薬局に走るその前に。頭皮のニキビには「湯シャン」が効く

季節の変わり目に、頭皮にニキビのようなできものができてしまったことはありませんか? そんな頭皮のお悩みを改善するやり方として、無料メルマガ『アリエナイ科学メルマ』の著者・くられさんは「湯シャン」をおすすめしています。

冬場のシャンプー

日本の冬は気温が下がり、空気が乾燥していきます。

以前、冬場の風呂上がりのボディケアについて説明しましたが、今回はシャンプーだけにあわせて話をしてみます。

といっても頭皮も肌も、基本的には千差万別、それぞれが自分の体質体調を把握し、新しいことをする(ものを使う)場合は、注意深く自分の体の変化を観察することが大事です。

特に季節の変わり目に多いトラブルとしては頭皮のニキビ様の腫れ物の類い。

これらの原因は、白癬菌であったり、アクネ菌だったり、毛包虫の増えすぎだったりするのですが、その根幹は正常な免疫システムが崩れていることが原因といえます。

その崩れたバランスを戻すために、刺激の弱いシャンプーにしたり、あえてしばらく湯シャンで過ごしたりするほか、ニキビ用の薬を使ったりと諸々の解決策があり、どれがよいとは一概にいえません。

ただ、土木作業員やアスリートでもない限り、髪の毛のヨゴレというのは、冬場はかなり代謝物が少ないだけヨゴレも溜まりにくいので、しばらくシャンプーをせず、お湯だけで頭を洗う(頭皮をシャワーで揉むように洗い、髪の毛の油分が全部落ちるような洗浄をしない)というのを、2、3日してみて、様子を見てみるというのは一つの方法といえます。お金もかかりませんし(笑)

湯シャンのよくない点は、皮脂に溶けた煤煙や有機溶剤、その他アレルゲンなどを落としにくいというところもあるので、一概に湯シャンしておけばOKという極論にもならんのですが、冬場に関して、デスクワーカーであればなおさら、一度自分の頭皮の免疫力を信じてみるというのもありかもしれません。

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働いてない人は目が死んでる。寿命100歳時代を生き抜く方法とは?

2045年、平均寿命が100歳に―。メルマガ『Japan on the Globe-国際派日本人養成講座』の著者・伊勢雅臣さんによると、世界の多くの研究者がそう予測しているのだそうです。60代で退職しても残り30年。伊勢さんは実例をあげつつ、その「長い余生」の充実した過ごし方を論じています。

2045年に平均寿命は100歳に到達しているだろう

平成26(2014)年の日本人女性の平均寿命は86.83歳3年連続世界一を達成した。男性は80.50歳4位から3位に順位を上げた。長寿国として世界に誇れる記録である。

「いくら寿命が延びても、寝たきりの状態では」と思う読者もいるだろうが、介護が不要で、日常生活に支障なく、自立して過ごせる「健康寿命」でも、女性75.56歳、男性71.11歳と、男女とも日本が世界一であることを米国の研究チームが発表している。

厚労省は平均寿命が延びている理由として、「がんや心臓病、肺炎、脳卒中などによる死亡率が改善したことが要因」と分析し、「医療技術の進歩や健康志向の高まりに伴って『今後も平均寿命は延びる余地がある』(同省担当者)」としている。

いったい、寿命がどこまで延びるのか、という疑問に、近い将来、平均寿命は100歳に到達するという予測がアメリカでなされている。「そんな、馬鹿な」と思うかもしれないが、論より証拠、日本人女性の平均寿命の伸び具合を見て貰いたい。

 ・大正14(1925)年:43.20歳

 ・昭和40(1965)年:72.92歳

 ・平成14(2014)年:86.83歳

近年、ガン研究が急速に進展し、再生医療技術の劇的な進歩で様々な臓器が再生・移植できるようになり、かつ老化そのものを遅らせる技術も生まれつつある。世界の多くの研究者が「2045年に平均寿命は100歳に到達しているだろう」と予測している。

働いてない人は目が死んでいる

平均寿命100歳の時代となると、20歳から40年働いて、60歳代で定年を迎えても、あと30年ほども時間がある。余生というには長すぎる時間をどう活用するか、考えなければならない。

世界トップの長寿国として、そのお手本を示す責務が日本にはある。幸い、我が国には長寿社会での生き方を探求している企業がある。60歳以上の高齢者の人材派遣業を行っている、その名も「高齢社」である。

同社の社長・上田研二さんは、あるスナックのママさんの「働いているかどうかは、ひと目で分かる」「働いてない人は目が死んでいる」という言葉を紹介している。

定年退職後の半年くらいは「定年万歳」と、旅行、ゴルフ、カラオケなどで楽しく過ごす人もいるが、半年もすると暇を持て余すようになり、「毎日が日曜日」の生活に飽きてくる

運動量が減ることもあって、体重が増え、体調が悪くなる。いつも家にいることで、家族からも邪魔者扱いされる。孤独を感じ、「生きがい」が欲しくなってくる。これらの不安を一気に消し去ってくれるのが働くことだと、上田さんは指摘する。

上田さんは東京ガスの孫会社で社長をしていたが、ガス機器や水回り設備の点検・修理などの技術を持った人々が定年後も働く意欲満々なので、こういう人々に活躍の場を提供しようと新たに会社を作った。東京ガスの多くの幹部も「これからの高齢化社会にも寄与することだから」と後押ししてくれた。

平成12(2000)年に60歳以上の社員30名で、高齢社をスタートさせた。さらに高齢の女性にも家事代行サービスの仕事を提供し、その後も派遣業務の幅を広げてきた。高齢の派遣者を受け入れる側も、「仕事を丁寧にきちんとやってくれる」「高齢の方でも元気に働いている姿を見ると、周りも刺激を受ける」と好評だった。

上田さんは誰かに会ったら、必ず「何かありませんかね」と高齢者の仕事の需要がないかを聞く。「こういう仕事、やらせてもらえませんか」と自分から提案する。人手を欲している職場と、仕事が欲しい高齢者がきちんと出会っていないのが現状だ、と上田さんは指摘する。高齢社はそんな現状を変えようと挑戦している。

そんな実例を紹介しよう。

恋かなと 思っていたら 不整脈…ジワジワくる『シルバー川柳』まとめ

 

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記事提供:ViRATES

 

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こんなに怖いCMちょっとない。子どもたちを震え上がらせた衝撃の名作

時代を超えて語り継がれる作品が多いテレビCMですが、中でもひときわ異彩を放っているのが1983年のサントリーウイスキー・ローヤルの「ランボー編」。『ジャーナリスティックなやさしい未来』では、このCMについての考察がなされています。

ランボーの世界を映像化した衝撃 サントリーローヤルCM

テレビをはじめとするマスメディアの情報に囲まれて過ごしてきた世代にとって、メディア情報はその世代の行動に大きな影響を与え続けてきた。特に広告は「何かを訴える」ことで、その商品の購買を促したり、具体的な行動を求めたりするものだから、私たちは知らずのうちに広告の映像や文言に心奪われ、行動を制御されたり、促進されたりしてきた。広告のほかにも書籍や人の会話や教え、各種ライブ観賞などで人は感化され、それが人生に大きな影響を与えられたりしながら、教養や知識を身に着けてくるものだが、この中でも特にテレビ広告であるCMは短い時間で完結に主張するものであるため、その形質から「衝撃」を受けることも多い。

豊潤なメディア情報を受けてきた世代の一員である私は、メディア情報の受け手である聴衆として接した物心ついた頃から就職するまでの「聴衆期」と、大学を卒業し新聞記者、通信社記者としてメディアの発信者として広告を同じマスメディアの一部として時には同胞の感覚で接し、場合によっては広告の一部としての記事にも携わることになる「間接期」、そして経営コンサルタントや事業主、経営者という立場で大手企業から中小企業、各種団体などの営業戦略や新規事業を展開する際に必ずや必要であり、利用しなければいけない存在として広告を意識した時期の「活用期」の3つの時期に別れる。

それぞれの時期によって、広告の見方は変わってきたが、単純に言えば「聴衆期」は、面白いものをただ「面白い」と受け入れていたものが、「間接期」ではその広告が面白い理由を社会背景から理解しようとし、「活用期」は、その広告が面白い理由を人の感情の動きを踏まえて探ろうとする気持ちに変わってきた。もちろん、広告が自分の生活の中でどのような位置づけなのかで変わってくるのは当然であるが、その立場が変わっても、私の心の中に、「聴衆期」で接したテレビCMの中に今も心奪われているものがある。

今回はその、私の中で普遍である衝撃のCM、1983年のサントリーのウイスキー「ローヤル」CMの「ランボー編」として知られる作品について論じたい。

映像は砂漠の中、天使のコスチュームを身にまといタンバリンをたたく女の子(小人という指摘もある)を先頭に、魔術師のような怪しげなタキシードとシルクハットの男、レスラーのような格好をしたスキンヘッドでひげをたくわえた火を噴く男、大道芸人と動物が隊列を組む。それぞれが異彩を放ちながら、彼らはその役割ごとに「芸」がクローズアップされ、最後には砂漠のイグアナがフォーカスされる。そして、サントリーローヤルの封をペパーナイフで切る映像へと引き継がれる。

子どもが100点取っても「すごいね」と言ってはいけないのは何故か

子供がテストで100点を取ってきた時、つい「すごいねー」なんて口にしてしまいがちですが、この言い方はNGなんだそう。なぜ? その理由と正しい褒め方が無料メルマガ『子どもが育つ“父親術”』に記されています。

100点テストの褒め方

小学校低学年くらいですと、比較的、テストで100点が取りやすかったりします。学校の勉強が得意なタイプの子だと、いつも良い点数を持ち帰ってくる──なんてこともあるでしょう。そんな時に、安易に「すごいねー!」「おっ、頭いいな☆」と言ってはいませんか?

今日は、テストの点数が良かった時の褒め方について、お伝えします。

まず最初に、心掛けるべきは「ちゃんと見たよ」とのメッセージ子どもに送ること。言葉に出して「さっき出してくれたテスト、見といたよ」でもいいですし、子どもがいる時に見るようにしてもOK。

特に、配布物やテストを出し忘れることのある子には、意識的に、

「出してくれて助かった」

「見られて良かった」

とのメッセージを投げかけてあげましょう。

次に、テストの結果についてコメントします。ここで注意すべきは「評価」「論評」はしない、という点です。子どもの成長に立会い、見守る人として、単純に「感心」してあげられれば、それで充分です。

もし「ずっとがんばってきて、ようやく取れた100点!」なら、一緒に「感動」すれば良いのです。

「いつも90点とか100点とかで、パパ、感心するなぁ」

「ついに100点取れたね!これまでがんばってきた甲斐があったね~!」

続けて、子どもを褒めてあげるのですが、ここが重要です。決して「才能」「能力」を褒めるのではなく、良い結果を生み出した「努力」を認め、褒めてあげるよう、意識してください。

×「頭がいい」

×「何でもすぐ覚えられる」

「先生の話、よく集中して聞いていたんだね」

「宿題もしっかりやっていたもんね」

この時に悩ましいのが、特に努力をしていないように見える場合。そんな時も、これまでの人生で積み重ねてきたものが、今の結果につながっていることは間違いありません。子どもの好きだったこと、よく集中して取り組んでいたことを思い出して、がんばりを褒める言葉をかけてあげましょう。

「キョウちゃんは小さい頃から、いっぱい本を読んでいるからね。自然と国語が得意になったんだね」

「ダイは昔から数字に興味あったよね~。スーパーで片っ端から値段を読み上げていた時もあったんだよ! 計算が得意なのは、その頃から興味を持っていたおかげかな」

「ミエって保育園の頃からお絵描きが大好きだったんだよ。理科の観察の絵も丁寧に描いていたね。それで植物に詳しくなれたのかもね」

このように「才能」ではなく「努力」を褒めるのは、以前にお伝えした勉強以外の「がんばったこと・成し遂げたこと」と同じです。

参考:努力体質の作り方

【書評】天才はある種の病気。そう確信させる異能起業家の半生記

今回の「3分間書評」で取り上げるのは、天才起業家イーロン・マスク初の公認伝記。『毎日3分読書革命!土井英司のビジネスブックマラソン』の著者・土井英司さんが「これまで出されたイーロン・マスクのどの本よりも読み応えがある」と評する1冊です。

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イーロン・マスク 未来を創る男』 アシュリー・バンス・著 講談社

 

こんにちは、土井英司です。

もうかれこれ8年前になりますが、BBMで「天才の精神病理」という本をご紹介しました。

※参考:「天才の精神病理

精神医学を専門とする2人の著者が、ニュートン、ダーウィン、フロイト、ヴィトゲンシュタイン、ボーア、ウィーナーといった6人の天才科学者を徹底分析した本です。この本を読むと、やはり天才はある種の病気、と思わされるのですが、一流の経営者の伝記を読むと、さらに確信が強まります。

ミリオンセラーとなったアイザックソンの「スティーブ・ジョブズ」にも、「現実歪曲フィールド」という表現があったと思います。

※参考:「スティーブ・ジョブズ

本日ご紹介する1冊は、このスティーブ・ジョブズに負けずとも劣らない天才、イーロン・マスクの初の公認伝記

これまでにたくさんイーロン・マスクの本を読んできたので、やや食傷気味だったのですが、入念な取材に基づく伝記は、これまでに出されたどの本よりも読み応えがありました。

それもそのはず。著者のアシュリー・バンスは、テクノロジー分野の第一線で活躍するライターで、「ニューヨーク・タイムズ」紙で、シリコンバレーやテクノロジーに関する取材を続けてきた人物。現在は、「ブルームバーグ・ビジネスウィーク」誌で科学技術に関する特集記事を担当しているということで、要は科学技術に造詣が深く、さまざまな取材ネットワークを持っている、ということです。

それだけに本書は、関係者への丁寧な取材に基づいて書かれており、イーロン・マスクの本当のすごさや異常さ、これまでに取った言動の多くをとらえています。

英語脳かどうかは、脳を直接見ればわかるー東大とEFが共同研究

語学・留学の教育機関イー・エフ・エデュケーション・ファーストと、東京大学 大学院総合文化研究科が、「第二言語の習得や、語学学習に関係する脳メカニズム」を特定するための共同プロジェクトを開始すると発表しました。

その研究目的とは、「海外で言語を学ぶことと、国内で言語を学ぶことでは脳の活動にどのような違いがあるのか?」というもの。

母国語を学ぶのと、第二言語を学ぶのとでは、刺激される脳の場所が違うようにも思えるのですが、実際のところどうなんでしょうか。

実は外国語の熟達度は、MRIで脳を調べることである程度わかってきているそうなんです。それを実験で突き止めたのが東京大学の酒井教授。

酒井教授によると、英語などの第二言語を勉強すると、初めのうちは脳が活性化されるが、ある程度語学力が付くと、脳が逆に省エネ運転になるということがわかっているそうです。

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つまり脳が省エネ運転しているかどうかで、言語学習の熟達度が測れるというわけ。英語の勉強を続けた人が英語脳になっているかどうかは、脳を見ればもうわかる時代に来ているんですね。

酒井教授は今後、イー・エフ・エデュケーション・ファーストの生徒を対象に、英語を海外で学ぶ日本人学生と、英語を国内で学ぶ日本人学生の脳活動の変化を調査することで、海外での経験が脳にどのような影響を与えるかを共同研究するとのこと。

脳を調べればその人の「脳力」を直接測れるとは、なんともSF的な話ですが、テストをしなくても客観的な習熟度データがわかるというのは大きいですよね。脳を調べることで、学習の到達度がわかり、その人の個性を伸ばすような学習方法を選択することもできる。研究が進むことで、より効果的な語学教育の確立も期待できそうですね。

source: イー・エフ・エデュケーション・ファ ースト

文/崎田とき

「放送弾圧」に警鐘を鳴らしたBPOに、脅しをかけた自民党議員の正体

NHK「クローズアップ現代」のやらせ問題に関する意見書の中で、自民党の放送弾圧を猛批判したBPO。『国家権力&メディア一刀両断』では、テレビ局に圧力をかける自民党内の調査会メンバーの正体を明かすとともに、「自民党はBPOに報復を仕掛けてくる」と警告しています。

自民党の放送弾圧を批判したBPO有識者の勇気

自民党の国会議員の大多数は、神道政治連盟日本会議のメンバーである。どうやら、いまやこういう極右団体に所属していないと、党内で肩身が狭いようだ。

自民党政調会に「情報通信戦略調査会」というのがある。昔から存在しているわけではない。昨年6月ごろに誕生したばかり。何を調査するのか疑問だが、早い話、メディアを監視し、クレームをつけて、報道に圧力をかけるのが主目的だろう。しかも、委員16人のうち、14人が安倍晋三を会長とする神道政治連盟国会議員懇談会のメンバーだ。もちろん、麻生太郎、安倍晋三が特別顧問をつとめる日本会議国会議員懇談会にも、このうち多数が加入していると思われる。

情報通信戦略調査会の存在が広く世に知られたのは今年4月17日に起きた「放送弾圧事件」によってである。

テレビ朝日の「報道ステーション」における古賀茂明の官邸批判発言が許せぬというので、テレ朝幹部を呼んでつるしあげようということになった。が、1社だけだと、あまりにも意図が見え見えだ。もちろん、彼らとて、言論弾圧になるという自覚くらいはあるだろう。

そこで、NHK「クローズアップ現代」の「やらせ」問題もいっしょに取り上げることにした。まったく性格の異なる案件なのだが、「真実が曲げられて放送された疑いがある」という理由で一括りにした。テレビ朝日とNHKの経営幹部を自民党本部に呼びつけて、「事情聴取」するという威嚇が目的なのだから、彼らにとって理由は適当でいいのだ。「やらせ」の一件は明らかな不祥事であり、それをからませれば、テレビ局への不当介入と世間は受け取らないだろうという考えがあったかも知れない。

ところが、このほど、意外なところから自民党情報通信戦略調査会に対する攻撃の火の手が上がった。NHK「クローズアップ現代」の「やらせ」問題について、「重大な放送倫理違反があった」との意見書を出した第三者機関「放送倫理・番組向上機構BPO)」だ。その意見書において、「情報通信戦略調査会」を名指しし、「政権党による圧力そのものである」と同じ文書のなかで非難したのだ。これは、権力の饗宴にひたっていた自民党議員たちの酔いを醒ますには十分であっただろう。

自民党の「圧力」という意味では、「報道ステーション」や古賀茂明個人に対しても同様であり、「クロ現」に関するBPOの意見がそのまま当てはまる。

この稿は、クロ現のやらせ問題をテーマとしていないので、それについては省くことにする。あくまで、問題にしたいのは自民党のテレビ局に対する弾圧である。そこで、BPOが11月6日に発表した「NHK総合テレビ『クローズアップ現代』出家詐欺報道に関する意見」のうち、最後の項に付記された総務大臣と自民党の姿勢に対する見解のポイントをまとめてみた。

今の時代に、中国が尖閣を取りに来るのは本当にありえないのか?

中国による南シナ海埋め立て問題が騒がしい昨今、今度は尖閣諸島や沖縄が中国に狙われているという話もよく聞こえてきます。しかし、「まさか、今の時代に中国がそんなこと……」と楽観視していられるのでしょうか。メルマガ『ロシア政治経済ジャーナル』は、その考え方こそ「平和ボケ」であり、日本と中国との「戦争」はもう始まっている、と断言しています。

あなたをだます「今の時代に」というキーワード

中国は、尖閣だけでなく、沖縄も狙っている

この件について、相当著名な方でも、「必殺キーワード」を使うことがあります。

「必殺キーワード」とは、【今の時代に】です。

皆さんもきっと、どこかで目にしたことがあるでしょう。

中国の脅威について、「【今の時代に】そんなことがあると信じられますか???」

で、有名な先生にそういわれると、素直な人は、「そうだよな~。【今の時代に】ありえないよな」。

ところで「今の時代」ってなんでしょう? そう、「平和な時代だ」といってるわけです。確かに、日本は、ここ70年間戦争をしていません。だから、「平和な時代だ」と思っている。

しかし、「今の時代 = 平和な時代」というのは事実ではありません。「今の時代 = 平和な時代 = 平和ボケ」です。「事実」を見てみましょう。

21世紀は「戦争」の世紀

「今の時代に」という枕詞に、「21世紀」という言葉が伴われることがあります。

「21世紀の今の時代に」

こう表現すると、「人類はとっくの昔戦争時代を終わらせた」というニュアンスがあります。

しかし、それは単なる「平和ボケ」。実際、「21世紀」は、現在まで「戦争の世紀」になっています。

証拠をお見せしましょう。

2001年9月11日、アメリカで「同時多発テロ」が起こりました。

 

2001年10月、アフガン戦争開始。この戦争は、14年経過した現在もつづいています。

 

2003年3月~、イラク戦争

 

2008年8月、ロシアーグルジア戦争。グルジアはこの戦争の結果、「アプハジア」と「南オセチア」を事実上失いました。

 

2011年、リビア戦争

 

2013年8月、オバマ「シリア戦争開始」を宣言するも、断念。

 

2014年3月、ロシア、クリミアを併合。ウクライナで内戦ぼっ発。実際は、欧米とロシアの「代理戦争」。

 

2014年8月、アメリカ、「イスラム国」空爆を開始。

 

2015年5月、「南シナ海埋め立て問題」で米中関係が悪化。「軍事衝突」を懸念する声が聞かれるようになる。

 

2015年9月、ロシア、「イスラム国」およびシリア「反体制派への空爆を開始。

 

2015年10月、アメリカ「航行の自由」作戦実施。再び「米中軍事衝突」の懸念が。

思いついたできごとを列挙してみました。

皆さん、これを読んで、

「あ~~~、今の時代は、平和じゃのう。20世紀で人類は戦争を卒業した。平和な21世紀万歳!」と思われましたか?

またも隠蔽か? 東芝が抱える「原発事業」という時限爆弾

東芝が、米原発の赤字を隠蔽していたという日経ビジネスのスクープが波紋を呼んでいます。この件について、世界的エンジニアでメルマガ『週刊 Life is beautiful』の著者・中島聡さんは、すでに東芝が子会社の原発設備会社WH社株の売却で難航していることを指摘していました。その中島さんが、最近目に止まった記事として、東芝に関連した2つの記事を紹介。これだけの不正会計を長きに渡って見逃してきた監査法人の責任の重さについて言及し、さらに家電を捨てて原発事業に集中するという今後の方針について疑問を投げかけています。

私の目に止まった記事

会計基準が東芝をおかしくした(日経ビジネスONLINE)

少し扇情的なタイトルで、まるで日本の会計基準が悪いかのように解釈できますが、そんなことはありません。会計基準としてどんなルールを定めたところで、どうしても「経営者の裁量」に任される部分は残るため、東芝のような不正会計を会計基準だけで防止するのはとても困難です。

東芝のケースで言えば、経営陣も非難されるべきですが(ライブドア事件よりも悪質なので、実刑判決を受けてしかるべき話です)、監査法人の罪は重いと思います。

株式を上場させている公開企業には、会社の経営状況財務情報を通じて株主に伝える責任を持っていますが、その財務情報が単に会計基準に則っているだけでなく、経営者の裁量により株主に誤解を与えるようなことをしていないかどうかをチェックするのが監査法人の仕事です。

その意味では、今回の不正会計複数年度に渡って見逃してきた監査法人の責任は重く、米国であれば業務停止命令を受けても仕方がないような話です。

東芝、テレビ・パソコン・白物家電の3部門分離へ他社と交渉-半導体と電力で経営再建(日刊工業新聞)

同じく東芝に関する記事ですが、粉飾が発覚した結果、このままだと経営危機に陥りかねない東芝が、好調な半導体と電力原子力)に集中するために、テレビ・パソコン・白物家電の3部門を分離・売却する、という話です。

パソコン事業はもっと早いタイミングで売却すべきだったと思いますが、テレビ部門は良いものを作っているし(私自身もレコーダは東芝のものを使っています)、パナソニックと並んで日本の白物家電ビジネスを支えて来た東芝ブランドが家電業界から消えてしまうというのは何とももったいなく感じます

何とか再建をしなければならない経営陣としては仕方がない判断なのでしょうが、今後の柱の一つが電力で、そこにこれからどうなるか分からない原子力が大きな比重を持って含まれている、という点が大きなリスクのように私には思えます。

安倍政権がODAの名目で海外でお金をばらまき、そのお金で日本製の原発を買わせる、という政策を続けられる限り東芝の原発事業は安泰、という見方もあるでしょうが、そんな「タコが自分の足を食べる」ような行動がいつまでも続けられるわけがありません。

原発事業が行き詰まるとウェスティングハウス社を買収した際に計上した数千億円の「のれん代」を償却しなければならなくなり、それだけで一気に債務超過になりかねません

今回の再建計画がたとえ成功したとしても、原発事業という時限爆弾を抱えている限りはリスクは無くなりません。

image by: Anton_Ivanov / Shutterstock.com

 

『週刊 Life is beautiful』より一部抜粋

著者/中島聡(ブロガー/起業家/ソフトウェア・エンジニア)
マイクロソフト本社勤務後、ソフトウェアベンチャーUIEvolution Inc.を米国シアトルで起業。IT業界から日本の原発問題まで、感情論を排した冷静な筆致で綴られるメルマガは必読。

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