新垣結衣、夫・星野源の「膝枕フェチ」で夜のすれ違い、別居危機か? 映画『正欲』で特殊性癖を隠し生きる難役に挑戦、完全仕事モードへ

12日、直木賞作家・朝井リョウの小説『正欲』の映画化が発表され、稲垣吾郎と新垣結衣が出演することが分かった。この作品は、「多様性」という言葉があふれ返っている社会への問題提起がテーマの話題作だ。ガッキーが演じるのは「とある性癖」を持ちながら、ひた隠しにしている契約社員の女性。今夏公開された『ゴーストブック おばけずかん』に代表されるように、清純で真っ直ぐな役柄が多い新垣にとって、今回はかつてない難役であるのは間違いない。大河ドラマ『鎌倉殿の13人』出演後は長期休暇を取るのではないかという憶測が出ていたガッキーだが、2023年公開の映画『正欲』でどんな新境地を開拓するのだろうか?

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原作者も危惧する「問題作」の映画化。ガッキーが難役に挑戦

『正欲』は、第34回柴田錬三郎賞を受賞、2022年の「本屋大賞」でも4位となった話題作。家庭環境、性的指向、容姿など、さまざまな“選べない”背景を持つ人々を同じ地平で描写しながら、人間が生きていくための推進力になるのは何なのかというテーマをあぶり出していく。

読者からは「読む前の自分には戻れない」「自己認識や価値観が覆される」と、今までにない読書体験が得られるという声が多くあがっている。お笑いコンビ「オードリー」の若林正恭も、「無遠慮にお勧めすることが憚られる大傑作」とコメントしている通り、読者の解釈や賛否が分かれる作品だ。

それゆえ、映画の演出によっては原作の意図とかけ離れた映画になってしまう危険もあり、作者・朝井リョウ氏による、

「この物語の核が、いい映画を創るという意志以外の部分で歪められることのないよう、緊張感とともに祈っています」

というコメントからも、今回の『正欲』映画化について「不安」と「期待」とが交錯している様子が窺える。

監督をつとめる岸善幸氏(代表作「あゝ、荒野」など)も、

「朝井さんの“視点”が生み出した登場人物たち、その感情をどう表現するべきか、模索が続いています。稲垣吾郎さん、新垣結衣さんをはじめとするキャストの皆さんとの対話を重ねて、少しずつ輪郭が浮かび上がってきたところです」

とコメントしており、そこからは「試行錯誤」をしている様子や「迷い」も垣間見える。

今回、新垣は「特殊な性癖」を隠すために男性を避け、男性経験のないショッピングモールの契約社員・桐生夏月役を演じる。ガッキーといえば昨年、ミュージシャン・俳優の星野源と結婚したばかりで、実像とはかけ離れた役をどう演じるのか注目される。

そんなガッキー夫婦には、結婚当初より「別居説」や「寝室別室説」など夜の生活に関する噂が絶えない。今回出演する映画の配役で注目される「性癖」、ガッキー夫婦のプライベートではどうなのだろうか?

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岸田総理は速やかに尹錫悦に会え。自民党の「重鎮」が語った日韓関係

文在寅元大統領によって捻れきってしまった日韓関係。その糸を戻すために、日本の政治家は何をすべきだと考えているのでしょうか。その忌憚のない意見を自民党の重鎮が東亜日報に語っていました。その詳しい内容について韓国在住歴30年を超える日本人著者が発行するメルマガ『 キムチパワー 』の中で紹介しています。 

今が首脳会談の適期だ

「尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領と岸田文雄日本首相が年内に早く会わなければならない。経済、安保などどんな分野でも良いので、両国共通の目標を見つけて協力する姿を見せなければならない」。

日本の与党自民党の7期目の重鎮、長島昭久衆議院議員(60)は2日、東京衆議院会館で行われた東亜(トンア)日報とのインタビューで、このように強調した。特に、「尹大統領が関係改善の真心を伝えれば、岸田首相も拒否しないと確信する」とし、「韓国が動けば、日本はキャッチする準備をしている」と強調した。11月にバンコクとバリ島で開かれるアジア太平洋経済協力会議(APEC)、主要20か国(G20)首脳会議を首脳会談の契機に取り上げ、「今が首脳会談の適期だ」と述べた。

長島議員は衆議院安保委員長、防衛省次官などを務めた自民党内の代表的外交安保政策通だ。日本の国会と政府で防衛費増額、韓日外交などの政策協議に深く関与し、影響力を発揮しているという評価を受けている。次は主な一問一答。

―韓日首脳会談の必要性をどう考えるか

「早く開かれてほしい。APEC、G20のような会議の時、短くても立って会えばいい。歴史問題の解決は難しいが、他の共通の目標を探せばいい。米国が提案する半導体チップ4同盟(米国主導の半導体供給網同盟。米、日、韓、台湾参加。中国を牽制)でもいいし、安保協力でもいい」

―尹錫悦政府についてどう思うか

「期待感を持っている。韓国政府の現在の外交安保チームは、この10年間で最高のメンバーが集まった超一流だ。今、日本の外交安保チームも大丈夫だ。林芳正外相、浜田靖一防衛相ともに韓国に友好的だ。このようなモメンタムを何とか生かしていかなければならない」

―岸田首相が尹大統領のジェスチャーに応えていないようだ

「岸田総理は外相時期の2015年慰安婦合意が事実上破棄されたことに対する傷がある。安倍晋三首相(当時)を説得し、党内保守派反対を押し切って戦略的決断をしたにもかかわらず、あのような結末が出てしまった(文政権による合意破棄)。それでも首脳会談は開かなければならない」

池田教授が考察。なぜ人間だけが宗教を信じ「カルト」にハマるのか?

仏教と神道の区別も気にせずざっくり家内安全や商売繁盛を願ってしまう多くの日本人にとって、私財をなげうつほど宗教に傾倒する人のことを理解するのはなかなか難しいもの。篤い信仰心が生まれるとき、脳の中では何が起きているのでしょうか。今回のメルマガ『池田清彦のやせ我慢日記』では、CX系「ホンマでっか!?TV」でもおなじみ、生物学者の池田清彦教授が、大きくなりすぎたヒトの脳の中に、神を感じる領野があるとの研究を紹介。カルト団体がセミナーや勉強会と称し脳を酷使させるのは、その部位に刺激を与え活性化させるためと、洗脳の手法を科学的に解説しています。

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なぜカルト宗教にはまるのか?

安倍元首相殺害の山上容疑者は、母親が家族を顧みずにのめり込んだ統一教会に肩入れしていた安倍元首相が許せなかったとのことだが、一部の人はなぜカルト宗教に夢中になるのだろうか。山上容疑者の母親は、統一教会に入信する前にも「朝起会」という宗教にはまって、子どもを放り出して朝早くから宗教の集まりに出かけていたようだ。

この母親はよく夫に怒鳴られていたというので、夫から逃げたい一心で宗教に夢中になったという面もないわけではないだろうが、夫がノイローゼになって自殺した後も、行動を改めることもなく、夫の遺産を全部統一教会にお布施として差し出しており、お布施の総額は1億円にも上るとのこと。家庭は極貧になり山上容疑者の兄も自殺し、山上容疑者も大学に進学するお金がなくて高卒で終わっている。

山上容疑者が逮捕された後も、この母親は信仰をやめないようで、なぜそこまでカルト宗教にはまるのか理解に苦しむ、というのがごく普通の反応だろう。敬虔な宗教家であっても、実の子供を犠牲にしてまで入れ込む人はまずいない。この母親の脳は、相当いかれているのだろうと思わざるを得ない。

そもそもなぜ一部の人はとことん宗教を信じるのか。人間以外の動物には宗教といったものはない。宗教は、動物に比べて大きくなりすぎたヒトの脳が作ったファンタジーだからだ。ユダヤ教、キリスト教、イスラム教(これらの宗教の起源は同一で、ユダヤ教からキリスト教が派生し、キリスト教からイスラム教が派生した)などの世界宗教になった一神教の起源は、高々3300年前である。

これは独裁的な帝国の出現と軌を一にしている。その前にも宗教はもちろんあったが、主としてアニミズム的な多神教で、一神教は稀であったと思われる。絶対神は独裁的な帝国のもとで、この世に絶望した奴隷状態の人々が死後のバラ色の世界を夢想したことと強い相関があることは間違いなく、それ以前の狩猟採集生活をしていた人類は、現世の暮らしにそれほど絶望していたわけではなかったので、極端な一神教は発生しなかったのであろう。

現在の欧米諸国のカトリックやプロテスタントを信じている人々の多くは、別に現世に絶望しているわけではないだろうけれども、キリスト教徒であるのは、自分が暮らしている社会のマジョリティの習慣を守る方が無難だからだ。いわば、信仰はフリみたいなもので、生活をなげうってまで信心を徹底する人は稀だ。日本ではマジョリティは無宗教なので、多くの人は無神論者か形ばかりの仏教徒である。

その中で、カルト宗教に憑りつかれる人は、神にすがることで、現世の苦しさから逃れたいのだろう。もちろん、現世に絶望していても神にすがらない人もいるので、神にすがる人は、脳の中で、何か特殊なことが生じていると考えざるを得ない。どうやらヒトの脳の中には神を感じる領野があるようなのだ。

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かつては統一教会叩きを煽動していた『月刊Hanada』花田紀凱編集長の見事な“改宗”ぶり

先日掲載の「小林よしのり氏がズバリ指摘。統一協会の信者が教義にダマされる理由」でもお伝えした通り、過剰なまでの安倍氏礼賛と旧統一教会の擁護を展開する飛鳥新社発行の『月刊Hanada』。その編集長を務める花田紀凱氏とは、一体どのような人物なのでしょうか。今回、人気メルマガ『佐高信の筆刀両断』の著者で辛口の評論家として知られる佐高信さんが、花田氏のこれまでの経歴を辿りつつその人となりを紹介。そこから浮かび上がるあまりの変節漢ぶりを強く非難するとともに、花田氏に対して「権力の宣伝マン」の烙印を押しています。(この記事は音声でもお聞きいただけます。

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安倍晋三と統一教会を大擁護する『月刊Hanada』花田紀凱

西条八十作詞の「侍ニッポン」という歌がある。昭和初年に流行ったこの歌の2番は、

~昨日勤王 明日は佐幕
その日その日の出来ごころ

と始まる。

そして「どうせおいらは裏切り者よ」と続くのだが、花田を浮かべると直ぐにこの歌を思い出す。

『月刊Hanada』を出している花田に「裏切り者」の自覚はないだろう。一度は理念や思想を信じた者にのみ、「裏切った」とか、「裏切ってない」とかの概念は発生するからである。花田は「その日その日の出来ごころ」で雑誌を編集し、発行している。要するに、売れれば何でもいいのだ。

先日、統一教会(私は旧はつけない。つけると改名を認めたことになる)と闘って来た有田芳生と対談して、当時の『週刊文春』編集長が花田だったことを知った。

デスクを通して有田が「新体操の山崎浩子が統一教会に入って、合同結婚式に出るらしい」というネタを出したら、有田がまだ山崎に取材していないのに、花田は「山崎浩子、統一教会で合同結婚式」という電車の中吊り広告をつくったという。

有田は名誉棄損で統一教会から訴えられてもいるが、その裁判の弁護費用は文春が出してくれた。

有田はまた、伊藤詩織に対するレイプ疑惑の山口敬之からも訴えられているが、『月刊Hanada』の10月号を開くと愕然とする。

執筆者として「世界日報特別取材班」と山口が並んでいるからである。ちなみに花田によれば「統一教会批判は魔女狩りだ!」ということらしい。

かつて、『週刊文春』で花田が統一教会叩きをリードしたことを教会側は知らないのだろうか。それとも、知っているが、擁護に“改宗”したからいいのか。

いま、統一教会に反論の機会を与える雑誌はないと思うから、そのことを批判はしないが、一応、花田自身に『週刊文春』時代の統一教会叩きを“総括”してもらいたいと思うのは私だけではないだろう。

皮肉を言えば、統一教会が話題性を失ったら、花田はまた簡単に教会を捨てるかもしれない。

私は『世界日報』を統一教会の機関紙と思っているが、「特別取材班」によれば、それは誤りらしい。彼らはこう反論する。

(マスメディアで)散見されるのが、弊紙『世界日報』が(世界平和統一)家庭連合の「機関紙」であるとの誤った指摘である。世界日報は機関誌ではなく総合一般紙であることをまず、強調しておきたい。ところが、その事実が立法府の国会で確認されているにもかかわらず、立憲民主党の国会議員が事実を歪め、他の議員がツイートでその誤情報を拡散し続けている。許されるべきではないと考える。

要するに統一教会の言い分をそのまま載せているわけで、『月刊Hanada』は教会の友好誌、もしくは癒着誌と言っても言い過ぎではないだろう。

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韓国に居場所なし。“陰口外交”バレてインド太平洋地域で孤立する隣国

9月8日、ウクライナの首都キーウで行われたゼレンスキー大統領との会談で、970億円相当の追加支援を表明したアメリカのブリンケン国務長官。しかしこの後押しも、紛争の早期解決に繋がることはないようです。今回のメルマガ『最後の調停官 島田久仁彦の『無敵の交渉・コミュニケーション術』』では元国連紛争調停官の島田さんが、ウクライナ戦争が長期化する理由を解説。さらにこの紛争による国際経済の停滞が、今後のインド太平洋地域に生み出す状況を考察するとともに、日本が生き抜くために選択すべき立ち位置を検討しています。

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ウクライナでの戦争が映し出す近未来?!

「すべて計画通りに進んでおり、我々は失敗していない」

今週、プーチン大統領がウラジオストックで開催中の東方経済フォーラムで述べた内容です。

ロシアによるウクライナ侵攻を受けて、東方経済フォーラムへの欧米諸国や日本からの企業参加はほぼ皆無になり、代わりにロシアの企業と中国の企業、そして中央アジア・コーカサスの各国企業の参加が目立っているようです。

冒頭のプーチン大統領の発言は、“ただの強がり”というように切り捨てるのは簡単ですが、実情はどうなっているのでしょうか?

東方経済フォーラムについては、中国からの参加が目立つのはすでに触れたとおりですが、今回の参加の陣容を見ていて面白いのは、中央アジア・コーカサス各国およびスタン系の国々の対ロ温度差でしょう。

経済的に欧米の資本が増加しているような国々もありますが、かといってロシアとの経済的なつながりと地政学的なつながりを無視できるわけもなく、「ロシアはまだまだ大丈夫」というアピールに付き合わざるを得ない事態であると思われます。

その一因が、アフリカ諸国や中東諸国でも見られる欧米からの内政・人権問題への“過度な”介入です。スタン系の国々は民主主義的な体制というよりは、専制的な独裁体制の国々が多く、それを“是正しよう”と欧米諸国が支援や取引を餌に内政に干渉し、国内の人権状況を改善しようという条件をつけてくることが多いのですが、その作戦は決してうまく行っていませんし、今後もうまく行かないでしょう。

その代わり、ロシアとの健全な距離感を保つために、最近接近を試みているのが中国ですが、ロシアによるウクライナ侵攻前から中ロを軸とした国家資本主義陣営に取り込まれていっています。

特にその傾向が強まったのが、昨年8月末に起きたアメリカ軍のアフガニスタンからの完全撤収とタリバン勢力の復活で、スタン系の結束と、中央アジアから南アジアに抜ける回廊の設置など、着実に中ロによる勢力圏拡大につながっています。この勢いは、ウクライナにおける戦争の長期化と並行して、強まっているようです。

これは、プーチン大統領とその政権によるLook East戦略の傾向にも見られます。プーチン政権発足時は欧州を見て、一時期はNATOへの加盟まで匂わせたロシアですが、欧米政府がロシアと距離を取り続けることを決めたことをうけて態度を反転させています。

結果はご存じの通り、グルジア・南オセチアでの紛争、そして欧米との決裂を意味する2014年のクリミア半島併合に繋がります。

それ以降、プーチン政権によるロシア再編および旧ソ連圏の再統合を狙う戦略に変わり、独自の勢力圏の構築に邁進することになります。

ちょうど、地域における中国経済の影響力が無視できないレベルに達したことを受け、中国と手を組み、ユーラシア大陸東側での支配基盤確立に邁進しています。

この経済基盤・支持基盤が、ロシアによるウクライナ侵攻後、欧米諸国とその仲間たちによる対ロ経済制裁の波状攻撃の影響を緩和する手助けになっていると思われます。

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浜辺美波さんの免許取得にNHKハラハラ?今しかない教習所通い&初ドライブに「一抹の不安」なぜ

女優の浜辺美波さん(22)がクルマの運転免許をゲット!テレビ関係者の意外な反応とは? CMで自動車教習所の教官役を演じていた浜辺さん、自身も22歳の目標として免許取得を掲げ、誕生日からわずか9日で達成を報告。同時期に免許を取った俳優の塩野瑛久さん(27)が「浜辺美波さんが同じ内容を報告していたので僕は自重しました」とジョークを飛ばすなど、“べーやんの初ドライブ”に注目が集まっています。「免許を取るなら今しかなかった」浜辺さんのウラ事情とは――芸能記者歴30年のベテランジャーナリスト・芋澤貞雄さんが考察します。

「浜辺さんは大丈夫か?」NHK関係者の真意は

22歳の誕生日を迎えたばかりの浜辺美波が、自らのインスタグラム・ストーリーズで運転免許を取得できたことを大ハシャギで報告していました。

芸能記者たちは“これからの狙いはドライブ・デートか…”とほくそ笑んでいるので気を付けた方がいいですョ…。

浜辺といえば、私は少し前に渋谷税務署からオルガン坂に抜ける小道で、旧知のNHK関係者とすれ違う事があったのを思い出しました。

この時、関係者と雑談の中尋ねられたのが、来年前期に予定されている、神木隆之介が演じる植物学研究者の妻を浜辺が演じる予定の朝ドラ『らんまん』に関するものでした。

この関係者は、このところの朝ドラ視聴者離れを深刻に捉えているようで、何の前後の文脈もなく、いきなりぶっきらぼうに「浜辺は大丈夫か?」と聞いてきたのです。

この問いに私の頭の中の“翻訳ソフト”は、“この質問の心配は朝ドラの視聴率に関するものなのか、浜辺のプライベートのことなのか”という2種類で迷ってしまいました。

とりあえず「ん~…どうでしょうね…」という、実に曖昧な言葉で誤魔化してしまいましたけれど。

こんなことがあったばかりでしたから、浜辺の免許取得のニュースは、私にとって特別なインパクトがあったのです。

ドライブの暇なし?来年朝ドラ『らんまん』は超ハード

私がこのニュースで軽い違和感を感じたのは、『らんまん』のオンエアを半年後に控えたヒロインが免許が取れたことにこんなに大喜びして大丈夫なのか…という心配でした。

まぁ高知県からスタートするこのドラマの撮影は、東京制作局とはいえ朝ドラ特有の週に6日拘束という長い…過酷な撮影期間になるわけですから、今しか免許取得に使える時間がなかったのかもしれませんが。

私の取材㊙ノートには、彼女の誕生日の10日程前に“カンナとミナミの夏休み”という橋本環奈とディズニーリゾートにお忍びで遊びに行った詳細がメモされてもいました。

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免許取得、ディズニー…朝ドラのヒロインという大仕事を迎える女優がこんなんで大丈夫なのか、他人事ながら心配になってしまいます。

このドラマは昭和初期の設定ですし、“日本植物学の父”と呼ばれた牧野富太郎氏をモデルとする槙野万太郎氏の妻・寿恵子は近江出身ですから、石川県出身の浜辺には時代考証や方言等、準備期間に勉強が必要な事がとても多いように思えます。

その土地で生きてきた人間独特の所作や言葉のイントネーションを手に入れることは、決して簡単な作業ではないと思うのですが…。

地域の戦力では中国軍が米軍を凌駕。嶌信彦が解説する「台湾海峡危機」増大の実情

中国と台湾の間にある台湾海峡には暗黙の休戦ライン「中間線」が設けられていますが、ペロシ氏訪台後に中国軍機が100回以上中間線を越えて台湾側に侵入。日本のEEZ内にもミサイル5発が落下するなど、緊張が高まりました。今回のメルマガ『ジャーナリスト嶌信彦「虫の目、鳥の目、歴史の目」』では、著者の嶌信彦さんが増大する台湾海峡危機について解説。インド太平洋地域における中国軍の戦闘機が米軍の5倍に達していること、2025年にはさらなる戦力差の拡大が予想されていることを伝え、米中対立の行方への懸念を示しています。

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増大する台湾海峡危機

アメリカのナンシー・ペロシ下院議長(民主党)の“ひと言”に中国側が激怒し、米・中に緊張関係が走った。ペロシ議長は、7月頃から盛んにアメリカの台湾防衛について発言していたが、8月2日に自ら台湾を訪問し蔡英文総統と会談した。その際「中国の台湾侵攻時には、米国議会はアメリカが台湾を防衛することを支持するだろう」と述べ中国をけん制した。

ペロシ議長は単なる下院議員でなく下院議長を務める大物議員だけに記者会見で「世界で中国の専制主義と民主主義の対立が起きている」と、バイデン米大統領の考え方に歩調を合わせるような言い方をしたので一層中国側を刺激したのだ。しかもバイデン大統領は今年5月の会見で、台湾有事の際に台湾防衛のためにアメリカは軍事的に関与すると示唆していたからペロシ発言に中国側は一層神経をとがらせたといえる。

中国にとって台湾は自国の一部であって、国ではないという立場をとってきた。台湾を含めて“一つの中国”と主張しているのだ。アメリカは1979年の米中国交正常化の時、中国の主張をほぼ受け入れた。このためアメリカは最近まで台湾との高官の往来を止めていたが、このところアメリカはこの約束を破り始めていたため中国を怒らせてきた。

かつて国民党が統括してきた台湾は中国共産党との内戦に敗れたため、国民党が「中華民国」を名乗って台湾を存続させてきた。しかし中国共産党はいずれ中台を統一したいと考えているため、台湾との軋轢は常に存在している。特に太平洋への出口に台湾があることは中国には邪魔で仕方がないわけだ。しかしアメリカにとっては台湾の存在価値は地政学的にとてつもなく大きいため、台湾に武器などを提供して支援してきた。そのことが原因となってこれまでに何度も中国とアメリカの間で“台湾海峡危機”が起こっているのが実情だった。

中国本土と台湾との距離は台湾海峡を挟んで200kmもないので、軍事演習などを行なうと一挙に危機が高まる可能性がある。中国は最近の軍事演習では台湾を取り囲んで封鎖するような形で行なったりすることもあるので、年々海峡危機が高まっているのが実情なのだ。一応、台湾と中国本土の間に暗黙の休戦ライン「台湾海峡中間線」が設けられているが、中国は中間線を超える進出をしばしば行なっているため緊張の度合いが高まっている。

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エリザベス女王死去「本物の国葬」で安倍エセ国葬“消滅”の危機。岸田ヤケ酒?弔問外交の舞台は英国へ。「アベノ因果応報」の声も

8日午後、イギリスの君主として歴代最長となる70年にわたって在位したエリザベス女王が、夏期休暇で滞在先のスコットランド・バルモラル城で亡くなった。96歳だった。この訃報が伝わると、各国の首脳はすぐさま弔意を示したが、我が国の岸田文雄総理大臣が弔意を発表したのは翌9日の午前9時を過ぎてから。8日に国会の閉会中審議において、安倍元首相の国葬をおこなう理由を「弔問外交のため」と言ったにもかかわらず「行動が遅すぎる」と批判の声が多く上がっている。さらにネット上では、「エリザベス女王の葬儀こそが本物の国葬」であると、「本物の国葬」という言葉がトレンド入りし、国民の総意に反する葬儀はニセモノだとする「本物の国葬論」が巻き起こっているようだ。

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安倍元首相の国葬「弔問外交」が聞いて呆れるショボい参列者たち

8日の閉会中審査で岸田首相は、安倍元首相の国葬を適切だと判断したとし、その理由を4つ挙げた。

  • 国政選挙に6回にわたり勝利したこと
  • 首相在任期間が歴代最長で、東日本大震災の復興や経済の再生に尽力したこと
  • 外交に尽力し、平和秩序に貢献したこと
  • 各国から弔意の声が寄せられていること

その上で、安倍元首相が銃撃によって命を落としたことから「わが国は暴力に屈せず、民主主義を断固として守り抜く決意を示していく」と語った。

在任期間の最長記録だけは事実だが、国民からは残りの3つについて「曖昧な成果ばかり」という声も少なくない。何よりも、国民が「国葬」に反対する理由は、今までの旧統一教会との関係であることは明白だ。

さらに岸田首相は同日の閉会中審査で、本来なら国葬の3日前に公表するはずだった海外の弔問客を“フライング”発表した。国葬の必要性を説明するため前倒しで発表されたのは、アメリカのハリス副大統領、カナダのトルドー首相、インドのモディ首相、オーストラリアのアルバニージー首相、シンガポールのリー首相、ベトナムのフック国家主席、EUのミシェル首脳会議常任議長ら。やはり主要各国トップの名前はなく、「弔問外交」で各国との関係強化をはかることをアピールしたかったようだが、逆に参列者のショボさを露呈する結果となった。

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2000年に在任期間中に亡くなった小渕恵三元首相の合同葬には、アメリカのクリントン大統領(当時)、韓国の金大中大統領(当時)も参列したが、ネットでは「今回それよりも格落ちになることは間違いない」との声も多く出ている。

弔意の表明に出遅れた日本。どの口が「弔問外交」と言うのか?

前日の閉会中審議のストレスでヤケ酒でも飲んでいたのか、弔意の表明に大きく出遅れた岸田首相。それに対して世界各国の首脳はいち早くエリザベス女王への弔意を示していた。

あのロシア・プーチン大統領でさえも「エリザベス女王は、世界が権威を認めた」との弔意を岸田首相より先に発表している。

第一報が出てから数時間がたったネット上には「弔問外交を言う資格もないほどの失態」「外交能力の低さが露呈」「よく安倍の国葬で外交をとか言えるな」「こういうところにも外交センスが表れる」と、対応の遅さに批判の声があがった。

本当に、「弔問外交」とは一体どの口が言うのだろうか?

「本物の国葬」がトレンド入りも「不謹慎だ」、賛否両論に

問題だらけな安倍元首相の「国葬」と比較して、日本のネットではエリザベス女王の葬儀を「本物の国葬」と呼び、その言葉は一時トレンド入りするほどに広まっていた。

そんな「本物の国葬」というパワーワードに対して不満を示す声もある。「英国でも王室嫌いの人はいる」「別人の死を利用して暗殺された人の葬儀を叩くな」「本物とか偽物とか言うのは品性下劣だ」「不謹慎だろ」という意見である。

しかし、そうした指摘に対してネット上には「弔問外交と言い出したのは政府だから比較されるのは当然」「弔意なら自民葬で十分では」「エリザベス女王の国葬の前に消し飛んだだろ」「残念ながら赤っ恥弔問外交となる公算大」と手厳しい反論が多くあがっている。

“品性下劣”といえば、森友問題で文書改ざんを強要され自殺した近畿財務局職員・赤木俊夫さんについて問われた際の、安倍元首相の「ニヤニヤ答弁」を思い浮かべる国民は多い。「因果応報」の声が上がるのはある意味当然とも言える。

画像生成AIと日本酒「獺祭」の共通点とは?素人社員が職人技に勝利、売上100億を達成できた訳

2022年現在も世界的なブームが続き、「sake」と呼ばれ親しまれている日本酒。中でも「獺祭」は圧倒的な品質が人気で入手困難な時期もあったほどですが、山口県が生んだこの名酒には意外な物語がありました。今回の『藤沢数希メールマガジン「週刊金融日記」』では作家でトレーダーの藤沢さんが、在住先の香港でよく口にする獺祭について調べてみて分かった「めちゃくちゃ面白いバックグラウンド」を紹介。さらに関連書籍を読んで知ったという日本酒業界の裏話も併せて披露しています。

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ブログではいえないお店:AIが美術コンクールで優勝した話と日本酒の獺祭(だっさい)の話

第534号で孫正義さんのAIファンドが大損ぶっこいている話を書きましたが、そこで最近は僕のTLでAIが勝手に芸術的な絵を描いてくれるプログラムが流行っている、という話をしました。大量の絵画をディープラーニングに学習させ、簡単な文章でイメージを伝えるだけで、そういう学習した絵画が絶妙にミックスされたすごい絵画がいくらでも出てきます。

先日、美術コンクールで、誰かがAIで作った作品を提出したところ、優勝してしまったというニュースがバズっていました。

画像生成AI「Midjourney」の描いた絵が美術品評会で1位を取ってしまい人間のアーティストが激怒

週刊金融日記 第534号 孫さんが金融のプロにカモられ損した話とAIの未来について

そしたら、それについてTwitterで誰かが、これは日本酒の獺祭(だっさい)と同じじゃないか、と言っていたのです。僕は香港でこの獺祭という日本酒をよく目にしていたので、興味を持って調べました。香港のレストランだと、ちょっといい美味しい日本酒として、獺祭はよく置いてあります。だから、獺祭って、良く知らなかったんですが、海外マーケティングに成功した酒蔵なんだな、ぐらいに思っていました。

ところで、僕は高校生の時に漫画オタクの友だちがいて、その時に『夏子の酒』を読んでいたので、日本酒の作り方については勉強したし、メルマガなどでいろんな高級レストランに行ってはグルメレポートを書いたりしていたぐらいなので、日本酒もちょっとは勉強したんですが、高校生の頃から暗記科目が苦手で、関心がなくなるとあっという間に忘れてしまいます。

香港でよく見ていた獺祭という日本酒は、同じように工学的に味を最適化していって世界中の料理家から称賛された日本酒だということを知りました。

僕が大学生のころは、調味料や醸造アルコールを添加した、貧乏な学生が酔っ払うために飲む、不味くて安い日本酒がたくさんあったんですが、不味いラーメン屋とかがすっかり淘汰されてしまったように、もはや日本にはそんな日本酒はなく、純米酒(=米だけから作る酒)である限り、ちょっといいスーパーで売ってる720ml瓶の日本酒って1,000円ぐらいで、どれもスッキリした味で、とても美味しいのです。ところが、香港のレストランの日本酒は、どう考えてもこの1,000円の日本酒と同じか、輸送の時に品質が落ちちゃってるので、日本のスーパーで買える1,000円の日本酒より美味しくないのに、価格が何倍もして、僕はうんざりしておりました。というのも、香港人とか外国人の僕の知人は、そういうボッタクリの日本酒をクールなSakeとして、何にもわかってないくせに、高い金出してありがたがって飲むわけです。もう、かんべんしてよ、と。

この記事の著者・藤沢数希さんのメルマガ

 

玉ねぎしか勝たん。目的地にしたくなる「道の駅」驚きマーケティング法

日本各地で見かける、地元の物産品などを扱う「道の駅」。その規模や中身はさまざまですが、本来は「ただの休憩所やお土産屋」として使用されることの多い道の駅が「目的地」と化している場所があります。今回のメルマガ『繁盛戦略企画塾・『心のマーケティング』講座』では、繁盛戦略コンサルタントの佐藤きよあきさんが、 その驚きのマーケティング方法を紹介しています。

休憩所から目的地へと変貌した道の駅。その秘密は、徹底した“玉ねぎ推し”!

淡路島・鳴門海峡のうず潮を見下ろす地に、「道の駅うずしお」はあります。うず潮観光に来た人たちに、淡路島の魅力を伝える施設としてオープンしました。地元の海産物や農産物、お土産などを販売する他、魚介類や野菜を使ったご当地グルメを食べることもできます。

こうした紹介だけでは、他の道の駅と何ら変わりがないように思えますが、ここはひと味ふた味違っているのです。正直、ダサいと言っても良いようなテーマを掲げ、それを徹底することで、大きな集客に成功しているのです。

“玉ねぎ推し”。淡路島の名産です。施設全体で、これでもかと言わんばかりに、玉ねぎを活用しています。

施設に近づくと、まず目に飛び込んでくるのが、「おっ玉チェア」と呼ばれる、オブジェ風のベンチ。中が空洞になった玉ねぎに座り、写真を撮るためのものです。

次に見えるのが、「玉ねぎツリー」。なぜか、玉ねぎがたくさん成っている木が立っています。

かき氷のキッチンカーも玉ねぎのカタチです。中に入ると、そこに並んでいるのは、「玉ねぎまるごとカレー」「玉ねぎポテトチップス」「玉ねぎせんべい」「玉ねぎのわさび和え」「玉ねぎ棒(うまい棒のようなもの)」「玉ねぎ柚子胡椒」「玉ねぎぞうすい」「食べる玉ねぎラー油」「玉ねぎ塩こしょう」「玉ねぎ七味」「玉ねぎステーキソース」「玉ねぎわさびドレッシング」などなど。玉ねぎだらけに圧倒されます。

また、レストランでは、他店で絶対に見掛けることのないメニューと出逢えます。「オニオンスライス」「オニオンステーキ」「蒸した玉ねぎのだし漬け」などが味わえます。

この施設でもっとも行列になっているのが、「あわじ島オニオンビーフバーガー」を販売するお店です。ご当地ハンバーガーランキング第1位になったこともあり、これだけを食べに来る人もいるほどです。

バンズの上に、レタスと「玉ねぎスライス」をのせ、さらに、「玉ねぎピクルス」「オニオンチップ」「玉ねぎカツ」、その上に甘辛く煮た淡路牛をのせ、仕上げに玉ねぎ入りトマトソースを掛けて、バンズをかぶせます。

5種の玉ねぎを使うという、徹底ぶりがお見事です。

かなり評判は良く、リピーターもたくさんいます。