ただの丸投げ。コロナとインフル同時感染から国民を守る気ゼロの日本政府

この冬の到来が確実視されている新型コロナ感染の第8波ですが、懸念されているのがインフルエンザとの同時感染。しかしながら政府は、国民の命を守る気などさらさらないようです。今回の『きっこのメルマガ』では人気ブロガーのきっこさんが、先日岸田政権が発表した同時流行対策の内容を紹介するとともに、それはもはや「対策ではなく丸投げ」と強く批判。その上で、かような無責任な政権なら誰でも担うことができるとの厳しい見解を記しています。

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サルでもつとまる日本の首相

日本の新型コロナですが、これまでの第1波から第7波までの状況を見れば顕著なように、欧米などでの流行が、1~2カ月遅れて日本にもやって来ることが分かっています。欧米諸国を見れば日本の1~2カ月後の姿が分かるのですから、これなら先手先手の対策を講じられそうなものですが、安倍政権、菅政権、そして現在の岸田政権と、日本政府は新型コロナの発生以来、常に後手後手の対策で多くの犠牲者を出して来ました。

岸田文雄首相は、先日の所信表明演説の中で、「3年ぶりに緊急事態宣言等の行動制限を行わずに今年の夏を乗り切れた」などと述べました。しかし実際は、この夏の2カ月だけで、日本の新型コロナの総死者数の約4割に当たる1万5,000人以上もの国民が亡くなっているのです。これほどの犠牲者を出していながら、どのような思考回路をしていれば「今年の夏を乗り切れたのは」などと言えるのでしょうか?

この夏は、連日のように20万人を超える感染者が報告され、1日に300人以上もの死者が出た日もありました。受け入れ先の病院が見つからずに、自宅で亡くなってしまった人も200人を超えました。専門家の試算によると、もしも政府が緊急事態宣言を発令して行動制限を行なっていたら、感染者数は半数以下になっていたと言います。感染者数が半数以下になれば、重症者数も死者数も半数以下になるのですから、この夏に亡くなった1万5,000人以上の国民の半数は、岸田政権の政策の犠牲になったことになります。

そんな中、フランスはパリに在住する作家でミュージシャンの辻仁成氏が、10月12日、以下のツイートをしました。

辻仁成 @TsujiHitonari

 

コロナ第8波に突入したフランス、かなりの勢いで来ていますが、皆さん、マスクはつけていません。しかもインフルエンザが大流行。専門家が指摘する感染対策の緩み、政府も打つ手がなく。しかし、なぜ、人々はマスクをつけないのか、、、まとめました、

パリ最新情報です。

 

午後1:08 2022年10月12日

ツイートには辻仁成さんのブログがリンクしてあったので、そちらも読んでみると、現在、フランスで猛威を振るっている第8波は、第7波で流行したオミクロン株「BA.5」が全体の91%を占めているそうですが、さらに変異した「BA.2.75」、通称「ケンタウロス」も、このブログの時点で計68件報告されていると言います。そして、フランスでは新型コロナだけでなくインフルエンザも大流行しているのに、フランス人はマスクをつける人が極めて少ないため、辻仁成さんはフランスのマスク問題について分析しています。

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私服姿の平野紫耀、永瀬廉…キンプリは「なぜ品川駅で」撮影されたのか?芸能記者が語る「困ったら新幹線のりば」の舞台裏

10月21日スタートの連続ドラマ『クロサギ』(TBS系・金曜夜10時)で、“詐欺師を騙す詐欺師”役に挑戦する主演の平野紫耀さん(25)。その平野さんを含む『King&Prince』メンバーの私服姿がFRIDAYデジタルにキャッチされました。場所は東京・品川駅の新幹線ホーム。記者歴30年の芸能ジャーナリスト・芋澤貞雄さんは、キンプリのファッションをじっくりチェックしながら、平野紫耀さんの「完璧な役作り」を感じたと言います。

『King & Prince』の私服姿に注目!

『FRIDAYデジタル』が『King & Prince』の私服姿を撮影、公開しています。

永瀬廉、高橋海人…傍から見たら変態オヤジに映るかもしれませんが、私は食い入るように上から下の細部まで、画像を拡大して見入ってしまいました。芸能記者の悲しい習性ですね。

その姿からは、ベールに包まれたミステリアスな私生活が微かに透けて見えてくるから不思議です。

記事自体は至ってシンプルな構成で、10月7日、三重県の鈴鹿サーキットで盛大に行われた『2022 Honda F1日本グランプリ』に出演した帰りを品川駅で待ち伏せしたものでした。

編集や記者かカメラマンに“日帰り”の情報がもたらされていたのでしょうね。

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「ネタに困ったら品川駅」が芸能界の常識

実はこの東京・品川駅新幹線乗降口は、ある程度経験を積んだ芸能カメラマンや記者にとっては“ホーム・グランド”、新米さんには“修行の場”なのです。

“ネタに困ったら品川駅に行け…間違いなく何かは撮れるから”とは芸能記者の定説なのです。

コンコースに終日待機していれば、有名文化人や芸能人の誰かしらは必ず目撃することができますし、実際この場所で撮られたスクープも少なくありません。

無警戒な芸能人の中には恋人を同伴している強者もいますし、一般乗客の視線も気にせずに大胆な振る舞いを見せる輩も少なくないのです。

この定点観測だけでは弱い…記事にするには動向なり写真が足りない場合、品川駅港南口まで追跡し、そこからタクシーでさらに追跡取材をかけることも効果的です。

港南口で客待ちをしているタクシーの運転手さんは、“すみません、実は〇〇の記者なのですが…”と断りを入れると、確実に最後まで追いかけてくれる方が多いのもこの駅の特徴です。

私は慎重派やちょっと強引な運転手さんに、今まで何度もお世話になっているのも事実です。

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平野紫耀のファッションに感じた「役者魂」

『FRIDAY~』の写真を見て私が感じたのは、あの低い位置から膝上から顔を狙って撮っているアングルでした。

これは鞄カメラで隠し撮りされた、手慣れたカメラマンにしか出来ない技でしょう。

おそらく乗客に紛れて、すれ違いざまに撮った写真でしょうね。

指先に乗るような小さなカメラまで普通に売られている今、これを見抜くのは至難の業でしょう。

そしてさらに気になったのは、高橋の後を歩く、黒いパンツのポケットに手を入れている彼でした。

ひとりだけ“別の世界”をいっている印象の、高橋や永瀬が地味に見えてしまう金のネックレス3重の彼です。

『キンプリ』メンバーを縦に並ばせて歩かせて、その両側をマネージャーやスタッフが守るというスタイルで、記事の説明も合わせて見てみれば顔にモザイクもかかっていない彼の正体はほぼほぼ平野紫耀でしょう。

この日は朝から肌寒さが続く気温だったからでしょうか、高橋は黒のニット帽にハイネックの首回りが白黒のセーターという、一生懸命アイドルとしての存在感を消そうとしているファッションでした。

が、その後ろを歩く“彼”は黒いハンチング帽に同色のマスク、白い長袖Tシャツに、今時MLB選手でもしないような金ピカネックレスを光らせ、存在感アピールは抜群です。

先頭を歩く永瀬も、ジャケット代わりに来ている上着は特に目立つものではありませんが、足元は裸足の足の指が覗くサンダルで、この寒い日にこれはこれで印象的でした。

平野ファンたちの“しょうの私服、もっと見たい!”とか、“あの服は弟・莉玖君のブランド? 同じ物欲し~!”という悲鳴が聞こえてきそうです。

平野は現在、ドラマ『クロサギ』を収録中ですが、まるでこんな時にまで“黒崎高志郎”が入っているような気さえしました…だとしたら物凄く完璧な役作りですけれど。

先頭を歩いていたなら、やはり『キンプリ』のセンターである平野の写真をド~ンとトップに掲げられたでしょうが、後を歩いていたために上手く全身のカットが撮れなかったのかもしれませんね。

それとも、もしかして忖度…?

王子様のようなコスチュームで笑顔一杯の彼よりも、個人的には『クロサギ』平野の方が期待できると思っている私には、“平野【黒崎】紫耀”が楽しみでなりません。
そしてこの『FRIDAY~』の写真で、その思いは一層強くなりました。

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プロフィール:芋澤貞雄
1956年、北海道生まれ。米国でテレビ・映画のコーディネーター業を経て、女性週刊誌などで30年以上、芸能を中心に取材。代表的スクープは「直撃! 松田聖子、ニューヨークの恋人」「眞子妃、エジンバラで初めてのクリスマス」。現在も幅広く取材を続ける。https://twitter.com/ImozawaSadao

記事提供:芸能ジャーナリスト・芋澤貞雄の「本日モ反省ノ色ナシ」

image by: King & Prince 公式プロフィール

2年で9回。なぜアメリカは西アフリカでクーデターを頻発させるか

マリでは今年に入って2度目のクーデターが起こるなど、政情不安が深刻さを増す西アフリカですが、ここにもアメリカの影が見え隠れしているようです。今回の無料メルマガ『田中宇の国際ニュース解説』では著者で国際情勢解説者の田中宇(たなか さかい)さんが、西アフリカ諸国で蜂起した将校たちすべてが米軍による訓練を受けていたという事実を明らかにするとともに、アメリカが彼の地でクーデターを頻発させる思惑を考察。さらに中国がアメリカの覇権を奪取することを多くの国が望んでいる理由を解説しています。

アフリカのクーデター頻発の意味

西アフリカの諸国でクーデターが頻発している。この2年間にブルキナファソとマリで3回ずつ、国軍の将校によるクーデターで政権が転覆されたほか、ギニアやモーリタニアなどでも起きている。特筆すべきは、これらの合計9回のクーデターのすべてが、米軍の訓練を受けたことがある軍人によって起こされたことだ。米軍は、アフリカなど世界中の親米的な途上諸国の軍人に対し、テロ対策や反乱抑止、治安維持などの軍事機能を訓練してきた。建前上、その目的は途上諸国の民主的な政治安定や経済発展に貢献するためだ。だが実際は、米軍の訓練に参加した西アフリカ諸国の軍の将校たちが、米軍から教わった軍事技能を活用して、自国の現職の政権を倒すクーデターを挙行し、非民主的な軍事政権を作っている。ブルキナファソやマリでは頻繁に(今年2回ずつ)クーデターが起こり、政治の不安定と経済の破綻を招いている。米軍による訓練は、目的と正反対の効果を西アフリカ諸国にもたらしている。

The US Military Is Training Third World Coup Leaders Again

ブルキナファソでは9月30日、トラオレ陸軍大尉が率いる国軍の反乱兵士たちがクーデターを起こし、今年1月にクーデターで誕生したばかりのダミバ陸軍中佐が作った軍事政権(暫定政権)を倒し、トラオレ大尉が新たな軍事独裁者になった。倒されたダミバ中佐は、クーデターを起こす10年以上前から米軍の訓練を繰り返し受けていた。ダミバが今年1月にクーデターで政権を奪取した時には「米軍の訓練がアフリカを民主化・発展させるどころか逆に、独裁と混乱と貧困に陥れている」と米欧で批判された。9月末のトラオレによるクーデター再発後、米欧マスコミが米軍に対して「トラオレは米軍で訓練を受けたことがあるのか」と問い合わせたところ、米軍の広報担当は「わからない。調査中。今のところ米軍との関係は確認されていない」と答えた。米軍のアフリカ司令部は、訓練を受けた後のアフリカ諸国の将校たちが本国で何をしているのか全く追跡しないことにしている、とも述べている。

Pentagon doesn’t know if it trained Burkina Faso coup leader

米軍は、自分たちがアフリカの軍人たちにほどこした訓練がアフリカの政治経済を悪化させていると批判されたくないので、責任逃れのため、トラオレが米軍で訓練を受けたことがあるかどうか言わず、訓練後の将校たちの動向も追跡していない(実際には追跡しているが、していないことにしている)とも考えられる。だがそもそも、反乱抑止や治安維持(効率的な有事体制づくり)などの軍事技能は、軍が政府を守るためだけでなく、軍が政府を倒して自分の独裁政権を作るためにも使える。武器は、悪者を倒すためでなく、自分が悪者になるためにも使える。訓練後の軍人たちは(途中退職後の自衛官や警察官と同様に)要注意人物である。アフリカ(など世界中)で覇権を運営している米国は、米軍で訓練を受けた各国の軍人たちが事後に本国でどんな動きをしているか、非公式に監視し続けているはずだ。

Five African Countries. Six Coups. Why Now?

武富士創業者一族による「史上最大の節税」はなぜ可能だったのか?

超富裕層一家が何よりも頭を悩ますのは、相続税の問題なのかもしれません。控除などありますが、ざっくり相続する遺産が6億円を超えると、55%が税金で持っていかれてしまうというのですから、無理もないことのように思います。そして過去には、法の網をかいくぐって1600億円もの“節税”に成功した例があるのだとか。今回のメルマガ『大村大次郎の本音で役に立つ税金情報』では、元国税調査官の大村さんが、武富士の創業者から長男への贈与税が無税となった仕組みを紹介。最高裁まで争われ国税が敗訴し、利子分400億円まで支払うことになり、法改正にもつながった「史上最大の節税」作戦の全容を伝えています。

※本記事は有料メルマガ『大村大次郎の本音で役に立つ税金情報』の2022年10月16日号の一部抜粋です。ご興味をお持ちの方はぜひこの機会にバックナンバー含め初月無料のお試し購読をどうぞ。

プロフィール大村大次郎おおむらおおじろう
大阪府出身。10年間の国税局勤務の後、経理事務所などを経て経営コンサルタント、フリーライターに。主な著書に「あらゆる領収書は経費で落とせる」(中央公論新社)「悪の会計学」(双葉社)がある。

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武富士一族の伝説的節税スキーム

税務の世界では伝説となっている「史上最大の節税」というものがあります。これは、武富士の創業者一族が行った相続税の節税スキームです。

武富士という会社は、創業者が一代で築き上げたものです。東証1部上場もしていたので、創業者が保有している株式の資産たるや非常に巨額になっていました。

もちろん、そのまま創業者が株を持ち続けて死亡してしまえば、遺族には莫大な相続税が課されるはずでした。その相続税を逃れるために、武富士一族はあっと驚くような節税を行ったのです。

そのスキームとはこうです。武富士の創業者は、オランダに会社をつくり、自分の持っている武富士の株をそのオランダの会社に保有させました。オランダは、ヨーロッパの中では税金が安く、また銀行の情報秘匿の伝統もあり、いわゆる「タックスヘイブン」のような国です。

オランダの会社の株は武富士の創業者が持っており、実質的には武富士の会社です。が、形式の上ではオランダの会社ということになっており、その会社の株は「海外資産」ということになっていたのです。

そして、そのオランダの会社の株を、香港に在住している息子に譲渡し、日本の贈与税を免れたのです。贈与税というのは、相続税の抜け穴を防ぐためにつくられた税金です。自分の資産を生前に家族などに贈与してしまえば、相続税は課せられなくなります。それを防ぐために、生前に贈与した場合も税金が課されるということになっているのです。

しかし、武富士一族は、海外で資産譲渡を行うことにより、この贈与税を逃れたのです。つまり、武富士一族の贈与税を逃れるスキームは「海外の資産を海外に居住している者に譲渡すれば贈与税はかからない」だから「資産を海外に移し、親族を海外に居住させ、海外で譲渡を行う」ということです。

創業者氏から長男へ贈与された株式の時価は推定2600億円以上でした。2600億円を普通に贈与していたならば、贈与税として1300億円以上を払わなければなりません。それを無税で乗り切ったのです。

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ITジャーナリストが導入。衛星ブロードバンド「Starlink」の使い勝手は?

イーロン・マスク氏が率いるSpaceXが衛星ブロードバンドサービス「Starlink」を日本でもスタート。申し込んで専用アンテナなどの機材が届くと、個人でも高速大容量の衛星通信が可能な時代がやってきました。今回のメルマガ『石川温の「スマホ業界新聞」』では、いち早く申し込みを済ませていたケータイ/スマートフォンジャーナリストの石川さんが、自宅に設置して3日ほどの利用で気づいたことなどをレポート。決して安価ではないものの、災害大国で通信障害の頻発も問題となっている日本においては、「いざという時」の強い味方になると感じているようです。

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衛星ブロードバンド「Starlink」は設置場所に注意

今週、我が家にStarlinkのアンテナがやってきた。初期導入レポートはCNETに掲載中なので、そちらを参照して欲しい。記事を執筆して3日ほど経過し、興奮状態もだいぶ収まってきたので、冷静にStarlinkについて語ってみたい。

まず、驚きなのが、契約手続きの簡便さだ。ウェブから名前と住所、クレジットカード番号ぐらいしか入力していない。それだけで、アメリカから衛星アンテナが届いてしまうのが驚きだ。

衛星ブロードバンドとなると、別に日本の会社と契約する必要はない。クレジットカードさえあれば、世界中の通信会社と契約でき、日本で通信が使えてしまうというのが素晴らしい。5Gの据え置き型Wi-Fiルーターも契約には本人確認が必要だが、それすら要らないのだ。自宅にアンテナが届けば、あとはベランダに置いてコンセントを刺せば、アンテナが勝手に衛星を探して通信が使えるようになる。

CNETの記事では200Mbps超が連発と書いたが、衛星アンテナにつながっているWi-Fiルーターの近くで計測するとそれぐらいの数字が出る。我が家は3階建てなのだが、1階で測定すると当然のことながら速度は落ちる。10~50Mbpsといったところだ。

また、現在は3階にあるベランダに仮置き状態であるため、空がすべて見渡せる場所ではない。アンテナのすぐ横は部屋の壁、反対側は手すりの壁があるため、衛星アンテナが求める7割程度しか空が見えない状態となっている。

そのため、常に通信がつながっているわけではなく、数十秒に1回、オフラインになってしまう。つまり、ウェブ閲覧でも時々、反応しなくなる時もあるし、おそらくビデオ会議には使えないと思われる。

ただし、現在は仮置き状態であり、早急に業者にお願いして、空が完全に見渡せる3階の屋上に設置するつもりだ。これであればアンテナが求める100%で空が見えるようになるため、常時、通信が可能になることだろう。

都心部にあるマンションのベランダに設置するというのは、不可能ではないが、常時通信は難しく、こまめに切断されるという点は注意した方がいいだろう(切断されたからと言って再接続のような作業は要らず、勝手につながってくれる)。

月額1万2300円は、決して安くはないのだが、数年前までキャリアに対してスマートフォンの通信料金として1万円以上支払っていたことを考えると、なんとか許容範囲とも言える。菅さんのおかげで複数回線を保有していても、金銭的な負担が軽減したのはありがたい限りだ。アンテナ代も7万円以上するが、昨今のスマートフォンに比べれば、べらぼうに高いというわけではない。

我が家の周辺は住宅が密集しており、大地震で電柱が倒れれば簡単に光回線が切れるのが目に見えていた。都心で大地震が起きればすぐに回線の復旧は難しいと想定されるだけに「いざという時のため」と割り切って、衛星ブロードバンドを導入した次第だ。

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もう中国生産は維持できない。これから日本のビジネスはどう変化していくのか?

現在、日本市場のアパレル製品のほとんどが中国製です。こうした中国に頼ったファッションビジネスは、今後ままならなくなる可能性があると指摘するのは、メルマガ『j-fashion journal』の著者でファッションビジネスコンサルタントの坂口昌章さんです。中国生産が維持できなくなった時、ビジネスはどう変化していかねばならないのでしょうか。

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ファッションビジネスの方向性が変わる

1.中国生産は維持できない

日本市場で流通しているアパレル製品の約8割は中国製で占められている。百貨店、量販店、専門店、ネットショップ等、ほとんど全ての流通で中国製品が扱われている。もし、中国製品が日本に入ってこなくなれば、ビジネスは止まり、多くの企業が倒産するだろう。

現在、中国製品の入荷が遅れている。

第一の要因は、中国のゼロコロナ政策だ。一人でもPCR検査で陽性が出ると、何の前触れもなく、突然、地域単位で外出禁止となる。工場も止まるし、トラックも立ち入り禁止になる。

広州では、展示会の前日に準備をしていたところ、突然コロナで外出規制となった。出展者は、展示品を置き去りにして、慌てて空港に向けてタクシーを飛ばし、脱出しようとした。しかし、結局空港でつかまり隔離施設に送られたという。これではビジネスどころではない。

第二の要因は、電力不足による停電である。雨が少なく干ばつとなり、ダムの水量が減って水力発電ができない。火力発電所を動かそうにも、石炭を積んだ船が航行できないほど、河の水量が減っている。

中国の電力不足は既に慢性的なものだ。昨年は工場の電力を優先し、住宅を停電にしていたが、今年は市民の生活を優先するため、工場が停電になっている。停電になれば、工場は稼働できない。

第三の要因は、先進国からの注文が来ないこと。多くの国は、中国生産から東南アジア生産に切り替えている。

これはコストの問題だけではない。政治的な問題だ。中国政府による少数民族の人権弾圧、周辺諸国への軍事的圧力等に対して、西側諸国は中国生産をボイコットしている。

その結果、注文がないので、工場は稼働せず、倒産している企業も多い。

以上のような、複数の要因により、中国生産は維持できなくなりつつある。

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なぜ、板橋にある「深夜営業のみ」の立ち食いそば屋には人が集まるのか?

深夜の東京の道路を走り抜けるタクシーや大型トラック。その運転手さんたちの孤独を癒やしてくれる一軒の立ち食いそば屋さんが人気となっていることをご存知でしょうか。今回のメルマガ『繁盛戦略企画塾・『心のマーケティング』講座』では、その立ち食いそば店のマーケティングと、お客が他県から足を運ぶほどの人気の理由を紹介しています。  

真夜中の孤独を癒してくれる、深夜営業の立ち食いそば屋の灯り

暗闇の中に、煌々と輝く灯り。そして、辺りに漂うだしの香り。

ここは、東京都板橋区にある、深夜営業の立ち食いそば屋さん。

幹線道路沿いでありながらも、深夜なので、かなりの暗さに包まれています。

夜10時から朝7時まで営業。

深夜にも関わらず、たくさんの人がやって来ます。

1年中扉が開いたままのお店は、立ち食いカウンターと外にあるテーブル2つ。

暑さ寒さを完全に無視した店舗スタイル。

夏は外で夕涼みという感覚なのでしょうか。冬は温かいものを食べるので大丈夫ということなのでしょうか。

考えれば、フルオープンなお店の造りなら、屋台と同じ。ならば、納得できます。

このお店は、30年前から営業。

現店主のお母さんが、10年ほど別の人が営業していたお店を引き継ぐカタチで開店させています。

なので、厳密には創業40年となります。

では、なぜ深夜営業なのでしょうか。

実は、店主もわかっていません。母親から聞いたこともなく、その母親も創業者からは聞いていないようです。

ただただ深夜営業のお店を引き継いだだけ。

深夜にお客さまが来るから、そのまま営業を続けているのです。

このお店には、そば・うどん・カレーライスがあり、トッピング用の天ぷらなどの種類が多く、お客さまに喜ばれています。

天ぷらは、特に人気がある「春菊天」や「紅生姜天」、「アジ天」「ナス天」「ゲソ天」「ちくわ天」「鶏天」「きんぴら」など。

他に、「コロッケ」「山菜」「とろろ昆布」「たまご」「わかめ」「たぬき」「きつね」など。

深夜営業でありながら、これだけの品揃えはお見事です。

次から次へと天ぷらを揚げているのですが、それほどお客さまが多いということです。

どのお客さまも天ぷらを数種類トッピングしています。

天ぷらが、お客さまを呼び込んでいるのかもしれません。

“天使のブラ”トリンプを19年連続で増収増益に。元社長が語る「部下操縦術」とは?

「天使のブラ」で有名なトリンプですが、実は近年、経営不振が続いています。その大きな原因は吉越浩一郎元社長の退任なのではないでしょうか。メルマガ『1分間書評!『一日一冊:人生の智恵』』では、2006年までのトリンプで19年連続で増収増益を達成した吉越浩一郎さんが自ら記した経営術の書籍を詳しく紹介しています。

「天使のブラ」トリンプで19年連続増収増益を達成した元社長【一日一冊】吉越式 利益マックスの部下操縦術

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吉越式 利益マックスの部下操縦術

吉越 浩一郎 著/幻冬舎

天使のブラのトリンプで2006年まで社長をつとめ19年連続増収増益を達成した吉越元社長の一冊です。吉越さんの本はすべて読むことにしていたので、未読の本を発見して買ってみました。

元のトリンプは吉越社長が退任してすぐに減収減益が続き、最近は赤字を出すこともあり、厳しい経営が続いています。

もちろん経営環境が変わったということもあると思いますが、いかに社長が会社経営に大きな影響を与えるのか、ということをまざまざと示しているでしょう。

吉越さんの特徴は、スピードです。早朝会議で、各部門から報告と決定の案件を1件2分で50件くらい処理していくという。2時間で終わるのです。

とにかく行動して、結果を見て、次の日、次の週にはまた対策を打っていくという、まさにスピード経営の最たるものなのでしょう。

「とにかく川に飛び込め!」…仕事にはスピード感と勢いが必要(p47)

そして情報を社員全員にオープンにするということです。吉越さんの信条は、持っている情報が同じであれば、だいたい考えることは誰でも同じになるということです。

お金のプロが注意喚起。お金持ちになれない人が陥りがちな「お得の罠」

「半額バーゲン」などと聞くとついつい財布の紐が緩んでしまうとい方、その行動パターンを見直さない限りいつまでたってもお金持ちにはなれないようです。今回、売り手サイドが仕掛ける「お金の罠」を取り上げているのは、株式会社Money&You代表取締役で資産運用のプロ・頼藤太希さん。頼藤さんは消費者心理の綾をつくこの罠について詳しく解説するとともに、そこから逃れるため心がけるべき3つのポイントを紹介しています。

お金持ちになれない人が陥る、巧妙な「お得の罠」

人は誰しも、少しでも得したい・損したくない、お金持ちになりたいと考えています。ですから、日々の買い物でも、なるべくお金を節約してお金を貯めるようにしたい、はずです。

しかし、そのことはお店の側もよくわかっています。お店は少しでもお金を使ってほしいと考えていますから、あの手この手でお金を使ってもらおうとしています。その中には、節約しているつもり、お得に買い物しているつもりなのに損をしてしまう「お得の罠」が存在します。

人がどのように誤った認知やバイアスに惑わされ、判断を誤ってしまうのか、行動経済学で紐解いてみましょう。

■アンカリング効果:半額セールの罠

たとえば、私たちは商品を買うとき「お得だ」と思って買うわけですが、そう思っているのはアンカリング効果によるものかもしれません。割引前の価格を示すことで「これだけ価値があるものが、ここまで安くなっている=お得」と思い込んでしまうのです。

年末年始や夏冬のバーゲンなどにある王道の罠が「半額セール」です。「10万円の財布が半額セールで5万円!」などとなっていれば、これは安いと思うはずです。その5万円になった財布と、定価5万円の財布なら、5万円になった財布を買う人のほうが多いでしょう。

しかし、もしこの財布がはじめから5万円で売られていたとしたら、そもそもこの財布を買ったでしょうか。よほどの理由がない限りは、買わないのではないかと思います。つまり、本当に必要かではなく、「半額になっている!」というお得感だけで買ってしまう罠なのです。

■選好の逆転:3品で10%オフの罠

目的が本末転倒となるこの行動は「選好の逆転」と呼ばれます。

「3品買うと10%オフ」「2品買うと2品目が30%オフ」など数字はさまざまですが、こうした割引がよくあります。このような表示があると、1品だけ買うのがなんだか割高のように感じられます。しかし、これも罠です。本来、1品だけ買えばいいはずの商品を2品、3品と買うのは無駄ですね。お店側からすれば、多少割引してでも一気に2品、3品と品物が売れるのですから大助かりです。本当に必要なもの、使うものであれば、買っても問題はないでしょう。

■選好の逆転:送料無料・駐車料金無料の罠

ネットショッピングで、「5,000円以上買うと送料無料」となっていることがあります。送料無料にしたいからと、なんとか5,000円に達するように商品を追加した経験のある方もいるのではないでしょうか。

しかし、そこまでして商品を追加するより、送料を払ったほうが出ていくお金は少なくなるものです。同様の罠に駐車料金もあります。数百円をケチり数千円損する結果になりかねません。

仲本工事さんが車にはねられ死去、81歳 妻と別居&ゴミ屋敷報道の謎…他のドリフメンバーと現在の関係、明暗わかれた境遇の違い

【10/20 追記】ザ・ドリフターズのメンバーでタレントの仲本工事さんが、19日午後10時22分、交通事故による急性硬膜下血腫のため神奈川県内の病院で亡くなった。81歳だった。所属事務所のイザワオフィスが発表した。
仲本さんは18日午前9時すぎ、横浜市の市道で乗用車にはねられて重傷を負い、頭を打って意識不明の状態に。同日夜には、妻で演歌歌手の純歌さん(54)が「今のところ心臓も血圧も結構、正常に近い状態なので。あとは本人ががんばってくれることだけを願ってます」とのコメントを発表していた。
先週12日のデイリー新潮で、「純歌さんが家を出て別居状態であり、仲本さんの自宅はゴミ屋敷状態だ」と衝撃のニュースが報じられたばかりだが、仲本夫婦の間にいったい何が起きていたのだろうか。ネット上には、ファンからの哀悼の声のほか、最近の夫婦仲を疑う声など、さまざまな憶測が広がっている。<以上、追記終わり>

【関連】ドリフ仲本工事さん死去に残る謎。不自然な妻カレー店近くの事故死で「自死」疑う声も

別居中の妻に会うため横浜へ?事故現場近くに妻経営のカレー店

40歳以上の人にとって、仲本と言えば、往年の人気番組「8時だヨ!全員集合」(TBS系)での体操コーナーの印象が強いだろう。

普段のコントでは、リーダーのいかりや長介、人気者の加藤茶、志村けんの後に続く地味な役回りが多かった仲本だったが、トランポリンを使う体操のコーナーでは、持ち前の身体能力を活かして、機敏な動きを見せ、誰よりも輝いていた。しかし、あれから40年以上が経過し、現在81歳の仲本は自分の認識力を見誤ってしまったようだ。事故現場となった横浜市浅間町5丁目の交差点は、信号も歩道橋もない横断禁止の車線で、そこを無暴にも横断しようとして事故に遭ってしまった。

当初、仲本は同現場に「仕事のためにきていた」と報道されていたが、道を渡った向こう側には横浜市天王町にある妻・純歌が経営のカレー店「ウィローハウス」があり、別居中の妻に会いにきていたのではないかと報じられている。

家を出て行った妻がカレー店を開店し、他の店は閉店ゴミ屋敷状態

先のデイリー新潮の記事では、独居老人となった仲本の家が「ゴミ屋敷」状態になり、しつけられていないペットがどこでも粗相をして部屋中に新聞紙が敷かれている惨状などが、生々しい画像と共に伝えられていた。

仲本は2012年に妻・純歌と結婚し、2017年には目黒で居酒屋「仲本家JUNKAの台所」をオープン。ほどなく隣の店も買取って、カラオケスナック「ピンクローズ(途中たびたび店名が変更)」も始めていた。

居酒屋に来た客が食事後に隣のスナックへ立ち寄ると、仲本がギターと歌声でもてなしたという。

オープン当初は盛況だったが、やがて純歌が昆虫食に凝り始めると、それを客に強要するようになり「次第に客足が遠のいていった」と週刊女性PRIMEが報じている。

もともと妻の純歌は片づけが苦手なタイプで、溺愛する犬だけをかわいがり、他の犬猫は半ば放置していたとも言われている。

コロナ禍の2020年には夫婦揃ってYouTubeチャンネルやTwitterなどを開設し、仲睦まじく情報発信をしていた仲本夫妻だが、純歌が2021年夏頃に「新しい彼氏ができた」と仲本に告げて家を出て、横浜で暮らしはじめたとされている。そして、21年暮れに事故現場近くでカレー店をオープンさせていた。

料理担当の純歌がいなければ居酒屋は成り立たず、目黒の「仲本家JUNKAの台所」は開店休業状態だったようだ。

日刊スポーツが報じたところによると、店に「勝手ながらしばらく休ませて頂きます」と貼り紙があったとしているが、これは事故以前から貼られていたと言われている。

先輩・高木ブーと営業も。事故前に削除された「謎のツイート」

14日、仲本は同じくドリフのメンバー・高木ブー(89)と共に群馬県高崎市の「高崎タカシマヤ」で行われている「志村けん大爆笑展」のオープニングセレモニーへ参加した様子をツイートしていた。2020年に亡くなったドリフの盟友・志村けんのバカ殿人形と笑顔で写った仲本、高木の写真が添えられ、2万を超える「いいね」が付いている。

しかし、翌15日午前中には、「ゴミ屋敷に住んでると書かれておりますが、ゴミ屋敷に住んでませんので心配なく、私は毎日明るく楽しく生きております」と、デイリー新潮の記事に反論するかのようなツイートを投稿。

しかし、これは何者かの「なりすましツイート」だったとして、スタッフによりほどなく削除され、以下のようなコメントが「staff」名義で投稿された。

「本人の意思とは異なる第三者からの投稿があったため削除しました。staff」

仲本が、車にはねられる事故に遭ったのは、この3日後のことだ。

削除されたツイートを発信したのは誰なのか?第三者からの投稿があったというのは事実なのか? このツイートと仲本が横浜にいたことに関連があるのか? 真相は今も藪の中だ。