“昭和レトロ”で再ブレイク。フラミンゴを見ながら食事をするレストラン「メヒコ」が繁盛する理由

メディアにもたびたび登場するシーフードレストラン「メヒコ」。同店は、お店で飼われているフラミンゴを見ながら食事をするという一風変わったスタイルが支持を集めています。今回のメルマガ『繁盛戦略企画塾・『心のマーケティング』講座』の著者、佐藤きよあきさんは「メヒコ」が繁盛する理由を分析しています。

フラミンゴを見ながら、カニピラフ?昭和レトロな経営戦略で繁盛し続けるシーフードレストラン

ビルの屋上にあり、建物そのものが回転する展望レストラン。

海の魚を見ながら食事ができる水中レストラン。ポリネシアンダンスや歌謡ショー、マジックを見ながら食事が楽しめる観光ホテル。ベテラン歌手のディナーショー。

これらは、昭和の時代に流行った、食のシーンの数々です。

食とエンターテインメントの融合で、多くの人たちが楽しい時間を過ごしていました。

しかし、刻の流れは残酷で、いまや遠い過去の遺物として、面白おかしく紹介されるだけのものとなりました。

ところが、いまなお、この昭和なスタイルを貫き、繁盛しているレストランがあります。

福島県を中心に13店舗を展開する、シーフードレストラン「メヒコ」。

1970年の創業時から、ある変わったことで、お客さまを集めています。

20~30羽のフラミンゴが飼われており、その姿を見ながら食事ができるのです。

非常にユニークですが、発想は昭和そのもの。

昭和を知る人からすると、「いまどき、こんなレストランがまだ残っているの?」と驚きます。

しかし、昭和を知らない人からすると、「何、これ?変なの。でも面白い!」となります。

ここ数年の昭和ブームで、再ブレイクしたカタチになります。

それまでも地元民に愛され続け、繁盛していましたが、ここに来て注目されるようになり、新規出店が活発化しています。

ここで、疑問。なぜ、フラミンゴなのでしょうか。

当時、遠洋漁業の船団を率いていた創業者が、メキシコを訪れた際、日本では見ることのなかったフラミンゴの群れに遭遇しました。

その美しさに感動し、フラミンゴを眺めながら食事するレストランのアイデアを思いついたのです。

そして、帰国後に実現。

スペイン語の発音でメキシコを意味する「メヒコ」と名づけ、漁業で培った経験を活かし、シーフードレストランにしました。

この閃きは、ずばり的中。

高度経済成長期ということもあり、この昭和な経営戦略は大成功となったのです。

このお店の名物は「カニピラフ」で、お客さまの9割が注文しています。

旨味と甘味の強いズワイガニの出汁で、福島県会津産の米を炊いています。

ピラフの上に、殻つきか身をほぐしたズワイガニがのっており、お客さまが選ぶようになっています。

殻つきをのせるのは、見ための豪華さと殻から身を取り出す楽しさを提供するためでもあります。

これが、大ヒットの秘密なのです。

日本人にとって、カニは特別なもの。

そのカニを手軽に食べられるこのお店が、繁盛するのは当然のことなのかもしれません。

しかも、フラミンゴを見ながらというのが、さらに特別感を醸し出しているのです。

地元の人たちも「ちょっと特別な日のレストラン」だと言います。

日常使いとしては、ちょっと高めの価格設定なのですが、特別な空間で特別なカニを食べられると考えると、高いとは思わないのです。

庶民のちょっとした贅沢感を満足させているのです。

時代的には決して洗練されているとは言えませんが、優れた商品力があり、地元民の暮らしのワンシーンとして、溶け込んでいます。

食習慣として定着しているということです。

これは大きな強みです。

カニピラフという商品力が根底にあり、フラミンゴの話題性で、存在感を高めているのです。

 

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ミスの告白に対してまずは「教えてくれてありがとう」と伝えるべき理由

例えば、部下が仕事でミスをした際、上司であるあなたはどんな反応をしますか?今回のメルマガ『セクシー心理学! ★ 相手の心を7秒でつかむ心理術』の著者で現役精神科医のゆうきゆう先生は、こういう時に「怒る」という行動はNGだと語ります。では、具体的に何と声を掛ければ良いのでしょう?

ミスの告白にたいして、絶対怒ってはいけない理由

こんにちは。ゆうきゆうです。

元気でお過ごしでしょうか。

さて今回は「ミス」の話です。

あなたは、何かの失敗を告げてきた人に対して、どう反応しますでしょうか?

これ、多くの人が、怒りたくなってしまうと思います。

しかしこれは逆効果。

相手は「怒られる」ことによって強いショックを感じます。

その結果「もうミスしないようにしよう」ではなく「もうこの相手に報告しないようにしよう」と考えてしまうものです。

これは人間には(というか生物全般に)「ついラクな方向に流れたくなる」という心理があるからです。

実際にミスをしないようにする、というのは大変なことです。

しかし「ミスを言わないようにする」というのは、とてもカンタンなことです。

よって「ミスを隠したくなる」方向に流れてしまうのですね。

くわえてあなたが怒ってばかりいると、「この人は怒る人だ」というイメージがつき、相手はあなたとのコミュニケーションをどんどん減らそうとしてきます。

吠えたり噛みついてきたりする動物がいたら、つい距離を取りたくなりますよね。それに似ています。

ですので、こんなときに大切なのは、とにかくまず「教えてくれてありがとう」と伝えること。

相手は「怒られるかも」と少し感じていますので、お礼を言われることで、予想外の嬉しさを感じます。

そしてその上で「ミスをしたのは、しょうがない。今度はこうするといいね」など、次からの対策を話したり、または「どうしてこうなってしまったのか」などの原因究明をするといいでしょう。

相手は、あなたに話して良かったと思い、今後もミスをしないように心がけたり、またはもっとあなたと話してくれるようになると思います。

ミスを伝える、失敗を告白する。

これはとてもとても勇気がいることです。

相手はそれを踏み越え、ちゃんと伝えてくれたんです。

だから、まずは優しく接してあげてくださいね。

ここまで読んでくださって、本当にありがとうございました。

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羽生結弦の結婚相手が渡辺麻友の噂は本当?芸能記者は“まゆゆ説”をどうみているのか?

8月4日、プロスケーターの羽生結弦(28)が自身のSNSで結婚を発表した。女性ファンも相当数いる羽生の電撃婚にSNSは騒然となり、国内外からの祝福の言葉と共に、熱烈ファンの「結婚相手は誰なのか?」という、まるで“犯人探し”のような状況も目にする事態に。中には、元国民的アイドルのメンバー説も浮上しているが、真偽のほどは?

2016年の熱愛報道

羽生といえば、2016年に東北高校時代の同級生との結婚を見据えた熱愛が報じられた。その際、本人は「火のないところに煙は立たないというが、火のないところでびっくりしている」などとコメントし、報道を否定している。

週刊誌の記者はこう話す。

「あの時、羽生さんは熱愛を完全否定。ただし、地元である仙台を拠点に活動をしていくという事実から、結婚相手は当時報道された彼女なのでは?と話す記者が多いです」

この記者曰く、羽生の結婚については“一切”情報がなかったという。

「本当に近しい存在の関係者以外は、一切情報を持っていなかったとか。人気者の宿命ですが、やはりお相手のことも考えて、結婚に際しては細心の注意を払っていたのでしょう」

渡辺麻友の名もあるが…

冒頭で記した通り、今回の電撃婚ではお相手として元国民的アイドルのメンバー説も浮上しているが……。

「まゆゆこと渡辺麻友さんですね。彼女は羽生さんの大ファンだったことはよく知られていますし、“匂わせ”のようなSNS投稿が拡散されてしまったことで、今回の結婚相手として名が挙がっているのでしょう。しかし、可能性は低いというのが関係者の話です。私に話は入っていませんが、一部週刊誌と夕刊紙がお相手について確度が高いネタを持っているとか」

しかし、それが世に出ることはないのではないか?というのがこの記者の見方だ。

「羽生さんは一般人である結婚相手のためを思ってか、文書のみで結婚を報告しました。その対応が賞賛されていますし、とても好感度の高い方です。メディアが下手に追いかけると炎上の危険もありますので、触らないのがベターかと思います」

人気者の突然の結婚発表。「一体誰と!?」と気になってしまうところだが、彼らの幸せを願い、そっとしておくのが良いのかもしれない。

禁煙の薬が「アルコール依存」を解消させる可能性があるって本当?

世の中にはさまざまな依存症がありますが、タバコとお酒は私達のごく身近にあるものですよね。今回のもりさわメンタルクリニックの無料メルマガ『精神医学論文マガジン』では、ニコチン依存とアルコール依存の関係と、「禁煙の薬がアルコール依存解消に役立つかもしれない」という画期的な論文を紹介しています。

禁煙の薬がアルコール減量にも効果があるかもしれない

ニコチン依存とアルコール依存は合併することが多く、片方が改善するともう一方も良くなることがあります。

今回は、禁煙に使用されるバレニクリンやシチシン、ニコチン(ここではスプレー)使用がアルコール量に与える影響について調べた研究をご紹介します。

Effectiveness of Varenicline and Cytisine for Alcohol Use Reduction Among People With HIV and Substance Use
A Randomized Clinical Trial

HIVと物質障害を伴っている場合の、アルコール摂取減量に関するバレニクリンとシチシンの有効性

HIVと物質障害を伴っているアルコール摂取、喫煙者400人(平均39歳、平均喫煙21本/日)が対象となりました。

バレニクリン、シチシン、ニコチン(ここではスプレー)を偽薬と実薬で組み合わせてグループを作成し、それぞれの効果が分かるように比較を行いました。

結果として、以下の内容が示されました。

・バレニクリンとシチシンはニコチンよりアルコール摂取において有効ということはありませんでした。

・全てのグループで禁煙率は高くなっていましたが、各グループでの違いは分かりませんでした。

・全てのグループでアルコール摂取が非常に多い日(痛飲 Heavy Drinkingの日)が少なくなっていました(例として、バレニクリンの実薬を使用した場合には、痛飲の日が9.5→2.0日/月と減少)。

要約:『禁煙に使用される薬剤は、アルコール摂取を減らすためにも役立つ可能性がある』

論文の中でも触れられているように、喫煙と飲酒を行う場所は共通である場合も多く、心理的な要因も影響すると考えられました。

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ススキノ“首切断”事件に思う。同居なのに個別な存在…日本に家族ぐるみの犯罪が増えたワケ

木原誠二官房副長官の妻の元夫が怪死した事件と家族ぐるみで殺人事件を計画し犯行に及んだと思われる札幌ススキノ頭部切断事件。今回のメルマガ『施術家・吉田正幸の「ストレス・スルー術」』で、著者の吉田さんは、 この2つの事件から見える近年の家族のありかたについて探っています。

「あなたを待っていてくれる人はいるか?」

2018年に再捜査が行われた、木原誠二官房副長官の妻X子さんの元夫・安田種雄さん(享年28)の“怪死”事件。

マスメディアもボチボチと報道し始めた。X子さんの取り調べを担当した警視庁捜査一課の佐藤誠警部補(当時)が7月28日に記者会見を行うなど、新たな展開を見せている。

要は本当に「自殺」なのか、それとも「他殺」なのかが知りたいところ。そして、警察が何かを隠しているのではないかという疑念が沸き起こっている。

詳細はネットを見て頂くとして、いたたまれないのは被害者遺族で「家族の死」というものを弔いたいのはやまやまだ。

そして、札幌ススキノ頭部切断事件から1か月が過ぎた。謎の多い猟奇的な事件。逮捕された家族3人の素顔が徐々に見えてきたという。しかもその動画が見つかったというから驚きだ。

被害男性の頭部が見つかったのは、親子3人が暮らしていた自宅の浴室で、動画は、その浴室で撮影されていたという。映っていたのは被害男性の頭部。そして、手袋を着用した人物が頭部を触っている様子が記録されていたという。

動画の撮影者や頭部に触れていた人物について、警察は親子3人のうちの誰かとみているが、今のところ、分かっていないらしい。切断した頭部を撮影するという信じがたい行動。

日テレニュースでは、考えられる理由を犯罪心理学に詳しい専門家に聞いていた。

奈良女子大学 岡本英生教授によると、「普通の恨みのレベルを超えていた(可能性)。激しい恨みがあって、自尊心が回復できるというのなら、抵抗感なく触る可能性がある。変わり果てた姿を見て、うっぷんをはらすとか」

これを家族ぐるみで決行したというのだ。

この二つの事件には、「家族の縮図」が根本には横たわっている。どこか遠い世界の出来事でもなんでもなくて、毎日顔を合わせている家族間での出来事だ。家族の在り方をひとつのテーゼとして考えてみたい。

この記事の著者・吉田正幸さんのメルマガ

 

なぜ日大アメフト部「薬物」情報は執行部に伝わるのが遅れた?常務理事が内部事情を吐露

日大のアメフト部の寮から大麻と覚醒剤の入った錠剤が発見され、部員が逮捕された事件。本日午後、林真理子理事長らが会見をする予定です。メルマガ『和田秀樹の「テレビでもラジオでも言えないわたしの本音」』の著者で精神科医の和田秀樹さんは、 同大の執行部員の立場から詳しく内部事情を語っています。

日大アメフト部薬物問題、林真理子理事長が反感を買った裏事情

日大のアメフトの寮から大麻と覚せい剤の入った錠剤が発見されて、大騒ぎになっている。

私も執行部の一員なので、素直に反省したい。

こういう学生がいることを反省するのでなく、やはり管理体制に、なんらかの甘さがあったのだろうから、言い訳をすべきでないと考えている。

この事件について、日大側が警察に証拠となるものを提出していたのに、理事長が私がこの記事を書く2日前の取材の際に「一部のマスコミで報道されていますように、違法な薬物が見つかったとかいうことは一切ございません」と答えたためにマスコミの反感を買ったようだ。

そして、翌日になり、その提出した証拠から乾燥大麻と覚せい剤の成分が検出されたということで寮に捜査が入ったという経緯だ。

もともとは、そういう情報が2週間くらい前に大学にもマスコミにも入っていたようだ。

アメフト部の部員の保護者という人がそういう情報をあちこちに送っていたらしい。

この大学は理事長の改革のおかげで、かなりオープンになったため、かなり気軽にさまざまな情報が寄せられる。

そして、その大部分に関して、調査委員会のようなものが立ち上がり、最終的に執行部に報告が来る。

この事件に関しては、正式な報告を少なくとも私は受けていないし、理事長も受けていなかったのだと私は思っている。

証拠らしきものを提出したという話も聞いていない。私がちらっと聞いたのは、学生たちに聞き込みをした際に、すべての学生がやっていないと答えたらしく、この事件は、まさに「事件性がない」らしいという話だった。

たくさんのタレコミの中で、本当に事件性が強いものはそんなにないので、私もそうなんだと素直に納得した。おそらく理事長もそうだったのだろう。

警察が調べて、大麻だったとわかったのがいつかは私もわからない。わかった時点で、たぶん大学にその話がいっているのだろうが、それが理事長にいっていなかった可能性が高い。そうでなければ前日に「一切ございません」と答えるわけがない。警察が発表するのだから、隠せるわけがないし、ほかの大学でも大麻が蔓延しているのだから、どうしても隠さないといけない案件でもない。それ以上に隠して損をすることがあっても、得をすることはない。

ということで、私も内部にいながら、情報がマスコミより遅いという失態を経験した。

ただ、偉い政治家のかかわる殺人事件やそれにまつわる捜査妨害を報じないマスコミが、この事件を大々的に取り上げることには違和感をおぼえるのは確かだ。

これも木原事件もみ消しの一環なのだろうか?

※本記事は有料メルマガ『和田秀樹の「テレビでもラジオでも言えないわたしの本音」』2023年8月5日号の一部抜粋です。

この記事の著者・和田秀樹さんのメルマガ

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魚沼産コシヒカリ“生産量の30倍超”が流通の異常。ブランド米「産地偽装」のやりたい放題

決して安くはない金額で販売されている、いわゆる国産ブランド米。しかしそれら全てが「正規品」と信じ込むのはあまりに危険と言わざるを得ないようです。今回のメルマガ『神樹兵輔の衰退ニッポンの暗黒地図──政治・経済・社会・マネー・投資の闇をえぐる!』では投資コンサルタント&マネーアナリストの神樹さんが、コメの産地偽装が事実上野放し状態である現実を暴露。その手口を詳しく解説するとともに、正真正銘のブランド米を確実に入手する方法を紹介しています。

魚沼産コシヒカリは生産量の30倍異常が流通。やりたい放題のブランド米の産地偽装

「大手スーパーで売っているモノだから安心!」と思っていたら、大間違いの現実が本当によくあります。

つい先年まで、「熊本県産」と称して、スーパーなどで販売されていた「アサリ」は、97%が中国産でした。

それが発覚して撤去されると、なんとスーパーの鮮魚売り場から、アサリそのものが消えてしまいました。そもそもホンモノの国産アサリは、ほとんど流通していなかったからです。

また、国産ウナギと称して、マラカイトグリーンの合成抗菌剤(日本の養殖では禁止)の養殖池にどっぷり浸かった中国産ウナギも「産地偽装」の国産表記で並んでいる──といった疑惑も尽きないことでしょう。

他にも夕張メロンや神戸牛、信州みそ、コーヒー豆や紅茶、大間のマグロ、関サバ、淡路の玉ねぎ……などなど、魚介類の生鮮品から野菜などの農産品にいたるまで、挙げればきりがないほどに、産地偽装はよく耳にします。

なお、正確には法の網にかかる「産地偽装」ではないものの、菌床栽培の「国産シイタケ」は、7割近くが中国産──というのは業界常識として有名な話です。

シイタケを原木や菌床ごと日本に輸入して、若干成育させた実績があれば、みんな国産で「〇〇県産」になるからです(ほとんどが菌床輸入)。

恐ろしいことに、これらシイタケ類からも時々、基準値を超える残留農薬(殺虫剤)が検出されています。

このように、「産地偽装」でなくとも、私たちが知らないところで、さまざまな「産地偽装に近いこと」が大っぴらに行われているのが日本の食品流通の実際のところなのです。

そして、主食のコメの銘柄にいたっては、そもそも産地偽装はやりたい放題でした。

これまた激安の中国産米までが登場して、それらがどっぷり混入していたりします。

中国産のコメの7割は、イタイイタイ病の原因物質といわれた重金属のカドミウムに汚染されている──と指摘されています。

国産のコメの銘柄にも、輸入された中国産の激安のコメが平気で混ぜられ流通していたりするのですから、ひどいものなのです。
何でこんなことがまかり通っているのか──今回はコメ流通のこうした闇をえぐっていきます。

さまざまな食品偽装がありますが、摘発されてニュースになるのは、ほんの一部です。

今回は、日本人のこだわりの強い主食である「コメ」について、見ておきましょう。

摘発の事例を見ると、実際には、偽装の手口が年々組織化され、バレないように巧妙化しています。

ネットで売られているコメでも、産地偽装の疑いのあるコメの流通は野放しで行われています。

ヤフオクで売られる「産直」と称するコメは非常にヤバい──と指摘する農業関係者も多いのです。

この記事の著者・神樹兵輔さんのメルマガ

“核好き”自民政権の大罪。米国が今も「原爆投下を肯定」し続ける理由

78年前の夏、広島と長崎への原爆投下で多くの無辜の民の命を奪い、その後も数え切れぬ人々に放射能による健康被害をもたらしたアメリカ。しかしこの非人道的兵器の使用を、未だ「正当」と考える米国民が多数存在することも事実です。なぜ彼らは「大量虐殺」を肯定し続けるのでしょうか。今回のメルマガ『ジャーナリスト伊東 森の新しい社会をデザインするニュースレター(有料版)』では著者の伊東さんが、その理由を詳しく解説。さらにアメリカに対して謝罪を求めることができない自民党政権の姿勢を厳しく批判しています。

プロフィール伊東 森いとうしん
ジャーナリスト。物書き歴11年。精神疾患歴23年。「新しい社会をデザインする」をテーマに情報発信。1984年1月28日生まれ。幼少期を福岡県三潴郡大木町で過ごす。小学校時代から、福岡県大川市に居住。高校時代から、福岡市へ転居。高校時代から、うつ病を発症。うつ病のなか、高校、予備校を経て東洋大学社会学部社会学科へ2006年に入学。2010年卒業。その後、病気療養をしつつ、様々なWEB記事を執筆。大学時代の専攻は、メディア学、スポーツ社会学。2021年より、ジャーナリストとして本格的に活動。

原爆投下に反省なし。非人道的兵器の使用を肯定し続けるアメリカ

原爆開発をモデルとした映画『オッペンハイマー』が、やはりというべきか、公開の危機に瀕している。

オッペンハイマーは、7月21日よりアメリカで公開。

同日にバービー人形を実写化した『バービー』が公開されるとともに、SNS上では両作品を併せたハッシュタグ「#Barbenheimer(バーベンハイマー)」がブームとなった。

しかし、これが日本のTwitterユーザーの標的となる。

米国内のユーザーから投稿さえたと思われる、火のようなものが飛ぶなかで、バービーがオッペンハイマー氏の肩に乗る画像に「It’s going to be a summer to remember(思い出に残る夏になりそうだ)」と、米『バービー』公式ツイッター(現在はX)が返信したり、バービーの髪形を「キノコ雲」に置き換えたコラージュ画像に「This Ken is a stylist(ケン<バービーの恋人>がスタイリスト)」と反応したりした。

これら公式の返信が日本にも知れ渡り、「原爆をからかっている」などと問題視され、ハッシュタグ「#NoBarbenheimer」で反対運動が拡散されるようになる。

確かに、米『バービー』公式ツイッターは日本に対し、「失礼なこと」をした。

しかし、同時期に日本のメディアも失礼なことをしているのにも関わらず、所詮は日本のメディアの影響力など、世界と比べても“微々たるもの”なので、こちらは世界で“炎上”などしていない。

日本テレビ制作の情報番組「ズームイン!!サタデー」が先日、サッカー・サウジアラビア1部アル・ナスル所属のクリスティアーノ・ロナウドにインタビューを行った際、あるタレントが「大谷翔平選手はご存知ですか」と質問されると、ロナウドが「知らない」と返している。

しかし、ことの本質は所詮、Twitter(X)など、日本人“だけ”が好きなガラパゴス・SNSなので、炎上=日本でだけ炎上ということを押さえておかなければならない。

もう一つの問題は、なぜアメリカが“いつまでも”日本における原爆投下を反省しないのか、だ。その答えは、日本政府(自民党)の戦後の対米追従外交があるからに他ならない。

目次

  • 実は正確ではない「日本が唯一の被爆国」という言説
  • アメリカに原爆投下の謝罪を求めることができない日本
  • 自民政権が続く限り原爆投下を肯定し続けるアメリカ

この記事の著者・伊東森さんのメルマガ

危機に瀕するウクライナ。長期の消耗戦へ突入でロシアに傾く戦況

先日サウジアラビアで開かれたウクライナ和平会合で、中国までもが不承認の立場を示したロシアによるウクライナ領土の併合。ますますますます苦しい立場に追い込まれたとも言えるプーチン大統領ですが、早期停戦の可能性はあるのでしょうか。今回のメルマガ『国際戦略コラム有料版』では日本国際戦略問題研究所長の津田慶治さんが、一進一退の様相を呈するウクライナ戦争の戦況を解説。さらに西側に見られ始めた「足並みの乱れ」と、プーチン大統領が2024年11月までは軍事侵攻を続けるであろう理由を紹介しています。

ウ軍・ロ軍ともに消耗戦に突入

ウ軍は、諸兵科連合作戦が行えないようである。ウ軍の下士官の多くがロシア式の訓練を受けているので、諸兵科連合作戦の指揮ができずに、欧米で訓練してきた兵員のいうことが理解できないようで、作戦実行が無理のようだ。

このため、ロ軍と同様な消耗戦での戦い方になっている。砲兵戦で、敵の砲兵を叩き、その後、敵陣地の砲撃を行い、その後地上部隊を前進させて、敵陣地を攻略する手法である。

ロ軍は、砲兵戦で負けて、砲撃での敵陣地の消耗ができないことで、航空攻撃にシフトして敵陣地への空爆を行い、その後地方部隊を突入させる方向になっている。

ロ軍には誘導弾もないので、無誘導弾での空爆になり、低空飛行を行っている。もし、スティンガーがあれば、撃ち落せするが、東部戦線にスティンガー携帯ミサイルが配備されていないようである。

どちらも消耗戦へのスタイルになってきた。ウ軍に機甲部隊の電撃戦を期待したが、それはできないことになっている。

クピャンスク方面

ロ軍はシンキフカに攻撃したが、撃退さえている。その東のペルショットウブネバ付近では、南に前進している。

また、ロ軍はペトロパブリフカとキシリフカのウ軍陣地に空爆を行っている。

スバトバ方面

ロ軍は、カジマジニフカでゼレバッツ川を渡河し低地帯を占領したが、ウ軍は高地から低地の露軍を砲撃し、その後、ウ軍増援部隊が低地に攻撃して、ロ軍をゼレベッツカ川の西側から完全に追い出した。

しかし、ロ軍はノボセリフカの市内に攻撃して占領した。

クレミンナ方面

ロ軍は、ディプロバの南からセレブリャンスキーの森方向に空爆後地上部隊で、ウ軍陣地を突破して、ドネツ川に到達したようだ。

逆に、ウ軍は、ディプロバの西で攻撃を行い、わずかに前進している。どうも、ロ軍は先に地上部隊の攻撃をせずに、空爆後の攻撃にシフトしたようである。

リシチャンスク方面

ロ軍は、激しく空爆をビロホリフカの北側に行い、その後、地上部隊の攻撃で、高台にあるウ軍陣地のいくつかを占領したようである。

ロ軍の攻撃パターンができつつあるようだ。もう1つ、ロ軍はテルミット焼夷弾から白リン焼夷弾に切り替えたようであり、構造の簡単な白リンの方が製造が楽なのであろう。

このため、ウ軍は、ロ軍空爆を阻止する必要になっている。英国はASRAAM空対空ミサイルをトラックに搭載した急造対空兵器をウクライナに供与することで、ロ軍空爆を阻止するようである。

バフムト方面

市内南側では、クリシチウカ付近や線路の西側一帯からロ軍は撤退した。代わりに、この一帯にロ軍は激しい砲撃を行っている。アンドリウカ付近のウ軍は、線路の東側に偵察隊を送り、ロ軍砲兵の位置を見つけている。

クデュミウカは市街戦になって、西側をウ軍、東側をロ軍という配置で攻防戦をしている。

ウ軍は、北西方向の攻撃部隊を南に回して、南で攻撃を加速しているようである。ロ軍も同様に南に予備兵力を回して、防御するようである。

この記事の著者・津田慶治さんのメルマガ

日韓首脳を米大統領山荘に招待。バイデンが望む「歴史的な共同声明」の中身

開催まであと10日あまりに迫った、日米韓首脳会談。大統領山荘であるキャンプ・デービッドに海外首脳を招くのはバイデン政権発足以来初とのことですが、バイデン氏が日韓首脳を歓待する思惑はどこにあるのでしょうか。今回のメルマガ『在米14年&起業家兼大学教授・大澤裕の『なぜか日本で報道されない海外の怖い報道』ポイント解説』では著者の大澤さんが、「アメリカの狙い」を海外有力紙の記事を引きつつ解説。さらに大澤さん自身が、同会談後に出される共同声明が海外でどう報じられるのかに注目すべき理由を記しています。

日韓首脳会談の行方と報道

お盆明けの8月18日に米国バイデン大統領はキャンプ・デービッドに日本の岸田首相と韓国のユン大統領を招いての会談を開きます。

バイデン大統領がキャンプ・デービッドに海外首脳を招くのは初めてだそうです。米国の気合の入り方が分かります。

そこで何が話合われて、どのような発表がされるのでしょうか?

2023年8月4日の香港サウスチャイナモーニングポストを見てみましょう。

表題:日韓は「歴史的」安全保障同盟を締結できるか?

 

米国は8月18日、岸田首相と韓国のユン大統領をキャンプ・デービッドに招いて両国の防衛に関するコミットメントをより明確にするよう説得したい考えだ。

 

しかしアナリストは正式な2国間安全保障同盟の締結は難しいだろうと見ている。

 

専門家によれば、このような協定はまだ多くの障害に直面しており、特に「アジアのNATO」に対する他の地域大国からの反対は大きい。

 

バイデン米大統領は東京とソウルが攻撃を受けた場合、それぞれの政府が他方の政府と協議する義務を負う協定を結ぶよう提案すると報じられている。

 

8月2日付のフィナンシャル・タイムズ紙は、バイデン氏が首脳会談の最後に「歴史的な共同声明」を出すことを望んでいると報じた。

解説

米国は日本と韓国に軍事的に連携してほしいのです。それはなによりも中国が現実の脅威となったからです。

韓国は、アジアにおける西側同盟のウイークリンク(一番弱い部分)です。中国は韓国に硬軟混ぜた圧力をかけつづけるでしょう。

韓国を西側に押しとどめていくためにも、日韓の関係改善と連携は米国にとっても急務なのです。

そしてそれは日本にとってもよいことです。

共同声明では、日米韓のホットラインの設置、より頻繁な日米韓演習、サイバーセキュリティとミサイル防衛の取り組みの共有なども発表される見込みだという。

 

日本が最も懸念しているのは、ユン大統領が1期限りで退任した場合、次の韓国政府が日本との安全保障同盟に熱心でなくなることだという。

 

東京とソウルは2015年、韓国の「慰安婦」問題を「最終的かつ不可逆的に」解決する合意に調印した。文政権は2019年、この合意を一方的に破棄した。

 

「東京は、ソウルの新政権が2、3年後に新たな安全保障協定を反故にすることを止められるのか、と自問している」と東京大学、山口亮助教授は語った。

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