竜星涼「永山絢斗代役」決定で思い出す、川口春奈「沢尻エリカ代役」からの大ブレイク

いま話題のTBS系ドラマ『VIVANT』でも存在感のある演技で注目されている、俳優・竜星涼。先日、大麻取締法違反容疑で逮捕された永山絢斗被告が出演予定だった来年の大河ドラマ『光る君へ』の藤原隆家役の代役として、白羽の矢が立ったのが、その竜星でした。この大抜擢について、芸能記者歴30年のベテランジャーナリスト芋澤貞雄さんが真っ先に思い出したのは、『麒麟がくる』で沢尻エリカの代役に選ばれた川口春奈の顔だったといいます。

竜星涼 大河ドラマ代役抜擢で蘇る、川口春奈のシンデレラ・ストーリー

2ヶ月以上空白だった来年の大河ドラマ『光る君へ』の藤原隆家役がようやく決まったようですね。

大麻取締法違反容疑で逮捕された永山絢斗被告に代わり選ばれたのは竜星涼でした。

このニュースに私の頭の中に真っ先に浮かんだのは、竜星の所属事務所の先輩、川口春奈の顔でした。

川口も竜星と同様、『麒麟がくる』の濃姫役に決まっていた麻薬取締法違反で逮捕された沢尻エリカの代役に選ばれていたからです。

キャスティングまでのプロセスが“丸被り”だったわけです。

沢尻の逮捕は『麒麟がくる』オンエアの1ヶ月半前で、現場は大混乱に陥ったと聞いた事も思い出しました。

時代劇…それも国営放送の歴史ある大河ドラマに初めて挑戦するという川口が、着物の所作やヅラ合わせをめまいがするほど短時間で受け止めなければならなかったことを考えるとその努力はおそらく相当なものがあったでしょうね。

そしてその努力は報われ、この“濃姫”をきっかけに川口は、一躍日本の芸能界を代表する女優やCM女王にジャンプアップ…芦田愛菜や今田美桜、本田翼を押さえ、見事好感度1位になったわけです。

 

そんな“シンデレラ・ストーリー”から3年経ち、またもや大河ドラマ出演者が薬物事件で逮捕、降板というバック・グラウンド…代役役者が同じ事務所というニュースに驚いてしまいます。

ふたりの所属事務所はこういった“隙間”に入り込むのが実に巧妙です。

これも普段から熱心に足繁く根回しをしている、川口ではありませんが営業“努力の賜物”の成果なのでしょうね。

さて、だとしたら竜星も、川口と同じ様にジャンプアップすることが期待できます。

何が明治“維新”だ。内戦で人命を奪い権力を奪取した「薩長」の野蛮な革命

今年2023年で155周年となった明治維新。我が国の近代国家へのスタート地点と言われる維新ですが、他の歴史的事象同様、さまざまな見方が存在するのもまた事実です。今回のメルマガ『高野孟のTHE JOURNAL』ではジャーナリストの高野孟さんが、生前「歴史探偵」を自称した作家・半藤一利氏の著作に描かれた「維新の核心」を紹介。その上で、薩長革命権力が戊辰戦争後に何をしたかについて解説しています。

※本記事は有料メルマガ『高野孟のTHE JOURNAL』2023年9月4日号の一部抜粋です。ご興味をお持ちの方はぜひこの機会に初月無料のお試し購読をどうぞ。

プロフィール高野孟たかのはじめ
1944年東京生まれ。1968年早稲田大学文学部西洋哲学科卒。通信社、広告会社勤務の後、1975年からフリー・ジャーナリストに。同時に内外政経ニュースレター『インサイダー』の創刊に参加。80年に(株)インサイダーを設立し、代表取締役兼編集長に就任。2002年に早稲田大学客員教授に就任。08年に《THE JOURNAL》に改名し、論説主幹に就任。現在は千葉県鴨川市に在住しながら、半農半ジャーナリストとしてとして活動中。

薩長の“尊皇”なんて「泥棒の屁」だ。薩長嫌いで有名な歴史研究家『幕末史』から学ぶこと

このシリーズの前々回(No.1218)では上田藩士=赤松小三郎の「公武合体」論、前回(No.1220)では米沢藩士=宇加地新八の「立憲君主制憲法案」を紹介した。

【関連】安倍政治を招いたクーデター「明治維新」が、日本にもたらした“不幸”
【関連】英国よりも先。明治初期に「男女同権」を提唱した“憲法案”起草者の名前

このような、後に「士族民権」と呼ばれたりもした武士の中の開明的インテリ層による憲法や議会制の論議は、幕末には江戸だけではなく地方でも驚くほどの広がりで行われており、それが他方での農村地主、僧侶、医者などの「田舎紳士」を中心とする純民間の勉強会活動とも相俟って、明治期早々からの自由民権運動の勃興を準備したのである。

それらこそが実は「維新」の本筋で、後のことなど何も考えずに暴力的に幕藩体制を破壊することにのみ血道を上げた長州・薩摩のインテリ欠如の下級武士のやり方は、むしろ邪道であったのではないか、ということも指摘しておいた。

薩長の尊皇なんて泥棒の屁

歴史研究家の半藤一利は薩長嫌いで有名で、『幕末史』(新潮文庫、2012年刊)の冒頭で、小学生から中学2年生までの8年間、「まさしく戦前の皇国史観、正しくは『薩長史観』によって、近代日本の成立史を徹底的に仕込まれた」が、新潟県長岡市の父親の生家で夏休みを過ごすたびに祖母からはこんなふうに言い聞かされたのだそうだ。

「あの薩長なんて連中はそもそも泥棒そのものなんだて。7万4,000石の長岡藩に無理やり喧嘩を仕掛けおって、5万石を奪い取っていってしもうた。なにが官軍だ。連中のいう尊皇だなんて、泥棒の屁みたいな理屈さネ」

そのため、長じてからも、江戸っ子の永井荷風の薩長罵倒の啖呵に「満腔の敬意」を払ったりすることになる。

「薩長土肥の浪士は実行すべからざる攘夷論を称え、巧みに錦旗を擁して江戸幕府を顛覆したけれど、原(もと)これ文華を有せざる蛮族なり」「明治以後日本人の悪くなりし原因は、権謀に富みし薩長人の天下を取りし為なること、今更のように痛嘆せらるるなり」

芥川龍之介も江戸っ子なので、「明治維新」などとは言わず「徳川家(とくせんけ)の御瓦解」と呼ぶ。それに半藤は快哉を叫び、「瓦解に御をつけているのもいいし、トクセンケというルビもすこぶる結構」と絶賛するのである。ここに半藤歴史学の原点がある。

この記事の著者・高野孟さんのメルマガ

ボーイングですら困難。何が三菱ジェット旅客機MJRの開発を阻んだのか?

国産初のジェット旅客機として開発が進むも、今年2月7日、三菱重工が事業からの撤退を正式発表したMRJ。なぜ同社の夢は潰えてしまったのでしょうか。今回のメルマガ『週刊 Life is beautiful』ではWindows95を設計した日本人として知られる中島聡さんが、知人であるボーイング社のエンジニアから直接耳にしたという、新たな飛行機の「型式証明」取得の困難さを紹介。彼らが三菱のMRJプロジェクトを「失敗して当然」と見ていた事実を明らかにしています。

プロフィール中島聡なかじま・さとし
ブロガー/起業家/ソフトウェア・エンジニア、工学修士(早稲田大学)/MBA(ワシントン大学)。NTT通信研究所/マイクロソフト日本法人/マイクロソフト本社勤務後、ソフトウェアベンチャーUIEvolution Inc.を米国シアトルで起業。現在は neu.Pen LLCでiPhone/iPadアプリの開発。

私の目に止まった記事:三菱航空機による国産初のジェット旅客機、MRJの開発の失敗

MRJ計画失敗、技術者が「謙虚さに欠けていた」 元社長が激白 破綻の原因はたった1枚の書類

三菱航空機による国産初のジェット旅客機、MRJの開発の失敗に関する記事です。このことは、以前にもメルマガで触れたことがありますが、当時、たまたま私の知り合いがボーイングのエンジニアをしていたこともあり、ボーイング側から見たこのプロジェクトの危うさに関しては良く知っていました。

彼によると、新たな飛行機の「型式証明」を取るのは非常に困難で、そのプロセスに精通したボーイングですら、767と777の間には13年、777と787の間には15年の月日をかけています。ボーイングは、1967に型式証明を受けた737をマイナーチェンジしながら新たなモデルを今でも導入していますが、それは、単に「全く新しい飛行機の型式証明を取るのはとても難しいから」というだけの理由で、無理やりこじつけでマイナーチェンジに見せかけているだけだそうです。

ボーイングの737 Maxがセンサーとソフトウェアの不具合で墜落事故を起こし、しばらく飛行が禁止になっていたことがありますが、あの事故の根本原因は、新たな型式証明を取るのを嫌がったボーイングが、無理やり大きなエンジンを737につけたためにバランスが崩れ、ソフトウェアによる制御が必要になった点にあります。

型式証明を取るのにそれほど苦労しているボーイングから見れば、飛ぶ飛行機さえ作ってしまえば型式証明を取るのは難しくない、という姿勢でスタートしたMRJプロジェクトは、失敗して当然だったそうです。

この記事の著者・中島聡さんのメルマガ

KDDIは衛星通信を日本全国で展開。3キャリアに対抗策はあるか?

日本の通信サービスの人口カバー率が2024年中に、ついに100%になりそうです。スペースX社と提携するKDDIがスマートフォンと衛星との直接通信を開始すると発表。離島や山間部に海上など、日本中どこでもいま使っているスマホで通信できるとのことで、auのユーザー増につながるのか注目です。今回のメルマガ『石川温の「スマホ業界新聞」』では、ケータイ/スマートフォンジャーナリストの石川さんが、先を越されたKDDIに対し、競合3キャリアがどう対抗しようとするのか展望しています。

KDDIがスペースXと「スマホと衛星の直接通信」を2024年に実現──残り3キャリアはどのように「直接通信」に対抗していくのか

KDDIは8月30日、スペースXと共同記者会見を開催。2024年中にスマートフォンと衛星との直接通信を開始すると発表した。これにより、現在は人口カバー率で全国99.9%で通信サービスを提供しているが、衛星との直接通信で事実上、全国100%、離島や山間部、海上などでもスマートフォンが使えるようになる。しかも、新たに「衛星通信対応のスマートフォン」を購入する必要はなく、すでに所有しているスマートフォンで利用できるというのが売りだ。

スペースXでは、2022年にT-Mobileとスマホとの直接通信を行うとアナウンスしていたが、KDDIからもようやく発表されたことになる。スペースXでは、すでにアメリカ、日本だけでなく、カナダやニュージーランド、オーストラリア、スイスでも同様のサービスを提供するとしている。

「スペースモバイル計画」として、いち早く衛星によって、全国100%のエリア化を実現しようとしていた楽天モバイルはKDDIに先を越された格好だ。楽天モバイルはこの9月にも北海道で実証実験をするとイベントで明らかにしていたこともあり、KDDIがいち早く、発表し、話題をかっさらってしまった感がある。

ただ、楽天モバイルが「スペースモバイル計画」を発表した当初、業界関係者の誰もが「地上にあるスマホと衛星が直接通信するなんて無理なのでは。そもそも電波が届かないのでは」と否定されていたが、いつの間にかアップル・iPhone 14で衛星に向けたSOSメッセージが送れるようになるなど、もはや「常識」にさえなってしまった。

ソフトバンクはHAPSモバイルとOneWebに注力している間に、スペースXとKDDIにうまいことやられてしまった。NTTドコモは、NTTとスカパーJSATによる「スペースコンパス」頼みということになりそうだが、こちらは2025年にHAPSを打ち上げるという計画が発表されて以降、ほとんど音沙汰がない。

先手を打ったKDDIに対して、3キャリアが衛星通信で頼みの綱となりそうなのが、アップルとクアルコム、グーグルだろう。アップルの衛星通信が、日本でいつ実現されるのか。日本でも提供されれば、とりあえず、4キャリアは「衛星とiPhoneの直接通信」をアピールできるようになる(他社との差別化にはならないが)。

クアルコムも「Snapdragon Satellite」を発表しており、Honor、Motorola、Nothing、OPPO、vivoおよびXiaomiが名乗りを上げている。日本のキャリアと馴染みのあるメーカーがあまりないが、Snapdragon Satelliteが始まれば、どこかのメーカーのデバイスを調達して、「衛星との直接通信できるスマホ」として売り出すことは不可能ではない。

ただ、いずれも「機種が限られる」という点が悩ましい。その点、スペースXは、KDDIが持つ周波数帯を使うということで、ほとんどのスマホで衛星通信が使えるようになる見込みだ。

果たして、スマホと衛星の直接通信はユーザーにどこまで響き、auユーザーの増加につながるものなのか。2024年のサービス開始がかなり待ち遠しい。

この記事の著者・石川温さんのメルマガ

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ボランティアしている人たちは、なぜ「しない人」より幸せなのか?

他人の幸せのために仕事をしている人は心が安定し幸せになりやすい。そんな持論を今回のメルマガ『熱血日記』では外資系金融機関で30年間の勤務経験を持つヒデキさんが語り、誰にでもできる社会貢献の方法を紹介しています。

心の幸せ感を増やす-ユーティリティという考え方

私が最近気づいた法則ですが、他人の幸せのために仕事をしたいとか、役立ちたいと言っている人はその人の心の満足感も高いことに気がつきました。

社会福祉系の仕事、介護士や看護師の仕事をされていらっしゃる方はもちろんですが、学生さんでも他人の役に立つために就職を準備しているという人は円満な人格の持ち主で、幸せ感も他の人より感じられることに気づきました。

以前の記事で「半径5メートルの視野で生きている人より、広く社会のため、日本のために仕事をしている人の方が成功の度合いが高い」とお話しましたが、それと似た法則です。

8月に厚木市のパチンコ店で日曜日の日中に駐車場の車150台が焼けるという事故がありました。車を焼失した方々には誠にお気の毒なのですが、「自分の半径5メートルの視野で生きている人たち」が、もっと広くビジョンを社会や日本に向けて、個人の才能を必死で磨くようになれば、この国はずっと良くなると思いました。

そのためにはビジョナリーとか、コーチの数が増えて啓蒙活動をしていかないといけません。

休日にパチンコ店に行くよりも、他人のために役に立つとかボランティアをした方が心の幸せ感は増えると思いますが(パチンコで大勝する人を除き)、何分、自分の生活だけできゅうきゅうとしている人にはそこまで心が回らないのかもしれません。

だから自身の世界観も「半径5メートルどまり」なのかもしれませんが、そこで是非知って欲しいのが「自分をユーティリティ(効用)と考える」と考える方法です。

自分を社会の中のユーティリティ(効用)と考えて、自分にできるサポートや社会貢献はどんどんやる。そうすると、自分の心の幸せ感も広がってきますから、イライラしたり、閉塞感に悩んだりすることもなくなるでしょう。

会社で溜まったストレスを自宅の子供たちにぶつけてしまいには児童虐待してしまうような悲劇も防げると思います。

では自分がユーティリティになるにはどうしたら良いでしょう?人の役に立つ、社会に貢献する、と言っても抽象的でつかみづらいです。

自分に出来ることを探してみれば良いのです!

この記事の著者・ヒデキさんのメルマガ

過去イチと話題。あの『バチェラー5』から学ぶ人間関係のアレコレ

あなたは「バチェラー」という恋愛リアリティ番組をご存知でしょうか。すでにシーズン5まで制作されており、特に最新作の「バチェラー5」は一番おもしろいと話題になっています。今回のメルマガ『施術家・吉田正幸の「ストレス・スルー術」』では、著者の吉田さんが、なぜ、ここまで人気となっているのか、人間の心理や恋愛観などの具体的に学べる要素を並べています。

過去一と評判!『バチェラー5』の考察

1人の独身男性(バチェラー)が、性格も恋愛観も違う女性参加者たちとゴージャスなデートを重ねながら、<真実の愛>を見つけ出す、刺激的な旅の日々を追う恋愛リアリティ番組。1からずっと観続けてきたので今回も頑張って観た。

恋愛リアリティ番組といっても、もちろん演出の浸透率は高い。ただ、完全に架空のドラマとは違って、白でもなく黒でもなく、微妙な感情のバランスなど曖昧な部分を楽しめるので観てしまうのだ。

このシーズン5は2023年8月3日22時より配信された。5代目バチェラーは「バチェロレッテ・ジャパン」シーズン2で、最後の1人に選ばれず、番組を去ったバスケットボール選手の長谷川惠一。

前回手にすることができなかった<真実の愛>を見つけるべく、旅への参加を再び決意したというから驚いた。

16人の個性的な女性たちとロマンティックな恋愛模様を繰り広げる今シーズンの舞台は、太陽の国メキシコから始まる。

但し書きとして、サイトには【本作品は専門家監修のもと、出演者、参加者、スタッフの安全や健康に配慮し感染症の検査及び防止対策、制作に関する安全対策を行った上で制作されました】と謳ってあった。

この番組から人間の心理や倫理観、恋愛観など具体的に学べるものが、少しはある。

「バチェラー」は恋愛リアリティ番組であり、参加者(独身男性または女性)が一人の主役となり、多くの異性参加者と交流し、最終的に一人の相手を選ぶという内容だ。

この番組から人間の心理や倫理観、恋愛観についていくつかの要素を学ぶことができると勝手に思っているのだが、注意が必要な点もある。それは後ほどとして、まずは、「バチェラー」から学べる具体的な要素をいくつか挙げてみた。

1.対人関係の複雑さ

異なる個性やバックグラウンドを持つ参加者たちが一つの目的(主役との恋愛)を追求する過程で、対人関係の複雑さが浮き彫りになる。人は異なる価値観や意見を持ち、相互理解やコミュニケーションが必要なのでそこの最初の探り合いが面白い。

2.感情の変動

参加者たちの感情が一瞬で変わる様子が描かれることがある。これは恋愛において感情が不安定で、予測不能であることを示している。また、感情が浮き沈みする中での意思決定や判断力の影響など自分でも想像を膨らませて楽しめる。

つまり完全にドラマであるならば完全に演技。この「バチェラー」はその隙間に本気の感情が微妙に入り込む。

この記事の著者・吉田正幸さんのメルマガ

千葉北西部で“2度の地震発生”に関東住民は戦慄。噂の「首都直下巨大地震」発生は近いのか?

5日午後1時27分頃、千葉県北西部を震源とするM4.5(最大震度3)の地震が発生した。そして、間髪入れずに同午後1時33分頃、また同じ震源地でM4.0(最大震度2)の地震が発生している。気象庁は同日、この地震による津波の心配はない、と発表した。今回の連続地震を体験した関東住民の多くは戦慄したに違いない。なぜなら、去る9月1日は、あの関東大震災(1923年9月1日)発生からちょうど100年という節目の日であり、連日のようにテレビで特番が組まれ、その中で関東における「首都直下型地震」の可能性について何度も報じられていたからだ。「首都圏で今後30年間でM7以上の直下型地震が発生する確率は70%」というアレである。

SNSでは「地震大丈夫」がトレンドに

こうした地震報道の影響もあり、X(旧Twitter)のトレンドには、「地震大丈夫」「大きめの地震」が上位にランクインした。関東大震災から100年という時期に、この連続発生では、関東住民が震え上がるのも無理はない。

https://twitter.com/kidsnet_jiyuu/status/1698919612711338325?s=20

令和版関東大震災、八丈島沖巨大津波地震は発生するのか?

MAG2 NEWSでは過去、複数回にわたって、関東および首都圏を震源とする巨大地震発生の可能性について報じてきた。

中でも、最も現実味を帯びていたのが、2020年8月に公開した、地質学研究者で理学博士の静岡大学理学部地球科学教室 名誉教授・新妻信明(にいつま・のぶあき)氏による「令和関東大震災」の可能性と「日本沈没説」の検証記事だ。

【関連】地質学者が懸念する「令和関東大震災」と日本沈没の可能性。首都直下地震は近いのか?

上記リンクの記事では、2020年当時に直近の関東大震災の可能性は低いとしたが、「今後、マリアナ諸島は沈没するかもしれない」という仮説を紹介している。

もしこの仮説通りにマリアナ諸島が沈没するとすれば、大きな揺れや巨大津波の発生など、日本も無傷ではいられないだろう。

では現在、関東および関東近海を震源とする地震発生の可能性はまだあるのだろうか?

なぜ、いま日本はここまで教員の数が足りていないのか?

近年、学校現場は「人手不足」だと常々言われてきましたが、特に最近はその傾向が深刻な状況になってきています。なぜ教員不足は解決しないのか、という素朴な疑問について、今回のメルマガ『「二十代で身につけたい!」教育観と仕事術』の著者で現役小学校教諭の松尾英明さんが語っています。

学校現場の「人手不足問題」をどう見るか

教員のなり手がいないという。現場は人手不足だという。誰でも知っていることである。しかしながら、その解決策は誰にもわからないという、一見シンプルながら解けない難問の様相を呈している。果たして、それらは本当のことだろうか。

ところで、洋服がもうクローゼットに入らないとする。新しい服をしまいたいのに、スペース不足である。人は多くの場合、どうするか。

とりあえず、詰め込んでみるものである。畳み直せば意外と入る。ハンガーには複数の服を重ねてかけてみる。ぎゅうぎゅうになるまで詰め込む。取り出す時がまた大変で、余計なものが溢れ出したり皴だらけになったりするが致し方ない。見づらくて探しづらく、しまうのも取り出すのも余計な時間もかかる。

限界に挑戦するまで詰め込んだが、ある日遂に入らなくなった。どうするか。部屋の他のスペースを潰して、収納を増やしてみる。すっきり無事に入るようになり、解決である。

しかし、このスペース拡大と詰め込みを繰り返しても、遂に限界がくる。部屋にもう収納を置くスペースがない。積み上げた服が天井まで届いている。どうするか。

引っ越せばいい、より広い部屋へ。そうすれば、解決するはずである。これを繰り返すことができれば、問題は永久に解決するだろう。

しかしながらこの過程では、必ず途中に問題が立ちはだかる。お金の問題である。新しい収納を買うのも大変なのに、より広い部屋へ引っ越すとなれば、維持費も含めて容易ではない。そもそも、モノを買いすぎであるのに、その維持のためにさらに余計な財をつぎ込むことになるという悪循環である。

明らかに、最初の方向性が誤っている。「もう入らない」に対し、「収納テク」の活用や「スペース増設」をすれば、表面的には解決したように見える。しかし根本的には状況はより悪化していく。お片付けの常識である。

さて、最初に戻る。服が収納に入らなくなった。どうするべきか。

これは今あるものを捨てるに限る。古いものがあるから捨てる。要らないもの、流行りで買ったけどほとんど着ないでしまっておいたものがあるので捨てる。捨てればスペースは当然できる。やがてそのスペースも埋まるが、その時はまた古いもの、要らないものを捨てれば、永遠に解決する。なぜなら、どうせ身体は一つしかなく、そんなにたくさんの服は着れないからである。

 

安倍政権もジャニタレを徹底利用。政治家に問われるジャニー喜多川「性加害」ダンマリの重大責任

ジャニーズ事務所創業者のジャニー喜多川氏の性加害を認定し、藤島ジュリー景子現社長の早期退任を提言した、同事務所設置の「再発防止特別チーム」。しかしその責任を問われるのは、ジャニーズ事務所の関係者のみにとどまらないようです。今回のメルマガ『ジャーナリスト伊東 森の新しい社会をデザインするニュースレター(有料版)』では著者の伊東さんが、1960年代から報じられてきた喜多川氏の「性加害の実態」を振り返るとともに、同事務所がいかにしてメディアに圧力をかけてきたかを紹介。さらに所属タレントを政治利用し続けた安倍政権の責任についても考察しています。

【関連】記者の家にまで“嫌がらせ”、卑劣なジャニーズ事務所の自業自得。天国のジャニー喜多川が「絶対にYouを許さない!」と言いかねない現状

プロフィール伊東 森いとうしん
ジャーナリスト。物書き歴11年。精神疾患歴23年。「新しい社会をデザインする」をテーマに情報発信。1984年1月28日生まれ。幼少期を福岡県三潴郡大木町で過ごす。小学校時代から、福岡県大川市に居住。高校時代から、福岡市へ転居。高校時代から、うつ病を発症。うつ病のなか、高校、予備校を経て東洋大学社会学部社会学科へ2006年に入学。2010年卒業。その後、病気療養をしつつ、様々なWEB記事を執筆。大学時代の専攻は、メディア学、スポーツ社会学。2021年より、ジャーナリストとして本格的に活動。

ジャニーズ事務所を政治利用した安倍政権に沈黙貫いたメディア。ジャニー喜多川氏「性加害」の責任を問われるべき面々

ジャニーズ事務所創業者であり、前社長のジャニー喜多川氏(2019年死去)による性加害問題について、外部専門家による「再発防止特別チーム」は29日、喜多川氏が多数のジャニーズJr.に対し、長期間にわたり性加害を繰り返していたという事実を認定したと発表。

特別チームは、喜多川氏が事務所内では1970年代前半から2010年代半ばまで、ジャニーズJr.の少年たちへの性加害を繰り返したとし、少なくとも数百人の被害者がいるとの複数の証言を得たとする。

信憑性については、チームのメンバーで精神科医の飛鳥井望氏が、

「その時の状況をある程度詳しく聞き、真実性があると判断した」(*1)

と説明する。

ジャニーズJr.は、CDデビューを目指す未成年が多くを占める。調査報告書では、性加害の根本原因が、喜多川氏の性嗜好異常にあり、

「一方的な強者・弱者の権力勾配のある関係性」

の下で未成年に行ったとする。また、喜多川氏の姉で事務所名誉会長だった藤島メリー泰子氏(2021年死去)が喜多川氏による性加害を知りながら、

「徹底的な隠蔽を図ってきた」

と組織の在り方にも言及し、事務所も、

「見て見ぬふり」

をしてきた指摘する。

取締役、代表取締役を務めたメリー氏は2021年に死去しているため、ジャニー氏の性加害を認識していたかを直接確認することはできない。

しかし、調査報告書によると、メリー氏はジャニー氏の性加害問題を認識していたと推認するのが合理的かつ自然であるとしている。メリー氏と戦前から懇意にしていた新芸能学院の名和太郎氏の夫人は生前、

「ジャニー氏は、小さい頃にジャニー氏がやってきたようなことと同じような性加害を受けて育ったから、一種の病気なんだ」(*2)

と話していたという。

目次

  • 1960年代から報じられていたジャニー喜多川氏の性加害
  • 確実に存在していたジャニーズ事務所からの圧力
  • ジャニーズ事務所を徹底利用した安倍政権の責任

この記事の著者・伊東森さんのメルマガ

国民に増税求め「議員は観光」に元国税が怒り心頭。課税されるべき自民党女性局パリ研修の無理筋

観光旅行にしか見えない「記念写真」をSNSにアップし、大炎上した自民党女性局のフランス研修の問題。1ヵ月近く経って松川るい参院議員が党女性局を辞任するなど、騒動は収まっていません。「研修」という名目の「旅行」に党費が使われていることに関し、税務面で問題があるとするのは、メルマガ『大村大次郎の本音で役に立つ税金情報』で、元国税調査官で作家の大村さん。松川議員が次女を同行させていることなど、国民の目と同様、国税が「観光」と判断する材料は十分あると指摘。その場合、課税を免れることはできないとして、課税処理をどうしているか明らかにすべきと強く訴えています。

税務の面から見ても大問題。課税すべき自民党女性局の「フランス旅行」

自民党の女性部会のフランス旅行が炎上していますね。松川るい参議院議員、今井恵理子参議院議員ら自民党女性部会の38人がフランスを訪れ、その写真をSNSにアップしたところ「ただの観光旅行じゃないか」と世間から猛反発をくらったというわけです。

議員らは、「有意義な研修を行い、合間に少し観光しただけ」「自分たちで負担しているお金もある」というような言い訳をしましたが、3泊5日の旅程のうち研修時間はわずか6時間で日程の大半が観光であることが判明するなど、さらに火に油を注ぐ状態になっています。

この旅行に関しては、税務の面から見ても大きな問題があります。それは「この旅行費用に関して彼女らはちゃんと税金を払っているのか?」という問題です。

研修旅行など、仕事の業務で旅行する場合は、その費用はすべて会社の経費で落とすことができます。この女性部局の場合は、自民党の党費で賄うことができます。そして、その旅費に関しては、税金はかかりません。

しかし研修旅行ではなく、観光旅行だった場合、それを会社が支出したならば、それは給料と同じ扱いになります。給料には税金が課されます。それは政治家であっても同様であり、研修ではなく観光旅行の費用を、党が負担したのであれば、党が負担した金額については税金が課せられなければならないのです。

税務上は研修旅行ではなく観光旅行

そして、研修旅行か観光旅行かというのは、明確に区分されます。一部が研修旅行で、一部が観光旅行、観光旅行の部分は当人が負担するなどということは許されないのです。全体が研修旅行であり、その一部で観光をしたというくらいであれば黙認されますが、その旅程の半分以上が観光旅行であれば研修旅行自体が否認されることになります。

つまりは、今回の女性部会の旅行は、税務上は研修旅行ではなく観光旅行という扱いになるはずです。そして観光旅行になった場合、党費で支出した分は、全額が党から議員に支払った報酬ということになります。その報酬には当然、課税されなくてはなりません。

さらに、松川るい議員は、次女を同行させたことが明らかになっています。家族を同行させる旅行が、研修旅行などと認められるわけがありません。完全にアウトです。だから、自民党が負担したお金については、課税されていないとならないはずです。

この記事の著者・大村大次郎さんのメルマガ