太宰治は本当に「人間失格」だったのか? 算命学で見る文豪の宿命

算命学研究家でありながら元科学者、投資家、翻訳家など様々な顔を持つ磯野はまぐりさんのメルマガ『占い中毒にご用心』。今回は、誰もが知る日本の文豪・太宰治の宿命を占います。人生のあらゆることに苦悩していたと言われる太宰。その独特な観点から魅力的な作品を数多く世に送り出しましたが、玉川上水に愛人と入水自殺というあまりに無残な最期を迎えます。もっと気楽に生きられなかったのか、磯野さんが算命学でみた太宰治像とは?

太宰治

物書きの仕事をするなら宿命に伝達本能が必要だ」などと、算命学では言われることがあります。伝達本能? 書いたり話したり、なにかで表現したりと情報を人に伝えたい、という人間の本能のことです。

では、宿命に伝達のための本能がないと書いたり話したりする仕事はできないのでしょうか?もちろん、そんなことはありません。そもそも、伝達本能という「本能は誰にでもあります

がしかし、伝達の要素がない宿命はあります。それでも、たとえ要素がなくても本能はあるのですからその本能を使うことは誰にでもできるはずです。書いたり話したりを仕事にできるかどうかは伝達の要素がなかったとしても、宿命にある他の要素を使って伝達本能をどう発揮するか? という問題なのです。

たとえ著作を読んだことがない人でもその名前は聞いたことがあるであろう作家の太宰治さん。彼の宿命には伝達の要素はまったくありません。伝達の要素をまったく持たない太宰先生の宿命には他のどのような要素があるのでしょうか?

誰が決めた? なぜ関東と関西では「雨」のアクセントが違うのか

例えば、違う地方出身の方の言葉に対して「あの人の話し方のイントネーションはおかしい」などと言ったりしますが、実はこの用法、間違っているってご存知でしょうか。無料メルマガ『1日1粒!「幸せのタネ」』の著者・須田將昭さんは、この場合は「アクセント」を使うのが正解と指摘した上で、勘違いしやすいアクセントとイントネーション、この二つの言葉の違いを実例を上げながら紹介しています。

アクセントとイントネーション

先日、Facebookで大学時代の後輩が、SNSのひとつ「LINE」の発音についての疑問を投げかけていました。まずこのような「ある語をどう発音するか」という問題でよく混同されているのが「アクセント」と「イントネーション」という二つの用語です。

どうも「イントネーション」という語の方が多くの人には馴染みがあるのか、「あの人の話し方はイントネーションがおかしい」など、方言のまじった話し方について述べる時によく聞きます。

しかし、おそらくですが、その「おかしいと感じている多くの場合はアクセントの方です。

イントネーションというのは、文全体の上がり下がりの調子です。質問をする際に、語尾を少しあげて言うようなものです。「雨(アメ)」という語を言う時に下がり調子でいえば、「雨。」という断定的な物言いです。もし上がり調子でいえば「雨?(雨が降ってるの?)」という疑問文になりますね。それがイントネーションです。

本田圭佑が世界中の子供たちに伝えたかった「最も大切なこと」

シーズンオフやブレイク期間を利用して世界各国を強行スケジュールで飛び回る本田圭佑のビジネスツアーに密着する、本田の有料メルマガ「本田圭佑『CHANGE THE WORLD』」の人気コーナー、「密着“本田圭佑ビジネスツアー”」。

前回に続き、MAG2 NEWSでは今回も、その内容の一部を特別に公開いたします。

本田圭佑自身が取り組む教育事業活動や各国でどんな動きをしているのか、いままで明かされることがなかったツアーの様子やビジネスマン本田圭佑の姿を、本人の名言とともにご紹介します。

2016年初夏、年に2度のビジネスツアーのうち、本田が最初に降り立ったのは日本のお隣である南国・台湾。「サッカーを通して子供たちに夢を持つことの大切さを伝えたい」という想いのもと、世界各国で開催しているサッカークリニック(スクール)の会場へ向かう途中、「スクールは現役のうちにやりたい」と語っていた本田。このあと、本田は汗ばむほどの蒸し暑さが続く台湾で、どんな夢を語ったのでしょうか?

密着“本田圭佑ビジネスツアー” in 台湾 Vol.2

宿泊先のある北投温泉のホテルから、スクールの台北会場であるスタジアムに到着した本田。

そこには、台湾の現地テレビ局の取材班が待ち構えていました。そのインタビューでも、本田は自身のサッカースクールに対する心の内を、通訳に気をつかいながら語り始めました。

 

- なぜ台湾でサッカークリニックを開催しようと思ったんですか? 日本でサッカースクールを始めた理由も教えてください。

「もともと子供たちに夢を与えたいと思って、サッカースクールをやり始めました。同時に思ったのが、現役だからこそ意味があるということ。現役を辞めてからスクールをやる人は、今までもたくさんいたんですね。でも、子供たちって正直だから、引退した選手から何か言われても、そこまでインスパイアされない。

だから僕は現役のうちにサッカークリニックやスクールをやりたいと思い、4年前に始めました。日本の子供たちだけでなく世界の子供たちに目を向けていて、ドイツ、オランダ、ベトナム、タイ、中国などで開催してきました。

台湾はこれからサッカーの人気が高まる可能性が大いにある。その手助けをしたいと思って、ここにきました」

 

ここでも、「現役」のうちにスクールをやることの意味について語った本田。さらに、話は台湾でのサッカースクール設立の可能性、スクールのメインターゲットを小学生にした理由についてにまで及びます。

 

- 台湾でサッカースクールを創立する可能性はありますか?

「もちろんです。それを計画しています。

いつというのは言えないんですけど、近い将来、我々のサッカースクールを台湾に上陸させたい。

子供たちがサッカー選手を目指すきっかけづくりをしたい」

 

- 今回のイベントには、たくさんの小学生が来ています。なぜ小学生向けのクリニックにしたのでしょう。また、これからサッカーを学ぶ子供たちにアドバイスをお願いします。

「小学生をメインターゲットにしているものの、小学生の前からサッカーを教えたいと思っているんですね。我々のサッカースクールは4歳から通えるようになっている。

理由はすごくシンプルで、年齢が若ければ若いほど吸収力があるから。一番大事な技術は、大人になってからでは身につかないと言われている。できるだけ若いときに教えたい。

アドバイスしたいのは、子供のときに技術面をしっかり磨くこと。誰よりもボールを触って、両足で扱えるようにすることが大事だよ、って伝えたいですね」

 

この短いやり取りを見ただけでも、本田が後進の育成に並々ならぬ思いを抱いていることが伝わってきます。

取材を終え、ユニフォームに着替えると、スクールに集まった台湾の子供たちが待つピッチに向けてゆっくりと歩き出した本田圭佑。

この台湾ビジネスツアーで、彼は何を教え、何を教わり、何を得たのでしょうか?

 

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布団のダニは水だと4%しか死なない。家電コンシェルジュが対策を伝授

先日、アース製薬主催の「ダニ対策セミナー」に参加してきたという、メルマガ『旬刊!ブログで言えない家電の話【神原サリーとゆかいな仲間たち】』の著者のひとりで家電コンシェルジュの神原 サリーさん。近年、喘息やアレルギー疾患をもつ人の割合が急増していることもあり、家電業界でダニ対策は一つのトレンドになっているとか。神原さんが今回のセミナーに参加して学んだという、ダニの生態とその対策方法について自身のメルマガで紹介しています。ダニにお悩みの方は必読の内容ですよ。

アース製薬プレゼンツ~ダニ対策セミナーに出席して考えたこと

ダニのいない生活を目指す特設サイト「Danny」を4月27日にオープンしたアース製薬主催の『ダニ対策セミナー』に出席してきました。

日ごろ、掃除機やふとん掃除機、布団乾燥機、空気清浄機、ドラム式洗濯機などの家電製品の発表会の場で、ダニ対策について聴くことの多い立場なので、そんなに目新しい話はなかったのですが、まだまだ知らない人も多いと思いますので、ここに書きとめておきたいと思います。

今回、登壇されたのは、ダニ・アレルゲンの専門家の白井秀治先生。湿度50%程度であればダニは繁殖しないようですが、「気温25度以上、湿度が60%以上」になると、急激に繁殖するとのこと。間もなく梅雨の時期を迎え、気温も湿度も上昇するので、まさにダニの増加の条件がそろい始めるということですね。

元々、ダニは梅雨から、7・8月の夏の時期に繁殖すものだったのに、住宅の高気密高断熱化が進み、今では1年中ダニ対策が必要になってきたのだといいます。すきま風も入らないし、ノドや肌を守るために加湿器を活用させて「暖房+加湿」でダニの居心地のいい環境を作っているのですからね。

ここでなぜ、ダニ対策が叫ばれるようになったのかを振り返ってみましょう。
喘息やアレルギー性鼻炎、アトピー性皮膚炎、結膜炎などのアレルギー疾患を持つ人の割合が、今から17年には約3人に1人の割合だったのが、わずか6年後の平成23年には約2人に1人の割合にまで増加しています。その原因となる「ヤケヒョウヒダニ」や「コナヒョウヒダニ」ですが、ダニそのものは人体に悪さをしませんが、フンや死がいの破片に含まれるタンパク質成分がアレルゲンとなります。

生きているダニは悪さをしなくても、結局はダニを減らすことが、フンや死がい(=アレルゲン)を減らすことになるので、とにかく増やさず、しっかりと駆除してそれを吸引することが大切だと白井先生はいいます。

客の不満が常識を覆す。座ったままスマホが出せるパンツの革新性

不満や問題を解決することがビジネスの基本―そんな「基本」に忠実に、そしてこれまで誰も目を向けなかったビジネスパンツのポケットに注目して成功を収めている企業があります。今回の無料メルマガ『MBAが教える企業分析』で著者の青山烈士さんが紹介するのは、アパレル企業の「バリューイノベーション」。まさにビジネスパンツの世界にイノベーションを起こした同社の戦略・戦術とは?

不便・不満を解決する

座っている時の快適さを追求したビジネスパンツで人気の企業を分析します。

バリューイノベーション(アパレル雑貨の企画・製造・販売)

戦略ショートストーリー

座っている時間が長い方をターゲットに「特許出願済のノウハウ」に支えらえた「座っている時の快適さ」「スマホ、財布が取り出しやすい」などの強みで差別化しています。

今までに無かった「座っている姿勢を想定して作られたパンツ」をオンライン試着システムを活用して販売することで顧客の支持を得ています。

分析のポイント

不便・不満を解決する

いままで、座った時にポケットに入れてあるものが、邪魔と感じたことがある方やポケットの中のものが取り出しにくいと感じたことがある方は多いでしょう。私も座ってする仕事が多いので、お尻のポケットには何も入れないようにしています。

バリューイノベーションのすごいところは、多くの方が、内心ではちょっとした不満を感じているものの、仕方ないと半ばあきらめていること、表にはなかなか出てこないような「心のつぶやきを拾い上げたということです。

ビジネスパンツの長い歴史の中で、「座っている姿勢を想定して作られたパンツがなかったということは、多くの人が不満や問題点に気づいていながらも商品化されていなかったということです。つまり、いまのビジネスパンツのポケットの位置などは、当たり前のものとして誰もが受け入れてきたということです。

ですから、その当たり前のことに疑問を持って商品化に成功した「バリューイノベーション」は、その名のとおりビジネスパンツにもイノベーション(革新)を起こしたといえるでしょう。

コンビニ夏の陣。なぜローソンは「サラダ」推しを打ち出したのか?

今年2月より、ローソンは一部の地域でサラダの種類を従来の約1.5倍にあたる26種類に増やし棚を5段にしたところ、1店舗あたりの1日の平均売上高が大幅に伸びたことから、5月より全国の約1万店舗で品揃えを拡大していくと発表しました。なぜ同社は「サラダ」を戦略商品として選んだのでしょうか、そして勝算はあるのでしょうか。無料メルマガ『ビジネスマン必読!1日3分で身につけるMBA講座』の著者で、MBAホルダーの安部徹也さんが詳しく分析します。

なぜローソンはサラダを次期戦略商品に選んだのか?

今や日本全国に5万5,000店を超える店舗を出店し、コンビニ業界は飽和状態にあるといっても過言ではないでしょう。街を歩けば、わずか数十メートルで、必ずコンビニがあるということも珍しいことではなくなりました。

このような状況下、コンビニ各社は事業拡大に頭を悩ませています。2017年4月20日付の日経新聞では、コンビニ業界に関して次のようなニュースが報道されました。

3月のコンビニ売上高、微増 客単価上昇で2カ月ぶり

 

日本フランチャイズチェーン協会(東京・港)が20日発表した3月のコンビニエンスストア売上高(既存店、速報値)前年同月比で微増の7,920億円と2カ月ぶりに増加した。

 

客数が減った一方、生鮮食品や調理品などのついで買いが増えているとみられ、客単価は増加傾向が続いている。

 

新店舗や他業態との競合で客数は13カ月連続で減り、既存店客数は0.9%減だった。

 

一方で主婦や高齢者に向けた品ぞろえの強化が奏功し、平均客単価は0.9%増の610円と24カ月連続で増加した。

つまり、コンビニ各社はスーパーやドラッグストアなど他業態の店舗に顧客を奪われているばかりでなく、近隣に出店する自社の新店舗に顧客が分散することにより、一店舗当たりの顧客数は減少の一途にあるという課題を抱えているのです。

企業全体で考えれば、既存店の顧客減少を新規店舗の出店で補うということになりますが、コンビニはフランチャイズ形式であり、既存店の顧客数が減少することは一店一店の加盟店のオーナーにとっては由々しき問題ともいえます。

もしあなたが大手コンビニのフランチャイザーであれば、どのような方法でこの問題を解消するでしょうか?

トランプのFBI長官解任騒動は、第2のウォーターゲート事件なのか

トランプ大統領による「FBI長官解任」をきっかけに、全米が大きく揺れはじめています。ロシアとの「不適切な関係」の解明にFBIが更なる力を注ごうというタイミングだっただけに様々な疑惑が取り沙汰され、「第2のウォーターゲート事件」とするメディアも出てきました。アメリカ在住の作家・冷泉彰彦さんは自身のメルマガ『冷泉彰彦のプリンストン通信』で、今回の疑惑とウォーターゲート事件とを比較するとともに、ペンス副大統領による「クーデター」の可能性についても言及しています。

追い詰められるトランプ、ウォーター・ゲート事件との比較

5月9日に発生した「FBIコミー長官解任事件」を契機として、トランプ政権の周辺には動揺が続いています。問題は3つあります。

  1. 今回の騒動で、トランプ陣営の「ロシアとの癒着疑惑」が深まった。
  2. コミー前長官に対する脅迫など、大統領の言動が更に粗雑化している。
  3. ホワイトハウス内部にも動揺が見られる。

一般的には1.が話題になっています。特に、今回の解任は、「上院情報委員会が解任されたマイケル・フリン前安全保障補佐官への文書提出召喚状を交付」という事件と重なっていますし、コミー氏が「ロシア問題に関する捜査の拡大を進めていた矢先という微妙なタイミングとなっています。

これでは、政権として、あるいは大統領として「やましいところがあると言っているようなものです。議会では民主党側のほぼ100%、共和党議員の多くも首をかしげているという状況です。また、この問題に関する「特別検察官の設置」についてNBCとWSJが行った連合世論調査によれば(15日朝のNBCニュースによる)78%が賛成という数字が出ています。

ですが、先週からの動きを見ていると2.と3.の問題も大変に気になります。例えば、コミー長官に対するツイートとして

James Comey better hope that there are no ‘tapes’ of our conversations before he starts leaking to the press!
(筆者意訳:ジェイムズ・コミーはどうせ会食時の内容をメディアに喋るだろうが、あるコトないコト言う前に、せいぜい録音されていないことを祈ったらどうなんだ)

などと「脅迫とも取れる発言をしています。また側近たちに対しては、

As a very active President with lots of things happening, it is not possible for my surrogates to stand at podium with perfect accuracy!….

などという放言もしています。上記と同様に意訳してみますと「俺様は独断専行だし、事態は急展開するし、側近連中にしたら演壇に立たされても100%正確なことを喋るのは無理ってもんだ」というような暴言をツイートしています。

この良くわからない「俺様は独断専行」というツイートですが、12日に放映されたFOXニュースでのインタビューでは、「ホワイトハウスの定例記者会見を止める」とか「その代わりに2週間に1回自分が会見する」などという変則的なことを言っているわけで、その両者を合わせると報道官など側近との間でも人間関係がギクシャクしてきている証拠と見ることができます。

こうなると、大統領としての資質能力に関して改めて疑問が湧いてくるわけですし、世論の約8割が特別検察官の設置を望んでいるというのは、ある意味では大変に深刻な状況です。

小田急電鉄はどうやって「箱根」をドル箱観光地に変えたのか?

日本の人気温泉地と聞いて、真っ先に「箱根」を思い浮かべる人は少なくありません。国、年齢、性別に関係なく楽しめる箱根がもつ無限の魅力。それは、箱根の仕掛け人とも呼べる「小田急電鉄」の存在なくしては語れません。「テレビ東京『カンブリア宮殿』(mine)」は、放送内容を読むだけで分かるようにテキスト化して配信。今や国を超えて世界中の人々を魅了する「箱根」を作り上げた小田急電鉄の秘策とは?

絶品、絶景が続々~最強温泉・箱根、集客の秘密

芦ノ湖から富士山を望む神奈川県・箱根年間2000万人が訪れる日本屈指の温泉地だ。

いったい何が客を引きつけるのかというと、例えば芦ノ湖のほとりに最近できた「ベーカリー&テーブル箱根」。大にぎわいの店内で売れまくるのは焼きたて、アツアツのパン。その味わいはどれも個性的。厨房で揚げているのはサクサク食感の「米粉のカレーパン」(345円)。割ってみると丸ごとのゆで卵が入っている。

でも、客の一番のお目当ては長いテラス席。なぜか客が次々と裸足になり始めた。すると、下には足湯が。ここは足湯につかりながらパンが食べられる箱根の新名所なのだ。

箱根にはそんな魅惑のスポットが続々と誕生している。

去年できた施設「茶屋本陣 畔屋」は、小田原の絶品の店が集結するちょっとユニークな商店街。例えば1894年に創業した「しいの」には、選りすぐりのおつまみや美味しそうな珍味が並んでいる。その全てを、炊きたてのご飯にのせて無料で味見することができる。中でも一押しは梅に小魚と昆布を合わせた「うめぇじゃこ」(130g540円)だ。

一方、1865年創業の蒲鉾の名店「鈴廣」も、ここでは一味違う。作っているのはおいしそうなたこ焼きだが、「周りの衣が魚のすり身でできている」という。箱根でしか味わえない「かまぼこ屋のたこ焼き」(6個入り500円)。カツオ節と特製甘辛ソースの組み合わせが病み付きになる。

連日行列ができる「箱根湯寮」もユニークな新スポット。廊下にはいくつもの扉が並んでいる。扉を開けると休憩スペース、その向こうには露天の岩風呂が。隣の部屋を覗いてみると、こちらは五右衛門風呂。実は貸し切りで利用できる贅沢な日帰り温泉だ。2部屋で1時間3900円から。プライベートな空間で温泉を楽しめると、大人気なのだ。

箱根はそんな魅力的な新スポットで客を呼び込み、全国の温泉地ランキングでも圧倒的トップに君臨し続ける王者だ。そこには箱根の仕掛人とも呼べる企業があった。それが新宿駅を拠点に路線を持つ小田急電鉄だ。「畔屋」も「箱根湯寮」も小田急グループが運営する施設なのだ。

事実なら議員辞職もの。加計学園「総理のご意向」スクープの衝撃

秋篠宮家の長女眞子さまが大学の同級生と婚約されるというニュースが各紙一面を賑わせていた5月17日、朝日新聞の朝刊1面にとあるスクープ記事が掲載されました。それは「第二の森友学園」とも言われ、安倍総理の「知人」が理事長を務める岡山市の学校法人「加計学園(かけがくえん)」が、国家戦略特区に獣医学部を新設する計画について、文科省が、特区を担当する内閣府から「(安倍)総理のご意向だと聞いている」などと言われたとする記録を文書にしていたことがわかった、というものでした。メルマガ『uttiiの電子版ウォッチ』の著者でジャーナリストの内田誠さんは、この記事内容を受け、もしこれが事実であれば「総理辞任、議員辞職もの」だと指摘しています。

安倍氏が国家戦略特区を私物化か

【朝日】は1面トップにスクープを載せている。 見出しを以下に。

  • 新学部「総理の意向」
  • 加計学園計画
  • 文科省に記録文書
  • 内閣府、早期対応求める

uttiiの眼

安倍氏の知人が理事長を務める岡山市の学校法人「加計学園」が、愛媛県今治市内の国家戦略特区に大学の獣医学部を新設する計画について、文科省が、特区を担当する内閣府から「官邸の最高レベルが言っている」とか「総理のご意向だと聞いている」と言われ、そのことを文書で記録していることが分かった、というもの。

記事を読むと、《朝日》は「一連の文書」を入手しており、その中には「10/4」などといった具体的な日付が記されたり、文科省や首相官邸の幹部の実名、「加計学園という具体名が書かれたりしたものもあること、さらに、この間の経緯を知る文科省関係者への取材で、これらの文書は「昨年9~10月に文科省が作った」ことを認めていて、文書の内容は同省の一部の幹部の間で共有されているとしているらしい。

他人への大切さを忘れ、何となく「戦争」に向かう日本人

北朝鮮による挑発行動で、日本国内でも「戦争」「防衛」「先制攻撃」などといった、きな臭いキーワードを日常的に目にする昨今の日本。メルマガ 『ジャーナリスティックなやさしい未来』の著者でジャーナリストの引地達也さんは、「戦争」の是非について論じようとすると、すぐに左右のイデオロギー対立に誘導されてしまうと述べた上で、もっと「人を大切にする」という基本的な論理から考えるべきだとの持論を展開しています。

戦争という現実、人を大切にするという倫理から考えたい

北朝鮮の挑発行為に対して「戦争が現実味を帯びた未来として語られるようになった。いつの間にか、という感覚の中で海上自衛隊が米国の空母の護衛につき、その任務の支援を行っている。

2001年の米中枢同時テロを受けての米軍主導のアフガニスタン攻撃の際、海上自衛隊はインド洋で軍の給油活動をしたこともあったが、今回は同じアジアの海域で朝鮮半島をめぐる問題の対処として位置づけられているから、「私たちを守るため」という雰囲気を醸し出しながら、何となくの戦いがすでに始まっているのかもしれない。日清戦争、日露戦争、そして日中戦争から太平洋戦争まで、どの戦争の歴史も庶民にとっては何となく始まった感覚が伝えられているから、多くの方が指摘しているように、今は戦後ではなく、戦争以前、ということである。

日常が突然、戦争の世になることは、最近ではシリア内戦やウクライナなどでも知っているはずだが、それは遠く欧州や中東の話だった。

今は隣国の出来事である。日常に入り込んだ戦争に私たちは抗う術はないから、今から考えなければならない。日清、日露、日中、太平洋戦争も世論の多くは戦うことを拒否しなかった。権力により世論は作られたにせよ、大きな抵抗は消された。例えば、内村鑑三が日露戦争に反対し萬朝報を辞したのは事件となったが、それが潮流を変えることにはならなかった。そして、今、身を挺して警告を発する人さえいない。それは悲しい。となれば市井の方々が声をあげるしかない。そんな思いでいたら、ある障がい者が話をしたい」と私のもとにやってきた。