決意と力がある、と示すための対抗措置だというもの。もう一つは、軍備拡充を正当化する理由として、アメリカの動きを利用している、というものだ。

シンガポールの東南アジア研究所のシニアフェロー、イアン・ストーリー氏は、中国はここ数年間、パラセル諸島で軍事施設を建造し続けている、とワシントン・ポスト紙(WP)で指摘する。そして、報じられている中国の今回の動きが、米軍が実施した作戦への直接的な対抗措置かどうかははっきりしないが、中国政府は「南シナ海でのアメリカの軍事的措置への対抗措置」という名目で、ミサイル配備を正当化しようとおそらく試みるだろう、と語っている。

軍事情報誌「IHSジェーンズ・インテリジェンス・レビュー」のニール・アッシュダウン副編集長も、ドイツの国際公共放送ドイチェ・ベレ(DW)のインタビューで、両側面について語っている。今回の配備は、アメリカと南シナ海で主権を主張する他の国に対して、中国には自分たちの領有権主張を守り抜く能力がある、というメッセージを送ることをおそらく意図したものだと氏は語る。

また、今年6月には、オランダ・ハーグの常設仲裁裁判所が、南シナ海での中国の領有権主張に関する判断を下すとみられているが、中国はそれに先立って南シナ海での既成事実の積み上げを行った、というのが氏の読みだ。

二つ目の側面に関しても、今回の配備は、静かに着々と南シナ海で軍備を整えるという中国の戦略にのっとったものだと氏は指摘している。中国はこの戦略に従い、より有効な軍事システムをより多く各島に配備するのを正当化するため、他の権利主張国とアメリカの外交・軍事活動を利用している、と氏は語る。

まだ実戦配備ではなく、反応をうかがうための「見せミサイル」の可能性も

今回の配備はまだ実戦配備ではなく、演習用で、いわば「見せミサイル」の可能性があると指摘する専門家もいる。豪ローウィ国際政策研究所の国際安全保障プログラムのディレクターのユアン・グラハム氏は、衛星画像では、部隊の活動を支援する軍事施設が写っていないように見えるため、運用中ではない可能性が示唆される、とインターナショナル・ニューヨーク・タイムズ紙(INYT)で語っている。

配備は一時的なものであり、中国は、南シナ海問題の交渉で有利な立場を得ようとしているだけで、同時にアメリカや、オーストラリアなど各国の反応を見定めようと試みているのかもしれない、と氏は語る。「ミサイル配備には軍事的要素があるかもしれないが、シグナル発信という要素もある」と語っている。

中国は本当は何を防衛しようとしているのか

中国の王毅外相が、「中国の人員が駐留する島や礁に、中国が限定的かつ必要な自衛施設を構築することは、国際法上、いかなる主権国家にも認められている自衛権に完全にのっとったものだ」と語っているように、中国は今回の配備に関しても、国防目的であることを強く主張している。

中国外交部の洪磊報道官は17日の定例記者会見で、ウッディー島のミサイル配備に関して具体的な状況は承知していないとしつつ、中国が自国領土の防衛を強化するのは「全く正当なもので道理にかなっている」「いわゆる軍事化とは何ら関係がない」と語ったとINYTは伝えている。

中国がミサイル配備によって防衛しようとしている「自国領土」とは、一次的にはパラセル諸島だろう。しかしそれだけではないようだ。それが「なぜパラセル諸島か」という疑問の答えとなる。

南京大学中国南海協同創新センターの朱鋒主任が、WSJとINYTで語っているところによると、ウッディー島へのミサイル配備は、近辺の中国の軍事施設の防衛力を高めるための当然の措置であるという。その軍事施設とは、海南島・三亜市の中国海軍基地である。氏によると、この基地は潜水艦の根拠地となっており、ゆくゆくは空母の母港になるとみられているという(報道によれば、昨年、約700メートルのふ頭が完成した)。「三亜市は中国海軍の本拠地になりつつある」と同氏は語っている。

CSISのアジア問題のシニアアドバイザー、ボニー・グレイザー氏は、中国は今回の配備をしばらく前から計画していたふしがある、とWSJで語っている。

東南アジア研究所のストーリー氏は、今回のミサイル配備は、中国が南シナ海北部に、ある種の防空識別圏(ADIZ)をついに宣言することの前兆になるかもしれない、とWPで語っている。そしてゆくゆくは、スプラトリー諸島の軍事施設が増強されれば、はるか南方まで拡張されるかもしれない、と語っている。

米中の火花の散らし合いはやみそうにない

今後の見通しについて、IHSジェーンズのアッシュダウン氏は、今回の配備がもし確認されれば、中国が南シナ海での領有権主張で、今年は昨年以上に強硬な姿勢を取るつもりだというしるしになる、と語っている。それによって地域の外交は難しくなるだろう、と語っている。

WSJは、米中間の緊張の高まりに焦点を当てて報じている。両者ともあからさまな対立を望んでいないが、互いの姿勢が固定化しているために、外交解決の選択肢は狭まりつつあり、危険な事態が勃発する可能性が高まっている、と語る。

WPによると、オバマ大統領は米・ASEAN首脳会議後の16日の記者会見で、アメリカは南シナ海での「航行の自由作戦」を引き続き実施すると約束した。一方、中国当局者は南シナ海の防衛能力を今後も強化し続けると語っており(WSJ)、米中どちらも簡単に引き下がりそうにない。

オーストラリア国立大学のアジア太平洋安全保障問題のローリ-・メドカフ教授は、「戦略的なシグナル発信の応酬が悪化することのリスクは、大いに注意する必要がある。特に、計算違いの可能性について」とWSJで語っている。

(田所秀徳)

 

【関連記事】

日本は韓国に負けていた。世界の「パスポート」最新ランキング

199カ国の中で、どの国のパスポートが最強かを比較する「パスポート・インデックス」というサイトをご存知ですか? ここで日本のパスポートは「ランク4」に入っています。このリストにはありませんが、ひょっとしたら1番下のランクかもしれない「世界のパスポート」なるものも存在します。あまり馴染みのない名前ですが、どんなパスポートなのでしょうか?

日本は韓国よりも下のパワーランク4

最新の「パスポート・インデックス」で最もパワフルなパスポートを意味する”パスポート・パワー・ランク1”に輝いたのはイギリスとアメリカです。

この2カ国は147カ国の国をビザなしでいくことができます。

スクリーンショット 2016-02-22 12.21.07

【図:パワーランク1〜5(編集部作成)】

一方、日本はというと「ランク4」に属します。

日本の他にはシンガポール、フィンランド、デンマーク、ルクセンブルク、オランダが並び、ビザ不要の国は143カ国です。

アジアのトップは、なんと韓国

「ランク2」に属し、ビザが不要な国は145カ国です。

日本よりランクが上なんて、ちょっと意外です

ちなみに最も低いランク80」に入ったのは、ミャンマー、ソロモン諸島、パレスチナ、サントメ・プリンシペ、南スーダンの5カ国

この5カ国がビザ不要でいける国は28カ国です。

こう考えるとトップとは雲泥の差ですね。

【大人には解けない問題】難しく考えすぎる人ほど悔しい思いを抱く!?

大人には解けない問題をご紹介!

まずは上の画像を見てみよう。

 

描かれているのは以下の文字だ!
OTTFFSSE◯

◯の部分に何が入るかお分かりになっただろうか?

筆者は全くわからず断念した……。

答えは以下の動画から!

(※↓詳しくはコチラへ)
参照・画像出典:YouTube (クイズで暇つぶしちゃんねる)
(本記事は上記の報道や情報を参考に執筆しています)

【関連記事】
【大人には解けない問題】ひらがなに隠された謎を解き明かすことができるか!?
【大人には解けない問題】10円玉を1枚だけ動かして…

記事提供:ViRATES

 

メルマガ『WEEKLY ViRATES』
スマホ時代の週刊誌「ViRATES」の人気記事をまとめて週一回配信中!「ViRATES」の公式メルマガ
<<登録はこちら>>