相手に「YES」の反応をさせる。クレームをあっさり収める裏ワザ

仕事上でもプライベートでも、相手に何か注意したことをきっかけに、変に関係がこじれてしまったという経験、ないでしょうか。そんな余計なトラブルを避けるためには、「相手がどう感じるのか」まで想像した伝え方を考える必要がありそうです。今回の無料メルマガ『東北NO1メンタルトレーナーが送る『自信をはぐくむ、幸せな自分のなり方』』では心理カウンセラーの吉田こうじさんが、主語を意識するだけで印象がガラッと変わる伝え方を解説しています。

相手の心理的抵抗を突破する伝え方

今回は、相手に肯定的な印象を与えるメッセージの伝え方についてです。部下を励ましたい。子供に勇気を与えたいなど、あなたの大切な人にあなたが伝えたい思いを伝える時に、ぜひこのテクニックを使って相手の心を動かしてみてはいかがでしょうか?

具体的なテクニックの説明に入る前に、もしもあなたが上司に頼まれていた書類を作成して提出した際に、上司からこう言われたら反射的にどう反応したくなるかを想像してみてください。

「○○さんって本当に仕事が早いよね。助かるよ。ありがとう」

はい。いかがでしょうか?これ、普通に嬉しいですよね?「えっ?そんなこと突然言われたら、なんか裏がありそうで嘘くさい!」って思いましたか?それは困りましたね…。そういう方は、そこそこいい関係性の人から言われた場合を想像してくださいね。

では、別なパターンでこう言われたらどうでしょうか?

「○○さんが早く仕事してくれるおかげで、僕は助かっているんだ。ありがとう」

はい。いかがでしょうか?先ほどと言っている内容は一緒ですが、ちょっと感じ方が変わりませんでしたか?では、何が違っていたのでしょうか?

前者は「○○さんって…」と、相手を主語にした文脈になってます。これを「YOUメッセージ」といいます。一方、後者は「○○さんのおかげで、僕は…」と自分を主語にした文脈になっています。これを「I(アイ)メッセージ」といいます。

相手に伝えたいメッセージを「Iメッセージ」に変換すると、相手は心理的に拒絶することが難しくなるので、相手に受け取ってもらいやすくなるのです。「YOUメーッセージ」の場合は、「【あなたって】これこれこう人だよね」という、伝えられた人にとっては相手の評価判断を押し付けるられるように感じる文脈になるので、ともすると「いえ、それは誤解です」と反発される可能性があります。

一方、「Iメッセージ」の場合も、伝えられた人にとっては「あなたに対して、【私は】こう思っている」という評価判断を言われているわけですが、「押しつけ」はしていないので、伝えられた人にとっては心理的な抵抗感が薄れるのです。なので「あなたはそう思ったのですね?」と素直に受け取りやすくなるワケです。

これは、肯定的なメッセージ(例えば褒めるなど)を伝える場面だけでなく、否定的と受け取られかねないようなメッセージ(例えば叱る、反対意見を述べるなど)を伝える場面ではさらに効果的です。

例えば、しかる場面で考えてみましょう。

「どうしてまた同じミスをしたんだ!本当にやる気あるのか!」

これは「(あなたは)どうしてまた同じミスをしたんだ!(あなたは)本当にやる気あるのか!」と主語を明確にすればわかりやすいと思いますが「YOUメッセージ」ですね。YOUメッセージで相手に伝えてしまうと、受け手側は「攻撃された!」と感じやすくなるので、下手したら「今のはパワハラだ!」みたいな面倒臭いコミュニケーションになる可能性があります。それと、YOUメッセージで相手に何かを伝えようとすると、どうしても「断定調」になりやすいので、伝える側も意図せずきつく言ってしまったりします。

一方、

「こう何度も同じミスを繰り返されると、私は君のやる気に問題があるのではないかと思ってしまうよ」

これは主語が私なので「Iメッセージ」です。言っていることは一緒ですが、受け手のニュアンスはかなり変わると思いませんか?こう言われると「ああ、申し訳なかったな…」って素直に思いやすくないですか?それと、Iメッセージで伝えようとすると、「本音」を言おうとするので、自分自身を冷静にクールダウンすることにも役立ちます。

ということで、主語を「YOU」にするのと「I」にするのとでは、伝える方も受け取る方もガラッと印象が変わるということはご理解いただけましたでしょうか?大切な人に伝えたい何かがあるなら、「Iメッセージ」で伝えてみるよう意識してみるといいと思いますよ^_^

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なぜ、お稲荷さんには両脇にするどい目のキツネが2体いるのか?

道端で時折見かける稲荷の社。鳥居の奥には2匹のキツネがいますが、なぜ「キツネ」なのでしょうか。そして、お稲荷さんと「いなり寿司」との間には、いったいどんな関係が?今回の無料メルマガ『毎朝1分! 天才のヒント』では著者の倉橋竜哉さんが、稲荷の森にまつわるあれこれを紹介しています。

食べているもの

甘じょっぱいものが大好きな倉橋竜哉です^^;

「それは私のおいなりさんだ!」というのは、少年マンガに出てくるヒーローが必殺技を決めた時のセリフでして、…こんな流れで話を進めていいのかどうかわかりませんが、今日は「お稲荷さん」の話であります(どうかバチが当たりませんように)。

先日、ここで「道祖神」の話をしましたが(【ヒント】「散歩がたちまち面白くなる。いつもの道に佇んでいるあの石の正体」)、他にも道端でよく見かけるものの一つに「稲荷」の社があると思います。朱塗りの赤い鳥居があって、奥に社があって、その両脇にキツネが2匹いますよね。

総本山である京都の伏見稲荷大社のホームページによると、全国に3万の稲荷があるそうなので、コンビニの約半分ぐらいの数が、存在するわけです。みなさんのご近所にもありませんか?

もともとなぜ「稲荷(いなり)」と言うのかというと、稲を成らせる…という「稲成り」が語源で、後に稲を荷なう食物の神「稲荷神」が誕生したとのこと。元来は農耕の五穀豊穣の神さまであり、今では商売繁盛も担っています。

稲荷といえばキツネですが、神さまがキツネというわけではなく、あくまでも神の遣いであります。神社の狛犬やオオカミと同じです。諸説あるのですが、一説によると農耕神なので、米を食べ荒らすネズミを捕まえるキツネが神の遣いとして崇められたとのこと。

「いなり寿司」にも触れておきましょう。甘じょっぱい揚げが酢飯に合いますよね。最近では、酢飯に刻みしょうがやゴマ、大葉などが入ったものも見かけます。地方によっては「きつね寿司」「こんこん寿司」ともいうとのこと。

もともと、キツネの好物はネズミを油で揚げたもの(!)なのだそうでして、実際にそれを使ってキツネの捕獲がされていました。そのネズミの油揚げに由来して「キツネの好物は油揚げ」と言われるようになり、油揚げに炊いたお米を入れて、米俵のようにしたものが、いなり寿司になりました。江戸時代の後期の大飢饉があった時に、豊作を願って愛知県豊川市にて生まれたとのこと。

他にも「稲荷マメ知識」として、お稲荷さんの社に行くと「正一位」と書かれていることが多いですが、「正一位」とは、神さまの最高の位を表す称号です。伊勢神宮や出雲大社は別格として、基本的に超有名な神社が「正一位」とされています。

…じゃあ、なんで近所の小さな社が「正一位」なのかというと、元々は、伏見稲荷大社が「正一位」と認められていたのですが、後鳥羽天皇が「伏見稲荷の分社なら正一位でもOK」と認めたために、本来であれば格式高い神社しか認められていなかったものが一気に広まってしまったとのこと。今では地域によっては、稲荷の呼び名が「正一位」になってしまっている逆転現象もあります。

…あれこれ書きましたけれど、要は、お稲荷さんとは農業の神様であります。

さてさて今日は土曜日…土の曜日であります。土の養分が海を育んでいることも考えると、あらゆる食べ物は土に育まれています。今日も何かしら食べたり飲んだりするわけですが、当たり前のように食べることができるって、実はスゴイことだな、と思います。むしろ食べすぎに注意しなくてはいけない現代であります。

お稲荷さんを見かけた時に「食べることができる」ということに感謝できる自分でありたい、そんなことを思った土曜日でありました。

★まず私からあなたにこの言葉をお届けします

「食べているものはありますか?」

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マンション管理組合の総会に出ると税金が安くなるのは本当か?

マンションの適切な管理を促すため、2022年までに「管理認定制度」というものを作ると国土交通省が発表したことが話題になっています。今回の無料メルマガ『まんしょんオタクのマンションこぼれ話』では著者でマンション管理士の廣田信子さんが、そのことが掲載された記事がまわりまわって間違った見解にすり替わっているという現状と、管理認定制度の内容について疑問をなげかけています。

総会に出席すると税金が安くなる?

こんにちは!廣田信子です。

「総会に出席すると税金が安くなる」って聞いたけどほんとうのこと?といきなり聞かれました。何のこと?と皆さん思われるでしょうが、私は、ピンときました。2月9日日本経済新聞の記事が、まわりまわってそういう話になったのでは?…と。

記事の内容は…「国土交通省は、マンションの適切な管理を促す仕組みとして、2022年までに『管理認定制度』を創設する」というものです。有識者による「第2期住宅団地の再生のあり方に関する検討会マンションワーキンググループ(WG)」の提言の一つを踏まえたものです。

20年後には築40年を超えるマンションが現在の4.5倍の約370万戸に膨らむことを見据えて、修繕積立金が不足していないか、総会の出席率が低くないかなどをチェックして評価するというものです。管理不全マンションを増やさないように、地方自治体が修繕計画や修繕積立金の積立て状況や、管理組合の運営状況を評価し、管理が適正に行われていると認定されたマンションには、税制上の優遇措置を行うことを検討していくというのです。

この管理認定制度は、今通常国会に提出される予定の「マンション管理適正化法の改正案」に盛り込まれ、改正法は2022年までに施行される見込みです。改正法が成立したら、優遇策の具体的な検討がされます。今のところ、修繕積立金等の負担を軽減するための税優遇や、共用部分の改修に使う融資の金利優遇を求める声が上がっているといいます。施策の推進のためには、インセンティブは、管理組合、区分所有者双方へ必要になると思われます。

その他にも、購入に当たっての住宅ローン(住宅金融支援機構の「フラット35」など)で、「認定」物件購入に対する金利優遇などが検討されるでしょう。また「認定」物件は資産価値が落ちにくいとして、他の中古マンションよりも、融資可能額が増えることも考えられます。

国土交通省が期待しているのは、「認定」物件が中古マンション選びの基準になることで、中古マンション全体の維持・管理を底上げすることです。中古マンション購入者は、将来の資産価値などを考え、「認定」物件を優先的に選ぼうとするので、「認定」物件となった中古マンションの価格は上昇する。「認定」物件とならなかった中古マンションは資産価値が落ちてしまうので、維持・管理に努め、「認定」物件となる努力をする。

がんばっている管理組合にも、がんばっていない管理組合にもインセンティブが働くというのですが…本当にそうなるかどうかは、「認定」がしっかり現状を反映しているかどうかに、掛っていると思われます。

斎藤一人氏直伝、成功への道はゼロ円でできることをやり尽くす事

事業を大きくしていく際にはある程度のプロモーション経費をかけることが一般的ですが、最初から経費を充てにするのではなく、「まずは経費ゼロの状況下でできる事を考えやり尽くす」ことも重要なようです。今回の無料メルマガ『売れる営業マンの常識は売れない営業マンの非常識!』では著者で営業実務のコンサルタントの島田基延さんが、数々の事業を成功させてきた斎藤一人氏の独自の成功則を紹介しています。

「無」をつかう

この話は、斎藤一人さんの話の中で、今年聞いた中で一番刺さった話です。商売でも、人生でも、これだけで上手くいくそうです。どういうことかって言うと、まず、商売の話からすると、

「1円もお金をかけないでできることを考える」

あなたが、ラーメン屋をはじめたとします。まず、お金を1円もかけないでできることを考えるの。例えば、

  • 店をキレイに掃除する
  • 壁にお客様の顔写真を張る
  • 店の前に水を撒く
  • 店の入り口に盛り塩する
  • 味をもっとよくする
  • 元気よく挨拶する
  • 笑顔で応対する
  • 近所まで掃除する

などなど、いろいろ案が浮かぶよね!?まず、ゼロ円でできることをすべてやり尽くす!やればやるほど、掃除も、挨拶も、もっといい笑顔にとか、なっていくんだよね、これを、やり尽くすだけやり尽くして、儲かったお金から、投資をする。

  • 割引券を作って配る
  • 昼はご飯お替り無料にする
  • ホームページを作る
  • 折込チラシをやってみる

自分が汗水流して、頭を使って、稼いだ金の中から、投資をすることを考えると、無駄遣いをしないし、上手くいく。ところが、ゼロ円で頭を使って、できることをやり尽くさないまま金を使うと、全部失敗してゼロになる。金をどこに使えばいいかが、無でやり尽くしてないからわからないし、金の有難味も分からないんです。

次に、人生の話だと、「車が買えたら幸せだ」とか、「あの部長がガミガミ言わなきゃいいのに」とか、「家が広きゃいいのに」とか、言わないで、一切、今現状を変えないで、「幸せ」になる。○○が手に入れば、○○がいなきゃ、そう思っているうちは、幸せには成れないんです。

今現状を一切変えなくても、「朝、目が覚めて幸せだ」「病気だけど、生きてられるから幸せだ」「あの部長がガミガミ言ってくれて幸せだ」どんな状況でも、幸せには成れるんです。

無=何も変えない

これで、幸せに成れない人は、お金が増えようが、物を買おうが、会社を変わろうが、幸せには成れないんです!「確かになぁ~」って心に沁みました!どうしても、「こうなれたら幸せ、」「ああなれたら幸せ、」って、上を、上を、って考えちゃうけど、幸せって、そういうものじゃないんだよね。

私は毎朝のシャワーが本当に幸せなんです!嬉しんです。気持ちが良いんです。「ありがたいなぁ~、幸せだなぁ」って、声に出して言うのです。そうすると、全部幸せに変わるんです。生きてて幸せなんです!幸せだなぁ~って思っていると、いろんないいことが起き始めるんです。たとえ嫌なことがあっても、「それも勉強だ」とか、「いい修業ができたなぁ~」って思えば、これまた幸せなんです。

商売でも、人生でも、「無」からはじめられないと、ダメなんです。頭と、感情をコントロールする!そうすると、「有」に代わります。「凄いなぁ~」。伊達に納税日本一じゃないです。斎藤一人って凄いです。商売をよく知っています。当たり前かもしれませんが、勉強になります。

「打ち手は無限!」。まだまだ、怠けているだけかも、知れませんね、斎藤一人さんは日本一になったんです。だったら、我々だって、日本一になりましょう。同じことをやればできるはずです。やっていきましょう。

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【書評】なぜ韓国の反日志向は世代を超えて増幅し続けているのか

朝鮮半島の統一を希求する韓国の文在寅大統領ですが、政治体制、経済規模ともに開きのある南北がひとつになるなることに、そもそも無理はないのでしょうか。今回の無料メルマガ『クリエイターへ【日刊デジタルクリエイターズ】』で編集長の柴田忠男さんが取り上げているのは、人気の予備校世界史講師が東アジア地政学を読み解く一冊。そこには、衝撃的な「5年後」が記されていました。

偏屈BOOK案内:茂木誠『2025年 韓国はなくなっている 日本人が知るべき東アジアの地政学』

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2025年 韓国はなくなっている 日本人が知るべき東アジアの地政学
茂木誠 著/悟空出版

著者は駿台予備校、N予備校で大学入試世界史を担当。iPadを駆使した独自の視覚的授業が好評を得ている、と著者紹介にある。編集部から「東アジア地政学」という企画を受けた段階で、「嫌韓本・反中本として書店に並ばないようにしてください」と申し入れた。教え子には中国系、半島系の子が多くいる。彼らが読んでも納得してもらえるよう、客観的、中立的な記述に努めたという。

それでも中国や半島には厳しい見方をしている理由は、いまも続く一党独裁、人権抑圧体制に対する批判であり、中国人民、朝鮮人民の側に立った批判であるからだ。著者はこのような政権との「友好」を唱える者たちこそ、「自由を求めるアジア諸国民」の敵であると考えている。地政学と世界史によって、東アジアの歴史と未来をすっきりと読み解き、日本はどうすべきかを考察する。

数年先に韓国はなくなっている。「統一朝鮮」が早ければ5年、遅くとも10年以内に出現する。文在寅政権は韓国歴代政権の中でもっとも北との統一を志向している、特異な政権である。21世紀の先進国では、伝統回帰の保守勢力が優勢だ。日本の団塊の世代は影響力を失い、韓国だけが理念先行のリベラル系勢力が大きな支持を得ている。韓国の386世代は20年遅れの団塊の世代である。

日本統治そのものを全面否定し、その痕跡さえ消し去ろうとするのは、朝鮮半島だけに起きている現象である。朝鮮半島だけがいまだに反日志向が変わらない。それどころか、世代を超えて増幅しているのはなぜか。その原因は日本にではなく、朝鮮半島の人々の脳内に求めるのが合理的である。著者はその原因を、朱子学が定める「華夷思想」であろうと考えている。

もちろん今の韓国に科挙はなく、学校で朱子学を教えているわけでもない。しかし朝鮮王朝500年余の間、知識人の間で骨の髄まで染みこんだ「思考の型」は、国民性として受け継がれるものである。英国人のジェントルマン気質。米国人のフロンティア・スピリット。日本人の武士道の倫理観「恥の文化」は、脈々として現代の日本人に受け継がれている。朱子学を原理とする両班(ヤンバン)文化が、現代の朝鮮半島の人々に受け継がれていないはずがない。

韓国はいまもなお強力な学歴主義、学閥主義で、大企業や公務員に就職人気が集中し、就職浪人も普通である。科挙がサムスンの入社試験や公務員試験に置き換わっただけである。韓国にも左右の対立がある。世界基準では右派は国家権力重視・伝統回帰派、左派は個人の自由・人権尊重派である。

ところが韓国では、右派・保守派は親米親中。文在寅の左派・進歩派は中国とも相容れない強烈な朝鮮民族至上主義者であり、保守派以上に妥協の余地がない勢力であることは、日本では殆ど理解されていない。米韓同盟は解消され、半島の将来はウリ=朝鮮民族だけで決めるタイミングがやってくる。金正恩は武力を使わず独裁体制も温存したまま統一へと進む。進歩派はこれに追随する。

韓国の財閥は北の労働者の劣悪な労働条件を利用して利益を追求し、独裁者一族に献金する。北への工場移転で南の産業は空洞化し、賃金も下がり、韓国の若者は慢性的な雇用不安に悩まされるでしょう。これが私の予想する「夢の半島統一」の姿です。

朝鮮民主主義人民共和国が栄えて大韓民国が沈没する。5年後にこうなるという。韓国の友人にぜひ読ませたい本である。

編集長 柴田忠男

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勝負はこの時。目標達成途中に「不快」な感情が湧いた時の対処法

「継続は力なり」との言葉通り、ダイエットも資格取得もスポーツの上達も、正しい方向に努力を続けていればやがては大きな成果につながります。しかしながら、その継続は簡単なことではありません。今回の無料メルマガ『弁護士谷原誠の【仕事の流儀】』では著者で現役弁護士の谷原誠さんが、「快」と「不快」のコントロールによる努力の継続ノウハウについて、分かりやすく解説しています。

快と不快をコントロールする

こんにちは。弁護士の谷原誠です。

私は、人間の行動をいつも、「自尊心」に結びつけて説明しています。「自尊心が傷つくのを避けるために、そう行動するのでしょう」というように。ただ、この言葉がしっくりこない人もいるでしょう。そこで、今回は、「快」と「不快」に読み替えて説明してみたいと思います。

人間の行動は、常に「不快」を避け、「快」に向かいます。ツラい作業は、「不快」なので、楽をするという「快」を望みます。

よく例に出すイソップ童話の酸っぱいブドウでは、キツネは、ジャンプしてもブドウが取れなかったので、「甘いブドウを食べたかったのに、食べられなかった!悔しい!」という不快な感情から逃げ、「どうせあのブドウや酸っぱかったのさ」と思い込むことによって、自己正当化を図り、快の感情に転化しようとしています。

他人がいい成績を取ったり、優秀な成果を出したりした時に、不機嫌になることがあるのは、「あの人より自分が劣っている感じがする」という不快を感じるからです。そして、その後、「あれは、親が金持ちだから、いい塾に行けたという理由だけだ」とか「どうせ上司にうまく取り入ったんじゃないか」などと、自分が劣っていないように思い込み、快に逃げ込もうとします。

努力を継続するのが難しい理由の一つも、これが理由です。スポーツでも勉強でも、仕事関係でも、何らかの努力を始めると、最初のうちは、みるみる成果が出て上達し、「快」を味わいます。「よし!この調子で頑張ろう!」と思います。しかし、途中で必ず、上達しない段階が来ます。場合によっては、能力が低下しているように思える時もあります。

この時、「不快」な感情が涌いてきます。

勝負はこの時です。

人間は、「不快」を避けて、「快」に向かいます。ある人は、「私は、この競技(種目、資格)に向いてないんだ。もっと自分に向いたことをやろう」「こんなことより、私には他に大切なことがある。あまり時間を使ってはいられないから、やめよう。そして、それは正しいことだ」と思い込み、不快の感情を消して、快に向かいます。これが、努力が続かない人です。

ある人は、「このスランプを何とかして乗り越えて、もっともっと上達しよう。そうしたら、楽しいぞ!」と思い描き、快に向かいます。これが、努力が続く人です。

私の知人の娘さんは、勉強が全然続かず、成績も悪化の一途をたどっていました。ところが、その娘さんの大好きなアイドルが、ある大学に入学したことを知った途端、ものすごい勢いで勉強を始めたそうです。成績は、そんなにすぐに上がりません。それでも、諦めず、勉強を続けているそうです。勉強をしても成績が上がらない「不快」を感じた時、その娘さんは、「絶対にあの大学に入って、●●くんと会うんだ!」などと思い描き、「快」に向かっているのでしょう。

反対に、「不快」が解消することによる「快」を目指す人もいます。「一度決めたことを途中で諦めるのは、怠惰な自分に負けることだ」という不快を感じ、それを解消すべく努力を継続する、という人です。この場合、「自分に克つ」ことによる快を目指していることになります。アスリートに多いイメージでしょうか。

努力を続けている時には、必ず壁にぶつかります。その時、どのような「快」を思い描くかによって、さらに努力を続けられるかどうかが決まります。自分の「快」をコントロールできるようにしましょう。そのためには、自分に適切に質問することです。

「努力を続けることが快いと感じるには、どう考えたらいいだろうか?」
「この努力を続けたら、私はどのように変身し、周りの人は私のことをどう見るだろうか?」

質問の力を学ぶには、下記書籍を参考にしてください。

私の新刊。

人生を変える「質問力」の教え』(WAVE出版)

今日は、ここまで。

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同じ商品を「他店より安く売る」ことが店を潰す当たり前の理由

例えば近くのお店で自店と同じような商品が売っている場合、どうやって他店に負けないように売り込むかを考えた時、多くの人は安易に「価格競争」に走ってしまいがちです。しかしそのような手法に警鐘を鳴らすのは、接客販売コンサルタント&トレーナーの坂本りゅういちさん。坂本さんは自身の無料メルマガ『販売力向上講座メールマガジン』で、「価格競争以外の売り方」のヒントを記しています。

同じような商品を売るとしたら

以前にも少し書きましたが、同じような商品が世の中にはたくさんあります。皆さんが扱う商品でも、似たような商品が隣の店や何軒か先の店で扱われているなんてこともよくあるのではないでしょうか。下手したら、全く同じ商品が、同じ商業施設の中に売っているなんてことだって、今ではよく耳にする話です。

こういう時にどうやってその商品を売るかを考えると、多くの人はとにかく価格競争に走ろうとします。価格を他の店よりも1円でも安くすれば簡単に売れると思うからです。

確かに価格を下げれば売れるのは真理です。ですが、それをやっているとその後にどうなるかは簡単にわかります。どこかが価格を下げれば、他の店も同じく更に安い価格をつけて販売する。お互いのその繰り返しとなり、結果としてどちらも利益が残ることはなくなり、店の経営は悪化していきます。

だから、本来売る側が考えるべきは、価格を下げるということよりももっと別のことでなければいけないわけです。でないと、必ずどこかで体力がなくなり、戦う力が残らなくなってしまいます。

じゃあどうすればいいのでしょうか。それを考えるのが、売る人の役目です。

同じような商品でも買う店によって違いが出てくることがあります。例えば、アパレルショップが2店あって同じズボンが売っていたとでもしましょう。

A店では、ズボンを試着している時に、試着室の中が異様に暑くて、汗が止まらない状況になってしまいます。お客様は段々と試着どころではなくなり、商品のことをよくわからないまま、足早に試着室から出たがります。結局、購入した商品もじっくりと吟味をしたわけでもないので、後々になって、「もうちょっとゆっくり見てみたかったな」という気持ちが湧き出します。

しかしB店では、試着室の中がとても快適で、いくつ試着をしても気持ちよく試着ができ、商品もじっくり選ぶことができます。購入するときも「ちゃんと選べた」という納得感が生まれ、購入後の不安もなくウキウキで自宅に帰れます。

試着室という1つのシチュエーションだけでも、どちらの店が買いやすいと思うか、買った後にどんな気持ちになるかはこうして変わってくる可能性があるのです。

同じ商品を売っているとしても、その売り方、見せ方はいかようにでもできるはずです。試着した時のライティングや鏡の綺麗さ、シチュエーションを想起させる見せ方、食べ物であれば、ここで食べるとなぜか同じものでも美味しいとか、そうしたこともあるでしょう。

そのアイデアを生み出し、実行することが本来売る側の人が考えるべきことであって、ただ値段だけで勝負をすることではありません。

自分の店や自分達から買ってもらうことでお客様にどんな魅力やメリットを感じてもらえるでしょうか。

今日の質問です。

  • 同じような商品でも、自店で買ってもらえるメリットがあるとしたらどんなことですか?
  • そのメリットを生み出すためには、どんな工夫や意識が必要ですか?疑問に感じたらどうするのが良いと思いますか?

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現役教師が「ほめると叱るで伸びるのは偏差値50まで」というワケ

子育てにおいては、叱るよりもほめることが推奨される場合が多いようですが、その「ほめ方やタイミング」もかなり重要になってくるようです。今回の無料メルマガ『「二十代で身につけたい!」教育観と仕事術』では著者で現役教師の松尾英明さんが、「ほめると叱るは劇薬」であり、用法と用量を守るべしと記しています。

ほめると叱るは、劇薬かサプリメントか

ほめると叱るについて。

先日のセミナーで、ほめ方ということが話題になった。どうほめるかということが問題になった訳である。

結論からいうと、心から本当に思っていないことを口にするのはいけない。先日の「心がけで変えられる。口癖を、子供を育てる『認める言葉』にする」の「すごいなぁ」は、自然と口に出てしまうから意味がある。人を操ろうとかいう汚い意図をもって子どもに行うことは断じて許されるものではない。

一方で、多少無理してでもほめてあげた方がいい相手もいる。それは、平常よりも下に落ち込んでいる相手である。

この意図が伝わるように、このメルマガでも何度か書いた「ほめると叱るは、劇薬」という言葉を紹介して説明した。つまり、病気の人には、薬が必要である。薬を投与して、平常に戻る手伝いをする訳である。

しかし、これを繰り返していくと「薬漬け」になる。薬なしでは生きられない、薬が切れると禁断症状が出るようになる。「もっとほめてくれ」あるいは「叱らないで」というモチベーションだけで動くようになる。外発的動機づけでのみ動くようにするのは、「ロボット教育」である。

そしてこれは講師の一人である俵原先生の言葉だが、「サプリメント的に使うといい」という考えもある。要は、用法と用量である。

だから、ほめると叱るは、使う場面を選ぶ。これはある教育者の方の言葉だが「ほめると叱るで伸びるのは、偏差値50まで」なのである。

代わりに、前号でも紹介した「認める」を中心に用いていけばいい。やがて、他人の賞賛や評価を必要とせずに、自分を軸として動く人間になっていく。

ほめると叱るは、劇薬。ほめると叱るは、偏差値50まで。

頭の隅に置いておくと、何かと役立つかと思い、紹介してみた。

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司馬史観の誤り。ロシア軍総司令官が恐れた乃木希典の歴史的真実

歴史とは、多角的な面から検証しなければ決して真実は見えてこないものですが、私たちがよく知る歴史上の人物は本当に「正当な評価」を受けているのでしょうか。今回の無料メルマガ『致知出版社の「人間力メルマガ」』では日本政策研究センター主任研究員の岡田幹彦さんが、乃木稀典という類稀な名将に対する正当な評価を訴えています。

歴史の真実、英雄の真実

司馬遼太郎の小説『坂の上の雲』の中で「愚将」「無能」と烙印を押され、特に戦後の日本では否定的に評価されてきた乃木希典。しかし、長年、日本の歴史・人物に向き合ってきた日本政策研究センター主任研究員の岡田幹彦さんは、乃木希典こそ日露戦争を勝利に導いた陸の英雄であったと語ります。


日露戦争を勝利に導いた海の英雄が東郷平八郎なら、陸の英雄が乃木希典です。乃木は東郷以上に戦後は過小評価されるどころか、否定すらされました。その原因は司馬遼太郎の小説『坂の上の雲』の中で徹底的に「愚将」「無能」の烙印を押されたからでしょう。

戦いというのは誤算の連続です。当初、主戦場はあくまでも満洲の東清鉄道の支線に位置する遼陽や沙河、黒溝台、奉天といった地で、旅順要塞は二の次と見られていました。ただ、旅順要塞を落としておかないと日本軍は南北から挟み撃ちを食らうということで、乃木に白羽の矢が立ったわけです。

要塞攻撃の原則は「攻者三倍の兵力」といわれます。つまり攻める側は守る側の3倍の兵力が要る。参謀本部は敵兵力を1万5,000人、大砲数200門と想定し、乃木軍に3個師団(約5万人)、大砲三百数十門を与えました。

ところが、ここで最大の誤算をしました。実際には敵兵力は4万8,000人、大砲約640門。3分の1に見誤ったのです。本来ならばこちらは15万人、大砲も600門以上ないと勝ち目はありません。5万人では惨敗以外にあり得ないということです。さらに追い打ちをかけるように、最初の1週間で肝腎の砲弾が底をつき、第1回総攻撃も第2回総攻撃も失敗します。にも拘らず、第3回総攻撃で遂に旅順要塞を落としたのです。

「千番に一番の勝利」という言葉がありますが、旅順戦は「万番に一番」とも言うべき奇蹟の勝利に他なりません。

難攻不落の旅順要塞を乃木軍が制圧したことで、ロシア軍総司令官クロパトキンは真っ青になり、「これは人間業じゃない」と乃木軍を恐れます。最後の陸戦となった奉天会戦でも、乃木軍は敵の退路を断つような凄まじい攻撃を繰り出し、ロシア軍は総退却。明治38年3月10日、日本軍は奉天を占領しました。

日露陸戦の二大会戦は旅順戦と奉天会戦ですが、その勝利に最も貢献したのが乃木率いる第3軍なのです。ただ、旅順戦は死者約1万5,000人、負傷者約6万人と膨大な犠牲を払いました。乃木は第3回総攻撃で次男を亡くしています。

それが「愚将」「無能」と言われる理由なのでしょうが、もともと落とせる要塞でない上に兵力が圧倒的に少なかったわけですから、これは不可抗力です。私に言わせれば、その責任は乃木ではなく、参謀本部にあります。

しかし、乃木は「参謀本部が兵力をよこさなかったから」などとは一切口にせず、すべてを自分の責任と受け止め、「私の指揮統率が至らないばかりに、陛下の赤子を旅順で多く死なせてしまいました。申し訳ございません」と涙ながらに明治天皇に奏上したのです。

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新型コロナの発生地はアメリカ?驚きの主張を突然始めた中国

新型コロナウイルスの発生地はアメリカ? 中国の地方政府、専門家、官営メディアが連日、リレーでもするかのように、「発生地は不確実だ」とする主張を展開。それだけではなく、米国で発生した可能性もあるとの主張まで登場している。新型コロナウイルスが全世界に急速に広まったことを受け、中国が責任回避のために居直っているのではないかとみられると朝鮮日報が伝えている。

新型コロナウイルスの発生地は中国ではない?

中国紙の環球時報(英語版)は2月29日、「新型コロナウイルスの発生地はまだ不確実だ」と題する記事で、米国がウイルスの発生地である可能性もあると報じた。記事は「米国などでは感染源が不確実な例が増え、発生地に関する論議が複雑化した」と指摘しているという。

その上で、中国疾病予防統制センターの専門家、曽光氏の発言を引用し、「米国でインフルエンザで死亡した患者が実は新型コロナウイルスで死亡した可能性があるとするテレビ朝日の報道を注目すべきだ」と伝えている。テレビ朝日は2月21日、昨年秋から流行した米国でのインフルエンザの死者の一部が新型コロナウイルスによる患者だった可能性を指摘していた。

朝鮮日報によると、中国が新型コロナウイルスの発生地ではないとする主張は2月26日から始まったという。武漢市はソーシャルメディアで「当局が確認した新型コロナウイルスの最初の確定患者陳氏は(発生地とされた)武漢華南海鮮卸売市場への訪問歴がなかった」と指摘した。陳氏がどういう経路で感染したかは明かさず、これまで通説だった発生地を否定したことになる。

中国はこれまで新型コロナウイルスの発生について、他国に謝罪したことはない。むしろ習近平国家主席は「中国の徹底した防疫措置が世界の公共安全に大きく貢献した」と主張していた。