楽天グループの入社式での三木谷浩史会長の挨拶が物足りない理由

多くの企業が新卒社員を迎える4月。入社式では企業のトップが自社のビジョンを語るのが日本企業の“お決まり”です。それは社内公用語を英語にしているグローバル企業の楽天グループも変わらないようで、三木谷浩史会長兼社長がグループの歩みと将来を語りました。しかし、この挨拶に物足りなさを感じたのは、ケータイ/スマートフォンジャーナリストの石川温さん。今回のメルマガ『石川温の「スマホ業界新聞」』では、三木谷氏が語るべきことがもっとあったはずと、忌憚なく意見しています。

楽天グループ・三木谷浩史会長兼社長「新技術でコネクティビティの変革を目指す」入社式挨拶にツッコミ

楽天グループへようこそ。今日は、皆さんにとってビジネスライフの最初の日という記念すべき重要な日です。私からは、なぜ楽天を創業したのかと、今後向かっていくべき未来についてお話したいと思います。

 

私は、大学を卒業した後、日本興業銀行に就職しました。その頃、日本の経済は世界でNo.1と言われ、日本興業銀行も時価総額が世界で最も高い会社でした。日本経済は製造業を中心に、とても勤勉な文化などの背景により急成長を迎えていました。

 

当時、私はスタートアップに入ることは考えておらず、大企業に入り日本の経済をリードする一員となっていくことを目指していました。ところが、アメリカのビジネススクールから帰ってきた頃には、これからはインターネットが世界のすべてを変え、大きな変革を起こすだろうということを確信し、起業を目指すようになりました。

 

インターネットが情報の在り方の本質を変え、重厚長大な産業中心から、サービスやソフトウェアベースの産業へと変わっていくだろうと考えたのです。当時のインターネットのスピードは14.4Kbpsでした。今となっては1Gbpsとなっていますが、それでも私たちはまだ、ビッグバンとも呼べる大変革のほんの始まりにいます。インターネットはすべてのものにつながるようになり、AIはすべてを変えていくでしょう。

 

ここにきている皆さんは楽天ができてから生まれており、楽天はITで成功した大企業と思っているかもしれませんが、楽天は今もまだトランスフォーメーションを続けている最中にいるスタートアップです。

 

皆さんが楽天に入ってきた理由は何でしょう?それはほかの日本伝統的な企業と楽天は違うと感じたから入社したのではないでしょうか。一緒に新しい未来をつくりましょう。10年先や20年先の世界は今とは全く違う世界になっているでしょう。そのために私たちは常に進化し続け、イノベーションを生み出し続けなければなりません。

 

楽天が挑戦し続けてきた、そのひとつの例として「楽天モバイル」があります。私たちが実現しようとしているのはワイヤレスネットワークの再定義です。低廉な料金でモバイルサービスを届けていくために、アントレプレナーシップ(実業家精神)のもと、完全仮想化という新しいテクノロジーを駆使してコネクティビティの変革を目指しています。

 

すべての情報に世界中の人がアクセスできる今、ワイヤレスのコネクティビティはとても重要です。ハードウェアという大きな障壁があり、この業界は大手に独占されてきましたが、楽天はアグレッシブなアイデアでこれを変革し、ワイヤレスネットワークを開放してきました。大きなチャレンジを乗り越え、その技術は世界から注目されていますが、これはまだ始まりに過ぎません。

 

なぜ楽天はいつも大きなリスクを負ったチャレンジをするのでしょうか。それはテクノロジーやイノベーションを通して、社会をよりよくしたいという思いを大切にしているからです。

 

皆さんはこれから様々な課題に直面することもあるでしょう。ただ、そのチャレンジは、新しい世界を切り拓いていくための機会ともなるものです。皆さんは、会社に入ったのではなく、楽天という社会をエンパワーメントするための新たな挑戦をするプロジェクトに参加したのです。

 

楽天は、とてもダイバーシティ(多様性)のある組織であり、何が何でもやり遂げるというタフさを兼ね備えた、日本発のグローバルカンパニーです。皆さんは楽天で新社会人として、様々なものを学んで強くなっていくことでしょう。それは楽天にとっても大きな強みとなります。才能あふれる情熱的な方々がたくさん楽天に入社してくれたことをとても嬉しく思います。一緒に様々なチャレンジをして社会を変えていきましょう。

この記事の著者・石川温さんのメルマガ

「吐き気」や「食欲低下」が見えたらすぐ診断。猫の病気対処で大事なこと

ペットも長生きになってきて、病気の心配はつきませんし、最終的には治療法が確立していない病気と対峙するケースが増えてきます。猫の「高分子型消化管型リンパ腫」と「慢性膵炎」に関する質問に答えるのは、メルマガ『しんコロメールマガジン「しゃべるねこを飼う男」』著者で米在住医学博士のしんコロさん。病気の解明がどこまで進んでいるかや、薬の開発の状況など知りうることを答えたうえで、猫の体調の変化に気づいたら、なるべく早く治療を始めることが大切と伝えています。

猫の病気。高分子型消化管型リンパ腫が悪性度の高いものに変化する時はどういう時?慢性膵炎の治療法は将来確立されますか?

Question

shitumon

今日は2つ質問があるのですが、しんコロさんの見解で答えられる範囲で結構ですのでお願いいたします。

1)猫の高分子型消化管型リンパ腫が、悪性度の高いものに変化する時はどういう時ですか?

抗がん剤を投与して寛解し、そのあと再燃した時が悪性度の高いものに変化することが多いのか?それともクロラムブシルを使わずステロイドのみの消極的治療法を選ぶと、高悪性度ガン化するのが早いのか?はたまた全く治療をしない場合なのか?それとも治療の内容に関わらず、100頭いたら100パターンあるくらい個体差が大きいものなのでしょうか。

2)猫の慢性膵炎の治療法について現在、猫の慢性膵炎は不治の病ですので、症状が出たときに対症療法をするしか出来る事がありませんが、近い将来に治療法が確立される可能性は、有るとお考えでしょうか?

慢性腎不全では現在いい薬が開発され発売されるようになりました。是非しんコロさんのお考えをお聞かせ下さい。

しんコロさんからの回答

高分化型消化器型リンパ腫はローグレードといい、悪性度の高いものはハイグレードとも呼ばれます。ローグレードがハイグレードに変化(トランスフォーム)することは稀にありますが、それほど頻度は高くありません。

また、抗がん剤治療の有無や、抗がん剤のタイミングによってトランスフォームのリスクが上がるかどうかについても、いくつか研究がありますがコンセンサスには至っていません。

むしろ、ローグレードのリンパ腫が見つかったらその時点で抗がん剤治療を始めた方が、ローグレードのリンパ腫自体による症状の悪化を防ぎやすいと言えます。言い換えれば、ハイグレードにトランスフォームするかどうかの稀なケースを心配するよりも、目前のローグレードのリンパ腫をやっつけるのが最重要となります。

また、質問者さんがおっしゃるとおり、100頭いたら100通りというのは正しいと思います。がんがトランスフォームするかどうかは遺伝や環境の影響で左右されると思いますし、ゲノム解析や免疫細胞やがん細胞のRNAシグネチャー(どんなRNA発現の分布があるか)などの研究を行えば、どういった遺伝子の変異やRNAシグネチャーだとがんがトランスフォームしやすか、などは幾分明らかにはなると思います。

でも、猫ではそこまで研究されていないと思いますし、獣医学の範疇を超えているのでそこまでの研究結果が現れるのはもう少し先なのではと思います。

この記事の著者・しんコロさんのメルマガ

一億総無思考社会へ。平気でウソをつくChatGPTを信じ込む人たち

東大や京大の入学式で各々のトップが言及するなど、最高学府の教育現場でも大きな存在感を放つまでに至ったChatGPT。利用の規制を検討する国も多い中、日本政府はむしろその逆の姿勢を示しているようにも見えますが、果たしてそれは吉と出るのでしょうか。今回のメルマガ『デキる男は尻がイイ-河合薫の『社会の窓』』では健康社会学者の河合薫さんが、ChatGPTが人間から奪い去るものについて考察。AIへの過剰な依存は深刻な事態を引き起こしかねない、との警告を発しています。

【関連】狙いは日本“乗っ取り”か。米国のChatGPTに文明を売り渡す岸田政権の売国ぶり

プロフィール河合薫かわい・かおる
健康社会学者(Ph.D.,保健学)、気象予報士。東京大学大学院医学系研究科博士課程修了(Ph.D)。ANA国際線CAを経たのち、気象予報士として「ニュースステーション」などに出演。2007年に博士号(Ph.D)取得後は、産業ストレスを専門に調査研究を進めている。主な著書に、同メルマガの連載を元にした『他人をバカにしたがる男たち』(日経プレミアムシリーズ)など多数。

言葉を紡ぐ意味

河合薫(かわいかおる)は、日本の小説家であり、代表作に『四畳半神話大系』があります。また、エッセイストや評論家としても活躍しており、多数の書評や文芸評論を発表しています。『失楽園』は河合薫のエッセイ集で、文学や芸術、社会についての考察が収録されています。

 

河合薫は、1965年に生まれ、1988年に東京大学文学部美学美術史学科を卒業し、以降は作家活動を中心に活動しています。彼の作品は、一風変わった文体や奇抜な発想、深い思索性などが特徴的で、日本の現代文学において独自の地位を占めています。

実はこれ、話題の「ChatGPT」で、「河合薫さんのこと教えて」と質問した時の答えです。

『失楽園』が私のエッセーだったとは驚きですが、私は「彼」なので男河合薫は渡辺淳一先生並みに色男なのですね。きっと(笑)。

その「ChatGPT」を開発したOpenAI社のサム・アルトマンCEOが来日!とはこれまた驚きました。なんでも「日本に事業拠点を設け、いくつかの作業をスタートする」とか。

アルトマン氏が出席した自民党の「AIの進化と実装に関するプロジェクトチーム」の事務局長、塩崎彰久衆議院議員によると、アルトマン氏は日本に対し、7つの提案をしたとされています。

  • 日本関連の学習データのウェイト引き上げ
  • 政府の公開データなどの分析提供等
  • LLMを用いた学習方法や留意点等についてのノウハウ共有
  • GPT-4の画像解析などの先行機能の提供
  • 機微データの国内保全のため仕組みの検討
  • 日本におけるOA社のプレゼンス強化
  • 日本の若い研究者や学生などへの研修・教育提供

補足しますと、LLMはLarge Language Modelsの略語で、大量のテキストデータを使ってトレーニングされた自然言語処理のモデルのこと。GPT-4はChatGPTが提供している最新のモデルで、こちらが世界に衝撃を与えました。アメリカの司法試験で上位10%に入る頭脳レベルです。機微データはメディアでも使われていますが、人に知られたくない個人的な情報といったところでしょうか。ちなみにOA社=OpenAIです。

デジタル後進国の日本がいち早くアルトマン氏を招く一方で、イタリアでは膨大な個人データの収集が個人情報保護法に違反する疑いがあるとして、チャットGPTの使用が一時禁止になりました。カナダ当局もオープンAIに対する調査を始めるなど欧米では規制に向けた動きが活発になっていています。

…日本、大丈夫か?デジタル後進国ゆえに深慮なしに飛びついた?一部メディアが「文部科学省が学校でのChatGPT取り扱いに関するガイドライン策定を検討中」と報じていますし、松野官房長官も否定はしなかったので、おそらく「デジタル後進国の汚名を返上したい!」ってことなのでしょう。

この記事の著者・河合薫さんのメルマガ

「ジャニーズ御用達女優」広瀬すず、人気下降の原因は女性の拒否反応?奔放な私生活の代償

話題作に数多く出演し、第46回日本アカデミー賞では優秀主演女優賞を受賞と今や日本を代表する女優の一人と言ってもいい広瀬すずさん。しかし、どうやら「芸能活動が順調とは言えない状況」だとか……。芸能記者歴30年のベテランジャーナリスト・芋澤貞雄さんが解説します。

櫻井翔、広瀬すず、橋本環奈…のキャスティングでも人が呼べないのか

『映画ネメシス 黄金螺旋の謎』が公開されたので、偵察目的を兼ねて某劇場に足を運んでみることにしました。

場内に入り、余りの観客の少なさに思わず息を呑んでしまいました。

『嵐』櫻井翔、広瀬すず、橋本環奈…のキャスティングでも人を呼べない作品なのか…と。後ろの方の席に座った私が、目視だけで観客の数を確認できるほどです。

公開から3日間の全国映画動員ランキングで初登場3位、興行収入は2億円超えとまずまずのスタートを切ったと報道されていますが、別にワーナー・ブラザースのスタッフでも出演役者のマネージャーでもない私でも思わず溜め息を漏らしてしまいました。

『映画ネメシス~』がいつまで上映されるのかは定かではありませんが、映画関係者に聞けば最終興行収入は“良く見積もって8億円前後かな…”といいます。

5年前の、同じく櫻井翔と広瀬すず出演『ラプラスの魔女』の興収は14億円でしたから、ふたりの共演が“賞味期限切れ”なのか、SNSで溢れているような“わざわざ映画にする必要があるの? スペシャルドラマで十分”がその理由なのか…。

興収だけで判断すれば、この2人のコンビ解消はやむを得ないところでしょう。

最近の広瀬には、何故か“視聴率が獲れない”とか“興収の伸び悩み”が囁かれています。

『King & Prince』永瀬廉との『夕暮れに、手をつなぐ』も、『逃げるは恥だが役に立つ』や『私の家政夫ナギサさん』の『TBS』“火曜ドラマ”枠で平均視聴率6%を少し超えただけで終わってしまいました。

ドラマや本編がヒットするのもしないのにも、制作側や共演者等の様々な要因があるものですが、最近の広瀬は“ついてない”というか、残念な仕事ばかりに巡り会っているように思えてしまいます。『怒り』の頃のような、何とか輝きを取り戻してもらいたいものです。

山﨑賢人との“文春砲”から雲行きが怪しく?

個人的に思うのは、昨年夏の山﨑賢人との“文春砲”あたりから雲行きが怪しくなってきたという事。この報道は一般人…特に同世代から若年層の女性たちに強く拒否反応が出たように思えてならないのです。

数少ない“ジャニーズ事務所御用達”女優は“男女交際”にはクリーンな存在であってほしかったものですが、特に相手が爽やかで誠実そうな山﨑で、しかも“半同棲”ですから…女性たちの拒否反応が更にパワーアップしたことは容易く想像がつきます。

山﨑も山﨑で、“文春砲”のあとに主演した『アトムの童』は“日曜劇場”枠で平均視聴率は2桁に届かない大惨敗でしたし…。

奔放な私生活の代償は余りにも大き過ぎた…といったところでしょうか。

それでなくても、年齢とともに誰もが経験する“若くて可愛い”だけでは生き残れない女優としての過渡期がもうすぐやってくるだけに、このままだと広瀬のこれからがとても心配…なんて勝手に思っている私です。

プロフィール:芋澤貞雄
1956年、北海道生まれ。米国でテレビ・映画のコーディネーター業を経て、女性週刊誌などで30年以上、芸能を中心に取材。代表的スクープは「直撃! 松田聖子、ニューヨークの恋人」「眞子妃、エジンバラで初めてのクリスマス」。現在も幅広く取材を続ける。https://twitter.com/ImozawaSadao

記事提供:芸能ジャーナリスト・芋澤貞雄の「本日モ反省ノ色ナシ」

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なぜ、あなたは自己否定を繰り返すのか?過剰な「承認欲求」に潜む落とし穴とは

SNSが普及し、誰もがスマホを持つようになった時代、「他人からの評価」に敏感になった人が増えたのではないでしょうか。しかしそれは、「人から認められない自分はダメ」という思考に陥る原因にもなります。 今回、無料メルマガ『システマティックな「ま、いっか」家事術』の著者である真井花さんは、そんな人々への処方箋として「小さくていいからハッピーやイイコトを見つける努力」を推奨しています。

イイトコ見つけて

さて、本日は全否定が好きな人たちのお話。

SNSでもちょっと相手のコメントを引用して「分かります」とか書き込むと、プチバズ状態になるとかならないとか。いや、それ全然分かってなさそうなのにね。時代は

・他者承認ラブ

なんでしょうか( ̄∇ ̄) そんなに認めてほしいなんて、みんな心が乾いているのかなあ。

過剰な他者承認欲求は、反転すると激しい自己否定になってしまうんじゃないんでしょうか

・認められない自分なんか全然ダメ…

みたいな。こういうこと言っているヒト、いますよね。

・部屋が汚くて全然片付けられない
・仕事でミスばかりする
・子供の食べ物の好き嫌いが多くて
・料理の繰り回しが出来なくてロスばっかり

…うん、そこまでなら、そこまでなら分かる。で、続いて

・私なんか全然ダメで

とか言うんですよ。この自信なさげなセリフを聞く度に感じるんです。

・どこが「全然」ダメなの?

です。片付けが苦手だったり事務作業がキライな人もいるでしょうが、棚拭きとアイロンがけがキライな人もいる(*゚∀゚*)んですよ。ソコが苦手だからといって

・それはその人の全部じゃない

ですよね。けど、言うんですよ。

・私なんか全然ダメで…

みたいに。

周囲の人たちに良いところがあるなら、同じ人間であるその人にも良いところがとーーーーーっぜんあるはずなのにソコは決して考慮しない。で、「全然」とか「いっつも」とか「ばかり」とか使うんですよ。それ、潜在意識に聞こえちゃってるよ。良くないよ。

で、不思議に思っていたんですよ。どうして部分否定を全否定に置き直すんだろう?って。

あのーーー…。

すごーーーーくキツいことを言うので、イヤなら読み飛ばしてくださいね。

多分全否定する方が

・カンタンでラクだから

じゃないでしょうか( ̄∇ ̄)

たくさんの中から良いところを見つけるには、よく観察して比較したり評価しないとできませんよね。要は、

・エネルギーが要る

んですよ。ところが、一括して(?)全部をまとめてしまえば一言でオシマイ。そんな理由?って感じですが。

なんか大事なことを語り始めてしまったわ。

30代は堂々と浮気、50代は不倫旅行。探偵が語る「年代別」対象者の行動とは

「探偵の調査ってどんなイメージ?」と聞かれた際、多くの人が「浮気調査」を思い浮かべるかもしれません。日々、幅広い年代の依頼人がやってくるなか、世代ごとに浮気の特徴が違うと話すのは、今回のメルマガ『探偵の視点』の著者で現役探偵の後藤啓佑さんです。20代から60代まで、対象者の行動パターンが異なるというから興味深いです。

年齢ごとの浮気の特徴

僕の探偵事務所に来られるお客様の年齢の層は、だいたい40代後半~50代前半が一番多いです。

もちろん、20代や60代の方も時々お客様になりますので、調査経験としては全ての年代を行っています。

お客様との面談の最初に、配偶者の年齢を聞きます。だいたい、それでどういう調査になるかのアタリをつけることができます。

そこで、今回はその年齢ごとの浮気の特徴を書いてみます。

20代

大半が家出が絡む案件。浮気相手の家に転がり込んでいる人が多い。なので始めは浮気調査というよりは、家出人探し調査のようになる。

現在住んでいる場所を判明させてから、浮気相手と一緒に住んでいるところを撮影していく。調査期間が長くなりがちな年齢層です。

30代

まだ小さいお子さんがいることが多いので、依頼者側がすごく思い詰めていることが多い。

浮気の特徴は、ラブホテルを使うというよりは、浮気相手の家に3日間寝泊まりして家に帰らなかったりする。

浮気を隠すということをあまりしない年齢層です。配偶者にモラハラをしていることも多く、バレても関係ないや。と思っているような行動をする人が多い。

お子さんがいない場合、依頼者側もこっそりと浮気をしていることが多い。もちろん探偵にも内緒で(笑)。

40代

世間がイメージするような浮気をする年齢層。配偶者にバレないよう、家にも帰ってくるし、仕事もきちんとしている。

職場での浮気が一番多い層かもしれない。退勤後に浮気相手の家に数時間寄り、帰宅するパターンが一番多い。

お子さんが中高生であることが多いので、依頼者が離婚という選択肢を取るかどうか一番悩むのもこの年齢層

50代

いわゆる不倫旅行によく行くのがこの年齢層。土日は家に帰ってこないという怪しさ満点の浮気をする人が多い。

お子さんも成人しているところが多く、依頼者側は相談の最初から離婚前提で来ることが多い。そして、あまり空振りがなく、ほぼ黒の対象者が多い。調査期間が一番短い年齢層かもしれない。

60代

月に2回しか会わない、会っても不貞行為が無い。という依頼者側からするとなんとも言えない浮気のやり方をするのがこの年齢層。

日帰りでデートするだけでラブホテルにも行かず、相手の家に行くわけでもなく、ただデートをする。だけど、家庭はないがしろにしている。これだと不貞行為が無いので別の攻め方をするしかない。

依頼者側も、異性とこんなに仲良く会っているのだからいつかはラブホテルに行くはず!となって、長期間が結構長くなってしまう。なんとも言えない、証拠を掴むのが難しい年齢層。

以上、年齢ごとの浮気の特徴でした!

スラスラと書けるので、やはり特徴はあるもんだなぁと思います。20代と60代なんて絶対交換できない浮気の仕方ですし、年代ごとの家庭事情もあり、読んでいて想像しやすいのではないかと思います。

物事を年代別で見るのは面白いですね!

この記事の著者・後藤啓佑さんのメルマガ

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なぜ、2024年になると都会の人たちは新鮮な食材が買えなくなるのか

来年、2024年のスーパーや商店には、新鮮な食材が並ばなくなるかもしれません。今の日本では当たり前になっている「物流」が途切れてしまう可能性があるからです。その理由を今回のメルマガ『繁盛戦略企画塾・『心のマーケティング』講座』で、著者の佐藤きよあきさんが語ります。 

新鮮な食材が店頭から消える!?物流2024年問題の解決策は?

2024年4月、商店やスーパーの店頭に、新鮮な食材が並ばなくなる可能性が出てきています。

トラックドライバーの働き方改革により、輸送量が減少してしまうからです。

時間外労働が年間960時間に制限されます。

月80時間の残業と言えば、少なくはないと感じますが、トラックドライバーの長時間労働は“常識”となっており、物流を円滑にするためにも、収入を維持するためにも、長時間労働でなければならないのです。

また、どれだけ荷物を運んだか、という出来高制の給与形態が多いため、長時間労働にならざるを得ないのです。

しかし、時間外労働を制限されると、ダイレクトに収入減となり、生活が苦しくなったり、離職者が増えるかもしれません。

輸送量が減った上に、人手不足が重なっては、さらに物流は機能不全に陥ってしまいます。

人の健全な労働環境を実現するための働き方改革ですが、それが原因で日本の物流が滞り、新鮮な食材が私たちの元に届かなくなるかもしれないのです。

この問題を解決する手立てはあるのでしょうか。

物流業界があれこれ考えてはいるものの、決定打は出ていません。

まずは、ドライバーを増やす必要があります。

1人の労働時間が減る分、ドライバーの数を増やさなければなりません。

そのためには、賃金向上。

しかし、運送料が上がらなければ、賃金は上げられません。

そこで、荷主との価格交渉となります。

ここが一番のネックで、荷主としては利益を確保しなければならないので、運送コストは抑えたいところ。

物流業界の厳しい現状を理解してくれる企業は、運送料の引き上げに応じてくれますが、そうではない企業は、「代わりはいくらでもいる」と言い放ち、即、却下されます。

また、「代わりはいくらでもいる」と言われるのが、業界では当たり前となっているため、はなから値上げ交渉さえできない状況となっています。

すべてが悪循環となり、長時間労働でなければ成り立たない業界となってしまっているのです。

精神を病んで休職していた社員が解雇され訴訟へ。裁判の結果は?

ツイッターやインスタグラム、TikTokなどのSNSはプライベートだけでなくビジネスにも活かすことができるツールですが、個人の投稿が炎上しニュースになることもめずらしくない時代、使う際には注意が必要なものでもあります。今回、無料メルマガ『「黒い会社を白くする!」ゼッピン労務管理』の著者で特定社会保険労務士の小林一石さんは、会社と従業員間で起きた裁判について紹介しています。社員のツイッターのつぶやきで裁判結果が決まった実例を挙げ、SNS時代に会社に求められることを解説します。

Twitterのつぶやきは復職判断にどう影響するのか

SNSの中で私が一番最初に使い始めたのがTwitterでした。

今では情報検索のときくらいしか使わなくなってしまいましたが、その当時は毎日、しかも1日に何回もツイートしていた気がします。

ただ、普通に使う分には楽しいツールではあるのですが一方で問題点もたびたび指摘されています。

最近も、飲食店での迷惑行為が炎上していましたね。

また、人事労務に関連してもSNSを使った採用活動など前向きな使われ方をする一方で、社員の問題投稿による炎上や、SNSを使ったセクハラなどがたびたび問題にもなっています。

このようにいろいろな方面でSNSの影響が大きくなっていますが、裁判所の判断についてはどうでしょうか。

それについて裁判があります。

ある保険組合で精神病により休職をしていた社員が、自分自身は働くことができるのに、それを認めてもらえずに解雇されたとして会社を訴えました。

それに対して会社は「元々の仕事ができるまでには病気が回復しておらず、休職期間満了による自然退職は合法である」と主張しました。

では、この裁判はどうなったか。

企業理念が「従業員視点」で作られている会社が成功しない理由

あなたの会社の企業理念は“誰視点”で作られていますか? 無料メルマガ『飲食店経営塾』の著者で飲食店コンサルタントの中西敏弘さんは、「お客様視点」でない理念はふさわしくない、とバッサリ。それはなぜなのか? 理由を語っています。

理念を追求すれば、自然と「お客様視点」になる!

社員やアルバイトさんに、どうやって「お客様視点」の思考を浸透させればいいのでしょうか?、というご相談を受けることがあります。

色々な考え方、やり方があると思いますが、こんな時こそ、「理念浸透」が大切だと考えています。では、なぜ、「理念」を浸透させることがお客様視点を現場に浸透させることになるのか?

それは、「理念」とくに、「経営理念」のつくり方、考え方をを説明すればご理解いただけるかと思います。

これは私自身の考え方ですが、経営理念というのは、「会社が何のために存在するのか?(存在意義)」、また、「会社は世の中にどのように役に立つのか、を示すもの」だ考えています。

なので、例えば、経営理念が、「笑顔で頑張ります!」は理念としてふさわしくなく、「お客様の笑顔をつくります!」というのが理念としてふさわいしということです。

この2つの違いは何か?

前者は、「笑顔で頑張ります」と自分たち視点でのことばとなっています。理念は作ることが目的ではなく、“どう使うかが大切”ですから、この言葉を社内で浸透させていくと、どうしても「自分視点」が強くなってしまうのです。

この理念を深めていくと「自分たちが笑顔で働くこと、楽しく働くことを大切にしよう」、と「自分視点」が強く、極端に言えば、自分たちが「笑顔」では頑張ればお客様はどうでもいい(本当に極端に言えばです)ということになります。

狙いは日本“乗っ取り”か。米国のChatGPTに文明を売り渡す岸田政権の売国ぶり

イタリアが使用を禁止し、EU各国もその後に続く可能性が報じられているChatGPTですが、先日、開発企業「Open AI」のCEOが首相官邸や自民党本部を訪れたニュースが話題となっています。この報道を受け「イヤなムードを感じる」とするのは、米国在住作家の冷泉彰彦さん。冷泉さんは自身のメルマガ『冷泉彰彦のプリンストン通信』で今回、岸田政権が安易に同社の「提案」に飛びつく理由は分かるとしつつも、日本国内におけるAIノウハウの外資依存に対しては、「絶対に間違っている」と強く反対しています。

※本記事は有料メルマガ『冷泉彰彦のプリンストン通信』2023年4月11日号の一部抜粋です。ご興味をお持ちの方はこの機会に初月無料のお試し購読をどうぞ。

絶対に間違っている。岸田首相はChatGPTに日本文明を売り渡すのか

今話題になっている、AI(人工知能)による対話型チャットボット、「ChatGPT(チャットGPT)」を開発した米シリコンバレーのベンチャー「Open AI」社のサム・アルトマンCEOが来日。4月10日に首相官邸で岸田総理と面会したほか、自民党本部なども訪れたようです。

岸田総理との会談はおよそ20分だったそうで、報道によりますと、アルトマン氏は、日本のマーケットを重視しているという意向を伝えたうえで、ChatPTの活用方法やルール整備のあり方などをめぐって総理と意見交換したようです。

ちなみに、その中身ですが、塩崎彰久衆議院議員のツイートによれば、自民党本部への訪問は、単なる表敬ではなく、アルトマン氏は自民党の「AIの進化と実装に関するPT」に出席して、以下の7点の提案をしたそうです。

  1. 日本関連のデータ学習(収集)のウェイト(優先順位)引き上げ
  2. 政府の公開データなどの分析提供等
  3. LLM(大規模言語データ)を用いた学習方法や留意点等についてのノウハウ共有
  4. GPT-4の画像解析などの先行機能の提供
  5. 機密や独自ノウハウに関するデータの国内保全のため仕組みの検討
  6. 日本におけるOpen AI社のプレゼンス強化
  7. 日本の若い研究者や学生などへの研修・教育提供

勿論、これは一つの私企業が、日本に対して売り込みをしているだけで、別に国策として決めたわけでも何でもないのですが、どうもイヤなムードを感じます。

実は、現時点では、日本語におけるChatGPTのサービスの精度はまだまだ高くはありません。ほぼ実用段階に達している英語とは雲泥の差があるわけです。ですが、仮にChatGPTなどAIによる日本語の大規模な言語データの蓄積が進めば、日本語に関しても対話型のサービスはやがて実用化される時期が来るでしょう。そうなれば、日本語による知的活動のかなりの部分が影響を受けることになります。

ですが、ChatGPTを展開するOpen Ai社はアメリカの企業です。日本語の巨大な言語データにおける微妙な部分(政治的なもの、高度なもの、日本独自のものなど)のデータについては、海底ケーブルを通じてアクセスするのではなく、日本国内にサーバを置いたほうがいいなどと提案しているようですが、それでも外国企業のマネジメント下になるのは間違いありません。

Open Aiだけでなく、そしてこれと提携したりライバルになろうとしているGAFAMなどの勢力も、現時点では全てが欧米勢です。そうなれば、日本社会の活動の多くの部分、それこそ知的活動の多くが外国勢力によってコントロールされることになってしまいます。

この記事の著者・冷泉彰彦さんのメルマガ