SNSやメールチェックを「朝イチ」にやるのはNG…なぜなのか?

あなたはその日の最重要な仕事や勉強をいつやりますか?メルマガ『セクシー心理学! ★ 相手の心を7秒でつかむ心理術』の著者で現役精神科医のゆうきゆう先生は、最強の仕事を片付ける時間について語っています。

朝こそ最強の仕事に最適!

こんにちは、ゆうきゆうです。

元気でお過ごしでしょうか?

人間は、朝から午前中にかけて、もっとも集中力が高まるとされています。

逆に午後になってしまうと、昼ごはんの影響で眠くなったり、または疲労がたまって、うまく集中力できなかったりするものです。

よってとにかく朝に起きたら、できるかぎり「その日の最重要の仕事や勉強」から手をつけるようにしましょう。

「最初のうちはやる気がわかないから、カンタンなことからやろう」

と考える人も多いですが、それをやっているうちに、どんどん気力が減ってしまい、

「さぁ大変なことをやらないと…」

というときに、エネルギーが残っていない、ということもありえます。

とにかく朝イチで、または遅くとも午前の間に、もっとも重要なことを実行するようにしてください。

さらに言えば、SNSを見たり、メールチェックをしたりするのを「朝イチ」にやってしまう人は要注意。

せっかくの集中力がどんどんムダに使われてしまいます。

オススメするのは「最重要の仕事や勉強が終わったら、そこではじめて見ていい」と決めてしまうこと。

誰でもSNSを見たくなるのは当然。だからこそ、それを「ごほうび」に設定するのです。

カンタンですが即効性かつ効果が高いスキルなので、ぜひぜひ試してみていただければ幸いです。

何か少しでも参考になることがあれば幸いです。

ここまで読んでくださって、本当にありがとうございました。

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「上に立つなど真っ平ごめん」どうしても昇進試験を受けてくれない超優秀な部下をどう説得すればいいのか

抜群の能力を持ち次々と仕事の成果を上げるも、「昇進」にまったく興味を示さないという人材のエピソードを耳にすることは少なくありません。そんな部下の姿勢に悩む方からの相談に答えているのは、世界的なコンサルティング会社マッキンゼーで14年間もの勤務経験を持つ、ブレークスルーパートナーズ株式会社マネージングディレクターの赤羽雄二さん。赤羽さんはメルマガ『『ゼロ秒思考』赤羽雄二の「成長を加速する人生相談」』で今回、「愛着障害」をキーワードとして、昇進試験の受験を頑なに拒む部下が持っていると思われる「部下マネジメントへのアレルギー」を解消させる方法をレクチャーしています。
※本記事のタイトルはMAG2NEWS編集部によるものです

優秀な部下がどうしても昇進試験を受けてくれません。部下を持つなど真っ平ごめん、という感じです。どうやったらその気になってくれるでしょうか

Question

shitumon

メーカーで機器開発の課長をしていますが、優秀な部下がどうしても昇進試験を受けてくれません。仕事のセンスはかなりよく、次々に成果を出してくれます。今32歳で、院卒での入社8年になり、リーダーへの昇進が上層部からも期待されています。ところが、本人は昇進試験を頑なに拒んでおり、困っています。部下を持つなど真っ平ごめん、というのも、仕事がものすごく速く、下手な部下を持つと、お守りすることになるのを嫌がっていると思います。どのように説得すれば、その気になってくれるでしょうか。

赤羽さんからの回答

ご相談、どうもありがとうございます。ときどき、こういう方がおられます。前職や前の上司からの経験で、会社に対してややシニカルな見方をしている状況です。

頭はよく、仕事はできることは多いですが、人としてやや斜めに見がちなところが特徴です。

私の経験上、この手の方は前職や前の上司からの影響以上に、親の影響で何らかの愛着障害があり、人に対する不信感が根底にあるように思います。

愛着障害があれば、人との距離感には課題を感じるので、考え方・価値観が少しおかしくなります。

会社としては惜しい人材なので、どういう対策が必要でしょうか。

まずは彼の話を十二分に聞いて、信頼されることです。

信頼されれば、本音で話してくれるようになります。何が一番気になっているのかを把握し、つぶしていく必要があります。

多くは、部下マネジメントへのアレルギーだったり、人への関心のなさだったりします。これは愛着障害の結果なので、どちらも愛着障害の軽減を進めていきます。

この記事の著者・赤羽雄二さんのメルマガ

LINEヤフーへの行政指導はソフトバンクにとって“渡りに舟”?得するのは誰か

今年3月5日、総務省は情報漏洩問題が発生したLINEヤフーに対し、行政指導を実施。それを受けて報告された再発防止策ではスピード不足として4月16日にさらなる行政指導を行い、韓国のNAVER社との資本関係の見直しを検討するよう求めました。指導の矛先が民間企業の出資関係にまで向かったのはなぜなのでしょうか。今回のメルマガ『石川温の「スマホ業界新聞」』では、ケータイ/スマートフォンジャーナリストの石川温さんが、この指導に苦悩するソフトバンク宮川社長の言葉を紹介。そのうえで、資本関係が見直された場合に一番得をするのが誰なのかを考えています。

総務省がLINEヤフーの出資関係見直しを行政指導──ソフトバンクは「願ったり叶ったり」か

2024年5月17日、LINEヤフーの出資関係を巡る問題について、AbemaPrimeに出演してきた。ひろゆき氏などが参加するなか「行政指導で民間に資本関係の変更を迫るのはおかしい」「なぜ、純国産メッセージサービスはないのか」「日韓問題に発展しないのか」といった議論が飛び交っていた。

LINEヤフーの出資問題については、5月9日に開催されたソフトバンクの決算会見でも、質疑応答のメイントピックとなっていたほどだ。宮川潤一社長は「できれば、本日の決算発表まで間に合わせたいと思っていたが、いまだ詰めるところが残っており、これからも継続して議論していく。(総務省への報告タイミングである)7月1日が次のターゲットになるが、私の直感ではそこまでにまとまるのは、非常に難易度が高いのではないか」と、突然、降って沸いてきた出資関係の見直し問題ににっちもさっちもいかず、相当、お困りの様子が窺えた。

打ち合わせの時に「ソフトバンクとしても、どうしたらよいのか困っているのではないか」とディレクターさんに伝えたのだが、AbemaPrimeの議論に参加している真っ只中、ひろゆき氏が「陰謀論」を語り始めたところでハタと気がついた。

この出資関係を巡る問題で一番得をするのは誰なのか。それはなんと言っても、ソフトバンクなのではないか。総務省の言うこと通りにすれば、出資比率が上がり、LINEヤフーを大きくグリップできるようになる。

数年前、NAVERとソフトバンクで「LINEとヤフーを一緒にする」と交渉していた際も、本来であればソフトバンクとしては赤字に苦しむLINEをまるっと抱え込みたかっただろうが、思い入れのあるNAVARが首を立てに振らなかった。結果として、Aホールディングスを50:50で出資することになったが、これまでは上手くいきそうにない。

ソフトバンクとしては、ヤフーやPayPayとの連携を強化していくためには、もっとLINEヤフーへの出資比率を上げ、取り込む必要があると判断したのではないか。

LINEとヤフーが一緒になる際、ヤフー関係者は「うちの会社とあまりにセキュリティに対する考え方が違いすぎて驚いた」と語っていた。このままLINEとヤフーと一緒にするとヤフー側に大きな悪影響が出かねないと、早いうちからLINEのセキュリティ問題について、膿を出したなんて見方もある。

総務省としても、国内9500万人が使うLINEを、自治体が平時の情報発信や災害情報を発信したりさらには区役所の窓口業務の入り口として活用していくには韓国資本は邪魔になる。今回の資本関係の見直しという行政指導はソフトバンクと総務省にとってお互いメリットがある話とも言えなくもない。

宮川社長は「たとえばうちが100%保有となると、ソフトバンクにいろいろと自由な選択ができるし、今後の戦略の中でもいろいろ考えられる。51%対49%ということであれば、ほぼ変わらない」と語る。

あくまでも妄想に過ぎないが、少なくとも総務省による資本関係の見直し要求というのはソフトバンクにとって見れば「願ったり叶ったり」なのではないだろうか。

この記事の著者・石川温さんのメルマガ

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山﨑賢人と広瀬すずの「結婚」はばむ「黒歴史」…半同棲2年の試練、見えない外圧と“酷な数字”に記者が注目するワケ

俳優の山﨑賢人さん(29)と女優の広瀬すずさん(25)の“半同棲”発覚から間もなく2年。目黒界隈でしばしば目撃されるなど2人の交際は順調と見られますが、「結婚」となると話はまた別のようです。映画関係者も不安がる、現在進行形の「黒歴史」とは?芸能記者歴30年のベテランジャーナリスト・芋澤貞雄さんが解説します。

山﨑賢人&広瀬すずの「結婚」はしばしお預け?

半同棲”交際が公になってからもうすぐ2年、山﨑賢人と広瀬すずの周辺が騒がしくなっています。

少し前には“結婚も間近”と噂されていたすずの姉・アリスと『SUPER EIGHT』大倉忠義の破局が伝えられ、仲のいい妹としても気が気でないのではないでしょうか。

山﨑や広瀬に限らず、人気俳優の結婚ともなれば“見えない外圧”が強く働くのが日本の芸能界の特性と言えるでしょう。

ちょっと気になる山﨑の記事を掲載したのは5月17日付けの『女性セブン』でした。

珍しく無精ひげをたくわえた山﨑が『陰陽師0』の打ち上げパーティで西麻布に現れたのです。

【関連】共演者キラー・高橋一生の「すごい女性遍歴」に芸能記者が震えた訳。一生結婚できないKD男子はなぜ飯豊まりえと“ジョジョ婚”に至ったのか?

山﨑賢人 現在進行形の「黒歴史」に関係者からも不安の声

人気シリーズ『キングダム』主演の山﨑と、アカデミー賞でアジア映画として初の最優秀視覚効果賞を受賞した『ゴジラ -1.0』のスタッフがタッグを組んだことで話題になったのが『陰陽師0』です。

映画の興行収入成績ははっきりと数字として残ってしまうもので…私は勝手に“打ち上げパーティは無しか…”なんて思っていました。

もし開かれたとしても、ド派手なホテルの宴会場や有名高級レストラン貸し切りは難しいだろうな…とも。

『陰陽師0』は公開前にその特撮の素晴らしさや、羽生結弦の名前まで出して話題になったものの、残念ながら興収は、この出演者たちや大作と言ってもいいほどの作品規模からすれば、あまりにも酷な結果で終わるかもしれません。

このことについて『女性セブン』では“競合作品が多いこの時期の公開にしては大健闘”という表現で言葉を濁していますが、ある映画関係者は「間違いなく山﨑のフィルムグラフィの黒歴史になってしまったでしょうね」と話していました。

この“黒歴史”をわかりやすく数字を挙げてみましょう。

山﨑の御用達媒体は“『陰陽師0』が1ヶ月で74万人超の観客動員数、興収も10億円を突破!”とはやし立てていますが、今年1月、同じく山﨑の主演映画として『ゴールデンカムイ』が公開され、こちらは公開1ヶ月で156万人超の観客動員数、興収は23億円を突破していました。

単純に比較すれば、『陰陽師0』は『ゴールデンカムイ』の半分にも届いていないわけです。

結局『ゴールデンカムイ』は3ヶ月弱の公開で興収は約29億5千万円に終わったのですが、昨年7月に公開された『キングダム 運命の炎』が約56億円の興収を残していることから、山﨑主演公開作品の右肩下がりの結果に、人気のかげりを心配する映画関係者も少なくないようです。

【関連】水上恒司に山﨑賢人は負けるのか?記者も驚いた『あの花』vs『ゴールデンカムイ』新春映画対決ウラ事情

元国税OBが教える「税務署泣かせの新戦法(2)」敵の敵は味方!天敵の“反税団体”民商を利用して調査官を黙らせろ

裏金国会議員の脱税に怒れる国民の判断は正しい。だが「#確定申告ボイコット」をしても追徴税を課されてしまうだけだ。私たちは、もっとしたたかな「税務署との戦い方」を学ぶ必要がある――元国税調査官の大村大次郎さんが、そんな思いから開始した本シリーズ。第1回に続く今回は、いわゆる反税団体の1つ「民主商工会(民商)」を利用して、税務署の理不尽な税務調査などに対抗する方法をお届けします。(メルマガ『大村大次郎の本音で役に立つ税金情報』より)
※本記事のタイトル・見出しはMAG2NEWS編集部によるものです/原題:“反税団体”を使って税務署と戦う方法

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大人の教養として知っておきたい税務署の天敵「反税団体」

前回、税務署との戦い方の一つとして「いわれのない税務調査を拒否してみる」という方法をご紹介しました。

今回は「反税団体」を使って税務署と戦う方法をご紹介したいと思います。

民主商工会」というものをご存じでしょうか?

街中で看板などを見かけたことがある方もいるかと思います。

「民主商工会は」ただの商工会ではなく、「民主」がついているのです。

何やら政治的なにおいがしますが、実際に政治的な意味合いがかなり強い団体ではあります。

言い方が回りくどくなってしまいましたが、簡単に言えば共産党がつくっている商業者団体です。

敵の敵は味方。民主商工会を“利用”すれば税務署とも戦える

筆者は共産党支持者ではありません。

共産主義には欠陥がたくさんあることが歴史的にも証明されてきており、今の日本共産党がそれらの欠陥をすべて改善しているとは思えないからです。

が、今の共産党がやっていることは、ある意味、日本社会のバランスを取っているとも言えます。

忖度と利権の国である日本において、国家権力に真向から対峙し文句を言う者の存在は、必要でもあると思われるのです。

我々国民としては、別に共産主義に傾倒する必要もないし、共産党を支持する必要もないのですが、利用できる部分では利用した方がいいと思います。

そして、共産党が肝いりでつくっている「民主商工会」も利用できる部分では利用した方がいいと思います。

税務署と戦う上で、彼らの存在を知っておくことは決して損ではないのです。

22年ぶりに解き放たれる安倍晋三の呪縛。北朝鮮「拉致被害者家族」が明かした、右派政治家たちの本音と“救う会”の真実

未だ解決を見ない、北朝鮮による日本人拉致問題。膠着状態が続く中にあって、今年4月に上梓されたとある一冊の本が話題となっています。今回のメルマガ『高野孟のTHE JOURNAL』では著者でジャーナリストの高野さんが、東大名誉教授の和田春樹氏が編著を務めた拉致問題の「本質」に迫る書籍の内容を紹介。拉致被害者家族が本書に綴った衝撃的な「家族会の真実」を引くとともに、当問題を利用し国民を騙し続けた故・安倍晋三元首相に対して批判的な目を向けています。
※本記事のタイトル・見出しはMAG2NEWS編集部によるものです/メルマガ原題:和田春樹編著『北朝鮮拉致問題の解決』がいま話題/もういい加減に安倍晋三の呪縛を打ち破らないと!

プロフィール高野孟たかのはじめ
1944年東京生まれ。1968年早稲田大学文学部西洋哲学科卒。通信社、広告会社勤務の後、1975年からフリー・ジャーナリストに。同時に内外政経ニュースレター『インサイダー』の創刊に参加。80年に(株)インサイダーを設立し、代表取締役兼編集長に就任。2002年に早稲田大学客員教授に就任。08年に《THE JOURNAL》に改名し、論説主幹に就任。現在は千葉県鴨川市に在住しながら、半農半ジャーナリストとしてとして活動中。

もういい加減に安倍晋三の呪縛を打ち破らないと。『北朝鮮拉致問題の解決』が話題の理由

死者に鞭打つようなことはなるべくしたくないのだが、前にも述べたように、今日この国で起きている悪いことのほとんど全ては安倍晋三(とそのエピゴーネンでしかない菅義偉と岸田文雄)のせいであって、北朝鮮による拉致問題がいつまで経っても何の進展もないまま膠着し、国民的関心事としてほとんど朽ち果てようとしていることも、またその1つである。

和田春樹の編著、田中均・福澤真由美・蓮池透・有田芳生の執筆参加による『北朝鮮拉致問題の解決/膠着を破る鍵とは何か』(岩波書店、24年3月刊)が最近話題となっているのは、この問題の「安倍的歪曲」の誤謬というか錯乱の罪について早くから批判してきた著者たちが一堂に会して、安倍とそれを操っていた「現代コリア」=救う会への遠慮も忖度もなしに率直に事の本質を語っているからで、ここにこの問題を安倍の呪縛から解き放って、22年ぶりに正しい軌道に乗せ直すための手がかりがある。

展開された北朝鮮への憎悪を掻き立てるキャンペーン

5月15日付毎日新聞夕刊「特集ワイド」は第2面の大半を割いて、日本テレビ報道局記者として拉致問題を長く取材してきた福澤真由美をインタビューしている。福澤は上掲書の第4章「拉致された人々を取材して/知られざるその肉声から見えるもの」を担当し、その中で特に、04年11月に北朝鮮側から提供された横田めぐみさんの骨壷には、焼かれた遺骨と共に「本人のものとみられる歯」が入っていたこと、同時に渡されためぐみさんのものとされる分厚いカルテの治療データともその歯は符合していたことを明かしている。

周知にように、めぐみさんの遺骨は焼かれて墓に埋められていたものを掘り出して送られてきた。それを2つに分け、警察庁科学警察研究所(科捜研)と帝京大でDNA鑑定したところ、科捜研では「DNAを検出できず」、帝京大では「めぐみさん本人のものでない別の2人のDNAを検出」という結果となった。帝京大でこれを担当した法医学研究室講師の吉井富夫は英科学雑誌『ネイチャー』に「火葬された標本の鑑定は初めてで、今回の鑑定は断定的なものとは言えない」と語っており、また当時、専門家の間でも「めぐみさんの骨が焼かれた後にそれに別の2人が触れたという可能性もある」との指摘があったが、時の小泉純一郎内閣の官房長官=細田博之は「めぐみさんのものではなく、他人の骨であることが判明した」と発表。それを受けて「救う会」などは「北朝鮮は偽物の骨を寄越した」と、北への憎悪を掻き立てるキャンペーンを展開した。当然、記者たちは真相を探ろうとしたが、当の吉井は数カ月後に警視庁科捜研の法医科長に転職し、公務員の守秘義務を口実に一切の取材に応じなかった。

この記事の著者・高野孟さんのメルマガ

タワマン刺殺の新疑惑 ストーカー規制法「悪用詐欺」説が囁かれる訳。各社報道と女性インスタに矛盾、嘘をついているのは誰だ?

新宿タワマン刺殺事件で、新たな“疑惑”が取沙汰されている。被害者女性の生前のインスタライブ「命を賭けて搾り取る」宣言をキッカケに、事件の時系列をあらためて冷静に振り返る人々が続出。その結果、「女性側がストーカー規制法を“悪用”し、極めて巧妙な結婚詐欺を仕掛けていた」可能性を指摘する声が増えているのだ。

時系列から見えてくる、タワマン刺殺「新たな疑惑」

こちらは産経新聞が事件の翌日、5月9日付記事で、警視庁への取材に基づく情報として報じた時系列(要約)。被害者女性のインスタライブ配信の時期をあてはめると次のようになる。

  • 約4年前:和久井容疑者がガールズバー経営の被害者女性と知り合う
  • 2021年12月~2022年4月:和久井容疑者に自宅で待ち伏せされた女性が警視庁にストーカー被害を相談。警視庁は和久井容疑者に口頭注意
  • 2022年3月23日:女性が「命を賭けて金を搾り取る」インスタライブを配信
  • 2022年5月:店を訪れた和久井容疑者がストーカー規制法違反の容疑で逮捕
  • 2022年6月:和久井容疑者が起訴猶予で釈放。警視庁から1年の禁止命令(以降、通報・トラブル・相談なし)
  • 2023年5月:禁止命令期間が終了。被害者女性の意向で延長はなし
  • 2024年5月8日:事件発生

こうしてみると、被害者女性は、警視庁に和久井容疑者からのストーカー被害を相談している最中に、容疑者への復讐として“命を賭けて迷惑料を搾り取る”とするライブを配信していたことや、その約2カ月後に容疑者が逮捕されたことがわかる。

一方、これらの情報からだけでは、2人が出会った経緯や、ストーカー化するまでの詳細、女性が容疑者から多額の金銭を受け取った時期、容疑者が店を出禁になった時期などはわからない。

ストーカー規制法を“悪用”した結婚詐欺を仕掛けていた可能性?

そこで、読者注目度が高い大手誌の記事から、時系列情報を抽出して追加してみよう。

まずは、FRAIDAYデジタルが事件の6日後、5月14日付記事で報じた内容から。

この記事によると、和久井容疑者は約5年前に妻と離婚。2021年秋頃には、女性と結婚する予定だと周囲に話していた。2021年冬に希少なクルマ・バイクを売却し、捻出した金を店の出店費用として被害者女性に渡したという。

さらに容疑者は、ストーカー規制法の禁止命令期間が終了して事件が発生するまでの“空白の1年間”に、被害者とは別の女性複数にストーカー行為を行い、少なくとも6件の被害相談が警察に寄せられていたと報じられている。また同誌の5月13日付記事は、和久井容疑者は2022年3月に女性の店を出禁になったと伝えている。

次に文春オンラインが、事件の1週間後、5月15日付の無料記事5月16日付の有料記事で報じた内容。

それによると、和久井容疑者と女性が知り合ったのは6年前。以前から女性が行っていたSNSのライブ配信の「配信者と視聴者」という関係。当初は共通の知人もまじえてレジャーに出かけることもあった。

女性が本格的に夜職についたのは4年前で、たちまち銀座某店の№1キャバ嬢に。女性はその後、上野のガールズバーを経て、2021年冬に自身が経営するキャバクラを開店。女性はすでに和久井容疑者のストーカー気質に不安を抱いていたが、和久井容疑者から開店祝いとして「シャンパンタワー」を提案され多額の金を受け取ったとされる。

2022年3月、自宅マンション前で和久井容疑者が待ち伏せするようになると、女性は知人らに助けを求めるLINEを送ったという。

なお、集英社オンラインの5月14日付記事によれば、女性は2021年12月13日にも、友人にLINEで「催涙スプレーとスタンガンを買った」旨のメッセージを送信。“和久井容疑者対策”として防犯グッズを購入したと報じられている。

これらの情報を総合すると、下記のような時系列になる(太字は追加分)。
※編註:和久井容疑者が「女性と結婚する予定だ」と周囲に話していた時期に誤りがあったため「2021年秋頃」に修正しました。お詫びして訂正いたします(2024.5.21)

  • 約6年前:和久井容疑者が被害者女性とライブ配信を通じて知り合う
  • 約5年前:和久井容疑者が妻と離婚する
  • 約4年前:女性が本格的に夜職で働きはじめ、No.1キャバ嬢になる
  • 2021年秋頃:和久井容疑者が、女性と結婚する予定だと周囲に話す
  • 2021年冬:女性が自身経営のキャバクラを開店する。和久井容疑者は希少なクルマやバイクを売却。捻出した金は「店の出店費用」もしくは「開店祝いのシャンパンタワー」代として女性が受け取った
  • 2021年12月~2022年4月:和久井容疑者に自宅で待ち伏せされた女性が警視庁にストーカー被害を相談。警視庁は和久井容疑者に口頭注意
  • 2021年12月13日:女性が友人に「催涙スプレーとスタンガンを買った」LINEを送信
  • 2022年3月:和久井容疑者が女性の店を出禁に。女性が知人に助けを求めるLINEを送信
  • 2022年3月23日:女性が「命を賭けて金を搾り取る」インスタライブを配信
  • 2022年5月:店を訪れた和久井容疑者がストーカー規制法違反の容疑で逮捕
  • 2022年6月:和久井容疑者が起訴猶予で釈放。警視庁から1年の禁止命令(以降、通報・トラブル・相談なし)
  • 2023年5月:禁止命令期間が終了。被害者女性の意向で延長はなし
  • 空白の1年間:和久井容疑者が、他の女性複数にストーカー行為。警察に少なくとも6件の被害相談
  • 2024年5月8日:事件発生

ネット民はこのような時系列に、どのような“懸念”を抱いているのだろうか?40代ネットメディア編集デスクが説明する。

「和久井容疑者から命を賭けて金を搾り取る、と宣言する女性のインスタライブが“発掘”されたことで、事件に対する印象は大きく変わりました。SNSでも『どっちもどっち』『殺人を肯定はしないが、女性にも同情の余地はない』といった声が多いですよね。そこから発展して、あらためて冷静に事件の時系列を整理する一部ネット民が出てきたんですよ。あくまで仮説ではありますが、彼らは『被害者女性とその周辺は、和久井容疑者に対して、ストーカー規制法を“悪用”した極めて巧妙な詐欺を仕掛けていたのではないか?』と推理しています」

外国人客殺到のコンビニが「黒い幕」で富士山を隠す異常事態。日本のオーバーツーリズム問題は本当に解決するのか?

インバウンドもすっかり回復し、多くの外国人観光客が「殺到」していると言っても過言ではない日本列島。しかし残念なことに、多くの場所でオーバーツーリズムが問題となっていることも事実です。「観光公害」とも呼ばれるこのような事例は、なぜ日本で頻発するのでしょうか。今回のメルマガ『宇田川敬介の日本の裏側の見えない世界の話』ではジャーナリスト・作家として活躍中の宇田川敬介さんが、その理由を考察。考えうる3つの要因を具体的に挙げています。
※本記事のタイトルはMAG2NEWS編集部によるものです/原題:日本のオーバーツーリズム問題

性善説では解決しない。訪日観光客のオーバーツーリズムが問題となる3つの“日本的”要因

皆さんおはようございます。メルマガ主催の宇田川敬介です。

今年も様々な内容にして、少し違う観点から様々な内容を見てみたいと思います。

普段のブログとは全く関係なく、少し柔らかい内容で見てみたり、国民の慣習のことなどを見てみたいと思っております。

これからもよろしくお付き合いください。

今回は「日本のオーバーツーリズム問題」ということで、先日山梨県富士河口湖町で、コンビニエンスストアの上に富士山が重なる写真が撮れるということで、多くの外国人客が殺到し車の通行が妨げられたり、または、私有地に入ってごみなどを捨てるなどの事が起き、地元の人々が非常に迷惑するなどの事が発生したのです。

本来であれば警察などが出て交通整理をするなどのことになるのですが、そのような事にもならず、結局は「黒い幕で富士山を隠す」ということを決断するということになったのです。

この黒い幕はゴールデンウィーク前に始まり5月20日頃に出来上がるということですが、これに関しては海外から「残念」「何故そんなことをするのだ」というような声が上がっているということになります。

しかし、オーバーツーリズム事例はたくさんあります。

例えば、映画スラムダンクの部隊である江ノ島電鉄の踏切に観光客が殺到し危険が生じるということなどもありました。

ではなぜこのようなことが起きたのかを見てみましょう。

ひとつは、地方公共団体や行政の「観光課」は、そのほとんどが「観光地を自分たちで設定する事」「観光地を業者や旅行会社と組んで整備する事」そして「広報する事」をしています。

逆に言えば「観光地を設定し、その内容を広報して、観光客を集める事」しかしていません。

つまり「観光客を数か所に集め、そこに業者なども集中させて、そこで制御させる」ということであり、観光課自身に、町中にあふれ出した観光客を制御するノウハウを持っていないということになります。

しかし、日本の官僚の悪癖である「事なかれ主義」「先例主義」という二つの事が、それ以外の事を全く行わないということになってしまっているのです。

この事によって、「SNSやアニメの舞台になった場所に集中した観光客に対処する」ということができないのです。

これがそもそもの問題の第一歩です。

要するに、SNSやアニメ作品などをチェックして、自分の自治体において観光客が集中するということを事前に把握するということができません。

この記事の著者・宇田川敬介さんのメルマガ

「業界の中でちょっと良い方」では勝負にならぬ。居酒屋を100店舗以上も展開する企業はどんな条件で人材を確保しているのか

新型コロナの感染症法上の位置づけが5類に移行されて1年以上が経ち、コロナ禍以前の水準とまではいかないものの、客足が戻りつつある飲食業界。しかし外食・フードデリバリーコンサルタントの堀部太一さんによると、売上好調店と不調店の2極化が進んでいるといいます。その差はどこから生じるのでしょうか。堀部さんは自身のメルマガ『飲食・デリバリー企業向け/業績アップメルマガ』で今回、好調店と不調店を分けている要因について考察。「異常値」をキーワードに詳しく解説しています。
※本記事のタイトルはMAG2NEWS編集部によるものです/原題:何故好調な店と不調な店の二極化が進んでいるのか?

何故好調な店と不調な店の二極化が進んでいるのか?

日本フードサービス協会のデータで見ると、3月のデータは下記となります。

  • 2019年比:113.5%
  • 2023年比:111.2%

おやおや、かなり伸びている!と感じますね。影響の受けた夜型の業態で見ると、

居酒屋

  • 2019年比:65.2%
  • 2023年比:106.0%

ディナーレストラン

  • 2019年比:99.7%
  • 2023年比:111.6%

このような感じです。

2019年比で見ると21時以降が100%には戻らないのでまだマイナスですが、ピークタイムは単価が上がった分プラスです。

しかし。

ご存知の通り2023年度の飲食の倒産件数は過去最高を更新しており今年も高い推移。

倒産に関しては財務戦略の話にもなりますが、PLだけで見ても好調と不調の差がより大きくなっているのを痛感しています。

この辺りの理由や対策をまとめてみたので、また参考になる事があれば実践頂けると幸いです。

■異常値を作れたか否か

  • 売上=有効顧客数×年間平均来店回数×組単価

上記の公式で見てみると、日頃の値上げの影響が出てくるのは「年間平均来店回数」の減少です。

実質賃金がプラスで回り続けるまでは、飲食にとってはここは悩みどころ。

マクドナルドさんや丸亀製麺さんなど、低単価・高頻度業態の会社さんはこれを減らさない為の施策が本当に多い状況です。

普通にやればここが減少する中で売上を伸ばそうと思うと、

  • 有効顧客数の最大化
  • 組単価の最大化

こうなる訳ですね。組単価に関してはもちろん適正価格化しますが、1年で5-10%のレンジになると思います。

そうなると有効顧客数を伸ばせるか?ですが、ここで大きな差が出ている!という状況です。

  • 繁忙期:ニーズがある
  • 閑散期:ニーズがない

上記ですので、閑散期は今の消費環境だとより環境としては厳しいと言えます。

そうなると、繁忙期に伸ばし切れるか。これの差がめちゃくちゃ大きいにも関わらず…

「スタッフ不足のため営業ができません」
「スタッフ不足のため料理提供が遅れます」

これの多発!!もちろん数少ないチャンスでこれをすれば、年間売上の最大化はより困難に。

つまり。年に2-3回来る繁忙期に向けて「異常値を作る逆算で準備をしてきたか」

これが好調店と不調店の差になる訳ですね。

この記事の著者・堀部太一さんのメルマガ

世の中は見た目とカネ?宝島さん夫妻殺害事件は「汚いものを排除、綺麗なものにこそ価値あり」という“ホワイト化社会”の証明か

発覚から1ヶ月以上が経過するも、現在も連日のように新事実が報じられる宝島さん夫婦殺害事件。5月1日には元俳優の若山耀人容疑者が逮捕されましたが、若山容疑者が今年3月に受けていた街頭インタビューに「結局世の中、顔とお金」と答えていた姿が繰り返し報じられ、子役時代の姿を知る視聴者に衝撃を与えました。今回のメルマガ『施術家・吉田正幸の「ストレス・スルー術」』では著者の吉田さんが、そんな「顔面偏差値とカネ」を全てとする価値観を取り上げ深堀り。さらに不潔なものが排除される「ホワイト化社会」の未来について考察しています。
※本記事のタイトルはMAG2NEWS編集部によるものです/原題:顔面偏差値とお金儲けという価値基準

顔面偏差値とお金儲けという価値基準

NETFLIXにて『涙の女王』が先月、16話を最後に放送が終了した。

『涙の女王』は韓国だけでなく、全世界の視聴者からも愛されたようだ。Netflixでも週間ランキングがトップ付近だった。調べると8週連続でTOP10に入り、4月中に1位~2位を行き来しながら、現在もチャートの上位圏をキープしている。

海外メディアが絶賛しているというが、実は自分は観ていない。ただ、観ていないというのは少し嘘になる。というのは観てはいないが、目の前のテレビの大画面に映り続けているから物語を追っているわけではないけれどヴィジュアルをみてしまう、という意味。ということで観たくなくともみてしまう状態。

そもそも韓国恋愛ドラマには、申し訳ないが興味がない。しかし、この『涙の女王』は一瞬、くぎ付けにされてしまった。というのも、いたって単純で画面に映っている女性があまりにもTHE“美人”なのだ。歴代最高の視聴率を記録し、新たな歴史を築いたというのもうなずけた。

美人の力は凄まじい。いやそれだけではないだろうけれどね。

タイトルも変に横文字を使うことなく、とても分かりやすい、『涙の女王』。そして、美人。

内容は財閥クィーンズグループの3代目で、“デパート業界の女王”と呼ばれるホン・ヘインと、田舎出身で“スーパーマーケットの王子”と呼ばれるペク・ヒョヌは、結婚3周年を迎えようとしていた夫婦らしい。

しかし度重なるすれ違いから離婚を検討していた矢先、ある危機が夫婦を襲う。そんな危機を二人で一緒に乗り越えるうちに、再び愛が芽生え始める……。みたいな内容らしい。

それはともかく、ホン・ヘイン役のキム・ジウォン!この人だ。北川景子を更に優しくしたヴィジュアル。

たしか以前、Yahoo!知恵袋で、制作会社で働いている回答者が、北川景子を生で見て、テレビなどよりもおったまげて腰を抜かすほど綺麗で、天女か女神かと思うほど驚愕した、と言っていたのを思い出した。

その人が、このキム・ジウォンを生で見たら腰は砕けて、異星人かと思うレベルではないだろうか(あくまでも好みあり・個人の感想です)。

思わず、「へぇ~このひと、美人だね」といったら娘が「顔面偏差値高すぎ!」と返してきた。たしかに顔の魅力度を数値化すれば、50が平均値で、それよりはるかに高いだろう。70以上は間違いない(個人感想)。

顔面偏差値と聞いて、最近の二つの事件を同時に思い出した。

一つが「那須焼損2遺体事件」、そして、「新宿タワマン殺人事件」。

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