ペットの体調も整える?獣医師がオススメする「ブラッシング」健康法

犬や猫を飼っているご家庭であれば一度は経験のある「ブラッシング」ですが、抜け毛の除去や毛並みをそろえる以外にも役立つことをご存知でしょうか? メルマガ『佐藤貴紀のわんにゃんアドバイス』著者で獣医師の佐藤貴紀先生は今回、ブラッシングするだけでペットの健康管理もできてしまう、「ブラッシング健康法」を紹介しています。

ご家庭で簡単にできる「ブラッシング健康法」とは?

ブラッシングは、飼い主さんが身体をさわるので健康チェックになる他、体調を整えると言う健康方法の1つでもあるのです。

今回は「ブラッシング健康法」についてご説明して行きましょう。

1)ブラッシングはなぜ必要?その頻度は?

ブラッシングは、毛並みを整えるだけのものと思っていると思いますが、実は違います。「体調を管理する」と言う役割があるのです。

お散歩したときについたホコリや花粉。家の中でついたノミやダニなど、蓄積すると皮膚炎の原因の可能性があるものをブラッシングによって取り除くことができます。

また、他の毛とからまって隠れている抜け毛を除去することもあります。

皮膚の周りを覆う毛が多いと、熱がたまってしまい、体温の調節をすることができない犬や猫にとってさらに体内に熱が篭る原因になりますが、無駄な毛をブラッシングで除去することで空気が通るようになり、新陳代謝が上がるとも言われています。

毎日1日1回のブラッシングを習慣づけることで、健康につながります。

毎日は時間をとれないと言う方は、最低でも週に2、3回はブラッシングをするようにしましょう。時間は10~20分程度でしょうかね。

2)健康ブラッシング方法

犬や猫の皮膚は人間よりも薄くて傷つきやすいです。

うまくブラシが通らないからと言って、力任せにせず、特に、骨の出っ張りなどがある場所などは、より優しく丁寧にブラッシングするようにしましょう。

使うブラシはこの3つ。

  1. ピンブラシ
  2. スリッカーブラシ
  3. コーム

まずはピンブラシで簡単に毛流れを整えます。毛並みに沿って、上から下へとかしましょう。

続いて、スリッカーブラシを使って抜け毛を取り除きます。全体をスリッカーブラシでとかしたら、コームで表面の毛並みを整えて下さい。

まとめ

ブラッシングは健康管理やスキンシップをとるためにも、とても大切な時間です。最初は嫌がると思いますが、回数を増やすなど慣らしていって下さい。

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竹中平蔵が東京五輪で“中抜き大儲け”。丸川大臣「守秘義務」の大嘘、人件費名目で国民の税金を食い物

東京オリンピック・パラリンピック組織委員会が企業に業務委託する際の人件費単価について、丸川珠代五輪担当相は19日の衆院決算行政監視委員会で、「守秘義務で見せてもらえない資料がある」と述べ、担当閣僚でさえ詳細を把握できていない実態が明らかになった。毎日新聞が報じた。膨大な税金が投入されているオリンピックで不透明な人件費の動きは今後大きな問題となりそうだ。

東京五輪の人件費問題に丸川大臣「守秘義務」

衆院決算行政監視委員会で質問に立った立憲民主党の斉木武志氏は独自に入手した資料に基づき丸川氏を追求。

人材派遣会社のホームページで、「ディレクター」と呼ばれる職種が日当1万2000円程度で募集されている一方、委託先への支払いの算出根拠となる人件費単価が最大20万円に上ると指摘した。

そのうえで、斉木氏は「95%も中抜きして業者に渡すのは放漫だ」などと丸川氏に迫った。

丸川氏は「守秘義務で見せてもらえない資料がある」と述べ、「国民に歓迎される五輪でないといけないので、組織委には透明性を高めるための説明を尽くしてもらいたい」と答えた。

組織委員会の人件費単価を巡って、毎日新聞は日当以外に諸手当や賞与相当額などを含め1日最高30万円のケースがあると、組織委の内部資料を基に報じている。

【関連】NYタイムズも言い出した五輪延期・中止。訪米に浮かれる菅政権の末路

人材会社「95%中抜き」に竹中平蔵の影

担当大臣でさえ把握できていない東京オリンピック・パラリンピックにまつわる人件費。

大会を開催するにあたり、さまざまな業務に従事する人材が必要となるが、組織委員会はそれを企業に業務委託している。

斉木氏は具体的な企業名を明らかにしなかったが、五輪スタッフの募集や研修に携わっているのは人材派遣会社の「パソナ」だとされ、これまでにも多くの不可解な契約が結ばれている。

日刊ゲンダイによると、2017年5月30日に実施された五輪ボランティアの研修業務では、A社が100万円、B社が770万円で応札したが、落札したパソナは8万3000円とあり得ない金額を提示。最初からパソナがありきの出来レースにみえる。

そんなパソナグループの会長を務めるのは竹中平蔵氏。菅内閣の成長戦略会議メンバーでもあり、自民党議員との交流も盛んなだけに、今回の人件費中抜き問題の闇は深い。

オリンピック開催を3カ月後に控え、金銭を巡って多くの問題があることが浮き彫りとなった。

【関連】東京五輪「今さらバイト大募集」は日本の恥。森喜朗の“やりがい搾取”にボランティア大激怒

Twitterの反応

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シティ・ポップの空を翔ける“一羽の鳥” 〜作曲家・滝沢洋一が北野武らに遺した名曲と音楽活動の全貌を家族やミュージシャン仲間たちが証言。その知られざる生い立ちと偉大な功績の数々

70〜80年代にかけて、「シティ・ポップ」の名曲を数多く生み出した一人の作曲家、シンガー・ソングライターがいました。そのアーティストの名は、滝沢洋一(たきざわ・よういち)。コーラス・グループ「ハイ・ファイ・セット」に名曲『メモランダム』を提供したことで知られる彼の生い立ちは、長い間ベールに包まれたままでした。今年で没後15年を迎える滝沢洋一が歌手や女優、アイドルらに遺した数多くの名曲をはじめ、その音楽活動と生い立ちの全貌を、ご遺族やミュージシャン仲間たちへの取材によって得た証言を元に辿ります。そこから見えてきたものは、「シティ・ポップ」ブームの影の立役者による偉大な功績の数々でした。 ※2021年12月に中文版(繁体字)を公開

プロローグ〜空前の世界的「シティ・ポップ」ブーム。海外から日本へ注がれる“熱い視線”

いま、海外の音楽ファンたちの間で、日本の「シティ・ポップ」が大ブームとなっている。70〜80年代に日本で発表された「海外のカルチャーに憧れを抱き、都会やリゾートでのライフスタイルを求める若者文化を背景にして生まれた和製ポップス」は「シティ・ポップ」という共通言語で呼ばれ、その音楽性は高く評価されている。

それまでオリジナルのアナログ盤かCDを「日本国内で」手に入れなければ聴くことの出来なかった、これら「シティ・ポップ」と呼ばれる楽曲群は近年、ネットやスマホの普及で日常的に視聴されるようになった動画投稿サイト「YouTube」のレコメンド機能が海外リスナーたちへ次々と表示した「おすすめ動画」によって“発掘”された。

そんな「シティ・ポップ」と呼ばれる楽曲も、当初は海外の好事家たちの間でのみ聴かれていたが、最近になって職人技光るスタジオミュージシャンたちの演奏能力の高さと、洋楽に追いつけ追い越せとばかりに、きめ細やかに紡がれたアレンジやミックスのクオリティーが評価され、数年前より海外リスナーたちが「シティ・ポップ」のアナログ盤を買い求めるために来日し、渋谷・新宿のレコード店をハシゴするという一大ブームを巻き起こすまでに至った。

また、歌手の松原みき(2004年に他界)のデビュー曲にしてシティ・ポップの名曲として名高い『真夜中のドア~stay with me』(1979)が、2020年12月に世界92か国のApple MusicのJ-Popランキング入りを果たし、音楽サイトのみならず、一般のニュースサイトや新聞各紙でも取り上げられて話題となったことは記憶に新しい。

● 松原みき「真夜中のドア~stay with me」なぜ今話題に? 世界のシティ・ポップ・ファンに愛されたアンセム<コラム>(billboard Japan)

現在、山下達郎、竹内まりや、大貫妙子、角松敏生、吉田美奈子、松下誠らのソウルフルで洗練された楽曲を収録する当時のオリジナルアナログ盤が入手困難になっている現象は、そんな「シティ・ポップ」ブームの“氷山の一角”である。

この世界的なブームによって、日本人が過去の自国の楽曲に関心を持ち、かつ「欧米に対して胸を張って」耳を傾けることができる時代が到来したことで、近年は埋もれた名曲や作曲家、ミュージシャンたちにも光があてられるようになった。

本稿は、そんな空前の世界的「シティ・ポップ」ブームの中を空高く翔ける“一羽の鳥”の物語である。

37年ぶりに日の目を見た一枚のアルバム

2015年7月29日、ある一枚のCDアルバムが日本のタワーレコードとソニーミュージックショップ(オンライン)で限定発売された。

そのアルバムの名は、『レオニズの彼方に』。レオニズとは、毎年11月頃に出現する「しし座流星群」のことである。

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オリジナルのLPレコードが発売されたのは1978年10月5日。しかし、37年間で一度もCD化されず、日本のポピュラー音楽史の中では半ば忘れられた存在だった。販売先であるタワーレコードの「商品紹介」を以下に引用しよう。

「ユーミンを世に送り出した村井邦彦のALFA 製作の東芝/EXPRESSから発売されながらヒットせず、全曲をあの佐藤 博がアレンジしていることやその希少性からシティ・ポップス・ファンから再評価著しい逸品。(中略)そんな名曲を豊かに彩るのはアレンジの佐藤 博 (Key) 、村上秀一(ds)、林 立夫(ds)、青山 純(ds)、鈴木 茂(g)、松木恒秀(g)、松原正樹(g)、鳥山雄司(g)、松岡直也(p)、高水健司(b)、伊藤広規(b)など確かな腕を持つ一流ミュージシャン達。」

ここまで豪華なミュージシャンの参加を実現できたのは、このアルバムを製作したアルファレコードの創始者で、名曲「翼をください」の作曲で知られる音楽家・村井邦彦氏による「鶴の一声」があったことは想像に難くない。それほど才能を認められていたアーティストだったということだろう。

そんな幻の作品に光をあてたのが、シティ・ポップの名曲を独自の視点で選曲したガイド本「ライトメロウ」シリーズや復刻CDなどを企画・監修し、このアルバムの初CD化を実現させた音楽ライターの金澤寿和(かなざわ・としかず)氏だ。

金澤氏はCD化の苦労をこう振り返る。

「このアルバムを紹介したのは、私が企画・監修したディスクガイド『ライトメロウ和モノ 669』(2004)の中で、「職人による知られざる奇跡の名盤その3」と銘打ったのが最初でした。

「その1」と「その2」は比較的早くCD化できましたが、『レオニズの彼方に』は10年以上を費やしました。

業界内の評価は高かったのに、それだけ無名だったんです。CD化が決まった時は感激しました」(金澤寿和氏)

そんな奇跡の名盤、『レオニズの彼方に』を生み出した人物こそ、本稿の主役であり作曲家シンガー・ソングライター滝沢洋一(たきざわ・よういち)である。

誰も知らなかった、シティ・ポップ幻の名盤『レオニズの彼方に』

滝沢洋一は70年代から80年代にかけて、洋楽の影響を受けたハイクオリティーな名曲を数多く発表したアーティストだった。

元「赤い鳥」のメンバー3人で結成されたコーラスグループ、ハイ・ファイ・セットに「メモランダム」(作詞:なかにし礼)という曲を提供した作曲家、と言えばピンと来る人もいるのではないだろうか。

先ほど、「だった」と過去形で書いたのは、彼がすでに鬼籍に入っているためである。滝沢は、本稿公開のちょうど15年前の2006年4月20日、まだ56歳の若さで逝去した。

滝沢の生涯唯一のソロアルバムとなった『レオニズの彼方に』は、2015年にタワレコ限定でCDが発売されるや、日本の音楽ファンの間で「隠れた名盤」「奇跡の一枚」と高く評価され、オリジナルのLPレコードは現在も数万円という高値で取引されている。タワレコ店員のレコメンドを借りるならば「捨て曲が見当たらない」、まさに奇跡の「シティ・ポップ」アルバムだ。

このアルバムは現在、各種音楽配信サービスで「サブスプリクション解禁」となっており、スポティファイ(Spotify)のアプリをインストールしていれば、世界中どこからでも無料で聴くことができる。まずは、1978年当時の感覚では早すぎた美しいメロディと、参加ミュージシャンたちのスリリングな演奏の数々をお聴きいただきたい。金澤氏が10年以上をかけてCD化に奔走した努力は、同アルバムの全世界配信という形で実を結んだ。

滝沢の「クセのないヴォーカル」は、聴けば聴くほど「クセになる」のだから不思議だ。この楽曲センスと演奏クオリティーに対して、初めて聴いた音楽ファンからの評価は極めて高い。

しかし、ここで一つの疑問が湧く。ここまで高評価を受けながら、今まであまり注目されてこなかった「タキザワ・ヨウイチ」とは、一体どんなアーティストだったのだろうか?

没後15年という節目を迎えた今、ベールに包まれていた「シティ・ポップ」ブームの影の立役者「滝沢洋一」の音楽活動の全貌と、多くの歌手やタレント、女優らに提供された名曲の数々を、音楽関係者やミュージシャン仲間、ご遺族からの証言をもとに辿ってみたい。そこには私たちが知り得なかった、日本の「シティ・ポップ史における偉大な功績がいくつも隠されていた。

NYタイムズも言い出した五輪延期・中止。訪米に浮かれる菅政権の末路

4月19日、記者団の質問に対して「9月までに国内すべての対象者にファイザー社のワクチンを供給できる目処が立った」と答えた菅首相ですが、世界は日本を「コロナ封じ込め失敗国」とみなしているようです。今回のメルマガ『高野孟のTHE JOURNAL』では著者でジャーナリストの高野孟さんが、東京五輪の中止もしくは延期を訴える海外メディアの記事内容を引きつつ、菅政権に対して世界が「政治的指導力の欠如」との評価を下している事実を紹介。その上で、日本がなしうる世界への貢献について私見を記しています。

 

※本記事は有料メルマガ『高野孟のTHE JOURNAL』2021年4月19日号の一部抜粋です。ご興味をお持ちの方はぜひこの機会に初月無料のお試し購読をどうぞ。

プロフィール高野孟たかのはじめ
1944年東京生まれ。1968年早稲田大学文学部西洋哲学科卒。通信社、広告会社勤務の後、1975年からフリー・ジャーナリストに。同時に内外政経ニュースレター『インサイダー』の創刊に参加。80年に(株)インサイダーを設立し、代表取締役兼編集長に就任。2002年に早稲田大学客員教授に就任。08年に《THE JOURNAL》に改名し、論説主幹に就任。現在は千葉県鴨川市に在住しながら、半農半ジャーナリストとしてとして活動中。

不要不急の外遊なんかしている場合じゃないでしょう、菅さん!――『NYタイムズ』も言い出した東京五輪延期・中止論

国民に対して「不要不急の外出」の自粛を要求している最中に、その国内の深刻化するコロナ禍を後に自分が「不要不急の外遊」に出かけるというのは、いかにも辻褄が合わないのではないですか、菅義偉首相。

本誌が前々から指摘してきたように、4月にリバウンド、5月から6月に第4波が盛り上がって7月にピークか?という多くの信頼すべき専門家の予測はその通りとなり、余り信頼すべきでない専門家である尾身茂=政府分科会会長でさえも「第4波と言って差し支えない」と公言している。さらに15日には自民党の二階俊博幹事長がTV番組の収録で「感染拡大が収まらない場合は中止も選択肢」と、この人にしては珍しく正しいことを言って波紋を呼んだ。

この瀬戸際の状況では、総理大臣はその最前線に留まって指揮をとる姿を国民に晒し、何としても第4波を抑え込んで五輪を実現するのだという確固たる姿勢を示さなければならないはずなのに、そこを外して、訪米で成果を挙げればコロナ対策での躓きをカバーして支持率を上げられるかもしれないと思うところに、政局戦術はあるが政治戦略は不在の菅の限界が表れている。

希望的観測だけでは五輪は開催に漕ぎ着けない?

ところが、これも本誌が前々から言うように、菅の政治判断はいつでも「希望的観測」最優先である。

1.五輪までは3度目の「緊急事態宣言」は絶対に出さないようにしたい〔という大前提に立って〕。

2.とはいえリバウンドがありうるので、その場合は「まん延防止等重点措置」という、緊急事態宣言よりはちょっと緩めなのかという印象を与える言葉の綾だけに頼って、実質はほとんど同じ「外出自粛と店舗時短」だけで何とか乗り越えられないか。

3.聖火リレーも、始めてしまえばだんだんお祭り気分が盛り上がり、聖火リレーが始まっているのに今更五輪の延期・中止はありえないという国民の意識が高まるだろう。

4.その辺りでちょっと目先を変えるジャブで、訪米をセットする。バイデン米大統領と世界で最初に対面した他国の指導者であり、それほど菅は米国に重視されている大物なのだということを、対内的にアピールしたい。

5.以上が全部希望通りに転がれば、東京五輪は実現し、その“成功”を背景に9月解散・10月総選挙、そこそこの勝利で菅政権は継続……。

という、すべてが最も楽観的な方に針が振れた場合の見通しに基づいて、シナリオが組み立てられている。

 

無視された少女の心。母との同居を拒む娘に裁判所が出した無情な勧告

「こども庁」の設立は、気持ちを蔑ろにされている子供たちを救うことに繋がるのでしょうか。今回のメルマガ『伝説の探偵』では著者で現役探偵の阿部泰尚(あべ・ひろたか)さんが、両親が離婚した際、父との同居を望む自身の希望が受け入れられず、強い憤りを抱える少女のエピソードを紹介。記事中に阿部さんは、子供の気持ちや言葉を丁寧に聞き取ろうとしない司法への違和感を記すとともに、「大人社会は子供たちに責任を果たしていると言えるのか」という疑問を投げかけています。

【緊急告知・LIVE配信のお知らせ】
テレビや雑誌でも活躍する現役探偵が、いじめ問題をテーマにライブ配信を行います。メルマガでは、いじめなどの社会問題についての基本的知識やあまり公開されていないデータの公開、実際に行った解決法などを配信中。いじめ問題についてより深く一緒に考えていきましょう。

テーマ:いじめ問題の現状と記事では書けないより深い内情、Q&A
日時:2021/4/28(水)19:00~

配信は読者限定配信です。事前にメルマガの読者登録をお済ませください(初月無料のお試し購読期間でも視聴できます)。
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父と暮らしたい。母親との同居を拒んだ父子家庭の子の願い

現在、小学生高学年のAさんは、父親と暮らしている。いわゆるひとり親家庭で暮らしているのだが、裁判所は母親と暮らすようにという審判を下している。しかし、Aさんは父親と暮らしたいと母親の住む家に行くのを拒んでいるのだ。

私はこの家庭に一体何があったのかをAさんを中心に話を聞いた。

Aさんが父親と暮らす理由

一緒に暮らすAさんの父親によれば、今思えば2013年から2015年ごろからAさんの母は離婚計画を立てて動いていたのではないかと確信できることが多数あったそうだ。

2013年には一度連れ去りがあり、母子は友人宅に居候をしたそうだが、一旦子を連れて戻ったかと思ったら子だけを残して外泊を繰り返すなどして友人宅からも追い出され、やむなく帰宅したそうだ。

2015年には、本格的に家出をして、養育費を請求しに来たとのことであった。しかし、連れ去られたAさんと面会したところで、父親はAさんから「助けてほしい」と言われた。そこで、「パパと暮らしたいのか?」と聞くと「うん」と強く答え、母親の元に帰るのを強く拒絶したため、そのまま父親の元で暮らすことになったのだ。

この当時は、まだ離婚手続きはしていないため、母親とは時々会う程度でいわゆる別居状態となった。ただ、その後の審判では母親と暮らすようにという決定が出ているが、父子はこれを無視した。その結果、審判から2年経ったある日、強制執行が行われることになった。

 

大村知事リコール不正署名で押された「指印」に滲む主唱者の本気度

大村秀章愛知県知事のリコール運動での不正署名に用いられた「指印」を事務局幹部が自ら押したことを認めたと、16日の東京新聞がスクープ。2月の記事では、約10万8千もの「“ニセ”の指印」が限られた複数の人物によって押されていたことが伝えられていました。メルマガ『uttiiの電子版ウォッチ DELUXE』著者でジャーナリストの内田誠さんは、「指印」の記述がある新聞記事を通覧。どれもが犯罪、警察がらみであることから胡散臭さを嗅ぎ取り、不正署名事件に関しては、リコール運動主唱者の怨念のような「意志」を感じ取っています。

大村知事に対するリコール運動で行われていた不正署名の問題を新聞はどう報じてきたか?

きょうは《東京》から。1面のスクープ記事は、愛知県の大村知事に対するリコール運動で行われていた不正署名の問題。事務局幹部が自分で「指印」を押していたというもの。そこで、「指印」で検索すると、2017年以来、10件にヒットしました。うち4件は版が違うだけで全く同じ記事なので、実質7件。これらを対象にします。まずは1面記事の見出しと【セブンNEWS】第7項目の再掲から。

事務局幹部「自ら指印」
愛知不正署名 「事務局長が指示」

愛知県の大村知事のリコール運動を巡る不正署名事件で、リコール活動団体の事務局幹部だった山田豪常滑市議は「偽造署名に深く関与した」ことを認めた。東京新聞。田中孝博事務局長の指示で大量の署名簿に自ら指印を押したことを明らかに。

以下、記事概略の補足。《東京》の取材に答えた山田氏は、責任を取って常滑市議を辞職した。山田氏は田中孝博事務局長と共に運動の中心メンバーで、活動方針の決定に関わり、街頭でも署名を呼び掛けたりしていた人物。既に、地方自治法違反容疑で捜査中の愛知県警から任意で事情聴取を受けているという。山田氏は「私自身がやったことを世間にさらして、真相究明に向き合いたい」と話し、「県民のリコール活動を台無しにしてしまい、深くお詫び申し上げたい」とも。

●uttiiの眼

取材者としてみても、あるいは警察の立場から観ても、山田氏は真相解明の端緒として最も適切な人物だろう。既に全面的に“白状”に及んでいるようだから、この次には田中孝博事務局長の不正への関わり方が明らかになるだろうし、その先に、運動の主唱者と言っていい河村名古屋市長や整形外科医の高須氏の不正への関与の有無が明らかになってくるだろう。

しかし、「県民のリコール活動を台無しにしてしまい、深くお詫び申し上げたい」という山田氏の発言には違和感を覚える。80%超ものインチキ署名を書き連ねてもリコール発議に遠く及ばなかったことを考えれば、今回の「リコール運動」に愛知県有権者の支持はほとんど得られなかったとみるべきだろう。無謀なリコール運動を仕掛けたこと自体を反省する気にはならないのだろうか。

朝日の看板コラム筆者も理解せぬ「沖縄・普天間問題は国内問題」の本質

米軍普天間基地の返還合意が日米両政府間でなされて25年。官僚の無知のためにすぐに可能だった基地閉鎖ができなかったと、前回記事で明らかにした軍事アナリストの小川和久さん。今回のメルマガ『NEWSを疑え!』では、そうした基地問題の真実を伝えるべき大新聞の看板コラムの筆者までも辺野古移設問題の元凶がアメリカであるかのように記述し、無知を露呈していると嘆きます。小川さんは改めて普天間問題への米国の姿勢を説明し、「普天間問題は国内問題」と主張する根拠を示しています。

「素粒子」筆者は『フテンマ戦記』を読め

4月12日の朝日新聞夕刊の「素粒子」を見て、愕然とさせられました。冒頭に見識が疑われるようなことが書かれていたからです。

「沖縄の民意を顧みぬ辺野古移設。民主主義を標榜(ひょうぼう)する米大統領に問う。ライバル国の権威主義と、何が違うのか。」

「素粒子」は「天声人語」と並ぶ朝日新聞の看板コラムで、筆力に抜きんでたベテラン記者が担当することになっています。「天声人語」が教科書や入学試験の問題に採用されるように、「素粒子」も寸鉄人を刺すがごとき鋭さが小気味よく、朝日新聞の思想的な傾向に関わりなく、読む価値があるコラムだと思ってきました。1996年まで担当した轡田隆史さんのコラムは好きでしたね。現在の筆者は、論説委員の坪井ゆづる氏と惠村順一郎氏とのことです。

それがどうでしょう。辺野古に移設を決めた元凶を米国だと決めつけているではありませんか。これは、「ライバル国」として中国、ロシアを批判していることからも、よく言われるような朝日新聞の左翼的な傾向が原因ではありません。政治家、官僚、学者、マスコミをはじめとする日本人が外交・安全保障・危機管理を苦手としていることの現れなのです。

朝日新聞だけでなく、日本国民のほとんどが誤解してきたことですが、普天間問題は基本的に日本の国内問題なのです。返還までは日米交渉の対象でしたが、合意後は日本の国内問題として解決すべき課題となりました。それなのに、日本政府はその点を理解できず、一貫して米国側の顔色をうかがい続けてきたという点が問題なのです。

普天間問題に関する米国側の基本姿勢は、移設によって軍事的能力が低下せず、同時に負担軽減を進めて沖縄県民の対米感情を悪化させないようにする、という2点に尽きました。これは25年前も現在も変わりません。

あとは日本側が、米軍の作戦所要を満たし、沖縄県民の半数以上が受け入れに同意する移設計画を示すことです。しかし、日本政府は軍事の基礎知識すら持たない官僚機構に丸投げし、そこに生じた土木工事などの利権に日本側の政治家や官僚OBが群がり、辺野古案のようなおぞましい計画を生み出してしまったのです。

拙著『フテンマ戦記 基地返還が迷走し続ける本当の理由』(文藝春秋)で明らかにしたように、「米国の圧力」なるものは基本的にありません。普天間の40%のキャパシティしかない辺野古は軍事的に使い物になりませんが、それを連邦議会の政府監査院(GAO)が3回にわたって指摘しても、米国側が日本政府の「唯一の解決策」という方針に同調しているのは、圧力などない証拠ではありませんか。それなのに米国の責任にしてしまうのは、一種の陰謀論でさえあります。

「素粒子」の筆者には、拙著『フテンマ戦記』を一読してもらいたいものです。朝日新聞の幹部には送ってあるのですが、礼を言われることはあっても、いっこうに紙面に反映されないので失望しています。(小川和久)

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稲盛和夫が社員を「金の人材」に変身させるため毎日かけた魔法

企業の存続や成長は「成果」にかかっていると言っても過言ではありません。今回のメルマガ『戦略経営の「よもやま話」』では著者の浅井良一さんが、ドラッガーと稲盛和夫の言葉を引いて企業を成功に導く成果中心のマネジメントについて紹介しています。

成果が実現する場所 ミッションの共有

“成果中心”であるマネジメントにおいては「“成果”が実現され“収益”が得られる場所は“外部(市場)”である」ので、私たちが、顧客、社会の欲求・要望を満たすことで初めて実現されます。さらに、変化とグローバルな競争のなかで「一番であるもの(こと)」「今までになかったもの(こと)」という条件が付加されます。

いつもいつも繰り返し、またしつこく言うのですが、企業(組織)の存続・成長は、ひとえに市場が求めている「欲求に応えて評価され対価が支払われる」ことによって実現されます。これもまたしつこく言うのですが、場所や部分といった選択条件のもとで「一番になる」「今までになかった」を適えることで実現するのです。

場所や部分といった“選択領域”において「一番である」「今までになかった」を“変化”の中で実現させるのが“成果中心の戦略”です。他と同じことをしていては、競合には勝てません。戦略としては「違ったこと」「新しいこと」において、何らかの要因によって自身の“強み”が活かせることに集中するのです。

何時ものようにドラッカーから引用を行います。今回は“おさらい”も兼ねて一番基本のことから掘り起こして行きます。

事業の定義は「目標に具体化」しなければならない。そのままでは、いかによくできた定義であっても、優れた洞察、よき意図、良き警告にすぎない。

目標設定においても、中心になるのは“マーケティング”と“イノベーション”である。なぜなら『顧客が対価を支払うのは、この二つの分野における成果と貢献に対して』だからである。

マーケティングの目標設定に関して、興味深いことを言っています。

古代の偉大な科学者アルキメデスは「立つ場所を与えてくれれば世界を持ち上げて見せる」と言った。アルキメデスが言った「立つ場所が、集中する分野」である。集中することによって、はじめて世界を持ち上げることができる。したがって“集中する目標”は、基本中の基本というべき重大な意思決定である。集中についての目標があって初めて「われわれの事業は何か」との問いに対する答えも、意味のある行動に換えることができる。

「集中する目標」こそが、戦略なのです。

「われわれの事業は何か」という“立つ場所”を明確にしなければ“集中”できず「世界を持ち上げる」ことなどできないのです。そこで必須のとなる行為が「ミッション(使命)の宣言」であります。真っ当な世にある事業で“ミッション(使命)”を果たしていないものはなく、その意味を確かに意識することで“強み”がつくられます。

企業の命「お客様の声」を聞くためには、5つの準備が必要なワケ

「お客様の声」を知ることは企業にとって大切なことですが、それを受け付ける体制が企業側にも整っていなければなりません。そこで、今回の無料メルマガ『食品工場の工場長の仕事』では著者の川岸宏和さんが、お客様対応において備えるべきことを5つの項目に分けて詳しく解説しています。

お客様対応で備えること

お客様からのクレーム、情報などが掛かってくる可能性のある電話は、次の項目が満たされている事が必要です。直ぐに対応が出来なくても、近い将来には、備えることが必要です。

■電話受付の場合

・お客様専用電話であること
・呼び出し音が専用である事
・お客様の電話番号が見られること
・過去に掛かって来た方は、名前が出ること
・対応する前にこの電話は、録音されている事を告げるアナウンスが流れること
・録音ファイルはパソコンで管理出来る事
・録音ファイルは、自動で文字起こしが出来る事
・話し中の場合、「現在他の電話対応をしています」等のアナウンスが流れること

■ネット受付上の注意点

・ネット上から電話を掛けて欲しい旨の要求に対応出来ること
・ネット上から連絡が来たときには、自動返信メールでどのくらいで回答するか伝える事
・メールなどで回答するときには、内容を二次利用しない事を明記の事

■郵便、fax等で受付の場合

・郵便がいつ着いたか、封筒などの表面に記載の事
・郵便封筒など廃棄せずにすべて保管の事
・電話で内容確認する場合は、録音出来る電話で行う事

■対応で注意する事

・電話に出られる方は、メモ、筆記用具を準備
・「お電話ありがとうございます。○○会社の○○です」
・常に情報を伝えて頂き「ありがとうございます」の立場をとること
・電話に出ている方が、最終対応までの権限を持っていることを伝える事
・クレームを調査し報告する場合は、期日を切り、随時報告すること
・文章で報告するときは、ネット上にアップするなどの二次利用を禁止する旨を記載の事

■対応する前に準備すること

・過去にも連絡を頂いた方とのすりあわせが直ぐにできること
・内容別の対応マニュアルを作成しておく事
・回収が必要な場合は、何時、誰が行くかを明確に伝える事
・食べ方、調理方法などの問い合わせは、ショートメールなどで、WEBページを伝える事

私のお話が皆さんの工場管理を、耕し続けるヒントになれば幸いです。

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セブンイレブン創業者・鈴木敏文はいかにして常識を覆してきたか

「チャレンジなくして成功なし」とはよく言われますが、周囲の反対を押し切り結果を出し続けてきた方の言となれば、その説得力もより大きなものとなります。今回の無料メルマガ『致知出版社の「人間力メルマガ」』ではセブン-イレブンの創業者として知られる鈴木敏文氏が、自分から一歩踏み出す挑戦の重要性を力説。「信念ある挑戦が世の常識を変える」という、ビジネスの現場で得た実感を語っています。

「セブン-イレブン」を立ち上げた鈴木敏文氏が伝えたいこと

日本最大のコンビニチェーン「セブン‐イレブン」をゼロから立ち上げた鈴木敏文氏。

この挑戦を成功へと導いたものは何だったのでしょうか。鈴木さんにご自身の体験から掴んだ成功の要諦、20代へのメッセージとは。


コンビニ事業の成功の根底には、常にお客様の立場で考えるという変わらない視点があった。「日々の仕事は与えられるものだから、挑戦はできない」と考える人もいるかもしれないが、そうではない。仕事は皆に同じように与えられるからこそ、自分から一歩踏み出す挑戦が必要なのである。

自発的に挑戦していると、必然的に仕事は面白味を帯びてくる。言われたことだけをやっていたら仕事がつまらないのは当然だ。だからどんな仕事であれ、挑戦することが不可欠だ。「こんな仕事は面白くない」、そうぼやく声をよく聞くが、それは挑戦意欲がないからであり、「自分は駄目だ」と公言しているのと同等である。

繰り返しになるが、世の中は常に変化していく。故にその時代、その年齢に相応しい挑戦をしていくことが大切だ。例えば私は88歳になったけれど、「もう歳だから駄目」なんてことはなく、「その歳なりに挑戦することがある」と思っている。

中でも20代というのは、何にでも挑戦できる最高の駆け出しの時期である。責任ある立場でないからこそ、失敗を恐れず挑戦してほしい。勉強にしろ読書にしろ、恋愛事だってすべて挑戦だ。だからこそ、20代はいろいろなことに興味を持ってほしい。

セブンイレブンはいまでこそ当たり前のようにお弁当やおにぎりを売っているが、当初は反対の嵐だった。家庭でつくるものであるお弁当やおにぎりをわざわざ店で買う人がいるのかと。

それでもコンビニ事業をスタートした時と同様、信念を貫き通して1976年に開発を始めたところ、確かに最初は一日に一店舗で2個か3個しか売れなかったが、いまではおにぎりは年間22億個も売れるようになっている。常識を覆すことができたのである。

おでんの販売やプライベートブランドの開始、セブン銀行の立ち上げなども同様だ。周囲から「無理だ」と猛反対を受けながらも常に挑戦し続けることで、道を切り拓いてきた。

皆が一様に賛成することは挑戦する価値のないことであり、皆が反対することにこそ、未来を切り拓く宝が眠っている。つまり、困難の中にこそ挑戦する価値があるのである。

信念を持って挑戦し続けていると、世の中の常識のほうが変わっていくものだ。それがビジネスの第一線を走り続けてきた私の実感である。

※ 記事は月刊『致知』2021年4月号 連載「20代をどう生きるか」より一部抜粋・編集したものです


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