羽生結弦の祖母「ゆづを叩いてください」の衝撃。妻を紹介せず電撃離婚に苦言…ネットで議論沸騰「お子様すぎる」「マスゴミは祖母に突撃するな」

羽生結弦(28)がたった105日で妻との離婚を決断したと公式X(旧ツイッター)で発表してから5日が経過した22日、またも衝撃的な発言が身内から飛び出した。現代ビジネスが、羽生の母方の祖母へのインタビューを掲載し、その内容があまりにも衝撃的だと大きな話題となっている。同インタビューは2記事に分けて掲載され、どちらにも「ゆづ」こと孫・結弦への厳しい言葉が多く並んでいるから驚きだ。その内容から、羽生が祖父母に妻の名前も明かさず、会わせてもいなかったことが判明。ネット上では祖母に同情する意見や、そもそもメディア取材のせいで離婚したのに祖母へ取材することへの批判など、賛否両論の渦が巻き起こっている。

羽生は「お子様婚」だった?祖父母に妻の名前も言わず、紹介もせずの衝撃

現代ビジネスの記事によると、羽生の母方の祖母は今回、今まで取材を断ってきたにも関わらず衝撃的な電撃離婚の発表を受けて、あえて孫「ゆづ」に苦言を呈するつもりでインタビューを承諾した旨を明かしている。

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その上で、事前にお相手(羽生の妻)の名前も聞かされておらず、もちろん直接紹介されることもなかったと暴露。祖母は自身を「昭和の人間」とことわった上で、順番が逆ではないかと不満をあらわにした。

そして、すでに28歳になった羽生を「子供だった」とし、今回の結婚&スピード離婚騒動について、羽生本人との電話で、

『自分のしたことでしょ。自分で決めてやったことだから、もっと強くなりなさい』

と、叱ったという。さらに、インタビューでは「ゆづは叩かれて当然」「やっぱりゆづは子供」「ゆづは大目に見ないで、叩くところは叩いてください。そうすると本人も大人になりますから」などと、孫への苦言を連発。まるで世間からの批判に追い打ちをかけるかのような告白に、ネット上は祖母の叱咤激励に賛否の声があふれ議論沸騰。

すでに世間で羽生への批判が出ていることを察知してたかのように、孫「ゆづ」への厳しい発言が続いた今回インタビューの反響は想像以上に大きいようだ。

祖母の苦言は正しい? そもそも「取材するな」という要望を無視しているとの意見も

今回の祖母「ゆづ」インタビューについて、ネット上では「祖母のいうことが正しい。羽生はお子様すぎた」「孫を甘やかしすぎ」「あれだけ取材するなと言ってるのに、なんで祖母にインタビューしてんだよ」と、祖母の発言の賛否のほか、離婚原因のひとつとされるマスコミによる過剰な取材をまだ続けているということへの批判の声も相次いでいる。

あえて「ゆづを叩いてください」と厳しい言葉を発した祖母の本心は、果たして羽生本人に届いているのだろうか。前回の記事でもあるが、これがマスコミ対策の「偽装離婚」であることを願ってやまない。

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小池百合子の名前まで浮上。岸田文雄の次に総理大臣の座に就く人物

マスコミ各社による世論調査でも支持率が軒並み過去最低を記録するなど、もはや打つ手なしの状況に陥ったと言っても過言ではない岸田政権。なぜ首相はここまで国民からの信頼を失ってしまったのでしょうか。今回のメルマガ『冷泉彰彦のプリンストン通信』では米国在住作家の冷泉さんが、支持率低下につながった4つのポイントを指摘。さらに日本における「政界再編」の可能性を探るとともに、政党や政治家たちの具体的な動きを大胆予測しています。

※本記事は有料メルマガ『冷泉彰彦のプリンストン通信』2023年11月21日号の一部抜粋です。ご興味をお持ちの方はこの機会に初月無料のお試し購読をどうぞ。

予兆あり。政界再編で日本に生まれる2大政党のメンツ

まず、現在の日本の政局ですが、11月13日までに時事通信が実施した月次の世論調査によると、岸田内閣への支持は21.3%となり、内閣発足以来の最低を更新したようです。また自民党の支持率も下落しており19%になっています。合計でも40%しかなく、俗に言う「方程式」理論から言えば足して50を割ると危険水域なのだそうですから、極めて危険ということになります。

一般的に、議院内閣制の宿命としては不人気な内閣を担ぎ、更に政党支持率まで下がってしまうと首班指名の支持母体である自民党の議員団としては、個々の議員が「自分は次の選挙が危ない」という危機感を抱いてしまうことになります。その場合に、衆議院の小選挙区から選出された議員などは、当に「選挙に落ちてタダの人になる」という恐怖を実感してしまうことになります。比例の名簿順位が下位の議員の場合は、それこそ絶望的になります。

国政選挙が当面はなくても、支持率低下が問題になるのは、そうした「瀬戸際議員」の場合は、2年とか3年先のことでも恐怖のエネルギーは小さくないからです。こんな総理総裁を担いでいては、自分が落選してしまうという恐怖は、この種の政治家にとって決定的だからです。

では、どうして支持率が急落しているのかというと、具体的には4つぐらいの原因があるようです。

1つは、とにかく定額減税が不評だということです。順序として「異次元の子育て対策」があり、その財源は「増税」だと明らかになると世論が猛反発したので、「だったら減税」だけれども「恒久減税ではなく定額」という流れでした。その場当たり性が余りにも露骨であったことが、世論の怒りを買ったわけです。

2つ目は、副大臣、政務官レベルの辞任が3名続いたことです。原因は全て個別で、不倫、公選法違反、脱税ということで、お粗末な内容です。ただ、総裁選に勝ち、組閣して総理の座にとどまるには他派閥の協力は欠かせません。その際に決め手になるのは人事です。当選回数を重ねながら、要職に就いたことのない人物「派閥に押し込まれる」という意味では、総理には100%の任命権はないわけで、そんな中でしっかり「身体検査」を行うノウハウが欠けていたとなると、周囲が騒がしくなるのは抑えられないということになります。

3つ目は、中東情勢です。ここへ来て世論の風向きが変化しているので、また少し違うトーンになってきたのですが、10月7日のハマスによる奇襲テロ攻撃の直後は、若い世代を中心に岸田総理の態度に違和感が出たようです。つまり、ウクライナに対しては被害者の正義を認めて即座に100%の支持をしたのに、テロ被害者のイスラエルに対しては曖昧な態度を取ったことがイメージ低下に繋がったようです。

これは、日本がG7の中では特殊な「中東における中立外交」を行ってきたことが、しっかり若い世代に伝わっていなかったのが原因です。ですが、総理として、この機会にその「国是」を自分の言葉で説明する努力は全く足りませんでした。

この記事の著者・冷泉彰彦さんのメルマガ

アピール合戦は危険。日本が「イスラエル・ガザ戦争」で“成果”を焦るべきではない理由

イスラエル軍による苛烈な攻撃が続き、まったく出口が見通せないガザ紛争。その解決のため各国がさまざまな動きを見せていますが、日本政府はこれといった成果を出せていないのが現状です。そんな状況について、「日本は中東で存在感を発揮できなくでもいい」とするのは、政治学者で立命館大学政策科学部教授の上久保誠人さん。上久保さんは今回、そのように言い切れる理由を解説するとともに、日本が提唱すべきガザ紛争解決策を具体的に挙げています。

プロフィール:上久保誠人(かみくぼ・まさと)
立命館大学政策科学部教授。1968年愛媛県生まれ。早稲田大学第一文学部卒業後、伊藤忠商事勤務を経て、英国ウォーリック大学大学院政治・国際学研究科博士課程修了。Ph.D(政治学・国際学、ウォーリック大学)。主な業績は、『逆説の地政学』(晃洋書房)。

日本は、無理に中東情勢での「成果」を焦るな。我が国が“本当に進むべき道”とは

イスラエルと、パレスチナ自治区ガザ地区を実効支配するイスラム組織ハマスとの戦闘が始まってから、1カ月以上経過している。イスラエルとハマスの戦闘が膠着し、事態の打開が困難な状況が続いている。そんな中、日本などさまざまな国が思惑をもって行動し、停戦に向けた「成果」を強調する場面が少なくない。

11月7日、主要7カ国(G7)外相会合が東京都内で行われた。G7は、戦闘を一時的に止める「人道的休止」の支持、ガザ地区への食料や医薬品、燃料などを搬入するための「人道回廊」設置への支持を明記した「共同声明」を発表した。上川陽子外相は、G7が中東情勢を巡り責任ある役割を果たすために共同声明を出せたことを、日本の重要な「成果」だと強調した。

だが、日本が中東情勢に「存在感」を発揮できているとは言い難い。G7外相会議に先立って、日本以外のG7メンバー6か国が、中東情勢について協議をし、イスラエルの自衛権を支持することなどを柱とする共同声明を発表するなど、日本が蚊帳の外にされることも目立つのだ。

また、米国のホワイトハウスは9日、イスラエル軍がガザ地区北部で人道目的のために「1日4時間、戦闘を休止する」と発表したことを、「正しい方向への一歩だ」と歓迎した。そして、米国がジョー・バイデン大統領やアントニー・ブリンケン国務長官など、さまざまなレベルでイスラエル側との粘り強く協議を重ねた結果だと強調した。

だが、イスラエル側からは、戦闘の休止の時間や場所などに関する詳細な説明はない。ベンヤミン・ネタニヤフ首相は、「戦闘は継続する。ただ、特定の場所で数時間、戦地から住民を避難させたい」「人質の解放なしには停戦は実現しない」と、停戦に否定的だ。

また、国連の人権理事会は、1日4時間の戦闘休止について、「人々に一息つかせ、爆撃のなかった生活の音を思い出させるだけ」と指摘した。そして、「パレスチナで集団虐殺が行われるおそれがあると指摘される中、イスラエルを擁護している」と米国を厳しく批判している。

そして、イスラエルはパレスチナ自治区ガザ地区への侵攻を続けている。多くの市民が避難しているとみられるシファ病院への突入作戦を展開している。イスラエルは、ハマスが病院を軍事拠点として使用しているとして「戦争犯罪」だと主張している。一方、パレスチナ側は、イスラエルが病院を攻撃すること自体が「戦争犯罪」だと反論する。戦闘は泥沼化する一方である。

このような、現実的に事態の打開が難しい状況下において、各国が目の前にある「成果」を出すことに執心し、アピール合戦になることは、危険だと思っている。ここで、中東情勢から離れて話を進めたい。中東だけでなく、外交一般に普遍的な議論をしたいからだ。

「池田大作名誉会長ミイラ化計画」も存在。創価学会カリスマ後継は大物タレント頼み?脱会“引き止め役”に名前が挙がる石原さとみ、滝沢秀明、上戸彩、そして栗山英樹…

年末の足音が聞こえ始めた11月中旬、さまざまな意味で戦後日本に大きな影響を与えた人物の訃報が飛び込んできた。国内最大の新興宗教団体「創価学会」の名誉会長を務めていた池田大作氏が老衰のため亡くなったと、同学会の創立記念日である18日に発表された。95歳だった。池田氏のカリスマ性は多くの信者を獲得する原動力になっていた一方、その後継役となる人物の不在から、脱会者の続出や池田氏が結党した公明党の存続危機、さらには会員の分裂なども予測されるなど、深刻な影響が出ることは避けられないとも見られている。そんな中、池田氏の“後継”として矢面に立つと思われるのが、創価学会の広告塔として活躍する芸能界の「創価チルドレン」たちだ。

わずか32歳で会長に就任、周恩来や鄧小平らとも会談

1928年に東京で生まれた池田氏が創価学会に入信したのは1947年、氏が19歳の時。その後、教勢拡大に大きく寄与し、入信からわずか13年、32歳の若さで第3代会長に就任する。翌年には公明党の前身となる公明政治連盟を結成し、中央政界にも影響力を持つ存在に。国際交流にも積極的で、とくに中国との関係はよく知られるところであり、周恩来氏や鄧小平氏らと会談するなど、中国共産党指導部と独自のパイプを築き、日中友好に果たした力も大きいとされている。

宗門・日蓮正宗総本山大石寺と激しく対立し破門に

会長就任後も順調に教勢は拡大するものの、その一方で宗門である日蓮正宗総本山大石寺と激しく対立。池田氏は昭和54年に会長を辞任し名誉会長となるも、日蓮正宗側曰く、池田氏が「法主および日蓮正宗に対する誹謗中傷の慢心スピーチを行」なった後に、「創価学会、組織を動員した宗門攻撃を開始」したために、日蓮正宗が「創価学会・SGIを破門」したという。1991年11月のことだった。

それから32年。11月18日、その3日前の15日に池田氏が老衰のため亡くなっていたことを創価学会が発表。学会の創立記念日まで伏せていたのは、「創立記念日の諸行事などを予定通り行ってもらいたいという家族の意向」と、池田氏の長男・池田博正主任副会長が明かした。

仰天の「池田大作ミイラ化計画」も

そんな池田氏を巡っては、仰天せざるを得ない情報も伝わってきていた。かつて公明党の委員長もつとめた矢野絢也氏が著作の中で、自身が書記長だった頃、「学会の長期戦略を練るエリート集団のトップが、池田氏が亡くなった際には遺体をミイラにしたいと相談してきた」というエピソードを暴露しているのだ。

【関連】元公明党委員長が暴露「池田大作名誉会長ミイラ化計画」の本気度

記事によれば、彼らは池田家を聖家族に仕立て上げなければと真剣に考え、そのためにはどのような奇跡を演出すべきかを、キリスト教の歴史などを参考に研究していたという。

そこで彼らが遺体を永久保存して池田版「レーニン廟」を作りたいと言い出したため、矢野氏が「しかし、日本では死体にヘタに手を加えたら、死体損壊罪という罪に問われるぞ」と説明するも、「そうなんです。だからそこを政治の力で、なんとかできないかという相談なんです」と食い下がってきたというから驚きだ。

結局、この時は、「法律から変えなアカンさかいなあ。もうちょっと公明党が大きくならな、無理やな」と話を収めた、と矢野氏が明かしている。

石原さとみ、上戸彩、滝沢秀明に氷川きよしという錚々たる創価チルドレンたち

創価学会と言えば、芸能界にも信者が多いことで知られている。評論家の佐高信氏が、メルマガ『佐高信の筆刀両断』の記事内で紹介しているが、錚々たるメンバーだ。

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久本雅美、柴田理恵、山本リンダ、岸本加世子、石原さとみ、上戸彩、井上真央、滝沢秀明、氷川きよし、加藤茶、仲本工事、研ナオコ、芸能関係ではないが、野球の栗山英樹も落とせないだろう。

いずれ劣らぬビッグネーム揃いと言っていいだろう。

池田氏の後継者としてふさわしい「あの女優」

今回、最も神格化されていたカリスマの池田氏が亡くなったことで、今後の創価学会の存続が危ぶまれているのは前述のとおりだ。このままでは、心配される分裂、分派、さらには公明党の支持母体として選挙を巡る結束力の弱体化など、学会の求心力低下は免れない状況だ。

そんな教団の救世主となりうるのが、上で名が上がった創価チルドレンだ。カリスマ性あふれる学会員芸能人の筆頭は、何と言っても石原さとみではないか。小中高と創価学園で過ごした“エリート”でもある彼女だが、本名の「国子」は池田大作氏が命名したともっぱらの噂である。池田氏の後継として、知名度もイメージも申し分ないだろう。

「大谷翔平の師」にも充分なカリスマ性が

いち早く当時のジャニーズ事務所から独立した滝沢秀明も中高年女性からの受けもよく、旧ジャニーズが叩かれている現在、タイミング的にも悪くない。また、WBC日本代表を世界一へと導いた栗山英樹監督も、実績はもちろん、大谷翔平の師として見ればカリスマとしては充分なものがある。

今後は各界の「創価チルドレン」たちが、総出で学会を盛り上げようと立ち上がることが予想される。もはや学会員であることを隠さなくなる日も近いことだろう。

テレビ業界に長く籍を置いていた関係者は、芸能界における創価学会の影響についてこう語る。

「収録時にスタジオを見回してみたら、出演者の半分以上が学会員なんてことも珍しくなかったですね。私は経験ないのですが、学会員を公言しているある大物タレントさんが主催するバーバキューに参加した業界の知り合いが、その方から入信を迫られたなんて話してましたよ」

滝沢秀明が主演を務め、石原さとみと上戸彩がガッチリ脇を固めたNHKの大河ドラマ『義経』は、業界の一部では「学会の学芸会」などと揶揄されていたが、今後そんな番組が増える可能性は十分あるだろう。キャスティングを注視してテレビを見る姿勢が求められる。

NTT広報室 vs 楽天・三木谷会長のケンカ勃発、自民の密室「NTT法議論」めぐり泥沼バトルの何故

自民党内で「NTT法廃止」が議論されているとの報道を受けて、楽天の三木谷浩史会長が、X(旧Twitter)の個人アカウントで疑義を表明し、KDDI、ソフトバンクの社長も加勢しました。それに対しNTT広報室の公式アカウントが真っ向反論を展開したことで、大きな注目を集めています。この状況を専門家はどう見ているのでしょうか。今回のメルマガ『石川温の「スマホ業界新聞」』で、ケータイ/スマートフォンジャーナリストの石川さんは、自民党が進める「密室での議論」が可視化されると歓迎。総務省は4社幹部と公開で議論すべきと提言しています。

NTT広報室の公式Xアカウントが楽天・三木谷会長に噛みつく

NTT法のあり方についての議論がX(旧Twitter)にまで波及した。詳細は割愛するが、楽天・三木谷浩史会長に、NTT広報室の公式Xが噛み付くなど、すでに泥沼の様相を呈している。個人アカウントにNTTという企業アカウントがツッコミを入れること自体に驚きを隠せなかった。

17日の朝、たまたまNTT広報室アカウントが単独で呟いているのをすぐに発見。リポストした後にすぐに消されてしまった。その直後、今度は三木谷会長に返信する形でのポストに変わって投稿されたがまた削除されたりと、かなり慌てて投稿している様子が伺えた。実際、投稿された文書も、あまり練られた感じがせず「社員が勝手に投稿したのか」と思えるほどのクオリティであった。しかし、一部報道では「NTT広報室によるもの」と認めているため、NTTとしての正式な声明と捉えていいようだ。

事業者間のポスト合戦が盛り上がりを見せるなか、自民党の議員が「現在、NTT法等のあり方について自民党内で様々な角度から検討している最中です。提言案が公表されていない段階で、不正確な報道もあります。加えて、我が国の主たる情報通信事業者同士のSNS上でのやりとりを見ると非常に残念です」と呟いていた。

そもそも、自民党の一部が、密室で事を進めようしている不信感から、通信会社の幹部は声をあげているのではないか。公開での議論ではないからこそ、「不正確な報道」が出てしまうのではないか。

「我が国の主たる情報通信事業者同士のSNS上でのやりとりを見ると非常に残念です」とあるが、SNS上でやり取りされると、自民党のやりたいようにできない危機感を抱いているのではないだろうか。

通信会社が記者会見を開いたことで、メディアがNTT法について取り上げやすくなった。さらに、幹部がSNSで発信し、バトル形式が面白おかしく伝わったことで、ネット民にも一気に広がった。もはや「SNS上でのケンカ」で、ややエンターテインメントになりつつあるが、それでもNTT法がどうあるべきかが、一般に伝わることは重要だ。

これによって、自民党のプロジェクトチームが暴走すれば、それが可視化され、国民にもその状況が理解されることだろう。ニッポンの未来の通信のあるべき姿を議論していくのに、自民党の密室で全てが決められてはいけない。自民党の中でも反対勢力が出ているようで、ここはじっくりと時間をかけて、議論を進めていくべきだろう。

X上で、お互いが「ナンセンスだ」と罵り合っても、空中戦で終わるばかりで進展はない。ここは総務省できっちりと、4社の幹部などが集まり、インターネット中継をした上で、「未来の通信がどうあるべきか」を語り合い、NTT法のあり方を詰めていくべきだろう。

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CEO電撃解任で話題のOpenAIに対抗?イーロン・マスクがAI「Grok」をリリースした狙い

AIの急速な進化は、2023年の最も大きなトピックの一つと言えるものだったのではないでしょうか。その進化を牽引し、先ごろサム・アルトマンCEOが電撃解任されたことでも話題の「OpenAI」に巨額の出資をしていたイーロン・マスク氏が、自らxAIを立ち上げ「Grok」という名のAIを限定リリースしたそうです。このニュースを取り上げるのは、メルマガ『週刊 Life is beautiful』著者で、Windows95を設計した日本人として知られる中島聡さん。マスク氏がAI開発に乗り出した理由を分析し、先行するOpenAIのGPT3/4やMetaのLlamaにxAIの「Grok」がどう対抗しようとしているのか探っています。

私の目に止まった記事:Elon Muskが作ったAIスタートアップxAIが、「Grok」という名前のAIを限定リリース

Elon Musk Announces Grok, a ‘Rebellious’ AI With Few Guardrails

Elon Muskが作ったAIスタートアップ、xAIが、Grokという名前のAI(ChatGPTと同じくLLM)を限定リリースしたことを報じているWiredの記事です。

この記事によると、AI人材の採用を6月にスタートし、開発はわずか2ヶ月で行ったそうです。現時点では、招待制なので、誰もがアクセスできるわけではありませんが、徐々にユーザーによる評価が増えてくると思います(私もWaitlistに登録しました)。

xAIが独立したベンチャー企業なのか、X(旧Twitter)の一部なのかは明確ではありませんが、Xの有料会員は誰でもアクセス出来るようにする、とのことなので、Xと深い関係にあることだけは確かなようです。Elon Muskは、以前から、SpaceXのエンジニアに、Teslaが必要な合金を作らせたりとか、会社を跨いだ人材やリソースの使い方をしているので、今回のその辺りは曖昧です。

Elon Muskは、非営利法人として人類全体のために人工知能を開発するOpenAIに巨額の出資をしましたが、OpenAIがMicrosoftの投資を受けて営利法人に変わってから(正確には、非営利団体は大株主として存続)は関係が悪くなっており、xAIの設立は、その関係した悪化に対するElon Muskの回答です。

OpenAIが成し得なかった「非営利法人として人類全体のために人工知能を開発する団体」なのかも知れませんが、単に、OpenAIの行動が気に入らないから、それに対抗する会社を作っただけ、とも解釈できます。

多くのLLMは、X(当時はTwitter)が提供するAPIを活用して集めたデータを機械学習に活用していることが知られていますが、それを嫌ったXがAPIを閉じて以来、X上の最新データをLLMの学習には応用できなくなっています。Elon Muskは、xAIのみにXのデータを開放することにより、それをxAIの差別化要因にしようとしています。

この記事の著者・中島聡さんのメルマガ

なぜ大谷翔平はWBCメキシコ戦でベンチに向かって「叫んだ」のか?

日本を代表する野球選手となった大谷翔平選手。今回のメルマガ『致知出版社の「人間力メルマガ」』では、彼の強さについて、WBCで監督として活躍した栗山秀樹氏のインタビューの中から紹介しています。

大谷翔平選手の叫び

WBCで侍ジャパンの優勝を牽引した栗山英樹氏が、日本ハムの球団運営に関わる要職に就任されることが発表され、話題を呼んでいます。

本日はその栗山氏が『致知』10月号にて、円覚寺派管長の横田南嶺老師と対談された記事の一部をご紹介いたします。

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大谷翔平選手に見る「浩然の気」

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〈横田〉
決勝戦の最後がトラウト選手との直接対決。あの場面をご覧になっている時の監督は、これで抑えてくれると微塵も疑いがなかったわけですか?

〈栗山〉
監督の仕事っていうのは、最悪の状況でも負けないようにすることです。
3対2と1点リードで迎えた9回表、翔平をマウンドに上げた時、野手も2人交代して守備固めに入りました。

「もし同点にされていたらどうしたんですか」って、後で周りからも言われたんですけど、僕があそこでほんの一ミリでも同点になるとか負ける可能性を頭に描くと、その通りになってしまうと思ったんですよ。

翔平の覚悟も感じていたので、あの采配は絶対にこのイニングで終わらせるというメッセージでもありました。

〈横田〉
両者ともメジャーリーグを代表する選手ですから、おそらく技術の差はほとんどないと思うんです。

でも、監督もお読みになっている『孟子』に、「浩然の気」という言葉が出てきますね。

これは大河が滔々と流れていくような、この上なく強く大きく真っ直ぐな気のこと。大谷選手の浩然の気が相手バッターを圧倒していったんじゃないかと感じました。

それから、準決勝のメキシコ戦で9回裏に劇的な逆転勝利を呼んだのも、先頭で彼がヒットを打ち、ヘルメットを投げ捨てて全力疾走し、二塁まで到達してベンチに向かって叫びましたよね。

あれで気の流れが変わって、こちらに引き寄せたと思うんです。

ストレスを受けたとき、絶対にやってはいけない「最悪の発散法」

ストレス社会ともいわれる現代、うまく付き合っていかないと心も疲れてしまいますよね。そこで、今回のメルマガ『セクシー心理学! ★ 相手の心を7秒でつかむ心理術』では、著者で現役精神科医のゆうきゆう先生が、最高のストレス発散法を紹介しています。

最高のストレス発散法と、最悪のストレス発散法

最悪のストレス発散法

まず1つ目に、「抑圧」という心理作用があります。

これは、ストレスがたまったとき「とにかくガマンする」ことを指します。

これを繰り返していると、人はどんどん気持ちが落ち込んでしまいます。

そして行き過ぎた抑圧の結果、うつ病などの精神疾患を発症する場合もあります。

よって、ストレスを抑圧し過ぎるのは良いことではありません。

では「抑圧」しない場合の行動について見ていきましょう。

これが2つ目、「置き換え」です。

これはまさに、ジャイアンにいじめられたスネ夫がのび太をいじめる構図と同じです。

ストレスを感じたときに「他の人を攻撃対象にする」という方法です。

上司にイヤミを言われた中間管理職が、自分の部下にイヤミを言うのも、「置き換え」です。

しかしながら、この方法では別の人を攻撃することになり、あちこちで人間関係がどんどん悪くなります。

では、「モノに当たって発散すれば良いのか」というと、それも違います。

実は、ストレスを抱えた人が物を殴ると、気持ちを発散できるのかを調べた実心理学実験があります。

すると、ものを殴った人は全く気持ちを発散できておらず、かえって攻撃的な気持ちやストレスがより高まったという結果になりました。

攻撃的な気持ちやストレスを物や人にぶつけて発散しても、実はあまり意味がないのです。

クマの駆除を「かわいそう」という上から目線の人が気づいていないこと

熊の駆除に対して役所へ「熊がかわいそう」という内容のクレーム電話が多くかかってくるというニュースが話題となっています。メルマガ『「二十代で身につけたい!」教育観と仕事術』の著者で現役小学校教師の松尾英明さんは今回、「かわいそう」という“上から目線”の言動に対して、学校教育にも通じるものがあると語っています。

「かわいそう」の上から目線を問う

前号に続き、熊出没に関する問題からの気付き、雑感。

熊の駆除に対し、役所等へ一部理不尽なクレーム電話があるという。

「熊がかわいそうだ」という。

私は野生の熊に出遭ったことがない。

だから、その真の恐ろしさについては知らない。

知らないが、海におけるサメやシャチなどと同様、確実に出遭ってはいけない危険な生き物であることはわかる。

少なくとも、様々なアニメやグッズのキャラで見るような「だらけて間抜けで可愛い生き物」ではないことだけは間違いない。

何なら、普通の中型犬でも危険を感じることがある日常経験から、子熊ですらかなり危険な気がする。

例えば、アフリカで人がライオンに遭遇して襲われそうになったから、銃殺したとする。

「ライオンがかわいそう」「銃を使うな」というだろうか。

多分、言わない。

ライオン対人間で、もしも銃なしの状況では、どう考えても人間に勝ち目がない。

自分のように銃をもったことすらない人間では、銃があって死ぬ気で闘っても勝てる気がしない。

むしろ、その状況でかわいそうなのは人間の方である。

多分、野生の熊はそのレベルの猛獣である。

また、話してわかる、しつけてわかる相手でもない。

熊には人間の言葉も文化も論理もわからない。

背後を見せて逃げれば襲い掛かってくる。

かわいそうとかどうこう言っているレベルの話ではない。