香港でも嘘をつく中国。怒った英も参戦する米国覇権戦争の情報戦

激しさを増してきた、米中覇権戦争における「情報戦」。その一環とされる「中国によるウイグル人弾圧の実態暴露」に、英国も本格参戦し始めましたが、その裏には香港デモにより悪化した「英中問題」も絡んでいるようです。今回の無料メルマガ『ロシア政治経済ジャーナル』では著者で国際関係ジャーナリストの北野幸伯さんが、複雑な英中関係を解説するとともに、米英がこぞって批判する中国のトップを国賓として招く日本の愚かさを改めて批判しています。

米英の【中国悪魔化】情報戦が進んでいる

皆さん、「世界で何が起こっているか知りたい」と考えておられることでしょう。その為にもっとも必要なことは何でしょうか?一つのフレーズを、頭の中に叩き込んで、忘れないことです。そのフレーズとは何でしょうか?【米中覇権戦争が起こっている】です。

特に、「戦争」という言葉が重要。これ、「たとえ話」ではありません。「ほんまもんの戦争」が起こっている。アメリカも中国も「核大国」。だから、「戦争」といっても、大規模な「戦闘」は起こりにくい。それで、「別の形態」の戦争が起こる。

  • 情報戦
  • 外交戦
  • 経済戦
  • 代理戦争

今、世界では、これらの戦争が起こっている。「関税引き上げ合戦」「ファーウェイ問題など経済戦ばかりに目が行きがちですが。実をいうと、情報戦も非常に大事です。というのは、情報戦なら、アメリカは圧倒的に有利だから。なぜ?

中国には、情報戦のネタがゴロゴロしている。中国は、共産党の一党独裁国家である。中国は、神様を否定している(これ、キリスト教が強い欧米では特に重要。イスラム圏にもアピールできる)。中国には、信教の自由、言論の自由、結社の自由がない。中国は、チベット人120万人を虐殺した。中国は、ウイグル人100万人を強制収容所に閉じ込めている。これらの事実は、世界中の人が知っていることです。

しかし、2018年7月に米中覇権戦争が勃発するまで、ほとんど注目されていなかった。なぜ?皆、「チャイナマネー」が欲しい。だから、「人権」「民主主義」などにうるさい欧州もアメリカもだまっていた。欧米は、明らかに、金 >>> 人権 だったのです。

日本だって他国のことはいえません。1990年代、2000年代、日本企業は、こぞって中国に進出していった。これらの企業は、中国がひどい人権侵害国家であることを知らなかったのでしょうか?もちろん知っていたでしょう。ですが、数十分の1という賃金水準13億人の市場という【大金を前にして、人権という言葉は全然意識されなかったのです。

米英は、真剣に中国【悪魔化】に取り組み始めた

情報戦の目的は何でしょうか?そう、敵国を悪魔化】することです。なぜ?「悪魔化」すると、国々は「悪魔のような国とはつきあいたくない」と思うでしょう。要は、「村八分」にする。敵国を孤立」させる。

国内むけの理由もあります。敵国を「悪魔化」させることで、たとえば敵国に経済制裁するのも「やむなし」と国民に納得してもらう日本も、米中に「情報戦」でやられた過去があります。日本の世界支配計画書「田中上奏文」が拡散され、「世界支配を画策する悪の帝国」にされてしまった。

今、アメリカは、かつて日本にしたのと同じことを中国にしている。違いは、「日本には世界支配計画はなかった」ですが、中国は実際に100万人のウイグル人を強制収容していること(これは、国連も認めている事実です)。

昇進したのに貰える給料が下がる『賃金の逆転問題』はなぜ起きる

労働条件の決定や労務管理について経営者と一体的な関係にある場合に当たる管理監督者のリスクは、今回の「働き方改革」で触れられなかった問題のひとつですが、いったいどのような問題なのでしょうか。今回の無料メルマガ『新米社労士ドタバタ日記 奮闘編』では、管理監督者について詳しく解説し、そのリスクについても会話形式で詳しく紹介しています。

管理監督者のリスク

働き方改革がどんどん浸透して来ている。年次有給休暇の5日付与、長時間労働の上限規制、フレックスタイム制、中小企業の時間外労働60時間の猶予措置がなくなる。そして、まもなく同一労働同一賃金…。

ただ、定額時間外手当について、管理監督者についての未払い賃金問題はクリアにはなっていない。今回は、管理監督者のリスクについて取り上げたい。


新米 「そもそも管理監督者っていうのは、『労働条件の決定その他労務管理について経営者と一体的な関係にある者』って言いますが、この経営者と一体っていうのが、どうもよくわからないんですよね。お客様にも上手く説明できなくて困っています」

深田GL 「管理監督者に当たるかどうかは、肩書や職位ではなく、その労働者の職務内容、責任、権限、勤務態様、待遇などを踏まえて実態で判断されるんだよ。確かに奥は深いね」

所長 「管理監督者の労務上のポイントをおさらいしておこうか。
    1.時間外労働:1日8時間、週40時間や時間外労働の概念がなくなるため、労働時間数の上限規制はなく、時間外手当は不要。しかし、管理監督者であっても、深夜労働は適用される。よって、深夜時間(22時~翌5時)の労働には、深夜手当として割増賃金の支払いが必要」

新米 「はい」

所長 「2.休憩:勤務の途中の休憩取得がなくても法律違反ではない。
    3.休日:週1日(又は4週4日)の法定休日の規制も受けず、休日手当の支払いは不要。
    4.休暇:『休暇』に関する規定は適用される。よって、年次有給休暇は一般の労働者と同様に付与する必要があるし、慶弔休暇など制度があれば、管理監督者であることを理由にその対象外とはできない」

大塚 「育児休業、介護休業も同じですよね」

E子 「もちろんよね」

所長 「5.勤怠管理:管理監督者は、タイムカードなどによる労働時間管理を原則とすることなどを定めた『労働時間の適正な把握のために使用者が講ずべき措置に関するガイドライン』の適用対象外。ただし、『健康確保』の観点から、使用者に適正な労働時間管理を行う責務があるため、労働時間把握措置を講じることは必要だ」

新米 「ありがとうございます。要は、社内で部長や課長などの管理職に就いていても、それなりの権限や待遇がない場合には、法律上の管理監督者としては認められないってことですよね」

深田GL 「そういうことだね」

新米 「そこまでは答えられても、具体的に質問されると、どう答えていいのやらわからないんですよねー」

大塚 「中小企業では、よく課長以上は管理職だからって言われることも多いですが、実際には法律上の管理監督者とは言えないんですよね」

深田GL 「前職でも、課長以上は時間外手当がつかなくなって、時間外手当が付く係長の方が月の給与は多かったなぁ…。そういう逆転現象が毎月当たり前だったよ」

新米 「それは問題ですね。その分は賞与で調整するってことになるんですか?」

深田GL 「そういうことだろうね。実際に当事者になるほど、長期間勤務していなかったからわからないけど」

E子 「明確な基準がないため一線を引くのは難しいけれど、待遇面が不十分な場合、特に管理監督者になって残業代の支給対象外となることで、管理監督者になる前や時間外手当が支給されている部下よりも賃金総額が少なくなる、いわゆる『賃金の逆転現象』が起きている場合は、多くの場合管理監督者性が否定されてしまうから、 注意は必要ですよねぇ」

新米 「やっぱり逆転現象が出たらアウトなんですね」

あなたは何問正解できますか?奥深い日本語のルールクイズ4選

他の言語同様、日本語にも数多くのルールが存在しますが、普段はほとんど意識しないものです。そんな日本語について、クイズ形式で文字表記のルールを楽しく紹介してくださっているのは、無料メルマガ『1日1粒!『幸せのタネ』』著者の須田将昭さん。あなたは全問正解できますか?

文字表記のルールクイズ

「常用漢字表」や「送り仮名の付け方」、「現代仮名遣いなどのルールを基準にしたクイズです。よくある「仲間外れを探せ」パターンです。例えばこういう感じです。

■例題

【「常用漢字表」と地名】

  1. 鶴岡(山形県)
  2. 鹿島(佐賀県)
  3. 熊野(三重県)
  4. 三鷹(東京都)
  5. 亀岡(京都府)

新しい「常用漢字表」となって各都道府県は全部常用漢字表で表記されるようになりましたが、地名全てが常用漢字で表せるわけではありません。いわゆる「表外字」がたくさんあります。この問題では、「鶴・鹿・熊・鷹・亀」と、動物の漢字が入った地名を取り上げて、常用漢字かどうか、そこを見極めよう、という問題です。ちょっとマニアックですが…

正解は、4.が仲間外れ。「鷹」は表外字で、他は表内字です。

では、「送り仮名の付け方」から見てみましょう。

■第1問

  1. 味わう
  2. 群がる
  3. 断わる
  4. 和らぐ
  5. 関わる

■第2問

  1. 著しい
  2. 勇しい
  3. 悔しい
  4. 珍しい
  5. 恥ずかしい

第1問では「3.断わるが間違い。本則では「断る」です。「断わる」と表記するのは「許容」の中に入っています(そう書いてもいいけど…というニュアンス)。他は「例外」で、一般的なルールとは違うけれども、これらはこう送り仮名を送るように、とされています。

第2問は、「2.勇しいが間違い。「勇ましい」とすべきところです。他は本則通りです。

次は「現代仮名遣い」や「外来語の表記」、つまり平仮名、片仮名です。

■第3問

  1. 催す
  2. 憤る
  3. 通る
  4. 凍る
  5. 放る

■第4問

  1. チューニング
  2. キャンパス
  3. シンフォニー
  4. チャーミング
  5. シュール

第3問は、「オー」と伸ばす音の表記です。「オ列長音」は「お」とするか「う」とするかで分かれました。正解は5。「放る」は「ほうる」です。他は「もよおす・いきどおる・とおる・こおる」と「お」で表記です。

第4問は簡単かもしれません。「3.シンフォニーが仲間外れ。これの「フォ」の音が、日本語にない音で、外来語を書き表すために使われる表記です。

使い慣れている日本語なのに、急に聞かれると、あれ?どうだったかな?と思うこともあると思いますが、時々こういうのをしてみるのも楽しいと思います。

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浜辺美波、「最近ふっきれました。今回なんて白目むいて寝ていますから(笑)」

『君の膵臓をたべたい』で儚げなヒロインを演じ、一躍脚光を浴びてから早2年。『センセイ君主』や『賭ケグルイ』などで振り切れた演技を披露し、最近はコメディエンヌとしても覚醒しつつある浜辺美波が、謎の美人女子大生探偵を演じる本格ミステリー『屍人荘の殺人』が12月13日より公開されます。2017年に刊行されるや、「このミステリーがすごい2018」をはじめ、主要ミステリーランキングで1位を獲得した話題作の映画化。原作小説の大ファンだったという浜辺美波をMAG2 NEWSが直撃取材してきました。

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『君の膵臓をたべたい』が、彼女の代表作になる。

2年前にMAG2 NEWSでインタビューした17歳の浜辺美波をこう伝えた。透き通るような存在感と癒やしのボイスで、映画界のニューヒロインとして脚光を浴びたのも束の間、彼女はまたたく間に正統派から特異な役まで圧倒的な存在感を示す女優に成長し、今もなお数々の「代表作」を生み続けている。

今や10代トップ女優にのぼりつめた彼女が次に演じるのは、不思議ちゃんキャラの大学生・比留子。機転を利かせて推理をする聡明なお嬢様ながら、無邪気でどこか抜けているお茶目な役柄。才色兼備でともすると嫌味にも見えかねないキャラクターだが、浜辺美波はこのクセの強いキャラさえも自然に演じきっている。現場では原作にも台本にもないアドリブの演出が飛び交ったという本作、19歳になった浜辺美波がどのようにしてこのキャラをものにしたのか、斬新なミステリー『屍人荘の殺人』について、撮影秘話を聞いてきました。

 

タイトルに惹かれて手に取ったら予想外の展開に「ええ!?」

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──『君の膵臓をたべたい』以来2度目のMAG2 NEWSご登場です。あの時は確か、から揚げにハマっていると…。

「懐かしいですね。今も変わらず好きです(笑)」

──読書が趣味という浜辺さん。まずは原作を読まれた感想を教えてください。

「映画のお話をいただく前から原作は読んでいて。『屍人荘の殺人』はタイトルにひかれて手に取ってみたら、予想外の展開に「ええっ⁉」となって夢中に。普段はミステリーや中華ファンタジーをよく読みます。電子ブックも活用しますが、本屋さんに足を運ぶことも多いかな。本との運命的な出会いも大切にしたいですし、単行本で買えば母と回し読みもできるので(笑)」

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──そんなお気に入りの作品に出演するのはプレッシャーでしたか?

「そうですね。ただ、いつも読書しながら、自分だったらどう演じるかなと妄想するのが好きなんです。今回はプレッシャーを感じつつ、想像の斜め上をいく密室ミステリーをどう表現するんだろうって、ワクワクの方が大きかったです」

──演じられた比留子について、どんな印象を持ちましたか?

「お嬢様育ちで突っ走りがちですが、心の闇も少しヘンなところもある女の子。原作では、女性らしさを武器に葉村君を惑わす感じもありますが、映画では、小悪魔的なところがなくて…。“ブラック比留子”というより、“無邪気な比留子”を意識しました」

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寝る時は必ず白目むいているんですよ(笑)

──原作のミステリー要素を踏まえたうえで、木村ひさし監督ならではの遊びの演出が印象的でした。

「比留子のキャラをあまり固めず、監督が求めることに柔軟に対応できるよう心掛けてました。決めポーズは横綱の土俵入りの雲竜型とか、寝ているときは必ず白目とか

──監督のムチャぶり炸裂ですね(笑)。

「現場でいきなり土俵入りの動画を見せられ、これをやってくださいと。ミステリーだと思ったら、コメディかと勘違いするほど最初はビックリしっぱなしだったのですが、だんだんその状況を楽しんでいる自分が。次は何がくるんだろうって(笑)。毎日、原作にも台本にもない要素が、監督の閃きやアイデアで付け足されていく。そんな現場はほぼ初体験で、新鮮でした」

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──相手に正論を言われて、言い返せないときの「ぬぬ」という口癖&表情も可愛かったです。

「ありがとうございます。それも監督のリクエストで、現場で突然「ぬぬ」って言ってみてと。「ぬぬって何?」と思いながら演じてました(笑)。完成作を見て、初めて作品の全貌を知るという。実は監督にはビジョンが見えていて、謎解きとコミカルな部分のさじ加減が絶妙でした」

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──ペンションで一緒に事件を追う推理ベタな葉村。演じられた神木隆之介さんとの初共演はいかがでしたか?

「スケジュール的にハードで、出演者の方の年齢の幅も広かったのでクランクイン前は少し不安でしたが、実際インしてみると笑いが絶えなくて。それも、神木さんが誰とでも屈託なく会話をされていて、現場を盛り上げてくださったからかなと。積極的に声をかけるとかではなく、いつの間にか神木さんの優しい雰囲気に包まれている感じ。あの癒しオーラは凄い!」

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──現場はいい雰囲気だったんですね。

「はい、常にワイワイしてました。神木さんと矢本(悠馬)さんが、モノマネがうまくて。特に、ミステリーテラーの関暁夫さんのモノマネがソックリで爆笑していました。つい関暁夫さんのLINEスタンプを買ってしまいました」

──(笑)。事件の臭いを嗅ぎつけては首をつっこむ自称ホームズ役の中村倫也さんとは『崖っぷちホテル!』以来の共演ですね。

頼りがいがある先輩です。比留子は、普段なかなか使わない男口調なので、セリフを噛んでしまうことも。それでもきちんと救い上げてくれたり、明智という癖のあるキャラクターを可愛らしく演じられていたので、さすがだなと。明智と葉村くんのコンビがよかったからこそ、その後の比留子と葉村くんもいいコンビになれた気がします」

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──原作者の今村昌弘さんとはお会いしましたか?

「何度か現場にもいらしてくださって。続編『魔眼の匣の殺人』の話を根掘り葉掘り聞いたり、今村さんおススメの小説を聞いたり」

──小説家の方のおススメ本は気になりますね。

「ですよね。『月光ゲーム』と『アリス殺し』を挙げていただいて、すぐに読みました。両方とも面白くて、もっとおススメ本を教えてほしいです」

──今村さんは「映画はエンタメ作品として、とても楽しめました」とコメントされてますね。

「そう言っていただけて、ホッとしてます。対談をさせていいただいたときに、『原作のダークさは人を選ぶから、映画はいろんな人に楽しんでもらえるように作ってもらえて、この作品を通じて原作を知ってもらえれば嬉しい』と話されていて。そういう素敵な考えもあるんだなって。あと、『比留子の新たな一面が見られたので、今後は、映画版の比留子のキャラに小説が引っ張られそう』と聞いて、何だか嬉しくなりました。頑張った甲斐がありましたね」

幽霊か病人の役しかできないと言われた地味な顔

──「キミスイ」の正統派ヒロインのイメージから一転、最近はクセの強い役が続いてますね。

「どうしてなんだろう(笑)。でも、『センセイ君主』でコメディに、『賭ケグルイ』でハイテンションな振り切れ演技に目覚めました。浜辺にチャレンジさせてみたいと、求められるのは素直に嬉しいです。私の顔は特徴がないから幽霊か病人の役しかできないと、最初はマネージャーさんに言われていて。実際、一時期は病人の役が続いたことも。ビジュアルが薄いところがコンプレックスでもあったのですが、メイクや髪型で印象は変えられる。メイク次第で地味な役も派手な役も演じられるので、それは女優という仕事を続けていくうえで大切だし、強みだなと思います。これからも色々な役にチャレンジしていきたいです」

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──さて、年末ですが今年1年を振り返ってみていかがでしたか?

「もうそんな時期が来ましたね(笑)。やはり今年は、高校卒業が自分の中でのビッグニュースでした。そういえば、『屍人荘の殺人』の撮影中に卒業式が。明け方まで撮影をして、そのまま卒業式に直行するという。みなさんに「いってらっしゃい」と送り出していただき、卒業式を終え、現場に戻って「おめでとう」と言われて感激しました。そういう意味でも、思い出深い作品になりました」

──来年は20歳ですね。今後、プライベートでチャレンジしたいことは何でしょうか?

車の免許をとること。あと、20歳になったらクレジットカードを作って、一人旅がしたいです」

──最初はどこに行きたいですか?

「北海道や沖縄かな。まずは日本語が通じる国内旅行からスタートします(笑)」

インタビュー・文/本山由樹子
撮影/能美潤一郎

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浜辺美波(HAMABE MINAMI)

2000年8月29日、石川県出身。2011年に第7回「東宝シンデレラ」オーディションにてニュージェネレーション賞を受賞して芸能界入り。NHK連続テレビ小説『まれ』で注目を集め、2017年の『君の膵臓をたべたい』でブレイク。2019年はドラマ&映画『賭ケグルイ』、映画『アルキメデスの大戦』、アニメ映画『HELLO WORLD』などに出演。今後は『思い、思われ、ふり、ふられ』と『約束のネバーランド』の公開が控える。

information

映画『屍人荘の殺人

12月13日(金)全国東宝系にてロードショー

監督:木村ひさし
脚本:蒔田光治
原作:今村昌弘『屍人荘の殺人』(創元推理文庫刊)
出演:神木隆之介、浜辺美波、葉山奨之、矢本悠馬、佐久間由衣、山田杏奈、大関れいか、福本莉子、塚地武雅、ふせえり、池田鉄洋、古川雄輝、柄本時生、中村倫也
配給:東宝
(C)2019「屍人荘の殺人」製作委員会

「長年の苦しみからの解放orDIE」成功率83%の手術を受けますか?

何かの病気で手術を受けるとき、リスクの説明に確率が示される場合があります。成功すれば長年の絶望的な苦しみからの解放が約束され、失敗すれば死亡する手術の成功確率が83%のとき、あなたは手術を受けますか?この問に、「ここはためらうべき」と答えるのは、メルマガ『8人ばなし』の著者、山崎勝義さんです。山崎さんは、自身が置かれた状況をいま一度整理し判断すべきとする納得の理由を説明しています。

83.333…%のこと

仮に今、医師から成功確率83%の手術を提案されたとしたらどうだろう。

もちろんその判断は当人が置かれている状況次第で如何様にも変わるものであろうが、今は取り敢えず話を分かり易くするためだけにその状況を以下のように絞り込んでみようと思う。

  1. その手術を受けなくても死ぬことはない。
  2. その手術に成功すれば長年の絶望的な苦しみから完全解放される。
  3. その手術に失敗すれば死ぬ。

さあ、どうであろうか。正直、医療の世界で83%といえば相当高い成功率である。目下の苦しみが完全に無くなり、今後の生活の質が劇的に変わるというなら受けてもいい、と考える人も多いのではないか。しかしここはためらうべきところである。どう判断するにしても一旦はためらうべき局面なのである。

生還率83%といえば、実はロシアンルーレットと同じ確率なのである。六発式の回転式拳銃に実弾一発を込めて執行されるロシアンルーレットの死亡確率は6分の1、つまり16.666…%である。逆に言えば、生還率は83.333…%ということである。

こう書くとロシアンルーレットの生還率83.333…%が割と好条件にも思えて来るが、実際に自分の頭に銃口を当てた状況で引き金など引ける筈もない

先の医師の提案はそれがどんなに親切になされたものであっても、その実、乱暴にゴロンと目の前にリボルバーを転がされるのと確率的には変わりないのである。

これが

  1. 「その手術を受けなければ死ぬ」

というふうに第1番目の条件が変われば判断は簡単である。希望的選択肢が奪われるからである。ロシアンルーレットで言えば、何もしなければ10秒後に目付け役に射殺されるということが分かっているようなものである。何もしないで死ぬくらいなら83%もの高確率で生き残れる選択肢がいいに決まっている。

どうも人間というものは希望と呼べるものが少しでも残っているうちは純確率論的行動に徹することはできないようである。しかし一方で、この不徹底さこそが人間の本質であるとも言える気がするのである。人間は損得勘定をする。これはAIも同様である。ただ人間には絶対損・絶対得というものがあって、それは自分の命(あるいは愛する者の命)である。それが損なわれる可能性が出て来るや、忽ち確率論は吹っ飛んでしまうのである。それは寧ろ「損得感情」とでも書いた方がいいものなのかもしれない。

人間とは実に、強くて弱く、賢くて愚かな存在である。「人間が人間である以上それはどうにもならぬこと」と嘆息しつつも、やはりどうしても尋ねずにはいられない。
「成功確率83%の手術、あなたなら受けますか?」

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「キムタクを痛いと言う奴はずっと脇役」高橋克明さんインタビュー

2018年まぐまぐ!大賞を受賞し、日本の若者たちにメルマガ『NEW YORK 摩天楼便り-マンハッタンの最前線から-by 高橋克明』を通していつもハッパをかける、マンハッタン在住で全米発刊邦字紙「ニューヨークBIZ」CEO兼インタビュアーの高橋克明さんがこの度、初の著書を出版しました。高橋さんのメルマガ愛読者だった編集者が声をかけたというこの企画、著書のタイトルはズバリ『武器は走りながら拾え!』。ちょうど来日中の高橋さんに、今回の出版への想いを聞くため、著書の担当編集者さんがインタビューしてくれました。

 

キムタクのドラマ見て、「痛い」と言ってる奴は、ずっと脇役人生だよね

―― この度は、出版おめでとうございます。まず、タイトルについて伺います。『武器は走りながら拾え!』そして、サブタイトルが、『大学中退、英語力ゼロ、海外旅行経験ナシ!「憧れ」と「衝動」だけでNY(ニューヨーク)に新聞社を創った男の行動メソッド』。すごいインパクトですね。どうしてこのタイトルになったのでしょう?

高橋克明(以下、高橋): タイトルに関しては、最後まで悩んだんです。セールス的に言ったら、「武器」って、ネガティブな言葉だから手に取りづらいですよね。リスキーかなと。

――確かに。強すぎますね。

高橋:女性が買いづらいかな? とか悩んで、他に4つくらいのタイトル候補を出しました。でも、よくよく考えたら、今までの僕の人生の中で何かをやるときに、準備万端で始められたことなんて一度もなかったんですよ。いつも、準備不足でスタートダッシュ(笑)。だからこそここまで来れたと思ったら…やっぱり『武器は走りながら拾え!』に一番気持ちが動いたんです。編集者も、「売れなくてもタイトルのせいにはしないから、これでいきましょう」と言ってくれたので。

――つまり、このタイトルに高橋さんの生き方が体現されていると。

高橋:僕は今まで1000人以上の日米のトップで活躍するアーティストやスポーツ選手や起業家をインタビューしてきました。でも、僕が雑誌や新聞でインタビューされる側になることも何度もあって。あ、今日もそうですけれども。そこで必ず聞かれるのは、やっぱり、「英語力がゼロで、海外旅行の経験もなかったあなたが、どうやって新聞社を創ったのか?」と、同じく、「どうしてニューヨークでインタビュアーになれたのか?」という質問です。もう、絶対聞かれる。

僕は、こう答えます。「語学力とか、資格とか、ビザとか、渡米して働きながらそうした道具を揃えていきました。走りながら、その都度、武器を拾っていきました」と。僕はそれほど意識しないで普通に答えていただけなんだけど、なぜかこの「武器は走りながら拾った」という言葉は、絶対に見出しになるんです。

――ちなみに、ボツになったタイトル案というのは?

高橋: 「まずはペンキをぶち撒けろ!」、「見る前に飛んじゃえ!」、「結局、人生は行動だ!」だったかなあ。

――いや、ダントツで『武器は走りながら拾え!』でしょう。そして、その下のサブタイトル、『大学中退、英語力ゼロ、海外旅行経験ナシ!~』の部分で、おや? と思いました。昨今、誰もが、“盛る”時代になってきました。料理や部屋のインテリア、自撮りはもちろんのこと、自身の人脈や知識量、やっている仕事や、恋人との関係まで、SNSで盛り続ける人が増えています。知り合いのSNSとかを見ると、こちらが恥ずかしくなるくらいに。だけど高橋さんのこの本、全然盛ってないですよね? 盛るどころか、むしろ目減りさせているというか(笑)。正直すぎるくらい、失敗続きだった過去を書かれています。

高橋:あははは。いや、実はこのタイトル、逆の意味で“盛っている”んですよ。ブランディングをしているんです。 

――逆盛り、ということでしょうか。 

高橋:今、みんながみんな、〈自分は何者かである〉というふうにプラスに盛ってアピールする中、逆に「大学中退、英語力ゼロ、海外旅行経験ナシ!」というマイナスの要素は、日本だと逆に十分なブランディングになるんじゃないかと思っているんです。

――決して不幸自慢ではなくてね。

高橋:20代の頃なんて、何も持っていなかったけど、不幸だと思ったことはないですから。僕は自他ともに認める、カッコつけたがりなんですよ。大学中退、英語力ゼロというのは、その時点ではカッコ悪いように見えるけど、でも、それでニューヨークに新聞社を創ったというのは、逆にカッコいい!と思っちゃっている。

今、SNSでは、盛る人がいる一方で、ずっと不幸自慢をする人も多いですよね。自分の不幸を言葉にして、承認欲求を満たしている人が少なからずいるように思います。でも、不幸自慢する人って、ドラマの中では脇役じゃないですか。

僕は、自分はいつも腐っても主役でありたいと勝手に思っているので、不幸自慢はしません。脇役みたいなことは。

――確かにそうですね。この本を読むとわかります。高橋さんは、不幸自慢はしていない。不運を転機にして、成功へ近づいている感じがします。

高橋:僕、岡山の田舎のバカな不良中学生だったんです。その頃、悪いことをいっぱいしたけど、万引きはしたことがないんですよ。だって、僕が読んでいた不良ドラマや不良マンガの主人公は、万引きはしていなかったから。

不幸自慢をする人であったり、ちょっと自分は「悪」だとアピールする人、たとえばハロウィンパレードで周囲の人に迷惑かけてぶち壊しているような人は、もったいない人だと思います。「それは悪いことだよ」、というよりも、「それをやったら脇役になっちゃうよ」という気持ちが強くて。もうちょっと、カッコつけてもいいんじゃない? と思っちゃう。

――カッコつけている人に対して、どんどん不寛容になってきていますよね。「アイツは痛い」とか、笑い者にする風潮があります。……たとえば、今の芸能界でいったら、その痛いスター代表がキムタクになっていたり。キムタクが何をやっても、ドラマでどんなにすごいヒーローを演じても、匿名のSNSで「痛い」と嗤う人がいる。長年トップを走り続けるためにすごく努力していて、誰が見てもカッコいい人を、「痛い」とカテゴライズする今の日本の空気、高橋さんにはどう見えますか?

高橋:僕は木村拓哉さん、大好きです。ハリウッドスターではトム・クルーズ(笑)。ど真ん中のキャラが好きなんですよね。だって、自分もど真ん中のキャラだと勝手に思っているから(笑)…って、こんなこと言ったら、「お前こそ痛い」って叩かれるんだろうな(笑)。でもね、「痛い」って評論しているかぎりは、ずっと脇役だと思う。そういう脇役がいてくれるから、彼らはど真ん中でい続けられるんだと思います。だから、多分トム・クルーズもキムタクも、「痛い」と言われても、「言ってろよ」と心の中でニヤニヤしていると思いますよ。

――「痛い」と言われるのは、別に気にしない。

高橋:だって僕は、ニューヨークで生きていますからね。ニューヨークは、日本と比べると、痛いヤツだらけですよ。だって、痛くないヤツは顔を覚えられないから。だから僕にしてみれば、日本で闘っている人は、すごいと思いますよ。3か月前の流行語を言ったら「おわってる」とか言われて、後ろ指を指されちゃうような空気なんでしょ? そんな空気の中で闘うのって、すごいよね。だから僕は、「あいつはKYだよね」と言われたら、ホメ言葉と思った方がいいんじゃないかと思っています。あっ? KYという言葉自体が終わってんのか(笑)

――タイトルもそうですが、高橋さんの言葉の感覚は面白いですよね。本を読んでいても、印象に残るキャッチフレーズがたくさんありました。特に私が興味深かったのは、この見出しです。〈日本は足のつくプール、世界は底のない大海〉。日本て今、先が見えなくて、加速度的にすっごく生きづらい国になってきたと思うんですが……それでも足の着くプールなの?って。そんな優しい国かよって、ちょっとイラっとしましたよ。 

高橋:うーん…それも空気なんじゃないですかね。極端な言い方かもしれないけど、水道水が飲めて、夜に女性が一人で歩けるんでしょ? そんなのプールですよ、絶対。経済がどうで、政治がどうで、希望がないと言うけれど、水道水が飲めるじゃん、と。世界を知らないからじゃない? それとも、日本人の好きな謙遜なのかな。

――いやいや、日本人はもう、世界に向けて謙遜する余裕なんてないですよ。その証拠に、「日本すごい」「日本素晴らしい」「日本人は世界一」という主旨の本がたくさん出てきています。自信がないことの裏返しだと思うんです。

高橋:なるほど。僕は日本に暮らしていないから、とてつもなく日本は豊かな国に見えるんです。すごい安全だし、モノが溢れているし。だから、反論が来るかもしれないけど、「それって、下を向いて歩いているからなんじゃないの?」と思います。いや、現実的に、被災地の問題、高齢化の問題、介護の問題、若者の就労問題、教育問題、税金や国債の問題、男女格差や貧困問題など、他の国と同じように様々な問題が横たわっているのはわかりますよ。でも、それらを踏まえたうえで、やっぱりプールに思えてしまう。アメリカの格差の方が、比べものにならないほど大きいわけだし。

――今、日本でも大ヒットしている『ジョーカー』を観るとそれは感じますね。

高橋:そうですよね?『ジョーカー』を観ると感じるよね。それでも、「そんなことはない。日本だってゴッサムシティと似たようなもんだ。足の着くプールだなんて、ふざけるな!」と怒る人がいるかもしれないけど。でも、僕が日本に来るたびに、「プールじゃん!」と感じちゃっているから、感じたままに言っているだけですよ。

ニューヨークは、毎日のように誰かに差別をされて、毎日のように誰かを差別して生きているような街です。何が差別で、何が差別でないかさえ、もう分からない状況なんです。それをどう受け取るかというのは、個人の問題だし。極論を言うならば、たとえば今回、ビザがものすごく厳しくなったんですよ。あれも差別なんですよ、はっきり言って。僕だって、日々差別されていますよ。別に、「ファッキン!ジャップ!」と言われているわけではなくて、たとえば、ビザが取れなかったり、イエローの人は、出世の階段が相当長かったりする。そういう目に見えない差別がゴロゴロ転がっています。

――それでも高橋さんは、ニューヨークが好きなんですよね。

高橋:僕はニューヨークで暮らしていますが、妻も日本人で、幼い双子の子どもがいます。うちの子が通っている幼稚園には、白人、黒人、中国人、スパニッシュ…当たり前のようにいろんな国の子どもたちがいます。

先日も息子がね、「パパ、今日、ジェイコブとケンカしたよ」言ってきたんです。だから、「ジェイコブってどの子? 髪の毛は何色? 肌の色は何色?」って僕、息子に聞いたんです。でも、4歳児の息子は、ジェイコブの髪の色や肌の色を覚えていないんです。つまり、自分との違いを認識していない。だから、差別の意味がわからないまま大人になるんだと思います。大人が子どもに、「あの子は〇〇だけど、差別しちゃダメだ」と言っている時点で、実は差別を植え付けているんですよね。ひょっとしたら、本当に世界を変えられるのは、この子らの世代なのかな、と考えるときがあります。「大学中退、英語力ゼロ、海外旅行経験なし」で大人になった親からこんな子どもが育つのって、なんだかすごくないですか? 差別意識がないことって、人生において強力な武器になりますよ(笑)。

――最後に。この本、どんな人に、どんなふうに読んでほしいですか?

高橋:現状に満ち足りている人は、多分、この本を手に取らないと思うんです。何かが足りないとか、何かをしないといけないとか、何かから逃げちゃった……と、今、ジリジリしている人には是非、読んでほしいと思います。夢を諦めて後悔をしたことがある人、今もそんな自分が許せないと思っている人、もうちょっと自分は出来るはずだと思っている人に。何かをやり直すのに、遅いなんてことは絶対にないと思うんですよ。生きている限りは。でも、人生一度きりですから。もしも人生が二度あったら、僕はこんなに走ってないと思います(笑)。

――ありがとうございました。 カバー入稿

武器は走りながら拾え!』高橋克明著 ブックマン社刊 絶賛発売中!

シュレッダーの中で桜のように散った安倍昭恵夫人「お友達」の名

首相やその夫人による「不可解な招待者の選定基準」だけでなく、反社会的勢力の関係者と見られる人物までもが参加していたことが明らかになった、総理大臣主催の「桜を見る会」。身の潔白を主張する首相ですが、招待者名簿が意図的とも思われるタイミングで破棄されたとあっては、額面通りに受け取ることも困難と言わざるを得ません。元全国紙社会部記者の新 恭さんは今回、自身のメルマガ『国家権力&メディア一刀両断』で、名簿廃棄を巡る内閣府の一連の答弁は、森友問題の際と同じ構図だと指摘するとともに、ここでも「ごはん論法」を繰り広げる安倍首相を批判しています。

社会貢献表彰の昭恵会長が功労者を招かない「桜を見る会」の不思議

安倍昭恵氏は2014年6月から公益財団法人「社会貢献支援財団の会長をしている。役員名簿の肩書は、内閣総理大臣夫人である。

筆者がこの財団の存在を知ったのは、旧知の元読売新聞記者Y氏からのSNSで「僕のフェイスブックを見て」とメッセージが届いたことからだ。

フェイスブックには、Y氏が安倍昭恵氏と並び、他の3人とともに帝国ホテルの金屏風前で微笑む写真が載っていた。日付は2018年11月26日だ。

同財団による「第51回社会貢献者表彰式典」の晴れがましい風景である。日本財団の笹川陽平会長は、親団体の立場から、こうブログに書いている。

「社会貢献支援財団」は…広く社会の各分野において、社会と人々の安寧と幸福のために尽くされ、素晴らしい活動をされながらも報われる機会の少なかった方々を顕彰する財団です。…2014年6月、公私共にご多忙の安倍昭恵令夫人に無理を承知で会長へのご就任をお願いしたところ、社会的意義をご理解くださり、快諾されると共に活気ある財団活動をされておられます。

在日外国人のために弁当講習会を開催したり、日本の文化・習慣になじめない親子をサポートしている「関西生命線」という団体が、同財団に表彰され、Y氏はその関係者として昭恵氏に初めて出会ったというわけである。

正直なところ、この写真と、「安倍昭恵会長から、直接、顕彰されました」という喜びあふれる文面を見た瞬間、複雑な思いにとらわれた。関西生命線は立派な活動をしていて、表彰にふさわしい。Y氏も新聞記者時代からこの団体を報道の力で支援してきた。しかし、Y氏はなぜそんなに、この写真を見せたいのだろうかとも思った。当時の昭恵氏はまだ森友問題の渦中にいたのだ。

教育勅語を幼稚園教育に持ち込んだ森友学園を応援してきた昭恵氏の行動により、それを記録した公文書の改ざんを命ぜられ、悩んだ挙句、自殺に追い込まれた近畿財務局職員のことが頭をめぐった。

それから一年。安倍昭恵氏は、「桜を見る会」疑惑で、再び、安倍首相とともに“時の人”となっている。「私人」であると閣議決定されている昭恵氏が、公金で開催される「桜を見る会」に全国各地の知り合いを招待した。そのことへの違和感、不公平感が国民の間に広がっている。

参加者の多くに罪はない。総理大臣名で招待状が届けば、理由はさておき、なんとか都合をつけて参加したいと思うだろう。ネット上のブログやSNSに参加者の素直な声があふれたのも、自然なことだ。

後援会関係者と一緒に上京した女性。「普段は入れない場所に入れるよ、芸能人にも会えるよって昭恵さんと仲良しの友人に誘われて参加しました」(アエラより)

過去数回、熊本から参加した30代男性。「これ(桜を見る会)に参加するのに、特別な功績とか功労が必要だなんて知りませんでした。昭恵さんの友達だから参加できると思っていました」(同)

昭恵氏が関係する東京の「和食居酒屋UZU」、下関市のゲストハウス「Uzuhouse」など、「UZU」人脈について言及するメディアもある。

14年7月に昭恵氏が校長となって開講した「UZUの学校」では、女性クリエイターや起業家らを講師に招いて女性の社会進出についての勉強会を開いてきたという。その関係者らも招待されたようだ。

外国の要人や、社会に何らかの功労のあった人を招くというのが「桜を見る会」の本来の趣旨である。昭恵氏の友達だから、あるいは友達の友達だから、総理大臣名で招待するのは、筋が違う。

政府は招待者名簿を破棄したと言い張り、公表を拒否している。そのため、昭恵氏関係の参加者名の詳細は明らかではなく、いたずらに憶測だけが広がっている。昭恵氏の推薦枠が実質的にあり、功績、功労者ではない人が招かれているのではないかという疑いが渦巻く。昭恵氏を「桜を見る会」問題の“主役”の一人に押し上げている原因はそこにある。

洪水を阻止せよ。暴れ川の氾濫防いだ日産スタジアム異次元の備え

甚大な被害をもたらした台風19号をはじめ、幾度も大型の台風に襲われた2019年の日本列島。もはやこれまでの「防災の常識」を見直すことなしには、身の安全を確保することは困難とも思われます。そんな中注目されたのは、ラグビーワールドカップの試合会場ともなった日産スタジアム。今回、フリー・エディター&ライターでジャーナリストとして活躍中の長浜淳之介さんは、各地の台風被害について改めて振り返るとともに、流域内人口密度日本1位の鶴見川の大規模な氾濫を防いだ、日産スタジアムとその周辺の治水対策を紹介しています。

プロフィール:長浜淳之介(ながはま・じゅんのすけ)
兵庫県出身。同志社大学法学部卒業。業界紙記者、ビジネス雑誌編集者を経て、角川春樹事務所編集者より1997年にフリーとなる。ビジネス、IT、飲食、流通、歴史、街歩き、サブカルなど多彩な方面で、執筆、編集を行っている。共著に『図解ICタグビジネスのすべて』(日本能率協会マネジメントセンター)、『バカ売れ法則大全』(SBクリエイティブ、行列研究所名儀)など。

暴れ川の氾濫を防いだ「異次元の備え」

今年の台風19号は大型で強い勢力を保って、10月12日に静岡県に上陸し、気象庁の発表によれば10日から13日の総雨量が神奈川県箱根町で1,000ミリに達するなど、記録的な豪雨を特徴とした。関東を横断するように北上、三陸沖に抜けたが、北側に非常に発達した雨雲を有し、12時間に降った雨量では、全国約1,300地点中120地点で観測史上1位に達した。

東日本を中心に広範囲で河川の決壊、越水が相次ぎ、土砂や浸水による災害が各地で発生。国土交通省の発表によれば、堤防決壊は千曲川、阿武隈川、那珂川など20水系71河川、140箇所土砂災害発生は962件に達している。

このような状況を受けて、各地の被災状況を幾つかヒアリングしたが、歴史的に氾濫を繰り返し暴れ川として知られた神奈川県の鶴見川では、台風通過の翌13日にラグビーワールドカップが開かれた「日産スタジアム横浜国際総合競技場)」(横浜市港北区)の建つ新横浜公園が一時的に川の増水分をプールする遊水地となっており、河畔が被災を逃れた面がある。

一方で、「元々、東信地区は雨が少ない。考えもしない雨量の水が千曲川に注いだ」(長野県東御市役所)、「阿武隈川は平成の大改修を行っていた。大改修と言うからには、それなりの規模の対策だったはずだ」(福島県郡山市役所)など、全く想定もしていなかった雨量で河川が増水したとの見解が多く聞かれた。

「被災した長沼地区は歴史的にも千曲川が氾濫を繰り返してきた場所だから」(長野県庁、長野市役所)と、地形上対策が打ちにくい場所で、またも甚大な災害に見舞われた箇所もあった。

死者数は報道機関によって集計が異なるが、NHKの11月14日の報道によれば、死者93人、行方不明3人となっており、都道府県別の死者数では福島県31人、宮城県19人の順に多く、結局東北地方の被害が最も大きいと見られる。

9月9日に上陸した台風15号も関東に上陸した台風では最強クラスで、千葉県、神奈川県、東京都伊豆七島などで甚大な被害が出た。昨年の台風7号がもたらした西日本豪雨も多くの地点で観測史上1位の雨量を記録している。台風19号から見えてきたものは、強烈な台風がこうも連続で襲来すると、以前とは違った規模で毎年のように台風が上陸するのが当たり前の気候に変わってきており、異次元の対策を取らないと災害を防げないということだ。

10月13日、日産スタジアムで開催された、ラグビーワールドカップ2019のプールA、日本代表対スコットランド代表の試合は、28対21で日本代表の歴史的勝利となり、初の決勝トーナメント進出を決めた。両チームの奮戦ぶりは大きな感動を生んだが、もちろん前日の暴風雨により試合が開催されるのかも危ぶまれるほどだった。当日も首都圏の鉄道は不通の区間が多く、遅延が各所で起こっている状況で、よくぞ開催ができたというのが正直な感想だ。

日産スタジアムでは、サッカーよりも選手たちの当たりが強いラグビーにも耐えられるように、芝生を天然芝から耐久性を高めた、人工芝のシートに天然芝を植え付けたカーペット式ハイブリッド芝へと、昨年張り替え工事を行っている。この工事によって、芝の水はけも向上した。こうした芝の改修で大雨の後でも、速やかに整備して試合ができるように、日産スタジアムはアップデートされていたのだ。

日産スタジアムのある新横浜公園は、新横浜駅と小机駅からそれぞれ徒歩10分ほどの場所にあるが、国の鶴見川の遊水地を横浜市が契約して整備したものである。鶴見川は東京都町田市内に源流を有し、横浜市鶴見区で東京湾に注ぐが、蛇行が強く洪水を繰り返す川として恐れられてきた。都市化の進展により、流域内人口密度が国内109水系中1位となっており、水害が起これば甚大な被害が起こるのが明白なので、1980年代から全国に先駆けて総合治水対策に取り組んだ

その一環である新横浜公園には、日産スタジアムの他、野球場、テニスコート、スケボー広場、草地広場などが整備されており、横浜市民がスポーツやキャンプを楽しむ憩いの場になっている。

しかしそれは平常時の顔で、いったん大雨が降って川が増水すると越流堤から水が流れ込んで貯水池となる仕組みになっている。

日産スタジアムも、高床式になっており、普段は駐車場などとなっている地下の部分が貯水池に変わる。溜まった水は鶴見川に排水する仕組みになっており、国土交通省京浜河川事務所によって管理されている。

なお、過去最大の水位は2014年10月6日に首都圏を直撃した、台風18号がもたらした大雨による5.90m。計画高水位は8.57mなので、まだまだ余裕がある。今回の水位は0.86mであった。普段は堤防のはるか下を慎ましい水量で流れる鶴見川であるが、大げさなくらいの備えをしなければ安心できないのだ。こうした異次元の備えが全国の河川に必要になっているのではないかと痛感する。

気がつけば中国の属国に。フィリピンを支配した中国の卑劣手口

中国によるさまざまな「対外工作」が明るみに出つつありますが、11月26日には米メディアにより、「フィリピンの電力供給網が中国支配下にある」といった内部報告書の存在が報じられました。この報道を受け、国際関係ジャーナリストの北野幸伯さんは自身の無料メルマガ『ロシア政治経済ジャーナル』で、中国がフィリピンの送電網を実質支配する実態を紹介した上で、今後の中比情勢に対する懸念や、フィリピンの惨状から日本が学ぶべき教訓を記しています。

中国は、フィリピンの●●を支配している!

米中覇権戦争が本格化し、中国の実態が続々と暴露されるようになってきました。たとえば、中国は、ウイグル人100万人以上を強制収容所にぶち込んでいる。たとえば、中国人スパイがオーストラリアに政治亡命を申請し、中国諜報の実態を激白している。

今度は、「中国が、フィリピンのライフラインを支配している」という話がでてきました。それで、有事の際、中国は、一瞬で壊滅的打撃をフィリピンに与えることができる。なんか、陰謀論みたいな話ですが…。こちらをごらんください。

フィリピンの電力網、中国が「いつでも遮断可能」 内部報告書が警告

CNN.co.jp 11/26(火)17:58配信

 

(CNN)フィリピンの電力供給網は中国政府の支配下にあり、紛争の際には遮断される可能性があるという議員向けの内部報告書の存在が明らかになった。

中国は、フィリピンの電力供給網を支配している。紛争の際には、電気を止めることができる。困りますね。生活がマヒする。経済がマヒする。軍隊が動かせなくなる。

どうやって中国は、フィリピンの電気を支配しているのでしょうか?

中国の送電会社の国家電網は、フィリピンの送電企業NGCPの株式の40%を保有している。民間の合弁企業のNGCPは2009年からフィリピンで送電事業を行っている。中国がフィリピンの電力システムに介入する可能性については10年前の合意時から懸念が出ていた。
(同上)

NGCPはフィリピン全土で電力の送電事業を行っており、同社の報告書によれば、フィリピンの家庭の約78%に電力を供給している。2009年に民営化され、国家電網が株式を保有したほか、運営のためのスタッフも派遣している。
(同上)

中国の国家電網は、フィリピンの送電会社NGCP株40%を保有している。

内部報告書によれば、システムの主要素にアクセスできるのは中国人技術者のみで、理論上は中国政府の指示によって遠隔で動作を停止させることも可能だという。
(同上)

情報筋によれば、内部報告書は電力網が現在、中国政府の「完全な支配下」にあり、中国政府はフィリピンの電力網に混乱を引き起こす能力を保持していると警告している。
(同上)

中国政府は、指示するだけで、いつでもフィリピンの電気を止めることができる。もちろん、中国が何もなしにフィリピンの電気を止めることはないでしょう。しかし、中国とフィリピンの間に紛争が起これば、中国が電気を強力な武器として使う可能性はあります。では、中国、フィリピンで紛争が起こる可能性はあるのでしょうか?

あります。1994年、中国は、フィリピンが実効支配していたミスチーフ礁に侵攻し、勝手に建造物をつくりはじめました。2012年、中国は、フィリピンが実効支配していたスカボロー礁に侵攻。2013年から、軍事施設の建設を開始しました。

フィリピンのドゥテルテ大統領は、アメリカを捨てて中国に走りました。ドゥテルテさんには中国と戦う意志がないので、中国の属国になってしまった。それで、彼が大統領のうちは、中比戦争が起こる可能性は低いでしょう。

しかし将来の大統領が、中国の属国はイヤだ!戦おう!」と決意し、動き出した。そうなったら、中国は、フィリピンの電気を止めて壊滅的打撃を与えるかもしれません。

中国の属国として生きるか、それとも戦って敗れるか。どっちにしてもフィリピンの未来は暗いようです。

日本は、中国に接近してひどい目にあっているフィリピンから、教訓を得るべきですね。まずライフラインに関係する会社に外国資本を入れるべきではない

「水源や森林を中国人が買いあさっている」という話があります。これは、法律で禁止すべきでしょう。そして、「アメリカを捨てて中国につけ」という人たちに、「フィリピンのようになるのは、まっぴらごめんです!」と言いましょう。

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