居住区域が都市部だと「郊外よりも精神病症状が重度になる」という研究結果

住んでいる場所の環境は精神状態に影響するのでしょうか? 今回のもりさわメンタルクリニックの無料メルマガ『精神医学論文マガジン』では、都市部と郊外を比べて精神病症状が違うのかを調べた海外の研究結果を紹介しています。

居住地域の環境と精神病症状

◎要約:『居住している地域の環境によって、精神病性疾患に伴う症状が影響を受ける可能性がある』

今回は、居住している地域の環境と精神病性疾患に伴う各種症状との関連を調べた研究をご紹介します。

Multidimensional Approach to Exploring Neighborhood Determinants and Symptom Severity Among Individuals With Psychosis

近隣の環境要因と精神病性疾患の重症度に関する多次元的検討

アメリカにおける研究で、初回の精神病性疾患(統合失調症など)エピソードを経験している14~40歳の225人(平均20.7歳、男性69.1%)が対象となりました。

居住環境について、住居の状況、土地利用、都市化の程度、歩行可能性、交通機関の利便性、医療機関やスーパーの存在等について調べ、環境を i. 都市部(高リスク) ii. 都市部(低リスク) iii. 郊外地域 に分けて、精神病性疾患に伴う症状との関連を調べています。

結果として、以下の内容が示されました。

・(他の要素を調整した後で、以下同様)都市部に居住している場合(上記のiとii)では、郊外よりも精神病症状が重度である傾向がありました。

・都市部に居住している場合(上記のi)では、郊外よりも抑うつや不安が強くなっていました。

都市部の利便性はあると思われますが、症状に対する影響を考えると、比較的空間利用に余裕のある郊外に住むほうが療養に有益である可能性を感じました。

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許されるはずの“秘密”に介入。「重要経済安保情報保護法」成立の恐ろしさ

5月10日、国会で「重要経済安保情報の保護及び活用に関する法律」が成立。国家や国家権力の秘密は堅く護られ、個人のプライバシーに踏み込むことは可とする法案に、野党第一党の立憲民主党までもが賛成したと嘆き呆れるのは、評論家の佐高信さんです。今回のメルマガ『佐高信の筆刀両断』では、52年前の「沖縄密約事件」で国家の嘘を暴いた西山記者を守れなかったと悔い、「現在の事件です」と訴えた筑紫哲也氏の言葉を紹介。それから22年経って、権力がより強大になる法律が成立してしまうことへの危機感を表明しています。

権力の嘘と個人の嘘

5月12日に大牟田で憲法の講演をしたのを機に下関にある西山太吉の墓参りをした。西山に私が尋ねた『西山太吉 最後の告白』(集英社新書)でも触れたが、会いたかったのは西山より夫人の啓子である。

主に彼女のことを書いた諸永裕司の『沖縄密約 ふたつの嘘』(集英社文庫)が4月に出て、私は次の推薦文を寄せた。

「国家の嘘を暴いて不当逮捕された男を支えた妻と弁護士。2人の女の不屈の闘いは涙なくしては読めない。私は繰り返し読んで繰り返し泣いた」

端的に言って、嘘がすべて許されないわけではない。権力がつく嘘は許されないのであり、私たちが権力に対してつく嘘は許される。しかし、国家権力はあらゆる機会をとらえて、私たちの「秘密」を暴こうとする。

先ごろ、国会を通ってしまった経済安保法などもそうなのだが、立憲民主党はそれに賛成したのである。彼らは秘密の大事さと、国家がそれに介入することの恐さがわからないのだろう。

太宰治の名作『斜陽』に、娘が母親にこう語る場面がある。

「人間が他の動物と、まるっきり違っている点は、何だろう。言葉も知恵も、思考も、社会の秩序も、それぞれ程度の差はあっても他の動物だって皆持っているでしょう?信仰も持っているかも知れないわ。人間は、万物の霊長だなんて威張っているけど、ちっとも他の動物と本質的な違いがないみたいでしょう?ところがね、お母さま、たった1つあったの。おわかりにならないでしょう。他の生きものには絶対になくて人間にだけあるもの。それはね、ひめごと、というものよ」

2002年に『毎日新聞』労組が開いたシンポジウムで、筑紫哲也は西山を前に、「同じ時代に生きた1人のジャーナリストとして、ジャーナリズムが西山さんという人をきちんと守れなかったという結果については恥ずかしいと思っております」と言い、こう続けた。

「沖縄密約事件から30年たって、現在なにが問題かと言えば、いまだに隠すことをやめない私たちの政府機関、権力者たちの存在でありましょう。そういう意味では、これは30年前の事件ではなくて、現在の事件です」

アメリカの公文書で密約の存在が明らかになっても、わが国の政府はそれを否定している。ただ、事件当時、外務省のアメリカ局長だった吉野文六だけが、2009年に密約を認める発言をした。

その吉野が西山を「自分を、そして国民を欺いた国家に嘘を認めさせようとする執念、そして正義感。さらには、みずからの名誉をなんとしても回復させたいという欲。そのすべてをひっくるめて、偉大だと思います。なにしろ、鎧兜をつけたような国を相手に、ひとり素手で戦ってきたのですから」と言っている。

西山夫人の啓子の日記を基に土江真樹子がつくったドキュメンタリーの題名は「汚名」である。

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星野源&新垣結衣、ラジオで不倫完全否定は「不自然だ」!? いまだ疑うアンチの勘違いと“深読み”の無理筋

歌手・俳優の星野源(43)がラジオの生放送で、自身にまつわる“憶測”をあらためて完全否定。番組には妻の新垣結衣(35)も電話出演しファンたちに経緯を説明した。だが、ネットの一部ではいまだに星野を疑う声が。星野アンチは何をどう説明すれば納得するのだろうか。

星野源・新垣結衣夫婦をいまだに疑う「困った人々」

シンガーソングライターで俳優の星野源(43)が、28日深夜のニッポン放送『星野源のオールナイトニッポン』に生出演。SNSで拡散された自身の不倫疑惑や、妻・新垣結衣との不仲説をあらためて完全否定した。

暴露系インフルエンサーの投稿をきっかけにネットに広まったこれらの憶測がデマである可能性が極めて高いことは弊サイトでも既報のとおり。今回のANNでは、星野と新垣が夫婦揃って“疑惑の真相”をファンに報告した格好だ。

星野は番組内で、自身に降って湧いた疑惑について「やっぱり、ファンのみんなに安心してもらいたいんですよ。100パーセント、ひとつもやっていませんから。完全なデマです。この噂、臆測に事実はひとつもありません。安心してください」と説明。また、電話出演した新垣も「私も今回のことは本当に驚いて、私たちも、何でこんなことが起きているのかが、私たちがいちばん分からないというか」と心情を吐露。夫が誹謗中傷を受ける姿を隣で見ているのはつらく、誰の身にも二度とこういうことは起きてほしくない、と訴えた。

「ところが困ったことに、ラジオ放送後も、一部ネット民が“星野のウソ”をしつこく疑い、炎上させようとしているんですよ。夫婦揃って必死すぎとか、2人がグルになって言い訳しているとか、根拠不明のひどい言いがかりですが、日本語や論理が通じない人々のようで非常に厄介な印象です」(ネットメディア編集デスク)

星野アンチには日本語が通じないのか?松本人志まで引き合いに

いまだに星野を疑っている人々がいるとは驚かされる。彼らはいったい何を根拠に星野を叩き続けているのか?

「アンチが主張する“根拠”はたくさんあるのですが、いずれも弱すぎて、一方的な思い込みのようなものばかりです。たとえば、星野がオールナイトニッポンという人気番組の電波を“利用”して疑惑を否定したこと、それ自体がもう怪しいとか、必死すぎるとか、よほど追い詰められているに違いない、といった声があります」(同)

だが、身に覚えがない噂をネットに拡散された星野からすれば、それを“必死に否定”するのはむしろ当然のことではないのか。それに、ラジオでこの憶測をスルーしていたとすれば、それはそれで新たな疑惑を呼んだはずだ。

「同感です。ラジオで説明してもしなくても、アンチは結局、星野は怪しいと判断していたでしょうね。そんなアンチに言わせれば、今回のガッキーの電話出演も、お涙頂戴の“印象操作”という話になってしまう。2人はビジネス目的で繋がっているだけの仮面夫婦だとか、そもそも妻のガッキーは星野の浮気を否定できる立場にないとか、さまざまな“深読み”が行われている状況です」(同)

そこまでくると、いったい何をどう説明すれば納得するのか、という印象だが――

「呆れたのは、今回の星野への憶測を、松本人志の疑惑と“比較”して考察する人々が存在することです。彼らは、あの松本だって“黒”と判断されたんだから、だったら星野だって“黒”に違いない、と主張している。松本は“黒”なのに星野は“白”という判断はマスコミのダブルスタンダードだ、と本気で考えているようなのです」(同)

【関連】星野源“10億円揉み消し不倫”はガセネタ確定。口止め料の不自然、林田アナ近況の矛盾…ガッキーに贈る安心早わかりポイント

小池百合子氏の大誤算。蓮舫議員の都知事選「電撃出馬」が炙り出した“自民党返りの変節”と“政治生命の危機”

7月7日に投開票がおこなわれる東京都知事選挙は、前回の2020年に続き小池百合子知事の「圧勝」と見られていましたが、27日に立憲民主党の「顔」である蓮舫参院議員が立候補を表明したことで、空気が一気に変わりました。今まで「自民党批判票」を取り込むことによって支持を得てきた小池氏でしたが、4月の東京15区補選を機に「自民党側」とみなされるようになった知事は、どこで何を見誤ってしまったのでしょうか。毎日新聞で政治部副部長などを務めた経験を持つジャーナリストの尾中 香尚里さんが、蓮舫氏の出馬表明の裏で、政局の“潮目”を読めなかった政治家・小池百合子氏「変節」の足取りを辿ります。
※本記事のタイトル・見出しはMAG2NEWS編集部によるものです

プロフィール:尾中 香尚里おなか・かおり
ジャーナリスト。1965年、福岡県生まれ。1988年毎日新聞に入社し、政治部で主に野党や国会を中心に取材。政治部副部長、川崎支局長、オピニオングループ編集委員などを経て、2019年9月に退社。新著「安倍晋三と菅直人 非常事態のリーダーシップ」(集英社新書)、共著に「枝野幸男の真価」(毎日新聞出版)。

立憲民主党・蓮舫議員が東京都知事選へ出馬…小池知事の大誤算

「1日で空気が変わる」というのはこういうことを言うのだろうか。立憲民主党の蓮舫参院議員が27日、東京都知事選(6月20日告示、7月7日投開票)への立候補を表明した。立憲の党内や支持者だけでなく、「反自民」の立場ながら普段は立憲のことも腐しているような層まで含め、ネット上などでは軒並み歓迎の声があふれている。野党側からみるとこの空気感は、2017年に枝野幸男氏が立憲民主党を結党したことに、有権者から「ありがとう!」という声があふれた、あの時に似ているようにも思う。

都知事選で現職が敗北した例はない。前回(2020年)の都知事選で歴代2位の366万票をたたき出した小池氏の「壁」が相当に厚いことは、今も変わりはないだろう。それでも、立憲の「党の顔」である蓮舫氏が、そのリスクを承知で高い「壁」に挑む姿に「非自民」勢力は心を打たれ、わいている。

しかし、筆者が今つくづく思うのは「蓮舫氏出馬」以上に「小池知事の政局勘の衰え」だ。その時々で勢いのある権力者にぴったりと寄り添い、自らの「野望」を次々とかなえてきた小池氏が、70歳を超えて政治家人生の集大成を迎えようという時に、自らの置かれた環境を読み誤り、苦境に追い込まれている。政治の世界の無常を感じざるを得ない。

小池氏の足取りを振り返ってみたい。

小沢一郎の側近、郵政選挙「刺客」の過去も

蓮舫氏同様、テレビの世界でキャスターとして身を立てた小池氏は1992年、後に首相となる細川護熙氏が結党した日本新党に参加した。

同年の参院選で同党の比例名簿2位で初当選すると、翌93年衆院選で衆院兵庫2区からくら替え立候補し当選。自民党が下野し細川連立政権が発足すると、細川氏の側近として頭角を現した。

さらに翌94年に細川政権が崩壊し、同年に日本新党など細川連立政権の各党によって新進党が結党されると、事実上の同党リーダーだった小沢一郎氏の側近となった。

97年の新進党解党に伴い、紆余曲折を経て2002年には自民党に入党。人気絶頂だった小泉純一郎首相のもとで環境相を務めるなどキャリアを積み、05年の郵政選挙では郵政反対派議員への「刺客」として、選挙区を兵庫から東京にくら替えして臨み、大きな注目を浴びた。

自民への“反旗”としての都知事は「避難先」に過ぎず

細川氏、小沢氏、小泉氏という、その時々の有力政治家のそばを渡り歩いてのし上がった小池氏だが、その後自民党の下野と政権復帰を経て、安倍晋三元首相が長期政権を築くなかでは不遇の状態が続いた。すると小池氏は2016年、党に反旗を翻す形で東京都知事選に立候補。ブームを起こして女性初の都知事に就任した。いったん国政から距離を置くことで、自らの政治的延命を図ったのだ。

小池氏の支持の源泉は、女性からの期待もさることながら、大きかったのは「自民党との対決」姿勢だった。自民党的体質を持ちながら、自民党批判票を取り込み人気を博すという点で、かつての小沢氏や小泉氏との共通項を見いだすこともできる。

しかし、小池氏にとって都知事の椅子は、自分を省みない安倍政権からの一時的な「避難先」に過ぎない。おそらくかなり早い段階で、都知事の仕事に飽きたのではないか。

 

世界的エンジニア中島聡氏に「10年後は人工知能が“子どもを育てる”時代になる」と確信させた一本の動画

日本時間5月14日の未明にOpenAIが発表した最新のAIモデル「GPT-4o」。その著しい進化が大きな話題となっています。今回のメルマガ『週刊 Life is beautiful』では世界的エンジニアとして知られる中島聡さんが、GPT-4oのデモを見て「10年後の教育が全く異なるものになっている」と確信した理由を解説。さらに現代という激動の時代に身につけるべきスキルについて、自身の思うところを綴っています。
※本記事のタイトル・見出しはMAG2NEWS編集部によるものです/原題:AIが可能にする個別教育/激動の時代に本当に必要なスキル

プロフィール中島聡なかじま・さとし
ブロガー/起業家/ソフトウェア・エンジニア、工学修士(早稲田大学)/MBA(ワシントン大学)。NTT通信研究所/マイクロソフト日本法人/マイクロソフト本社勤務後、ソフトウェアベンチャーUIEvolution Inc.を米国シアトルで起業。現在は neu.Pen LLCでiPhone/iPadアプリの開発。

勉強以外の相談にも乗ることも可能。GPT4oの登場が変える10年後の教育

OpenAIによるGPT4oの発表を見て、一番心に残ったのは、GPT4oを使って子供が学ぶ場面です(GPT-4o (Omni) math tutoring demo on Khan Academy)。この件には、少し前から気がついていましたが、今回のデモを見て確信に変わりました。10年後の教育は、今とは全く異なるものになっています。

子供の教育には、手間もコストもかかります。勉強が嫌いな子、一つのことに集中できない子、数学や科学は大好きだけど漢文や古文は大嫌いな子、頭は良いけど飽きっぽい子、親や先生の言うとおりにすることが格好悪いと思っている子、自分がなんでも分かっていると勘違いしている子、そんな様々な子供たちを、30人、40人集めて、「教室」という箱の中に入れて画一的な授業をすることは簡単ではありません。

どんなに優秀で熱心な先生でも、様々な性格の生徒全員を把握し、それぞれに適切な指導をすることなど絶対にできません。先生にも生活があるので、24時間子供達のことを考えていることは出来ないし、彼らの質問に答えることなど出来ません。

AIならばそれが可能です。AIならば、子供達の異なる性格・能力を把握し、それぞれの性格や進み具合に応じて、個別指導をすることも可能です。褒めると伸びる子は褒め、勉強が嫌いな子には遊びを通じていろいろなことを学んでもらいます。24時間、いつでもどこでも子供達と対話ができるし、勉強以外の相談にも乗ることが出来ます。

子供が夢中になって遊んでいるオンライン・ゲームに、パートナーとなって参加することも可能だし、TikTokでいいねがいっぱい付く映像作りにも協力してくれます。楽しい時には一緒に笑ってくれるし、辛い時、悲しい時には、寄り添って慰めてくれます。AIがいれば退屈なんてなくなるし、遊びと勉強の境がなくなります。

大昔の映画に『メリー・ポピンズ』という、子供達にとって理想的なナニー(ベビーシッター)を描く映画がありましたが、まさにそんな存在にAIがなってくれるのです。

人類の長い歴史の中で、犬や猫は私たちのコンパニオンとして、重要な役割を果たしてくれましたが、そこにAIが人類の新たなコンパニオンとして参加する時代が来ようとしているのです。

私がこんなことを言うと、あまりにも現実離れしていて、「そんな世界が来るはずがない」と感じる人が多いと思いますが、それは大きな間違いです。この先、AIがどんな進化を遂げるのか、遂げるべきなのかが、私には、そして当然ですが、OpenAIの研究者・エンジニアたちには、はっきりと見えているのです。

それを「AGI」と呼ぶかどうかなんてどうでも良いのです。GPT3から、GPT3.5、GPT4、GPT4oと進化して来たその延長上に、そんな人生のコンパニオンになりうるAIを作ることは、決して不可能ではないことを、今回のGPT4oのデモは見せてくれたのです。

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Jアラートの闇に気づき始めた日本国民。北朝鮮“ミサイル発射”で「頭おかしいだろ」政府&自民党にヘイトが集まるワケ

昨晩22時46分、北朝鮮から“ミサイル”が発射されたとしてJアラートが発令された。だが国民の反応は冷ややかだ。その怒りの矛先は北朝鮮ではなく、茶番劇を仕掛けた日本政府と自民党に向けられている。

北朝鮮“ミサイル発射”で日本政府がフルボッコに叩かれるワケ

北朝鮮から“弾道ミサイルの可能性のあるもの”が発射されたとして、日本政府がJアラート(全国瞬時警報システム)を発令したのは昨晩27日22時46分のことだった。

Jアラートは即座にスマホに通知されたほか、テレビ各局も緊急報道体制に切り替わり、放送中のドラマやバラエティ番組が軒並み中断される事態に。建物の中や地下への避難を呼びかける物々しい画面に、ヒヤリとした方も多かったのではないか。

ただ、今回のJアラートに対する国民の反応は、これまで以上に冷ややかであるようだ。

「空気を読まないJアラートのせいで、共演中の杉咲花&若葉竜也に“熱愛”が発覚し注目度が高まっていたドラマ『アンメット ある脳外科医の日記』や、晩酌のお供に最適な『月曜から夜ふかし』など人気番組がすべて中断されてしまいましたからね。リアタイ視聴組からは、日本政府に対して怨嗟の声が上がっていました」(ネットメディア編集デスク)

【関連】杉咲花&若葉竜也“お泊まり熱愛”発覚で注目される「結婚への道」と人気女優の宿命。榮倉奈々コースと川口春奈コースどちらが似合う?

そう説明するのは40代ネットメディア編集デスク氏だ。そこでネットをチェックしてみると、

《アンメット、肝心のシーンがJアラートで見れず。なんなの?》

《政府のJアラート茶番で、私のアンメットタイムが台無しです》

《自民は余計なことすんなよ。アンメットの一番いいとこで、頭おかしいだろ》

《リアタイ視聴組に対する重大な挑戦。キムじゃなくて岸田に遺憾の意を表明する》

といった怒りの声がズラリ。ただ奇妙なのは、なぜか怒りの矛先が、“ミサイルを発射”した北朝鮮ではなく、日本政府や自民党に向いてしまっている点。国民保護よりもドラマやバラエティ番組を優先せよというのは、さすがに“平和ボケ”がすぎる気もするが――

「そもそも彼らは、今回のJアラートが、日本国民を保護する目的で発令されたものではないと考えているんですよ。ですのでそれ前提で、政府や自民党はくだらないプロレスをやめろ、『アンメット』をみせろ、と熱く主張しているわけです」(前同)

一体、どういうことなのだろうか?

北朝鮮の事前予告を無視、Jアラートの馬鹿げた空騒ぎ

「まず、北朝鮮は日本側に人工衛星(軍事偵察衛星)の打ち上げを事前予告していた、というのがポイントです。にもかかわらず日本政府は、まるで世界の終わりでも来たかのようにJアラートを発令した。そのため、打ち上げ予定を知っていたネット民を中心に、『何を大騒ぎしてんだ』『無駄なアラートだよ』『プロレス乙』といった批判が巻き起こったわけです」(前同)

調べると、NHKは北朝鮮からの事前予告について次のように報じていた。

27日未明、北朝鮮から海上保安庁に対し、27日から来月4日までの間に「人工衛星」を打ち上げると通報がありました。落下が予想されるのは、いずれも日本の排他的経済水域=EEZの外側にある黄海や太平洋の3つの海域で、海上保安庁は航行警報を出して注意するよう呼びかけています。

出典:北朝鮮「人工衛星」打ち上げを通報 来月4日午前0時までの間(2024年5月27日) – NHKニュース

同じくNHKの報道用語解説によると「未明」は午前0時~3時頃を指す。つまり日本政府は日付が27日に切り替わった時点で、北朝鮮の予告を把握していたことになる。

「無意味」なJアラートで政権支持率アップを狙ったか

それにしても、事前に打ち上げがわかっているなら「こんな予告が出ていますよ」と落ち着いて繰り返し広報するほうが、夜帯に突然、Jアラートを発令して人々を驚かせるよりも、よほど国民を“保護”できそうなものだ。なぜ政府はそうしなかったのか?

「NHKがカギカッコ付きで『人工衛星』と報じたことからもわかるように、日本政府としては北朝鮮が衛星の打ち上げではなくミサイルを発射した、ということにしたいんでしょう。隣国との関係悪化や紛争は、時の政権の支持率アップにつながるとされていますからね。彼らとしては、国民なんて怖がらせてナンボ、というわけです」(前同)

【関連】元自衛官芸人やす子に漂う「不穏な空気」と「不快感」の正体。ボランティア叩きから「はい~!台湾有事は日本有事」へ?

驚くべき勘違い。中国を激怒させた台湾新総統の就任演説を「現状維持」と伝えた日本メディアのズレた解釈

5月20日に台北で開かれた新総統の就任式で、正式に8代目の台湾総統となった頼清徳氏。そんな頼氏の就任演説について日本メディアは「現状維持」と伝えましたが、実際は中国サイドを激怒させたものと言っても過言ではなかったようです。今回のメルマガ『富坂聰の「目からうろこの中国解説」』では多くの中国関連書籍を執筆している拓殖大学教授の富坂さんが、新総統演説のどの部分がどう中国を刺激したのかを詳細に解説。日本メディアの「現状維持」という解釈がいかにズレたものであったかを明らかにしています。
※本記事のタイトルはMAG2NEWS編集部によるものです/原題:台湾、頼清徳新総統の演説をなぜ日本のメディアは読み間違えたのか

台湾、頼清徳新総統の演説をなぜ日本のメディアは読み間違えたのか

5月20日、台湾の新総統就任式で頼清徳が行った演説が、中国共産党の怒りに火を着けた。

直後の日本メディアには「現状維持」とか「蔡英文路線の継承」といった見出しが躍った。しかし、そのこと自体、驚くべき勘違いといえるだろう。中国ではむしろ、「台湾独立」の野心を隠そうとしなくなったと受け止められたからだ。

頼は演説のなかで蔡英文政権の8年を評価しつつ、「へつらわず、高ぶらず、現状維持に取り組む」と述べている。だから「現状維持」だととらえたのかもしれない。だが蔡の8年間、中台の言葉を巡る攻防は、常にレッドラインを踏み越えるか否か、ギリギリのラインで繰り広げられてきた。

それと比較すれば、今回の演説はかなり乱雑にレッドラインに踏み込んだ内容だったと言わざるを得ない。

スピーチのかなり早い段階では、1996年の初めての直接選挙による総統選挙実施に触れて、こう語っている。

「台湾で初めて民選による総統が宣誓就任し、国際社会に中華民国台湾は主権独立国家であり、主権は民にあるというメッセージを伝えた」(参考:『読売新聞』 24年5月21日 〈「台湾を民主主義世界のMVPに」…頼清徳・台湾総統の就任演説全文〉)。

「現状維持に取り組む」とした部分では、その前提として「『4つの堅持』に基づく」としている。「4つの堅持」とは「自由民主の憲政体制」、「中華民国と中華人民共和国は互いに隷属しないこと」、「主権への侵犯と併呑を許さないこと」、「中華民国台湾の前途は台湾の全ての人民の意志に従わなければならないこと」の4つで、中国が神経質になる言葉がたくさん盛り込まれている。

実際、頼自身も「中華民国と中華人民共和国は互いに隷属しない」と言及した。これは中国が警戒する「二国論」に触れるものだが、同様の発言はこれにとどまらない。

例えば、「私たちは皆、主権があって初めて国が存在することを知っている。中華民国憲法は、中華民国の主権はすべての住民に属し、中華民国の籍を有する者は中華民国の住民であると定めている。このことからも分かるように、中華民国と中華人民共和国は互いに隷属していない。誰もが団結して台湾を愛さなければならない。どの政党も併合されることに反対し主権を守らなければならない。政治権力のために台湾の主権を犠牲にしてはならない」だ。

また「中国はまだ台湾に対する武力侵攻の可能性を断念していない。中国の提案を全面的に受け入れ、主権を放棄したとしても、中国の台湾併合のたくらみは消えることはないと住民の皆さんは理解すべきだ」(同前)といった内容だ。

二国論では、台湾を国名として扱おうとする試みに中国は神経を尖らせてきた。その視点からすれば、「台湾にアイデンティティーを持っている限り、すべての人々は台湾の主人だ。中華民国、中華民国台湾、あるいは台湾のいずれであっても、これらは私たち、または国際的な友人が私たちを呼ぶ名前であり、それらはすべて同じ響きを持っている」(同前)と、台湾と中華民国を並列させた。その意図を中国は強く意識したはずだ。

この記事の著者・富坂聰さんのメルマガ

べ、別に本なんて読まなくていいんだからね。なぜ読書をしてきた人間は「読書そのものを絶対視しない」のか?

教養や思考力を得られるだけでなく、時として人生を変えられることもある読書。そんな意味においてもなるべく身につけるべきとされる読書習慣ですが、文筆家の倉下忠憲さんは、読書をしてきた人間ほど「本なんて別に読まなくていいよ」と口にするはずだとします。その理由はどこにあるのでしょうか。今回倉下さんはメルマガ『Weekly R-style Magazine ~読む・書く・考えるの探求~』で、その訳をユーモアあふれる論理展開で解説しています。
※本記事のタイトル・見出しはMAG2NEWS編集部によるものです/原題:本なんて別に読まなくていい

本なんて別に読まなくていい

たくさん本を読んできた人は、本を通してさまざまな物事の価値や美しさを知っています。自国や他国の歴史。技術やビジネスの発展。科学や日々の生活の営み……。この世界にある書籍は、ほとんど森羅万象をカバーしているのではないかと疑りたくなるくらいに広範囲のカテゴリを持っています。

そのすべてを網羅できてはいなくても、そうした情報に触れてきた人間ならば、この世界には価値があるものがいっぱいあるのだ、ということは把握しているでしょう。それはつまり、読書以外の営みにも価値を見出していることを意味します。

考えてみてください。人文的な人(あるいは教養がある人)をイメージして、その人の口から以下のどちらのセリフが出てきそうですか。

「読書していない人間に価値なんてないよ」

「読書は人間の営みの一つの選択肢であって、それをしていなくてもさまざまな価値がありえます」

どう考えても後者でしょう。

読書をしてきた人間は、読書以外の価値を知ることで、読書という営みそのものを絶対視はしていない。だからきっと、こういうはずです。

「本なんて別に読まなくていいよ」、と。

この記事の著者・倉下忠憲さんのメルマガ

肥満じまん?イタリアの有名都市が「太る」をウリにする理由

美食の街・イタリア、ボローニャ。この街には「もうひとつの名前」があるのをご存じですか?今回の無料メルマガ『繁盛戦略企画塾・『心のマーケティング』講座』で、繁盛戦略コンサルタントの佐藤きよあきさんが、ボローニャの食文化が発展した理由について語っています。

“肥満”で町おこし!?イタリア・ボローニャの地域活性化戦略?

「どこか美味しいものがある街を知らないか?」とイタリア人に問えば、「それなら、ボローニャだね。美食の街として有名だよ」と返ってきます。

加えて、「肥満の街でもあるけどね」。

ボローニャは、イタリアを代表する料理の発祥の地でもあり、美味しいものへの執着も強く、たくさんの有名店が競い合っています。

パスタの「ボロネーゼ」や「ボローニャソーセージ」、チーズの「パルミジャーノ・レッジャーノ」、「ボローニャ風カツレツ」などがよく知られています。

他にも「生ハム」や「バルサミコ酢」、「ラザニア」、「ワイン」なども有名で、食を目当てにした、たくさんの人が押し寄せています。

なぜ、そこまで食文化が発展したのでしょうか。

この地は、中世の頃より栄えており、ヨーロッパ最古の大学をはじめ、大聖堂やオペラハウスなど、歴史的建造物がたくさん保存されています。

すなわち、学術、美術、音楽などが盛んだったということです。

それに関連し、金細工師、鍵職人、織物職人なども働いており、活気ある街だったのです。

当然、各地から人びとが集まるので、必然的に食文化も発展していったのです。

ここは自然豊かな地であり、さまざまな食材が手に入りました。

特に、穀物、ワイン、チーズ、豚肉が豊富で、人びとを魅了する美味しい料理が誕生していったのです。

中でも、豚肉とチーズを使った料理が多く、中世の頃より、訪れる人たちから、「ラ・グラッサ(重厚な料理)」と言われ、賞賛されてきました。

それが現代に残り、「ボローニャは美味しい街。でも、太ってしまう」と言われるようになったのです。

これは、「カロリーで太ってしまう」というマイナスイメージではなく、「美味しくて食べ過ぎる」という、褒め言葉なのです。

自然豊かで、歴史的建造物が残り、芸術が楽しめ、美しい街並みには、美味しい料理を食べさせるお店がたくさんあります。

これだけの観光資源が揃っていれば、人が集まって来るのは当然のことです。

しかし、ここは創られた観光地ではなく、人びとが心血を注ぎ、あらゆる文化を発展させようとした結果、生まれたものです。

物質的ではなく、本当の豊かさを求め続け、現在に至っているのです。

戦略立てた町おこしも重要ではありますが、自分たちの文化度を高めようとする姿勢から生まれた町おこしは、そこに住む人びとの尊い遺産となって、残り続けることでしょう。

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“推し活”をしている販売員は知らぬ間に「新たな接客スキル」を得ている

あなたは“推し活”をしたことがありますか? 無料メルマガ『販売力向上講座メールマガジン』の著者で接客販売コンサルタント&トレーナーの坂本りゅういちさんは、「推し」を見つけたことで「新たな接客スキル」を手に入れたと話します。一体どういうことでしょうか?

推し活の気持ち

”推し活”という言葉が出てきてからだいぶ経ちましたね。

自分の『推し』を応援するような活動を総称してこう呼びますが、皆さんも推しはいらっしゃるでしょうか?

こういう活動って一昔前前では”ヲタ活”のような呼び方が多くて、いわゆるオタク(ヲタク)扱いされるイメージがありました。

ただそこはさすが日本。

今となっては、アニメでもゲームでもアイドルでも、性別や年代など関係なく、かなり寛容的になっている感じがあり、様々な推し活が存在しています。

今やおじさん芸人ですらアクリルスタンドが存在していて、そのアクリルスタンドをカフェへ連れていき一緒に写真を撮ったりするような推し活も当たり前のように行なわれているのです。(ちなみに推し活を”推しごと”と呼ぶという話もあるのですが、おじさんの僕には真偽のほどはわかりません)

僕は正直言って、あまり推しと呼べるようなものがなく人生を過ごしてきています。

ある程度好きなアーティストや芸人やアイドルなどもいますし、好きなアニメといったコンテンツもあります。

ですが、それなりに好きだったというくらいのもので、推しているというほどのことではなかったように思うわけです。

そんな僕がこの数年は、東京03推しになっています。

もともと好きではあったものの、単独ライブに行くようになってからは急激に推しが加速しまして、アクスタ(アクリルスタンド)までは持ってはいませんが、結構なお金を落としているわけです。

それも「応援する」という気持ちが強く負担に感じているようなこともないので、やっぱり推し活なのでしょう。

なんでこんなことを恥ずかしげもなく書いているかというと、実は推し活的な行動をし始めてから変わったことがあるからです。

それは、推しがいる人との会話です。

僕はあくまで東京03推しですが、他のことや人を推している人と話すと「あーそれわかるわかる」と会話がやたらと盛り上がることが増えたんですね。

これは思わぬ副産物でした。