【時事英単語】「就任演説」「全面禁煙」は英語で何と言う?

メルマガ「RNN時事英語辞典メールマガジン」では、毎週気になるニュースからピックアップした時事英語を、例文・語彙チェッククイズとともに紹介しています。今回も、その中から5つの時事英語をニュースや例文とともに見てみましょう。

farewell speech(退任演説)

■オバマ大統領が退任演説、「相違を超え結束を」

President Barack Obama delivered his historic farewell speech in the same city where his political career began.
バラク・オバマ大統領は、自分の政治キャリアが始まったのと同じ都市で、歴史的な退任演説を行った。

RNN時事英語辞典より)

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“Four More Years!”(あと4年の任期を!)と観衆に惜しまれながらの最後のスピーチでした。

 inaugural address(就任演説)

■トランプ大統領が就任、「米国第一主義」掲げる

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一方で、トランプ大統領の就任演説はオバマ大統領就任時と比較するとかなり参加者が少ないと話題になりました。

 total smoking ban(全面禁煙)

■飲食店の全面禁煙、業界団体が見直し要望]

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オリンピックに向けて、クリーンなまちづくりが進んでいます。

toxic chemicals(有害化学物質)

■豊洲市場の地下水、環境基準79倍のベンゼン検出

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過去の検査数値が信じられなくなるような数値が検出されてしまいました。移転はいつになるのでしょうか。

micro-satellite (超小型衛星)

■超小型衛星打ち上げるミニロケット、データ受信できず飛行中断

JJAXA will set off a small three-stage rocket to bring a microsatellite into orbit.
JAXAは、超小型衛星を軌道に載せるため、小型の3段ロケットを打ち上げる。
RNN時事英語辞典より)

 いかがでしたか。話題のニュースで出てくる単語を少しずつ記憶していけば、語彙力がアップするだけでなく、ニュース英語のリスニングにも役立ちそうです。ぜひ継続してチャレンジしてみてください。

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高齢者の運転事故、実は減っている。事故多発に見せたい政府の思惑

先日掲載するや、大きな反響をいただいた記事「警察官僚が暴露。高齢ドライバーの事故報道が突然激増した裏事情」。第1弾の記事では、高齢ドライバーによる事故は減少傾向であるにも関わらず、マスコミによって意図的に高齢ドライバーの事故ばかりが報道されたことについて現役警察官僚が暴露。第2弾の今回の記事には、メルマガ『ジャンクハンター吉田の疑問だらけの道路交通法』の著者で交通ジャーナリストでもある吉田武さんが同じ警察官僚から聞き出した、高齢ドライバー事故報道激増の裏にある政府の「遠謀」が記されています。

高齢ドライバー、事故報道多々な裏側を調査 その2

吉田高齢ドライバーの事故多発報道がされることによって様々な事案が浮かんできます。将来の日本は高齢者だらけになりますから、来たるべき未来へ向けてまずは自動ブレーキ装置を今後発売されていく新型自動車へデフォルトで導入。ブレーキとアクセルを間違える事故が多発していることを考えると世間的にもウェルカムになりますよね。高齢ドライバーの安全を守ると同時に歩行者の安全も守れます。自動ブレーキ装置が普及した暁には次に自動運転技術を普及させる事案です。日本では高速道路のみでしか活躍する場はないと思いますが、自動ブレーキの技術が発展しないと自動運転なんかは意味を成しません。つまり僕が何を言いたいかと言うと、高齢者の交通事故減よりも自動車メーカー側の利益をまず重視した形でそれらの最新技術が導入された新型自動車を売るための報道にしか思えないんです。その真意を本日はお伺いしたかったんです。僕の推測ではそのようなシナリオがあるように感じるんです」

匿名X氏「推測の域を通り越してますね。一応上の面々の間ではある程度のシナリオは作られていると思いますが、そこに着地点を定めているかは私には残念ながら分かりません。ですが、自動車メーカーとしても高齢者の運転するクルマの事故多発は渡りに船でもあります。これは私の推測ではありますが、自動車メーカーの役員クラスが国土交通省の官僚へ相談を仕掛け警察庁も巻き込んで3者間で動いている可能性は高いです。ですが、決して悪いことではありません。高齢ドライバーの事故自体は年々減少していますけれど、今後我々も同じくですが高齢の域に達してしまいます。ベビーブームで誕生した子どもたちがあと20年もしたら65歳を超えて日本は高齢者だらけになるでしょう。その前に手を打たなければなりません。現実的に考えると自動車メーカーが最終的に儲かる仕組みが作られているとは思いますが、ブレーキアシストの技術は事故防止に繋がりますし、自動運転技術は先ほどおっしゃられたように日本では高速道路でしか私も活躍の場はないと思うんです。自動ブレーキ装置に関しては今すぐにでもほとんどのクルマへ導入してもらいたいぐらいですが、やはり新車への導入がなされないとダメです。中古車へ改めて導入するのはまず無理ですので、私たちとしてもまず最優先に進めなければいけないのはブレーキ装置に対する事案だと考えています」

ライザップがジーンズメイト買収、業績回復にコミットするのか?

「結果にコミットする」というキャッチコピーで、芸能人や一般の方がダイエットに成功するCMをバンバンうち、瞬く間に名を売った「ライザップ(RIZAP)」。最近では英会話教室の経営に進出し話題となりましたが、今度はジーンズメイトなどアパレル会社の買収にも乗り出したようです。その先にある狙いとは? 無料メルマガ『店舗経営者の繁盛店講座|小売業・飲食店・サービス業』の著者で店舗経営コンサルタントの佐藤昌司さんが分析します。

ライザップがジーンズメイトを買収、業績回復にコミット

佐藤昌司です。ライザップRIZAPはジーンズメイトの復活にコミットできるのでしょうか

トレーニングジム「RIZAP」を展開するRIZAPグループは1月16日、ジーンズを核にした衣料品店「ジーンズメイトJEANS MATE)」を買収すると発表しました。株式の公開買い付け(TOB)と第三者割当増資で連結子会社化を目指します。

ジーンズメイトは衣料品製造卸売業「西脇被服本店」が前身です。1978年にジーンズメイトを初出店し小売業を開始します。その後、主に首都圏の駅周辺や繁華街にある商業施設内を中心に店舗網を拡大していきました。2000年には東証一部に上場しています。

売上高のピークは2000年2月期の247億円でその後は低迷します。アパレル不況やユニクロなどとの競争の激化が大きく影響しました。そして、サブプライムローン問題に端を発した景気悪化の影響により業績は急激に悪化し、2009年2月期の最終損益は赤字に転落します。2016年2月期まで8期連続となる最終赤字が続いています。

一方、ライザップの業績は好調で、飛ぶ鳥を落とす勢いです。2012年4月にライザップを神宮前に出店し、ライザップ事業を本格稼働させました。2012年3月期の売上高は134億円でしたが、ライザップの本格稼働が功を奏し、2013年3月期は前年比32.7%増の178億円にまで増加しました。2016年3月期は554億円にもなっています。

ライザップは美容関連分野と健康食品分野、そしてライザップ事業を中心に成長を果たしてきました。一方で、2012年からマタニティウェアなどを販売する「エンジェリーベ」、婦人服を販売する「馬里邑」、婦人服と紳士服を販売する「アンティローザ」、婦人服を販売する「夢展望」、婦人服を販売する「美鈴」などを子会社化するなど、アパレル事業に注力しています。

ライザップは事業の範囲を「自己投資産業」と位置付けています。単に物やサービスを提供するのではなく、自己投資を通じて消費者の夢や願望の実現を手助けすることを包括的に行うことを目指しています。さらに、その結果にコミットすることを標榜しています。

中国の絶望的な貿易統計。トランプ大統領が止める習政権の息の根

中国経済の崩壊が囁かれだして久しいですが、先日、当の中国が発表した2016年の貿易統計は衝撃的な数字が並ぶものでした。無料メルマガ『石平(せきへい)のチャイナウォッチ』の著者で中国情勢に精通する石平さんは、トランプ政権の誕生でさらに中国経済崩壊の危険性が高まったと指摘、最大の輸出相手国であるアメリカが「貿易戦争」を仕掛ければ、習政権は絶望的な状況に追い込まれると記しています。

2017年、中国の「内憂」はとどまるところを知らない経済の衰退だ

前回(「『黒船』トランプが中国・習近平政権に仕掛ける、3つの最終戦争」)は2017年に習近平政権が直面する「外患」について解説したが、今回は中国政府が抱える内憂」について考えてみよう。

最大の内憂はやはり、とどまるところを知らない経済の衰退である。今月13日、中国税関当局は2016年の貿易統計を発表した。輸出額前年比7.7%減輸入額5.5%減という衝撃的な数字である。

中国の経済統計の信憑性が疑われている中で、貿易統計は信ずるに値する数少ないデータの一つである。貿易というのは相手があるから、中国が一方的に捏造するには限界があるからだ。従って自国の統計数字をあまり信用しない李克強首相も、この貿易統計に接したときは、頭の中が真っ白になって茫然自失に陥ったのではないだろうか。

一国の輸入には消費財輸入と生産財輸入の2つの部門がある。昨年の輸入額がそれほど減ったのは、要するにこの1年間中国国内の消費と生産の両方がかなり落ち込んでいるということである。そして、輸出額7.7%減という数字はより一層、中国経済の絶望的な状況を鮮明に示してくれているのである。

今まで、中国の経済成長の最大のネックは、国内消費の決定的な不足であった。個人消費率を見てみると、日本が60%程度、米国が70%程度であるのに対し、中国の場合はわずか37%前後で異常に低い。中国経済の中で、13億の国民が消費する分は経済全体の4割未満なのである。

後の6割の中国経済はどこで創出されているのか。一つは投資分野の継続的投資拡大、もう一つはやはり、貿易部門の対外輸出の継続的拡大である。つまり、中国国民があまり消費してくれないから、輸出の拡大で中国製の安いモノを海外で売りまくり、国内の雇用を確保し、経済の成長を支えてきたのである。これが中国の成長戦略の柱であった。

リーマンショックを予言したソロスがトランプの失敗を確信する訳

先日掲載の記事「さよなら中国マネー。三大投資家ジョージ・ソロスも中国を見捨てる」をはじめ、無料メルマガ『ロシア政治経済ジャーナル』でたびたび紹介してきたジョージ・ソロス氏の発言。同氏を筆頭とする「国際金融資本」はグローバリズムを掲げており、彼らの発言は「事実をつくる力」を持つとも言われています。今回は、ソロス氏の「現時点でのトランプ大統領感」とアメリカの未来について、メルマガ著者の北野幸伯さんがわかりやすく解説してくださっています。

ソロスは、トランプをどう見ているか?

私は、いつもジョージ・ソロスの発言に注目しています。世界で23番目の金持ち(フォーブス誌2016年)であるソロスの発言は、まずよく当たります。次に、彼の発言自体に、「事実をつくる力がある。つまり、ソロスが「○○国はヤバいよ」といえば、世界中の投資家が、「ヤバいらしいよ」と考え、逃げ始める。それまで○○国はヤバくなかったかもしれませんが、ソロスの一言が現実を創ってしまった

そんなソロスは、トランプ新大統領について、何と言っているのでしょうか?

反ブッシュ(子)としてのソロス

その前に、ソロスが過去に何を言ったか振り返ってみましょう。まずソロスは、真正の「グローバリスト」で「ナショナリズム」を嫌悪しています。それで、「アメリカ一極支配体制構築」を目指したブッシュ(子)政権を嫌悪していました。彼は、イラク戦争が始まった翌04年、『ブッシュへの宣戦布告』という本を出版しています。この本の中で、ソロスは、「アメリカの没落を明確に予測していました。

先制軍事行動を唱えるブッシュ・ドクトリンを私は有害だと思っている。

アメリカの単独覇権というブッシュの夢は、達成不可能であるばかりか、アメリカがその伝統として唱えてきた理念と矛盾するものである。

アメリカは今日の世界で、他のどの国家も、またどの国家連合も、当分は対抗できそうもない支配的な地位を占めている。アメリカがその地位を失うとすれば、それは唯一、自らの誤りによってだろう。ところが、アメリカは今まさに、そうした誤りを犯しているのである。

どうですか、これ?

「アメリカがその地位を失うとすれば、それは唯一、自らの誤りによってだろう」
「アメリカは今まさに、そうした誤りを犯している」

つまりソロスは、「イラク戦争は誤りでそれによってアメリカは自らの地位(=覇権国家の地位を失う」と言っている。

これは、まさにその後起こったことです。では、なぜアメリカは、大きな間違いを犯してしまったのでしょうか?

それは、この国が、「確実なものが存在する」という間違った考えと強い使命感を持つ過激派グループに牛耳られているためだ。
(同前)

ソロスの意見では、ブッシュ政権(=ネオコン政権)は、「過激派グループ」だそうです。そして、08年1月、ソロスはダボス会議でこんな発言をし、世界を震撼させました。

「現在の危機は、ドルを国際通貨とする時代の終焉を意味する!」

皆さんご存知のように、「リーマン・ショック」から世界的危機が起こったのは、その8カ月後、08年9月です。ソロスは、「予言者」としての地位を確固たるものにしました。

いくら食べてもOK。こんにゃくを牛肉と和風ソースでガッツリ喰う

こんにゃくはヘルシーな健康食材なのですが、なかなかメインに据えるレシピってないと思いませんか? 無料メルマガ『おひとりさんが健幸的に食べるシンプル調理の和風レシピ!』の著者で現役板前のgatugatu佐藤さんが今回紹介してくださるのは、そんなこんにゃくをなんとステーキにしてしまう簡単レシピ。ソースをガッツリ系の味付けにして、男性でも十分満足できる仕上がりとなっています。

パパッとできる!ヘルシー料理、こんにゃくステーキの牛肉和風ソース

gatugatu佐藤です。今回は、「こんにゃく料理のレパートリーを一つ増やす方法」を伝授します。

こんにゃくは97%が水分。なので栄養価は極めて低いです。でも、ポジティブに考えればカロリー、脂肪もほとんど含まず「ヘルシー」と言えます。何よりのメリットは……「グルコマンナン」という、人の消化酵素では消化できない「食物繊維」を含んでいて消化されずに腸まで届きます! 腸の働きが活発になり、老廃物や毒素を吸収して体外に排出。腸に老廃物を溜め込まないことが病気を回避する第一歩ですからね。便がちゃんと出ていれば、「病気の8割は防げる」と言う医療関係の先生もいます。ついでに、コレステロール、血糖値を下げるなどの効果もあるそうです。健康維持の一つとして重要な食材と言えますね。

で、このこんにゃくっていうのは、体にいいのですが、すぐに料理を思いつきにくい……。なので、今回のおすすめ、「こんにゃくステーキの牛肉和風ソース」をレパートリーに加えて頂きたいですね。これ、時短で簡単、すぐにおかずになる料理にできます。仕事で疲れて気が抜けていても作れるほど簡単。表面にチャチャッと包丁で切り込みを入れ、レンジで加熱(電子レンジ避けたい方は茹でる)。で、ニンニクで香りを付けながらフライパンでササッと焼いて旨そうな焼目をつけ、すりおろし玉ねぎと牛肉入り本格和風ソースをぶっかけるだけ。15分ほどの短時間で作れます。短縮できた時間をゆっくりした食事タイムにまわせます。水っぽいこんにゃくには、濃厚な和風ソースがぴったりでおいしいです。レシピ公開です!

レシピ

【材料】
こんにゃく……150g
牛肉……40g
ニンニク……1かけ
サラダ油……5cc × 2
刻みネギ……少々

《和風ソース》
おろし玉ねぎ……1/4個
濃口しょうゆ……15cc
みりん……20cc
清酒……15cc

1.たまねぎ1/4個は、ボウルなどの上におろし金をおいてすりおろしておきます。

そのボウルに”和風ソース”の調味料を入れよく混ぜておきます。

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2.にんにく1かけは、2mm幅でスライスします。

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3.熱が通りやすいようにこんにゃくの表面に切り込みを入れます。

こんにゃくをまな板と平行に置きます。表面を包丁45度の方向、右の端から1cmの深さで5mm間隔に切り込みます。

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4.こんにゃくを左に45度回して切り込みがまな板と平行になるようにおきます。

今度は真っ直ぐに表面を刻みます。裏面も同じように切り込みます。

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5.こんにゃくをお皿に入れ、水を少し入れてラップをしレンジで1分(700W)加熱します。

「電子レンジは避けたい!」と言う場合は、鍋で湯と一緒に5分くらい茹でて下さい。

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6.こんにゃくを加熱している間に和風ソースの牛肉を炒めます。

フライパンを強火で熱し、サラダ油5ccを入れ、煙が出たら牛肉をぶち込んで炒めます。

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7.熱が通ったらボウルなどに入れておきます。

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8.フライパンを洗って、再度強火で熱します。

サラダ油5ccを入れ煙が出たら中火にし、加熱したこんにゃくを入れます(こんにゃくは、しっかり水気を切って下さい、火柱が出ます!【危】)。スライスにんにくも入れます。

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9.塩、コショウをふって、両面焼きます。にんにくも裏返して焼きます。

こんにゃくに焼目が付いたらOKです。

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10.こんにゃくをまな板に取り出し、8~10枚にスライスします。

お皿(あれば鉄板)に盛り付けます(熱いので注意!)。

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11.フライパンに炒めた牛肉を戻し、和風ソースも入れ、強火で熱し、沸騰寸前で火を止めます。

煮詰めると辛くなるので沸騰後、すぐに火を止める。

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12.こんにゃくに「牛肉和風ソース」をぶッかけて完成です!

乾燥パセリ、または刻みネギをぶっけけると綺麗です。

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「こんにゃくステーキ」是非!作ってみて下さい!

 

お金をかけずに脳トレ。毎日の通勤経路を使って脳を鍛える方法

世の中に「脳トレ」のグッズや方法は数え切れないほどありますが、毎日継続して、となるとなかなか億劫なものですよね。ところが、無料メルマガ『1日1粒!「幸せのタネ」』で紹介されている方法は、通勤路で、しかも遊び感覚でできるというユニークなもの。休日でも家の周りをお散歩しながらできてしまうので、まさに毎日できる脳トレですよ。

頭を鍛える一つの工夫

脳や学習に関する本を何冊か読みました。まとめ読みすると、だいたいどの本でも言っていることはそんなに変わらないなと感じます。

また少しずつご紹介したいと思いますが、「頭を鍛える」ということで言えば、定型的なことばかりだと脳が快感を得られないので、結果として脳の活力が失われる、ということがありました。

まあそうでしょう。毎日が同じだと面白くありません

たとえば通勤経路。これはなかなか変えられません。私も電車通勤をしていたころ、気がついたら職場にいた、ということもありました。それぐらい頭を使ってない。

そういう「通勤経路」や「家の周り」などのごくごく「日常」となってしまっているところを、新たな視点で見直してみるというのが一つの工夫です。

ある本では「地図を持って上から眺めながら自分がどこにいるのかを把握しながら歩いてみよう」というのがありました。今ならスマホのマップアプリで簡単にできますね。

地上から眺めていては見えない建物や裏通りなども地図では見えます。ちょっとそちらに歩いてみたり、今まで気にしなかった建物の名前が目に入ったりします。

周りをよく観察する。その際、平面の視点と立体の視点を切り替えながらだとさらにいいですね。

家から最寄り駅までの地図を、何も見ずに書けますか? 毎日通っている道なのに、案外書けないものです。

どこに信号があったか。どこに橋があったか。どこにどんな目印があったか。

そういったことを地図を見ながら歩くことで頭に入れます。そうすると普段の通勤でも、目に入ってくる景色と、頭の中の地図とを連携させられます。それが脳へのいい刺激になります。

これは今日からでも簡単にできる「遊び」です。遊びながら脳を鍛える。私はこれが一番だと思います。

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元「旅行読売」編集長が暴露。「フレッシュな温泉」特有のニオイ

元「旅行読売」編集長の飯塚玲児さんが、温泉に関する知識を毎回教えてくれるメルマガ『『温泉失格』著者がホンネを明かす~飯塚玲児の“一湯”両断!』。前回の記事で、飯塚さんは温泉通なら誰もが知っているけど、初心者にはわかりづらい「温泉のフレッシュ感」について説明していました。今回はその続編として、温泉のフレッシュ感を感じるための要素の一つである、「温泉の香り」について解説してくれています。フレッシュな温泉特有のニオイとは?

温泉の”フレッシュ感”とは何か?(2)

前号に続いて、温泉のフレッシュ感について解説をしたい。 特に今回は温泉の「香り」について、である。

ご存じの通り、温泉には香りがある。 フレッシュな温泉には、その温泉のよい香りがする。 含硫黄泉などは別にして、硫酸塩泉や炭酸水素塩泉などは、湯がフレッシュでなくなると、その香りがあまり感じられなくなるものだ。

泉質ごとに簡単に解説する。 まず含硫黄泉である。 これが一般的にはもっとも温泉らしい匂いがすると言ってもいいだろう。 俗に「卵の腐ったような匂い」というやつである。 しかし、この表現は酷いなぁ、といつも思う。 第一、僕は卵の腐ったものの匂いを嗅いだことがない。 あんなにいい香りを、このような言葉で表すのは納得いかない。 何かいい表現があったら教えてください。

さて、含硫黄泉の香りを「硫黄臭」と表現することも少なくないが、実は硫黄単体には匂いはなく、あの匂いは「硫化水素臭」というのが正しい。

この香りはかなり強いので、湯のフレッシュ感が損なわれてもしっかりと感じられると思う。 だが、湯の鮮度が落ちると、やっぱりほかの部分で違いが表れてくる。 湯の肌触りや浴感などがそうだが、これについてはまた別の機会に譲りたい。

含鉄泉の香りもわかりやすい。 いわゆる「金気臭」「鉄臭」などと表現される。

含鉄泉は酸化が非常に早くて、湯船に注がれるときには、ほぼ赤茶色などに濁っている。 これは鉄分が酸化して析出したもので、「錆」というわけだ。だから「鉄錆の香り」をイメージすると含鉄泉の香りはすぐにわかるはず。

米中関係に翻弄されるアジア、2つのシナリオ。日本が先導し団結も?

1月20日、ドナルド・トランプ氏が、第45代アメリカ大統領に就任した。アメリカがリードする世界秩序のもとに繁栄を築いてきたアジアの国々は、グローバル化を否定する大統領の誕生に危機感を抱いている。トランプ時代をどう乗り切るべきか。

保護主義、孤立主義でアジアは捨てられる?

就任演説でトランプ大統領は、これまでアメリカは「自国の産業を犠牲にし、外国の産業を豊かにしてきた」とし、今後は「アメリカ製品を買い、アメリカ人を雇用する」と述べた。23日には、就任前から表明していたTPP(環太平洋連携協定)からの離脱に関する大統領令にも署名しており、アメリカの繁栄を取り戻すため、孤立主義、保護主義に舵を切る姿勢がさっそく打ち出されたことになる。

シンガポールのToday紙に寄稿したシンガポール東南アジア研究所の研究員、ジェイソン・サリム氏は、世界秩序におけるアメリカの役割と立ち位置を意味するトランプ大統領の「アメリカ第一主義」に、世界が寒気を感じ始めたと述べる。そしてこれまで経済的、政治的にアメリカの影響を大きく受けてきた東南アジアは今後、トランプ氏の無関心への対応に苦労するだろうと指摘。TPP離脱のニュースも、不振のアジア太平洋地域の経済がTPPによって息を吹き返すと期待していた東南アジア諸国にとって打撃となった、と述べている。

シンガポールのストレート・タイムズ紙は、南洋工科大学のリー・ミンジアン准教授の「今のアメリカは以前のように頼れる存在ではないという印象を東アジアのエリートたちに与える」という言葉を紹介している。

米中対立で板挟み。考えられる2つのシナリオ

トランプ政権下でアジア諸国が最も心配するのが、米中関係だ。これまでのトランプ大統領の発言から、アメリカは対中強硬路線を取ると見られている。大統領は「中国製品に高関税をかける」、「中国を為替操作国に認定する」と述べ、「一つの中国」政策の見直しまで示唆している。

ブルームバーグ・ビューのコラムニスト、ミハイル・シャルマ氏は、トランプ大統領は「ディールメーカー(Dealmaker、交渉人)」としての手腕を見せようとしており、強硬な発言は、すべて交渉上の切り札だと述べる。しかし、中国とのディールメイキングがうまく行かなかった場合、米中関係は経済的、政治的に悪化すると予測。これはアジアにおけるアメリカのプレゼンスが再度高まること、よりアクティブな中国封じ込めを意味し、多くのアジア諸国が密かに望んでいることだと指摘している。

その一方で、トランプ氏がアジアの警察であることは国益にならないと判断した場合、もしくは安全保障で中国に対し一線を越えることは価値がないと判断した場合、多くの国々が中国になびくことが予想されるという。

ストレート・タイムズ紙は、アメリカがTPPから離脱し、今後中国や地域の他の国々と貿易問題で対立することになれば、その影響力は低下し、結果的に地域の経済的統合を形作る役目は中国が担うことになると見ている。リー・ミンジアン准教授は、今日のアジアでは経済と安全保障は切り離すことはできないと指摘。アジア諸国の経済の未来が中国頼みになることは、中国の戦略的な影響力が増すことにつながると説明している。

アジアの運命はアジアが決める。日本も責任ある貢献を

一方でシャルマ氏は、ドイツのメルケル首相が「我々欧州人の運命は自らの手の中にある」と述べたことに言及し、「米中どちらかにつく」だけが選択肢ではないと述べる。そしてそろそろアジア諸国も超大国に翻弄されるのではなく、協力してより大きな責任を担うべきだと述べ、日本の奮起に期待している。

同氏は、日本の海外でのインフラ投資は中国と張り合っているものの、事業内容は地味で、国をまたいでのつながりも不完全だと指摘する。そこを改め内気さを捨て、インフラネットワークの資金提供者として堂々と中国と競うことを宣言しなければならないだろう、と見る。またTPPについても、中国が新しい交易条件を設定しないのであれば、日本がアメリカ抜きでの実施をリードしなければならないと述べる。

ストレート・タイムズ紙は、神戸大学大学院の蓑原俊洋教授の、より不安定、不確実になる東アジアに備えよ、という意見を紹介している。同教授は、中国の高まる影響に対抗するため、日本、インド、ベトナム、シンガポール、オーストラリアなどが安全保障面でも協力すべきだとし、もしアメリカがアジア太平洋地域から撤退するようなことがあれば、中国の勢力圏とならないよう、日本がより大きな指導力を発揮しなければならないと述べる。また、TPPの存続を支持し、アメリカ抜きでインドを含めた「TPP2.0」の交渉に、日本が力を入れるべきだとしている。

「アメリカ・ファースト」が、「それ以外は皆ラスト」にならないことを願うとサリム氏は述べているが、まさに日本を含めアジアの国々は生き残りをかけて行動する時期に来たようだ。米新政権の出方も含め、今後の動きに注目したい。

(山川真智子)

 

記事提供ニュースフィア

 

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