東日本大震災から10年。世界が日本に感嘆した9歳男児の「心配事」とは?

10年前の3月11日、日本は大きな自然災害に見舞われました。決して忘れることのできない東日本大震災の光景が目に焼き付いている方も多いでしょう。今回の無料メルマガ『致知出版社の「人間力メルマガ」』では、被災地で得た体験を生徒と共有すべく、多くの情報を集めている高校教師の方が見つけ、心を震わせた、ある男の子の話を紹介しています。

ある高校教師の心を震わせた9歳の男の子の話

神奈川県の県立高校教師(当時)中村正和さんは2011年の東日本大震災後の夏休み、陸前高田市などで瓦礫を拾うボランティア活動に参加。その時の体験を授業の中で生徒たちと共有しようと考えられます。

授業をするに当たり中村さんは震災にまつわる様々な情報を収集する中で、あるユーチューブの投稿に出合います。それは被災したある9歳の男の子の実話でした。

私は、被災地で得た体験を、ぜひとも生徒たちと共有したいと考え、震災にまつわる様々な情報を集めて授業を行いました。その際「9歳の男の子」の話を知って、私は衝撃を受けたのです。

それは、ユーチューブで紹介されていたベトナムから日本へ帰化した警察官が語った話でした。

震災直後のある夜、その警察官は食料を配る手伝いのために避難所へ向かいました。そこにはようやく届けられた食料を受け取るために、たくさんの被災者が列をつくっていました。

その最後尾に目をやると、9歳ほどの男の子が厳寒の中をTシャツに短パンという軽装で佇んでいます。

気になって声を掛けた警察官は、その子が語り出した悲惨な体験に言葉を失いました。

地震の後、お父さんが小学校に車で迎えに来てくれた。けれどもその時、大きな津波が来て、お父さんを車ごと呑み込んでいくのを3階のベランダから見た。海の近くの自宅にいた母親や弟妹もたぶん助からないと思う……。

「ありがとう」を越える言葉。客に愛される販売員が心掛ける接客のコツ

ネット通販全盛期の今、リアル店舗で働く販売員にとって何より大切なのは、自分に会いに来て下さるお客様。そんな「贔屓客」を多く抱えるための秘策があるのならば、是が非でも知りたいものですよね。今回の無料メルマガ『販売力向上講座メールマガジン』では接客販売コンサルタント&トレーナーの坂本りゅういちさんが、顧客の多い販売員に特徴的な「上手な喜び方の伝え方」を紹介。そのカギは「お客様が接客に何を求めているのかを理解すること」のようです。

喜びの伝え方

顧客の多い販売員というのは、喜びの伝え方がうまいなと感じることがとても多いように思います。ここでいう喜びというのは、販売員自身が感じる喜びのことです。その喜びをお客様に伝えることで、お客様の満足感を増やそうというわけですが、それが上手な人が多いです。

例えば、お客様が悩んで悩んでようやく購入してくれた商品があったとします。そこで多くの販売員は、「うちで買ってもらえて嬉しいです」、「お客様に合うものが見つかってよかったです」といったことを口にします。これが決して悪いとは思いませんが、このような喜びの声は、「買ってもらえて嬉しい」という喜びの声になっています。

一方、顧客の多い販売員はこういう風に喜びの声を伝えてきます。

「とても楽しい時間を過ごさせていただきました」
「お客様と話していてなんだか元気をもらえました」
「接客のことを忘れてつい話し込んじゃいました」

のような感じです。これも喜びの声には違いないのですが、言っている対象が「商品を買ってもらえたこと」ではなくて、「お客様と接したこと」になっているのがお分かりいただけるでしょうか?同じ喜びを伝えるのでも、全く違うことを伝えているのです。顧客の多い販売員ほど、お客様が接客に何を求めているのかを理解しているから、こうした言葉を選ぶようになるのですね。

だからなのか、顧客の多い販売員は、売れなかった時にも喜びの声を発します。

「今日は久々にじっくり話せて楽しかったです」
「元気なお顔が見れてよかったです」
「旅行の話が聞けて私も嬉しかったです」

こうした言葉によって、例えその場で購入に至らなかったとしても、お客様は「またあの人に会いたい」と思ってくれ、再来店をしてくれることが増えてきます。

買ってもらって嬉しいというのは、あくまで、売り上げ的な側面からの話です。それはお客様にとっては関係のないことであり、そこを喜ばれても、「売れたのが嬉しいんですね」と思われてしまうかもしれません。

それよりも伝えるべき喜びの声というのはどんなものなのか?

ぜひ普段の自分の言葉を振り返って考えてみてください。

今日の質問です。

  • お客様に販売員としての喜びの声を伝えることにはどんな意味がありますか?
  • どんな喜びの声をお客様に伝えますか?

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毒殺未遂の復讐。プーチンの殺意を神回避した男が衝撃動画を公開

以前掲載の「反プーチン指導者が重体。陰謀論ではない『ロシアで何が起こったか?』」でもお伝えしたとおり、何者かの手により毒殺されかけるも一命を取り留めた、ロシアの反プーチン勢力指導者アレクセイ・ナワリヌイ氏。そんなナワリヌイ氏と彼の同志たちが公開したある動画が、ロシア国内に衝撃を与えています。今回の無料メルマガ『ロシア政治経済ジャーナル』では、国際関係ジャーナリストの北野幸伯さんがその動画の内容を紹介するとともに、プーチン政権の今後を考察しています。

プーチン神話の根幹を破壊する政治ユーチューバー

アメリカは大変ですが、ロシアも大変なことになっています。一番人気の政治ユーチューバー、アレクセイ・ナワリヌイが、プーチン神話の根幹を破壊する動画を次々と公開している。

何のことでしょうか?

ナワリヌイが公開した3本の衝撃動画

ナワリヌイは、ロシアで一番人気の政治ユーチューバーです。チャンネル登録者数は、478万人。カズヤさんが71万人ですから、約6.7倍。彼は、ロシア政府高官の汚職を暴いて、有名になりました。プーチン政権にとっては、うざったい存在。

昨年8月20日、彼は西シベリアのトムスクからモスクワにむかう飛行機の中で意識を失いました。飛行機は、オムスクに緊急着陸し、救急車で病院に運ばれた。ナワリヌイの妻は、「ロシアの病院にいたら殺される!」と思い、ドイツに救援を求めました。ドイツは、ロシア政府と交渉し、ナワリヌイはベルリンに移送された。ドイツの検査で、彼の血液から、軍用神経剤、化学兵器「ノビチョク」が出た。ドイツは、フランス、スウェーデンにも検査を依頼し、いずれも同じ結果になりました。ナワリヌイは、ロシアで毒殺されかけた。しかし、ドイツで治療を受け、健康を取り戻してきました。

そして、去年12月14日、「事件は解決された。私は、私を殺そうとしたすべての人を知っている」という動画を公開しました。ここで彼は、暗殺未遂の実行犯グループの顔写真と実名を公開したのです。そして、8人のグループが、3年間ナワリヌイを尾行しつづけていた事実から、このオペレーションは、ボルトニコフFSB局長の許可なしで行われることはありえない。そして、ボルトニコフが、プーチンの許可なしで、この作戦を指示することはありえないと結論づけた。

要するに、ナワリヌイ殺害命令をしたのは「プーチン自身だ」と(あくまで、彼がいっていることです)。

ちなみに、調査したのは彼自身ではなく、「ベリングキャット」というイギリスのジャーナリスト集団です。

この調査結果は、ドイツの週刊誌デア・シュピーゲル、スペインの日刊紙エル・パイス、アメリカCNNでも、検証され公開されました。

12月17日、プーチンは、記者会見でこの動画について語りました。なにをいったか?いろいろいったのですが、最重要ポイントは、「ロシアの諜報機関が毒殺したければ、毒殺しただろう」と語った。つまり、「ナワリヌイが生きていることが、ロシアの諜報機関がやってない証拠だ」と。

2020年12月21日、ナワリヌイは、また衝撃的な動画を公開しました。

Я позвонил своему убийце. Он признался

これは、ナワリヌイが、実行犯の一人クドゥリャフツェフに電話し、「なぜナワリヌイを殺せなかったか?」という理由を話させた動画です。もちろん、ナワリヌイは、他人のフリ(パトルシェフ元FSB長官の補佐官)をして電話しています。

この動画、実行犯の一人は、飛行機が緊急着陸せず、「もう少し長く飛行していれば」ナワリヌイは死んだだろうといっている。そして、毒を「パンツにつける作戦だった」と認めた(彼自身は、オムスクでナワリヌイの服を洗い、毒物の痕跡が残らないようにする役割だった)。この動画について、プーチンのリアクションはありません。

1月18日、ナワリヌイは、ロシアに帰国しました。モスクワ・シェルメチェボ空港で逮捕され、30日間の拘留が決まります。そして、1月19日、彼の同志たちが、あらかじめ用意していた動画を公開しました。「プーチンのための宮殿。最大の賄賂の歴史」といいます。

これ、簡単にいうと、黒海沿岸にある「プーチンの巨大別荘」に関する動画です。ロシア語がわからなくても、30分ぐらいから見てください。その規模に卒倒することでしょう。建設費用は、推定1,400億円。建物以外も入れた総敷地面積は7,800ヘクタールで、モナコの39倍だそうです。

1400億円豪邸の主は…ナバリヌイ氏側、動画公開「汚職の実態」

公開1日で、3,600万人が視聴。つまり、ロシア人の4人に1人が見た。

1300台でわずか4台。京都で人気、乗れたら“幸せ”になれるタクシーとは

「乗れば幸せになれる」「出会えただけでもラッキー」などと言われ人気を誇る、京都のタクシーをご存知でしょうか。今回の無料メルマガ『繁盛戦略企画塾・『心のマーケティング』講座』では繁盛戦略コンサルタントの佐藤きよあきさんが、古都を走る「ヤサカタクシー」のレアな車両を紹介。さらに同社のそのアイディアを他のビジネスに活かすヒントを記しています。

四ツ葉のクローバー

京都のヤサカタクシーは、三つ葉のクローバーがシンボルマーク。

このタクシーに乗りたがる人が結構いるようです。それは、1,300台ある車両のうち、4台だけ、四ツ葉のクローバーが描かれているからです。

「四ツ葉のクローバー」に乗ることができれば、ちょっぴりですが、幸せな気分になれます。

このタクシーは予約ができない“流し”専門で、乗った人には、記念の乗車証が渡されます。

こんな他愛もないことが、お客さまに注目され、小さな幸せを広めているのです。

このアイデアは、お店にも使えます。

包装紙やレシートに、四ツ葉のクローバーがついていたら、ほんのちょっぴりですが、幸せになれるお店として、話題になります。

BGM

ある心理学者が立てた仮説があります。「強化・感情モデル」というもので、人を好きか嫌いかという認識は、相手と接している時の感情によって、左右するという仮説です。

この仮説を立証する実験が行なわれました。女子大生に、それぞれ好きな音楽と嫌いな音楽を聴かせながら、男性の写真を見せました。

その結果、女子大生は、好きな音楽を聴いている時は、写真の男性をより高く評価しますが、嫌いな音楽を聴いている時は、低く評価するということがわかったのです。

この理論をお店に応用すると、どうなるでしょうか。

もう、おわかりですね。BGMが商品をよく見せるのです。

「手持ち無沙汰」を解消

女性が洋服を見ている間、一緒に行った男性は、非常に手持ち無沙汰です。百貨店を観察すれば、よくわかります。休憩コーナーで、ボーッと座っている姿を見かけます。本当に、つまらなさそうです。

お買い物を楽しんでいる女性も、待たしていると思うと、ゆっくり見ていられず、結局買わない、などということもしばしばあります。これでは、売り上げに結びつきません。

そこで、同伴者の「手持ち無沙汰」を解消してあげるのです。すぐ近くに、コーヒーの飲めるスペースを設けます。無料もしくは安く提供します。ここで同伴者がゆっくりと過ごしていれば、買い物をする人も気にせずに、商品を見ることができます。すると、売り上げにも繋がるというものです。

コーヒー1杯で売れるのなら、かなり安い投資ではないでしょうか。

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心理コンサルが伝授、親子や夫婦喧嘩を避けるため“封印”すべき言葉

決して相手を憎んでいるわけではないのに、なぜか始まってしまう親子喧嘩や夫婦喧嘩。できれば避けたいものですが、秘訣はないものでしょうか。今回の無料メルマガ『メンプロブログ~コミュニケーションと心理学』では心理コンサルタントの飯田文隆さんが、そんないさかいを減らすために“封印”すべき言葉を紹介。さらに、はまってはいけない「Yes、Butゲーム」についても解説しています。

親子喧嘩を減らす、「封印する言葉」

『親子喧嘩を減らす手法』の一つは、「でも、だけど、けど、だから」という接続詞を封印することです。これらを封印するだけで、親子喧嘩や夫婦喧嘩は減ります。なぜならば、これらの言葉は、相手の言い分を否定し反対しているというメッセージになっているからです。

ですから、相手は反論・反発してきます。すると、こちらも言い返し、お互いにエスカレートしていきます。結果として、不快な気持ちだけが残ります。

この言葉は、本当に無意識のうちに出ています。先ずは、つい使っていることに気付き、止められるようにしていきます。止められるようになると、自分の主張をしなくなったり、子どもの話を聞き流せたり、受け止められるようになります。

子どもが、自分の意に沿わない言い分を言ってきても、「でも、けど」を言わず、「ふ~ん」「そう」と受け止めてしまいます。すると、子どもは「受け止めてくれた」と感じます。

これは、「甘やかし」ではなく、相手の言い分を「受け止める」ことになります。これらの接し方は、自分の言い分を聞いて貰うための下地作りにもなります。

「Yes、Butゲーム」にはまらない

何かに付けて「でも」、「けど」、「だけど」と言う。言い訳ばかりでイラッとする。「だけど」と言って、何かと反発し言うことを聞かない。

親としてはフラストレーションが溜まりますね。かと言って、親が言い返しても反発が酷くなるばかり。

こんなケースに陥っていたら、対応を変えた方が得策です。なぜならば、「Yes、Butゲーム」というゲーム(わな)に引っかかっているからです。

※ 交流分析では「ゲーム」と呼んでいます。

これは、「でも、けど」と言って、相手を困らせて、怒らせるコミュニケーションのクセです。では、どうしてこんなクセが付いたかと言うと…

  • 自分の言い分を聴いてもらえない
  • 否定される
  • 言い分を押し付けられる

このような体験を何度もしているからです。ですから、親は、こどもの「でも、だけど」や「言い訳」に反応せずにやり過ごします。「そうなんだ」と受け止めて終わりにします。

言い返す=わなに引っ掛かる=ゲームが始まります。言い返してはいけないのです。

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菅首相の陰湿な正体。「一斉PCR発表」の広島県が国から受けた仕打ち

多くの国民がその対応の遅れを強く感じている菅政権の新型コロナ対策ですが、「地域の独走」は決して許されないようです。今回のメルマガ『国家権力&メディア一刀両断』では元全国紙社会部記者の新 恭さんが、最大80万人を対象とする一斉PCR検査の実施を発表した広島県に対して、菅政権が科した陰険きわまる仕打ちを強く批判。さらに、現在の厚労省のPCR検査方針が改まらければ緊急事態宣言を繰り返す羽目になるとの見方を示しています。

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広島県へ菅政権のつれない態度。80万人PCR検査への嫌がらせか

「感染源」をなくし、「感染経路」を断ち、「抵抗力」をアップする。感染症の拡大を防ぐための鉄則である。この国の新型コロナウイルス対策はそれをどこまで実行しているのだろうか。

感染経路の遮断。緊急事態宣言を出すなどして移動の自粛を呼びかけている。

ヒトの抵抗力アップ。菅首相は、集団免疫の獲得をめざすため、2月末までにワクチン接種をはじめる意気込みだ。

だが、こと感染源の排除に関する限り、今も、これまでも、本気で取り組んできたとは言い難い。

感染源は、いうまでもなく新型コロナウイルスだが、ヒトなど生物の体内に入り込み、その細胞を利用して生き延びる。だから、宿主であるヒト、つまり感染者が感染源ともいえる。

この流行病の特徴は、無症状の感染者が多いことである。感染を知らないまま普通に生活している無辜の人々があちこちに移動し、他者と接触し、ウイルスをまき散らしている。

だが日本政府がPCR検査の対象としているのは症状のある人、または感染した人の濃厚接触者である。無症状だと、受けたいと思っても、相手にしてもらえない。

つまり、日本の新型コロナ対策では、三つの鉄則のうち、検査と隔離の徹底による「感染源」排除が、あえて無視され続けてきた。

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その状況を変え、無症状感染者をつかむべく、広島市内において一斉PCR検査をしようとしているのが広島県である。広島市中、東、南、西の4区の住民と就業者あわせて最大80万人を対象とする大規模検査で、2月中には「態勢を整えたい」(朝日新聞)という。

ところが、その一斉検査を1月15日に発表したとたん、広島県は国から予想外の仕打ちを受けた。

その前日の14日には、西村経済再生相が、広島市を「緊急事態宣言に準じる地域」にする方向を示していたのだが、PCR検査実施を発表した翌日の16日になると、姿勢が一変した。「準じる地域」とは認められないと広島県に通知してきたのだ。

感染拡大で病床が逼迫し、飲食店への時短要請の効果を高めるべく、「準じる地域」への指定を心待ちにしていた湯崎英彦知事はがっくりと肩を落とした。「準じる地域」になれば、1月18日から2月7日まで、国の補助金の増額によって「宣言地域」と同様、休業・時短に応じた店への協力金が1日4万円から6万円に引き上げられる。その目算が外れたのだ。

直近1週間、広島市の新規感染者数(人口10万人当たり)が16.3人となり、13日時点の25.7人より「想定以上に改善した」というのが、西村大臣の言い分だった。

たしかに広島市の新規感染者数は減少傾向にある。ただでさえ緊急事態宣言のようなことはしたくなかった菅政権が、「準じる地域」とはいえ、慎重になるのはわからぬでもない。

それにしても、わずか2日で態度が変わるとは。そこに、別の理由があるのでは、と勘繰りたくもなる。たとえば政府方針に反してでも80万人PCR検査を進めようとする広島県への陰険きわまる一種の懲罰とみることもできるのではないか。まさかとは思うが、菅政権ならそういうこともやりかねない。

利権はあっても理論なし。竹中平蔵氏と菅首相の哀しき共通点

先日掲載の「竹中平蔵YouTubeに低評価の嵐。ブーイングが『いいね!』の40倍、国民騙せず?」でもお伝えしたとおり、すっかり化けの皮が剥がれた感のある竹中平蔵氏ですが、メディア戦略は巧みなものがあるようです。評論家で『竹中平蔵への退場勧告』の著作もある佐高信さんはメルマガ『佐高信の筆刀両断』で今回、対談相手として自身が避けられている事実とその理由を暴露。さらに経済学者の浜矩子氏が明かす、竹中氏がまともな経済学をまともに勉強していなかったと思しき「証拠」を記しています。

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※本記事は有料メルマガ『佐高信の筆刀両断』2020年12月4日号、11日号の一部抜粋です。ご興味をお持ちの方はぜひこの機会にバックナンバー含め初月無料のお試し購読をどうぞ。

 

竹中平蔵と与謝野馨の対立

『サンデー毎日』の2020年12月13日号に田原総一朗と私の激突対談が載っている。行司役は『毎日新聞』OBの倉重篤郎。

菅義偉をめぐる「激突」だが、当然、それは竹中平蔵をめぐる「激突」ともなる。テレビ朝日の『朝まで生テレビ』に竹中が出て適当なことを言っていたが、竹中に対峙すべき森永卓郎は人がいいため、押され気味だった。

田原の言を信じるなら、田原はスタッフに私を推薦したという。私の推測では、それは竹中が拒否したのだろう。これまでも、対談というか対決の企画はつぶれている。

竹中は、反竹中でも学者なら出てくるのである。金子勝にしても森永にしても、学者は理論にこだわる。それは言いくるめられると竹中は思っているのだ。

しかし私は、『竹中平蔵への退場勧告』(旬報社)に書いた如く、竹中のやったことやスキャンダルを追求する。

中立的な有識者を気取るなら、なぜ、パソナの取締役会長をやっているのかと、あくまでも問い続ける。竹中にとって理論など後からいくらでも言いわけできる道具にすぎない。言ってみれば理論派ではなく利権派なのだ。

2016年に出した岸井成格と私の『政治原論』(毎日新聞社)を読み返していたら、「竹中平蔵VS与謝野馨」という節が出て来て、そこで岸井は、竹中が総務大臣を辞めた時、安倍(晋三)政権で居場所がなくなったのだと思った、と言っている。それまで両者の批判は、岸井が思わずメモを取るくらい激しかった。それで岸井は安倍が竹中を切ったのだと思ったが、実は与謝野を切ったのだった。読みまちがえたわけである。

「結果を見たら、与謝野が閣外に去って、大田弘子が経済財政担当で入り、菅義偉が副大臣からそのまま後任の総務大臣になった。だから安倍は、実質的には竹中をとったということですよ」

大田は竹中の妹分である。そこで私は岸井に、「菅というのはどういう立場なの?」と聞いている。岸井の答えはこうだった。「安倍の親衛隊長だよ。切込隊長。竹中チームです」

安倍の後の福田(康夫)内閣で経済財政担当相をやった与謝野は“政策の職人”と呼ばれる。自民党総裁選に出た時には「人の痛みがわからない政党であってはならない」と強調していた。「人の痛みがわからない」竹中とは当然対立するだろう。

意見の違いは違いとして、私は与謝野と公私含めて2回か3回会っている。イヤな感じはなかった。少なくとも逃げるような人間ではない。そこも竹中とは違うのだろう。竹中には利権はあっても理論はない。菅とはその点も共通するのだろう。

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悪あがき安倍晋三氏の新論法「補填は会場費等」は通用するのか?

安倍晋三後援会が「桜を見る会」前日に主催した前夜の夕食会の費用補填について、昨年12月25日の国会で自身の虚偽答弁を「結果として事実に反する答弁」と言い換え謝罪した安倍晋三前首相。しかし同時に、公職選挙法違反回避のためか「会場費等に使用」という“新論法”を繰り出しました。メルマガ『uttiiの電子版ウォッチ DELUXE』著者でジャーナリストの内田誠さんが、毎日新聞の独自記事から元検事の見解などを解説。任期切れ前に暴動を扇動したトランプ同様の往生際の悪さで、この新論法により墓穴を掘った可能性があることにも言及しています。

今も公選法違反を認めていない安倍「桜」問題を毎日はどう報じたか?

きょうは《毎日》の番ですが、検索でニュースを見る視角を複雑化しようといういつもの試みは、1回お休みします。というのは、今朝の《毎日》には、他紙が書いていない全くユニークな記事があり、これを紹介することに意味があると考えたからです。

あの「桜を見る会」前夜の夕食会費用を安倍氏側が補填していた問題。法的には公設第一秘書に対する政治資金規正法違反での略式起訴ということになりましたが、安倍氏自身はウソの答弁に関して国会で謝罪したものの、今も公選法違反を認めていません。どんな理屈を使えば、そう言い切れるのか。それは認められるものなのか。今日はこの問題についての《毎日》の記事を取り上げます。まずは《毎日》6面の「検証」。見出しから。

「補填は会場費」通用する?
「桜」前夜祭費用 安倍氏答弁
新論法で「寄付当たらず」
借上料 切り離せない
元東京地検特捜部検事 郷原信郎弁護士

「桜を見る会」前夜祭の費用補填問題で、安倍前首相は「補填は一切ない」と国会で事実と異なる答弁を繰り返したことについて謝罪したが、補填自体は「「会場費等」に使ったので寄付に当たらず、問題ない」という“新論法”を持ち出している。

前夜祭の契約主体について、安倍氏は次のように見解を変えている。昨年12月25日、参院議院運営委員会で安倍氏は、従来の「参加者個人が直接ホテルと契約しているので後援会に収支はない」という論法を撤回し、後援会が契約主体であることを不承不承ながら認めた。

それでも問題がないと言い張るために持ち出したのが、「後援会の補填分は「会場費等」に使われたので、公選法の「寄付」ではなく、寄付禁止の規定に抵触しない」という理屈。衆院の議院運営委員会でも、「会場費等々については「寄付に当たらない」「利益に当たらない」という総務省見解がある」として、補填自体には問題がないと言い出していた。

総務省は、「一般論として、後援団体が行事・催事を開催するにあたって、開催場所の確保に要する必要不可欠な費用を開催主体である後援団体が負担することは、公選法の寄付の定義に該当するものではない」と、一見、安倍氏の主張を根拠付けるようなことを言っている。しかし、会場費と飲食費がセットになっている場合については「個別の支出が寄付に当たるかどうか、最終的には裁判所が判断することであり、こちらは判断できない」と、《毎日》記者の取材に答えているという。

【書評】新型コロナと戦う鍵は、100年前のスペイン風邪にあった

年末から年始にかけて日本国内も新型コロナウイルス感染者数が急増し、医療崩壊を迎えるのも時間の問題といわれる昨今ですが、我々はこの危機をどう乗り越えていけばいいのでしょうか。今回の無料メルマガ『クリエイターへ【日刊デジタルクリエイターズ】』では編集長の柴田忠男さんが、 数々の疫病を乗り越えてきた歴史から学び、いまを生きる知恵を対談形式で論じる興味深い一冊を紹介しています。

偏屈BOOK案内:出口治明・鹿島茂『世界史に学ぶコロナ時代を生きる知恵』

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世界史に学ぶコロナ時代を生きる知恵

出口治明・鹿島茂 著/文藝春秋

文春ブックレット。近ごろ稀に見るお粗末過ぎる装幀である。「カギは昭和おじさんの文化からの脱却にあり」とかいうキャッチフレーズ(?)がオレンジで配され、二人の並ぶ(合成か?)モノクロ写真にもオレンジが被さる。72歳の二人の視線はバラバラで、一人は横目遣いのにやけ顔。ありえない!みっともない。とにかく文字の配列や空間のとり方が、ハンパなく拙劣なのである。

2020年4月、7月、8月「週刊文春」で掲載された3回の対談に大幅な増補を施したものだという。本文はとても読みやすい。新型コロナ対策において、あまり政府を批判してもしょうがない。政府の専門家を信じて、右往左往しないのが一番いいと、二人の意見は一致する。新型コロナウイルスと戦うにあたり、常に参照すべきは、およそ100年前に世界的に大流行したスペイン風邪だという。

日本のスペイン風邪の流行は1918(大正7)年から1920年まで三波にわたり、死者は関東大震災の10万人強を超える40~50万人とみられる。最初の感染者はアメリカから出たから、本当はアメリカ風邪だったのに、第一次世界大戦の交戦国はみなこの新型インフルエンザの流行を発表せず、中立国だったスペインでの流行が世界中に報じられ、感染源のように思われ不名誉な名前が歴史に残った。

戦争中の軍隊は、病原菌やウイルスにとっては最大のクラスターになっている。第一次世界大戦の独軍と英米仏軍が塹壕に入って睨み合っていた西部戦線では、両軍とも半数以上がスペイン風邪に感染した。狭い塹壕の中は「究極の三密」だ。どの戦争でも歴史上のパンデミックで病原菌やウイルスの温床となったのは、兵営と刑務所。戦争をしないうちに病気やトリアージ(同時に多数の患者が出た時に、手当ての緊急度に従って優先順をつける)の執行で死者が出た。

スペイン風邪の第二波は名古屋、大阪、兵庫へ。興味深いのは、どの地方でも最初に倒れるのがなぜか郵便局員であること。ウイルスが郵便物で運ばれた?第一次世界大戦を実質的に終わらせたスペイン風邪とともに、世界史を変えたパンデミックは14世紀のペストだ。中央アジアで発生して、モンゴル帝国滅亡の原因となり、ヨーロッパに蔓延、西ヨーロッパの人口の1/3から1/2が死んだ。

ゆきぽよが消したい過去と「コカインキメセク」疑惑。半グレ元カレ薬物逮捕で芸能界追放の窮地に

今やその姿をテレビで見ない日はないほど活躍をしているタレントのゆきぽよ(24)。みちょぱ(22)とともにギャルタレントの二大巨頭として君臨している。そんなゆきぽよのタレント生命を脅かすニュースが飛び込んできた。過去に交際していた振り込め詐欺グループのリーダーがコカインで逮捕され、ゆきぽよも家宅捜査を受けていたのだ。

コカイン使用の疑いでゆきぽよに家宅捜査

ゆきぽよに家宅捜査が入ったのは2019年5月。交際相手とみられる男性が彼女の家で泡を拭いて倒れたことから、ゆきぽよが救急車を呼び、その後男性から薬物検査で陽性反応が出たため、コカイン使用で逮捕されたという。週刊文春が報じた。

記事によると、男性はゆきぽよより4歳年上で、地元横浜の仲の良い先輩を通じて知り合い、自由に家に出入りするような関係だったと伝えている。

実はこの男性、コカイン使用で逮捕される以前には、振り込め詐欺グループの指示役として逮捕されている筋金入りの悪。元暴力団組員だったという情報もある。

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週刊文春の取材に応じたゆきぽよは、「交際はしていない」「未熟で反省している」「携帯の番号もLINEも変える」と必死に弁明。

家宅捜査で尿検査をさせられたゆきぽよは陰性で、本人も薬物の利用は否定したとしている。

しかし、2019年11月に放送された『ダウンタウンDX』の中で、ゆきぽよは「1回ハマるとずっとやっちゃう」とホタルイカのするめを紹介。ライターで“炙る”様子をVTRで披露したが、それがまるで薬物を炙っているかのように見えると話題になった。

ネットでは「ゆきぽよ完全にやってる」「手慣れすぎだろそれ」「衝撃映像だ」などの声が続出。MCの松本人志も「あれを深く吸い込むわけ?」とコメントしていた。

交際男性5人の内4人が“犯罪者”という異常

ゆきぽよは2012年、高校1年生の時に雑誌『egg』の読者モデルとしてデビュー。その後はギャルモデルとして活動していくことになる。

ゆきぽよは2012年3月からツイッターを始めているが、若さゆえか当時の彼氏や恋愛について隠すことなく堂々と紹介。ラブラブぶりをアピールしていた。

ツイッターで確認できるのは2人。2011年の4月ごろから付き合い始め、2013年の4月に別れた男性。彼はゆきぽよと同じ地元出身で『egg』にも出演していた。

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もう1人は2013年7月から2014年の6月まで交際していた男性。当時はまだ高校3年生ながら、2013年のクリスマスにプロポーズされ、OKの返事を出したゆきぽよ。お互いの両親からも公認の仲で、『egg』でも婚約したことを発表していた。

しかし、その後男性の浮気が発覚して破局。ゆきぽよが“高校生妻”になることはなかった。

さまざまな番組で公言しているが、ゆきぽよがこれまでに交際した男性の数は5人。その内の4人が何らかの形で逮捕されていて、2人がオレオレ詐欺をしていたことを明かしている。

やんちゃなダメ男に惚れやすいというゆきぽよは、その理由を「毎日が刺激的」「バイクで迎えに来てくれる」「地元の集会に連れて行ってくれる」「超イケてる気分が味わえる」と過去に出演したバラエティ番組で語っていた。

ゆきぽよは昨年1月10日に放送されたトーク番組『快傑えみちゃんねる』(関西テレビ)に出演した際、過去に交際していた男性が詐欺罪で逮捕され、面会がデートの代わりだったとコメント。

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実はこの男性こそが今回報じられたコカイン使用の男だとみられていて、それが事実であれば、ゆきぽよは男性の素性を知りながら、テレビ番組で笑いながらトークしていたことになる。

若者代表として今や情報番組のコメンテーターも務めているゆきぽよだが、この報道がイメージダウンに繋がることは明らか。芸能生命の窮地に立たされている。