あのLINEさえ6割。政府の接触確認アプリ「6割普及」が無理な訳

厚生労働省が19日から運用を開始した、新型コロナウイルス接触確認アプリ「COCOA」。新型コロナウイルスの感染者と濃厚接触した可能性がある場合、スマートフォンに通知が届くというアプリだが、国民の6割がダウンロードしないと有効に機能しないという。果たして、これは実現可能な目標なのだろうか。

LINE6割、ツイッター3割、インスタグラム2割

厚生労働省の発表によると、22日午後5時の段階で、iOS、Android合わせたダウンロード数は約326万件で約2.6%となっている。

安倍首相は「アプリが人口の6割近く普及し、早期の隔離につなげることができれば、大きな効果が期待できる」とし、普及率6割を目指すというが、これがかなり高い壁だ。

22日放送の「情報ライブ ミヤネ屋」(読売テレビ・日本テレビ系)によると、国内アプリの利用者数は「LINEが8300万人で約67%、ツイッターが4500万人で約36%、インスタグラムが3300万人で約26%」となっていて、
6割普及を目指すにはLINEに匹敵するダウンロード数が必要なのだ。

特にお年寄りなどはスマートフォンを持っていない人が多く、これを考慮すると、スマートフォンユーザーの8~9割がダウンロードしないと、安倍首相が目指す6割普及には届かないことになる。

実際にダウンロードしようとすると、いくつか注意しなければならない点もある。アプリに対応するスマートフォンは、iPhoneがiOS 13.5以上、AndroidはAndroid 6.0以上となっていて、アップデートしておく必要がある。

また、App Storeで「接触確認アプリ」と検索するとトップで出てくるが、「COCOA」で検索すると全く出てこない。この辺りでダウンロードを諦めてしまう人も少なからずいると思われる。

接触確認アプリ

本当に国民普及率6割を目指すのであれば、ダウンロードすれば何かもらえるなどのお得感をあおったり、芸能人やインフルエンサーを起用してダウンロードを促すなど、何か施策が必要ではないか。今ならきっと協力してくれるお店や有名人たちはいるはずだ。

アプリを作って終わりではない。あくまでもスタートラインに立っただけであり、このアプリを生かすも殺すも、これからの普及促進が重要となってくるだろう。

なぜお店の看板娘ならぬ「看板動物」は集客効果バツグンなのか?

お店としては、扱っている商品や提供しているメニューが話題となり、お客様に足を運んでいただければそれに越したことはありませんが、なかなか理想通りに事は運ばないもの。現状を打破するために、何か打てる手はないものでしょうか。今回の無料メルマガ『繁盛戦略企画塾・『心のマーケティング』講座』では繁盛戦略コンサルタントの佐藤きよあきさんが、「邪道」であるとしながらも、抜群の集客力を誇る「看板動物」の導入を提案しています。

“看板動物”の高い集客力

販促策としてはまったくの邪道ながら、その集客力の高さを考えると、導入を検討する価値のあるもの。それは、“看板動物”です。

多くのお店で、看板犬や看板猫がいますが、集客を意図したものではなく、飼っている犬猫が淋しがるからという理由で、連れて来ている場合がほとんどです。

しかし、世の中の人は動物好きです。見掛けると、触れてみたくなるものです。お店に興味はなくとも、つい近寄ってしまいます。そこで、犬猫の愛想が良いと、もうメロメロとなり、何度も足を運ぶようになります。すると、店主・店員さんと話をするようになり、徐々にお客さまへと変貌していくのです。

栃木県宇都宮に、サルが接客する居酒屋があります。おしぼり、飲みもの、料理などをお客さまに運ぶことで話題となり、そのサルを見るために、連日大盛況となっています。SNSで情報が拡散され、最近までは外国人客がたくさん来ていました。日本における観光スポットにまで、なっていたのです。

広告業界では、人の注意を惹くものとして、「女性の裸」「赤ちゃん」「動物」の3つがセオリーとなっています。これらを起用すれば、必ず注目されると言われており、実際にその効果は絶大です。女性の裸や赤ちゃんをお店で披露するわけにはいきませんので、動物に“看板”になってもらうのです。

看板娘の代わりなので、お客さまに失礼のないように、躾はしっかりとしてください。可愛い“看板動物”は、間違いなくお客さまを集めてくれます。

マニアックなものは、売れる

タツノコプロと日本酒メーカーのコラボにより、アニメのキャラクターがデザインされたカップ酒が誕生しました。

「ヤッターマン」「ハクション大魔王」「ガッチャマン」の3種。

これらの作品を懐かしく思う世代が、日本酒を楽しむ年代になったということでしょうか。

カップ酒は、ご当地ものとしてお土産にもなっており、ファンやコレクターがいます。また、アニメファンも欲しくなるはずです。

決してメジャーではないカップ酒という存在にスポットを当てたところに、巧みな戦略を感じます。マニアックなものは、売れるのです。

image by: Shutterstock.com

突然のイージス・アショア停止で判った、安倍首相の戦略的大混乱

これまで政府が頑ななまでにその導入に向け突き進んで来るも、突如計画停止が発表されたイージス・アショアの配備。なぜ当計画はかくも簡単に「頓挫」してしまったのでしょうか。これまでたびたび日本のミサイル防衛計画について否定的な論を展開してきたジャーナリストの高野孟さんは今回、自身のメルマガ『高野孟のTHE JOURNAL』で、イージス・アショア自体が時代遅れかつ日本国民を守るものではないという事実を記した上で、戦略論的大混乱を深めるだけの安倍政権を強く批判しています。

 

※本記事は有料メルマガ『高野孟のTHE JOURNAL』2020年6月22日号の一部抜粋です。ご興味をお持ちの方はぜひこの機会に初月無料のお試し購読をどうぞ。

プロフィール高野孟たかのはじめ
1944年東京生まれ。1968年早稲田大学文学部西洋哲学科卒。通信社、広告会社勤務の後、1975年からフリー・ジャーナリストに。同時に内外政経ニュースレター『インサイダー』の創刊に参加。80年に(株)インサイダーを設立し、代表取締役兼編集長に就任。2002年に早稲田大学客員教授に就任。08年に《THE JOURNAL》に改名し、論説主幹に就任。現在は千葉県鴨川市に在住しながら、半農半ジャーナリストとしてとして活動中。

イージス・アショアを止めたのは結構なことだけれども――それでかえって深まる日本の戦略論的大混乱

河野太郎防衛相による「イージス・アショア」配備計画停止の発表は、タイミングとしては余りに唐突で、外務省さえ寝耳に水で驚いたほどだったし、理由としては余りに単純で、迎撃ミサイル発射時に切り離されるブースターが辺りに飛び散ることがないかのように米側が嘘の技術的説明をしていたことが露見、その改善には数千億円の追加費用と10年超の期間が必要となることが判明したためである。

日米首脳の盟約により、何千億円もの巨費を投じて一部はすでに予算執行が始まっている最新兵器導入計画が、こんな些末な理由1つでいきなり停止されてしまうというのは、ある意味、河野防衛相はまことに結構な前例を作ってくれたわけで、沖縄県の玉城デニー知事が16日「コストと期間を考えたら、辺野古の方がより無駄な工事ではないか」と、この方式の辺野古新基地建設への応用を求めたのは、当然のことだった。

しかし、裏返せば、トランプ米大統領のご機嫌取りしか考えない安倍晋三首相が、日本に本当に「ミサイル防衛」システムが必要か、必要だとすればどこの国のどんなミサイル攻撃を想定してどれほどの迎撃能力を築こうとするのかという戦略論的思考を欠落させたまま、トップダウンで防衛省にこの買い物を押し付けたことが、このドタバタのそもそもの始まりである。安易極まりない導入計画だったからこそこんなことで簡単にコケたとも言えるのである。

そもそもイージス自体が時代遅れ

イージス・アショアの話は嘘で固められてきた。まず第1に、ロクに当たらない。北朝鮮なり中国なりロシアなりが日本に向けて発射したミサイルを空中で撃ち落とすというのは、ある専門家によれば「荒野の決闘で、相手が撃った弾丸にちょうど真ん中でこちらの弾丸を当てて相討ちにしようというアイデアで、まあ理論的な可能性と思ったほうがいい」という代物である。

第2に、それでも相手が固定された基地で事前に準備が進められているのを見ていて、発射された瞬間に「ホラ来た!」とばかりに弾道計算をし、即迎撃に入るというのであれば、その理論的な可能性が実現することもないとは言えない。しかし、今では北朝鮮のミサイルは山中に張り巡らされたトンネルに隠され、必要な時に忽然と姿を現していきなり発射する車輪付きで移動する発射台であったり、あるいはほとんど探知不能の潜水艦搭載のSLBMであったりして、奇襲攻撃が可能である。また、最近は軌道変更可能なミサイルや操縦可能な巡航ミサイル、多弾頭分裂型、ロフテッド軌道と言って2,000キロ以上の上空まで打ち上げて急速落下させる発射法などもあって、通常の軌道計算に頼る迎撃構想自体がすでに時代錯誤化しつつある。

第3に、さらに新しい事態として、ドローンによる変幻自在な攻撃や、高高度の宇宙空間まで打ち上げたミサイルで小型の核爆弾を爆発させそのマイクロ波の衝撃で地上のすべての電気機器や電子回路を破壊する「電磁波パルス」攻撃なども出現しつつあって、イージスはますます無意味である。

「どんなときもWi-Fi」の行政指導に見る、無制限使い放題のワナ

「無制限で使い放題」を謳いつつ、多くのユーザーの通信速度を制限していたとして、総務省から行政指導を受けた「どんなときもWi-Fi」の提供会社。そもそも回線設備を持たないMVNOが、「容量無制限」のサービスを提供することは可能なのでしょうか。ケータイ/スマートフォンジャーナリストの石川温さんは今回、自身のメルマガ『石川温の「スマホ業界新聞」』で、「ビジネスモデル的にかなりの無理がある」としてその理由を記すとともに、「MNO以外の事業者が安易に使い放題をアピールするときは用心すべし」と注意を喚起しています。

総務省が「どんなときもWi-Fi」に行政指導――MVNOが提供する「無制限で使い放題」には要注意

総務省は6月19日、「どんなときもWi-Fi」を提供するグッド・ラックに対して、行政指導を行なったと発表した。どんなときもWi-Fiは「無制限で使い放題」を訴求しておきながら、実際には相当数の利用者の通信速度を制限していたという。

同社では「極めて例外的な場合のみ制限」としていたが、実際は過去に一定以上のデータ通信を行なったことのあるユーザーに対して、月間25GBの上限を設定。総務省によると、そうした通信制限を設ける基準をユーザーに告知しておらず、問い合わせにも回答しなかったとのことだ。

どんなときもWi-Fiは、4月から新規受付を停止している。

ここ最近、クラウドSIMを用いたWi-Fiルーターで「容量無制限」とか「ドコモ、au、ソフトバンク回線で利用可能」といったアピールをするMVNOが増えているが、正直にいって「大丈夫かな」という気がしていた。

そもそも、MVNOで「容量無制限」を提供するというのが、ビジネスモデル的にかなり無理がある。回線設備を持つMNOですら、KDDIやソフトバンクにおいては容量制限を設けたプランしか提供できていないし、「5Gギガホ」で無制限のキャンペーンを展開しているNTTドコモもおっかなびっくりの状態で提供しているに過ぎず、いつキャンペーンが終わってもおかしくない状態だ。

「完全データ使い放題」をうたう楽天モバイルも、サービス発表時にはなかった「通信制御を行う場合あり」という文言が設けられるようになった。

過去にもMVNOで使い放題をアピールしたところがあったが、通信速度が遅くなるなどユーザーからクレームが爆発。結局、見通しが甘さを露呈し、大失敗に終わっている。

安直に「使い放題」をアピールするMVNOは、通信の世界における「ヘビーユーザーの実力」をなめている。彼らに目をつけられると恐ろしいほどデータトラフィックを発生させらせ、大惨事になることが理解できていないのだ。

他の事業者から回線を借りているにも関わらず、「使い放題」が実現できると思う方が間違っている。クラウドSIMだろうが関係ない。そもそも、KDDIやソフトバンクが完全な使い放題を提供できていないにもかかわらず、なぜ回線を借りる側が完全な使い放題を提供できるのか。

この数ヶ月、いくつかの「使い放題」Wi-Fiルーター事業者の関係者から、商品の売り込みや情報交換の依頼があったが、距離を置いたりお断りをしてきた。なぜなら、早晩、ビジネスモデルとして破綻するのが見えていたからだ。

無線ネットワークは有限だ。MNO以外の事業者が安易に「使い放題」をアピールするときは用心すべし。メディアとしても、今後、ユーザーが巻き込まれないように注意喚起をしていこうと思う。

できてないとヤバい。職場がうまく機能しているか判断する方法

自身が所属している、もしくは監督している組織の業績が芳しくないと感じている方、それは「チーム」のコミュニケーションに問題があるのかもしれません。「適切なコミュニケーションが取れていない場合、業績にも影響が出る」と指摘するのは、接客販売コンサルタント&トレーナーの坂本りゅういちさん。坂本さんは自身の無料メルマガ『販売力向上講座メールマガジン』で今回、「コミュニケーションがうまくいっているか否かを簡単に判断できる方法」を紹介しています。

チームがうまくいっているかどうか

お店というのは、ほとんどの場合、チームで成り立っています。お店に限らず、会社の部などでも同じで、組織があって成り立っているのが、一般的な企業というものです。ですから、チームがうまくいっていないと、当然業績は下がってしまいやすくなりますし、逆にチームがうまくいっていると、業績は上がりやすくもなります。

さて、ここでいう「うまくいく」というのは、コミュニケーションのことです。チーム員同士、上司や部下も含めた人同士のコミュニケーションがきちんと取れているかどうかということですね。特にチームのリーダーは、この部分を気にしている人も多いはずです。適切にコミュニケーションが取れていないと、お互いの意思疎通もままなりませんし、業績にも影響が出てしまいます。

そんなコミュニケーションが、うまくいっているかどうかを簡単に判断できる方法があります。

挨拶です。

チーム員同士でする挨拶がきちんとできているかどうかを見れば、そのチームがうまくいっているかどうかは簡単に判断できます。

例えば、朝一番に出勤した時にする挨拶。「おはようございます」「お疲れ様です」など店や企業によって言う言葉のルールはあるかもしれません。しかし、共通していることとしては、ちゃんと相手に届くように挨拶ができているかどうかではないでしょうか。

相手の顔を見る、相手に届く声で言う。

挨拶の基本中の基本ですが、これができているかどうかでコミュニケーションがうまくいっているかどうかもわかるように思うのです。

なぜそんなことを言っているかといえば、挨拶もしない相手と、まともな会話などできるはずもないからです。たった一言の「おはようございます」。これが素直に言えない相手と一緒に働いた経験はありませんか?顔を見るとなんとなく、気分が上がらない。顔を見るとなんとなく、萎縮してしまう。人にはよるのでしょうが、私も少なからずそういう経験があります。

また、ネガティブな感情だけではなく、挨拶もしないということは、それだけ相手を軽視しているということでもある気がしています。相手にとってどう思われようと関係ないとか、相手がどう感じようと知ったこっちゃない、といった軽視です。

そんな挨拶がしにくい相手、挨拶をしたくなくなるような相手、挨拶をしなくても良いと思うような相手には、何か思うことがあっても相談したり、積極的に話しかけようとすることはありません。つまりそれだけコミュニケーションが取れなくなっているのです。これがチーム員同士で発生しているならば、まずそのチームがうまくいっているということはありえないでしょう。

特にリーダーを務めている方は、チーム員同士の挨拶の様子をしっかり見てみてください。自分自身も含めて、お互いにちゃんと挨拶ができていないとしたら、そのチームは、一つの危機を迎えています。

今日の質問です。

  • チーム内で挨拶ができていないということは、どういう状態だと言えますか?
  • お互いがちゃんと挨拶できるようにするには、何をどうすべきですか?

image by: Shutterstock.com

一触即発の朝鮮半島。唯一巻き添えを食う可能性がある日本の運命

6月16日、北朝鮮が予告どおりに開城(ケソン)にある「南北共同連絡事務所」を爆破し、世界中に衝撃を与えました。融和政策を進めてきた文在寅大統領への強い非難に対し、韓国軍も警告を発していて「何らかの武力衝突は必然」と語るのは、元国連紛争調停官で国際交渉人の島田久仁彦さんです。メルマガ『最後の調停官 島田久仁彦の『無敵の交渉・コミュニケーション術』』で、事が起きた場合の米中の出方を分析し、戦火に巻き込まれる可能性があるわが国の備えの必要性にも言及しています。

 

北朝鮮が仕掛けた“最後の賭け”?!

6月16日、速報で世界に伝えられた【北朝鮮による開城(ケソン)の南北共同連絡事務所の爆破】は大きな驚きと様々な憶測を生みました。

今回、特に世界にとって、そして特に韓国にとって大きなサプライズとなった理由は、『金正恩氏ではなく、妹で党第一副部長である金与正氏が主導したこと』『瀬戸際外交の典型例と見られたが、本当に有言実行したこと』でしょう。

その前週に南北の通信回線を一方的に遮断したことに始まり、13日には金与正氏が今回の爆破を予告していましたが、“当事者”たる韓国政府も含め、「ああ、またお得意の瀬戸際外交だろう」と高を括っていたように思えます。しかし、先述の通り、有言実行で16日に開城のビルが午後2時49分に崩れ落ちる映像が配信され、各国の認識が甘かったことが明らかになると同時に、朝鮮半島、そして北東アジアをめぐる安全保障情勢は一気に緊迫化することとなりました。

北朝鮮がなぜこの期に及んでこのような愚行に及んだのかという理由については、「コロナ渦で本当に経済が詰んだ」とか「飢餓状態が尋常ではないらしい」、「2018年の板門店合意を履行しない文大統領とその政権に対する苛立ちと報復」、そして「金正恩氏を侮辱するビラを脱北者支援団体が飛ばしたことに切れた」など諸説あり、恐らくそれらはすべて起きていることだと思われますが、どれも本当の決定的な理由とは考えづらく、一つ確実に言えることがあるとしたら、北朝鮮は「越えてはいけない一線を越えてしまった」ということでしょう。

酷い裏切りと仕打ちを受けた文大統領は、体面を保つために一応、厳しい反応を返してはいますが、同時に北朝鮮とのパイプこそが文政権のライフラインだったわけですから、何とか関係修復を図ろうと、べた降りして北朝鮮のご機嫌取りをしようとしました。大統領特使を送り、“これまでのように”北朝鮮からの支援要請に応えるつもりでしたが、今回に関しては完全に拒絶され、おまけに世界各国の面前で文大統領を罵倒するようなSHOWまで北朝鮮から突き付けられて、文政権としては、国家安全保障上、正面から対決し、体面を守るほかなくなってしまいました。

韓国軍は「これ以上のエスカレーションが起きた場合は、北朝鮮に対して実力行使する」と警告を発しましたし、大統領府でさえ、非常に強い口調で「今回起きたこと、そしてこれから起きることは、100%北朝鮮に責任がある」と全面対決の姿勢を示し、一触即発の事態が生まれています。

それに呼応するかのように北朝鮮も一歩も退かず、南北協力の象徴を木端微塵にした開城と南北交流の象徴として位置づけ、韓国からの観光先にしていた金剛山に北朝鮮の部隊を配置し、板門店のDMZも再武装化を一気に進めるなど、武力による攻撃も辞さない姿勢を明確にしました。これまでに何度となく起きてきたエスカレーションと戦争の危機に照らし合わせても、今週起きている事態はただの威嚇とは思えない状況です。

 

イージス・アショア停止で海自の負担増。専門家が提案する代替策

6月15日、河野太郎防衛大臣はミサイル迎撃システム「イージス・アショア」の配備計画を停止すると発表。停止から撤回となれば早急に必要となるミサイル防衛の代替案は示されず、ミサイル防衛を担う海上自衛隊及びイージス艦の負担が懸念されています。そこで、軍事アナリストの小川和久さんは、主宰するメルマガ『NEWSを疑え!』で、考えうる代替案を提示。海上の手当に加え、配備予定地だった演習場の活用も含め、具体的な運用法を提案しています。

河野さん、こんな代替案ではどうですか

河野太郎防衛大臣がミサイル防衛システム「イージス・アショア」の計画停止を発表し、コロナ一色だったNHKニュースの構成ががらりと変わりました。

「河野防衛大臣は、新型迎撃ミサイルシステム『イージス・アショア』の山口県と秋田県への配備計画を停止する考えを表明しました。これにより日本のミサイル防衛計画の抜本的な見直しが迫られることになります。

 

『イージス・アショア』は、アメリカ製の新型迎撃ミサイルシステムで、政府は、山口県と秋田県にある、自衛隊の演習場への配備を計画していました。

 

このうち、山口県の演習場への配備について、河野防衛大臣は15日夕方、記者団に対し、迎撃ミサイルを発射する際に使う『ブースター』と呼ばれる推進補助装置を、演習場内に落下させると説明していたものの、確実に落下させるためには、ソフトウェアの改修だけでは不十分だと分かったことを明らかにしました。

 

そのうえで『ソフトに加えて、ハードの改修が必要になってくることが明確になった。これまで、イージスアショアで使うミサイルの開発に、日本側が1100億円、アメリカ側も同額以上を負担し、12年の歳月がかかった。新しいミサイルを開発するとなると、同じような期間、コストがかかることになろうかと思う』と述べました。(後略)」(6月15日NHKニュース)

自民党国防族をはじめとするイージス・アショア推進派の皆さんからは不満が噴き出し、このあとどのように収拾するのか、河野さんの政治家としての腕の見せ所です。

今回は、専門家の端くれとしてどのような代替案が現実的なのか、考えてみたいと思います。ぱっと頭に浮かぶのは、米海軍のイージス艦の活用です。米海軍は全体で89隻あるイージス艦のうち39隻を弾道ミサイル防衛(BMD)対応艦として、中国、北朝鮮などの弾道ミサイルへの防衛に充てています。BMD艦は2021年9月までに48隻、25年9月までに65隻に増やされる予定です。このうち常時2隻を、日本側の経費負担によって秋田県と山口県沖の日本海に展開できれば、日米同盟強化の枠組みの中で最もスムーズでしょう。

しかし、米国側にも事情というものがあります。虎の子のBMD艦ですから、そう簡単に日本周辺海域に常時2隻を配備することができるかどうか。その場合は、BMD艦ではない米海軍のイージス艦4隻を借り受け、それにBMD能力を備えるための改修を日本側が行うのです。

運用に当たる人員は、米海軍の現役に頼るのではなく、その目的のためのPMC(民間軍事会社)を米国政府の承認のもとに設立するか、既存のPMCにBMD艦運用のための部門を新設し、米海軍の経験者を募るのです。

このようにすれば、常時2隻を秋田県と山口県沖に展開することも可能になりますし、人員不足に頭を抱える海上自衛隊へのしわ寄せも防げるのではないかと思います。

同時に着手しなければならないのは、日進月歩するレーダーシステムなどへの手当です。これについては、それこそ秋田県と山口県のイージス・アショアの配備予定地だった演習場内にレーダー施設だけを建設し、どんどん技術革新に対応する手を打ちながら、沖合のBMD艦の能力を上げていくのです。レーダー施設だけであれば、ブースターの落下の問題はなくなります。

専門家の中にも、ブースターの落下に対応できるよう、これまでの予定地周辺の用地買収を進めることを提案する向きもありますが、私は現実的ではないと思います。国土が狭い日本です。用地買収となれば、法制度的にも様々な制約が伴いますし、そこに人間の欲が絡んでくるのは必定で、何年かかっても前に進まない恐れがあるからです。

とにかく、これだけの決断をした河野防衛大臣ですから、上記のような代替案で早急にミサイル防衛能力を向上させてもらいたいと思います。(小川和久)

image by: viper-zero / Shutterstock.com

なぜトランプは「コロナ拡散は中国の意図」論を証明できないのか

かねてから「新型コロナウイルス蔓延の責任は中国とWHOにある」との論を展開していたトランプ大統領ですが、ここに来て、「中国がウイルスを意図的に拡散させた可能性」を口にし始めています。その根拠はどこにあるのでしょうか。今回の無料メルマガ『ロシア政治経済ジャーナル』では国際関係ジャーナリストの北野幸伯さんが、さまざまな報道を引きながらトランプ氏の主張を解説するとともに、そこから見て取れる「米国の情報戦能力の低下」を指摘しています。

トランプ、「中国は【意図的に】ウイルスを拡散した」

トランプさんは、「パンデミックは、中国とWHOのせいで起こった!」と主張しています。それで、「WHO脱退」を宣言した。中国に関しては、「初期の段階で情報を隠蔽したから、ひろがってしまった」と。

ところが最近、トランプさんは、「中国は意図的に新型コロナウイルスを拡散した」と発言しました。つまり【 わざと 】拡散したと。

トランプ「中国がコロナを意図的に拡散させた可能性がある」=米メディアとのインタビューで

WOW!Korea6/19(金)9:07配信

 

ドナルド・トランプ米国大統領は、新型コロナウイルス感染症の発源国である中国を指して、ウイルスを「意図的に拡散させた可能性がある」と主張した。

もう少し詳細に。

トランプ大統領は、18日(現地時間)に報道された米国の経済新聞のウォールストリートジャーナル(WSJ)とのインタビューで「中国が競争国家たちの経済を不安定にさせるための手段として新型コロナの海外伝播を誘導したかもしれない」と語った。
(同上)

つまり、トランプさんの意見によると中国は、「他国経済を悪化させるために」【わざと】「新型コロナウイルス」を拡散したと。これ、どうなんでしょうか?

中国が「わざと拡散したんじゃないか?」と思えるファクターはあります。中国政府が武漢封鎖を決めたのは、1月23日。しかしその前に、大量の人が、武漢から他の地域に逃げ出していました。

ウイルス感染者の追跡を行った結果、感染が確認された人がロックダウン実施前に、武漢から中国全土の少なくとも25の省、直轄市、行政区へと移動していたことがわかった。
(ロイター2020年4月10日)

中国政府は、武漢封鎖を決めた。政府はこの時点で、「ものすごく深刻な事態が起こっていること」を理解していた。翌1月24日、中国では「春節」がはじまりました。中国政府は、自国民が外国に出るのを規制しなかった。それで、中国人が大量に外国に出て、全世界にウイルスをひろめてしまったのでしょう。「意図的にひろめた」と指摘されても仕方ない行動をとっています。

もう一つ。アメリカ、オーストラリア、ニュージーランド、モンゴル、台湾、フィリピンなど賢明な国々は、1月末から2月初めの時点で、「中国全土からの渡航宣言」を実施しました。WHOは、この措置を非難しています。

WHO、緊急事態を宣言 渡航・貿易制限は勧告せず─新型肺炎

2020年01月31日12時10分

 

【ベルリン時事】世界保健機関(WHO)は(1月)30日、中国を中心に拡大している新型コロナウイルス感染による肺炎について緊急委員会を開き「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」に当たると宣言した。中国での感染者の急増に加え、日本や米国、ドイツなどでも人から人への感染が発生していることを重く見て、これまで見送っていた宣言に踏み切った。

 

テドロス事務局長は30日、ジュネーブで記者会見し、WHOが確認した中国外での感染例は98件とまだ限定的なものの「これ以上の感染拡大阻止のため一致して行動すべき時だ」と表明した。一方で「不必要に人やモノの移動を制限する理由はない」として、感染地への渡航や貿易を制限する勧告は行わないと強調した。

ところが、諸外国は、WHOの「渡航制限するな!」勧告を無視した。するとWHOは、「中国からの渡航制限、中国への渡航制限した国々」を批判したのです。NHK政治マガジン2020年2月3日

「渡航を不用意に妨げる必要ない」WHO事務局長

 

新型のコロナウイルスの感染が広がる中、WHO=世界保健機関のテドロス事務局長は「渡航や貿易を不用意に妨げる必要はどこにもない」と述べ、中国から渡航する人の入国を禁止する国が相次いでいることに懸念を示しました。

 

スイスのジュネーブにあるWHOの本部では3日、執行理事会が始まり、5月に開かれる総会に向けた提案などについての議論が始まりました。

 

冒頭で、テドロス事務局長は、新型のコロナウイルスの感染が世界に広がる中、中国から渡航する人の入国を禁止する国が相次いでいる現状について、「渡航や貿易を不用意に妨げる必要はどこにもない。証拠に基づいた決定をするようすべての国に求める」と述べました。

 

WHOは先月30日に「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」を宣言し、医療体制のぜい弱な国への感染拡大に懸念を示しています。

これは、WHOの決定的なミスでした。この時点でWHOが、「中国から人を出すな」「中国に人を入れるな」と勧告していれば、パンデミックは防げたことでしょう。

そして、WHOは、「中国政府の意図に沿って動いていた」といわれている。つまり、中国政府は、意図的に「人の流れが止まらないよう」圧力をかけていた。別の言葉で、「中国の感染者が自由に外国にいけるよう圧力をかけていた」ともいえます。

また反日政策か?韓国「明治産業遺産」の登録取り消し要求と報道

聯合ニュースは21日、「韓国政府が、世界文化遺産に登録されている『明治日本の産業革命遺産』について、国連教育科学文化機関(ユネスコ)に対し登録取り消しを求める文化体育観光部長官名義の書簡を今月中に送る予定であることが分かった」と報じている。

世界遺産の取り消しを求める

『明治日本の産業革命遺産』は岩手や静岡、長崎や鹿児島など8県にまたがり、23の資産で構成され、2015年に世界文化遺産に登録。静岡の韮山反射炉や長崎の軍艦島、福岡の八幡製鉄所など、幕末から明治にかけ近代化を成し遂げた日本の産業資産の歴史的価値が認められた。

これに対して韓国政府は、15日から一般公開されている『産業遺産情報センター』で、一部の施設で強制労働が行われていたという、旧朝鮮半島出身労働者に関する説明が不十分だとし、日本側に強く抗議していた。

菅官房長官は21日午前の記者会見で、「現時点までにご指摘のような通告が日本政府に対して行われたという事実はない」とした上で、「わが国は、これまでの世界遺産委員会における決議や勧告を真摯に受け止め、わが国が約束した措置を含め、誠実に履行してきている」と述べている。

下がる支持率に対し、反日で政権支持を期待か

また、韓国お得意の「反日」で政権支持につなげようとしているのだろうか。文在寅大統領の支持率は4月の総選挙で与党「共に民主党」が圧勝して以降、上昇傾向にあったが、北朝鮮による南北共同連絡事務所爆破事件により、支持率が下がってきている。

日本のネット上では「韓国がまた文句を言い始めた」「いい加減にしてほしい」など、今回の報道を受けて批判的な声が多く聞こえてくる。

開城の南北連絡事務所爆破されたり罵倒されても
相変わらず反日が唯一の政権支持施策なんですね

韓国政府 ユネスコに明治産業遺産の登録取り消し要求へ https://t.co/JtRMVaPdgg

— myrt (@c6n_myrt) June 22, 2020

韓国「最悪の失業率」「南北緊張」支持率4週連続の下落!

韓国、世界遺産取り消し要求へ「明治日本の産業革命遺産」!

支持率低下=日本を叩け。韓国政府は、また古臭い手口を何時まで使うのか?文在寅大統領の無能さを示すやり方、笑かすな。

— 燃やすゴミの日💩 (@cb400sb_NC42) June 22, 2020

なんで、せっかく世界遺産になったんだから、負の歴史も含めて学習して対話と理解を深めるような場ときっかけにしていけないんだろうか。
世界遺産取り消し要求へ 韓国、軍艦島展示に反発 | 2020/6/21 – 共同通信 https://t.co/8SCfNkJork

— 藤田直哉@新刊『百田尚樹をぜんぶ読む』集英社新書 (@naoya_fujita) June 22, 2020

なぜこんな事言う国と付きあいしなくちゃいけないのか、日本国民なら疑問に思う。

世界遺産取り消し要求へ 韓国、軍艦島展示に反発 https://t.co/gJo0Dt6BfM

— つつみや (@okweb_service) June 22, 2020

世界に向けて声を大きくした方が正解になるのもいやなので、国内で遺憾だとかではなく、世界に向けて日本の意見を発信して欲しい。でないといつもの繰り返し

韓国が「明治日本の産業革命遺産」取り消し求める書簡を送付へ – 産経ニュース https://t.co/gTfq9PEuOD

— echoecho (@soredasoreda6) June 22, 2020

世界遺産取り消し要求へ 韓国、軍艦島展示に反発
歴史の真実を後世に伝えることは極めて重要だがなんでもイチャモンつける韓国、こういう了見だから最後に残された分断国家になるわけだ!

— 新憂国論 (@sunseiji) June 22, 2020

※本記事内のツイートにつきましては、Twitterのツイート埋め込み機能を利用して掲載させていただいております。

source: 聯合ニュース

image by:青瓦台 Facebook

無印良品がローソンで買える。なぜファミマと決別して移籍したのか

コンビニエンスストア大手のローソンが17日から「無印良品」の販売を始めている。東京都内の3店舗で3カ月間ほど実験し、売れ行きをみながら、今後取り扱い店舗を増やすかどうか決めるという。しかし、コンビニで無印良品の販売されていたのは、ファミリーマートだったはず。大手コンビニ間でなぜこのような“移籍”が起きたのか?

ローソンで無印良品を実験販売

無印良品の商品を扱うのは、「久が原一丁目店」(東京・大田)、「新宿若松町店」(東京・新宿)、「南砂二丁目店」(東京・江東)の3店舗。日用品の購入ニーズが高い住宅地立地が実験店舗に選定された。無印良品で販売している約7000品目のなかから、約500品目を期間限定で販売する。

実際にその内の1店舗へ行ってみた。入口に「無印良品」と書かれたのぼりがいくつも立っており、ローソンで無印良品の販売が始まったことを知らない人は、「え? どういうこと? 」と思うに違いない。

中へ入ってみると、いきなり無印良品のマスクが目に入ってきた。「繰り返し 使える 2枚組・三層マスク」999円。やさしい肌触りと優れた通気性で、販売開始から約1カ月で100万枚を売り上げた話題のマスクだ。

ローソン×無印良品②

マスクを横目にさらに進むと、「ここ、本当にローソン? 」と思うような、無印良品で埋め尽くされたゾーンへやって来た。日用品から文房具、衣類、バスグッズ、レトルト食品、お菓子など、無印良品でお馴染みの定番商品がズラリと並ぶ。その数、棚一列というレベルではない。ぐるりと回った裏側の一列もまた無印良品。さらに両横も無印良品。「ローソンが無印良品の取り扱いを始めた」というより、「無印良品がローソンの一角で販売を始めた」という表現の方が、もしかしたらふさわしいかもしれない。

ローソン×無印良品③

無印良品で買い物をするようなワクワク感が生まれてきて、気に入ったものを商品カゴへ入れていく。しかし、それはローソンの青い商品カゴ。その何とも言えない違和感がたまらない。

ローソン×無印良品④

コンビニでは、必要なものを購入したらすぐに店を後にするという人が多いだろう。しかし、無印良品を取り扱うこのコンビニでは、客の滞在時間が長いように思える。実際に無印良品が並ぶ棚には、多くの客が立ち止まり、商品を熱心に見ていた。

わざわざ無印良品の店舗へ行かなくても、欲しかったあの商品が手軽に購入できる。ターミナル駅へ出かけたり、駅前まで出る必要がなくなるので、住宅街ではある一定のニーズはあるのではないだろうか。