「コロナで社員解雇」まるで使い捨てカイロ、ダメな企業ほど誤る対処

新型コロナウイルス感染症の影響による解雇や雇い止めが、7万人に迫る勢いとなっています。企業を守るためとは言え、弱い立場の人間から職を失ってゆくという状況を、このまま手をこまねいて見ている他ないのでしょうか。今回の無料メルマガ『繁盛戦略企画塾・『心のマーケティング』講座』では繁盛戦略コンサルタントの佐藤きよあきさんが、経営者に向け「従業員を安易に解雇してはいけない」とし、その理由を記しています。

事業を守るためには、従業員を守れ!

新型コロナウィルスにより、経済は大ダメージを受け、企業や個人商店の業績は悪化。従業員の解雇や強制休職が増えています。賃金カットで乗り切ろうとする企業もあります。このままでは、日本の社会全体が疲弊し、大恐慌に陥る可能性もあります。

この危機を乗り越えるためには、従来とは違う手法で、失った「仕事」を取り戻すことが重要です。コロナによって、これまでと同じ働き方はできなくなったので、アプローチの方法を変えなければなりません。

企業は、通勤やオフィスでの蜜を避けるために、リモートワークを始め、足で稼ぐと言われた営業でさえ、ネットを活用するようになりました。物販店では、ネット販売への移行を試みています。

また、別の動きとして、従業員を減らすことで、お客さまとの直接的な接触を避けようとしているところもあります。レストランでは、オーダーはタブレットで、配膳はロボットで行う実験もしています。ホテルのフロントも無人。スーパーのレジも無人化が進んでいます。コンビニにいたっては、店全体が無人になっているところも。

これらは元々、人手不足の解消を目的としていましたが、ここにきて、「人と人との接触を避ける」という、新たな課題を解決する方法として、さらに注目されるようになりました。コロナの心配をなくし、安心してお客さまに来てもらうためには、従業員との接触を少なくすれば良いと考えたのです。

コロナ渦での事業の存続を考えれば、こうした結論に至るのも仕方のないことかもしれません。しかし、よく考えてみてください。もし、事業を守ることができたとしても、そこで助けられるのは、オーナーであるあなたとその家族だけなのです。

もちろん、家族を守ることは大切です。第一に考えなければなりません。では、クビにした従業員やその家族のことはどうでしょうか。生活できなくなるかもしれません。子どもが進学を諦め、夢を失うかも。仕方がないと、自分を納得させるのですか。人の上に立つ人間として、それで良いのですか。

人を雇うというのは、仕事をしてもらい、その対価を払うだけではありません。その人の人生にも影響を与えるかもしれないのです。それほど重い責任があることを意識しているでしょうか。責任が持てないのなら、人を雇うべきではありません。

菅首相「全集中の呼吸」で大スベリ。『鬼滅』便乗、裸の王様ぶりに失笑

「『全集中の呼吸』で答弁させていただく」ーー大ヒットしている『鬼滅の刃』のセリフを“引用”して、国会論戦に臨んだ菅首相。2日に行われた衆院予算委員会で、質問に立った、立憲民主党の江田憲司代表代行に対し、『全集中の呼吸』で臨んだものの、議場は無反応。どうやら渾身のジョークは空振りしたようだ。

菅首相「全集中の呼吸」に、議場の雰囲気は無惨

菅内閣が誕生して初めての本格論戦の場となった衆議院予算委員会。答弁能力が不安視される中、菅首相は日本学術会議の会員選考についての質問などに答えた。

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最初の質問に立ったのは立憲民主党の江田憲司氏。衆院選に立候補するよう誘ったのが菅首相だったことを明らかにした江田氏に対し、菅首相は「『全集中の呼吸』で答弁させていただく」と発言。

この瞬間、議場はまるで時が止まったかのような静けさに包まれた。

実はこの『全集中の呼吸』とは、大ヒットアニメ『鬼滅の刃』で、主人公をはじめとする鬼殺隊の隊士たちが戦う呼吸法、いわば必殺技のようなもの。

菅首相がこの日のために用意してきたのだろう。自信満々に『全集中の呼吸』で宣言したものの、思いっきりスベってしまったようだ。

菅首相の答弁はすでに危険水域

なぜ菅首相は『鬼滅の刃』のセリフを発することを決めたのか?「今、鬼滅の刃が流行っているからこのジョーク絶対にウケますよ!」と誰かに入れ知恵されたのだろうか?

衆議院予算委員会に参加しているのは、こういっては失礼だがお年を召した年配の議員たち。この日、議場にいた人の中で、映画を観たり、漫画やアニメ版を見たりしたことがある議員が何人いただろうか?

もし、菅首相が自身の判断でこのジョークをぶち込んだのなら、そのセンスが疑われるし、誰かにアドバイスして発言したのなら、菅首相の周囲にいる人物が空気を読めない人たちだと思わざるを得ない。

全くウケなかったダメージを引きずってしまってか、その後の菅首相の答弁は野党からの質問と噛み合わないことが多く見られた。与野党初の本格論戦の場。いわば菅首相にとって国会デビューの日でもある。だが、結局菅首相は用意された紙を読むことに終始し、安全運転に徹した形となってしまった。

唯一目立った発言としては、日本学術会議の会員選考について「閉鎖的で既得権益のようになっている」と批判したことくらいか。

山下智久、次の爆弾は暴露本かリベンジポルノか?女子高生モデル契約解除で懸念

人気ジャニーズタレントの山Pこと山下智久(35)と飲酒をし、“お持ち帰り”されたと報じられていた女子高生モデルのAさん(18)が所属事務所から契約解除されていたことがわかった。活動自粛を続ける山下だが、お相手の女性は芸能界から去ることになってしまったようだ。

山下智久“お持ち帰り”の女子高生が事務所クビ

Aさんのプロフィールはすでに所属事務所の公式サイトから削除されており、10月31日付で契約解除になったと東京スポーツが報じている。

今年7月30日に都内のバーでKAT-TUNの亀梨和也とともに飲み会に参加した山下、その場に居合わせた女性の1人が未成年(当時17歳)だったことから、大きな問題に発展。その後、山下と女子高生モデルAさんはホテルで合流し、約8時間にわたって滞在したとされている。

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ジャニーズ事務所は山下に一定期間の芸能活動自粛、亀梨には厳重注意処分を下した。山下は飲酒した事実を認めているものの、ホテルへ行ったかどうかは明らかにしていない。Aさんは「成人している」と年齢を偽っていた。

10月にはAさんが弁護士を通じて、山下に謝罪の手紙を送ったと報道されたが、事態はそれで収まらなかったようだ。Aさんは10月31日付で所属事務所との契約を解除。一連の騒動が影響したことは明白だろう。一方の山下も、復帰の目途は立っていない。

閉ざされた女子高生モデルの芸能活動

芸能界から事実上去ることになってしまったAさん。今後モデル活動や芸能活動を再びすることは難しいと言わざるを得ない。

未成年でありながら年齢を偽って山下に近づいたという事実、さらにその後にインスタグラムのストーリーで上げた、嬉しそうに関係があったことをにおわす動画。

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これらのことから、「山Pは女子高生モデルにハメられた」という認識になってしまっている。そんなトラブルメーカーのAさんに、「是非ウチへ!」と手を挙げる事務所はどこもないだろう。

年齢を偽っていたとはいえ、山下は活動自粛なのに、自分は契約解除。Aさんがこの処分の違いに100%納得するとは限らない。そうなると、Aさんが今後取る行動がいくつか見えてくる。

山PをハメたJKモデルの逆襲①「暴露本の出版」

山下と女子高生モデルAさんが出会った7月30日、この日に何が起きていたかの詳細な事実を知っているのは、まぎれもなく当事者の2人だけだ。

山下はジャニーズ事務所から処分を受け、またAさんも契約を解除されたことで、一応の解決となってはいるが、うやむやのまま時間だけが経過している状態。誰もがその真実を知りたいはずだ。

そこで出てくるのが、Aさんによる「暴露本の出版」。

芸能人が過去にあった恋愛や騒動の詳細を綴る暴露本は、いつの時代でも出版されている。最近では、自伝的小説ではあるものの、浜崎あゆみの『M 愛すべき人がいて』が大ヒット。エイベックスの松浦勝人会長との恋愛を赤裸々に告白した。

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山下と女子高生モデルAさんとの騒動は世間の関心が高いこともあり、多くの出版社やプロデューサーから暴露本出版の依頼がありそうだ。

暴露本までいかないにしても、週刊誌から「激白!山Pとのあの騒動の真実」というような記事が出ることは容易に想像ができる。

さまざまな力が動いて、出版差し止めというような動きがあるかもしれないが、山下も戦々恐々としているだろう。

ハンドボールの宮崎大輔が女性暴行で逮捕。女好きで過去には不倫報道も

ハンドボール元日本代表の宮崎大輔容疑者(39)が2日未明、愛知県名古屋市内で知人女性に暴行を加えた疑いで逮捕されたことがわかった。宮崎容疑者は容疑を否認している。

宮崎大輔容疑者が女性に暴行

宮崎容疑者は名古屋市内のホテルで、知人女性の髪を引っ張るなどの暴行を加えた疑いが持たれている。男女4人で食事をしていたという宮崎容疑者は酒に酔っていた状態だったといい、名古屋市内の飲食店に警察が駆け付ける騒ぎになっていたという。

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警察の取り調べに対し、宮崎容疑者は容疑を否認しており、女性との間に何らかのトラブルがあったとみられている。

宮崎容疑者は世界でもトップレベルとされるスペイン1部リーグにも在籍したことがある、ハンドボール界のスーパースター。日本代表のエースとしてとして長年活躍していた。

女性トラブルが多いハンドボール界のレジェンド

実は宮崎容疑者は女性関係でトラブルが多いことでも知られていた。現在、宮崎容疑者は3歳年上の妻と離婚調停中だが、そのさなかに元新体操選手の深瀬菜月(26)と同棲していることを『FLASH』が報じていた。

深瀬は新体操の日本代表の一員として、ロンドン五輪にも出場した美人アスリートとして知られている。

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それ以前にも別の有名女性アスリートと不倫疑惑が取り沙汰されるなど、妻と2人の娘がありながら、女性関係が派手だったことがたびたび報じられていた。

今回の事件の詳細はまだ明らかになっていないが、ハンドボール界のレジェンドがまた起こした女性トラブル。

昨年4月には日本体育大学に3年生として再入学し、現在は4年生でハンドボール部で所属している。39歳にしてラストチャンスとして東京五輪出場を目指していたが、事件を起こしてしまったことで、その可能性は限りなく低いものとなってしまった。

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美人女子陸上選手「不純な理由でも嬉しい」エロ目線盗撮問題に一石投じるか

女性アスリートへの性的な撮影被害やSNSによる画像拡散が問題となっているが、ネット上で現役陸上女性選手のあるツイートが話題となっている。それは「たとえ不純な理由がきっかけでも応援して頂けたらとても嬉しいです」というものだ。

現役の女子陸上選手から出た好意的な意見

陸上女子選手たちが着用する露出度の高いユニフォーム姿を狙い、増加している盗撮まがいの悪質行為。競技会場で性的な意図で写真を撮影されたり、SNSに淫らな文章や画像拡散されたりする被害が拡大している。

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警備体制が手薄になるアマチュア大会、特に学生陸上で女子選手たちから悲痛な声が上がっていた。大学生や高校生だけではなく、ジュニア世代の選手たちまで被害を受けている。

こうした声を受け、日本オリンピック委員会(JOC)は選手の環境を守るべく各競技団体へ実態把握のヒアリングを実施。日本スポーツ協会や全国高等学校体育連盟などとも連携を目指し、連名で被害防止の声明文を出すなど具体策の検討に入っている。

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そんな中、ネットで話題となっているのが、冒頭で紹介した「たとえ不純な理由がきっかけでも応援して頂けたらとても嬉しいです」というツイート。

これは日本体育大学4年生で800m走を専門としている志村美希選手が自身のツイッターで述べたものだ。

今年7月にツイートされたものだが、女子陸上選手が被害を受けていると問題視されるようになり、ネット上で拡散され始めた。

この志村さんの意見に対し、「応援します!」「頑張って欲しい!」「志村さんは心が綺麗な人ですね」など、ネットでは好意的なコメントが相次いでいる。

現役の女子陸上選手が発したリアルな声。

不純な理由が前面に出ることで問題視されることになったが、さまざまな応援を自らの力に変える選手がいることもまた事実。JOCはこの問題に対してどのような対応をしていくのか?今後の行く末を見守りたい。

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11~12月開戦の情報。米大統領選の混乱に乗じ台湾攻撃に出る中国

自国のみならず、世界の今後を大きく左右するアメリカ大統領選挙。現時点で早くも郵便投票を巡っての混乱が予想されていますが、そんな状況下で自国の利益拡大を狙っている国もあるようです。元国連紛争調停官の島田久仁彦さんさんはメルマガ『最後の調停官 島田久仁彦の『無敵の交渉・コミュニケーション術』』で今回、大統領選挙のいざこざで米国が混乱している隙に、中国が台湾への攻撃を画策する可能性について言及。さらにそのような情勢に直面した際に、日本政府が取るべき方策を考察しています。

 

もう戻ることが出来ない米中のチキンレースと国際情勢の行方

「危機が現実のものになるのは、人々が相手の意図を読み取ろうとして、その意図を間違って解釈しだす時だ」

カナダの歴史家Margaret MacMillan博士の言葉です。

この言葉は紛争勃発の原因について歴史的な観点から述べられたものですが、私には激化する一方の米中対立と、それによって誘発される世界の分裂(ブロック化)の現状を見事に言い表しているように思います。

ここ3年以上、米中対立は様々な分野に及んでおり、金融を除けば、全面的な対決姿勢になっていますが、コロナウイルスのパンデミックと香港国家安全維持法までは、欧州各国は米中の間での第3極の立場を保とうと必死でした。しかし、香港国家安全維持法施行とウイグル自治区での“人権問題”を機に、中国との決別の道を選択し、“欧米アライアンス”が復活しました。

今は米中対立という2極化に加え、トルコ・ロシアなどがかき回す中東・コーカサス地域が混乱を極める別極になっているように見えます。

米中の対立は、先述の通り、多様な部門に及びますが、あえて3つに絞るとしたら、【通信─5Gの開発と普及を巡る対立】、【南シナ海問題】、そして【台湾問題】を挙げることが出来ます。

最初に【通信─5Gの開発と普及を巡る対立】についてですが、これは再三報じられているHuawei問題に大きく関係します。本件は、米中2か国間でのbilateralな問題から、現CEOの娘で同社CFOを逮捕したカナダ政府を巻き込み、そして欧州においては各国での5Gネットワークの普及にHuawei製を導入するか否かという通信政策が国際安全保障上の問題に発展しました。

真偽については不明な点も多いのですが、Huawei製の携帯電話・モバイル端末、サーバーをはじめとする通信技術の基盤にスパイウェアが仕込まれていて、常時個人情報はもちろん、採用した国家の情報が中国によって収集されているという“疑惑”を発端としていると言われます。

言いがかりかもしれませんし、本当かもしれませんが、トランプ大統領とその政権はこの情報を米中対立の重大事項に取り上げ、アメリカ政府と国民が最重要視する【国家安全保障問題】として、中国と戦うことに対し、超党派的な支持を得ることに成功しました。ゆえに次期大統領が仮にバイデン氏になったとしても、通信部門を基端とする中国との対立は続き、恐らくさらに強化されることになります。

英国、ドイツ、フランスなどは、中国との経済的な結びつきと、コロナ以前に進めていた中国とEUの通商協定交渉への配慮から(そして、トランプ大統領への“当てつけ”という側面もあったのだと思いますが)一度は国家の5G戦略にHuawei製の導入を進めようとしていました。

しかし、コロナと香港国家安全維持法を機に一気に方向転換し、今ではHuaweiの排除に与しています。ドイツなどは、Huaweiの最初の欧州工場を誘致するほどのサポートぶりでしたが、「ドイツ国内における製造および稼働については問題としないが」と条件を付けた上での排除に乗り出しました。

日本も、中国との関係への配慮がまだまだ強いとはいえ、菅政権下でも米国が呼びかける【クリーン・ネットワーク】構想にどっぷりと浸かる覚悟を示し、国内で5GリーダーシップをとるNTT/KDDI/ソフトバンク/楽天という通信会社とNECと富士通をカウンターパートとして進めるようです。加えて【クリーンパス】(5Gを使った外交使節間の通信の安全を確保するためのパス)の趣旨にもがっつりと乗っかりました。今のところ中国政府としては、この“決定”に特にコメントはしていないようですが、中国製排除後の企業戦略については、すでに中国などの後塵を拝していることからも、官民による投資の拡充やサプライチェーンの多様化(中国依存からの迅速な脱却)が必要となります。言い換えると経済安全保障上の力学と地政学上のパワーバランスに外交的に、そして経済政策的に即時対応していく必要が出てきました。

日本も欧州各国も【中国とも良い関係を継続しつつ、迫りくる中国の圧力に協力して立ち向かう】というスタンスが、どこまで通用するか、米国新政権と共に早急に検討しないといけないでしょう(ゆえに、誰が次の大統領になるか、その結果判明が遅れることは、非常に不利益になる可能性が高まります)。

 

絶好調ニトリが島忠を買収へ。美人アナリストが説く「お値段以上」の強み

大手家具チェーン「ニトリ」がホームセンター中堅の島忠に対して株式公開買い付け(TOB)を実施し、完全子会社化を目指すと発表しました。これでDCMホールディングスとの争奪戦に発展。ニトリは本気で島忠を奪いにきたようです。

それができるのも、ニトリが絶好調の証。新型コロナウイルスの影響も全く関係ありません。もはや一人勝ち状態となっています。なぜニトリはここまで好調なのでしょうか?株式アナリストとして個別銘柄・市況の分析を行う馬渕磨理子さんが、詳しく解説していきます。

プロフィール:馬渕 磨理子(まぶち・まりこ)
京都大学公共政策大学院、修士過程を修了。フィスコ企業リサーチレポーターとして、個別銘柄の分析を行う。認定テクニカルアナリスト(CMTA®)。全国各地で登壇、日経CNBC出演、プレジデント、SPA!など多数メディア掲載の実績を持つ。また、ベンチャー企業でマーケティング・未上場企業のアナリスト業務を担当するパラレルキャリア。大学時代は国際政治学を専攻し、ミス同志社を受賞Twitter https://twitter.com/marikomabuchi

コロナ禍でも増収増益を続けるニトリ

「お、ねだん以上。」のコピーでおなじみのニトリは、安定的に成長を続けている会社です。それはコロナ禍でも変わりなく、21年2月期も37期連続で増収増益を更新する見通しです。

ニトリの理念には「『ロマン』を原点に、『ビジョン』の実現をめざす」とあります。ロマンとは、「住まいの豊かさを世界の人々に提供する」であり、ビジョンとは2032年に3000店舗、3兆円を達成することです。

ニトリが成長すること=人々の住まいが豊かになる~という信念で企業を拡大させています。実際に、コロナ禍での勝ち組企業の代表格といってよいでしょう。

ニトリの20年3~8月期の売上高は前年同期比12.7%増の3624億円、営業利益は同45.0%増の805億円、経常利益は同43.4%増の810億円、純利益は同35.1%増の497億円と増収増益です。

その要因は、コロナ禍で在宅勤務・巣ごもり消費が拡大したため、住居家具やオフィス家具が好調だったこと。この機会に購入したという人もいるかもしれません。

4~6月には緊急事態宣言下の影響もあり、最大110店が臨時休業したにもかかわらず、売上・利益ともに伸ばしていることは、誰の目から見ても驚異的な数字だと言えるでしょう。

会社四季報の業界地図によれば、現在、国内家具全体の売上高は約1兆7926億円。その中で、売上高の約35%がニトリホールディングス。まさにシェア、売上ともに一人勝ち状態なのです。

なぜあなたの部屋にニトリ製品があふれているのか。その必然性を解説していきます。

ニトリがここまで強い秘密とは?

自社ブランドであるという強み

大前提として、ニトリは企画から製造、販売を手掛ける製造小売業(SPA)を取り入れています。つまり、販売する家具や雑貨のほとんどが自社ブランドなのです。

店頭の販売動向に応じて生産量を増加させたり、減少させたりと柔軟に在庫を調整できるのがニトリの根底にある強み。そう、コロナ以前から、「ニトリは凄かった」ということです。

ニトリは「巣ごもり消費」だけではない

新型コロナの影響で消費行動が変化し、外出自粛により家で過ごす時間が長くなったため、消費者の志向が「家の中」に向かっています。特によく売れたものが、収納付きベッドフレーム家具や新生活向けの家電です。

そのほか、フラットデザインの多用途収納ボックス「Nインボックス」や、ネジや工具を使わずに組み立てられる収納ケース「Nクリック」などの売り上げが好調で、さらに、パソコンデスクやワークチェアなど、テレワークに必要な商品ニーズも拡大しています。

米大統領選直前のNYから生の声。トランプとバイデン勝つのはどちらか?

いよいよ11月3日に投票日を迎える、アメリカ大統領選挙。すでに内外の報道ではバイデン氏優勢、トランプ氏劣勢が伝えられていますが、実際の現地での「体感」では、どちらの勝利ムードが漂っているのでしょうか? NY在住『メルマガ「ニューヨークの遊び方」』著者のりばてぃさんは、米大統領選挙直前のニューヨークの熱気を伝えるとともに、街角で売られている各候補のグッズの売れ行きから「勝者」を推測しています。

アメリカ大統領選いよいよです!

(1)投票熱が高まっているアメリカ

11月3日に大統領選を控えるアメリカ。ニューヨーク州などは先週末から期日前投票(Early voting)がはじま長蛇の列ができいると報じられいます。

単純に感染予防のために入場制限をしいるから待ち時間が長くな、行列になっいるというだけでなく、トランプさんが大統領とし勤めた4年間に対する不満や、新型コロナ問題、黒人の人権に対する訴えであるブラック・ライブス・マター(BLM)等々の現れという見方もあます。

特に民主党支持者の多いNY州では、政治を変え世の中を変えよう、じゃぁ当然投票に行くよね、となるので、通常よ多くの人たちが早くに投票にいくという状況になっいるようです。

ちなみに感染対策とし郵送で投票する不在者投票も今回は数が多く、期日前投票と合わせアメリカではすでに7,000万人近くも投票済みだそうです。

これは前回の大統領選の同時期と比較し137%増ということからも今年の大統領選に対する注目の高さと市民の選挙参加の意欲の高さを伺えます。

なお、以下のNBCニュースのサイトで進捗状況が確認できます。

U.S. Presidential Election Results 2020

では、トランプさんとバイデンさんのどちらを支持しいるかというと、NY市の期日前投票会場に並ぶ方々へのインタビューでは、民主党支持者の多いNY市ということでバイデン支持者が多い印象です。

例え、列に並んで投票することで民主党を応援する人がこれだけいるよという意思表示になるからわざわざ並んで投票しいるとの回答者は典型的です。

しかし一方でトランプさんが社会の仕組みを変えくれると思うから投票したとする高齢女性のコメントなどもあ、多くの人がすでに投票しいるからといっ、当然ですが、その多くが、しかもNY州であっも全員が民主党支持ではないのです。

そし民主党支持者が多く投票するなら共和党の支持者も負けじと支持政党に投票し応援しますし、支持政党関係なく投票日を来週に控え、アメリカでは選挙熱が非常に高まっいる状況となっいます。

眼前の「殴る蹴る」を担任が放置。葛飾区小学校「学級崩壊」の惨状

東京・葛飾区の小学校で信じがたい「いじめ暴行事件」が発生しました。なんと教室内に担任教員がいる目の前で、生徒が殴る蹴るの暴行をくわえていたにも関わらず放置していたというのです。さらに暴行はエスカレートし、被害児童は身体と心身に傷を負い、学校へ復帰できない精神状態にまで追い込まれてしまいました。数々のいじめ問題を解決に導いてきた現役探偵の阿部泰尚(あべ・ひろたか)さんは自身のメルマガ『伝説の探偵』で、学校側の対応の酷さと隠蔽体質を批判。さらに、加害者の親が被害者の親へ放った理解しがたい「暴言」についても明かしています。

 

葛飾小学生殴打暴言いじめ事件、被害概要

東京都葛飾区、漫画「こち亀」で全国的に知られているこの区の公立小学校で、強烈な「暴力いじめ」が発生した。

事の発端は、加害児童らが、家庭科で使う「エプロンキット」の入った箱に書いてある家庭科メーカー「アイセック」に「ス」という文字をくっつけて女子児童らにアピールしようとしていたことを被害児童が注意したことからであった。

そもそも、この加害児童らは集団で不特定多数の児童を集中的に攻撃するなどしており、問題行動が多い児童らであったが、学年が上がり担任が替わったことで、指導不能な状態に至っていた。

被害児童A君は、「アイセックス」騒動の翌日、20分間の休み時間に、加害児童らの中心人物であるB君に対して女子が嫌がるようなことをしてはいけないという内容を話した。

その次の休み時間、Bの様子に恐怖を覚え、A君は身の危険を感じて逃げたが、教室内で捕まり、殴る蹴るの暴力を受けたのだ。

さらに昼休み、その後の休み時間も暴力は続いた 。

その翌日も、休み時間には必ず暴力を振るわれた。被害児童A君はとにかく逃げるが追い詰められ、暴力を繰り返し受けたのだ。抵抗しても、加害児童のBはよりひどく暴力をふるうようになったという。

そして、 2020年9月10日、4時限目の授業中に、図書室で被害児童のA君は足や腕をBに殴打され、さらに教室に戻ってからの休み時間に左目を殴打された。その後、頭痛やめまい、吐き気の他、視覚が弱くなるなどの怪我を負ったのである。

また、全身に渡り、四六時中、殴る蹴るの暴力を受けていたA君は、結果的に他のクラスメイトの介助がなければ歩くのも大変な状況にまで追いやられたのである。

驚くことに、こうした暴力行為は教室で起きた事であるが、その間、担任教員は概ね同空間である教室にいたというのだ(図書室暴行の際は居なかった)。

被害児童であるA君の保護者によれば、最もひどく暴力を振るわれた9月10日、帰宅したA君が顔を腫らしているなどの様子やA君本人から「殴られた」という申告に基づいて、学校に確認の電話をした。

つまり、学校はこれほどまでの状況に至っていながら事態把握ができていなかったのだ。保護者からの電話の後、学校は簡易の確認をして応対したのみであった。その後日の説明では、「Bは図書室で別の友人と話しているときに、A君がその間を割り込んできたからイラっとして殴った」という全くの言いがかりの説明を受けたそうだ。

また、「Bは目を殴ったのではなく蹴ったのだと言っている」との説明をしたとのことだった。

あたかもA君の申告が違うのだと言いたいような幼稚な言い訳を、学校側は鵜呑みにして、被害保護者に説明をしている。

夜の生活が激減でアレが増えちゃう事情とは?【2020年10月週間人気記事】

リモートワークでずっと家で仕事をしていると、少し季節感がなくなったりしませんか?たまに外へ出てその寒さに驚く人もいるかもしれません。それもそのはず、10月が終わりもう11月に…。今年は季節の移り変わりをあまり感じることがない一年ですね。

今回は10月19日〜25日までのMAG2NEWSアクセスデータをもとにした、週間人気記事をご紹介!

政治ネタから社会ネタ、芸能の話題まで今週も盛りだくさん!米中対立から、新たな技術を使ったセクハラ、あの注目の若手ナンバーワン女優の恋愛報道まで、気になる話題を一挙に総ざらい。見逃していた記事を一気にチェックしてみてはいかがでしょうか?

2020年10月週刊人気記事ランキング(10/19~10/25)

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非正規雇用者に比べて、格段に恵まれているとされる正規雇用者。確かに正社員は守られている部分が多くあります。しかし、そこにはさまざまな問題も存在していると、米国在住作家の冷泉彰彦さんは語ります。果たして、どういうことなのでしょうか?冷泉さんが解説していきます。
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