ドラマ「スクールウォーズ」に学ぶ、人を育てる3つのキーワード

職場でも家庭でも、「人を育てる」というのは簡単なことではありませんが、なにか指針があれば目指す方向も見えてくるものです。今回の無料メルマガ『起業教育のススメ~子供たちに起業スピリッツを!』では、著者で長く人材育成に携わってきた石丸智信さんが、相手の成長を促すシーンで大切にしているある言葉を紹介してくださっています。

相手の成長を促す3つの事

私は、約10年にわたり、人材育成研修機関にて、研修の聴講、そして、その内容を研修レポートという形で作成してきました。その研修に参加されている中小企業の経営者や上層部の方々、中間管理職の方々と研修の合間の休憩時間などにお話をする機会があります。

その方々のお話の中で、企業内での部下育成など、人財育成の難しさについてお聴きすることがあります。「人を育てる」「人を伸ばす」という人財育成の難しさは、企業などの組織だけの話ではなく家庭内においても感じられているのではないでしょうか。

以前、株式会社アントレプレナーセンター代表取締役である福島正伸氏のご著書『「夢」が「現実」に変わる言葉』を拝読してしました。同著の中で、「人を育てる」ことについて共感した一節がありました。

福島氏は、ご著書の中で、「育てるとは信じ続けること」と著されています。この一節に関連して、私自身が大切にしている言葉があります。それは、「信じ待ち許すこと」という一節です。

この言葉は、私が、中学生か、高校生の時に、「スクールウォーズ」というドラマを再放送で見ていた時に、ある場面で出てきた言葉です。非常に印象が強く、今でも、心に残っている言葉です。

他者を育てることとあわせて、自分自身を育てる成長させていく上でも、「信じ・待ち・許すことが必要ではないでしょうか。

相手に成長してもらいたい」と考える上においては、まず、相手のことを信じること」が大切になってくるでしょうね。もし自分が、相手に対して、

「この人はできないだろう」
「ダメだろう」

といったように否定的に考えていたらどうでしょうか。そもそも相手に成長してもらいたいとは思わないでしょうし、成長を促そうとしても、本気にはならないでしょうね。

また、その相手だって、自分のことを否定的に考えている人から育てられたいとは思わないでしょうね。

自分自身のことを

「できるよ」
「やれるよ」
「伸びるよ」

肯定的に捉えて考えてくれる人から育ててもらいたいと思うのが当然ではないでしょうか。そして、自分自身が「日々、成長したい」と思って、「自分は、成長することができる」と自ら信じることができれば、自分を成長させるための行動を起こしていくことになるでしょうね。

【動画】ポールダンサー50人が踊り狂う台湾ド派手葬儀がお熱い!

死生観は宗教やお国柄によって往々にして異なるものだが、台湾で行われる葬儀は、時に日本人には理解できないほど、にぎやかに行われるらしい。

台湾で行われたある政治家の葬儀には50人のポールダンサーが参加し、車上でセクシーなダンスを踊る派手な行事であったようだ。

 

 

色とりどりの車両にビキニ姿のポールダンサー、マーチングバンドにフラッグベアラーまで登場する葬儀の列は、実に数キロにわたって派手な音楽を鳴り響かせた。

まるでお祭りのパレードのようだが、伝統宗教と俗世観が共存する台湾では、こうしたにぎやかな葬儀は珍しいことではないという。

映像に記録された葬送のパレードは、台湾南部にある嘉義県(かぎけん)の有力政治家だった董象氏の葬儀として執り行われたものだが、生前の董象氏が社交的でにぎやかな行事を好んだことから、葬儀もこれほど派手なものになったようだ。

 

 

あたかも町全体が葬儀会場となったかのような騒ぎだが、案の定ポールダンサー目当ての見物客が殺到し、交通機関が大混乱する騒動になったという。

 

(※↓詳しくはコチラへ)
参照・画像出典:YouTube(CNN News)
参照・画像出典:YouTube(AFPBB News)
(本記事は上記の報道や情報を参考に執筆しています)

 

記事提供:ViRATES

 

メルマガ『WEEKLY ViRATES』
スマホ時代の週刊誌「ViRATES」の人気記事をまとめて週一回配信中!「ViRATES」の公式メルマガ
<<登録はこちら>>

ビットコインの仕組みがマンションの管理組合に応用できるワケ

あなたは「ビットコイン」をご存知ですか? ニュースなどでよく話題に挙がっているため名前くらいは聞いたことがあるのではないでしょうか。今回の無料メルマガ『まんしょんオタクのマンションこぼれ話』では、そんなビットコインのシステムについて取り上げています。国という「管理者」がいないビットコインは、なぜ安全に取引を行えているのでしょうか。そして、この安全管理の仕組みは、マンション管理組合にも応用できる点があるとしています。

ビットコイン ~権力よりネットワークが信頼を担保~

こんにちは!廣田信子です。

国家が証明する通貨は本当に信用できるのだろうか。

国家の権力で流通量を決められる円とかドルって本当に価値を保障されているものなのだろうか。

国家権力による不正があったとして、私たちはそれを見抜くことができるのだろうか。

そんな疑問を持っている私は、最近、「ビットコイン」のシステムが気になります。

インタネット最先端の話なんて、私には似つかわしくないと思われるでしょう(笑)

私もそう思うのですが、でも、「ビットコイン」の中央機関があるわけでなく、ネットワーク参加者全体で信用を形成している…という点に何か未来を感じるのです。

ざっと、つたない知識で「ビットコイン」を説明すると、ビットコインは、サトシ・ナカモトを名乗る人物の投稿論文に基づき、2009年に運用が開始された「仮想通貨」のシステムで、ネットワークにより運営され、所有権移転は仲介者なしでユーザー間で直接に行われます。

この取引はネットワークに参加者によって検証され、ブロックチェーンと呼ばれる公開分散元帳に記録されていきます。

このシステムは単一の管理者を置かずに運営されるので、「分散化された仮想通貨」と分類されています。

形のない「仮想の通貨」というだけでなく、「分散化されている」というのが大きな特徴なのです。

「瞳孔が開く」とはどういうこと? どうして開くの?

ドラマなどで人が亡くなった時に、医師がペンライトで瞳孔を見ているシーンをよくみかけますね。

このとき、「なぜ瞳孔が開いたときに死と判定する」のか、疑問に思ったことはありませんか?

今回はそんな疑問にお答えしていきましょう。

そもそも瞳孔って何?黒目のこと?

私たちの目は、目の中心から瞳孔、虹彩(こうさい)、白目という位置関係にあります。

一般的にいう「黒目」は、瞳孔と虹彩を合わせた部分のことです。

そのうち瞳孔とは、黒目の真ん中にある、透き通った黒い部分のことです。

瞳孔は、光を感じる機能を持ちます。その周りにあるのが虹彩で、黒目の周りの茶色や焦げ茶色をした部分をいいます。虹彩は、緩んだり縮んだりすることで瞳孔の大きさを調整し、目の中に入る光の量を調節しています。虹彩には、カメラでいう「絞り」のような役割があります。

それでは、そもそも瞳孔は、どのようにして大きさを変えているのでしょうか。

それは、目と脳をつなぐ神経が担っています。次から詳しくみていきましょう。

瞳孔はどんな時に開くの?死んだ時だけ開くの?

目と脳は、「視神経」と「動眼神経」という2種類の神経でつながっています。目に入った光は、視神経をとおって脳に刺激として伝わります。

すると脳は、脳から出ている動眼神経をとおして、目から入る光の量を調節する指令を出します。その指令によって、虹彩が縮んだり、緩んだりさせることで、瞳孔の大きさは変わっています。

虹彩が縮む、つまり、黒目の周りの茶色い部分が狭くなると、瞳孔が開いている、大きい、ということになります。

虹彩が緩む、つまり、黒目の周りの茶色の部分が広くなるのは逆のことで、瞳孔が小さいということになります。

ここまで聞くと、ドラマのワンシーンで見るような、臨終の際にだけ瞳孔が開くわけではないということがお分かりでしょう。

私たちが普通に生活している中では、暗い場所では多くの光を集めようとして、瞳孔が開きます。逆に、目に入る光の量が多すぎると、目にダメージを与えてしまいます。

明るい場所では、瞳孔を小さくして目に入る光の量を抑えているのです。私たちの身体は、このようにして周りの変化に自然に対応しているのですね。

瞳孔が開くと「死」と判定するのはなぜ?

瞳孔が開いているだけで「死」と判定するわけではありません。

厳密には、呼吸と心臓、脳の機能が止まっていること、この3つの条件がそろった時、「死」と判定されます。

呼吸と心臓が止まっていることは、胸の動きや聴診器で胸の音を聞いたりすることで分かります。脳は、呼吸や心臓を動かすなど、生きていくことに欠かせない指令を全身に出しています。脳の機能が止まっていることは、目に光を当てても瞳孔が開きっぱなしであることから、判断しています。

ちなみに、目の神経(視神経や動眼神経)の一部、脳の一部にトラブルがあった時でも、瞳孔は開きっぱなしになります。開きっぱなしになるほか、左右の瞳孔の大きさが違う、ピンホールのように異常に瞳孔が小さいという場合も、目の神経や脳にトラブルが起きているサインである場合があります。

すぐに心臓や呼吸が止まるわけではありませんが、放っておくと命の危険に関わる場合もあります。

もし瞳孔の大きさが違うなど、気になる症状がある場合は、眼科や脳神経内科を受診しましょう。

いかがでしたか?「目は口ほどに物をいう」といいますが、瞳孔の大きさや左右の違いなどから、実は隠れた病気まで分かるのです。

ほかにも、身体の反応から健康状態を知る情報を持っておくと、健康状態の変化をサインに、早く気づいて対処できそうですね。

 

執筆:井上 愛子(保健師、看護師)
医療監修:株式会社とらうべ

 

<執筆者プロフィール>
井上 愛子(いのうえ・あいこ)
保健師・助産師・看護師・保育士。株式会社とらうべ社員、産業保健(働く人の健康管理)のベテラン
 
<監修者プロフィール>
株式会社 とらうべ
医師・助産師・保健師・看護師・管理栄養士・心理学者・精神保健福祉士など専門家により、医療・健康に関連する情報について、信頼性の確認・検証サービスを提供

 

image by: Shutterstock

 

【関連リンク】

【クイズ】けっこう難しい…。米国小3レベルのテスト問題に挑戦!

アメリカの小学生・シャーロットちゃんが英語問題を出題する人気シリーズ。今回も小学3年生問題です。英語プラス頭の柔軟性と各教科の知識を使って、シャーロットちゃんのくれるヒントを参考に、がんばって解いてみましょう。

第1問は「“rainbow”という単語の音節の数はいくつ?」です。アメリカの小学生が学校でやっている問題、君はいくつ解けるかな?レッツ・チャレンジ!

クイズが表示されない方はこちらから>>

 

いかがだったでしょうか? このシリーズまだまだ続きますので、乞うご期待!
毎週金曜日に読みものやクイズが届く、メルマガ「英語のまぐ!」の無料登録はこちらからどうぞ!

 小学1年生問題の復習はこちら

第1回 【クイズ】アメリカの小学生はどれくらい難しい単語を使っているのか?
第2回 【クイズ】アメリカの小学生が学校で解いている英語問題にチャレンジ
第3回 【クイズ】アメリカの小学1年生に出される学習問題、解けるかな?
第4回 【クイズ】海外の小学生が解いている学習問題、いくつ解けるかな?
第5回 ちょっと難しかった。アメリカの小学生が解いている英語問題に挑戦
第6回 できるかな? 米国の小学生が解いている英語問題が意外に難しい
第7回 【人気シリーズ】米国の小学生向けの英語クイズ、いくつ解けるかな?

小学2年生問題の復習はこちら

第1回 【人気シリーズ】米国小学校のテスト問題、あなたは2年生に進級できるかな?
第2回 【人気クイズ】頭の体操になる、米国小学校のテスト問題
第3回 【人気クイズ】頭の体操に最適!米国小学生のテスト問題に挑戦
第4回 【人気クイズ】米国小学生がスラスラ解けるテスト問題、いくつ解けるかな?
第5回 【人気クイズ】米国小学生のテスト問題に挑戦。いくつ解けるかな?
第6回 脳トレに最適。米国小学2年生のテスト問題に挑戦してみよう

小学3年生問題の復習はこちら

第1回 難易度高め。米国小学3年のテスト問題で読解力を身につけよう!
第2回 英語力と知識を総動員。米国小学3年のテスト問題で頭を鍛えよう!
第3回 【頭の体操】米国小学3年生のテスト問題で脳を活性化しよう!
第4回 【脳トレ】米国小学3年生のテスト問題で頭をリフレッシュ!
第5回 【解けたら快感】米国小学3年生の選択式テスト問題にチャレンジ
第6回 【クイズ】米国小学3年の国数社理テスト、英語で解けるかな?

book-pht監修:ジュミック今井

プロフィール
都内にて英会話教室を運営、英語の書籍も多数執筆。読売テレビ文化センター(横浜)で「大人のフォニックス講座」を担当、英語の発音指導を行っている。現在、中国語を学習中。ロンドンと東京、そして台湾と香港を駆け巡るアジアな英語の使い手になりたい!

99%の新成人が大迷惑。「荒れる成人式」を作り出したいのは誰か

今年も各地で成人式が行われましたが、メディアで大きく取り上げられたのは「荒れた成人式」の話題ばかり。実際、ほとんどの式典は滞りなく行われているのですが…。『「二十代で身につけたい!」教育観と仕事術』の著者で現役小学校教諭の松尾英明さんは、「不適切な行動」を大きく取り上げることは相手に「報酬」を与えていることに他ならないとした上で、偏った報道を断罪しています。

「素晴らしい成人式」とみる

まずは昨年発行して「まぐまぐニュース」で反響のあった次の記事の振り返りを。

「荒れる成人式」を見てニヤニヤする「大人」たちの負の連鎖

ここにおける現象もその原理も、学級経営と全く同じ。原理原則を一言でまとめると、「注目行動の強化」である。

学級で、誰に着目すべきか。全く不勉強の何も知らない状態で学級担任をすれば、確実に「目立つ子に目がいく。担任や友達が話している途中でも、お構いなしに自分の好き勝手な言動を繰り返す子供。「真面目」な教師は、その都度注意したりなだめたりする。学級崩壊の典型パターンである。

不適切な行動に着目して指導を入れていけば、その行動はますます強化される。何度も繰り返しになるが、「叱責も報酬」だからである。先の記事で言えば、「荒れる成人」にスポットを当てた各種報道である。

どう対応すべきか。「不適切な言動に対しては意図的な無視」で対応するのが基本である。その代わりに、何に着目するか。

【書評】手紙の文字を書き分ける仕掛けに感動。代書屋物語が面白い

代書屋というお仕事をご存知でしょうか? 依頼人になり代わり手紙をしたためるというこの職業、今ではほぼ見かけることはありませんが…、そんな代書屋を通して人の縁を見事に描いた1冊の物語を、無料メルマガ『クリエイターへ【日刊デジタルクリエイターズ】』の編集長・柴田忠男さんが紹介しています。

91aS0rGHolL

ツバキ文具店』小川糸・著 幻冬舎

小川糸『ツバキ文具店』を読んだ。主人公・雨宮鳩子(ポッポちゃん)は鎌倉のツバキ文房具の店主で代書屋である。お隣さんは見かけは100%日本人なのに、なぜかバーバラ婦人と呼ばれている明るく元気な高齢者だ。婦人? キュリー夫人、ボヴァリー夫人、赤毛のアンのリンド夫人、オバマ夫人……普通は「夫人」だろう。違和感あるがまあいい。持ち込まれるさまざまな代書依頼に、ポッポちゃんがどう対応しどうやって仕上げていくのか、そのプロセスは非常に興味深い。代書にかかわるあらゆること、ものにいちいち蘊蓄が語られるが、こういうのは嫌いでない。文字に関わるものは面白い。

最初の仕事はお悔やみ状である。細かなルールが語られるが納得できる。亡くなったのは家族同様の猿だったが。香料にお悔やみ状を添えて書留郵便で送る。依頼主はお悔やみ状の文面も体裁も知らない。この代書屋は依頼されたテーマを全力で書き上げ発送まで担当する。依頼主は原則としてその成果物を見ることがないという不思議なシステムだ(いくつか例外もある)。自分で自分の気持ちをすらすら表現できる人は問題ないが、そうでない人のために代書をする。そのほうが気持ちが伝わることもある。かつて恋仲だったが離ればなれになった幼馴染みに、ひとこと、僕も元気だと伝えたいという手紙もいい味だ。

トヨタも屈した。トランプの「ヘイト政治」で世界秩序はどうなる?

いよいよ今月20日、米大統領に就任するトランプ氏ですが、1月6日にはトヨタによるメキシコ工場新設を批判すると共に「米国に輸入するなら高関税をかける」と警告するなど、SNSによる「お騒がせ発言」が止む気配はありません。これらを受け、メルマガ『国際戦略コラム有料版』の著者・津田慶治さんは、「トランプ氏は本気で保護貿易を行うつもりであり、世界は確実に大恐慌へと向かう」と分析、さらにこの機に乗じて世界覇権を取りに来る中国の動きと日本の取るべき対策についても記しています。

世界秩序が変わる時に戦争が起きる

よもや、米国の指導者が法治を破棄して、中国と同じような人治主義者になるとは見通していなかったが、2017年の混乱の原因の多くが、米国発になることが確実である。その検討。

トヨタなど海外企業にも介入

1月6日、トランプ次期大統領はツイッターで、トヨタがメキシコに新設するカローラの工場を批判して、米国輸入には関税35%が必要であると投稿。

このため、1月6日の株式市場では、自動車株が軒並み下落した。この介入により、トランプ大統領は、NAFTAの再交渉を行うことを示唆したことになる。

また、メキシコの国境に壁を作る予算を取る手続きをして、それを批判する記事に対して、米国が壁の費用を出すが、その費用はメキシコに請求すると述べている。選挙期間中に公約したことを実行するようである。

ということで、トランプ次期大統領は、公約実現に本気である。よって、保護貿易も行うことになる。中国からの輸入には関税45%であり、メキシコからの輸入には関税35%になる。

これは貿易戦争になり、世界経済を大幅に縮小させることは、1930年のストーム・ホーリー法で実験済であるので、確実に世界は大恐慌に向かう。もし実施したら、株価は1万円割れも起こり得る。

しかし多くの人達が、それでは米国も返り血を浴びる事になるので実行しないと言ってきたが、つい最近のツイッターの投稿を見ると、その期待はしない方が良いことがわかるはずである。

米国の製造業労働者は、工場が海外に移転せず、米国内に新設されて大きな利得を得るので、世界が大きな損をしても、特にメキシコや中国が大損をしても関心がない。というより、労働を取り戻しただけで、悪いことをしたとは思わないはずである。

しかし、まだ市場関係者、特にテクニカル分析に基づく評論家は、4ケ月後には2万4,000円まで行くと述べているし、まだ多くの評論家も米国経済は良くなっているので、経済的な観点からもしないと見ているようである。7月まではトランプ上昇相場が続くなどと述べている。

政治が経済に対して非常に大きいダメージを与えることを知らないのか?

この違いは、見ている目線が違うことから来る。あくまでもトランプ氏は、米国経済や米企業経営者ではなく、米製造業労働者だけの観点から見て、その人たちにとって良いことを行う政治をするのである。

早く、トランプ氏の異常な政治観点を見て、市場から回避しないと大損をすることになる。あらぬ期待をせずに日本企業の経営者も、真のトランプ氏の異常性を見るべきなのである。

見方によっては、北朝鮮の金正恩委員長と同じような視点の持ち主であると理解することである。

中国が日本の「港」を爆買い。豪華クルーズ船は「宝船」になるか?

買い物を楽しむためにクルーズ船で日本を訪れる外国人観光客が激増しています。その勢いはとどまることを知らず、政府はこれまでの「2020年までに100万人のクルーズ旅客を呼び込む」という目標を、5倍の500万人に上方修正しました。これらの動きを受け、無料メルマガ『店舗経営者の繁盛店講座|小売業・飲食店・サービス業』では著者で店舗経営コンサルタントの佐藤昌司さんが、「外国人客の訪日クルーズ旅行」が我が国の経済を救う起爆剤となり得るのかについて、ご自身の見解を記しています。

大クルーズ時代の到来。クルーズ船は宝船となるのか

佐藤昌司です。クルーズ船発の爆買いが日本経済を救うかもしれません

今、訪日クルーズ旅行が脚光を浴びています。政府は訪日クルーズ旅客を2020年までに500万人にする目標を掲げました。当初の5倍にもなる数値に引き上げた形です。

政府は当初、「クルーズ100万人時代を2020年に達成する目標を掲げていました。訪日クルーズ旅客は、2013年は約17.4万人にすぎませんでしたが、2014年は約41.6万人に急増し、2015年には前年比2.7倍の約111.6万人にまで増加しました。5年前倒しで目標の100万人を達成しています。2016年も好調で、11月までのクルーズ船の寄港回数は前年比で38%増としています(国土交通省港湾局発表速報値)。

観光産業は世界的に成長しています。国連世界観光機関(UNWTO)によると、2015年の国際観光客は11億8,400万人で、前年比4.4%増となっています。また、世界のクルーズ人口は大きく増加しています。港湾局によると、2012年の世界のクルーズ人口は2,255万人としています。2010年は2,116万人で、2000年からの10年間での比較では、2倍以上に増えています。

クルーズ旅行は短時間で多様な経験ができることが魅力です。今の時代の特徴でもある、所得は増加したが余暇は減少している人が楽しむことができるレジャーとなっています。一方、クルーズ旅行というと「豪華で高額」というイメージが根強いと思われますが、近年では1人1泊1万円程度の低価格のものもあり、クルーズ旅行の格安化が進んでいます

クルーズ旅行による経済効果は非常に大きなものです。大型クルーズ船にもなれば、寄港地における経済効果は1人あたり3~4万円にもなるという試算があります。母港(発着地)であれば効果はさらに大きなものとなります。