これは名言。トヨタ生産方式のモノづくり現場で語り継がれる言葉

会社の業務に慣れると、確認作業を怠ったり、独自基準で業務を強行するなど、不祥事に繋がる種が芽吹く危険が増えてしまうものです。このような事態、どう防げばいいのでしょうか。今回の無料メルマガ『致知出版社の「人間力メルマガ」』では、そのヒントとなり得る、世界が認めた「トヨタ生産方式」の現場で繰り返し言われ続けている「言葉」が紹介されています。

トヨタで繰り返し言われている言葉 海稲良光

トヨタ自動車とリクルートグループの共同出資によって設立されたオージェイティー・ソリューションズは、ものづくりの現場で長年キャリアを積んだエキスパートを現場指導に派遣し、問題を抱えた多くの企業を蘇らせてきました。

その指導のベースとなっている考え方を交えながら、ものづくりの場をいかに高めるかについて、同社専務を務められた海稲良光氏のお話をご紹介します。


日々の知恵と改善により、ものづくりの場を高めていくために、トヨタで繰り返し言われている言葉があります。それらの言葉をまとめ、『トヨタの口ぐせ』(中経出版)という本を刊行しました。そのいくつかをご紹介したいと思います。

「者に聞くな、物に聞け」

者とは人のことであり、物とは現場や商品・製品のことです。現場の作業者から聞いたことと実際に現場で起きていることが食い違っていることがよくあります。

ですから、管理監督の立場にある人は、部下からの情報に頼り切るのではなく、実際に自分の目で現場を見て、何が起きているかをつかまなければなりません。

「やってみせ、やらせてみせ、フォローする」

「やらせてみせ」までは実施していても、その後の「フォローする」まで徹底している会社はほとんどありません。

教えたことを本当に守り、実践するまでフォローすることが重要なのですが、実際には、「たぶんやっています」というレベルにとどまっているケースが多く見受けられます。「教えたとおりにやっていますと言い切れるところまできっちりフォローしていかなければなりません。

「あなたは誰から給料をもらうの?」

現場では、目先の問題に振り回され、事の本質を見失ってしまいがちです。この質問に対して、上司の名や会社をあげるのではなく、給料はお客様からいただいているということを出発点にすることで、品質やコストにも気を配ったお客様第一主義のものづくりが実践できるのです。

訪問した会社の管理レベルは、現場で作業をしている従業員さんに、「この部品は次にどこへ行くのですか?」と聞いてみればだいたい分かります。「隣の箱に置くんだよ」という答えには、「自分は誰から給料をもらっている」という問題意識は見受けられません。

一人ひとりが、「この部品はこういう工程をたどり最終的にこの製品になってお客様のもとへ届けられます」と答えるところまで持っていくことができれば、その会社の現場レベルは相当なものになっているに違いありません。

「陸上のバトンリレーのようにやりなさい」

トヨタ流の仕事のやり方を、私はこの言葉で表現しています。陸上のリレー競技では、前の走者から次の走者へとバトンを渡すバトンゾーンがあります。そのゾーン内であればどこで渡してもいい。バトンゾーンを有効に使うことで前走者と次走者の引き継ぎが円滑になり、全体のタイムを縮めることができます。

これは仕事も同様で、例えばベテランから新人にバトンを渡す場合ベテランはバトンゾーンのギリギリのところまで走って新人を助けてやればいい。バトンゾーンがあることで、自分の範囲を超えて仕事をしたり、アクシデントが起きた時には逆に助けてもらったりできます。お互いに自分の領域を少し超えながら、助け合ってリレーを走ることができるのです。

えっ!? 会話に「驚き」を混ぜるだけで接客はこんなにうまくいく

相手と話をしていて、「へえ、そうですか」と返されるのと、「え!そうなんですか!?」と言われるのとでは、どちらが嬉しいものでしょうか。今回の無料メルマガ『販売力向上講座メールマガジン』では、著者で接客販売コンサルタント&トレーナーの坂本りゅういちさんが、接客の際に使えるワザとして、「驚く」というリアクションを挙げ解説しています。

驚きの魔力

誰かと話をしていて、「え!何それ!すごいね!!」と驚かれたことはありませんか?あるという方は、その時の自分の感情を思い出してみてください。なんだか嬉しくありませんでしたか?

「え、こんなことで驚いてくれるの?」「いや、そんな大したことかなぁ」とは思いつつも、相手が驚いてくれると、なんだか嬉しくなる。これが、驚きの魔力です。

人間の心理的に、相手に驚いてもらうというのは、実は非常に嬉しい感情が湧いてきます。そしてこれは、接客でも同じなんですね。

お客様が、店員と会話をしている時に、「今度、北海道へ行くんですよ」みたいな会話があります。「へぇ、北海道へ行くんですね」という店員のリアクションであれば、なんということもなく会話は流れていきます。ですが、「え!北海道行くんですか!いいですね!」と、驚きとともに受け止められるとどうでしょう。ちょっと優越感を感じられるかもしれませんし、少し嬉しくもなってしまいます。

このように驚くということはリアクションではとても大事なことなんです。何気ない会話だとしても、いかようにも驚くことはできます。

「え!」
「そんなの知らなかった!」
「びっくりしました」

言葉はいろいろですが、どんな言葉でも、驚きをもって受け止めることでお客様を喜ばせることができます。これこそ、驚きの魔力です。

とてもシンプルで簡単にできることですが、接客中にやってみると、お客様の反応が変わること請け合いです。

ぜひ、気持ちを込めて驚いてみてください。

今日の質問です。

  • 話をしていて、相手が驚いてくれると、どんな気持ちになりますか?
  • お客様にその気持ちを持ってもらうには、どんな驚き方をしますか?

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それはゲームだから。精神科医が実践、10秒でやる気になる裏ワザ

やる気がでないときや気分が落ち込んでいるとき、自分をどう奮い立たせていますか?今回の無料メルマガ『セクシー心理学! ★ 相手の心を7秒でつかむ心理術』では著者で現役精神科医のゆうきゆう先生が、ご自身も実践しているという「10秒ゲーム」を紹介しています。

10秒ゲーム

ここでは、僕がもっとも伝えたいことを書きます。

自分自身の人生観、そしてすべての心理学知識を凝縮してお届けします。多少、以前の内容にかぶるモノもあるかと思いますが、それだけ伝えたいこととご理解いただければ幸いです。

あなたは何かをしたいときに、うまく進められないということはありませんでしょうか?またはいつまでたっても、ダラダラと始められない、または何かについて悩みすぎてしまうことはありませんでしょうか?

今夜はそんなあなたに向けて、爆発的なエネルギーを起こさせるテクニックをお教えします。

ゲームはなぜ心をつかむ?

さて以前から何回か話してきましたが、人間の気持ちを大きく変えていくキーワードは「ゲーム」です。

実際に自分自身、今まで「体験型脱出ゲーム」とか「謎解きゲーム」などに100回近く参加してきました。内容は、いわゆる「謎」を何問も解いていって、最終的にその部屋から抜け出していく…というようなゲームになります。

こちらですが、どんなに眠いときでも、またどんなに疲れているときでも、スタートすれば、すごく目がらんらんと輝いて、夢中でプレイできます。また朝から晩までずっと仕事などをしていると、途中で疲れたり、眠くなったりしてしまうこともあります。しかし脱出ゲームに関しては、ずっとやっても、ぜんぜん疲れませんしまた高い集中力をずっと持ち続けられるのです。

これずっと「何でだろう…」と考えていました。

言うまでもありません。その理由こそが「ゲームだから」です。

人間、「遊びとなると気持ちが活性化して、ものすごくやる気が湧きます。さらに大半のゲームは、それこそ「出題者」や「他のプレイヤー」たちとの勝負のようなものです。古来から備わる闘争本能によって、つい夢中になってしまうのかもしれません。

くわえて「この謎の答えは何だろう?」「これらを解くと、どんな状況になるのだろう?」というような「好奇心」もまた、人の本能。これらの理由によって、人間は「ゲーム」に、よりハマりこんでしまうわけです。

どんな人も、ゲームを目の前にすれば、どんな精神状態であったとしても、「まぁ、とりあえずやってみるか…」と、無意識に手を出してしまいます。そして一度でもプレイすれば、あとはどんどん気持ちが惹かれてしまい、なかなか抜け出すことはできません。あなたも思い当たることがあるのではないでしょうか。

そしてこれは、もちろん悪いことではありません。うまく利用すれば、あなたの気持ちを前向きに変化させていく重要な手段になっていくのです…!

とにかく「10秒」のゲーム!

まずあなたが、「何かやる気が湧かないなぁ…!と感じたら、「これはゲームなんだと考えてみるようにしましょう。もちろん、ただのゲームではありません。「10秒ゲーム」です。このゲームは、たった10秒で終わります。

たとえばゲーム内容はとてもシンプルです。「今から10秒のあいだに勉強を始めることができたらこのゲーム勝利!」などのように、とてもシンプルに決めてください。

するとどうでしょうか。それこそ今までは「あぁ、勉強しないといけない…!でも面倒くさいなぁ…!」「やらなきゃいけないと分かっているのに、でもやりたくないなぁ…」なんて感じていたものが、急に「楽しいゲームに変わるのではないでしょうか。

もちろんこのゲーム、勝ったからといって、何かごほうびがあるわけではありません。特にライバルなどが存在するというわけでもないでしょう。しかしそれであっても、不思議にやる気が湧いてくるはず。それはゲームだからです。

くわえて重要なのは「たった10秒」という点。どんな人でも、短く区切られると「それくらいなら、やってみようか…」と思えてくるはずです。これが「今日一日のあいだに、勉強をしよう」では、あまりにタイムリミットが長すぎて、「また後でいいか…」と思えて来てしまうものです。

「たった10秒」

と考えるからこそ、すごいパワーを湧き上がらせることができるのです。

図々しいママ友「ちょっと子供預かって」への角の立たない断り方

「困ったときはお互いさま」というのは大切な精神ですが、世の中にはそこにつけ込む非常識な人も少なくないものです。無料メルマガ『幸せなお母さんになる為の子育て』の著者・パピーいしがみさんの元にも、困った相手に出くわしたお母さんからの相談が舞い込みました。いしがみさんは今回の記事で、そんな相手に対する「勇気をもって断ることの大切さ」を力説するとともに、角の立たない断り方をレクチャーしてくださっています。

依頼を断れない

こんばんは。パピーいしがみです。

さて、今日のメルマガは「依頼を断れないと相談を頂いた内容をご紹介しようと思います。

誰かに何かを頼まれると、面と向かって断りにくかったり、関係がぎくしゃくするとイヤだな…と思う事ってよくあると思います。特にママ友さんからの依頼は、その気持ちもよく分かるし、むげに断れなくて引き受けざるを得ない…そんなケースもありますよね。

もちろん相手の方が、引き受けたことに対してとても喜んで下さったり、感謝してくださるのなら、頼みごとを聞いてあげてもいいのですが、メリーさんの場合、どうやらそうでは無かった様でした。こんなご相談を頂いていたのです。

パピーさん、こんにちは。メリーと申します。いつも為になるお話をありがとうございます。パピーさんのご指導で、我が家はとても明るく楽しく過ごせています。4歳になる娘もこの頃自信をつけて、幼稚園でも元気に遊ぶようになり、あれから「幼稚園行きたくない」とは言わなくなりました。その節はお世話になりまして、ありがとうございました。

 

今日、ご相談させて頂きたいのは、ママ友さんから子供を預かってと言われた時どう断ったらいいか良い対処方法は無いか、教えて頂きたかったからです。

 

以前からそんなに親密だったのではなかったのですが、幼稚園の同じクラスでもあったので「幼稚園が終わってから2時間ぐらい預かってもらえないかな?と言われていいよと快く預かりました。その後も2週間に1度ぐらい頼まれることがあって、娘も一人っ子なので「家で一緒に遊べるし娘にも良いだろう」と思っていたのですが、

 

預かった子(Tちゃん)は、子供同志で遊ぶというより、私に対して甘えたがり、べったりもたれかかったり膝に乗りたがったりします。子供同志で遊ぶより私に相手になって欲しがります。それを見て娘が不安になって「私のママだからやめて!」とやきもちを焼くこともありました。「二人で遊びなね」と言って見ていても、楽しそうに遊ぶという訳ではなく、娘がTちゃんの遊びにいやいや付き合っているようにも見えました。

 

そして2週間に1度程度だった預かりが、1週間に1度5日に1度…と短くなって行き最初2時間ぐらいと言っていた時間もしだいに伸びて、夕飯の時間になってしまって、娘と一緒に食べさせる事もありました。

 

最初は「お互い様」だと思っていたし「困っているのなら助けてあげよう」と協力していたつもりだったのですが、しだいに感じた「預かってくれるのが当然みたいな態度に私がモヤモヤしてきました

 

Tちゃんが来れば、おやつやジュースも用意しなければならないし、お迎えが遅くなればご飯も食べさせなければならない、私が娘を預ける事は無いし預かってあげてもそれほど感謝もされない…。これって「お互い様」ではないし、自分だけ損しているような気がします。

 

主人に相談すると「Tちゃんママ、図々しいよね。嫌ならハッキリ断らなきゃだめだよ」と言われたのですが、私は押しに弱く、娘が意地悪されたら…とか、私が幼稚園で孤立したらイヤだな…と思うと、面と向かって断ることができません

 

ハッキリ言えない私が悪いとも思うのですが、当たり障りなく上手に断る方法は無いか?と悩んでいます。よろしくお願いします。

日本代表快進撃。なぜラグビーはこれほど人を熱くさせるのか?

対戦時の世界ランキングが2位のアイルランドに勝利した日本代表の快進撃で、盛り上がりを見せるラグビーワールドカップ。その戦いぶりを食い入るように観て、あることに気づいてしまったのは、メルマガ『8人ばなし』の著者の山崎勝義さんです。山崎さんは、選手たちがしている個性的な髪型やひげの形について、戦国武将に共通するものがあると、観る者の「血をたぎらせる」ラガーマンたちの「覚悟」に思いを馳せています。

ラガーマンのこと

テレビでラグビーを観る。開催中のワールドカップである。と言っても、ゲームの解説ができるほどに詳しいという訳でもないし、録画してまで観るほどに好きという訳でもない。ただテレビを点けた時にたまたまやってさえいれば最後までは観てしまう。それも食い入るように観てしまうという程度には好きなようである。

それにしても、これほどまでに観る人を熱くするスポーツはちょっと珍しいのではないか。勿論どのスポーツだって熱くはなる。だがラグビーの熱さは明らかに質が違う。うまく説明できないので比喩的表現に頼る他ないが、何か原始的な闘争本能を直接的に揺さぶられ、その結果として人間なら誰でも持っている(それでいて普段は隠された)本能がそれを構成する分子レベルで発熱する、といった感じである。これが「血がたぎる」というやつなのかもしれない。

思えば防具らしい防具をほとんど着けず、全力でのフルボディコンタクトをやってのける訳だから選手の士気たるや凄まじいと言う他ない。スポーツにおける肉弾戦の極致である。

誤解を恐れずに言えば、それはまさしくバトル(戦闘)である。ボールを前に進めるという目的がありながらボールを前に投げられないというルールもあって、その戦いは基本的には、敵陣に突撃しては戦線を押し上げ、そうしておいてまたさらに敵陣深く突撃するといった展開となる。戦闘そのものではないか。これで雨でも降って泥まみれの戦いともなれば猶凄まじい。

そんなラグビーを観ていて気付いたことがある。選手たちが随分と個性的な髪型やひげ型をしているのだ。本来そういったことに関して比較的抑えがちの日本人選手でさえ、まるで漫画か何かの登場人物のようなルックスなのである。かと言って、ラグビー選手が殊更エキセントリックという訳でも決してない。戦っていない時は振る舞いも話し方も紳士そのものである。実際、引退した選手は見た目も雰囲気もエキセントリックの「エ」の字すら見当たらないといったくらいに落ち着いた様子である。

とすれば、彼らのエキセントリックな髪型やひげ型は専ら戦闘用ということになる。ちょうど当世具足を身に付けた戦国武将の変わり兜のようなものである。この時代を越えた奇妙な符合はちょっと面白い。

実戦においては決して合理的とは言えないような恰好をわざわざしてまでやり通すエキセントリックさに一体如何なる意味があるのだろうか。それはおそらく戦闘時と非戦闘時の極端なまでのオン・オフを切り替えるための外部スイッチのようなものではないかと思うのだが、どうか。

もしそうなら戦士が戦うために整えるべきはまず恰好からなのかもしれない。そして極限を求められる状況にある時ほど、その恰好は重要な意味を持つに違いない。こんなふうに思う時、改めてラガーマンの勇気というものにまた「血がたぎる」のである。

image by: MAG2 NEWS編集部

なぜ日本では「スポーツで稼ぐことが不道徳」とされてきたのか?

東京五輪まであと1年を切り、ラグビーW杯が連日話題となっている我が日本ですが、ほんの少し前までは「スポーツで稼ぐのは不道徳」という意識が残っていたことも事実です。果たして、スポーツ真っ盛りの現代日本では、その意識は本当に変わったのでしょうか。今回の無料メルマガ『がんばれスポーツショップ。業績向上、100のツボ!』では著者の梅本泰則さんが、新札の顔になることが決まった実業家・渋沢栄一の名著『論語と算盤』の内容を紹介しつつ、スポーツを通じてお金を稼ぐことの正しさを説いています。

スポーツと算盤

『論語と算盤』という書物があります。新一万円札の肖像となる渋沢栄一が書いたものです。

ご存知のように渋沢栄一は日本資本主義の父と言われています。明治時代に、今の日本経済の基礎となる500社の企業を立ち上げた業績は、驚くべきことです。実はその時代、道徳と商売は両立しないと言われていました。簡単に言えば、道徳心をもってお金を稼ぐのは無理だということです。

しかし渋沢は『論語と算盤』の中で、その考え方をきっぱりと否定しました。それどころか、道徳心の伴わない商売は成功しないとさえ言っているのです。

では、どうして道徳と商売は両立しないと思われてきたのでしょうか。

徳川以来、日本の道徳観は武士道をベースにしてきました。例えば、「正義」「廉直」「義侠」「敢為」「義教」「礼譲」といったもので、これらは今の日本でも生きています。そして、その道徳観の中には、武士は「損得勘定」を考えてはいけない、といったものがありました。ですから武士は決して商売はしません。

この道徳観は「論語」から出てきたようですが実は「論語」にはそんなことは書いてありません。正しい考え方と正しい行いをもって富を得るのは正しいことだと書いてあります。さらにいえば、自分の利益だけを考えるのではなく他人の利益を考えるのが正しい道だとも。

渋沢は、だからこそ道徳と商売は両立させなければいけないと訴えています。江戸時代の人たちはどこで誤解をしたのでしょうか。

■スポーツと算盤

さて、ここでスポーツのことを考えてみましょう。

日本のスポーツには武士道の精神が引き継がれていきました。日本のスポーツは武道がその源ですから、仕方がない面があります。

武士道においては、損得勘定を考えてはいけませんでしたからスポーツで利益を出すのは卑しいことだという感覚が定着していきました。ですから、スポーツとお金は相いれないものとされてしまったのです。ここには『論語と算盤』の考え方はありません。

そんな流れが明治以来、脈々と続いていきました。そのため、日本最大のスポーツ団体であるプロ野球にしても利益を出している球団はわずかです。実業団のようなアマチュアスポーツにいたってはなおさら利益を考えることはありません。スポーツで稼ぐのは不道徳だという意識があるからです。

ところが、最近ではその風向きが変わってきました。国は、スポーツを利益を生む産業として位置づけたのです。つまり、スポーツを通じて金を稼ぐことは正しいことだと宣言しました。

そのためのスポーツ行政を進めていく方向に舵を切っています。まさに『論語と算盤』と同じ考え方です。いわば「スポーツと算盤」言い換えてもいいでしょう。素晴らしいことですね。

そして今まで、スポーツで必死に稼いできたのは、スポーツ用品業界です。いよいよスポーツ用品業界の出番と言ってもいいでしょう。なぜなら、業界の人たちは稼ぎ方を知っているからです。そして、経営経験の豊富な人材をたくさん抱えています。さらには、スポーツそのものに精通しているではありませんか。そんな人材を、スポーツ産業界は積極的に活用するべきです。

死人に口なしか。故人の元助役に責任なすりつけ逃げる関電の卑劣

関西電力の役員らが、高浜原発立地自治体の助役だった人物から多額の金品を受け取っていた事実が発覚し、批判が渦を巻いています。関電サイドは故人である元助役男性の「異常性」を強調し、「受け取りを無理強いされていたが返した」と逃げ切る姿勢を見せていますが、果たして真相はどこにあるのでしょうか。元全国紙社会部記者の新 恭さんは自身のメルマガ『国家権力&メディア一刀両断』で、明らかになっている当問題の全容を整理するとともに、件の助役男性のような「モンスター」を生んだ存在についても考察しています。

亡くなった高浜町元助役ひとりに罪をなすりつける関西電力経営陣の卑劣

関西電力ともあろう企業の、会長、社長を含む20人の役員らが、町役場の助役だった人物から7年間にわたり合わせて3億2,000万円分の金品をもらっていたそうである。

現金、米ドル、金貨、金杯、小判、仕立券付きスーツ生地…。よくぞこれだけバリエーションを考えられるものだし、受け取る方も受け取る方だ。一人で1億円以上も懐に入れたツワモノもいるらしい。

関電のドンともいうべき八木誠会長や岩根茂樹社長が出席した10月2日の記者会見では、「預かって、個人で保管していただけですでに返した。不適切だが違法ではない」と全員が口裏を合わせるかまえを示し、なんと、高額な金品をもらっていた理由についても「恫喝が怖くて返せなかった」と豪華ギフトの贈り主のせいにしてしまった。

今年3月、90歳で亡くなった森山栄治氏がすべての罪をなすりつけられた気の毒な方である。1975年に高浜原発が立地する福井県高浜町の収入役となり、77年から約10年間、助役を務めた。押し出しの強さも手伝って、昔から町の有力者として知られていたらしい。

過疎化が進むなか、高浜町が地域活性化の手段として選択したのが原発誘致だった。その推進役として森山氏は獅子奮迅の活躍をしたようだ。

八木会長は言う。「高浜3、4号機の建設のさいに協力いただいた。地域全体のとりまとめに影響力があり、機嫌を損ねたくなかった」。

金品を受け取っていた側には会見した岩根社長と八木会長も含まれている。岩根社長の場合は、森山氏と会ったさい、受け取ったお菓子の袋の下に金貨が入っていたという。

今回公表された報告書の調査期間は2011年~18年の7年間に限られているが、八木会長はそれより前の06年から10年までの4年間にわたって何度か金品を受け取っていた。つまり、かなり前から金品の授受がおこなわれていたということだ。

豊松秀己元副社長も朝日新聞の取材に対し「(原子力事業本部内で)歴代大事にしてきた方だが、お会いする度に(金品を)持ってこられた」と語った。豊松氏ら2人はなんと1億円をこえる金品をもらっている。

このとんでもない事実が明るみに出たわけは、昨年1月、地元の建設会社「吉田開発」に金沢国税局の税務調査が入り、同社と縁が深く顧問をつとめたこともある森山氏への不透明なカネの流れが発覚したからだ。このため八木会長、岩根社長ともに、あわてて同年2月に金品を返した。

なんらかの手を打つ必要に迫られた関電は、不祥事が起きた時にどこの大企業もやるように、「社外の弁護士らを含む調査委員会」とやらを立ち上げて、実態把握に乗り出した。その結果出てきたのが、20人が合わせて3億2,000万円分も受け取っていた事実である。

とはいえ、調査するまでもなく上層部ではあるていど周知の袖の下」だったはずなのだ。事実、会見のなかで岩根社長は「森山さんのことは連綿として引き継がれてきた」と語っている。

大枚を懐にしのばせたのは原子力本部長をつとめた役員がほとんどのようである。面談、会食のさいに受け取ったこともあれば、郵送で送られてきたことも。

電力会社の接待好きは記者なら知らぬ者はない。森山氏を宴席に招いたことも多かったのではないか。長きにわたって続いてきた隠し事だから、まだまだ闇は深い

会見で岩根社長は「返そうと思いそれぞれ個人で管理していた。無理に返したら人間関係が悪くなることを恐れた」と言って、自らのケースも含めて言い訳をくりかえした。

「個人で管理」とは、自宅や銀行の貸金庫で保管したことというが、要するにフトコロに入れたのと同じだろう。それに、本気で返そうと思えば、相手に失礼にならない言い方で返せるはずだ。

中国の犬ジャッキー・チェンと真逆。香港の現状伝える歌手の覚悟

中国建国70周年を迎えた10月1日、デモに参加していた高校生が警官に実弾で撃たれるという事態が発生した香港。市民らは中国本土との対決姿勢をますます強めています。そんな祖国香港の現実を伝え続ける民主派歌手が受けた「嫌がらせ事件」を紹介しているのは、台湾出身の評論家・黄文雄さん。黄さんはメルマガ『黄文雄の「日本人に教えたい本当の歴史、中国・韓国の真実」』でその詳細を記すとともに、中国の卑劣な手口を批判しています。

※ 本記事は有料メルマガ『黄文雄の「日本人に教えたい本当の歴史、中国・韓国の真実」』2019年10月2日号の一部抜粋です。ご興味をお持ちの方はぜひこの機会に初月無料のお試し購読をどうぞ。

プロフィール:黄文雄(こう・ぶんゆう)
1938年、台湾生まれ。1964年来日。早稲田大学商学部卒業、明治大学大学院修士課程修了。『中国の没落』(台湾・前衛出版社)が大反響を呼び、評論家活動へ。著書に17万部のベストセラーとなった『日本人はなぜ中国人、韓国人とこれほどまで違うのか』(徳間書店)など多数。

【関連記事】● ジャッキー・チェンは「中国の犬」。裏切られた香港人の間で反感

【中国】いま中国で起きている「五独乱華」

香港で警官が実弾発砲、抗議行動の少年危篤 北京では建国70周年軍事パレード

10月1日、中国・北京の天安門では、建国70周年記念軍事パレードが盛大に行われました。軍事パレードでは、中国の最新兵器がズラリと並び、米国本土まで到達可能で複数の弾頭が搭載できる大陸間弾道ミサイル(ICBM)「東風(DF)41」も初公開されました。報道によれば、習近平は演説で、「全国の各民族は一層しっかりと団結しなければならない」と呼びかけ、香港については一国二制度を堅持して長期的な繁栄と安定を維持すると述べたそうです。

習近平氏「中国の地位揺るがぬ」と米を牽制 建国70年行事

しかし、同じ日に香港では、デモに参加した高校生に対して警察官が至近距離で実弾を発砲し、危篤に陥っているというニュースも流れました。

香港デモ隊に“発砲”報道 1人撃たれたか

今回の香港の騒動では、すでに4名が香港の未来を悲観し抗議の自殺をしています。また、デモに参加した多くの市民がケガをして流血してきました。すでにたくさんの血が流されているのです。この現実を世界に知ってもらおうと活動している数名の活動家の中には、香港の歌手である何韻詩デニス・ホーさんがいます。ホーさんは、中国語と英語を駆使して、様々なメディアで香港の現状を訴えています。その活動の一環として、台北でのデモに参加したとき、事件は起こりました。

ホーさんが、台北で行われた香港を支援するための街頭デモに参加した際、背後から何者かによって赤ペンキをかけられたのです。ペンキは彼女の後頭部にべったりとつき、首筋や肩のあたりにもつきました。ちょうど彼女が街頭インタビューを受けていたときに起こった事件であり、彼女の周囲には群衆がいたため、犯人は群衆にまぎれて接近したのです。

報道によれば、即座に犯人の男2人が現行犯逮捕され、そのうちの一人は統一派団体のメンバーだったそうです。この事件を受けて、蔡英文総統はフェイスブックで、犯人は法にのっとり厳罰に処されるべきとの考えを示し、「台湾の民主主義を守る意思と決心を厳粛に受け止めよ」とも記しました。

また、行政院長や国民党もこの事件についてコメントを発表しています。以下、報道を引用します。

蘇貞昌行政院長(首相)は30日、事件について記者から問われると、台湾でこのようなことが起きたのに非常に強い憤りを感じているとコメント。台湾は民主主義と法治の国家であるとし、暴力や違法な手段で人に危害を加えることは許されないと述べた。

 

野党・国民党は29日、報道資料で事件への遺憾を表明。加害者のやり方は他人の言論の自由を尊重するという民主主義の精神に反しており、民主主義の共通の敵だとの立場を示した。

香港の民主派歌手にペンキ 蔡総統「法にのっとり厳罰に」/台湾

台湾、香港、アメリカや日本などを含め、今、全世界が民主主義、言論の自由、人権、法治国家など、国家が正常に機能するためのキーワードをどのように捉え、どのように扱えばいいのかが改めて問われているように思います。

デニス・ホーさんは、2014年の香港の雨傘革命のときから民主派としての闘いに参加しているため、すでに歌手として商業的な活動は制限されてきました。商業的な活動というのは、例えば、企業の広告や中国でのコンサートなどです。しかし、彼女は「自分の感情や思想に正直に生きてきたことに対する悔いは全くない」と言っています。

中華圏の芸能人である以上、中国市場から排除されたら歌手生命は絶たれたも同然だというのが常識です。しかし、彼女はその常識を覆したのです。彼女は2012年に同性愛者であることをカミングアウトしています。もしかしたら、そのときから彼女には恐れるものはなかったのかもしれません。

なぜ、人は1本1万円の『ねぎ』にここまで心を奪われるのか?

どんな分野でも「日本一」という肩書は顧客への強力なアピール要素となりますが、元商社勤めの男性が目指したのは、「日本一のねぎ農家」でした。今回の無料メルマガ『MBAが教える企業分析』では著者でMBAホルダーの青山烈士さんが、「ねぎ」でナンバーワンの称号を手にした「ねぎびとカンパニー」の戦術と戦略を詳しく分析・紹介しています。

他社が作らないものを作る

今号は、注目を集めている農家を分析します。

ねぎびとカンパニー(ねぎの生産・販売)

戦略ショートストーリー

料理でねぎを使う方をターゲットに「味へのこだわりや独自の農法」に支えられた「甘くて美味しい」「贈って喜ばれる」等の強みで差別化しています。

独自の農法で育てられた「太いねぎ」を厳選して新鮮な状態で提供することで、顧客からの支持を得ています。

■分析のポイント

「ねぎびとカンパニー」の代表である清水氏が、様々な農作物がある中で、「ねぎ」を選んだ理由のひとつは「ねぎであれば日本一になれると思ったからのようです。清水氏は商社マンだったようですが、ナンバーワンになることの重要性を理解されていたのだと思われます。

やはり、どのような分野でもナンバーワンであることは顧客に訴求できますし、覚えてもらいやすいです。特に日本一という肩書は、インパクトが大きいですから「ねぎ」を扱う店舗との交渉事も進めやすくなりますし、市場をリードする存在になれる可能性が高くなります。

そして、「ねぎびとカンパニー」は3年で日本一になることを目標にしていたそうです。スピードを重視していたことが伺えますね。実際は、目標よりも早く実現していますので、すごいことです。

ナンバーワンになれる見込みがあってもナンバーワンになるまでに数十年かかるようでは、時間がかかりすぎますので、新規参入企業にとっては、魅力は薄いです。「ねぎびとカンパニー」は世界で戦える企業を目指していますので早期にナンバーワンになることにこだわったのも頷けます。

また、「ねぎびとカンパニー」の特徴として市場の規格にあわせて作るのではなく、美味しさに合わせて作るという姿勢です。

基本的に野菜は、規格通りに作られたものが市場に出回ります。例えば、きゅうりを生産している農家の場合、市場の規格に合わせて、まっすぐなきゅうりを作るのが通常です。曲がったきゅうりなどは、規格外となり、売れなくなることもあるためです。

「ねぎびとカンパニー」は市場で出回っている「細いねぎ」ではなく「太いねぎ」を生産しています。しかも、「細いねぎ」よりも「太いねぎ」を作る方が、難しいようです。

このことは、規格ではなく美味しさを重視していることを示していますし、他社がやらないことより困難なことにチャレンジすることが差別化につながっていると言えます。

今後の「ねぎびとカンパニー」の動向に注目していきたいです。