必要なのは、嫌われる勇気。職場で「強制力」を使うべき時と場合

「スタッフを嫌な気持ちにさせたくない」「自主的に動いてほしい」といった理由で、強制的に仕事をさせることにためらいを持つ方も少なくないでしょう。しかし、時には「強制力」を発揮しなければいけないこともあるようです。今回の無料メルマガ『飲食店経営塾』では著者で飲食店コンサルタントとして活躍中の中西敏弘さんが、そうすべき相手とシーンについて記してくださっています。

時には、「強制力」で仕事をさせることも重要!

コンサルティングを行っている中で、よく社長さんやマネージャーさんに、「これをやらせたら、また、『やらされ感』が出ませんか?スタッフが、なるべく自発的に仕事をするようにしていきたいのですが…」という類の質問を受ける。

僕も基本的に「やらされる」のは、大っ嫌いだし、できるだけスタッフには仕事に自発的に、主体的に取り組んでもらいたいと考えている。だから、普段は、「自分で考える」ための考え方や「自分で主体的に取り組める」ような仕組みを構築するようにしている。

しかし…だ!

経験値の低い人やまだまだ未熟な人には、「強制力はとても大切だ。なぜなら、経験値の低い人や未熟な人は、こちらが「大切だ。重要だ」と思っていることを「重要だ。大切だ」と思わず、その仕事をないがしろにしたり、取り組まなかったりするからだ。こんな人に、「自分で考えて」仕事に取り組ませていたら、いつまで経っても大切な事は身につかないし最終的には店の売上に影響する事さえある

だから、時には強制的に取り組ませる仕事も大切で、嫌々でも仕事をさせ、そして、継続させることで、その仕事の大切さを分からせるという教育・指導もすごく重要です。

「年金貰えるか不安だし滞納しよう」が引き起こす恐ろしい結末

「将来的に破綻するのでは?」などという自己判断で、国民年金保険料を支払わない方も相当数いるようです。が、未納を続けるとどのような事態に陥るのか、正しく理解している方は少ないのではないでしょうか。今回の無料メルマガ『年金アドバイザーが教える!楽しく学ぶ公的年金講座』では著者のhirokiさんが、「年金保険料滞納者の末路」を紹介しています。

最終的には財産差押さえ!国民年金保険料を滞納し続けた場合の末路

年金受給者の人が年金振込日になって、金額を見ると何だかやけに年金額が低くなってる!という相談は多いですが、その中でもちょっと今回のような事もあります。それは年金の差し押さえです。調べても特に年金が低下する原因が無い場合は、差し押さえが原因だったりする。ちょくちょくある事案。

税金や社会保険料を滞納しすぎると年金が差し押さえられてしまう事がある。だからそういう場合は、市役所や税務署に確認してくださいと言う。通常は財産差し押さえに至るまでにはかなりいろいろと役所からのシグナルがあったはずなので、何も心当たりが無いという事は無いと思う。

受給者の人はそうなんですが、現代は国民年金保険料の未納問題が騒がれたりしますよね。特に未納が問題になってきたのは平成10年頃からですね(平成16年頃は複数の国会議員の国民年金保険料未納もなんだか大きな問題になった)。

その平成10年の小渕恵三内閣の頃に赤字国債が乱発されて(日本経済の不況からの脱出を目指して大量に赤字国債を発行したが、日本の財政を急激に悪化させてしまった)、国の借金が300兆円を超えて先進国の中でも財政が最も最悪の状況となった。それで、「本当に年金は貰えるのか?」と不安になる人が増えてきて、その時に未納者がピークの300万人の大台を突破してしまった(今は150万人くらい)。

なお、未納というと全体的に捉えられがちですがあくまで未納というのは自営業者とかフリーターや失業者のような国民年金第1号被保険者の人今は1,500万人くらいの場合のみです。厚生年金や共済組合(共済は平成27年10月から厚生年金に統合)に勤めてるような国民年金第2号被保険者の人(大体4,300万人)は事業主が給与から強制的に厚生年金保険料を徴収するから、この人達の納付率は事業主が不正でもしない限り100%の納付率になる。

なお、毎回言ってますがどんな職業の人であろうとみんな国民年金に加入してます。もうそれは昭和61年4月からそうなっている。その国民年金(基礎年金)の上に厚生年金のような給与に比例して年金額が異なる年金を支給している。サラリーマンとかが、「俺は厚生年金に加入してるから国民年金には加入してない」っていうのは正確ではないです。

よく国民年金は納付率が60%しかない!年金は破綻してる!っていうおかしな情報は国民年金第1号被保険者の場合だけの話であって年金全体を見ておらず、単なる不安を煽るだけのものとなっている。

公的年金制度全体の状況(厚生労働省)
●「国民の4割が年金を払ってない、は本当なのか? 年金のプロが検証」(hirokiまぐまぐニュース参考記事)

【注意】山手線内回り、3/16から最終電車が最大28分早まるってよ

すでに1月終わりから2月上旬にかけてネットニュースなどでも話題になっていた、JR山手線の内回り「最終電車」発車時刻が早まる問題。山手線をご利用のみなさま、覚えていらっしゃいましたでしょうか? 知らないよという方、忘れてた!という方に向けて、この情報をお伝えします。

2019年3月16日夜からの、山手線内回り(渋谷・大崎経由)品川行き最終電車の発車時刻が、最大で28分も早まるという情報です。終電近くまで飲み会をしている会社員の方、学生さん、そして飲兵衛のみなさま、お気をつけください。

JR品川駅周辺の工事に伴って、車両留置線が廃止されるため、2019年3月15日(金)夜まで運転する山手線内回り(渋谷・大崎経由)品川行き最終電車の行き先が、2019年3月16日(土)夜から「大崎行」になります。

このため、渋谷・大崎駅経由の最終電車で、品川駅で降車する場合、品川0:52着(現在は1:19着)が最終電車となるのです。

これまでより最大28分発車が早まりますので、ご利用される予定の方はご参考になさってください。

「いやーん、間違えて最終電車逃しちゃった!」という作戦を使われる方以外は、十分ご注意ください。

嗚呼、故意の山手線♪

山手線内回り(渋谷・大崎経由)【品川行き最終電車】主要駅発車時刻

池袋
3/15夜まで 0:51発
3/16夜から 0:24発 (27分早くなります)

新宿
3/15夜まで 1:00発
3/16夜から 0:33発 (27分早くなります)

代々木
3/15夜まで 1:02発
3/16夜から 0:34発 (28分早くなります)

渋谷
3/15夜まで 1:07発
3/16夜から 0:40発 (27分早くなります)

大崎
3/15夜まで 1:16発
3/16夜から 0:49発 (27分早くなります)

※2月14日現在、時刻が変更となる場合あり。

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NHKをネット配信可能にする法改正案が閣議決定。SNSに賛否の声

日本政府は5日、携帯電話料金の引き下げに向けた「電気通信事業法改正案」と、NHKによるTV番組のインターネット常時配信を可能にする「放送法改正案」を閣議決定したと発表しました。

この話題については、特にNHKに関連する「放送法改正案」に対して、SNS上を中心に「すべてのネット(スマホ)ユーザーからNHKの受信料を徴収するための口実だ」という批判の声が相次いでいます。

政府は、2020年の東京オリンピックを見据えて、いつでもどこでも五輪中継を視聴できるようにするためだとしていますが、民放各局も五輪に関する放送を行う予定で、国民から徴収した受信料を使えるNHKへの優遇措置に「民業圧迫だ」との声が民放業界から挙がっているようです。

ネット上の声をまとめてみました。

Twitterの反応

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アレルギーに苦しむペットに気づいて!5つの症状チェックと予防法

アレルギーに苦しむのは人間ばかりではないようで、特に春は、飼い主が気づかないまま辛い思いをしている愛犬、愛猫も多くいるようです。そこで、自分の愛する子にアレルギー症状が出ていないか、見分ける方法を伝授してくれるのは、メルマガ『佐藤貴紀のわんにゃんアドバイス』の著者で獣医師の佐藤貴紀先生です。先生はさらに、アレルギーをできるだけ起こさないための、食事面での予防法も教えてくれました。

要注意の季節到来!犬、猫のアレルギー予防について

人間同様、犬や猫にも「アレルギー」はあります。愛犬、愛猫がとても痒がっていたり、必要以上にゴロゴロしたり、床や壁にスリスリしていたら要注意です。これらは「アレルギー」の症状かもしれません。今週はこれからの季節に辛い「アレルギー」について、お話をしたいとおもいます。

1)犬のアレルギー症状について…

アレルギーの病状は見た目でわかります。下記の病状が1つでも見られたら、可能性が高いです。

  1. 目や目の周りが赤い
  2. 目ヤニが多い
  3. 身体を舐める、歯で掻きむしる
  4. 足や手の毛が抜けている(脱毛している)
  5. 耳垢がたまりやすい

この5つのうち1つでも心当たりがあれば「アレルギー」である事を考えてください。

2)アレルギーの原因とは?

アレルギーの原因は2つあります。「食物アレルギー」と「環境アレルギー」の2つです。最近特に問題になっているのは「食物アレルギー」です。今回は「食物アレルギー」のことについて、ご説明します。

アレルギーを起こしやすい食べ物とよく言われているのは、下記の食べ物です。

乳製品、小麦、鶏肉、牛肉、羊肉

ただし、個体差がありますので、上記の食べ物が全ての子に対して「アレルギー」の症状を起こすわけではありません。しかし、これらは、ドライフードの原材料になっている事が多く食べ続けることによってアレルゲンになってしまうケースが多くあります。

食べ物が厳選されるのは辛いですよね。1つ家庭で、できる予防方法があるのでお伝えしましょう。

3)家庭で簡単にできる予防方法

食物アレルギーを防ぐ方法として、やっていただきたいことがあります。フードをローテーションで変えてみてください。大体、3ヶ月から6ヶ月に1度、フードを変えてみます。

例えば、メインの材料に「チキン」のフードを与えている場合には、メインの原材料を、豚肉や牛肉などを主原料とする新しいフードに変更します。食物アレルギーの原因の1つとして考えられているのが、同じ食べ物ばかり長期間与えていることとも言われています。交互に与えてみるのも予防の1つとも言われています。

ただし、おなかの弱い子は身体に合うフードを見つけることができないこともあります。どうしても見つけられない場合は、獣医さんと相談してアレルギー用のフードを試してみるのも1つ方法です。

まとめ

アレルギーの症状が出てしまうと、見ている飼い主側もかわいそうで辛いと思います。アレルギーは一度なると、年々悪くなることも多いので、病院でお薬で抑える方法もありますが、ステロイドはお勧めしたくないので、食べ物を気をつけるなどで押さえておきたいものですね。

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ゴーン前会長の保釈認める決定、東京地裁。保釈金10億円

特別背任などの罪で起訴されている日産自動車の前会長、カルロス・ゴーン氏について、東京地裁は、3回目の保釈請求に対して、保釈を認める決定を出した。NHKや報道各社が速報で報じた。

ゴーン前会長は、早ければ5日中にも保釈されるという。保釈金は10億円。

検察は決定を不服として「準抗告」の手続きを取るとみられているが、裁判所が退けた場合、保釈金10億円の支払いが行われれば、2018年11月の逮捕劇以来、107日ぶりに保釈される見通し。

ゴーン前会長はこれまで、全面的な「無罪」を主張しているが、1月にはルノーの経営トップを辞任、また日産、ルノー、三菱自の3社連合の経営トップを退任している。(随時更新)

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医師が警告。糖尿病患者の関節異常は「糖尿病性手関節症」も疑え

糖尿病で恐ろしいのはさまざまな合併症を引き起こすこと。そして、糖尿病が引き起こす疾患のすべてが解明されているわけではありません。メルマガ『ドクター徳田安春の最新健康医学』では今回、最近になって注目されている「糖尿病性手関節症」を紹介。まだ医師の間でもあまり知られていないようで、糖尿病を患う人が指や肩の関節に異常を感じたときには、医師へ相談した方がいいようです。

糖尿病には数々の合併症が。関節の病気も

糖尿病が増えています。それに伴って、慢性的に血糖のコントロールが不良な糖尿病ではさまざまな合併症が起こりますので、糖尿病の合併症も増えています。このうち、心筋梗塞や脳梗塞、末梢動脈疾患などをきたす動脈硬化症の病気に加えて、糖尿病特有の合併症である腎臓、神経、眼の合併症が問題です。

腎臓では糖尿病性腎症をきたし、慢性腎不全では透析導入が必要となります。神経では糖尿病性神経障害と呼ばれ、末梢神経や自律神経が侵され、手足のしびれや起立性低血圧などをきたします。眼では、糖尿病性網膜症で失明することがあります。

このように、糖尿病の合併症では、腎臓、神経、眼を侵すものが有名ですが、体の他の組織を障害する病気が最近注目されています。それは関節の障害です。主な症状は関節の可動域の制限です。指や肩の関節が好発部位です。関節周囲の皮膚が厚く硬くなりますので、ものをつかまえたり、握ることができにくくなったり、肩を上げることができにくくなったりします。

糖尿病性手関節症とは?

糖尿病で関節の可動域が制限されるのは、長期間にわたって血糖が高くなった人でみられます。血液中のブドウ糖が関節周囲の組織に存在するコラーゲンというタンパク質に結合し、異常なコラーゲンが増加して、関節とその周囲の皮膚が硬くなるものと考えられています。

この糖尿病の合併症は、指の関節にくることが多いので、糖尿病性手関節症と呼ばれています。しかし、この病気が注目されてきたのは最近のことであり、医師の間でも意外と知られていません。そのため、内科や整形外科の医師の元で別の疾患と思われていたケースもあります。特に、鑑別に紛らわしい疾患には、関節リウマチや強皮症などの膠原病、そしてパーキンソン病などがあります。

最近、私のセカンドオピニオン外来で診た患者さんは、60才代男性で会社の社長さんでした。仕事が忙しいために、ここ数年間は健診を受けていなかったとのことでしたが、最近から全身の関節に硬さがみられていました。他の病院を受診すると、パーキンソン病の疑いがあるといわれ、パーキンソン病のお薬を勧められていました。そこで、この患者さんにある診察をすることで、糖尿病性手関節症であることがわかりました。

祈祷者徴候とは?

糖尿病性手関節症によく見られる診察所見に、祈祷者徴候があります。これは簡単な診察であり、祈るときの祈祷者のように、単に両手を合わせてもらい、これを観察するだけです。このときに指の関節が伸展できないために、両手掌をきちんと合わせることができないのです。英語サイトですが、参考写真はこちらです。
http://clinical.diabetesjournals.org/content/19/3/132.figures-only

私のセカンドオピニオン外来に訪れた患者さんをこのように診察してみると、パーキンソン病特有の関節の固縮はなく、関節可動域の制限があることがわかりました。血糖を調べてみると1デシリットルあたり約300ミリグラムとかなり高く、ヘモグロビンA1cも約10パーセントであり、長期間糖尿病にかかっていたのです。糖尿病は、高血圧のように、長期にわたり症状が出ないことが多いので、健診では血圧と血糖を調べてもらうことをお勧めします。

この患者さんには、血糖コントロールの重要性を説明して、糖尿病の治療をスタートしました。関節の症状に対しては、関節の可動域を正常化させる理学療法を受けることをお勧めしました。

糖尿病では手関節症以外にも、糖尿病に特有の病気ではありませんが、さまざまな手の症状をみることがあります。これらには、ばね指(指の腱鞘炎による弾発指をきたす)、デュプイトラン拘縮(手掌腱膜が肥厚・収縮し、皮下の硬結、手指の屈曲拘縮、伸展障害をきたす)、手根管症候群(正中神経が手首で圧迫されてしびれや握力低下をきたす)などがあります。糖尿病を持つ人が手に異常を感じたら、かかりつけ医に相談しましょう。

文献
Yoganathan K et al. Prayer sign due to diabetic cheiroarthropathy. BMJ 2017; 359: j4878

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カシオ、売上半減の大ショック。何が名門企業を追い込んだのか?

「創造 貢献」を社是に、これまで数々のヒット商品を生み出してきたカシオ計算機が窮地に立たされているようです。今年1月末には1946年の創業以来初の早期退職優遇制度の実施を発表、さらに19年3月期の連結売上高がピーク時に比べ半減するなど、事態は深刻です。何が同社をここまで追い詰めたのでしょうか。店舗経営コンサルタントの佐藤昌司さんが自身の無料メルマガ『店舗経営者の繁盛店講座|小売業・飲食店・サービス業』で、その理由とカシオが解決すべき2つの課題を記しています。

売上半減のカシオが抱える2つの課題

「Gショック」で知られるカシオ計算機が創業以来初となる早期退職者の募集を始めたことが大きな話題になった。

1月31日、国内の営業部門、勤続10年以上の45歳以上の社員など約700人を対象に早期退職者を募集することが発表された。200人程度の募集を想定していると複数のメディアが報じている。2月12日から3月15日まで募り、退職予定日は6月20日とする予定。募集に応じた社員には通常の退職金に加え、特別退職金を支給する。

同日発表の2018年4~12月期の連結決算は、売上高が前年同期比5.7%減の2,182億円、本業のもうけを示す営業利益は3.4%増の224億円だった。最終的なもうけを示す純利益は14.7%増の169億円だった。

同社は19年3月期の連結売上高を前期比1.7%増の3,200億円と見込んでいるが、ピークの08年3月期6,230億円の半分に縮小している。売上高の落ち込みは08年のリーマン・ショックに端を発した景気の低迷が引き金となったが、理由はそれだけではない。市場環境の変化の波にのまれたことやGショックに代わるヒット商品を生み出せなかったことも大きい。このような状況のため、早期退職者の募集を実施するなどして立て直しを図りたい考えだ。カシオは今、大きな変革が求められている

カシオは立て直しに向けて、昨年5月にコンパクトデジタルカメラ市場からの撤退を正式に発表した。同社はGショックなど腕時計事業と電卓や電子辞書など教育関連事業が収益の柱となっているが、デジタルカメラ事業は市場の縮小などにより収益が悪化し「お荷物」となっていた。同社は同事業の採算を抜本的に改善することは難しいと判断し、撤退を決めた。18年3月期決算に資産廃棄などに伴う特別損失46億円を計上している。

カシオは1995年に一般消費者向けで世界初となるカラー液晶モニター付きデジカメQV-10を発売。撮った画像をモニターでその場で確認できたり、気に入った画像をパソコンに取り込んで保存できることなどが受けヒットした。02年には厚さがわずか1センチ強で胸ポケットに収まる名刺サイズのデジカメ「EXILIMエクシリム)」を日本で売り出し、わずか2カ月で増産が決まるほどの人気商品となった。最近では、11年から売り出した自分の顔を見ながら撮影できる「TRシリーズが自撮りできるデジカメとして中国でブームを巻き起こしている。

このようにカシオは革新的なデジカメを世に出してきた。かつてキヤノン、ソニーと並んで「デジカメ御三家」と呼ばれることがあったほどだ。だが、競合が台頭し競争が激化したほかスマートフォンの普及でカシオのデジカメ事業は次第に苦戦するようになった。

国内のデジカメ市場は急速に縮小した。カメラ映像機器工業会によると10年に1,057万台だった出荷台数は18年には284万台まで減った。わずか8年で73%も減った形だ。TRシリーズも自撮りブームが一巡すると苦戦するようになった。こうした流れにカシオも抗うことができず、18年3月期のデジカメ事業の売上高は前期比34%減の123億円と大きく縮小し、営業赤字は5億円から49億円に膨らんだ。今後の回復も見込めず、撤退に追い込まれた格好だ。

日本のために首脳会談を決裂させたトランプが目論む「皮算用」

非核化を巡る条件が折り合わず、事実上の決裂となった米朝首脳会談。事前の日米首脳電話会談で、完全なる非核化を強く求めた安倍首相の意見が取り入れられたとも言われていますが、その「代償」は小さくないようです。今回のメルマガ『国際戦略コラム有料版』では著者の津田慶治さんが、今月中にも始まるとされる日米通商交渉でトランプ大統領が「北朝鮮への非核化要求を日本との取引カードに使う」とした上で、相当に厳しい要求が来ることを覚悟すべきと記しています。

非核化と日米通商のバーターか

米朝首脳会議は決裂し、次の話題は米中首脳会議と日米通商交渉に移っている。日米株価は上昇しているが、今後はどうなるのであろうか検討しよう。

日米株価

NYダウは、12月26日21,712ドルまで下がり、PKOなどで2月6日25,439ドルまで戻した後、2月25日26,241ドルまで上昇し、3月01日26,026ドルになる。

ライトハイザー通商代表が、中国との交渉で構造改革部分でまだ交渉が難航していると発言して、今までの米中通商交渉楽観論が少し遠のいた。しかし、パウエルFRB議長の利上げを当分しないという議会証言で、適温相場に戻ったような雰囲気が一層濃厚になっている。まるで、FRBの政策目標が、株価安定のためであるかのようだ。FRBは、雇用安定、物価安定が二大目標としていたので、三大目標に変更したような感じにもなっている。

NYダウと連動して動く日経平均も、12月26日18,948円になり、12月27日にPKOを行い20,211円まで戻して、その後も上昇して3月01日に21,625円まで上昇した。こちらも22,000円に迫る上昇であり、上昇が止まらない

日米ともに、景気後退の方向であるのに株価だけは上昇ということになっている。円ドルの為替相場は、レンジ・ブレイク・アウトして円安ドル高になった。このため、3月1日の日経平均が上昇したのは、円安になったからである。ドルベースでは株価が下がり、買いが入ったようである。

株価上昇に伴ない、先行き下落と見る人が多いので、インバース系の持ち高が極端に増えていることで、ある投資銀行は、逆に積極的に買いに走り、買いの半数を占め、株価を踏み上げてインバース系持ち株の投げ売りを狙っているように見える。この状態で投げ売りが出ると、極端な株高になる。

また、ゴールドマン・サックスは、1月が底であり景気は持ち直したとも述べている。そして、投げ売りが出た時点で、ピーク株価になると見る。この動きから、最高値26,951ドルを越える可能性も出てきたように感じる。

米国も日本も国債などの債務残高が大きく、米国は今後も赤字幅が拡大していくが、国債などの債務残高を増やす方向である。米国の債務残高は2,200兆円であり、日本は1,100兆円である。どちらも債務残高が大きいが、金利を抑えることでデフォルトしないようにする。今、米国は先行きの景気が落ちると見て、国債の長期金利が下がり、金利負担が少ないので国債依存を高めるようである。しかし、金利上昇したら、FRBは量的緩和政策を即座に取り、金利上昇を抑える必要がある。

そして、大規模な財政出動を行い、景気を維持して株価を高値安定にしたいようである。日本は30年もこの政策を続けているが、デフォルトしていない事が証拠と、米経済学者は言っている。今の所、成功しているが、大丈夫なのであろうか?

ジム・ロジャーズ氏はもし、このバブルが崩壊したら、2008年のリーマンショックより相当に大きな世界的な経済崩壊になると言って警告している。ガンドラック氏も、遅くても2020年から2021年に債務危機が来ると言っている。