米国、そりゃ分断されるわ…トランプ大統領を再選させる怒りのマグマ、不法移民とマヨルカスを報じぬ報道の罪

アメリカ社会分断の象徴として、しばしば槍玉に挙げられるドナルド・トランプ氏。“独裁者”とも“悪夢”とも呼ばれる彼が共和党の指名争いを圧勝し、次期大統領の座を窺うまでに復権したのはなぜなのでしょうか?「そもそも米国の分断はトランプのせいではないし、分断の原因を分析するほどの難しい話でもない」と指摘するのは、メルマガ『在米14年&海外販路コンサルタント・大澤裕の『なぜか日本で報道されない海外の怖い報道』ポイント解説』著者の大澤さんです。

あなたは「マヨルカス氏」を知っているか

米国の報道では頻出ながら、日本ではほとんど報道されない名前があります。

アレハンドロ・マヨルカス氏。米国の国土安全保障(ホームランドセキュリティ)長官です。

彼の弾劾訴追手続きが進んでいます。南部国境で起きている不法移民の急増に対応できていないからです。

弾劾訴追は、身分保障された官職にある者を、義務違反や非行などの事由で、議会の訴追によって罷免し処罰する手続きを指します。

共和党の支配する下院ではその手続きが進んでいます。政策問題で、閣僚が弾劾訴追手続きされるのは極めて異例です。

共和党を支持するFOXニュースは以下のように報じています。

水曜日の公聴会は、3年にわたる移民危機への対応を調査した下院の国土安全保障委員会による調査報告の後、最初の弾劾公聴会となる。
共和党は、先月だけで30万2000人の移民が出くわした歴史的な移民危機を、“キャッチ・アンド・リリース”と呼ばれる、国内への移民の解放を含む政策のせいだと非難している。
そして、不法移民の仮釈放の広範な使用、狭められたICE(移民関税執行局)の執行、壁建設の停止を、マヨルカス長官の義務違反問題として指摘している。

不法移民問題で米共和党と米民主党が激しい攻防

キャッチ・アンド・リリースは、捕まえた不法移民を裁判所に出廷することを条件に米国内に開放することです。共和党支持者は強く非難しており、トランプ支持の理由となっています。

それに対して、民主党系のニーヨークタイムズは以下のように反論しています。

共和党は、マヨルカス氏が弾劾訴追の基準である犯罪を犯したという証拠もなく、事実上、アメリカ国民を危険にさらすと主張する移民政策を理由に同氏を罷免しようとしている。

実際、弾劾訴追が成功する可能性は低いとされています。上院は民主党が多数派のためです。

こういった弾劾訴追や、いくつかのトランプ元大統領への訴訟は、大きく言えば今年11月の大統領選へ向けた政治的なショーの意味合いが大きいです。

共和党系は、大統領選の焦点を不法移民問題にもっていきたいと考えています。それでこのような弾劾訴追を行うのでしょう。

共和党系はここにメディアの焦点をあててほしいのです。

民主党系は、この問題に触れたくない、という立場です。

なぜ日本人には「人を下戸にする」D遺伝子が多いのか?酒好き池田教授の考察

正月だけは朝から酒を飲んでも許されるという感覚が日本人にはあるもの。ただし、酒をまったく受け付けない下戸(げこ)体質の人は、どんな日だろうが御免被りたいのがお酒です。こうした上戸と下戸が遺伝子によって決まるのはよく知られていること。白人や黒人には一人もいないとされる下戸が日本人に多いのはなぜなのでしょうか。今回のメルマガ『池田清彦のやせ我慢日記』では、37年間1日も欠かさずにお酒を飲み続けているというCX系「ホンマでっか!?TV」でおなじみの池田教授が、好きな日本酒や家族とお酒のエピソードとともに、日本人に下戸が多い理由について考えています。

正月は朝から酒を飲む

いつもは夕方の5時にならないと酒を飲みださないのだけれども、正月の3か日だけは例外で、朝からちょっとだけ酒を飲む。この何年間は、昔の教え子が暮れになると送ってくれる、福井県大野の大吟醸・南部酒造「究極の花垣」を飲む。最近私が飲む大吟醸では一番美味い酒の一つである。精米歩合は35%。かつてこの酒造には畠中喜一郎という名杜氏がいらして、私はこの人の銘のラベルが張ってある大吟醸の空き瓶を持っている。「花垣杜氏 畠中喜一郎 槽搾り中汲み大吟醸(ふなしぼりなかぐみだいぎんじょう)」。これは精米歩合40%だけれども、「究極の花垣」を凌ぐ無茶苦茶美味い酒だった。

最近は一番いい大吟醸の精米歩合は、だいたい35%だが、磨けば磨くほどいいってもんじゃない。中には17%なんて酒もあるけれども、そんなに磨いてももったいないだけだ。どんどん磨いていけば、最後は1%になってしまい、ついには0%になってしまう。0%じゃ酒はできない。

最近、銘品のウイスキーは空き瓶にも驚くほどの値が付くと聞いているので、もしかしたらこの空き瓶も結構高いのかもしれないな。少し前まで贔屓にしていたのは旭川の高砂酒造(「国士無双」という酒が有名)の「雪氷室一夜雫」という酒だったが、作り方が変わって、「旭神威」という酒になったので、飲むのを止めてしまった。ちなみに高砂酒造は日本で二番目に北の酒造である。一番北の酒造は増毛にある「国稀」だ。

去年の暮れに風邪をひいて微熱があって、布団の中でうつらうつらしていたのだけれども、酒だけは毎日飲んだ。一番熱があった日は38度くらいだったのだが、とりあえず、酒を飲まないと連続飲酒記録が途絶えてしまうので、0.2合くらい飲んだ。

前も書いたかもしれないが、私が直近で、酒を飲まなかった記憶があるのは1987年の2月のある日で(日にちは忘れた)、それから毎日酒を飲み続けているので、連続飲酒記録はそろそろ37年を超える。ここで止めると連続記録が途絶えるので、意地で飲んでいるわけである。熱っぽい喉に冷酒が染みてこれが結構美味いのだ。私は風邪をひくと大体喉に来て、風邪が大方治った後でも、咳が残ることが多い。痰が切れて咳が収まり、それでやっと全快になる。今回の風邪はもう少しの辛抱だ。

この記事の著者・池田清彦さんのメルマガ

自分が健康がどうかが不安すぎて鬱病に。深刻な「健康不安症」とは何か?

前回の記事で病気不安症の死亡率についての研究結果を紹介した、もりさわメンタルクリニックの無料メルマガ『精神医学論文マガジン』。今回は、健康不安の有病率や性質を調べた研究について紹介しています。

健康不安の影響

先日は、病気不安症の死亡率への影響についてお伝えしました。

今回は、類似の病態で、広く自分の健康状態についての不安が強く日常生活に影響が生じている“健康不安(Health anxiety)”について、有病率や性質を調べた研究をご紹介します。

Health anxiety in Australia: prevalence, comorbidity, disability and service use

オーストラリアにおける健康不安

オーストラリアにおける研究で、2007年の精神的健康に関する全国調査(the Australian 2007 National Survey of Mental Hearth and Wellbeing)が元になっています。

結果として、以下の内容が示されました。

・健康不安の生涯有病率は5.7%、調査時点での有病率は3.4%となっていました。

・年齢、雇用状態、喫煙、合併身体疾患が関連を示していました(例:女性、30~40歳台で高い傾向)。

・うつ病の合併、日常での不快感、生活障害、病院受診が多くなっていました(例:うつ病の合併について、健康不安がある場合37.4% vs ない場合11.4%)。

要約:『健康不安は100人に3人程度認める症状(障害)であり、他の精神疾患や日常生活・社会生活上の支障をきたしやすい』

病気や健康状態に関する不安は、日常的に認め得る症状であり、生活に与える影響が大きいことが感じられる内容でした。

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金正恩が大暴走。先代を否定してまで韓国への敵愾心をアピールした理由

金正恩が韓国と北朝鮮を同族ではなく「敵対的交戦国関係」と再規定しました。このことについて今回、無料メルマガ『キムチパワー』の著者で韓国在住歴30年を超え教育関係の仕事に従事している日本人著者が、朝鮮日報を参照にして紹介しています。

金正恩、韓国と北朝鮮「同族概念」を否定

国情院の韓基範(ハン・ギボム)前第1次長は18日、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長が南北を同族ではなく「敵対的交戦国関係」と再規定し、憲法改正を推進することについて「我々が北朝鮮の『敵対的二つの国家論』のフレームに巻き込まれてはならない」と述べた。

韓元次長は「北朝鮮の『二つの国家』攻勢は、韓国を国家として認めるということではなく『同族ではない』という点で傍点が付けられたもの」とし、「同族ではないので核攻撃の対象だと私たち韓国を脅しているのだ」と述べた。国情院1・3次長を務めた韓元次長は、長い間北朝鮮分析官として在職した代表的な北朝鮮専門家だ。

──金正恩が先代の金日成(キム・イルソン)、金正日(キム・ジョンイル)を否定してまで、韓国への敵愾心を高めている。「数十年間『わが民族・同胞』と言って『祖国統一』を語っていながら一夜にして先代から続けてきた方針を覆すとなると逆作用が発生する可能性が高い。

住民たちは「首領様たちがこれまで同胞と言っていたが…」とひそひそ話をはじめることになるだろう。金正恩が「同族」「統一」の概念を消すように言ったのは、それだけ北朝鮮内部の住民の間に、豊かな韓国に向けた憧れや韓国と統一されることを期待する心理が広がったという証拠かもしれない」

──韓国国内でも「これを機に南北が違う国家で過ごそう」という「二つの国家論」に同意する主張が出ている。

「二つの国家論を認めることになれば、北朝鮮住民を韓国国民として保護することは難しくなる。北朝鮮住民も憲法上、韓国国民であるため包容できているのだが、北朝鮮を他の国家と見なすことになれば憲法も変えなければならず、領土問題や脱北民の受け入れも複雑になる。我々を揺さぶろうとする北朝鮮の誘導戦術に絶対に巻き込まれてはならない」

──政府はどう対応すべきか。

「かつて西ドイツが(2国家・2民族を主張した)東ドイツに対して同じ民族・包容の対象という立場を一貫して維持したように、韓国政府も「二つの国家論」に慎重に対応しなければならない」

──「大韓民国完全焦土化」など、対南脅威の水位が高すぎる。

金正恩、いったいどうしたんだろうか。「金正恩は政権初期から好戦性を誇示することで軍事的リーダーシップを浮き彫りにするために南北関係を内部政治に活用してきた。

核・ミサイル高度化の長期化による内部不満を外部に回し、米国と韓国の対北朝鮮政策転換を圧迫するための意図と見られる。

2017年の核・ミサイル高度化の疾走で米国の対北朝鮮軍事的オプション検討など対外圧迫が激しくなると、2018年に南北関係を「大転換」すると出てきたが、2019年の米朝核交渉が「ハノイ・ノーディール」に帰結し計画に支障が生じると、今回は「韓国領土平定大事変」を持ち出してきた。

ハノイ交渉が失敗に終わったことは金正恩にとって想像以上の失望と怒りを抱かせる結果となっているようだ。文在寅に対してクソミソに言っているのをみてもそれが窺える。文在寅があのとき金正恩に「トランプとの交渉で制裁撤回ができるよ」と蜜のような意見を言っておいてそれが見事外れと出てしまったわけだから。

2019年、ハノイでトランプと会うためにどれだけの金を使い労を使い希望に燃えて汽車旅でやってきたのに交渉決裂。その瞬間の金正恩の絶望・怒り・落胆に満ちた表情を覚えておられる方々も多いと思う。大事な大事な任天堂スイッチがドブに落ちた幼子のような情けない表情をしていたものだ。

なぜ、小野田少尉は「ジャングルに30年間一人で潜伏」しても孤独ではなかったのか?

フィリピンのルバング島で、終戦後も30年間にわたって潜伏し続けて生還した小野田元陸軍少尉。当時は多くのメディアが彼の帰国を報道しました。今回のメルマガ『致知出版社の「人間力メルマガ」』で紹介しているのは、小野田氏のルバング島での体験を聞いた貴重なインタビューです。

ルバング島で30年間潜伏、元陸軍少尉の小野田寛郎氏に「孤独感」がなかった理由

フィリピン・ルバング島のジャングルで、太平洋戦争終了後も約30年間潜伏し、生還した元陸軍少尉の小野田寛郎氏。

『致知』2008年7月号に掲載された記事より、心に残る話をご紹介します。

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ルバング島にいた30年間で発熱は2回でした。

それは仲間が負傷して、介護疲れでちょっと出しただけです。

熱が出たところで、医者も薬もないですから、まずは健康でいることが大事です。

そして健康でいるには頭をよく働かせなければダメです。自分の頭で自分の体をコントロールする。健康でないと思考さえ狂って、消極的になったりします。

島を歩いていると、何年も前の遺体に会うこともあるんです。それを埋めながら、「早く死んだほうが楽ですね」と仲間に言われ、本当にそうだなと思ったこともあります。

獣のような生活をして、あと何年したらケリがつくか保証もないですし、肉体的にもそういつまでも戦い続けるわけにもいかない。

いずれはこの島で死ななきゃいけないと覚悟しているので、ついつい目の前のことに振り回され、「それなら早く死んだほうが……」と思ってしまう。

羽田衝突で隠蔽される本当の事故原因「安倍時代の政治圧力」とは?現場に責任を押しつける犯人探しが始まった

羽田空港の衝突事故から3週間。乗員乗客全員生還は不幸中の幸いでしたが、奇跡が二度起きないとすれば、今後どのような再発防止策が必要でしょうか?これに関して、日本では「原因究明」よりも「責任追及」が重視されがちだと指摘するのは辻野晃一郎氏。「羽田をこれだけ超過密化したのは官邸主導の強引な政治判断だ。負担と責任をすべて現場に押し付けるようなことがあってはならない」と警鐘を鳴らします。(メルマガ『グーグル日本法人元社長 辻野晃一郎のアタマの中』~時代の本質を知る力を身につけよう~ より)

羽田事故の背景に「官邸主導の強引な政治判断」

(1/19号「今週のメインコラム」より)
前回の「気になったニュースから」では、1月2日に羽田空港C滑走路で起きた航空機事故について取り上げ、この事故は起こるべくして起きた事故ではないか、という感想を持ったことを述べました。(「羽田事故は人災」政府が隠す不都合な事実|辻野晃一郎(2024年1月13日公開)まぐまぐニュース!

今回は、こちらの「今週のメインコラム」の方で、このことについてもう少し深掘りしておきたいと思います。というのも、ヤフーニュースが1月16日に次のような記事を転載していたのを見て危機感を持ったからです。オリジナルはデイリー新潮が1月9日に出していた記事です。

●関連記事1:JAL機炎上事故で逮捕者は出る? 専門家は「捜査に1年以上かかる可能性も」Yahoo!ニュース

この記事を読んで、私は思わず以下のようにXにポストしました。

責任追及よりも徹底的な原因究明を。航空専門家によると各国で義務付けられているADS-Bという安全装置の搭載が日本では進んでいないとの指摘もある。羽田をこれだけ超過密化したのは官邸主導の強引な政治判断だ。負担と責任をすべて現場に押し付けるようなことがあってはならない。

デイリー新潮の記事の中に、「事故原因の究明を目指す運輸安全委員会の調査と並行し、警視庁は東京空港署に特別捜査本部を設置。捜査1課の特殊犯捜査係を中心に業務上過失致死傷容疑を視野に捜査を進めている」との記述があります。

このような事故が発生した場合、日本では警察の捜査が優先されて、原因究明よりも責任追及が重視される、ということが言われます。上記の記事もそのようなトーンで書かれていることが気になりました。そうなると、刑事訴追を避けるために、被疑者が自分に不利な証言を控えて原因究明の妨げになることがあるようです。

しかし、大切なことは再発を防止することです。そのためには、被疑者を免責にしてでも、徹底的に原因を究明して必要な対策を打つことを最優先にすべきではないかと思います。

現場に責任を押しつける“犯人探し”やめよ

また、上記ポストの2日前に、以下のようなポストもしていました。

2020年の新ルート開設以来、超過密な羽田の危険な実態を一番よく知っている管制官やパイロットたちは、今回のような事故を受けて、過重労働を強いられ危険な空港での離発着を強要される状況の改善を求めて労働争議とかを起してもいいのではないでしょうか?

これに関連する証言としては、以下の弁護士JPニュースの記事の中に次のような記述を見つけました。

全運輸労働組合等で組織される「国土交通労働組合(国交労組)」の担当者は、「政府の合理化政策等によって管制官として携わる人手が不足している」と訴える。担当者によると、管制業務に従事する全国の職員はここ数年、1900~2000人の間で推移。航空管制官と関連の仕事を担当する職員数は、2005年の4985人をピークとして減り続けており、23年には4134人まで減少しているという。
●関連記事2:羽田で5人死亡の航空機事故、国交労組「人手不足で安全保てない」…遠因の指摘も(2024年1月18日公開)弁護士JPニュース

上記記事の中には、前述した警察の捜査の問題点も指摘されており、国際民間航空条約(ICAO)違反にあたるとされています。

日本航空OBの専門家も指摘する「政治の圧力」

さらに、私のXでのポストへのリプライで、津田大介さんのポリタスTVのコンテンツの中に、以下のものがあることを教えてくれた人がいました。

●関連動画1:羽田空港衝突事故の検証 ヒューマンファクターの視点から|羽田空港で日本航空516便が海上保安庁の航空機と衝突。日本の航空安全管理における問題とは?|ゲスト:佐久間秀武(2024年1月14日公開)ポリタスTV

このYouTube番組は、日本航空OBで、長年、運航技術、整備技術、安全推進、ヒューマンファクター研究などに携わってきた佐久間秀武さんという専門家をゲストに招いて事故原因を検証する内容で、非常に参考になりました。

佐久間さんによると、トラフィックの多い空港で一つの滑走路を離着陸兼用で使用する場合の着陸許可オペレーションをLAHSO(Land And Hold Short Operation)というそうです(図1)。

事故が起きた羽田のC滑走路(34R)では、まさにその運用が行われていました。このオペレーションは、着陸する飛行機への着陸許可を、離陸する飛行機への停止命令とセットで発出しなければならず、着陸機、離陸機、管制官の3者でうまく連携をとらねばならない難易度の高いオペレーションにあたるとのことです。

事故に際しては、やはり佐久間さんも、「不謹慎かもしれないが予想していた事故が起きた」と話しています。佐久間さんによると、そもそも羽田の管制官やパイロットは、このLAHSOのオペレーションに対して消極的だったそうです。

それを強引に進めることになったのは、「政治の圧力」だったと発言しています。「政治の圧力」とは、私も以前からX(旧ツイッター)やこのメルマガなどで指摘してきたことと同じです。

すなわち、安倍政権時代に観光立国を標榜してインバウンドの大幅増加を図り、それに対応するために都心上空を低空で飛ぶ2本の新ルートを開設するなど、まともな国会審議も経ずに羽田空港を拡張して過密化させたことです。

このことが、いずれ何らかの事故につながるのではないかと佐久間さんも恐れていたようなのです。

●関連記事3:国民生活より「インバウンドが優先」の亡国政策|辻野晃一郎(2024年1月14日公開)まぐまぐニュース!

管制官とパイロットに難易度の高いオペレーションを強いているのはC滑走路のLAHSOだけでなく、RNP AR(Required Navigation Performance Authorization Required)という管制方式も同様だそうです。

佐久間氏は、「連携を間違えると並行して飛んでいる2機の着陸機が東京上空で衝突するような事故もあり得る」と警告しています。

驚くべきは、これらの難しいオペレーションを導入するにあたっては、最新のCRM(Crew Resource Management)訓練やAPM(Advanced Qualification Program)訓練などと呼ばれる高度な訓練が必要なものの、日本の航空業界はそのような訓練を十分に施している状況とは言えないそうです(事故後のJAL機からの脱出においては訓練が活きたそうですが、事故を起こさないための訓練が不十分という意味)。

訓練が行き届いていれば、今回事故を起こした着陸機JAL516便は、進入復行または着陸復行(Go around、Touch-and-go)などの手段で事故を回避することができたのではないかと述べています(*1)。

この記事の著者・辻野晃一郎さんのメルマガ

三浦春馬「毒親育ち」のあの日々…宮沢りえ、安達祐実も共通「しんどすぎる親子関係」に記者が感じた絶縁できぬ悲哀

子どもを支配して自己肯定感を踏みにじる「毒親」。毒親から虐待された子どもはメンタルを壊され、大人になってからも人生に苦しみ続けると言われています。近年よく見るようになったキーワードですが、それよりもずっと昔から、芸能界にも「毒親」は存在していました。安達祐実さん、宮沢りえさん、そして三浦春馬さんそれぞれの苦しみを、芸能記者歴30年のベテランジャーナリスト・芋澤貞雄さんが回顧します。

娘にカネをせびる毒親~安達祐実の場合

『週刊文春』が“毒親”の記事を掲載していました。

“人の不幸は蜜の味”ですから、不謹慎ですがこういった話が好きな人達も世の中にはたくさんいるのでしょう。

今回の主人公は、昨年末に2度目の離婚を発表した安達祐実です。

サブタイトルは“母は何度も娘に「カネをくれ!」”

若い方は御存知ないかもしれませんが、安達祐実がブレイクしたのは1994年4月期の『家なき子』というドラマで、決め台詞は「同情するならカネをくれ!」でした。

まだ黄色の通学帽が似合うような目のクリクリした子供にこんなセリフを言わせたドラマは37%を超える視聴率を稼ぎ出しました。

週刊誌は、記事のタイトルが“匂わせ”でどうしても中身を知りたいと思わせるものや、タイトルが過激であればあるほど購買意欲が伸びるものです。

この“毒親”がテーマの記事を入稿する場合、タイトルを決めたりするときには取材記者と担当編集者の間では“実録ドラマ”ばりの壮絶な言葉のキャッチボールが繰り広げられます。

それはそれは楽しい空間で、滅多に体験できるものではないと言えます。

私もこれまでたくさんの有名芸能人を取材してきましたが、プライベートの話を聞けば聞くほど、取材対象者が打ち解けて話が弾んでくればくるほど聞かされたのが、この“毒親”なる存在でした。

“毒親”なる言葉は昔はありませんでしたが、別に特別な話ではないんだな…と感じたのを憶えています。

記事によると安達は、実母の夫の医療費、2人の子供の養育費と称して実母に金を無心されていたようです。

私が取材した別のケースでは、タレントの頭越しに直接所属事務所に現金を要求するパターンもありました。

「娘(息子)がこんなに活躍しているんだから、少しぐらい資金援助してもいいんじゃない?」と露骨に口に出す親もいたり、子供に内緒で給料の一部をピンハネしている親もいました。

後者の場合、具体的に言えばタレントの手取りが月150万円だとしたら、実際には本人には120万円しか振り込まれないわけで、親に毎月30万円が密かに送金されていたという具合です。

この報酬の流れを親にぶつけると「あの子が今いるのは誰のおかげだと?」という答えが決まって返ってくるわけです。

【関連】松本人志の「女性セレクト指示書」を文春砲が暴露。変態的すぎる「絞り込み検索条件」職業フェチの衝撃、ロリコンか否か“13歳の防衛ライン”が今後の焦点に?

娘をヘアヌードにする毒親~宮沢りえの場合

私が最も印象に残っているのは、今は森田剛と幸せな生活を送っている宮沢りえのお母さんです。

通称“りえママ”と呼ばれていた彼女は、娘を一流の女性タレントにするため、ありとあらゆる“手段”を使っていたのは業界では有名な話です。

娘を16歳でふんどし姿にしてカレンダーの撮影をさせたのも、18歳で篠山紀信さんにヘアヌード写真集を撮ってもらったのも、全てはこの“りえママ”のアイデアと言われています。

知人の古株芸能プロダクション関係者によれば、いい意味でも悪い意味でも必死だったと…。

母親の愛情を信じて何も疑いもせず、反論もせず、従ってきた娘はどんな思いだったのでしょうね。

金の無心も、本人の意思が全く無視された人生も、それでも私を産んでくれた親だから…と思わなければいけない子供だとしたら、不幸な星の下に生まれた運命を受け入れなければいけなかった辛さは想像もできません。

足枷が外れた後の彼女たちや彼たちには幸せになって欲しい…と心から願うばかりです。

【関連】三浦春馬さん衝撃の死から3年。取材を続ける芸能記者が感じた、三浦さんへの“陰湿なイジメ”の正体

辛坊治郎氏が暴く「地震利権」と南海トラフ発生確率のウソ。能登半島なぜ過小評価?

震度7の激震に襲われた能登半島は、多額の国家予算を注ぎ込んで作成される「全国地震動予測地図」でノーマークの地域でした。では逆に、発生確率が高いとされる南海トラフ巨大地震や首都直下地震は?これに関して、ジャーナリストの辛坊治郎さんは「日本ではいつでもどこでも大地震がくると覚悟して対策しなければならない」とした上で、公的機関の発表する「地震発生確率」が人為的に歪められている可能性を指摘します。(『辛坊治郎メールマガジン』より)

「全国地震動予測地図」は信頼に足るか

文部科学省傘下の研究所の一つに、毎年100億円を超える予算を確保している「防災科学技術研究所」という組織があります。

この研究所が毎年改訂、発表しているのが「全国地震動予測地図」です。

正式に国家予算を使って「研究」している研究所の発表はメディアにとても重要視されていて、改訂版発表の度に、新聞は全紙大で地震発生確率ごとに色分けされた日本地図を掲載します。

この地図が掲載されるたびに、新聞の読者は、自分の住んでいる場所をこの地図から探し出して正に「一喜一憂」するわけです。

「ノーマーク」だった能登半島で震度7

この地図の最新版は昨年の7月18日に公開され、「2023年1月を地震発生確率算定基準日」にした地図が昨年夏に新聞紙上に載りました。

この地図、関東地方から紀伊半島南部、四国に至る太平洋側が地震の高発生確率を意味する紫から赤で塗り潰されている一方、日本海側の地震発生確率は概ね低く、薄い黄色が目立ちます。

その中でも特に色が薄いのが能登半島です。この地図は今でも「防災科研」のホームページで見られますから、皆さんの目で確認してみてください。

能登半島ではここ数年、群発地震めいた地震が発生していてそれなりに警戒感を持つ人は多かったでしょうが、昨年7月発表の地図で、「専門家」が、「能登半島は日本で一番、震度6弱以上の地震発生の確率が低い地域」と言っている訳ですから、耐震診断や耐震補強に金を出そうという人は少数派だったでしょう。

何せこの地図は、全国の自治体が「我が地域は地震発生確率が低い」と堂々と企業誘致の材料に使って来たほど重要視されていますからね。

例えば熊本の自治体が、熊本地震発生まで、この地域の「地震発生確率」が極めて低い事を「魅力」としてアピールポイントに使って企業誘致していたのは有名な話です。

その後、熊本が阪神淡路大震災と同規模の直下型地震に見舞われたのは誰でも知っています。今後、この手法で企業誘致した自治体は、大地震の後に企業から訴えられる可能性すらあります。だって、これって「詐欺」みたいな話ですからね――等々、ラジオなどで主張していたら、私の元に一冊の本が送られて来ました。

「南海トラフ」は口実?背景に地震利権

これは東京新聞(=中日新聞)の小沢慧一さんという記者が書いた『南海トラフ地震の真実』という本です。

前書きの中に「防災行政と表裏一体となって進むことで膨大な予算を得てきた地震学者が、行政側に言われるがまま科学的事実を伏せ、行政側の主張となる確率を算出した」とあります。

この記事の著者・辛坊治郎さんのメルマガ

新たな危機の火種。韓国を敵国と見なし、プーチンと手を組んだ北朝鮮

開戦から3年が経とうとするウクライナ戦争に、終わりの見えないガザ紛争。そんな中にあって、北朝鮮は韓国を「第一の敵国」と定めロシアに急接近する姿勢をより鮮明にしています。2024年、国際社会はどのような事態に見舞われてしまうのでしょうか。今回のメルマガ『最後の調停官 島田久仁彦の『無敵の交渉・コミュニケーション術』』では元国連紛争調停官の島田さんが、北朝鮮の軍事的台頭が世界に及ぼす影響を解説。さらにガザ紛争の長期化で利を得るのはプーチン大統領だとした上で、パレスチナに和平をもたらす解決策を考察しています。

世界は戦いのドミノに陥ってしまうのか。北朝鮮の軍事的台頭で混乱化する国際社会

「北朝鮮の外交・安全保障政策における方針転換は、北朝鮮が戦争やむなしとのモードに入ったと受け取るべきか」

このような問いが海外メディアでの討論中に出てきました。

とてもセンセーショナルでショッキングな内容ではありますが、正直申し上げて私は答えを持ち合わせていません。

今週に入って北朝鮮のチェ・ソンヒ外相がモスクワを訪問し、クレムリンでプーチン大統領が直接会談するという非常に稀な厚遇をしたことと、相次ぐ弾道ミサイル発射実験の実施、そして金正恩氏自身が発言した「(これまでの融和・統一路線を破棄し)韓国を敵国と見なす」という内容はいろいろな憶測と懸念を生じさせます。

「またお馴染みの瀬戸際外交じゃないのか」という意見も多く聞かれますが、今回の状況が通常と異なるのは

【外交・安全保障面で背後にしっかりとロシアがついていること】

【ロシアの高度な軍事技術、特にミサイル技術が北朝鮮に提供されたと思われ、これからもそれが強化されると思われること】

【国連をはじめとする国際社会において、ロシアとくっつくことで北朝鮮の孤立が解消されることが期待できること】

などといった複数の特徴の存在です。

本当に韓国に対して戦争を仕掛けるか否かという問いは極端なものであると考えますが、ただ仮に北朝鮮優位の形で南北統一が実現したとしても、金王朝の権威の弱化は必須であると分析できるため、金王朝の基盤の堅持と強化が最大の使命に位置付けている金正恩氏とその一族にとっては、あえて統一の道を断ち、独自路線を引くことがベターと判断したのだと考えます。

実際に戦争に至るかどうかは分かりませんが、アメリカ大統領選挙でトランプ大統領の復活の可能性があると言われていることから、その結果が判明するまでは仕掛けてこないと見ています。

ただ、ロシアと北朝鮮の接近と、北朝鮮の態度の硬化は国際社会にとっては無視できない重大な懸念を生じさせます。

北朝鮮の飛躍的に伸びる弾道ミサイル技術と飛距離、核弾頭の小型化に関する技術革新、そしてロシアの手助けを得ていると思われるHCV(極超音速滑空兵器)の開発などは、もうこれまでのように口先だけの脅しで済ませることは出来ず、北朝鮮発の有事に備えて真剣な監視体制の構築と運用が急がれることになります。

そしてそれは日米韓の北東アジア地域に留まらず、世界がICBMの射程距離に入ると思われることから、欧州各国にとっても無視できない自国・地域の安全保障問題として扱われることになります。

即時に北朝鮮が戦争を仕掛ける可能性は低いと考えますが、北朝鮮が軍事的な国際プレイヤーとして台頭してくることになると、国際社会は、現在進行形のロシア・ウクライナ間の戦争と、一向に出口の見えないイスラエル・ハマスの戦争へのアクティブな対応の必要性に加え、広域アジアで高まる軍事的な緊張(米中台間の南シナ海周辺と朝鮮半島情勢などの北東アジア周辺)にも対応を迫られる【三正面の作戦実行】を迫られることになります。

この記事の著者・島田久仁彦さんのメルマガ

正月太りで「腸ブス」になってない?あなたが「腸美人」になる方法

寝正月で「正月太り」になってしまった人、意外と多いのではないでしょうか。今回の無料メルマガ『美容と健康ひとくちメモ』では、その原因に「腸がブスになったから」と指摘。では「腸美人になる方法」は何でしょうか?

腸美人になろう!

正月太りの本当の理由は、腸がブスになっているからだそうです。

ブス腸になってしまう悪習慣は、

  1. 24時過ぎに寝て昼頃起きる。
  2. 朝食は食べずに、食事の時はいつもテレビを見ながら。
  3. ケーキやお菓子などの甘いものを毎日食べる。
  4. 水分は1日1リットルは飲めないし、むしろ、お酒を飲んで脱水気味。

正月に限らず、これに近い生活習慣の人はブス腸になっている可能性が高いとのこと。

改善策としては、腸は内側が約5日ではがれ落ちて生まれ変わっているそうで、ちょっと温かめのお風呂にじっくり浸かって汗をかくと、腸の血行を良くし新陳代謝をアップさせることでリセットできるらしいです。

また、腰の筋肉が固いとガスが溜まりやすくなるので、腸をとてもよく刺激して、筋肉のストレッチにもなる「体をひねる運動」がオススメだそうです。

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