え、なにこれ。2月に振り込まれた年金額がちょっとだけ多い理由

年6回振り込まれる年金ですが、「2月の金額、ほんの少しだけど多くない?」と首をかしげている方もいるかもしれません。なぜそのような現象が起きるのでしょうか。今回の無料メルマガ『年金アドバイザーが教える!楽しく学ぶ公的年金講座』で著者のhirokiさんが、その理由を解説しています。

なんでだ!?毎年2月の年金振込額が数円違う理由

2月は所得税の源泉徴収の関係があって、振込金額がいつもと違う事はよくあります。

●「年金振込額が凄く減ってる!」という苦情はなぜ2月に多いのか」(まぐまぐニュース参考記事)

年金の振り込みって「いつもと振込金額が違う!」っていう事がよくあるのですが、その中でも2月はほんの数円だけなんか違うっていう事が今はあります。

年金ってあまり信用されてないから、金額がいつもと違うともしかして年金機構がなんか計算間違ってるんじゃって思われがちというかですね^^;まあ、10年ほど前にあった年金記録問題の事もありますので、疑う事も必要です。

●「結局、あの『消えた年金記録問題』とは一体なんだったのか?」(まぐまぐニュース参考記事)

ところで、2月は年金振り込みが約数円とかの違いで微妙に多めに振り込まれていたのではないかと思います(全員ではないですが)。これは結論から言うと年金の端数処理の問題です。気にしない人は気にしないんですが、受給者様によっては1円単位まで細かく何でこうなんだ!!根拠を出せ!って細かい人もいるからですね^^;

というわけで今回はちょっと年金の端数処理についておさらいですね。

接客のプロが教える、お客が店に入りやすくなる店員の「待ち方」

売上アップのためにも重要とされる「待機姿勢」。そんな、お客様を待つときの店員の姿勢が、来店客数を伸ばせない原因になっていることもあるといいます。今回の無料メルマガ『販売力向上講座メールマガジン』では著者で接客販売コンサルタント&トレーナーの坂本りゅういちさんが、その理由と改善策を記しています。

まず「待ち方」を変えてみる

これまでの経験上、お店が真剣に売上アップをしていきたいと考えているならば、まず、待ち方を変えてみることが重要だと思います。

待ち方とは、お客様が来店されるまでの間、一般的に、「待機姿勢」などと呼ばれるような部分のことですね。待ち方を見直すことで、お店の売上が改善されることは、実は決して少なくない話です。

待ち方は、お客様の来店数に影響を与えます。待ち方が良くないお店では、お客様の来店数や、店内の回遊時間などが下がります。逆に、待ち方がちゃんとしているお店では、来店数自体が増えたり、お客様が店内を回遊する時間が伸びることもあります。

売上を上げるためには、一客あたりの客単価を上げることと同時に、客数を増やすことも大事になってきますので、待ち方を変えて、客数が増えれば、売上向上につながるのです。

では、具体的に、どんな待ち方をすれば良いのでしょうか?これについては、過去にも「ゼロアプローチ」という言葉の中で度々お伝えしてきています。「ゼロアプローチ」については今回は省きますが、基本的に、良い待ち方とは、「動的待機」です。「動いて待つ」ということですね。

ただ、この言葉自体は知っていても、本質的な意味を理解できていない人を多く見かけます。ということで、「動的待機」とはどういうことか、一度整理して確認してみましょう。

まだ復興は終わっていない。教師が語る、8年経った南相馬の現状

あの東日本大震災から、8年。今年もさまざまな報道がなされましたが、復興が順調に進んでいるとは言いがたい側面もあるようです。今回の無料メルマガ『「二十代で身につけたい!」教育観と仕事術』では、現役教師でこれまで何度も復興支援ボランティアとして南相馬市に入っている松尾英明さんが、つい先日、3月9日の作業を通じて見えた「事実」を記しています。

よくはないが、よくなってきている 成立する二つの事実

3.11である。震災からちょうど8年が経過したことになる。

9日、また南相馬へボランティアに行ってきた。今回はそのレポートと気付き。

南相馬のボランティアセンターには、3.11直前の土曜日ということで、たくさんの人が集まっていた。中には、海外の若い人たちも参加していた。

海外からも「何かしよう」という人がいること。国という単位は生活の上で必要だが、国境を越えて同じ仲間として活動しようとする人がいる。希望のもてることである。インターネットの国境がなくなったこれからの世界は、現実の面でもそうなっていくのかもしれない。

さて、例のごとく依頼内容は、お得意の「竹林伐採」である。8年間以上手つかずの竹林というのは、密度が違う。今回の任務は「完了」「ゴール」ではなく、長距離リレーの第一走者のような感じである。そして「被災地に学ぶ会と他団体との合同作業である。とにかく角の一画をどうにかしようということで作業を開始した。

竹林伐採作業は、大きく6つの作業が入る。

0.下草刈りと作業場の確保
1.チェーンソーで竹を伐採
2.枝打ちと枝部分の処理(機械で粉砕)
3.50センチの長さに切り分ける
4.竹内部の節に穴を開ける(燃焼時の破裂事故を防ぐため)
5.処理場へ運搬

なかなかに、煩雑な作業である。量が多く、とにかく進まない。竹もまあすくすくとよく伸びていて、一本一本の作業量が多い。しかし、やらねば進まない。どんどんやる。

今回私は、初のチェーンソー使用担当である。使い慣れた人の数が足りなかったからである。エンジンのかけ方から分からず始めたが、慣れてきたら段々手際もよくなってきた。竹は丸く空洞なので、丸の形に沿ってチェーンソーの根本部分を当てていくとうまく切れた。大きな竹は切りきってしまうと、切れた瞬間にチェーンソー上に竹の全ての重さが載ってしまうので、注意が必要である。

なぜ「人に教えること」を前提に勉強すると高い効果が上がるのか

「教えることは二度学ぶこと」とはフランス哲学者シューベールの名言ですが、自らの知識・経験を他人に教える時に、自分がいかに分かったつもりだったかを思い知らされることはよくあります。今回の無料メルマガ『弁護士谷原誠の【仕事の流儀】』では著者で現役弁護士の谷原誠さんが、「より理解を深め記憶に刻み込む」ための勉強法として、「他人に教えるつもりで学ぶ」ことを提唱しています。

他人に教えるために勉強する

こんにちは。弁護士の谷原誠です。

学校に通っている時も社会に出てからもずっと勉強が必要です。私は弁護士なので、新しい法律ができたり、法律改正があったりするたびに勉強をしなければなりません。また、全ての法律が頭に入っているわけではないので、普段仕事をするたびに勉強しているといってもよいでしょう。皆さんも色々な仕事をしていると思いますが、それぞれ、日々勉強しなければならないのではないでしょうか。

勉強するときには、本を読んだり、セミナーを聞いたり、色々な方法がありますが、ただ本を読むだけだと、字面を眺めているだけで頭に入ってこない、ということがあります。よく聞くことだと思いますが、勉強でかなり高い効果を上げるのが勉強したことを他人に教えるという方法です。

私は、セミナーや研修講師を頼まれることが多いのですが、準備をする時は勉強をします。その勉強の際は、他人に教えることを前提として勉強します。

1人で学んでいるときは、多少内容を理解していなくても先に進んでしまうのですが、他人に教える以上しっかり理解をし記憶に定着させないといけないので、そこにとどまり、理解できるまで読み直したり、他の文献を参照したり、というようなことをします。それによって、理解が深まるとともに記憶に定着することになります。「勉強したことを他人に教える」勉強法の効果を日々体感している、ということです。

私の事務所では、毎月勉強会をしていますが、たまに、「自分が興味のある法律を勉強し、それを30分程度で他の弁護士に教える」という勉強会を開催することがあります。これは、他の弁護士のためではなく、発表者のための勉強会です。他人に発表するために勉強するので理解と記憶の定着が強くなるということを期待しているものであり、効果を上げています。

したがって、可能であれば、勉強したことを他人に教える機会を作ることをおすすめしますが、それができなければ、「読後他人に内容を教えるつもりで勉強することをおすすめします。本を読んだ後に、1人で受講者なしのエアーセミナー」をやってみてもよいと思います。

工夫次第で、色々効率を上げる方法がありそうですね。

今回は、ここまでです。

image by: Shutterstock.com

新しいことを始めるとき道具にカネをかけない人が上達しないワケ

例えばゴルフなどは、最初に使う道具は先輩からもらったおさがりやホームセンターで安売りしているセットで済ますことがままあります。しかし、今回の無料メルマガ『サラリーマンで年収1000万円を目指せ。』では著者の佐藤しょーおんさんが、本気でものにしたいならまずは道具に金をかけるべしとし、その根拠を記しています。

新しいことを始める時には

本当はこのエントリーは新年に出したかったんですが、タイミングがズレてしまいました。まさか来年の新年まで待つのはイヤなので、ここで公開します。

みなさんは、今年何か新しいことを始めましたか?

ええと、良く考えたらこの数年ひとつも始めていません、と言う方は、この先の人生がドンドンショボくなりますから何か始めた方が良いですよ。これは趣味系でも、勉強系でも、教養系でも、体育系でもなんでも良いんですよ。

全く知らなかった世界に触れる、その世界からエネルギーをもらうということが目的なんですから。

ところが、折角始めたのならば上達したい人に自慢できるようになりたい副業が出来るレベルになりたいみたいな承認欲求が立ち上がる人もいますよね。

え?そんなつもりは全く無いって?そういう人は今日のエントリーは飛ばして下さい。

始めた以上、上達したい!もっと深く知りたい、人に教えられるレベルになりたいと考えるのは非常にまともというか、良くあるパターンですよね。ところがこの願望が成就する人って驚くほど少ないんですよ。その理由がどこにあるのかというと、簡単に言えば、

 ■ おカネをケチるから

なんですね。

  • まだ初心者だし…とか
  • そもそも続けられるか分からないし…とか
  • 最初は試しだから安いヤツでも良いかと

みたいに考えてしまうんですよね。特に道具が必要な趣味系や体育系では

 ● 可処分所得の限界までドカッと資本投下をする

のが結局は長続きに繋がるんですよ。

私の記憶が正しければ、将棋界の第一人者だった大山康晴永世名人が、「どうやったら将棋が上手くなりますか?」と訊かれて、

 ● 良い駒と盤を使いなさい

って答えたんですよ。勉強方法とか、戦法とかを訊いたつもりだったのに、返ってきた答えが駒と盤におカネを掛けろですからね。安物のチャチイヤツを使っているから情熱が高まらないのだと氏は知っていたわけですね。

メジャーリーグのイチローだって子供の頃に買ってもらったグラブが小学生なのにプロ仕様だったというのは有名な話でしょ。ここで子供用とか、初心者用ってのを親が買っていたら、今のイチローは存在していないかも知れないんですよ。

斯く言う私も、数年前にギターを再開した時に買ってしまったのが、これですから。

リッケンバッカー(Rickenbacker) 325|エレキギター 通販・価格比較

ん?ってかメチャメチャ値段が上がってるじゃないですか。私のは中古ですからこんなに高くなかったんですが、それでも免許取り立ての初心者がフェラーリを運転するような感じだったのは間違いありません。

おカネを掛けると何が良いのかというポイントをいくつか書くと、

 ● 道具が良いと上達しやすい

というのがあるんです。ギターなら弾きやすさとか、音の良さとか、メカニカル系だと壊れにくさとかもあると思うんですよね。やっぱり高いヤツってモノが良いんですよね。

私が中学の頃に買ってもらったギターは、モーリスという日本ブランドの3万円のだったんですが、今なら持った瞬間、手に触れた瞬間に、「こりゃ無いわ」と感じるレベルのモノだったんですね。

もうひとつは、

 ● 清水の舞台から飛び降りちゃった効果

が期待出来るというのがあります。自分の経済状況でマックスの金額を投下したら簡単に諦めるわけにはいきませんよ。3万円のギターなら、まだ諦められますが、ゼロがひとつ増えたら、こんなところで止めるわけにはいかないぞって思えますよね。

というか、そう思える金額を張り込むというのが正しい姿勢なんですよ。

その責任、親が取れますか?叱られすぎて育った子供の悲惨な将来

子どもの行動に対して「何度同じ事を言わせるの!」とつい叱ってしまうこと、ありますよね。そして我を省みたときに「自分のことを棚に上げて」と反省するなんてことも。今回の無料メルマガ『親力で決まる子供の将来』では著者で漫画『ドラゴン桜』の指南役としても知られる親野智可等さんが、自らの行動への反省をもとに、子どもの成長を促す接し方を記しています。

「何度同じことを言わせるの!」という叱り方はムダ。子どもは失敗を繰り返すもの

「何度同じことを言わせるの!」と子どもを叱っていませんか?そんなこと言っても仕方がありませんよ。子どもというものは同じ失敗を繰り返すものですから。というより、そもそも人間とはそういうものなんじゃないでしょうか?

私もよくやっています。「よくもまあ懲りないものだ」と自分であきれるくらいです。「メルマガを配信したら、その都度必ず配信記録をつける!」と決めたのに、すぐ忘れてしまいます。そして、3、4回分をまとめて記録したりします。

「明日から必ず朝6時に起きる」と、もう何度決意して自分に言い聞かせたかわかりません。もちろん、一回決めて自分に言い聞かせて、その後しっかり実行できることも、たまにはあるのですが、数は少ないです。

あなたも同じことを何度も自分に言っていませんか?「ようし、夜の9時以降にケーキを食べるのは今日を最後にしよう」とか、なんとか。「今日から、毎日腹筋を10回やるぞ」とか、なんとか。「今年から、毎日5分は整理・整頓タイムを取るぞ」とか、なんとか。

そして、自分のことは許せてしまうものですね。自分は許すけど子どもは許さないというのではいけません。「自分は許すけど子どもは許さない。だって、子どものためだから」などという言い訳はしないようにしましょう。

ということで、「何度同じことを言わせるの!」などと言っていないで、何度でも同じことを言ってあげてください。そんなことは自立とはぜんぜん関係ないことです。

● それは単なる「便利な子」。本当に「自立」した子どもの育て方

繰り返しますが、子どもは毎日同じ時に同じ失敗をするものです。それは、生まれ持った資質に寄るところが大きいので仕方がないのです。

だらしがない、片づけができない、テキパキできない、マイペースで何をやっても遅い、こういうのはすべて生まれ持った資質です。こういったものが「子どものうちならなおるというのは迷信です。

● 教育評論家が断言、「子どものうちなら直る」はむしろ真逆だった

官製相場の限界。日経平均にもNY株にも出た、株価大暴落のサイン

先日掲載の「増税延期の可能性も。内閣府発表『景気すでに後退入りか』の衝撃」でもお伝えしたとおり、政権が強調するアベノミクス効果に疑問符がつき、少子化問題も有効な政策もなされぬまま放置され続けるなど、ますます見通しが暗くなってきたように思われる我が国の未来。日本はこの先、沈んでいってしまうのでしょうか。今回のメルマガ『国際戦略コラム有料版』では著者の津田慶治さんが、世界経済の潮流を分析するとともに、日本は少子高齢化に適合した構造改革と新しい産業を興すしかないとし、その具体的な方法を記しています。

三尊天井の形成

NY株も日経平均も高値圏での暴落サインである三尊天井を形成した。このため、今後株価は大暴落になる可能性が出てきた。今後を検討しよう。

日米株価

NYダウは三尊天井を形成した。第1の山が、2018年01月22日26,616ドル、谷が2018年3月26日23,344ドル、第2の山が2018年10月01日で26,951ドル、谷が2018年12月24日21,712ドル、第3の山が2019年2月28日26,241ドルで、3月8日25,450ドルと下落で三尊天井が形成された。

日経平均株価も三尊天井を形成した。第1の山が、2018年01月22日24,129円、谷が2018年3月26日20,347円、第2の山が2018年10月01日24,448円、谷が2018年12月24日18,948円、第3の山が2019年3月4日21,860円、3月8日21,025円と430円安で三尊天井が形成された。

日米株価ともに三尊天井を形成したが、第1の山で高値トライ、第2の山で高値トライして更新できたものの力尽き、第3の山で越えられないことが、確定してショートやロングの利食いで大幅に下がる事になる。

ECBのドラギ総裁が早期の利上げをしないと宣言し、金融緩和の方向も示唆したことで景況感が大きく転換した。世界の主要国中銀の全「ハト派化」の裏には世界経済減速懸念がある。

そして日本も景況感が下がったが、株価の維持をNY株価上昇期待と日銀のETF買いでしたが、中国経済の減速で、ルネサスが半導体工場を2ケ月間も操業停止というし、外食産業も赤字に転落や減収減益になり、全般的に企業業績が落ちている。それを中央銀行が買い支えても無理がある

米国は日本とは違い、景況感が悪くない。雇用統計でも2万人増と予測値18万人増より大きく悪いが、賃金上昇が3.4%増になり、労働参加率も63.2%で高水準維持している。

製造業の景況感もよく、米貿易赤字が過去最大8,787億ドルと増大したが、米中貿易戦争の良い面も出ている。その分、NY株価の下落も小さい。

その上で、NY株価を高値維持しているのは、FRBの利上げ停止と米政府の強力なPKOと自社株買いであり、官製相場であることは間違いない。米政府の強力なPKOでNY株価もピーク株価の近くまで来た。

もう1つの上昇要因が、2018年7月にはAI投資がNY株の取引量の半分になったが、まだAIの学習が十分ではなく、新聞の見出しを重視しているために、上にも下にも大きく振れるため、ここまで上昇したようだ。AIの学習が進むと上下の幅は徐々に小さくなるかもしれないが、現時点は振れ幅が大きい

しかし、米国の対中関税UPで中国経済が減速し、その影響で欧州や日本経済が明確に減速してきたが、まだ製造業が堅調で米国経済の減速は限定的である。しかし、今後の世界経済の減速で米国も影響を受けることになる。

その上に、日本の1月景気動向指数一致CIが前月比-2.7になり、ECBもハト派になったことで、急激に景気減速観で高まり、この日米の官製相場の限界に来たようだ。

ということで、AI投資も相まって、世界的な株価暴落になるようだ。日経平均は、19,000円割れの可能性も高い。そして、エリオット波動のCで奈落の底に落ち、今相場は完全終局になる。そして、上げ相場になるまで当分かかる

そして、前回述べたように、景況感が悪いのでインバース系の持ち高が極端に増えて、強気筋が株価を踏み上げて、投げ売りを誘っていたが、このコラムの読者の多くも、空売りかインバース系に投資していると思うが、今回は弱気筋の勝利になる可能性が高まったようである。

探偵が脅迫覚悟で暴露。女子中学生髪切り事件の驚くべき異常事態

以前掲載し大きな反響があった「探偵が激怒。女子中学生髪切り事件の黒塗りだらけな調査委員名簿」では、事件が起きた山梨市の学校関係者や教育委員会の異常性をお伝えしましたが、さらに驚きの新展開があったようです。今回のメルマガ『伝説の探偵』では現役探偵で当事件の被害者に寄り添い続けている阿部泰尚(あべ・ひろたか)さんが、脅迫を受けること覚悟で「山梨市の異常な教育自治」を暴露しています。

【関連記事】● 探偵が激怒。女子中学生髪切り事件の黒塗りだらけな調査委員名簿

山梨、髪切り事件に新展開が!異常な教育自治が明らかになる

2019年2月26日、前日あたりから情報は入っていたが、驚くべき事態が起きた。多くはこう報道された。

山梨県山梨市教育委員会は、市立中学校で2016年6月に当時2年生だった元女子生徒が女性教諭に校内で髪を切られた後、不登校になった問題を調査した第三者委員会の最終報告書を公表した。本人から髪を切る同意を得ていたが、保護者への事前確認を怠り、美容院へ行くよう促すなどの代替措置を取らなかった点などを「不適切な対応だった」と指摘した。報告書によると、元生徒はいじめアンケートに体のにおいに関する周囲の反応を記載。

はっきり言うと、重要な点が全く違うのだ。この報道のみ見れば、まるで髪切りの被害者はモンスターに思えてしまうだろう。

第三者委員会黒塗り開示事件

そして、この髪切り事件は、そもそも第三者委員会のメンバーが黒塗りで表示されていたことが問題となっていた。被害側は、これを不服として審査請求をしていたが、結果的に開示されている。

20190311_abe01

1.の人物については、当時の被害側についていた弁護士の事務所の近くに事務所を構えているそうだが、それ自体は問題とならないだろう。

2.の人物は問題山積みである。この人物は被害者側が相談していた機関の職員であり相談員の直属の上司であった。センターでは問い合わせはないとしているが、中にいる人間がいちいち問い合わせをするであろうか…。

3.の人物は、スクールソーシャルワーカーの派遣元の所属であり、存在としては近いと言える人物である。

4.の人物は、確かに心の専門家であるが、小児脳神経学が専門であり、本件事案に係る問題との専門性については」がつく。

審査請求に関する答申によれば、山梨市教育委員会が、「学校事故詳細調査会名簿」を非公開にした大きく2つの理由(公開すると圧力をかけらる、個人情報である)についてを認められないとしており、調査委員の氏名が公表された場合に前述2.にあたる人物について「相談支援業務に支障がある」または「調査委員を続けられなくなる」について蓋然性があるとは言えず、これら特定によって不利益が生じるようであれば、それは「そもそもの人選に問題があったに過ぎないとしている。

つまり、山梨市教育委員会が名簿を公開しなかったのは、それが明らかになることで、人選問題が発生することを予め分かった上で、被害者側への公開を拒み、黒塗りにしたのである。

さらに髪切り事件から不登校に至った後に立ち上がった中学校の調査会はもっと酷いものであった。なんと髪を切った教員といじめに関する指導本件では被害者に対する人種差別問題も大きく絡むにおいて差別的発言をしていた教員もこの委員会の構成メンバーとなっていたのだ。