人を太らせる細菌が実在する! 肥満が感染症だったと米研究

さまざまな病のリスクを高める肥満ですが、その肥満が実は感染症だった、という研究結果が発表されていたことをご存知でしょうか。無料メルマガ『Dr.ハセのクスリとサプリメントのお役立ち最新情報』で、その衝撃のメカニズムが紹介されています。

肥満は「デブ菌」による感染症?

人を太らせる細菌「デブ菌」が実在するそうです。肥満の人の腸から取った腸内細菌群を移植された人が、急激に太るという現象からわかりました。

これは、米国ロードアイランドのニューポート病院とマサチューセッツ州のマサチューセッツ総合病院の研究グループが、感染症分野の国際誌であるオープン・フォーラム・インフェクシャス・ディジーズ誌(論文タイトル:Rapid and Unexpected Weight Gain After Fecal Transplant, 2015年2月)に報告したものです。

クロストリジウム・ディフィシルによる細菌感染症に罹ると、治療の抗菌薬により腸内細菌のバランスが崩れて、下痢を起こしたり、毒素が産生されたりして、ひどい場合には命に関わります。

この感染症の治療として、健康な人の糞便から抽出した腸内細菌を患者さんに移植する方法があるのだそうです。

ところが、肥満のボランティアの糞便を移植された人では、逆に短期間で急激に太ることがわかりました。

研究グループが報告した女性は、糞便の腸内への注入を受けてクロストリジウム・ディフィシル感染症の治療そのものは成功したそうです。このときの治療のための糞便を提供したのは、肥満である以外は健康状態が良好な10代の女性でした。この治療を受ける前の患者さんの体重は62kg、BMIは26で正常体重でした。

ところが移植の16か月後、女性の体重は一気に約77kgまで増えて、BMIが33まで増加したそうです。そして移植3年後には、減量の努力にもかかわらず体重が77kg、BMIは34.5の肥満が定着してしまいました。

以上の結果から、肥満の原因の1つに腸内細菌フローラが関与しており、肥満も一種の感染症と考えられるそうです。

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【知っ得マナー】両親、先輩、上司の子供…お年玉をあげてもいいの?

子ども達にとって何より嬉しい「お年玉」。でもあげる方は金額や渡すタイミングなど、いろいろなことに悩んでしまいますよね。ましてそれが上司のお子さんだったらどうすれば? 無料メルマガ『システマティックな「ま、いっか」家事術』では、あなたの印象をUPさせるスマートな渡し方を紹介しています。

お年玉がダメならお年賀

さて、本日はお年玉の悩ましいお話。あなたはご家族と一緒に初詣に出かけました。すると、神社で会社の上司家族にバッタリ。お子さんも一緒です。さて質問。このとき、上司のお子さんにお年玉を渡しますか

お子さんは、まあ当然お年玉を期待した目でじじじっと見ています。しかし、ほとんど会ったことがないコで、しかも直接の知り合いである上司は目上の方。ちょっと悩みますよね。

お年玉を渡す相手には、実は明確な基準があるんです。

そもそもお年玉は「年の魂」と書き、お供えして神様の魂の宿った餅の玉を分け与えることに由来しています。お餅を食べることで神様の魂を体に取り込むということなんでしょう。このため、「立場が上の者が立場が下の者に与えるもの」なんです。だから、立場に上下関係があるところでしか行われないわけですね。たとえば、親から子供へ、上司から部下へ、店長からバイトへという関係性でお年玉を渡すんです。

そうするとね、

・上司の子供にお年玉を渡す
・年老いた自分の親にお年玉を渡す
・お世話になっている先輩にお年玉を渡す
・学校や習い事の先生にお年玉を渡す

これ全部NGです(×◆×)

だって、あなたの方が立場が下だから。上司よりは立場が下でも、上司の子とは関係ないと思われるかもしれませんが、そこは直接の関係性の上下、すなわち上司と部下であるあなたの関係で上下を判断するんです。

でも状況によっては渡したいときも…。

うん、そうですよね。気い遣ぃ~でプレゼント好きな日本人の心情としてはたしかにそういうシーンもありますね。そういうときはね「別の名目で渡す」んですよ。名称が「お年玉」じゃなきゃイイわけです。カンタンだなあ(笑)。

親や先輩などには「お年賀」として渡せばOKです。特に難しいのが「上司の子供」です。目上の方の家族に目下の者が金品を渡すのを失礼と受け止める方がいらっしゃるだろうからです。と言って子供相手に「お年賀」っていうのもヨケイにヘンです。ここは

・文具料 とか
・御本料 とか
・玩具料 とか

になると思います。お子さんの歳にもよるでしょうね。

年の初めのお年玉。スマートに気分良く渡したいですね。

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入りたくないけど、ちょっとのぞいてみたい。受刑者たちのグルメ事情

身に覚えのない罪で逮捕勾留された際の体験を書き綴っている元弁護士・山本至さんが、メルマガ『知らなきゃ損する面白法律講座』で前回に引き続き「塀の中の年末年始」について教えて下さいました。今回も「ギョロッケ」「面倒見さん」など、思わずクスッとしてしまうエピソードが盛りだくさんです。

ある弁護士の獄中体験記 「塀の中の飲食事情」

拘置所において、元日昼食に配られたお弁当の中にあるプラスチック容器の1つ1つには、おせち料理が綺麗に盛り付けられている。いくつかをあげると、海老大、鮭塩焼、いくら、紅白蒲鉾、なます、田作り、鳥唐揚げ、ハンバーグ、栗きんとん、卵焼きなどなどである。ほとんど一般社会のそれと異なるところがないし、ひょっとしたらそれ以上かもしれない。お屠蘇やお酒がついていないだけである。

その量からしてもかなりのもので、この弁当の残飯回収は夕食後となっており、昼と夜に分けて食べればいい。おそらく残飯で出す人はいないだろう。

2日と3日の朝食も若干見劣りはするもののそれでも十分に豪勢である。すまし汁にお餅がついてくる。海老はなくなったが鶏肉の大きいのが入っている。食事は豪華だったが、1人寂しくおせち料理を食べるのは辛い。家族のいる東を向いて小声で「あけましておめでとう」と言う。家族も私以上に辛い正月だろうなと思いつつ。

食べ物にまつわることについてあと2つ3つのことを書いておこう。勾留中にここ宮崎では鳥インフルエンザの騒動があった。日本一の鶏肉消費量をほこる宮崎では大事件であったようだ。

1月13日に所内放送があり、14日の夕食に予定されていた親子丼が牛丼に、15日昼に予定されていた玉子とじがギョロッケに変更されると伝えていた。ラジオ放送ではしきりに鶏肉や卵を食べても影響がないことを伝えていたが、それでも鳥インフルエンザに配慮した結果の変更だろう。

所内放送を聞いて「ギョロッケ」って何と思った。知らない人も多いだろう。私もまったく知らなかった。文字で「ギョロッケ」と書くとそれなりに想像がつくが、所内放送で一度聞いただけではどんな料理だか分からなかった。白魚のすり身にパン粉をまぶしたものを油で揚げたもので、コロッケが肉の揚げ物なら魚の揚げ物だから「ギョ」と変わるのだと分かった。「魚ロッケ」である。おいしかった。

明日は我が身…日本の高齢化対策に興味津々の海外紙

現在、日本の人口の25パーセントにあたる65才以上の人口は、2060年には40パーセントに達する。75才以上にいたっては、現在の11パーセントから2倍以上の27パーセントになる見込みだ。

世界で最初の「スーパー・エイジド・ネイション」と呼ばれる日本の超高齢化社会に対する数々の取り組みに、海外各紙の注目が集まっている。ガーディアンは年1、2度の割合で特集を組んでいるようだ。カナダのトロント・スターやグローブ・アンド・メールも先月、相次いで異例の長編特集を組んだ。

その背景にあるのは、やがてほぼすべての西側先進諸国が同じように超高齢化社会と向き合わなければならないという事実だ。そこで、日本の一挙手一投足を見守り、その成功と失敗から学ぼうと、各国が注目しているようだ。

政府より地域の活動を評価

日本の直面する試練は、世界最大の長寿国であるとともに、世界最大の債務国でもあることである。その負債額はGDPの230パーセントにもおよぶ。高齢者の健康を守り独立を促すことによって国庫を圧迫する医療・保険関連の支出を減らすことは、政府にとって死活問題である。2010年に頂点を迎えた1億2700万の人口も、その後は下降するいっぽうだ。昨年の死者数から出生数を引いた自然減は26万8千人で、自然減は8年連続となっている。

これらの事実を踏まえて、日本政府は大胆な措置をとらざるをえなかった。数々の試みのなかで各国からとくに注目されるのが、2000年に導入された介護保険だ。グローブはこれを「完璧からは程遠い」としながらも、試行錯誤を重ねる姿勢は評価している。

また各紙とも、政府よりもむしろ地方自治体や地域社会の取り組みをより評価している。ガーディアンは横浜市、和光市、大阪府や長野県の各種取り組み、グローブは埼玉の「介護ローソン」を紹介。地方レベルの比較的小さな取り組みにまで各紙が注目しているのには驚く。

認知症とともに歩む 

また、ガーディアンとスターは日本の認知症対策にとくに注目している。現在世界で4700万人と言われる認知症患者人口は、2050年には1億3千万になるといわれる。日本では現在460万人を超え、10年後には730万人に達する見込みだ。昨年は1万人以上の患者が行方不明になり、大多数は見つかったが、168人は未だ消息不明のままだ。

「介護地獄」という日本語まで紹介するスターが着目するのは、厚生労働省が提案する新オレンジプランの一環で、2018年までに認知症初期集中支援チームを全市町村に設置する試みや、デイケア、小規模多機能型居宅介護など。ガーディアンは全国に540万人の訓練されたボランティアを擁するNPO法人「認知症フレンドシップクラブ」を紹介する。

65才以上人口が30パーセントを超える2025年が「クライシス・ポイント」といわれる。スターは、それまでに日本は認知症患者がよりよい暮らしを送れるよう「誰もが貢献する」社会を実現するという、ロンドン大学キングス・カレッジ老年学研究所の林真由美氏の意見を紹介している。ミシガン大学名誉教授で日本の介護保険に詳しいクレイトン・キャンベル氏によると、日本は、「認知症ケアにおいて世界のどこよりも優れている」そうだ(スター)。

またガーディアンは、面倒な手続きなどのお役所仕事から解放された、思いやりにあふれる非公式のサポートや草の根運動が効果を生んでいると指摘。こういった社会の連帯力こそ、日本の強みかもしれない。

ビジネスチャンスを求めて

日本の「シルバー・ウェーブ」には明るい側面もある。グローブはシルバーマーケットの経済効果にも着目しており、カナダ企業と資生堂のプロジェクトを紹介。バンクーバーのレプリセル・ライフ・サイエンス社は資生堂から3500万円の融資を受け、社の細胞技術を毛髪再生医療にあてた臨床試験を行っている。可処分所得が多いのも高齢者だ。「大きな、大きなマーケットです」と、神戸の資生堂新領域研究センター再生医療プロジェクト室長の岸本治郎氏は言う(グローブ)。

とはいえ、高齢化問題はもう一方の側面——少子化問題——とともに対策を練らなければ、真に効果的とはいえないかもしれない。ただ1紙、グローブが指摘するように、2060年で13パーセントを切るのが19歳未満の人口。今後、若年層への金銭的・肉体的負担の増加により、さらに少子化に拍車がかかる。一枚紙の裏と表でもあるのだ。

(モーゲンスタン陽子)

 

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「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」レビュー、映画野郎の評価は?

今年最後にしてNo.1の大本命、「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」が12月18日に公開されました。もう見たよ!という方も一杯いるこの作品ですが、『映画野郎【無料メルマガ版】』のじょ~い小川さんが早くもレビューを寄せてくれました。さて、映画野郎はこの大本命にどのような寸評を出すのでしょうか、見てない人も見た人も必読ですよ。

「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」レビュー

2015年もいよいよ後わずかという所で今年の大本命がやって来た!J・J・エイブラムスを新たに監督として迎え、新キャストを主人公にしたり、ハリソン・フォードやキャリー・フィッシャーといった旧3部作のキャストとの絡みはどうか等、観る前は期待と不安が入り交じったが、今回は新旧キャストの良さが上手く噛み合い、エイブラムスらしい生々しいハードな作りと、「スター・ウォーズ」シリーズのクリエイターの大先輩に当たるジョージ・ルーカスに対する壮大なオマージュを随所で感じ取れる!

ストーリーの核は旧3部作の主人公ルーク・スカイウォーカーの行方と新たなるドロイドのBB-8を巡る帝国軍ファースト・オーダーとレジスタンス軍攻防である。この骨格の流れは、どことなく「レイダース/失われたアーク《聖櫃》」を感じさせる。それは、最高のタイミングで出てくるハリソン・フォードがインディアナ・ジョーンズともダブって見えるので余計にそう思う。

これを肉付けするのが旧3部作に対する懐かしさである。帝国軍戦闘機タイ・ファイターやレジスタンス軍戦闘機Xウイング・ファイター、ミレニアム・ファルコンといった機械から、ハン・ソロ、チューバッカ、レイア・オーガスなどの懐かしのキャラが出る度に胸が熱くなる。やっぱりこうしたキャラや機械が出てこその「スター・ウォーズ」であると改めて痛感させてくれる。

ハリソン・フォードもキャリー・フィッシャーもかなりの歳になるので出番が少ないのかと思いきや、意外にもにキッチリと活躍し、その度に旧3部作のファンのハートを鷲掴みにする。ハン・ソロとレイア・オーガスのシーンは旧3部作を見てる者なら込み上げてくるものがあろう

旧3部作に対する懐かしさは単にキャラを顔だしさせるだけでなく、戦闘シーンや大事なシーンで旧3部作のデジャブかと思えるシーンも結構ある。誰とは言わないが、父と子の関係やこれに関わるシーンにかつての名シーンを重ねる方も少なくないはず。つまり、骨格では「インディ・ジョーンズ」を、肉付けで「スター・ウォーズ」旧3部作に対する二重オマージュを展開している。この辺りは、J・J・エイブラムスによるジョージ・ルーカスへのリスペクトが感じられる(「インディ・ジョーンズ」はスピルバーグの監督作だけどルーカスが製作総指揮だから)。

ただ懐かしさを出すだけなら監督はジョージ・ルーカスでも良かったかもしれないが、J・J・エイブラムスが手掛けることにより、新3部作と比べて生々しい銃撃戦、ライトセーバーでのバトル、ドッグファイトがより多目に展開されている。それも、爆発や破壊が生々しく、絵画のように「引き」の絵作りが多かったルーカスの作りと比べて(3Dを意識したこともあるが)エイブラムスの作りは「煽り」が多い。この辺りはエイブラムスならではのテイストとも言え、「スター・ウォーズ」がより新しい物に生まれ変わった

役人が考えるカワイイ原宿!?何ともお寒い日本の観光戦略

高城未来研究所「Future Report」』の著者・高城剛さんが以前のメルマガで「日本の観光戦略もまったく評価されていません」と言ったことに対し、読者から質問が舞い込んできました。現在絶好調の日本の観光事業ですが、高城さんは周囲の外国人から日本を評価する声を聞いたことはないと言います。浮かれた日本が一刻も早く気づくべき、観光事業の“質”とは?

日本の観光戦略は誰から評価されてない?

Question

shitumon

金曜のメルマガでダラけた自分のネジを巻き直してます。

初冬の日本アルプスのテントの中から質問です!

大卒後は東京20年ほど仕事し、数年前に地元に戻り観光業に携わったのですが、観光業にも高城さんのいうコンクリ経済的風潮があって、嫌というか今じゃない感を感じ再び数年前に東京に戻ってきました。

ですが地元での観光業自体にはまだ興味があり、今後は地域の活性とか大きなテーマは考えずに自分と家族と仲間が楽しめる生活が営めればよいと考えてます。

そんななか今週のQ12への回答で、「同じく、日本の観光戦略もまったく評価されていません」とありましたが、具体的には誰から評価されていないのでしょうか?

高城さんのご友人でしょうか?

それとも海外の著名観光メディアでしょうか?

仰る意味には全くの同意で、肌感覚的には分かるのですが、この「」が具体的、あるいはヒントがあると今後の自分の観光戦略に活かせるのではと思っております。

アドバイスいただけますでしょうか!

今後も楽しみにしております!

高城剛さんの回答

BBCニューヨークタイズムには、日本の新聞と違って「旅行」に関するコーナーがかなり割かれており、そこで世界中の旅先や観光戦略が取り上げられています。

執筆は、日本にはない職種であるトラベル・ジャーナリストです。

そのようなトラベル・ジャーナリストが論評する記事で、以前もこのメールマガジンで紹介したことがある、なにもないことを売りにしたアイスランドの観光戦略Icelandiaは、コストをかけずにこの時代にあった戦略として、大変大きな評価を受けました。

なにしろ、観光客を民家に泊めて一緒に生活させるだけなのですが、そこに「本当の体験」があるからです。

これは、日本の「爆買い誘発戦略」と大きく違います。

アイスランドが提供しようとしているのは、その国に息づく本当の人々と文化、日本はモノの安売りだと、世界のトラベル・ジャーナリストに思われているのです。

また、世界の観光トレンドを左右する「Aリスト」なるものもありまして、ここには僕自身も入ってることもあり、友人知人も多くいます。

この「Aリスト」はイギリスのPR会社が保有してまして、この世界の観光トレンドを左右する人たちの間で日本の観光戦略が評価された話を聞いたことがない上に、一方、日本政府に招待されてひどい目にあった話は頻繁に聞きます

変な髪型の役人が案内する『カワイイ原宿』って、カワイくない」と。

少しづつ変化はあるのでしょうが、「基本的に不毛」はもう少し続くと思います。

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奇病に冒された兄妹を救え!医療チームが成し遂げた歴史的偉業とは

読売新聞に掲載されていた小さな記事。読まれた方もいるかもしれませんが、世界的にも珍しい奇病に侵された兄妹の話です。命に別状がないとはいえ、一生寝たきりで毎日何時間ものけいれんが起こる病気です。この兄妹を救おうと立ち上がった医療チームがありました…。この続きは『辛坊治郎メールマガジン』でぜひご一読下さい。感動の物語がそこにあります。

奇病中の奇病に侵された兄弟

私は読売新聞で見ましたが、ホントに小さな記事だったので気が付いた人は少ないと思います。その上、記事の冒頭に出てくる病名があまりに複雑で、その段階で読むのを止めた人もいたんじゃないでしょうか。

この病気世界で約100例、日本では6例しか確認されていない、「奇病中の奇病」です。病名を「芳香族Lアミノ酸脱炭酸酵素AADC欠損症」って言います。

気の毒な事にこの病気、遺伝子の変異が原因で神経伝達物質であるドーパミンやセロトニンが脳内で作れないために、一生寝たきりで、それも毎日白目を剥いて全身を硬直させるというけいれん状態に何時間もなるそうですから、本人も家族もたまりませんよね。でも命に別状ないので、栄養管理さえしてやればちゃんと成長できるようで、自治医大が治療を手掛けたのは寝たきり状態の15歳と12歳の兄妹です。

自治医大の治療チームはこの兄妹の脳に、欠損している酵素を作る遺伝子の「運び屋を注入したところ、神経伝達物質合成に関わる酵素を作れるようになり、わずか治療1か月劇的に症状が回復し、兄は腕を上げたり、脚の曲げ伸ばしが出来るようになり、妹も首がすわって寝返りできるまでに病状が急回復したそうです。また2人とも、毎日続いていた長時間の全身けいれん全く起きなくなりました

スゴイですよね。DNAの螺旋構造が発見され、すべての生き物が遺伝子に支配されていることが分かって以来、病気の治療にこの発見が使えるのではないかといろんな研究が続いてきましたが、「ハッキリと成功」という事例は実はほとんどありませんでしたから、今後この兄妹社会復帰できるくらい回復すれば、歴史的偉業ってことになります。医学、科学の発達って、素晴らしいですよね。

でもね、こんなことが出来るなら、「あんなことや、そんなこと」も出来るようになるかもしれず、その時、「あんなことや、そんなこと」をしてもいいのかって、そこが悩ましい所です。

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小学校低学年に「日記の宿題」は良くない……なぜなのか?

全国の小中高生向けに作文・小論文講座を展開している「言葉の森」のメルマガ『言葉の森 オンラインマガジン』。今回は小学校1・2年生の子どもを持つ保護者の方向けに、国語力アップの秘訣をレクチャー! 子どもの頃よく書かされた日記、あれはあんまり良くないらしいそうで……。

小学校1、2年生は、日記の宿題よりもまず読書を──家庭学習の基準は中高生まで続けられること

小学校1、2年生のころは、学校で日記の宿題がよく出ます。日記というぐらいですから、毎日書いていかなければなりません。

この勉強は家庭に任されることが多いので、うまくやれば楽にできますが、そうでないと苦しい勉強になってしまいます。

日記を楽に書く方法は、内容を中心に考えるのではなく、表現を中心に考えることです。つまり、価値あることを書こうとは思わずに、どういう表現を使って書くかを考えればいいのです。例えば、会話を入れて書くとか、たとえを使って書くとか、「どうしてかというと」という理由を入れて書くとかいう方法です。

内容的に価値のある話は、偶然見つかるものですから、たまたまそういうものがあればそのことを書いていけばいいのですが、毎日そのような特別の材料があるわけではありません。そういうときは、いつもと同じような今日のことを、表現を探しながら書くようにすれば、書く方向が決まって書きやすくなります。

日記を書くためのもうひとつの方法で、親子で構成図を書くというやり方がありますが、これはまたいつか動画などで載せておきたいと思います。

しかし、本当は、低学年で日記の宿題に力を入れるのは、よくないことも多いのです。

それは低学年の場合は、文章を書かせれば必ずと言っていいほど間違いがあるからです。すると、日記の宿題は、書き方の間違いを探すという勉強になってしまいます。どの子も間違いがありますから、それを見る大人である先生やお母さんも、つい間違い直しを目的とした勉強のように考えてしまいます。間違い直しを主な目的にした勉強は、子供にとって面白いはずがありません。

小学校低学年のころは、子供は親や先生の言うことをよく聞きます。嫌なことでも、やれと言えば素直にやります。本当はやりたくないことをやらされているうちに、勉強というものは苦痛に耐えるものだといような先入観が育ってしまうのです。

では、どうしたらよいかというと、日記を書かせるのではなく、読書や音読で力をつけていくのです。

低学年のころは特に、出力ではなく、入力に力を入れていく時期です。出力は週に1回で充分です。毎日欠かさずにやるのは入力の方なのです。特に、読書はどの子にとっても抵抗がありません。本を読んでいれば、親から間違いを直される心配もなく自分の好きなだけ本の世界に没頭できます。

読書や音読で、読む力がついてくれば、例えば、「わ」と「は」の区別や、会話の改行や、段落などということが漠然とわかってきます。その上で、文章を書く練習をすれば、間違いがあったとしても、それは注意してすぐに直るものですから、子供にとって大きな抵抗にはなりません。

読む力が充分についていないうちに、文章の間違いを直そうとするから、何度も同じ注意をして、何度も同じ間違いをするということが続くのです。

また、日記を書くことを家庭学習とすることも、あまりおすすめできません。家庭学習は、小1のうちに習慣を作っておくことが大事ですが、その勉強を中学生や高校生になるまで続けることができるかどうかをひとつの選択基準にしておくとよいと思います。

日記を書く勉強というのは、楽しさよりも苦痛の多い勉強ですから、低学年のころはやっていても、小学3年生ぐらいになると、続けることができなくなります。すると、きちんとやっていたものが、だんだんずるずるとやらなくなるという、あまり望ましくないパターンで終わるようになります。このようなことが何度かあると、新しい勉強をするときも徹底できなくなるのです。

では、低学年で、もう既に日記を書くという家庭学習をしているところは、どうしたらいいかというと、それは「日記を書く勉強は○年生の○月までとしようね」と、あらかじめ決め直しておけばいいのです。

もちろん、子供がもっとやりたいと言えば、期限を延ばしてやればいいのですが、大事なことは「うやむやのうちにやらなくなる」ということがないようにすることです。

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メールだけで大丈夫?目上の人に失礼にならない年賀状のやめ方

突然、届いた同僚からのメール。開いてみると、「年賀状を今年からやめる」という内容でした。あまりに一方的な要求に、あなたは驚きました。さて、同僚のこの行為は、上司や目上の人にとって失礼にあたるのでしょうか? また、失礼にならない「年賀状をやめるためのメールの書き方」とは? これらの疑問について、メルマガ『知らなきゃ損する面白法律講座』がお答えしています。

 同僚からの年賀状をやめる連絡が腑に落ちません

□相談□

同僚から「年賀状辞退について」という件名で、

今年から年賀状を辞退させて頂きたいと思います。ご了承の程、よろしくお願い申し上げます」

というメールが届きました。

メールで辞退を連絡してくることは、私自身は構わないのですが、上司や目上の方に失礼ではないのか? また、本文も了承しろという一方的な連絡で、なんとなく腑に落ちません。

40半ばの同僚からですが、どうなのでしょうか。

自分自身が社内の人間への年賀状をやめたいと思った場合、メール連絡でよいのかどのように書けば失礼ではないのかということも知っておきたいと思います。

できましたらご教示いただきたくお願い申し上げます。
(読者 Y.Tさん)

□回答□

すでに年賀状を投函する時期になってしまい、遅れ馳せながらではありますが、質問に回答します。

何らかの都合で年賀状の発送をやめること自体は珍しいことではなく、わたしも公私ともにそういった連絡を受けたことがあります。

数年前、年上の同業の方からの年賀状に

「お目にかかる機会がなく賀状だけのやり取りとなっておりますので、この度をもって新年のごあいさつを差し控えることにいたします」

とあり、スマートな文面に感服したことがあります。

年賀状のやりとりをやめる場合はこのように「来年からはやりとりを控えますとひと言添えて年賀状を送り、最後にするのが理にかなっているように思います。

メールでやり取りする相手と年賀状を送る相手が一致しない場合はなおのこと、年賀状で知らせる方が好ましいのではないでしょうか。

やむをえずメールで年賀状のやりとりの取り止めを知らせる場合は、その理由と今後もお付き合いの継続を願う旨を書き添えるとよいでしょう。

例えば

「メールやSNSでつながりのある方々への年賀状を本年をもちましてご遠慮させていただこうと思います。勝手ではございますが、今後も変わらぬおつきあいのほどお願い申しあげます」

といった具合です。

目上の相手へは特に「勝手ではございますが 」「誠に勝手ながら」といった言葉を使い、丁重に連絡を

タイミングも年賀状の準備が始まる前に早めに連絡する方がよいでしょう(喪中ハガキを送るのと同じくらいのタイミングを目安に)。

実際に、ネット上でつながっている相手には年賀状を送るのをやめるというケースが私のまわりでも法人個人に関わらず年々増えているようです。

会社の場合はメールだけでなく自社のWebサイトや各種媒体で早い時期から告知する必要があるでしょう。

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勤務中、職場抜け出しヘッドスパ…他人には「遊び」に見える仕事術

あなたは、仕事の時間をどう分配していますか? ビジネスマンにとって「時間を作ること」が能力を左右するといわれています。でも、「何も仕事の合間にしなくても…」と思われがちな行動を取る人は多いのではないでしょうか? そんなあなたに、無料メルマガ『ビジネス発想源』の著者・弘中勝さんが、時間を効率よく使うためのコツを紹介しています。

遊びに見える仕事

誰でも1日に24時間という限られた時間がなく、そこからいかに時間を生み出すかということは、ビジネスマンにとっては非常に能力が問われることです。物理的に時間を生み出すことはできないから、「切り詰める」「並列する」などの工夫で余裕を作り出さなければなりません。

そういうことに理解がない人と付き合っていると、時間ばかり取られて、すごく損をしてしまいます。だから、時間を生み出す工夫に対して「そんな暇があるんだったら」とか「そんなに急がなくても」などといってくる人とは、距離を置いたほうがいいでしょう。

私は仕事中にふらっと美容院に行ったりするので、「そこまで仕事が暇なのか。暇な時間があっていいですね」と皮肉じみたことを言ってくる人がいます。暇だと思ってもらえるのは願ってもないことなのですが、ああ、この人にとっては美容院に行くというのは暇な時間にやることなんだな、と思ってしまいます。

私はいつも、仕事場の近くのある美容院に行きますが、周囲には他にもいろいろと美容院があるのに、その美容院だけにしか行きません。それはなぜかというと、ヘッドスパの専用ルームがありヘッドスパをじっくりできるのがそこだけだからです。

「ヘッドスパまでやるのか。なおさら暇か」と思う人も多いでしょうが、そう思われても仕方ありません。でも、その美容室に行くのは、髪が伸びた時というより、「じっくり考えなければならないことがある時」です。

例えば、3つの企画に同時並行して取り組んでいて、1つの企画立案に各1時間かけるとしましょう。でも企画立案というのはじっと思案にふけって関連することを思い出したり考えを整理したりする、そういう頭しか動いていない時間もあって、それが各1時間のうち20分あったとします。3つの企画を3時間以内に取り組むとして、20分間考え、20分間整理し、20分間仕上げる、ということを3回繰り返すことにしますよね。

それで3時間じっと作業机に座るのもいいんですが、飽きっぽくて集中力のない私はそれよりも、あちこち場を変えて仕事をしたくなります。そこで、ちょうど髪も伸びてきたことだしと、美容室に行ってヘアカットに加えて40分のヘッドスパコースに入ったりするわけです。

どうしてそんな時間ができるのかというと、考えるだけならヘッドスパをしながらでもできるので、3つの企画の考える時間20分間を合わせたら60分間だから40分のヘッドスパの時間が取れるのです。

そして、考えを整理する時間が20分間で、それを3つの企画分を足すと60分になりますが、考えを整理するのは、美容師さんに髪を切られながらiPad miniで行うことができるのです。

で、企画書を仕上げたり執筆したりするのもタブレットやスマホでできればいいのですが、私の場合はそれはPCのほうが圧倒的に早いので、ヘッドスパや散髪が終わってから、仕事場に戻って、考えたことや整理したことを一気にまとめ上げるのです。