【閲覧注意】新潟でイナゴ20匹入りソフトクリームを「征服」!
『ママチャリで日本一周中の悪魔』こと大魔王ポルポルさん。日本一周の旅を終え、岩手県盛岡市の次は新潟県に降臨。地元の銘酒「タクシードライバー」でグデグデになっていたり、牛タンの店で舌鼓を打っていたと思ったら、今度はイナゴの…
Details『ママチャリで日本一周中の悪魔』こと大魔王ポルポルさん。日本一周の旅を終え、岩手県盛岡市の次は新潟県に降臨。地元の銘酒「タクシードライバー」でグデグデになっていたり、牛タンの店で舌鼓を打っていたと思ったら、今度はイナゴの…
Details先日掲載した記事「【海外の反応】安定の斜め上を行くNIPPON式ロボットに世界は?」でもご紹介した、長崎県佐世保市のテーマパーク・ハウステンボスの「変なホテル」が好調です。無料メルマガ『店舗経営者の繁盛店講座|小売業・飲食店・サービス業』の著者で店舗経営コンサルタントの佐藤昌司さんは、今後ロボットが行う仕事がますます増加していくと分析していますが…、そうなった時、仕事を取って代わられる側の私たち人間は、なす術もなくただ見ていることしかできないのでしょうか。
20年後、あなたが望もうが、望むまいが現在の仕事のほとんどが機械によって代行される。
これは、グーグルの創業者であり、前CEOのラリー・ペイジ氏がフィナンシャル・タイムズのインタビューに答えた際の言葉です。人工知能の発達により、現在日常で行われている仕事のほとんどをロボットが行うだろうというのです。
オックスフォード大学の調べでは、現在人間が行っている47%の仕事が20年以内に機械によって代行されるとしています。
ビル・ゲイツは「ソフトウエアが運転手やウエイター、そして看護師の代行をするために、仕事の需要がどんどん減っていくだろう。特に大したスキルを必要としない仕事は次の20年でどんどん少なくなる」と述べています。
これらの話は店舗型ビジネスを展開する人たちにとって、他人事ではないといえるでしょう。ビル・ゲイツが言うように、ロボットがウエイターになり、ロボットが販売員になり、ロボットが調理をし、ロボットが清掃をし、ロボットがレジ打ちをするようになるかもしれないということです。
「そんな馬鹿な…」と思う方がいるかもしれません。しかし、こういったことが現実に起こり始めているのも事実です。
沖田総司、高杉晋作、チェーホフ、滝廉太郎、石川啄木……。
「これら著名人にある共通項を述べよ」という問題が出たら、答えられるでしょうか?
実は、彼らはみな“結核”によって亡くなった人たちなんです。もちろん、今挙げた人はごく一部で、リストを並べたならば「え!? あの人も“結核”で…?」と驚くに違いありません。それほどまでに、“結核”は多くの人々から生命を奪い続けています。
しかし、その脅威とは裏腹に“結核”が「あぁ、昔の病気ね」と侮られがち。実際はというと、結核は現在も世界中で猛威を振るっており、WHO(世界保健機関)の統計では、世界で年間約150万人が結核で死亡、2014年には日本でも約2万人が新たに発病し、毎年2,000人ほどが亡くなっているのだそうです。
そんななか、きたる結核予防週間(9月24日~30日)を前にし、家電メーカーのシャープが、注目の研究結果を発表しました。その内容とは、同社が開発した独自の空気浄化技術であるイオン発生技術「プラズマクラスター」が“結核”の感染予防に効果があるということ。
発表によると、「プラズマクラスター」は、細菌・ウイルスに効果を発揮し、臨床試験でも小児アトピー型喘息患者の気道炎症レベル低減や、ヒトへのインフルエンザウイルス感染率低減の傾向が実証されたそうです。
今月、都内にて開催された発表会には、ジョージア国立結核病院院長や結核調査戦略計画部門長、シャープの役員らが登壇。“結核”の現状と、シャープが自社のプラズマクラスター技術研究に懸ける思いなどを話しました。

「現在、世界人口のおよそ3分の1が感染しています」と、“結核”のまん延状況について口を開くのは、ジョージア国立結核病院院長・ザザ・アヴァリアニ氏。アヴァリアニ氏は「そのうち5%から10%が発症します。結核は空気感染のみが感染ルート。これは基本認識として身につけていただきたい重要なことです」と注意を促しています。
発表会での内容によると、日本は“結核”の「中まん延国」と認定を受けていますが、高まん延国からの渡航者などにより感染につながる可能性もあるため、部屋の換気や人の多い場所ではマスクを着用するなど、個人レベルでの予防も心がけたほうがよいそうです。
“結核”は別名「サイレントキラー(静かなる殺し屋)」と呼ばれ、初期症状が通常の風邪とよく似ているため区別がしにくいとも言われています。アヴァリアニ氏によると「せきが2週間続く」「せきに血が混じる頻度が高い」といった部分が風邪と区別するポイントとのこと。その症状がみられた際は、すぐに病院へ行くべきとも進言していました。そして、アヴァリアニ氏はプラズマクラスター技術について「世界レベルで共有すべき技術」「非常に効果が高い」「個人的には将来的に医療現場だけでなく、幼稚園、ショッピングセンター、学校などに導入していけるのではないかと思う」と絶賛していました。
結核予防週間を間近に控えたこの時期だからこそ、もっと“結核”について正しい知識を身につけるべきなのかもしれませんね。
<関連サイト>
SHARP
記事提供:EntamePlex
日本の秋の風物詩のひとつに「アカトンボ」を思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。そんなアカトンボ、実はまだ解明されていない謎が多い昆虫なのだそうです。特に「なぜ赤くなるのか?」については未だに学説が分かれているとのこと。 メルマガ『池田清彦のやせ我慢日記』の著者で、早稲田大学教授・生物学者の池田先生は、そのうちの2つの学説を紹介。さらに、そのメカニズムが「人間の老化防止に役立つかもしれない」と、驚きの説を唱えています。
アカトンボの個体数が最近少し増えたような気がする。フィプロニル(商品名プリンス)という農薬が、アキアカネの個体数を激減させる原因であることは、このメルマガでも述べたが、多少とも使用を控えているのだろうか。
アキアカネは日本を代表するアカトンボで、種名としてのアカトンボは、アキアカネを指すが、広義にはアカネ属(アカトンボ属)の種全体を指すことが多い。専門的知識がない人は、アカネ属に属す個々の種を区別することは難しく、同じように見える種も多いはずだ。この属は世界に50種ほど産し、そのうちの21種が日本から記録されているので、日本はまさに秋津洲(あきつしま;トンボの国)と言うに相応しいアカトンボの国なのだ。
アカネ属以外にも赤くなるトンボがいて、別属のショウジョウトンボは、アカトンボ以上に赤くなり、このトンボもアカトンボと言って差し支えないと思う。反対に、アカネ属の中にも赤くならない種もいて、ナニワトンボやマダラナニワトンボの成熟したオスは、むしろ青くなってしまうので、アカトンボとは言い難い。多くのアカトンボは成熟したオスだけが赤くなり、メスや未熟なオスは赤くならない。
アキアカネは平地の田んぼで生まれ、夏は高原で避暑としゃれこみ、秋に大群で平地に戻ってくる頃には、オスは成熟して鮮やかな赤色になる。よく似たナツアカネは、生涯、平地に留まり移動しないが、成熟オスはアキアカネよりさらに赤くなる。アキアカネが避暑をするのは高温に弱く、摂氏30度以上になると生きられないからだと言われている。
同級生は小学生!?
ある日ひょっこり教室に現れた少年は、ガチの天才だった!
画像出典:BoredPanda

彼の名前は「ダニエル・リュー」くん。
11歳にしてアメリカ・オハイオ州のトレド大学に在籍し高額の奨学金も獲得済み、さらにはオバマ大統領との面談まで行ったこともあるという、まさに「神童」である。
もちろんクラスメイトたちも、自分より10歳近く歳の離れた男の子に興味津々。
多くの大学生が、ダニエル君に会いにいっては写真を撮りSNSにアップしまくった結果、構内のみならずネット上でも爆発的に知名度は上昇、彼の存在はあちこちで大きな注目を集めるようになった。
だが、そんな周囲の雰囲気も彼にとってはどこ吹く風。
質問責めには「何か聞きたいことあったらメールでお願い!」と軽く回避しているそうだ。
さすが天才!
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参照・画像出典:BoredPanda/People Are Going Crazy About This 11-Year-Old In College Class
(本記事は上記の報道や情報を参考に執筆しています)
記事提供:ViRATES
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「これ、どうしたらいいですか?」
こんな風に、自分の考えを言わずに人に判断を丸投げしてくる人ってイライラしませんか? 本来なら自分で考え、自分なりの意見を述べた上で意見を聞くのが成熟した大人というもの。ですが、自分に自信がない人、自分のやることや考えに価値を感じない人は、自分で判断することに極端に恐れの感情を持っていたりするので、なんでも丸投げにしてきます。
もちろん、新人さんなど知識や経験がまだ不足している場合は、きちんと教えてあげる必要がありますが、もう十分ベテランだというのにそういう人っているんですよね。そういう人は、責任を相手に押し付けて自分はいつも安全領域にいようとする人と言ってもいいでしょう。自分が考える時間を節約して、相手の時間を奪っていることに気づかない人とも言えるかもしれません。
こういう人に関わっていると、仕事が2倍に膨らむのと一緒のことなので、とても疲れます。時間がいくらあっても足りません。じゃあ、どうやってこういう人と関わればいいのでしょうか?
誰もが知るサントリーの緑茶飲料「伊右衛門」。この商品名の伊右衛門とは、京都の老舗茶舗「福寿園」の創業者の名前だと言います。最初はその名前を付けることに反対だったという福寿園8代目の福井正憲氏。決断の裏には創業当時から続く「伝統を守りながら革新を重ねる」という、独自の経営理念にありました。テレビ東京『カンブリア宮殿』(mine)では、その放送内容を読むだけで分かるようにテキスト化して配信。ビジネスのヒントがここにあります。

京都の南に位置する宇治市。日本屈指の伝統を持つお茶の産地だ。
宇治にできた「福寿園宇治茶工房」。連日、詰めかける客が食べているのは、他にない味わいというかき氷、「宇治抹茶アイス氷」(1080円)。人気の秘密は本場の宇治抹茶をふんだんに使った濃厚な味にある。
ここには他では食べられない、お茶を使ったメニューがたくさんある。季節の具材たっぷりの茶そば。おにぎりには玉露の茶葉が混ぜ込んである。
だが、本当の人気の秘密は店の奥にある。なんとそこには茶畑が。この店では茶摘み体験ができるのだ。
それだけではない。摘みとった葉を熱したホットプレートの上で乾燥させ、さらに厚紙の上で、茶葉の渋みを揉みだしていく。これを繰り返すことで、香り豊かなおいしいお茶ができる。ここでは茶葉の収穫から加工まで、お茶作りの全てを体験できる。「茶摘み製茶体験」(期間限定)は食事付きで4860円。
茶葉を臼で引くところからできる抹茶作りも、1296円で体験できる。
年齢を超えて夢中になれる、まるでお茶のテーマパーク。この施設を運営するのが福寿園。あのペットボトルの緑茶「伊右衛門」で知られる京都の会社だ。

今やコンビニの飲み物売り場で圧倒的な存在感を放つ緑茶飲料。1990年に伊藤園が「お~いお茶」を発売したのがその始まり。そこに2004年、サントリーが「伊右衛門」で殴り込みをかけた。京都の老舗と組むというそれまでにないペットボトル茶が“老舗ブーム”を巻き起こし、市場を大きく拡大させた。
「伊右衛門」の販売数は年間5000万ケースを突破。サントリーが扱う飲料のトップ3のブランドにまで育った。
「伊右衛門」を企画したのはサントリーの沖中直人氏(現在はサントリー食品インターナショナル執行役員)。発売以来の累計売上高は1兆3000億円。その成功を支えたパートナーが福寿園だった。
「老舗のお茶屋さんは日本全国にたくさんあるんです。そういうお茶屋さんを片っ端から調べていった中で、結局、我々が組む相手は福寿園さん1社しかなかった(沖中氏)。
福寿園は宇治の南にある木津川市で宇治茶の伝統を受け継いできた。江戸時代の創業から226年、現在は年商120億円を超える。
福寿園は、契約農家から仕入れた茶葉を加工し、自社ブランドで販売したり、原料として飲料メーカーに売る、お茶の製造販売を行なっている。
その現場を覗くと、職人が手揉みで茶葉の加工を行っていた。板を使って水分を揉みだす伝統の製法だ。京都府の無形民俗文化財にも指定されている。この手揉みを実に4時間以上も続け、渋みのない針のような茶葉を作りあげる。福寿園はそんな伝統の技でこだわりのお茶を作っている。
ところが別の場所を覗くと、先ほどとは打って変わった光景が。そこは最新鋭のお茶工場。ペットボトルの伊右衛門に使われる茶葉も、その全てを福寿園が加工しサントリーに販売している。
老舗とは思えないハイテクマシン。例えば、水に入れるだけで手軽にお茶が楽しめる「伊右衛門」緑茶スティック(30本入り648円)も作られていた。福寿園は最先端マシンと宇治伝統の技を駆使してお茶を作るメーカーなのだ。
そんな福寿園を作り上げたのが福寿園8代目、福井正憲。その信条は「二兎を追う」経営。「発展は発展。伝統は伝統。二兎を追っているからバランスがとれ、互いに吸収し合う」と語る。

手間をかけた高級茶から大量生産のペットボトルまで。福寿園の歩んだ道のりは、伝統を守るための革新の歴史だ。
1790年、福井伊右衛門が創業した福寿園。当初は、農家から買った茶葉を加工して小売りに卸していた問屋業だった。
そして様々な挑戦の中で、ビジネスを拡大する。福井の父である6代目が仕掛けたのは、1952年、当時の京都駅構内に作った店。問屋から、初めて小売りに打って出たのだ。
実はそのころ、まだ宇治茶というブランドは存在しなかった。お茶は街の小売店が、問屋から買った茶葉を、自分の店の名前で量り売りしていた。福井の父は、自分たちが加工した茶葉を「宇治茶」というブランドで売ることを始めたのだ。作り立ての鮮度を保つため、工場でパックに詰めて販売。そのおいしさがヒットとなった。
しかし福井が27歳の時に父が亡くなり、兄とともに会社の経営を任されることに。福井は百貨店などに次々と出店。その一方で、最新技術を駆使した商品を作った。
まだ珍しかった牛乳パックの包装技術を使い、茶葉の鮮度を保つ商品「福寿パック」。さらに1983年には、初の缶入り日本茶を発売している。
福井が、果敢に革新的な商品に挑んだ背景には、台頭するライバルの存在があった。
「コーラもジュースもできた。急須で淹れる昔の飲み方だけでは企業として成り立たない。技術を拒否して『博物館』になったらあかん」(福井)
そんな福井の伝統と革新の集大成が、京都の中心にそびえる福寿園の京都本店、福寿園タワー。
地下1階で人気を呼ぶのは、本物のお茶のおいしさを伝えるラウンジ。京都周辺から集めた極上の茶葉をブレンドし、お茶に合わせた最高の淹れ方で提供してくれる。
そんな伝統の味を伝える一方、レストラン「京の茶膳」では革新的なお茶の使われ方が。運ばれてきた「舌平目のベルモットソース」の上にのるのは、パン粉とからめて焼き上げた抹茶だ。この店はお茶を使ったフレンチを出す専門店。考えたのはもちろん福井だ。
伝統のお茶文化を大胆に変貌させる福井。そこには、革新の連続こそが伝統を築き上げるという信念がある。

サントリー「伊右衛門」は、季節ごとにブレンドを変えるなど、味へのこだわりが長年の支持につながってきた。その絶妙の味わいを作り出しているのが、サントリーに茶葉を提供する福寿園だ。
その研究施設、福寿園CHA研究センターには、「伊右衛門」の味を決める男がいる。福寿園が誇る茶匠、谷口良三だ。
まず契約農家の茶葉の中から、「伊右衛門」に使うモノを選び出す。重要なのがその香り。膨大な茶葉の味を見極め、その中から欲しい味わいのものを見つけだす。
でも匠の技はここから。今度はその選び出した茶葉をブレンドしていく。そのブレンドで味を左右するのが、茶葉を熱する「火入れ」の工程。火入れの時間が長ければ茶葉の香ばしさは増すが、一方でさわやかさはなくなってしまう。火入れ時間を変えた茶葉を組み合わせ、狙った味に仕上げていくのだ。
「伊右衛門」の味は、こうして20種類以上の茶葉を複雑に組み合わせる匠の技で、作られていくのだ。
そんな伝統の技と大量生産の設備。その両方を兼ね備えることこそが、サントリーが福寿園に惚れ込んだ理由だった。前出の沖中氏は、「飲料の原料を加工できるような工場まで持った老舗は、福寿園さん1社しかなかった。老舗なのに飲料のところまでビジネスを展開している稀有な存在だと思います」と語っている。
しかし「伊右衛門」発売への道のりの中、福寿園8代目の福井とサントリーの間に対立があったという。
両社が最も緊迫した瞬間。それは福寿園の役員を前に、沖中が重要な案件を提案した会議だった。新製品のネーミングについての提案書を見た福寿園の役員たちは、目を疑った。
そこにあったネーミング案は「伊右衛門」。思いもよらない福寿園の創業者の名前だった。
「私どものご先祖の名前を引っ張り出すのはおかしい。僕の名前ならつけてもらって結構ですが、先祖だから私個人のものではないし、代々のもの、一族のものでもある。だからちょっと待ってください、と」
スタジオで当時を振り返った福井に、小池栄子は、最終的にサントリーの提案を受け入れた理由を尋ねた。
「過去の福寿園の歴史を調べてみたんです。そうしたらみんな、その時代に合う、あるいは明日のためになることをやってきた。次から次へと新しいことをやってこそ、伝統は守られる。私は8番目の当番だから、ちゃんと次に渡さないといけない」
また村上龍は、創業者の名前を付けたことで、「ヘンな商品は作れない」という気持ちになったのではないかと推測した。
福井は「そうです。だから他社と違う、良い品質の原料を作ろうと、加工技術を開発した。ご先祖に恥をかかさない、この名前を潰してはいけないという使命感で、それまで以上にやった。私の名前だったら手を抜いていたかもしれません」と笑った。

福寿園本店の5階にあるのは、茶器を売るフロア。そのほとんどがオリジナルだという。
茶道に使う抹茶用の器を見てみると、通常の焼き物でなく、なんとガラス製。「私の価値観では、その湯呑みで飲めばお茶がおいしく飲めるかどうかが一番大事。これで飲んだら楽しいでしょう」と、福井。
急須も変わっていた。なぜか内側が真っ白。内側が白い理由は、茶葉の美しい緑色が映えるようにとのアイデアだ。
伝統に囚われず、自由なアイデアでお茶を捉える福井の発想の源が、50年間続けてきた世界をまわる視察旅行。そこで見てきたのは世界各地のお茶に関するビジネスやその文化。福井は工業化のノウハウや新しい飲み方など、視察旅行から様々なアイデアを得てきたという。
8月中旬、福井が降り立ったのはモンゴル南部の小さな空港。絶対に見てみたいお茶の現場が、ゴビ砂漠の先にあるという。それが少なくなりつつある本物の遊牧民。ようやくたどり着くと、その住居ゲルへ案内された。
最大の目的は遊牧民のお茶。なぜかそのお茶の葉は、固められていた。らくだのミルクで煮だすというお茶の名前はスーテー茶。沸騰したところへバターと塩を少々。日本のお茶とは随分違う作り方だ。
世界中のお茶を知ることで、日本のお茶の独自性に気づかされるという。
福井が突然、持ってきた玉露を取り出した。福寿園自慢の玉露でスーテー茶をつくろうというのだ。世界初の玉露とスーテー茶の出会い。早速、みんなに飲んでもらうと、「すごく美味しい」と好評だ。すっかり打ち解けることができた。
「僕は世界中の誰と会っても話が合わせられる。というのも、お茶という共通の話題があるから。大なり小なり世界中の人が知っている。お茶ほどいいものはありません」
福井は世界中でこんな出会いを繰り返し、独自のアイデアを生み出してきた。
総工費15億円をかけた福寿園本店。中でも福井が特にお金をかけたのが茶室だ。伝統的な作りの茶室をわざわざ京都市内から移築してきた。
実際、お茶文化を体験できる場として外国人旅行客の間で人気スポットとなっている。抹茶体験は2700円。英語のできるスタッフがつきっきりでお茶の伝統を教えてくれる。
福寿園が伝統を伝えるのは外国人だけではない。この日、福寿園京都本店チーフの伊藤明子がやってきたのは損保ジャパン日本興亜京都支店。
そこで始まったのは、企業を対象に来客者へのお茶の淹れ方を教える講座。1回1時間の講習で、お湯の温度からお茶を注ぐ量まで、誰でも美味しく淹れることができるようになる。さらに裏技も伝授。急な来客でも、短時間で美味しいお茶を淹れられる方法。熱いお湯で淹れると出てしまうのが渋み。先に水を含ませてから熱いお湯を入れると、渋みが軽減されるという。
1人2160円の「オフィス向けお茶の淹れ方講座」。毎月20回開催するほど人気となっている。
福井の狙いは、日本人でさえ忘れかけているお茶の良さを伝えることだ。
「お湯の温度を変えてもいいし、お茶の量を変えてもいい。淹れる人によって味が違う。こんなすばらしい商品はないと思う」(福井)
大量生産の商品と伝統のお茶文化。その二兎を追うバランス感覚こそが、200年続く福寿園の真髄だ。
「伊右衛門」は「福寿園」の創業者名だ。ペットボトル製造販売自体「冒険」だったが、商品名に創業者の名前を使うという提案にはさすがに衝撃を受け、困惑もあったらしい。
しかしサントリーの誠意ある対応もあって、福寿園は決断した。断崖から飛び降りるような決断だったはずで、しかもその瞬間、身を切るような重圧が生まれた。
創業者名は絶対に汚してはならない、圧倒的においしいお茶を生み出す必要がある。その重圧こそが、伝統を守る変革の本質である。
変革は、身を切るような決断によってのみ、実現される。
<出演者略歴>
福井正憲(ふくい・まさのり)1936年京都府生まれ。同志社大卒業後、福寿園入社。1964年、父が死去し、28歳で専務に。1990年、社長就任。2002年、「伊右衛門」発売。2013年、会長就任。
source:テレビ東京「カンブリア宮殿」
我が子がいじめられているとわかったとき、親としてどう動くのが最適解なのでしょうか。無料メルマガ『いじめから子供を守ろう!ネットワーク』では、絶対に学校側にさせてはいけない対応と、「正しいいじめ対処の手順」が詳述されています。
2学期になって、学校では、運動会や学園祭など楽しい行事が行われています。その一方で、「いじめられている」と保護者の方から相談が来ています。
いじめ問題を相談されて第一にお話するのが、「いじめは解決できます」ということです。そして、「お子さんにおかあさんが守るからとしっかり伝えてあげてください」と伝えます。
いじめにあった子は心に不安や自分を責める思いさえ持つ事があります。しかし、いじめは、悪いことなのです。いじめはいじめているほうが悪いのです。文科省も「いじめはいじめを受けた被害者がいじめだと感じたらいじめであり、学校はいじめ解決の努力をしなくてはならない」としていますし、いじめ防止対策推進法にも、そのように制定されています。しかし、いまだに、「いじめではありません」「ただのふざけあい」「トラブルです」として、被害者、加害者を明確にせず放置する学校があとをたちません。
このような学校の対応に立腹したお母さんが、学校に乗り込んで自分の子供のいじめについて先生に詰め寄らんばかりにクレームをつけたケースもあります。しかし、このような方法をとると、話がこじれて解決しないことが多々あります。
腹が立つのはもっともです。しかし、すこしだけ、待ってください。いじめの対処には正しい手順があります。
まずは、いじめについてどのような事があったか書き出しましょう。そして、「いじめ被害事実」を書き起こし、学校への「要望書」とともに文書で申し入れをすることです。その時に学校の先生に、
という対応は絶対しないでくださいとお願いしておくことが大切です。「いじめ被害事実」、「要望書」の書き方については、ホームページに掲載してありますので、参考にしてみてください。
● いじめ解決方法
悲劇の英雄・源義経の母、「常磐御前」は身分こそ低かったものの、絶世の美女と伝わります。そんな彼女の生涯はまさに源氏と平氏に翻弄されたと言ってもいいでしょう。今回の無料メルマガ『おもしろい京都案内』では、常磐御前の生涯を追いながら、義経が剣の腕を磨いたことでも知られる源氏ゆかりの地「鞍馬寺」の魅力に迫ります。
夫が敗れた後、敵の妾(めかけ)になるという波乱の人生を生きた常盤御前(牛若丸の母)。絶世の美女だったからこそ今でも語り継がれる物語があります。可愛い子供たちを守るために受け入れ難きを受け入れて耐え抜いた強い母の顔をも持つ常盤御前。その母の愛情に報いるかのごとく平家を滅亡にまで追い込んだ源義経もまた伝説のヒーローです。
時は平安時代、近衛天皇のもとに九条院が嫁ぐことになりました。その際、九条院のお世話係を募集することになりました。そこに都中の女性が殺到しました。当時は皇族や貴族にとって美女の女官は一種のステータスでした。出自や家柄に関係なく出世できる唯一の道だったのです。
常盤御前もその中のひとりでした。天皇の妃に仕える召使いは絶世の美女である事が求められていました。選りすぐられた中から選ばれる言ってみればミス平安京です。常盤御前は1,000人の中からたった1人選ばれた美貌の持ち主だったそうです。まさに都中の一般人美女を集めその中から選んだ美女中の美女です。ただ、身分が低すぎたので当時の慣習として貴族連中は彼女に興味を示さなかったようです。
常盤御前は武士の源義朝(鎌倉幕府を開いた源頼朝の父)の側室となり3人の子を産んでいます。この頃武士は、棟梁を中心とした武士団を組織し、天皇や上皇に仕え、護衛や紛争の鎮圧に努めていました。代表的なのは、清和天皇系の源氏と桓武天皇系の平家です。
休んでも疲れがとれない、なんだか頭がボーッとする、そんな疲れをあきらめていませんか?もしかすると、あなたの疲れは累積疲労かもしれません。
累積疲労は、放っておくとこころや身体に悪影響を与える危険がありますが、適切な治療を受ければ、完治を目指すことができます。
累積疲労とはどのようなものなのでしょうか。詳しく見ていきましょう。
「累積疲労」という病気の捉え方は、心療内科の医師によって提唱されました。
日頃のちょっとした身体の疲れは休息や睡眠をとることで解消することができます。しかし、疲労が過度に蓄積すると、身体にある血管の90%を占める細い毛細血管と、リンパ管がつまりやすくなります。
さらに、細胞を修復する働きのある成長ホルモンの分泌が減るため、死んだ細胞がたまって身体がだるく感じるようになるというメカニズムが、累積疲労の基本的な考え方です。
さらに血管の流れが悪くなると、胃腸が弱ったり、身体で重要な働きをする酵素の活性が落ちたり、脳の働きにも影響を与えると言われています。
累積疲労は、初期の段階では、精神的に少しイライラしたり、仕事で簡単なミスをしてしまう、といった程度の影響ですが、中期になると頭痛や耳鳴り、肩こり、動悸、微熱、など身体で感じる不調となります。
さらに、つらい症状の原因がわからないまま不安にさいなまれ、悪化すると、涙が止まらなくなったり、外にでられないなど、精神的なダメージをうけ、うつ病や過労死などにつながってしまうリスクもあります。
初期の段階から身体のサインに気づき、対策をとることが必要です。
若い頃は疲れても眠れば回復していたという人でも、年齢を重ねるごとに回復に必要な時間は長くなっていきます。しかし、仕事や家事の忙しさに追われていると、疲労が解消されないまま、身体にどんどん蓄積されてしまいます。
とれない疲れや精神的な不安定さを感じたときは、自分が思っている以上に身体が疲れていると意識し、十分な休養を取るようにしましょう。
累積疲労を提唱した医師は、累積疲労と慢性疲労は違うものであると述べています。
慢性疲労は、原因不明のだるさが続くもので、悪化すると「慢性疲労症候群」と診断されますが、治療法は確立されていません。一方、累積疲労は、身体の疲労が原因であり、治療法もはっきりしています。
精神的な影響がでていても、身体の疲労をとることで改善が期待できるため、まずは「累積疲労」という概念を知り、疲れがとれない場合は、早めに病院を受診しましょう。
心療内科や病院によっては、総合診療科として全身の不調を診ているところもあります。
累積疲労は、その原因に気づき、正しい対処法を取れば、必ず治るものです。日々の疲れや不調をないがしろにせず、身体のサインに耳を傾けてみましょう。
執筆:井上 愛子(保健師、看護師)
<執筆者プロフィール>
井上 愛子(いのうえ・あいこ)
保健師・助産師・看護師・保育士。株式会社とらうべ社員、産業保健(働く人の健康管理)のベテラン
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