会議で受け身な社員たち。どうすれば積極的に動くようになるのか?

会議や議論が円滑に、そして有意義なものになるために動く人をファシリテーターと呼びます。彼らはいったいどのようなスキルを使っているのでしょうか?今回、メルマガ『毎日3分読書革命!土井英司のビジネスブックマラソン』で土井英司さんが紹介するのは、 ファシリテーションの基本から使える会議術について語られた一冊です。

会議の達人になるテクニックよ⇒『話が進む仕切り方』

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話が進む仕切り方

沢渡あまね・著 技術評論社

こんにちは、土井英司です。

本日ご紹介する一冊は、『職場の問題地図』が話題となった、ワークスタイル&組織開発専門家の沢渡あまねさんによる、注目の新刊。

※参考:『職場の問題地図

サブタイトルに「会議/プロジェクト/イベントを成功させるファシリテーションの道具箱」と書いてあることからもわかるように、ファシリテーションのテクニック集です。

限られた時間で有用な会議をするために、ファシリテーターが知っておくべきTipsをまとめているので、自分が会議の担当になった時などに、紐解いてみるといいでしょう。

本文では、ファシリテーションの基本に始まり、BGMやオープニングスライド、時計等のツール活用法や仕切りの仕方、まとめ方、「詰んだ」と思った時の打開策など、会議で使うと有効な90の秘伝がまとめられています。

秘伝1につき見開き2ページのシンプルな構成なので、大変読みやすく、スキマ時間の読書にはもってこいの一冊だと思います。

部下との1on1や後輩の相談、コーチングなどでも使えるコミュニケーション方法が書かれているので、「うちの会社はそんなに会議多くないよ」という人でも、読んでおくといろいろ勉強になると思います。

「多様性」や「組織力」は、それを使いこなすリーダーのコミュニケーションスキルがあって初めて生きるもの。

組織のダイナミズムを維持したまま、皆が調和できる、そんな理想的な組織を実現するために、ぜひ読んでおきたい一冊です。

なぜ「田舎に移住して農業をする」という選択肢は鬱によくないのか?

仕事のストレスにより鬱病を患ってしまった人はとても多いそうです。しかし、その鬱を良くするためにと選んだ道もまたストレスを抱えるようなことにならないとは限りません。今回のメルマガ『永江一石の「何でも質問&何でも回答」メルマガ』では、人気コンサルの永江さんが、 鬱病になってしまい、農業をやろうかと考える相談にのっています。

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鬱病を悪化させないための転職相談

Question

shitumon私は契約社員で働いてましたがHSP気質のせいもあるのかちょっとでも怒られるとすぐに落ち込んでしまいストレスを溜め込んでしまい眠れなくなり鬱を患ってしまいました。

鬱を良くする為に病院通いながら私みたいな弱い人間は1人で黙々と働けるような清掃業とかのパートで働いて、副業で自分の興味ある事をやるような働き方はどうかなと思ってます。

個人的に農業に興味ありますが農業一本で食えるほど甘くはないので、休みの日にまずは家庭菜園して安定栽培出来る技術を身につけようと思います。

家族がいるので多少収入面では厳しくなりますが鬱をこれ以上悪化させないためにも治すにはこのような方法がいいかなと思ってますが他になにか助言あればよろしくお願いします。

永江さんからの回答

鬱は脳の病気なのできちんとした治療や日光を浴びるなどの対策が重要だと思います。そして、職場環境を変えるのであれば、農業やサービス業ではなく頭脳労働中心のホワイト企業に転職する方が有効でしょう。

また、日光を浴びることも脳の伝達物質を正常にするために重要なことが分かっているので、出来るだけ日光を浴びる生活をするのが良いでしょう。実際、わたしの周りでもサーファーに鬱の人なんていませんし、わたしも仕事でどっと疲れてもサーフィンしてずっと太陽の下にいるとリフレッシュできます。

また職場環境では、農作業や田舎暮らしするならむしろホワイトな頭脳労働職に就く方が良いと思います。

現実問題として農家になるには規制で土地が借りられず、借りたら低賃金で働かされた挙句にせっかく耕した土地を返してくれと没収されたりすることも普通にありますし、農薬撒くお金がないとか、どうしようもない天候に苦労させられるなど悩みが尽きません。

田舎に引っ越しても先に移住してきた都会で適応できなかった先輩移住者たちからマウントを取られて相当なストレスを抱えるそうです(これは実際の話で、移住者に批判を入れてくるのは95%が先輩移住者だそうです)。農作業や田舎暮らしにストレスがない訳ではないんです。

その点、例えば某外資系コンサルなどは昔とは大分違って非常にホワイトな環境です。上司が怒鳴ったらクビになる程にパワハラは厳しく取り締まられ、管理職を除けば残業はほとんど許されません。慣れない田舎で慣れない農業をやるよりははるかにノンストレスな環境ではないでしょうか。

効果が見込める治療を受けることと、本当にストレスのない職場環境を選ぶことが重要だと思います。

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21歳のアルバイトが入社2ヶ月で突然死。会社は責任を問われるのか

年齢が高く残業が多い人が起きるというイメージがある「突然死」や「過労死」。今回の無料メルマガ『「黒い会社を白くする!」ゼッピン労務管理』では、著者で特定社会保険労務士の小林一石さんが紹介する判例は、21歳と若いアルバイトの突然死から端を発しています。果たして会社の責任は問われるのでしょうか?

入社2ヶ月でアルバイト急死、履歴書には「健康状態は良好」、会社の責任は?

若い頃にはできて、年を(ある程度)とるとできなくなったことと言えば、私は「徹夜」です。

学生の頃は朝まで徹夜で飲んで、家に戻って仮眠してまた次の日も飲みに行くなんてこともしてましたが、今やれと言われてもまずできないでしょう。

あの頃は元気でしたね(過去形)。

また、社会人になってからも20代でその当時働いていた会社は非常に出張が多く終電で帰って、始発で別のところに出張、なんていうのもざらでしたが普通にこなしていた気がします。

これも今やれと言われても絶対無理ですね。

このように多少の無理でも、できてしまうのが「若さ」であったりするわけですが労務管理においては注意が必要です。

それについて裁判があります。

ある雑誌編集会社でそこで働くアルバイトが虚血性心疾患と推定される症状で突然死しました。

そこで遺族が損害賠償を求めて裁判を起こしたのです。

突然死というと年齢が割と高く、長期間の残業などが原因になることが多いですが、このアルバイトは21歳と若く、死亡直前の残業時間は長かったものの、入社してから約2ヶ月しかたっていませんでした。

また、履歴書の健康状態の欄に「良好」とあり面接時にも同様に答えていた上に、死亡前に上司に体調不良を訴えたこともありませんでした。

そこで会社は「(会社には)責任は無い」と主張をしたのです。

過去の常識は通用しない。定年後の人生を豊かにする“定活”の進め方をお金のプロが伝授

人生100年時代とも言われる長寿社会にあって、多くの方が懸念事項として挙げるのが老後資金の問題。定年後の第二の人生を豊かに過ごすためには、どのような準備が必要となってくるのでしょうか。今回、すべての働く方に定年活動すなわち「定活」を勧めているのは、ファイナンシャルプランナーで『老後資金は貯めるな!』などの著書でも知られ、NEO企画代表として数々のベストセラーを手掛ける長尾義弘さん。長尾さんは記事中で「定活」の重要性を訴えるとともに、その具体的な方法をレクチャーしています。

プロフィール:長尾 義弘(ながお・よしひろ)
ファイナンシャルプランナー、AFP、日本年金学会会員。徳島県生まれ。大学卒業後、出版社に勤務。1997年にNEO企画を設立。出版プロデューサーとして数々のベストセラーを生み出す。新聞・雑誌・Webなどで「お金」をテーマに幅広く執筆。著書に『コワ~い保険の話』(宝島社)、『最新版 保険はこの5つから選びなさい』『老後資金は貯めるな!』『定年の教科書』(河出書房新社)、『60歳貯蓄ゼロでも間に合う老後資金のつくり方』(徳間書店)。共著に『金持ち定年、貧乏定年』(実務教育出版)。監修には年度版シリーズ『よい保険・悪い保険』など多数。

定年後の生活をしっかり自分で見つける方法~過去のロールモデルでは通用しない!

国民的アニメの「サザエさん」に登場する、サザエさんのお父さんの波平さんは54歳です。いまの54歳の人に比べれば、ずいぶん高齢のような感じを受けます。

しかし、この当時の昭和30年代というのは、定年退職が55歳、男性の平均寿命というのは、64~68歳ぐらいだったのです。

つまり退職間近で、退職後は隠居という感じの生活が10年くらい続くということです。

ところが現在、多くの会社では60歳定年制になっていて、再雇用ということで実質65歳まで働いています。男性の平均寿命は81歳なので、定年後の生活は16年以上ということになります。

いまや定年後の生活というのは、隠居ではありません。

つまり、自分の親たちの世代とは、まったく違う定年後の生活になっているのです。

いってみれば、過去のロールモデルが通用しない時代なのです。

では、これから定年を迎える人はどう考えればいいのか具体的に説明していきましょう。

2人の1人は70歳まで働いているのが現実

「定年退職」したとしても、仕事を完全に辞めてしまうという人はあまりいません。多くの人は定年後も仕事をしているというのが一般的です。

では、実際にどのくらいの人が、どのくらいまで働いているのでしょうか?

総務省の「労働力調査(2021年)」によると、男女平均の就業率は、60~64歳は71.5%、65~69歳は50.3%、70~74歳は32.6%、75歳以上は10.5%です。男性の就業率は、60~64歳は82.7%、65~69歳は60.4%、70~74歳は41.1%、75歳以上は16.1%です。

定年を迎えて、それで仕事が終わりという時代は終わり、実質は再雇用で65歳まで働くというのが、ほぼ一般的になっています。さらにこのデータでもわかるように、男性の約6割は70歳まで働いているのが現実です。さらにいうならば、75歳まで働いている人は、なんと4割もいるということです。

ご自分の周りを、少し見てください。職場でも再雇用の人が増えていると思います。さらには、コンビニで、高齢者の女性が働いていたり、ファミレスでも高齢者のバイトを見ることも少なくないはずです。また駐車場とか、工事現場での交通誘導員は、高齢者がとても多くなっています。

前評判の悪さも戦術か。W杯日本代表、強豪撃破の戦術を振り返る

コスタリカ戦での敗戦で誰もが諦めかけた決勝トーナメント進出を、スペイン戦での逆転勝利で叶えたW杯日本代表。何が森保ジャパンの予選リーグ1位突破を可能にしたのでしょうか。今回のメルマガ『サッカー家庭教師:谷田部のブログでは書けない話』では、サッカーの悩みを改善する動画サイト(谷田部真之助.net)を主宰するサッカー家庭教師の谷田部さんが、日本対ドイツ戦を技術的観点から振り返りつつ検証。さらに決勝トーナメント1回戦の相手となるクロアチアについて、ドイツと比較して感じた印象を記しています。

この記事の著者・谷田部真之助さんのメルマガ

W杯ドイツ戦を技術的観点から振り返って

踏ん張りまくるドイツと良い姿勢を保つクロアチア

ドイツは昔から力強く愚直にも、前に進むと決めると前に強引にも進むサッカー。昨日もそうした部分としてガタイがよく、力強く踏ん張りながら一歩が遅い印象。

その前のクロアチアは、とにかくいい姿勢なるのが早くて力が抜けている印象。

クロアチアもガタイがいいのに、ここまで違うのは非常に興味を持たされました。

日本代表は様子を見るべきなのか?

昨日の試合運びを見ていると、とにかく守りを固めて0点の時間をいかに長く作るか?後ろの守備は精神的安定を持つために高齢化やベテラン勢で足の速さが劣化してしまうのは致し方無いにしても、久保が完全に消えていたのは、見ていて気の毒でした。

DFラインがどんどん下がっていく…、ドイツはいかにサイドの選手を押し込むか…、という戦略をとってきていたので完全にPKに至るまでの流れはベンチの功績が大きいかな。と思います。

若手の勢いをもっと使うべきでは?

ライブ中でも話していたのですが、DFラインをもう少し頑張って上げてFWとDFの縦の距離をもっとコンパクトにすると、守備に戻るときも攻撃に移るときもサイドの久保選手や伊藤選手が楽になるのですが、守備を固める意味ではどんどん下がる…、唯一のFWの前田選手すら自陣の深いところまで戻る始末。

これを見ていて歯がゆかったのは、前に早い選手たちでしょう。

後半3バックで左右の空きスペースをもっと使われるかと思ったら前半のドイツの逆パターンですよね。若手の速い選手が一生懸命ドイツの攻撃をされる前に押し込む。という時間が増えました。

最初に耐える時間を作るのはある意味正解?なのか?

あの試合運びを見ていると「リーグ突破」という意味では完全に上手くいってしまった。というのが正直なところ。監督の思惑…、というよりも中の選手の奮起…、といった方が正直な印象です。

それも含めて流れを作った…、と言われてしまえばそれまでなのですが…。

もちろんスペインに後半の選手で最初から行って前半で対応されてしまったら…、
と考えると成すすべがますますなくなるので何とも言えないのですが…。

私としてはもう少し真っ向から勝負してみても戦えるんじゃないのかな?と思います。チーム全体のブレーキが森保監督の指示と戦術なのはわかるのですが、あまりに見ている方もやっている方も面白くないんですよね。

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佐高信氏が断罪する統一教会の反社会性。養子縁組で露呈した「子も親も教団のもの」という危険思想

統一教会を巡る新たな疑惑として浮かび上がった「養子縁組あっせん問題」。親が信者である「宗教2世」の当事者による養子縁組問題の告白は、日本中に衝撃を与えました。こうした、子供を親や教団の「所有物」のように扱う統一教会の教義に対し、長年統一教会問題を追及し反社会性を指摘したことから教団より提訴されているジャーナリストの有田芳生氏など各所から大きな批判の声が上がっています。今回、人気メルマガ『佐高信の筆刀両断』の著者で辛口の評論家として知られる佐高信さんは、統一教会の「子供は親や教団のためにある」という絶対則が養子問題をはじめとする様々なトラブルの発生源となっているとの見解を示し、厳しい言葉で断罪しています。

【関連】【有田芳生×多田文明】統一教会問題の追及は「魔女狩り」ではない。元信者・ジャーナリスト視点で斬る、2世信者、霊感商法、高額献金問題と解散命令

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「親と教団のために子供はある」の教義が生んだ“養子”という恐ろしい発想

いまから40年ほど前に、東京は代々木にある修養団の本部へ取材に行った時の衝撃が忘れられない。

修養団は戦前からある社会教育団体で渋沢栄一が初代の後援会長であり、日立製作所や東芝等の一流企業が社員に研修を受けさせていた。

有名なのは“みそぎ研修”と呼ばれる水行。真冬の早朝、フンドシひとつで伊勢神宮を流れる五十鈴川に入らせる。

「小ざかしい理屈を捨て、バカになって物事に挑むキッカケをつかませる」と講師は言っていたが、戦後になっても修養団は解散させられるどころか、三井、三菱、住友等の旧財閥系の企業も協力して、現在も続いている。

隣に日本共産党の本部があり、驚いたのは修養団の人間が「彼らもいずれ参加させます。共産党員も陛下の赤子ですから」と平然と言ったことである。

敗戦から40年近くになるのに、天皇は日本国民の父親という思想は絶えることなく生きていたのだった。

天皇制は家父長制に支えられている。子どもは父親、特に父親に絶対的に従い、家の繁栄のための手段となる。命さえも差し出すのである。

これは日本国憲法が謳いあげた個人の尊厳や男女平等の思想と真っ向から対立する。

統一教会(私は旧はつけない。つけると改称を認めることになるから)もまったく同じであり、親および教団のために子どもはあるという考えである。

そこから“養子縁組”やさまざまな問題が発生する。

【関連】かつては統一教会叩きを煽動していた『月刊Hanada』花田紀凱編集長の見事な“改宗”ぶり

文鮮明「父母の立場に立てば怨讐も許すことができる」の異常性

統一教会が一番喜んだ安倍晋三の「国葬」の日、私は『毎日新聞』の同行取材を受けて、渋谷区松濤にある統一教会本部を訪ねた。

入り口のところに文鮮明と韓鶴子夫妻の写真が飾ってあって、

「父母の立場に立てば怨讐も許すことができる」

とある。これは、

「子どもを救うためなら、どんなことでもしようと思うのが父母の心です。そのような父母の愛をもって怨讐を許そうと決意するのです」

と説明されている。

それを見ながら私は、統一教会が勢いを得ていた時だったら、尊属殺人罪はなくならなかったのではないかと思った。

安倍を撃った山上徹也の場合は「母親による子殺し」とも言えるだろうが、戦前、戦中の教育勅語の親孝行は尊属殺重罰に裏打ちされ、国民は天皇の赤子だから天皇に忠義を尽くせという教えに収斂されていた。

【関連】爆笑問題・太田が統一教会の御用芸人になった理由が判明。有田芳生氏も困惑、サンジャポで自白した「ウソと屁理屈の発信源」とは?

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驚くほどの低さ。厚労省職員のコロナワクチン“接種率10%”は本当か?

強制ではないものの、小児の接種にも努力義務が適用されている新型コロナワクチン。しかしその政策を取り仕切る側の人間たちは、ワクチンを避ける傾向にあるようです。今回のメルマガ『国家権力&メディア一刀両断』では著者で元全国紙社会部記者の新 恭さんが、とある勉強会で表面化した「厚労省職員たちの低接種率疑惑」を紹介。さらに1,908件にも上るワクチンの副反応が疑われる死亡例数を異常とした上で、コロナワクチン接種を推奨するにあたり、インフルエンザワクチンを遥かに上回る死亡率を明示しない厚労省を批判しています。

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厚労省、コロナワクチン接種率10%の衝撃

厚労省職員の新型コロナワクチン接種率が10%程度だとしたら、読者諸氏はどう思われるだろうか。

おいおい、待ってくれよ。そっちが推進してるんだろ…と疑念や怒りがこみ上げるに違いない。

国民にワクチンの効能を説き、接種にせき立てておいて、自分たちは副反応が恐いからやめておこうというのでは、国家スケールのイカサマではないか。

疑惑が表面化したのは、11月25日のことだった。ワクチン接種に慎重な国会議員たちの超党派議連(会長・川田龍平参院議員=立憲民主党)の勉強会。新型コロナワクチン接種後に亡くなった人の遺族たちが、厚労省のワクチン関連部門の担当者たちと向き合った。

そのなかで、妻を亡くした遺族がこう語った。「あんたたち、マスコミ使って打て打てとあおりまくって、結果がこれでしょ。あんたらほとんど打ってないでしょ。厚労省の職員の接種率なんか10%くらいじゃない」

ネット動画番組でこの場面を見ていた筆者は、「厚労省の職員の接種率なんか10%」というのを聞いて、最初は、何かの勘違いか、言い間違いではないかと思った。

しかし、どうやらそうではないらしいのだ。同席していた京都大学の福島雅典名誉教授が厚労省側に問いただした。

「いま仰った話に愕然とした。厚労省の職員の接種率は10%なのか。厚労省、国会議員、行政の関係者の接種率をしっかり提示してください」

厚労省健康局の予防接種担当参事官は、厚労省の接種率について、こう答えた。

「本日、そういったデータのほうは持ち合わせておりませんので…」

それに対し、福島名誉教授は「それが確認できんというのは組織的怠慢じゃないの。そんなものすぐ出せるはずだ」と憤った。

福島氏は、科学に基づく医療、患者の権利の保護をめざし、日本にインフォームド・コンセント(十分な説明に基づく同意)を根付かせた先駆者だ。医療の「病根」に挑んできたベテラン医師ならではの迫力が激しい口調から伝わってくる。

官僚が「データを持ち合わせていない」というのは、たいがい正直に言うと都合が悪い時だ。ワクチン担当者が自分の役所の接種率を把握していないはずがないではないか。かりに「10%」がかけ離れた数字であるなら、即座に否定するはずである。筆者は、このやり取りを見て、「10%」が事実に近い数字なのだろうと確信した。

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蔡英文ではない。台湾統一地方選「本当の敗北者」が習近平である理由

11月26日投開票の台湾統一地方選で、大敗を喫した蔡英文総統率いる与党民進党。この結果は台湾市民のどのような声の現れと見るべきなのでしょうか。今回のメルマガ『黄文雄の「日本人に教えたい本当の歴史、中国・韓国の真実」』では台湾出身の評論家・黄文雄さんが、様々な報道を引きつつ選挙結果を分析。さらに本当の敗者は蔡英文総統ではなく中国の習近平国家主席だとして、そのように判断する理由を解説しています。

※本記事は有料メルマガ『黄文雄の「日本人に教えたい本当の歴史、中国・韓国の真実」』2022年11月30日号の一部抜粋です。ご興味をお持ちの方はぜひこの機会に初月無料のお試し購読をどうぞ。

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プロフィール:黄文雄こう・ぶんゆう
1938年、台湾生まれ。1964年来日。早稲田大学商学部卒業、明治大学大学院修士課程修了。『中国の没落』(台湾・前衛出版社)が大反響を呼び、評論家活動へ。著書に17万部のベストセラーとなった『日本人はなぜ中国人、韓国人とこれほどまで違うのか』(徳間書店)など多数。

【台湾選挙】台湾統一地方選挙、本当の敗北者は習近平だった

台湾与党大敗、対中国政策に影響 蔡総統は党トップ辞任

11月26日に台湾で行われた統一地方選挙で、与党民進党が大敗したことは、日本でも大きく報じられています。今回、民進党は全22県市の主張ポストのうち、獲得したポストは5つ。これは国民党に大敗した前回の2018年選挙からさらに1つポストを減らしたことになります。

人口の約7割を占める6つの直轄市では、国民党は台北市、新北市、桃園市、台中市の4つを獲得、一方で民進党は台南市と高雄市の2つに留まりました。この結果を受けて、蔡英文総統が民進党の党主席を引責辞任しました。

統一地方選で与党・民進党が敗北、蔡英文総統が同党主席を辞任

民進党敗北には、さまざまな理由があります。もともとこうした地方選挙においては現職が強いものですが、国民党陣営が現職11人、民進党は現職3人と、最初から国民党有利だったということもあるでしょう。

とはいえ、民進党がここまで大敗したのは、支持基盤でもあった若者層が民進党に投票しなかったことが大きいとも見られています。「民進党は選挙のときばかり若者にアピールするものの、選挙が終わると若者の要求については放置する」といった声も聞かれ、こうした不満が民進党支持につながらなかったと見られています。

産経新聞台北市局長の矢板明夫氏も、住宅価格の高騰や低賃金など、若者にとってきわめて重要な問題を解決してこなかったツケで、多くの若者が「騙された」と感じていると分析しています。

矢板明夫列出問題提醒:討厭民進黨的人若越多 可能被中國見縫插針

矢板氏はその他にも、蔡英文総統がここ数年記者会見を開いていないことや、中国の圧政に苦しむ香港への支援についても、民進党は選挙前だけにしか口に出さず、そうしたご都合主義も有権者に見透かされていたと指摘。一方で、中国のサイバー集団によるフェイクニュースが毎日大量に流され、政府攻撃を行い、国民を洗脳してきたことも、主要な原因の一つであるとしています。

民進党は台湾独立を志向し中国と対立姿勢を貫いていることから、日本では保守派と見る向きもありますが、実態はリベラルです。反原発や同性婚に積極的で、リベラルな若者世代からの支持が多いのです。

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親が支援を拒否するケースも。ヤングケアラー問題の解決を“阻むもの”の正体

数年前に我が国でもようやく社会問題として認知され始めた「ヤングケアラー」。やむを得ない事情で家族の介護や世話を担う彼らに対して、どのような救いの手を差し伸べるべきなのでしょうか。今回のメルマガ『モリの新しい社会をデザインする ニュースレター(有料版)』ではジャーナリストの伊東森さんが、ヤングケアラー問題の現実に迫るとともに、各地で広がりつつある支援状況を紹介。さらに問題解決に重要となってくるポイントについて考察しています。

【関連】高校生の25人に1人の衝撃。若者が家族を介護する日本の厳しい現実

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巷で話題の「ヤングケアラー」は何が問題となっているのか?全国に広がる動き

家族の介護や日常の世話に追われる「ヤングケアラー」の子どもたちの現状が、日本においても徐々にスポットが当てられるようになってきた。

祖父母や幼いきょうだいの面倒をみている子どもたちが、しかし負担が重くなり過ぎると、日常生活や学校の勉強にも悪影響が出始める。

家の用事や手伝い、あるいは幼いきょうだいの世話をする子どもは、一定数、昔からいたしかし、これほど注目されるようになったのは、ここ最近のこと。

成蹊大学の渋谷智子教授(社会学)によると、ヤングケアラーという概念は1990年代前半のイギリスで広まった。日本では2000年ごろから研究者の間でも認知され、2010年代になりようやくメディアでも取り上げられるように(*1)。

問題の背景としては、家庭や社会構造の変化がある。1世帯当たりの平均人数は1960年に4.14人だったが、2020年には2.21人にまで減る(*2)。

さらに共働き世帯やひとり親家庭が増えた結果、大人が家庭にかけられる時間が少なくなった。

ヤングケアラーとは、大人が担う家事や家族の世話などを日常的に行なっている子どもとされる。厚生労働省が昨年公表した調査によると、世話をしている家族がいると答えたのは、中学2年生の5.7%、全日制高校の2年生の4.1%。

目次

  • 何が問題となっているのか
  • 全国に広がる支援の動き
  • 世界の状況 イギリス、ヤングケアラー支援の先進国

何が問題となっているのか

「毎日のようにスーパーで買い物をしている」
「幼いきょうだいの送迎をしていることがある」
「優等生でいつも頑張っている」

これは、今年4月、厚労省が自治体に通知した「ヤングケアラー支援マニュアル」だ。周囲がその存在に気付くきっかけとして以上の例を挙げた。

「遅刻や早退が多い」「服装が乱れている」などといった比較的イメージしやすいものもあるが、しかし家の用事を手伝い、きょうだいの面倒をみるといった、一見すると「よい子」と映る子どもが、実はヤングケアラーであったというケースも少なくない。

厚労省の調査では、平日1日あたり7時間以上、家族の世話をしているヤングケアラーもいた。子どもたちは、「睡眠が十分に取れない」「友人と遊ぶことができない」などの声が。

ヤングケアラーは進路や就職に影響するケースも。ヤングケアラーの中には、家族や介護のために高校卒業後、すぐの大学進学をあきらめたり、進路を決めるときに実家を離れてよいのか悩んだりする人も。

渋谷教授は、

「『家族』の余裕がなくなってきている。家族のことは家族でやるという価値観が残る一方、大人は生活のために働かざるを得ず、子どもが頼られるようになっている」(*3)

と指摘。しわ寄せが子どもにまで及び、ケアの負担が重くなり過ぎているとした。

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上杉隆が提言。過去の日本を守った「戸籍」は、今こそ「個籍」に変えるべき

前回の記事『少子化の原因にも。日本にしかない時代遅れの戸籍制度を廃止すべき訳』で日本の戸籍制度を廃止すべきであると、主にフランスの少子化を解消方法を例として語っていたジャーナリストの上杉隆さん。上杉さんは自身のメルマガ『上杉隆の「ニッポンの問題点」』で今回、その後編として日本の戸籍制度を「個籍制度」にすべき理由について明らかにしています。

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戸籍制度の限界~差別の温床。ジダンも、アンリも、ロナウドも…。時代は「戸」から「個」へ 後編

このように、フランスの少子化対策(妊娠出産育児支援)は、日本のそれの比ではないとはいえ、なぜ移民を制限したにもかかわらず、人口増に成功したのか。日本との決定的な違いはどこになるのか?疑問を持って日本に戻ると、ちょうどそのころ、小泉政権で移民政策(のちの「上げ潮政策」)を打ち出していた中川秀直さんと話しているうちにひとつのヒントをもらった。戦前からの古い民法が改革を邪魔しているとのことだった。

厳密な戸籍制度が移民の流入を妨げているというならば、結婚や出産や家族を規定する少子化対策も同じ理由ではないか?実際、少子化対策の問題は結婚率の低下と相関関係にある。『結婚しないかもしれない症候群』という本もあったが、未婚の大きな理由は、戸籍制度にあると睨んだ。そのいずれににしても、この前時代的な制度こそが、現在日本の発展を妨げているのではないか?

給付が「戸」(家庭)にされるから、お金は旦那に取られる。育児に費用がかかるけど、結婚しなければ手当もでない。しかも、こどもは婚外子として社会的にも法的にもずっと差別されてしまう(当時民法改正前)。しかも、相手の家とはそりが合わなく、家庭内戦争に発展する可能性が高い。戸籍制度が「婚姻」と「出産」を妨げてきたのは疑いないように思えた。少子化は、女性の問題ではなく、民法の問題だったのだ。

今年(2022年)2月10日に『オプエド』に出演した、時事通信元パリ支局長の原野城二解説委員長はこう語っている。

「私のいたフランスでは、出産子育てに対して、同性婚を認めて、女性の住宅手当を出し、こどもの教育手当を月10万円(当時)給付していました。少子化のカギは民法なんですよ」

フランスの少子化対策の成功のカギは、厚生福祉、健康保険、経済問題ではなく、法律(民法)にあった。日本の戸籍制度のようなものはなく、夫婦の入籍率は10%台、婚外子の割合も50%を超えている。フランスの状況を知れば、そもそも「家族」とはなんだろうか?と考えざるをえない。

少子化対策成功の看板をひっさげて、サルコジ内務大臣は大統領選に打って出て、ロワイヤル女史(のちの首相)を打ち破った。そのロワイヤル首相も任期中に出産、育児を始めるが、未婚であり、子の父親を公表していない。ワールドカップの最中だが、クリスティアーノ・ロナウド(ポルトガル)もまた未婚であるが、5人の父親である(ひとり男児が死亡)。最初の3人のこどもの母親はそれぞれ違っており、その存在を明かしていない。末の2人の子の母と、その3人を加えて、7人家族で幸せに暮らしている。

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