成功者を「才能があっていいな」と思う人ほど多くの事を見逃している

成功者に対して「才能があるからでしょ」と考えてしまう人は意外と多いのかもしれません。しかし、その考え方には多くの視点が欠けています。今回の無料メルマガ『弁護士谷原誠の【仕事の流儀】』では著者で現役弁護士として活躍中の谷原誠さんが、さまざまな研究結果とともに、成功者になるための真の秘訣を紹介しています。

あきらめない力の偉大さ

こんにちは。弁護士の谷原誠です。

物事を成し遂げるための重要な要素に、

・才能
・やり抜く力

があると思います。

私たちは、成功者を見る時、「ああ、才能があっていいなあ」と思いがちです。なぜでしょうか。努力を評価するよりも、才能を評価した方が自尊心が傷つかないためです。

成功者と自分を比較すると、劣等感を感じ、自尊心が傷つきます。成功の原因が「努力」とするならば、「努力をすれば成功できるのに、努力をしていない自分」を感じ、また自尊心が傷つきます。そのため、自己正当化するために、成功の要因を才能に求めてしまう、ということです。

『GRIT やり抜く力』(アンジェラ・ダックワース)によると、アメリカの陸軍士官学校で行われた実験では、過酷な訓練に耐えきる人の特性は、入学試験の成績は全く関係がなく、「情熱と粘り強さ」であった、と結論づけられています。

また、ハーバード大学で行った実験では、ランニングマシーンで走らせる実験を行い、その後の人生でどれだけ成功したか、を追跡したところ、「学生時代にランニングマシーンでどれだけ走ったかを見れば、その後の人生における成果を正確に予測できる」と結論づけています。「やり抜く力」が人生において、いかに大きな力を持っているか、ということです。

確かに、私も弁護士を27年間やってきて、色々な人を見てきました。仕事一つとっても、

・「この程度でいいや」
・ちょっとやってみて、「やっぱりだめだったか」と諦める

という人と

・最後まで諦めずにやり抜く人

とでは、一つ一つの仕事で少しずつ差がついていき、何年もたつと、大きな差となって明暗が分かれる、ということがわかりました。

諦めそうになった時、「もう1回やってみよう」「もう少しだけやってみよう」とチャレンジし、それでもダメだった時「もう1回だけやってみよう」と最後まで諦めない力が重要なのだと思います。

そこで、世の中の成功者は、どの程度のレベルでやり抜いているのかを調べ、YouTubeで解説しました。

【目標を必ず達成する方法】成功者達が一致して断言する。ビジネス書著者が解説

 

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今日は、ここまで。

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総務省と東北新社の「外資規制」問題、ウソが暴かれるはどちらか?

菅首相の長男が勤務する東北新社が総務省幹部を接待していた問題は、同社の外資規制違反が明らかになり、さらなる疑惑が持ち上がっています。この「外資規制」というキーワードに関し、新聞報道を紐解くのは、メルマガ『uttiiの電子版ウォッチ DELUXE』著者でジャーナリストの内田誠さん。東北新社と総務省、どちらの嘘が暴かれるか注目するとともに、各国政府がそのさじ加減により貿易交渉や言論弾圧に利用してきた「外資規制」について考えます。

東北新社の接待問題で注目。「外資規制」について新聞はどう報じてきたか?

きょうは《毎日》からです。4面の「検証」が、「外資規制」について書いています。東北新社が絡む総務省接待疑惑の中心的なテーマになりつつある、この「外資規制」について《東京》の過去記事(過去5年分)を検索すると、2017年以降23件にヒットしました。ザッと見たところ、新しい方の5件は東北新社関係で、それ以外は貿易に関わる話が主になっているようです。これらを対象にします。まずは《毎日》4面記事の見出しから。

外資規制 対立際立つ
総務省接待問題
東北新社社長 17年に違反報告
総務省部長 全く記憶にない
通信行政に影響 谷脇氏辞職

東北新社は、2017年に外資規制違反を総務省に報告したと説明しているのに対し、総務省の方は「記憶にない」と答弁し続けている問題。一方、谷脇康彦総務審議官が辞職したことについて野党は「口封じだ」と批判を強めている、という記事。

総務省側は、鈴木信也総合通信基盤局電波部長が答弁。語気を強め、「外資規制違反のような重要な話を聞いていたら覚えているはずだが、そのような記憶はない」と突っぱねている。東北新社は、中島社長が国会で説明。子会社にBS4Kの認定を承継する前の17年8月4日に担当者が外資規制違反に気付き、8月9日ごろ、子会社の東北新社メディアサービス社長だった木田由紀夫氏が、鈴木氏(当時は情報流通行政局総務課長)と面会して報告したと明言している。

●uttiiの眼

東北新社が16年にBS4K認定を申請し17年1月に認定。10月には子会社に認定を承継したが、いずれの時点でも外資比率20%未満でなければならないという外資規制に違反していたことは、事実として確定している。

東北新社側の説明は非常に具体的で、これが正しいとなると総務省は「外資規制違反を知りながら放置した」ことになり、非常に具合が悪い。武田総務相は、総務省ではなく第三者機関で調査するとしていて、どんな結果が出るのか…。可能性は高くないが、もしも東北新社がウソをついているのであれば、そうさせているのは誰なのかという問題もでてくるだろう。

【サーチ&リサーチ】

*上記したように、17年以降、問題になっていたのは中国などの外資規制だった。「外資規制」は貿易交渉の際の「手駒」の1つという意味がありそうだ。

2017年8月24日付
TPPから米国が抜けた後の会合。ベトナムやマレーシアは米国への輸出拡大を見込んで、「外資規制の緩和」などの市場改革を受け入れた経緯があった。米国が抜けた後は意味がなくなったので、譲歩の内容を「調整」しようとしてくるのではないかという見方について書かれている。実際、この問題で11カ国会議は紛糾する。

『羅生門』の男と同じ。SNSでターゲットを死にまで追い込む人々

時としてターゲットを死にまで追いやるSNS上の罵詈雑言が今、社会問題となっています。なぜ人はそこまで「残酷」になれるのでしょうか。今回の無料メルマガ『致知出版社の「人間力メルマガ」』では文学博士の鈴木秀子さんが、そうした人々を芥川龍之介の名作短編『羅生門』に登場する下人の男になぞらえ、「自分は正しい」と思い込むことの危険性を指摘しています。

【関連】村上春樹氏の「SNSは見ない」に隠されたヒント。本当の自分を生きる方法

SNSと『羅生門』の世界

芥川龍之介の代表作である『羅生門』。荒廃した京を舞台に繰り広げられる下人と老婆の人間模様は、現代社会を象徴するものであると本誌連載でお馴染みの鈴木秀子さんは語られます。この小説は私たちにどのようなメッセージを送っているのでしょうか。


主人公の下人は、この荒れ果てた羅生門の下で、行く宛てもないまま雨が止むのを待っていました。住む家も職も失っていた下人は、「盗人になるより仕方がない」と思いを固めて楼閣の梯子を上っていきます。そして、そこで一人の老婆の姿を目にします。老婆は羅生門の上に無造作に捨てられた死骸の髪の毛を一本一本抜いていました。それは想像するだけでも背筋が凍るような光景です。

(中略)

老婆の姿を見た途端、下人の心の中で、あらゆる悪に対する反感が強さを増してきたという場面から、私はこのところ大変気になるある現象を思い浮かべます。それは、特定の人にターゲットを絞ってとことん追い詰めるSNSの負の一面です。

繰り返し罵詈雑言を浴びせかけ、最後は自殺にまで追い込んでしまう人間の心理状態は異常という他ありません。この悪しき風潮の引き金になっているのは、間違った自己中心的な正義感です。気に入らないことがあると自分は正しい、相手は間違っていると決めつけ、あたかも正義の権化になったかのような錯覚に陥って他人を攻撃してしまうのです。時にそれは麻薬のように人間を狂わせる破壊力すら持っています。

下人はずっと鬱々とした状態でいました。そういう時、目の前に老婆が現れるや、たちまち正義の塊のように心が変化し、どこからともなく力が湧いてくるのを感じます。下人の意識はその時、それまで自分が盗人になろうとしていたことすらどこかに吹き飛んでいたのです。この下人のように、私たちの心も何気ないきっかけによってマイナスの方向に大きく舵を切る危険性を秘めています。殊にいまのコロナ禍のような圧迫された空気に覆われた時、下手をすると人を叩きのめすことで自分を守ろう、気晴らしをしようとする本性がむきだしになりかねません。

SNSのような相手の顔が見えない世界においてはなおさらです。そういう落とし穴が生活のいろいろなところに潜んでいることを知らなくてはいけません。

(中略)

正義という言葉は確かに力強く耳心地のいい響きがあります。しかし、正義は自分から見れば正しくても、相手から見ればとんでもない思い上がりであることもあるのです。善悪を判断する物差しは人によって皆異なります。だとしたら、「自分は正しい」「間違っているのは相手だ」という思い込みを一度手放して、相手の立場に立って冷静に物事を捉える習慣が私たちには求められます。


メルマガが本になりました!新刊のご紹介 

cc20201202-s1日1話、読めば心が熱くなる365人の仕事の教科書
(致知出版社 刊)
致知出版社の「人間力メルマガ」』が一冊の本になりました。
日本が誇る超一流の方々の名言集、好評発売中!

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フワちゃんがまた“乳首をポロリ” YouTube編集ミスは意図的?再生数爆上げ狙うも不発で撃沈

今やユーチューバーという枠を超え、売れっ子タレントとして大活躍を見せているフワちゃん(27)。そんなフワちゃんがまた“乳首ポロリ”騒動を起こしてしまった。今度は自身のYouTubeチャンネルだが、実はハプニングに見せかけた“意図的”なものではないかと波紋を広げている。

フワちゃん、今度はYouTubeで“乳首をポロリ”

問題となっているのは、フワちゃんが15日に自身のYouTubeで公開した「フワちゃんに1日密着したら風呂も着替えも全部見せるねん」という動画。

忙しいフワちゃんの一日に密着した動画で、朝6時に起床するところから始まる。しかも、「ダレノガレ明美に憧れているから寝る時は全裸です」と、いきなり真っ裸のモザイクシーンでスタート。さらにシャワーシーンまで公開するおまけつきだ。

その後、TBS入りし、ロンドンブーツ1号2号の田村淳(47)やアンミカ(48)、立川志らく(57)まで登場するなど、かなり“濃い”1本となっている。

そして、問題のシーンは動画の6分30秒あたりで訪れる。打ち合わせの後、着替えのシーンが挿入されるが、そこでフワちゃんが乳首をポロリしてしまうのだ。

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つなぎのシーンのため、早回しで見せているが、「全部見せる」と言っているだけに、裸になっても気にしない。もちろん、モザイクをかけてはいるが、編集が甘いのか一瞬だけフワちゃんの乳首があらわになってしまう場面が。

該当部分は編集部でモザイクをかけたが、実際には鏡に映ったフワちゃんの乳首が明らかに見えてしまっている。

この動画にネットは大騒ぎ。「またフワちゃんがやらかした」「思いっきり見えてるぞ」「フワちゃん豪快すぎる」など騒然となっている。

生放送で“ポロリ”騒動を起こしたばかり

実はフワちゃん、先月26日に出演した『グッドラック』(TBS系)の中でも、生放送中に“乳首ポロリ”騒動をおこしていた。

いつものように薄着で出演していたフワちゃんは、スタジオが寒かったことから側にあったブランケットをお腹の中に仕込んで暖をとっていた。それが何度もずれてしまうため、同時にスポブラを下に引っ張ったところ、ずれて乳首が出てしまったという。

フワちゃんはその事実を認め、自身のツイッターで「本当にすみません!!!!!」と謝罪。

これを受け、共演していた歌舞伎役者の市川海老蔵(43)もブログで、「途中で気がつきどうしようかと思ったわ」と記し、さらにフワちゃんの発言をリツイートし、「言えんわ!」とアンサーした。

フワちゃんは今月3日に公開した自身のYouTubeチャンネルの動画の中で、「和田アキ子にも怒られた」と改めて謝罪。「何回テレビで乳首出さなきゃいけないの?恥ずかしいー」とし、「もう絶対に乳首は出さない」と宣言したばかりだった。

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しかし、今回YouTubeで再び乳首が見えてしまったことで、対策は不十分だったと言わざるを得ない。

子供にこそ読んでほしい。偉人たちのダメダメ逸話が満載の『失敗図鑑』

図鑑といえば「調べ物に使うもの」と考えてしまいがちですが、時代の変化とともに直実に進化を遂げているようです。今回の無料メルマガ『親も子供も一緒に伸びていく』では著者の高久手はるかさんが、子供たちに「考える力」をつける図鑑と、「読めば勇気が湧いてくる」を謳い20万部を突破した、偉人たちの失敗談を集めた一冊を紹介。親子で本に向かうという楽しい時間は、お互いにとっていい思い出にもなりそうですね。

今や図鑑は見るだけじゃない

新型コロナで生活や仕事、子供たちの学校生活が大きく変わって1年。この新型コロナを克服しても、それまでとは違うようになるだろうなと私が思っているのは、これまで以上に「考える力」が重要になるということです。

単純に機械的にこなせる作業は、どんどん機械化されたり、接客業も通販に慣れた消費者が増えれば減らざるを得ないし。これからは考えて、生み出す力がモノを言うようになる気がします。新しい大学入学共通テストでも、より思考力を求めるようになってきていますしね。

そこで、今日は「図鑑」をお勧めしたいと思います。

「図鑑」って、調べ物したり、絵や写真を楽しく見るものじゃないの?私もそう思っていたんですが、今や考えるための図鑑があるんですよ!それが、『子ども教養図鑑 世の中のしくみ キミはどっちを選ぶ? 大人でも答えられない社会の難問に向き合おう』小学校社会科授業づくり研究会(著)です。

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例えば、「正義の味方はだれだ?検察官、弁護士、裁判官のうち、正義の味方はだれでしょう?」とか、「保険には入ったほうがいい?」や「ごみを出さない暮らしはできる?」のように、大人だって「???」になりますよね。2020年に実施された新学習指導要領では、「社会にみられる課題を把握し、選択・判断する学習」が加わっています。今後は中学~大学入試まで考える力がより重要視されるでしょう。

次にもう一冊お勧めしたい図鑑が『失敗図鑑 すごい人ほどダメだった!』大野正人(著)です。

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二宮尊徳や孔子、ライト兄弟、ピカソ等のすっごい人達のダメだった話が集められています。大人だけではなくて、子どもにも読んで欲しい!ということで、漢字にはよみがなつきという親切なところも私的にはポイント高い1冊です。上手くいかないことがあったら、読みたくなるんです。ちょっと元気になれます。

今日ご紹介した図鑑を親子で読んで、楽しく考えてみてくださいね。

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あまりに不自然。東京の中古マンション成約件数「大幅減」の不気味

東京都の中古マンション市場が不自然な空気に覆われているようです。今回の無料メルマガ『まんしょんオタクのマンションこぼれ話』では著者の廣田信子さんが、先日とある企業が発表した1都3県の今年2月度の不動産流通市場動向を紹介。中古戸建の成約件数が大幅に増えた一方で、東京都の中古マンションが市場に出ない状況に対し、率直な心情を吐露しています。

東京都中古マンションの市場流通大幅減が止まらない

こんにちは!廣田信子です。

(公財)東日本不動産流通機構(東日本レインズ)が3月10日、首都圏(1都3県)における2021年2月度の不動産流通市場動向を発表しました。それによると…

■ 中古マンションの流通市場動向

2月の首都圏中古マンション成約件数は、前年同月比-4.3%の3,587件。

地域別に見ると、

  • 東京都区部は、同-7.3%(1,458件)
  • 多摩地区は、同-14.8%(339件)
  • 神奈川県横浜市・川崎市は同-0.5%(654件)
  • 神奈川県他地域は、前年同月と同じ(245件)
  • 埼玉県は、同+5.2%(427件)
  • 千葉県は、同-0.9%(437件)

となっており、神奈川、埼玉、千葉がほぼ横ばいであるのに対して、東京の減少が目立っています。

成約物件の平米単価は、前年同月比+5.3%の57.67万円で10ヶ月連続で、前年同月を上回っています。成約価格の方も、前年同月比+5.7%の3,775万円で9ヶ月連続前年同月を上回っています。

■ 中古戸建の流通市場動向

それに対して、中古戸建の成約件数は前年同月比+22.8%の1,363件と大幅に増加。8ヶ月連続で前年同月を上回り、2月としては1990年5月の機構発足以降、過去最高となりました。

成約価格は前年同月比+6.5%の3,392万円で4ヶ月連続前年同月を上回っています。

■ マンションの流通市場への新規登録・在庫件数

マンションの流通市場への新規登録・在庫件数の減少率拡大が続いています。新規登録件数は、2月は13,192件で前年比-24.3%の大幅減となり、19年9月から18ヶ月連続で前年同月を下回っています。前月比で見ても2.1%減少し前年比の減少率は20年11月以降、拡大し続けています。

したがって、2月の在庫件数は36,323件と前年比-23.4%の大幅減となり、19年12月から15ヶ月連続で前年同月を下回っています。前月比も2.0%減少しています。


中古マンションが流通数、在庫、成約率、すべてで減少傾向が止まらない。特に東京都で著しい傾向。という結果は、予想されたものとはいえ、やはり数字で見ると驚きでした。

東京は、中古マンションが市場に出なくなり、在庫数の少なさが、成約価格を押し上げている…しかし、価格が高いゆえに成約率も低い。みんなが「売り」のタイミングをじっと待っているような、何か不自然な市場の状況がいつ、何をきっかけにどっと動くのか…いやな胸騒ぎがするのは私だけでしょうか。

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「銀歯とセラミック詰めるならどっち」論争に終止符。歯科医が出した結論は

保険適用だからと、虫歯になった歯の詰め物を「銀歯」にしている人は多いと思いますが、銀歯の下に虫歯ができて再治療になったり、金属アレルギーなどが問題視されています。今回、『永江一石の「何でも質問&何でも回答」メルマガ』著者で、人気コンサルの永江一石さんの元に「保険適用の銀歯より、保険適用外のセラミックの方がいいの?」という相談が届きました。永江さんは、大学で教えていたことがあるという知り合いの歯医者さんに話を聞きながら、この質問に回答しています。

銀歯とセラミック、どちらが良い?

Question

shitumon

永江様は歯の専門家ではないとは思いますが、以前メルマガ内で歯医者関連の質問があったので、便乗して質問させていただきます。

私の歯は虫歯になりがちで詰め物(セラミックは1つ、銀歯3つ)といったところです。その他にも治療済みの虫歯がいくつかあり、そちらはあまり虫歯の程度がひどくなかったのか、あまり歯を削らない樹脂のもので治療してもらいました。ご存知の通り、銀歯や樹脂は保険適用内で、セラミックは適用外です。

銀歯は安くて丈夫なのですが、デメリットとしては、銀歯の下に虫歯が出来やすく再治療の可能性が高いということです。また私のように複数銀歯を持つと金属アレルギーになる可能性も低くはないです。そういった理由で現在、海外では銀歯はあまり主流ではないそうです。

一方でセラミックは値段は高いが審美的にもよく、再治療の可能性は低い。しかし素材は陶器に近いものなので場合によっては割れてしまう可能性もあるといった感じです。長期的に考えると、高いとはいえセラミックの方が良いのでしょうか。

永江さんからの回答

これはわたしの塾生に大学で教えていた歯科医さんがいますので、聞いてみました。

歯科用金属アレルギーの動向 : 過去10 年間に広島大学 病院歯科でパッチテストを行った患者データの解析日本口腔検査学会雑誌, 4(1): 23-29)※PDFが開きます。

確かに金属アレルギーは存在して、掌蹠膿疱症(しょうせきのうほうしょう)のかなりの部分、口腔扁平苔癬(こうくうへんぺいたいせん)の何割か、それにアトピー性皮膚のごく一部などの一因と概ね考えられています。しかし検査法がパッチテスト中心にごく限られ、エビデンスは充分に蓄積されていないのです。

一方で、セラミックやハイブリッドレジンと言われる白い素材をCADCAMで削り出して製作する技術が進歩して、金属を鋳造する精度に迫ってきた(まだ追い付いてはない)ので、東京を中心とした公的健康保険治療では生計が立たない歯科医院はそうした素材を使用した治療を必要を越して過度に行うことで生き延びるしかない現状です。東京は土地代、テナント代が高いのに、保険治療による収入は全国一律ですので。

アレルギーの可能性を無視すれば、金属修復物の長期安定性は条件によっては今でも他の素材を凌駕する場合もあり、捨てがたい技術です。特に歯の一部の修復をセラミックで修復すると逆に金属よりも虫歯になりやすい場合があります。

一方で、アレルギーの問題や見た目のコスメティックな問題は人によっては深刻です。なので、一概に金属が間違い、時代遅れとも言えない面はあるものの、徐々にセラミックやハイブリッドレジンによる修復が増えてきている現状です。

結論

アレルギー体質を感じる人は被せものを中心としたセラミックやアレルギーの少ないチタンによる治療を選び、その他のそれほど皮膚症状のない方は美的な要求度で決めたらいいでしょう。7割は歯医者のセールストークだと思って、必要を感じない方は断ればいいと思いますよ。

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現役エンジニアが予言。これからは「面倒さ」を楽しむ時代がやって来る

AIにクラウドに自動更新……と、巷には「便利なアプリ」があふれていますが、あえてアナログで手間がかかるようなモノに新鮮味を感じたり、そういうモノほど熱中してしまったりすることってありませんか? 実は楽しさって「面倒さの中…

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失われた6兆円。日本の自動車産業が陥る「半導体不足」の自業自得

元々は機械の単純な仕組みで走っていた自動車も、いまではさまざまな電子制御が施され、電気自動車や自動運転など最先端の車でなくとも、半導体なしでは成り立たなくなっています。そんな自動車産業が、コロナ禍による減産を経たいま、半導体不足に陥り苦しんでいます。今回のメルマガ『週刊 Life is beautiful』では、著者で「Windows95を設計した日本人」として知られる世界的エンジニアの中島聡さんが、「半導体不足」を招いた構造的な理由を詳しく解説。自動車産業にとっては「カイゼン」が見えてこない危機的な事態で、注意が必要と伝えています。

日本の自動車業界「半導体不足」という大問題

現在、自動車業界では半導体不足が大きな問題になっています。必要な半導体が入手出来ないために、各社が減産を強いられた結果、6兆円以上の売り上げが失われてしまったと試算されています(半導体不足のスパイラル、自動車業界以外に拡大か-一段と深刻化)。

この件に関しては、トランプ政権時代の中国に対する制裁が原因だとか、半導体の製造で大きなシェアを持つTSMC(台湾セミコン)が悪い、新型コロナによる一過性のものだ、などのさまざまな説がありますが、問題の本質は自動車業界と半導体業界をまたいだビジネス構造そのものにあり、かなり危機的な状況にあるように私には見えます。

今回の事件の背景には、マーク・アンドリーセンが2011年に書いた「Why Software Is Eating the World」に書かれた世界が現実になりつつあるという事実があります。マーク・アンドリーセンは、このメモで、ソフトウェアはあらゆる業界に大きな構造的変化をもたらし、ソフトウェアを上手に活用できない会社(今はやりの言葉で言えば、デジタル・トランスフォーメーション[DX]が起こせない会社)は、どんな業界であっても生き残ることができないことを指摘しました。

その波は、自動車業界にも押し寄せており、その先端を走っているのがTeslaであることは何度もこのメルマガでも指摘してきました。しかし、Teslaが象徴するような、電気自動車・人工知能・自動運転などの最先端の話が始まる以前の話として、自動車業界には既に何年も前からデジタル・トランスフォーメーションの波が押し寄せていました。さまざまな電子制御装置の導入です。

典型的な例が、EFI・EGIなどと呼ばれる電子燃料噴射装置です。昔の自動車は、運転手がアクセルを踏むと、その力がワイヤや油圧を通じてキャリブレータと呼ばれる燃料噴射装置に伝わり、それが燃料と空気を混ぜる弁の角度を変えることにより、エンジンの出力を変化させるというとても単純な(アナログな)仕組みでした。

しかし、それだと気温・湿度・気圧などのさまざまな環境に対応出来ないという欠点がありました。昔の自動車が、寒い日にはしばらく暖機運転をしてからでなければ、まともに走らなかったのはそれが理由です。

導入されたのが電子燃料噴射装置です。電子燃料噴射装置は、アクセルの角度を一度デジタルな数字に置き換えた上で、各所に設置されたセンサーからの数字に基づいて最適な燃料の混合比を決めて燃料を噴射することにより、どんな環境でもエンジンが高い性能を発揮出来るように調節します。

安全性に疑問あり。それでも日本がワクチンを米から大量購入する裏事情

以前掲載の「人命より利権か。イベルメクチンが厚労省に承認されると困る人々」では、新型コロナウイルスの治療薬として効果があるとされるイベルメクチンの認可の遅れを厳しく批判した、元国税調査官で作家の大村大次郎さん。大村さんは今回のメルマガ『大村大次郎の本音で役に立つ税金情報』で、新型コロナワクチンが日米貿易摩擦解消の道具として使われていると指摘するとともに、安全性に疑問のあるワクチンの接種に疑問を呈しています。

※本記事は有料メルマガ『大村大次郎の本音で役に立つ税金情報』2021年3月16日号の一部抜粋です。ご興味をお持ちの方はぜひこの機会にバックナンバー含め初月無料のお試し購読をどうぞ。

プロフィール大村大次郎おおむらおおじろう
大阪府出身。10年間の国税局勤務の後、経理事務所などを経て経営コンサルタント、フリーライターに。主な著書に「あらゆる領収書は経費で落とせる」(中央公論新社)「悪の会計学」(双葉社)がある。

 

新型コロナワクチンは本当に安全なのか?

日本でもワクチンの接種が始まりましたね。今、日本では国を挙げてワクチン推進キャンペーンが行われています。少しでもワクチンに疑念を持てば、「非国民」とか「フェイクニュース」とか言われそうな雰囲気があります。

が、このワクチン、接種が始まって時間が経てば経つほど、やはり疑念を持たざるを得なくなってきました。

筆者は、ワクチンについて初めから懐疑的だったわけではありません。ワクチンが実用化されるというニュースが報じられたとき、非常にうれしかったし、これで自粛生活が終わる、と思いホッとしました。

が、ワクチン接種に関する情報を見ているうちに、「だんだんこれは大丈夫か?」という気持ちになっていったのです。

イギリスのアストラゼネカ社のワクチンが血栓ができる疑いがあるとして、ヨーロッパ各国が、ワクチン接種の中断をしています。

が、アメリカ製のファイザー社やモデルナ社のワクチンも決して安全とは言えないような情報もでてきています。