水産庁の取締船と北朝鮮の漁船が衝突。約20人が海に投げ出される

海上保安庁によると、7日午前9時10分ごろ、能登半島の北西約350キロの海域で「水産庁の漁業取締船と北朝鮮漁船が衝突した」と水産庁から連絡があったと、共同通信産経新聞NHKニュース朝日新聞毎日新聞などが速報で報じた。報道によると、漁船の乗組員約20人が海に投げ出されたという。なお、十数人は救助された模様。


NHKニュースによると、海上保安庁の話として、7日午前9時10分ごろ、水産庁から「石川県の能登半島の北西、およそ350キロの沖合で、水産庁の漁業取締船と北朝鮮の大型の漁船が衝突した」と連絡が入ったという。北朝鮮の大型の漁船が浸水し、乗組員約20人が海に投げ出され、現在、水産庁の漁業取締船が救助にあたっているとしている。衝突したのは水産庁の取締船「おおくに」で、同船の乗組員にけが人などは確認されていないという。毎日新聞によると、現場は好漁場として知られる大和堆(やまとたい)に近く、北朝鮮や中国の漁船の違法操業が相次いでいるという。現場近くでは8月23~24日、北朝鮮海軍のものとみられる旗を掲げた高速艇の乗組員が銃のようなものを見せるなどして水産庁や海上保安庁の船に接近していたとしている。(随時更新)

※本記事内のツイートにつきましては、Twitterのツイート埋め込み機能を利用して掲載させていただいております。

source: 共同通信産経新聞NHKニュース朝日新聞毎日新聞

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オンワード大量閉店600店の衝撃。百貨店アパレル終わりの始まり

「23区」「組曲」「五大陸」などを展開するアパレル大手のオンワードホールディングスが、大規模な店舗閉鎖の実施を発表し話題となっています。今回の無料メルマガ『店舗経営者の繁盛店講座|小売業・飲食店・サービス業』では著者で店舗経営コンサルタントの佐藤昌司さんが、同社をはじめ百貨店向けアパレル企業が軒並み苦戦を強いられている現状を紹介するとともに、オンワードHDが取り組む「構造改革」の成否を占っています。

オンワード、構造改革で大量閉店へ

アパレル大手のオンワードホールディングス(HD)は10月3日、不採算店の閉鎖を実施すると発表した。規模は明示していないが、10月4日付日本経済新聞によると〈グループ全体で国内外に約3,000ある店舗の2割程度に相当する約600カ所を閉鎖する見通し〉だという。大量閉鎖により構造改革を進め収益性を高めたい考えだ。

オンワードHDは同日、2020年2月期の業績予想を下方修正した。不採算店の閉鎖など構造改革で特別損失を計上するとし、連結最終損益は240億円の赤字(前の期は49億円の黒字)に引き下げた。従来は55億円の黒字を見込んでいたが、一転して最終赤字となる。営業利益は55億円から12億円前期比73.1%減)に下げた。売上高は2,560億円(同6.4%増)で据え置いた。

翌4日、19年3~8月期の業績を発表した。最終損益は、構造改革の特別損失252億円を計上し、244億円の赤字(前年同期は14億円の黒字)となった。売上高は前年同期比4.0%増の1,184億円、営業損益は8億円の赤字(同6億円の黒字)だった。売上高は、3月に買収したカタログギフト会社が加わったことが寄与した。

オンワードHDは「23区」「組曲」「五大陸」といった百貨店向けのアパレルを主に販売するが、その百貨店販売で不振が続き業績が低迷している。

同社子会社、オンワード樫山の百貨店向け売上高の全体に占める割合は66%にも上る。その主要販路の百貨店販売で苦戦しているのだ。19年2月期の百貨店向け売上高は前期比5.7%減の906億円と大きく減った。14年2月期から5年連続で減少しており、この間で22.8%も減っている。ブランド別では、この5年間で旗艦ブランドの「23区」の売上高は1.3%減って269億円、「組曲」は15.8%減って97億円となっている。

もっとも、百貨店自体の売上高が年々減少しており、オンワードだけの問題ではないだろう。日本百貨店協会によると、18年の全国百貨店売上高は前年比0.8%減の5兆8,870億円だった。17年に続き6兆円を下回った。ピークとなる1991年の9兆7,130億円からは4割も減っている。ファストファッションの台頭で高価格の百貨店アパレルが敬遠されるようになったほか、少子化や消費者の購買行動の変化が影響した。こうした消費者の百貨店離れがオンワードを直撃したかたちだ。

百貨店向け販売が苦戦しているアパレル企業はオンワードだけではない。三陽商会も主力販路である百貨店での販売が振るわず、業績が悪化している。三陽商会は英高級ブランド「バーバリー」のライセンス販売契約が15年に終わった後、後継ブランドが育たなかったため、苦戦を強いられるようになった。

三陽商会の18年12月期の連結決算は、売上高が前期比5.5%減の590億円、営業損益は21億円の赤字(前の期は19億円の赤字)だった。最終損益は8億円の赤字(同10億円の赤字)。営業赤字と最終赤字は3年連続となる。

レナウンも百貨店向け販売の不振で業績が悪化している。19年2月期連結決算は、売上高が前期比4.1%減の636億円、営業損益は25億円の赤字(前の期は2億円の黒字)だった。最終損益は39億円の赤字(同13億円の黒字)。売上高は減少が続き、利益は幾度となく赤字を余儀なくされている。

このように百貨店アパレルは厳しい状況にあるが、台頭しているアマゾンやゾゾタウンなどインターネット通販に顧客を奪われている側面もあるだろう。近年は個人間取引の中古流通サイト「メルカリ」も脅威だ。ネットで手軽に衣料品が買える環境が整っており店舗での販売は苦戦を強いられるようになった。

なぜ食品メーカーはこぞって業務用時短食材を提供し始めたのか?

手間をかけずに短い時間で簡単に美味しい料理が完成。忙しい人にとって時短レシピや時短食材は重宝がられ定着しています。そんな、個人や家庭向けだったトレンドが、プロの世界である外食産業にも広がっているようです。メルマガ『理央 周 の 売れる仕組み創造ラボ 【Marketing Report】』発行人の理央周さんが、食品メーカー大手が業務用の時短食材を提供し始めた理由から、顧客に選ばれる企業になるために必要なことを示しています。

BtoBにまで広がっていく時短食材

食品メーカーの大手企業が、調理時間を短くできる時短食材を、レストランやホテルに提供し始めました。

9月21日の日経新聞本誌によると、日清フーズは早茹でのパスタ麺、カゴメでは下ごしらえ不要の冷凍野菜、キューピーは調理済みのスクランブルエッグの冷凍品と、いった具合で、多様な企業が多様な食材を提供し始めています。ミツカンなんかは、メイン商材の「酢」なのですが、様々な料理に使える万能の「味付けしやすい酢」を出したとのこと。面白いですよね。

私も料理をやるのですが、家での料理はそれほど本格的なものを作るわけではなく、だいたいいつも1時間くらいで3品ほど作ります。以前は、野菜や肉などの素材を買ってきて、レシピ本どおりに調味料を合わせて、煮たり焼いたりするという具合に、まるでプラモデルを作るかのように、いちから作っていましたが、ここ数年、味の素のクックドゥの「中華素材の元」のように、肉と野菜を入れて、まぜて炒めるだけで青椒肉絲ができる、という便利なものを使うようになりました。

これらを使うことで、作る時間を短縮して、食卓に出すことができます。味の方も、レンジでチンするだけのインスタント食品よりも、作りたての感じがあって美味しいんですよね。

このように、個人向け・家庭向けでの時短料理は、少し前から世に出ていました。その背景には、社会環境の変化が影響しています。やはり共働きが増えて夫婦両方で働くようになる、女性の社会進出の増加、都心部では自宅から勤務地への通勤時間の増加などで、料理の時間を以前ほど取ることができなくなったことがあります。

今回の事例は、個人・家庭の時短料理のトレンドが、飲食店などの対会社向けの事業にも出てきた点に、ちょっと注目をしていきたいと思います。この背景には、ここのところよく話題になっている、外食産業の人手不足があります。

飲食産業では、慢性的な人手不足なので、できる限りシンプルな料理法でできる食材によって、調理にかかる時間を短縮して、その分働く人数を減らすことができたり、1人あたりの時間数を減らしたりすることができるようにしたい、と考えます。

さらに、時短に加えて料理法もシンプルにできるとなると、熟練した料理人ではなくアルバイトくらいでもできるようになり、求人をする際にも以前よりしやすくなります。

飲食業界では、人手不足という問題を解決するために、シンプルな料理法を求めているわけなのです。こういった得意先のニーズに目をつけての、ここのところの食材メーカーの動きが、時短食材の広がりにつながっているのです。

香港には介入せず、台湾を睨む習近平の中国。問われる日本の戦略

長引く米中貿易戦争、一国二制度を揺るがす香港デモなど、習近平の指導力の低下が疑われていますが、建国70周年の国慶節での様子からそれらの噂は完全否定されたと見るのは、メルマガ『最後の調停官 島田久仁彦の『無敵の交渉・コミュニケーション術』』の著者で国際交渉人の島田久仁彦さんです。島田さんは、その確固たる習近平体制の元で中国が目指すOne China、One Asia構想を解説。独自情報を元にした香港、台湾への対応を示唆するとともに、日本も態度を明確にすることが必要と訴えています。

習近平が目指すもの:アジアの盟主へのシフトチェンジ

10月1日、中華人民共和国が建国から70周年の節目を迎えました。米中貿易戦争の影響が長引き、習近平国家主席の指導力に陰りが出てきたのではないかとの噂を完全に否定するかのように、国慶節の一連の行事において、習近平国家主席による全権力の掌握と未来に向けた自信が窺える機会になったとの印象を持っています。

その典型例が、天安門広場で開催された大規模な軍事パレードです。今回、アメリカへの警告として発表されるのではないかとされたICBM(大陸間弾道ミサイル)である東風41ミサイルも披露されたほか、極超音速のミサイル(アメリカの最新鋭の防衛システムをしても検知できないほどの速さで、飛行速度はマッハ5を超えるとのこと)なども披露され、中国が確実に軍事大国(現時点でアメリカに次ぐ第2位)に成長している姿を世界に発信しました。

この軍備および総力200万人と言われる中国人民解放軍の圧倒的な実力の誇示はもちろん、式典に江沢民・胡錦涛元国家主席を左右に従えて登場した姿は、国内外に習近平体制の完成、特に軍部の完全掌握を印象付けています。それを確実にしたのが、軍事パレードの儀仗隊が最初に掲げた旗が、これまでのように国旗や軍旗ではなく、中国共産党旗であったことで、共産党による軍の支配を確実にしていることを示しています。

軍事パレードが国内外に示したメッセージは、いくつかありますが、アメリカへの牽制という側面以外に、ウイグルや香港で進む民主化運動の“抑圧”への覚悟と、香港と同じ『一国二制度』の適用を通じた、近いうちの“台湾統一”への意欲の表れという意味合いも含んでいると思われます。

また台湾を含む“周辺国”に圧倒的な実力差を示すことで、中国への対決姿勢を牽制し、中国を中心とした“第2の勢力圏”の形成への覚悟を見ることができました。アメリカ中心の覇権に替わる第2の勢力圏への道についてはこのコーナーの最後で再度触れるとして、ここでは香港、ウイグル、そして台湾をターゲットにした“民主化運動への徹底抗戦”の観点について、もう少し掘り下げてみたいと思います。

まず、今回の香港における民主化デモは、香港行政府による犯罪人引渡(逃亡犯引渡)条例案への反対が起点となり、途中、香港国際空港の閉鎖や地下鉄駅の閉鎖など、結果的に香港の国際経済における信用性を没落させる結果を招きました。ロンドン証券取引所と香港証券取引所との合併・協業の話も、今回のデモによる混乱で、無期限延期になっていますし、香港訪問の外国人観光客数も今は激減しており、香港経済を苦しめています。

一国二制度の下、この負の状況は、中国(北京)政府も憂慮すべき事態となっているかと思いますが、対岸の深センに大規模な人民解放軍および武装警察隊の派遣を行った以外は、目立った介入は行っていません。非常に不可解に思われますが、これはどうしてでしょうか。

多様化を考える上で重要な社会と宗教の融合と備えたい5つの人間力

さまざまな福祉活動に関わるジャーナリストの引地達也さんは、その活動の中で感じた課題や、得られた気づきについて、自身のメルマガ『ジャーナリスティックなやさしい未来』で、伝えてくれます。今回は、グリーフケアの活動を続ける高木慶子シスターが説く「努力して持ちたい5つの人間力」について。その簡単ではない境地を示す言葉に、数々のやるべきことを確認し、やり続けることの大切さを感じています。

信仰を語り合うこと、望まれる「社会人」の5つのこと

上智大学グリーフケア研究所特任所長、高木慶子シスターは80歳を超えてもなおも精力的に動き続けている。先日その元気さに触れることが出来、厳しい社会へのまなざしは私自身が叱咤激励されているような気になり、背筋がピンと伸びる感覚となった。

高木仙右衛門の曾孫として「確固たる信仰を授かった」という本人の信仰へのゆるぎなさは、生きること、社会を見ること、すべての行為に通じる「信仰に忠実な」明確な生き方を示してくれる。

一般メディアでは信仰の真髄を避けて、その社会の資質となるエッセンスだけを抽出する傾向があるが、やはり信仰というファクトを語り合える環境でありたいと思う。 以前、私がカトリックのアルン・デゾーサ神父との共同研究の中で、ケアを考えるメディアの必須は「社会への奉仕」とし、「浄化された意図」がその前提にあると説いたが、アルン神父からすれば信仰心が出発点であるが、私にとっては社会の共通善を考えての言葉だ。この宗教と社会の融合も私たちが多様化を考える上で非常に重要である。

シスターの存在は、お揃いの服と質素ないで立ちであることが一般的なイメージだが、高木シスターは研究者としての一面、「祈る」社会運動家の心持ちものぞかせる。つまり、世界が良い方向にいくようにこぶしを振り上げるのではなく、「祈る」のが彼女らシスターの役割だ。

男性優位なマッチョな世界の象徴が米国の存在であるならば、特に映画の世界で「マッチョ世界」=米国の対称性としてシスターの信仰生活が描かれるケースは多い。それは静かなソフトパワーであり、「愛」や「信仰」で社会を底辺から変えようとする根強いエネルギー。マッチョな世界はそれを否定しようとする性癖もあるだろう。

祈り続けることは、屈服しないことであり、抵抗し続けることの意思表示でもある。例えば広島や長崎の原爆を経験した日本として、政府に核兵器禁止条例の参加を求め続けて、時の政権は拒み続けても、カトリック教会は祈り続けている。大きな衝突がないけれども、祈り続けている。時の首相はともあれ、カトリック信者でフランシスコの洗礼名を持つ副首相はどのように感じているかは、あまり伝わってこない。

チヤホヤされて天狗になった経営者ほど、最後は見捨てられる訳

事業などで大成功をおさめると、周りに多くの人が集まってきます。ちやほやされ叱られることもなく、謝りを指摘されることもありません。そんな天国のような場所で有頂天になっている経営者ほど、悲惨な末路をたどってしまう可能性が高いと警鐘を鳴らしているのは、無料メルマガ『ビジネス真実践』の著者で人気コンサルタントの中久保浩平さん。今回の記事では、そんな経営者はどうしたらいいのかを、具体的な例を挙げながら解説しています。

チヤホヤは危険信号

たとえば、あなたが事業で大成功を収めたとします。そして、その実績により色んな人から声をかけられ、講演をしたり、本を出したり、テレビや雑誌に出たり、やがては、タレントになったり、あるいは、政治家になったりしたとします。当然、周りからチヤホヤされ…、「○○さん、凄いですね~」「私も○○さんのようになりたいです」という人達ばかりが集まってきます。

本人にとっては、とても居心地の良い環境。叱られることも、指摘されることもありません。意の向くままです。まさに天下を取った気分。これぞリア充!を満喫しています。

ですが、時間の経過により実績と共に本人の存在も世間から忘れさられやがて風化していきます。忙しい中、家庭を顧みなかった結果、家族からも見放される始末。さらには、その間に新進気鋭の成功者が現れ、今までチヤホヤしてくれていた人達までもがそっちへ流れていきます。結局、末路は寂しいものに…。「あの成功は一体なんだったんだ?」と自暴自棄。

とまぁ、大成功を収めたとしても結末がこれだとたまったもんじゃないですよね? では、こんな結末にならないようにするには?それは、何でも良いので、いつでも何かを学べる環境に身を置くことです。向上心を失わない環境を自ら整えておくことです。向上心を常に持っておかないと、どれだけ成功したとしてもやがて誰にも相手にされなくなります。

業界や地域でドーンと成功した経営者にお会いしたとき、向上心のかけらも感じることのない人に時々出くわします。どういうタイプかというと、自社がいかにして成功したかという成功論をやたらと力説する人です。で、そういうタイプに限って、自社よりさらに大成している企業や経営者への集まりには参加せず、自分のことを持ち上げてくれる企業や経営者の集まりにせっせと顔を出しているのです。そっちの方が、周りからチヤホヤされ気分がいいからです。つまり、現状の座を守ることにしか意識がいっていないのです。

これでは、どれだけ現在成功していようが、会社的にも事業的にも人的にも成長がありません。最後には誰からも相手にされなくなり、ポツーンです。

いつも周りからチヤホヤされる、誰も叱ってくれない誰からも指導がない、などと感じたら、危険です。身の置き場、環境をレベルアップさせてくれる、学べる機会や場所をどんどんと増やしていくことです。自社よりレベルの高い経営者や、自分より深く、良質で有益な情報を持っている人、そんな人達との付き合いから様々なヒントを吸収していくことです。

あるいは、なんでもいいから自分の知らなかったこと、教えて欲しいと思うことを学べる場所を見つけることです。常に向上心があり、学べる環境を置く人が成長できるのです。そして、これは謙虚さがなければなりません

もし、あなたが現在、誰からも叱られることもない、アドバイスを受けることもない、という環境にいるならば、自分が最も下の位置になる環境はどこか?これを見つけてみましょう。その環境に身を置き、その中での上位を目指す。で、その環境での上位を達成したら、また、自分が最も下の位置になる環境はどこか?を見つけましょう。これの繰り返しが必要です。

自分にとって居心地の良い場所、都合の良い場所。そこに留まっているようでは、成長はありません。過去の栄光にすがり続け、廃れていくだけです。

■今日のまとめ

「いつでも学べる環境を持つ」

  • 常に謙虚さと向上心を持つために必要な環境とはどんなものか?考えノートに書き出してみる
  • 書き出した環境に身を置く

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米国社会で高評価。小児がん患者向けのソーシャルロボットのこと

アメリカでは、小児がんの子どもたちの不安を和らげるためのアヒルのソーシャルロボットが無償提供され、社会的にたいへん高い評価を受けているようです。知らせてくれるのは、『メルマガ「ニューヨークの遊び方」』の著者でNY在住のりばてぃさんです。実は、日本にも今年中に300体が贈られるという話題もありましたが、国立がん研究センターの統計では、日本で小児がんと診断される子どもの数は、1年間に2100人。多くの子どもたちに届くよう、CSRプログラムとして採用する企業が広がってほしいこの活動を紹介します。

ソーシャルロボットのMy Special Aflac Ducks

このメルマガをご愛読されてる皆様の中には、日本にはまだ存在しない、ニューヨーク、あるいはアメリカならではの先進的な何か(ビジネス・モデル、マーケティング手法、テクノロジー、社会現象やトレンド、発明・発見、考え方や視点…等など)の情報を楽しみにされている方々も、たぶん、多いだろう。これはその一例。

My Special Aflac Duck | Teaser from Chispa House on Vimeo.

アメリカの大手保険会社のアフラック(American insurance company、略してAflac、アフラック)が、マイ・スペシャル・アフラック・ダック(My Special Aflac Ducks)という、病院で小児がんと命がけで戦っている幼い子どもたちの心の支え、癒やし、闘病生活の戦友になる、最新テクノロジー満載のアヒル型インタラクティブ・コンパニオン・ロボット(interactive companion robot)を無償で提供している。ソーシャル・ロボットとも呼ばれるもので、開発はSproutelというベンチャー企業

小児がんの子どもたちにとって最も辛いのは、自分の人生をコントロールできなくなったように感じることだそう。放射線治療のために様々な検査や治療を受けらされている…そんな無力と感じることが多い中、アヒル型のインタラクティブ・コンパニオン・ロボットは子どもたちに寄り添い感情を表現してくれるという。

例えば、頭を撫でると喜び、歌をうたいダンスをする。また、お腹のセンサーに悲しい顔文字のチップを当てると悲しさを表現し、嬉しい顔のチップを当てると一緒に喜んでくれる

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細かい部分にもこだわっており、小児がん治療のための化学療法では、抗がん剤を投与するため、子どもたちのお腹の部分に管をとりつけるが、このアヒルのロボットにもその管(実物と同じもの)がついていたりする。

紹介ビデオには、最初はその管をつけることを怖がっていた男の子もアヒルにもついていることを知り怖がっていた感情が緩和される様子が映されている。ぎゅっとアヒルを抱きしめる小児がんと戦う幼い子どもたちの様子は、病気の治療に必要なのは薬だけではないととても分かりやすく教えてくれているようだ。

アフラックの9月3日付の公式発表によると、マイ・スペシャル・アフラック・ダックを初めて紹介した2018年10月以降、これまでに全米47州の220以上の病院の小児がんと戦っている子どもたちのもとへ、5,000体超を完全無料で寄付したとのこと。

ご参考:
Aflac Announces Slate of Events to Commemorate National Childhood Cancer Awareness Month

「どうせダメだ」という人は自分の記憶が今の自分を殺している

たとえば困難な事態に直面した際、「どうせダメだ」「いや、まだこれから」といったように、対照的な気持ちが沸き上がってくる「個人差」は何に根ざすものなのでしょうか。今回の無料メルマガ『サラリーマンで年収1000万円を目指せ。』の著者・佐藤しょ~おんさんは、「成功体験の差」が言動を左右するとした上で、「人生は勝ちすぎても負けばかりでもダメ」という理由を解説しています。

負けてばかりの人生もまたダメ

人生で勝ち続ける人というのは、挫折を知らずこれはこれでイヤなヤツになりがちだということを前回(「よく考えれば判る。優秀な経歴だけを持つ人を採用すべきでない訳」)書きました。出来て当たり前、出来なきゃバカだって価値観が強くなっていくと、他者がおバカに見えてくるんですよね。

ところが逆に、人生で負け続けていると今度は卑屈さばかりが目立ってしまうんです。

何度も書いているように、人生って最後は勝ちと負けが半々くらいのところで落ち着くはずなんですよ。だから現在の勝率が5割を圧倒的に下回っているという人は、これから勝ちが続いて帳尻が合う人生になるはずなんです。ところが実際にはなかなかそうはならないんです。

その理由のひとつがここにあるんです。

人生で負けが続いたら

  また負けた~
  どうせオレなんて
  頑張ってもどうせダメだよ
  やっぱり勝てるわけがないんだよ
  やるだけ時間のムダだよ

って感じでドンドン卑屈になっていくんです。負けるってことの怖さはここにあるんです。これを押し返せるのは20代くらいまででして30歳を超えても勝った経験がないと大事なところで踏ん張り切れなくなるんですよね。

上司の立場で見ていると、あと少し、ここが勝負所だ、今こそ鞭を入れて頑張らなきゃならないところだ、ここを乗り切ったら勝ちが見えて来るぞという大事な場面で息切れしたり、失速したりするんです。そしてその大きな理由は、自分が諦めちゃうからなんですね。

あと少しで逆転出来る(という予測は、上の立場の人間ならかなり正確に出来るモノです)、だから頑張れって言ってるのに、そうやって逆転した経験が無いから、それが理屈でも身体感覚でも信じられないんです。それを上回る力で負け続けた自分の記憶がのしかかって来ますから。

で、結局ズルズルと後退していって、

  やっぱり頑張ってもダメだったじゃん

って記憶を上書きすることになるんです。こういう人にはチャンスの場面が回って来ることが少なくなりますし、そもそもドンドン諦めるタイミングが早くなっていくんですよ。そういうのを負けグセっていうんですが、こうなる前に一度は逆転する、勝ち切る経験をしなきゃならないんです。

そろそろ30歳が見えて来たという人で、まだ呵々大笑した経験が無い人は、早めに一度はこれを体験すべきです。歳を取れば取るほど土俵際が弱くなり知力体力も衰えますからね。

私がなんとか人生をひっくり返せたのは、若い頃に何度か努力が花開いて目標を達成した経験があったからなんですよね。その経験が無かったら、人生を賭けた勝負の場面で粘り勝ちを収めることは出来なかったんじゃありませんかね。

人生は勝ちすぎてもダメ、負けばかりでもダメ。両方をちゃんと経験しているから、他者にも優しくなれますし、勝負所で踏ん張りも利くんです。

面接では、経歴の素晴らしい人、学歴の良い人には、ネガティブな経験を、何の取り柄も無いような学歴、経歴の人にはポジティブな経験が無いかを確認すると良いですよ。前者は失敗から何を学んだのか、その失敗が今の人生にどう効いているのかを訊きますし、後者は勝利の味、達成した時の喜びを持っているのかどうか、その気持ちを意志の力で立ち上げることが出来るのかを確認すると良いでしょうね。

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これは名言。トヨタ生産方式のモノづくり現場で語り継がれる言葉

会社の業務に慣れると、確認作業を怠ったり、独自基準で業務を強行するなど、不祥事に繋がる種が芽吹く危険が増えてしまうものです。このような事態、どう防げばいいのでしょうか。今回の無料メルマガ『致知出版社の「人間力メルマガ」』では、そのヒントとなり得る、世界が認めた「トヨタ生産方式」の現場で繰り返し言われ続けている「言葉」が紹介されています。

トヨタで繰り返し言われている言葉 海稲良光

トヨタ自動車とリクルートグループの共同出資によって設立されたオージェイティー・ソリューションズは、ものづくりの現場で長年キャリアを積んだエキスパートを現場指導に派遣し、問題を抱えた多くの企業を蘇らせてきました。

その指導のベースとなっている考え方を交えながら、ものづくりの場をいかに高めるかについて、同社専務を務められた海稲良光氏のお話をご紹介します。


日々の知恵と改善により、ものづくりの場を高めていくために、トヨタで繰り返し言われている言葉があります。それらの言葉をまとめ、『トヨタの口ぐせ』(中経出版)という本を刊行しました。そのいくつかをご紹介したいと思います。

「者に聞くな、物に聞け」

者とは人のことであり、物とは現場や商品・製品のことです。現場の作業者から聞いたことと実際に現場で起きていることが食い違っていることがよくあります。

ですから、管理監督の立場にある人は、部下からの情報に頼り切るのではなく、実際に自分の目で現場を見て、何が起きているかをつかまなければなりません。

「やってみせ、やらせてみせ、フォローする」

「やらせてみせ」までは実施していても、その後の「フォローする」まで徹底している会社はほとんどありません。

教えたことを本当に守り、実践するまでフォローすることが重要なのですが、実際には、「たぶんやっています」というレベルにとどまっているケースが多く見受けられます。「教えたとおりにやっていますと言い切れるところまできっちりフォローしていかなければなりません。

「あなたは誰から給料をもらうの?」

現場では、目先の問題に振り回され、事の本質を見失ってしまいがちです。この質問に対して、上司の名や会社をあげるのではなく、給料はお客様からいただいているということを出発点にすることで、品質やコストにも気を配ったお客様第一主義のものづくりが実践できるのです。

訪問した会社の管理レベルは、現場で作業をしている従業員さんに、「この部品は次にどこへ行くのですか?」と聞いてみればだいたい分かります。「隣の箱に置くんだよ」という答えには、「自分は誰から給料をもらっている」という問題意識は見受けられません。

一人ひとりが、「この部品はこういう工程をたどり最終的にこの製品になってお客様のもとへ届けられます」と答えるところまで持っていくことができれば、その会社の現場レベルは相当なものになっているに違いありません。

「陸上のバトンリレーのようにやりなさい」

トヨタ流の仕事のやり方を、私はこの言葉で表現しています。陸上のリレー競技では、前の走者から次の走者へとバトンを渡すバトンゾーンがあります。そのゾーン内であればどこで渡してもいい。バトンゾーンを有効に使うことで前走者と次走者の引き継ぎが円滑になり、全体のタイムを縮めることができます。

これは仕事も同様で、例えばベテランから新人にバトンを渡す場合ベテランはバトンゾーンのギリギリのところまで走って新人を助けてやればいい。バトンゾーンがあることで、自分の範囲を超えて仕事をしたり、アクシデントが起きた時には逆に助けてもらったりできます。お互いに自分の領域を少し超えながら、助け合ってリレーを走ることができるのです。

えっ!? 会話に「驚き」を混ぜるだけで接客はこんなにうまくいく

相手と話をしていて、「へえ、そうですか」と返されるのと、「え!そうなんですか!?」と言われるのとでは、どちらが嬉しいものでしょうか。今回の無料メルマガ『販売力向上講座メールマガジン』では、著者で接客販売コンサルタント&トレーナーの坂本りゅういちさんが、接客の際に使えるワザとして、「驚く」というリアクションを挙げ解説しています。

驚きの魔力

誰かと話をしていて、「え!何それ!すごいね!!」と驚かれたことはありませんか?あるという方は、その時の自分の感情を思い出してみてください。なんだか嬉しくありませんでしたか?

「え、こんなことで驚いてくれるの?」「いや、そんな大したことかなぁ」とは思いつつも、相手が驚いてくれると、なんだか嬉しくなる。これが、驚きの魔力です。

人間の心理的に、相手に驚いてもらうというのは、実は非常に嬉しい感情が湧いてきます。そしてこれは、接客でも同じなんですね。

お客様が、店員と会話をしている時に、「今度、北海道へ行くんですよ」みたいな会話があります。「へぇ、北海道へ行くんですね」という店員のリアクションであれば、なんということもなく会話は流れていきます。ですが、「え!北海道行くんですか!いいですね!」と、驚きとともに受け止められるとどうでしょう。ちょっと優越感を感じられるかもしれませんし、少し嬉しくもなってしまいます。

このように驚くということはリアクションではとても大事なことなんです。何気ない会話だとしても、いかようにも驚くことはできます。

「え!」
「そんなの知らなかった!」
「びっくりしました」

言葉はいろいろですが、どんな言葉でも、驚きをもって受け止めることでお客様を喜ばせることができます。これこそ、驚きの魔力です。

とてもシンプルで簡単にできることですが、接客中にやってみると、お客様の反応が変わること請け合いです。

ぜひ、気持ちを込めて驚いてみてください。

今日の質問です。

  • 話をしていて、相手が驚いてくれると、どんな気持ちになりますか?
  • お客様にその気持ちを持ってもらうには、どんな驚き方をしますか?

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