先の大戦前夜に酷似。米中が加速させる分断と「一触即発」の危機

先日掲載の「在日米軍司令官『日本を助ける』尖閣支援を明言。中国をけん制」等の記事でもお伝えしているとおり、習近平政権による露骨な海洋進出に対して一歩も引かぬ姿勢を鮮明にするアメリカ。両大国による世界の分断は加速する一方ですが、その先には何が待ち受けているのでしょうか。元国連紛争調停官で国際交渉人の島田久仁彦さんは今回、自身のメルマガ『最後の調停官 島田久仁彦の『無敵の交渉・コミュニケーション術』』で、「世界は一触即発の危機に近づいてきている」として、そう判断せざるを得ない理由を記しています。

 

米中冷戦が加速させる世界の分断

新型コロナウイルス感染拡大が世界に広がるにつれ、世界の分断が明確かつ不可逆的な様相を帯びてきました。

【中国の覇権国としての台頭】、【トランプ政権の誕生による『自国ファースト』の明確化と世界への波及】、【Brexitと欧州の統合の弱まり】、【トルコ・エルドアン大統領による米ロを両天秤にかけた“帝国復活”のためのギャンブル】、【シリア“内戦”を巡る欧米諸国と中東諸国の思惑】、【米・イラン関係の緊張の高まり】、そして【米中貿易“戦争”の激化】など、COVID-19の世界的パンデミックによる影響以前にも、国際秩序の分断とブロック化の兆しはありました。

しかし、COVID-19が猛威を振るい、世界中でモノと人の移動が制限され、それは物理的な分断のみならず、心理的な分断を加速させました。そして地政学的な思考が国際社会に再興し、今、米中を軸としたブロック化を顕在化しています。

そのきっかけは、新型コロナウイルス感染拡大の影響への対応に追われる諸国を尻目に、いち早くコロナ禍から抜け出した中国が仕掛けた欧米による支配への挑戦でしょう。2019年初めから加速させたOne China, One Asia政策はコロナの背後で本格実施され、中国はアジア全域で同時進行的に強硬姿勢の徹底に打って出ます。

その典型例は、【香港国家安全維持法の制定】【南シナ海での領有権主張の名言と南沙諸島海域の軍事化】【尖閣諸島海域への連日の侵入と空母・遼寧を筆頭とした攻撃群投入による日米同盟への威嚇】【欧州諸国の統合への横槍(マスク外交などでの中東欧諸国への支援と南欧諸国への接近)】といった具合にいくつでも並べることが出来ます。

中国がこのような動きに出た当初は、各国ともコロナとの闘いに追われて中国に行動の自由を与えてしまった感がありますが、香港国家安全維持法の制定を巡る騒動を機に徐々に対中包囲網が築かれ、今では程度の強弱はあるのでunified actions against China blockとはなっていませんが、対立が各方面で鮮明化してきています。

特に米中間のやりとりを見ると、もうお互いに振り上げた拳を下げることが出来る状態にはなく、対立と言動のエスカレーションが加速し、それにそれぞれのブロックに付く諸国が振り回されている状況です。日英欧豪NZそして東南アジア諸国は完全にその影響下にあると言えるでしょう。

オセアニアの両国(豪州とニュージーランド)は、香港国家安全維持法の制定を機に、アメリカの対中強硬策に乗っかり、中国批判を強め、自国経済の中国への過度の依存からの脱却を図ろうとしています。「一国二制度」の維持を条件に香港政府に与えていた諸々の特恵待遇を停止し、「香港の中国化」を前に次々と犯罪人引き渡し条約の一方的な停止を宣言しています。特に豪州については、アメリカ政府と歩調を合わせ、南シナ海における中国の領有権主張に対しても「完全な国際法違反」と糾弾し、中国との対決姿勢を強めていますが、中国からの報復措置に直面し、国内世論を分けるような議論の真っ最中です。

中国としては、報道ベースでみれば「批判に対して真っ向から反論」というように一見、受動的に対応しているように見えますが、実際には【意に関せず】という姿勢を見せたいのか、逆に強硬姿勢および報復措置をエスカレートさせています。例えば、報道されていませんが、7月30日、香港国家安全維持法ベースで初の外国籍の逮捕者が出ましたが、まだ情報が錯綜してはいますが、どうも英国人とオーストラリア人だったようで、両国に対する揺さぶりをかけている模様です。

 

バイデン氏が米次期大統領になれば、中国がさらにつけ上がる理由

トランプ米大統領が自身のツイッターで大統領選挙の延期に言及しましたが、アメリカという大国の舵を次に取るのは民主党のバイデン前副大統領という見方が強まっています。そこで重要となってくるのが、バイデン氏の対中政策。混迷を極めるほど米中の対立が深刻化する中、もしバイデン氏が次期大統領になった場合、どのように進めていくのでしょうか?米国在住作家の冷泉彰彦さんは、自身のメルマガ『冷泉彰彦のプリンストン通信』で、バイデン氏の対中政策について言及。二国間の交通整理ができるかどうか不安が残ると語っています。

不安が残るバイデン政権の対中政策(読者の方の質問より)

バイデンの政権構想はここへ来て少しずつ内容を公開するようになってきています。特に内政については7月8日に発表された「バイデン=サンダース・タスクフォース」の政策協定でかなり具体的になりました。

環境フレンドリーな経済に寄せるし、それはオバマ時代に戻すというレベルではなく、最終的な排出ガスゼロを実現できる中期構想を伴うものにする、協定ではそうした方針が各論とともに示されました。かといって「排出ガス削減を実現してしまっている」という「コロナ危機の現在」を凍結するというような経済無視の暴論では「ない」内容になっていました。

つまり実現可能な範囲であるが、その中では「相当に左」という内容です。一方で、民主党の党内左右両派が激しく対立していた「医療保険制度改革」においては、左派がやや譲った格好です。具体的には「民間の医療保険、雇用にリンクした福利厚生としての医療保険は残す」として、その一方で「個人加入のオバマケアは政府を単一支払い者とした公的保険(パブリックオプション)とする」という線でまとまっています。

これは実現可能な政策の中では「現在、そしてオバマ時代よりは左」ですが、「サンダース派の主張よりは相当に現実寄り」となっています。もしかすると、サンダースやAOC(アレクサンドリア・オカシオコルテス議員)との交渉にあたってバイデン側は、この2つを一括して取引をしたのかもしれません。

いずれにしても、この合意を受けてバーニー・サンダースは「これでバイデン政権は、FDR(「ニューディール」を遂行したフランクリン・デラノ・ルーズベルト)以来最も左派(プログレッシブ)な政権になる」と喝采を送っています。

またこの政策合意と同じ時期に、この合意とは別に「富裕層への徹底的な増税」を主張したことで、AOCは共和党の議員から侮辱的な暴言を吐かれていますが、これを徹底的に論破して撃退、その様子は広く拡散して政治家として大いに追加のポイントを稼いだ格好です。

そんなわけで、内政の方針としては、かなり左派が主導権に食い込んでいる中で、下手をすると財政規律が大破綻する危険もある一方で、当面の選挙ということでは、左右両派の連携は恐らく相当程度に行けるのかもしれない、そんな空気となって来ました。少なくとも2016年の失敗を繰り返さないということについては、民主党全体に相当な反省があり、またその結果としての政策合意が実現したと評価できます。

森友問題で自殺の赤木さん妻が明かす、責任者がつい漏らした本心

学校法人「森友学園」の国有地売却問題を担当していた財務省近畿財務局職員の赤木俊夫さん(当時54)が自殺した問題を巡り、赤木さんの妻雅子さんが、佐川宣寿元国税庁長官と国に約1億1000万円の損害賠償を求めた訴訟の第1回口頭弁論が15日、大阪地裁で開かれました。「真実が知りたい」ただその一心で臨んだ雅子さん。第三者による客観公正な調査を求めるものの、安倍首相や麻生財務大臣に応じる気配は全くありません。元全国紙社会部記者で、メルマガ『国家権力&メディア一刀両断』の著者である新 恭さんが、この口頭弁論の様子を詳細にレポート。文書を改ざんしてまで、責任を免れようとする不誠実な安倍官邸と保身官僚たちの裏を暴いていきます。

財務省森友報告書の責任者が明かした公文書改ざんの真相

公文書改ざんを押しつけられた夫は自殺し、財務省、官邸の関係者たちは、責任をとることなく、のうのうと生きている……

森友学園問題で自殺した近畿財務局職員、赤木俊夫氏の妻、雅子さんは、7月15日、国と佐川宣寿・元財務省理財局長を訴えた裁判の第1回口頭弁論で陳述し、無念の思いをぶちまけた。

「夫は改ざんしたことを犯罪と受け止め、国民の皆さんに死んでお詫びすることにしたんだと思います。安倍首相は自分の発言と改ざんには関係があることを認め、真相解明に協力して欲しい。安倍首相、麻生大臣、私は真実が知りたいです」

いまだに明らかになっていない真相。国はすべてを知っているはずなのに、核心部分をぼかし、2018年6月4日「決裁文書改ざん調査報告書」なる財務省の内部調査結果を公表して、お茶を濁した。

報告書をまとめた責任者は、当時の財務省秘書課長、伊東豊氏(金融庁監督局審議官)だ。省内の職員や官邸出向組のほか、OBも含めてヒアリングをしており、事実関係を最も知り得る立場にあった。

赤木雅子さんは、裁判開始と時期を合わせて出版した「私は真実が知りたい」(相澤冬樹・元NHK記者との共著)において、伊東氏から直接聞いた証言を公開している。調査報告書では安倍首相の国会発言と文書改ざんの関係を明確にしていないが、雅子さんに対しては本心を漏らしていたのだ。

その内容にふれる前に、報告書ではどのように書かれていたかを確認しておこう。以下は、そのポイントとなる部分だ。

◇17年2月17日の衆議院予算委員会で内閣総理大臣から、本人や妻がこの国有地払い下げに一切関わっていないことは明確にしたい旨の答弁があった。

◇17年2月24日の衆院予算委員会で、本省理財局長は「売買契約に至るまでの近畿財務局と森友学園との交渉記録というのはございませんでした」「面会等の記録につきましては残っていないということでございます」と答弁した。

◇本省理財局の総務課長から国有財産審理室長および近畿財務局の管財部長に対し、総理夫人の名前が入った書類の存否について確認がなされた。…理財局長はそうした記載のある文書を外に出すべきではなく、最低限の記載とすべきであると反応した。具体的な指示はなかったものの、総務課長と国有財産審理室長は決裁文書の公表を求められる場合に備えて記載を直す必要があると認識した。

つまりこういうことだろう。「妻と私が関係していたら議員も総理もやめる」という安倍首相発言のあと、近畿財務局と森友学園との交渉記録などを野党に求められた佐川局長は「記録は一切残っていない」と答弁した。

総理夫人の名が記された書類があるかどうか確認したら、あることが判明した。佐川局長は「記載のある文書を外に出すべきではなく、最低限の記載とすべきである」と省内で語り、それを聞いた総務課長らは決裁文書の書き換えが必要だと認識した。

コロナのおかげ。TVプロデューサーが悟った、自分に正直な生き方

新型コロナウイルスの感染拡大が続き不安な日々が世界中で続いていますが、テレワークの急速な発達など、私たちの生活に大きな変化をもたらしたことも事実です。そんなコロナ禍が与えてくれた「恩寵」について語っているのが、TVプロデューサーとして「からくりTV」「金スマ」などを企画制作した、バラエティプロデューサーの角田陽一郎さん。角田さんは自身のメルマガ『角田陽一郎のメルマガDIVERSE』の中で、コロナを機に「なるようにしかならない」と悟った心境を明かし、コロナ後の生き方について持論を展開しています。

コロナと恩寵

本当ならば先週末にはオリンピックが始まっているはずでした。しかし、今やこの生活が本当の現実なわけです。とてもこんな事態に及ぶとはほんの半年前までは思ってもいなかった、その事実に愕然と呆然と唖然としますね。

一方で、こんな(今までの想像していた)未来と、違う未来に向かおうとしている世界に、なんていうかうまく言えないのですが、なんかワクワクしている自分もいるのです。うーん、ワクワクというのとは違うかな? ドキドキかな?

でも、そんな予想できない未来に、というかそもそも未来は予想できないわけですから、そんな想像もつかない未来に、むしろ想いを馳せるって時に、ある種の想像がつく範囲内で予想外に一喜一憂するくらいなら、むしろ全くの想定範囲を超えた未来に、自分の残りの人生を投入するってのも、なんかドキドキするわけです。どうせ人生は一度きりですしね。

でもそれと同時に、その一度きりをどう使うか? なんて、実はどうでもいいような気もしているわけです。どうでもいいだと、ぶっきらぼうすぎるなら、なるようにしかならないと、たかをくくるしかないんだと思っているわけです。で、この心境になったのも、実はこのコロナ禍のおかげなんだと実は思っています。いままではいい意味でも悪い意味でも、もっといろんなことを細部まで考えていたような気がします。なんか他人の目を気にしているというか、結果にコミットしているというか、目的があって、その目的を遂行するために日々着実に生きているというか。

でもそんな、なんていうか生きるためのプレッシャーみたいなものを多かれ少なかれ皆持っているんだと思うんですけど、そんなプレッシャー自体が意味のないものなんじゃないか? むしろ生きている時には不必要なものなんじゃないか? ってそんなことを思うようになりました。

まあ、今回も行きつ戻りつ、漠然とした文章ですが、でもそんな文章でいいやって思いで書きますので、まあお付き合いください。

決めることのプレッシャー

何かを決めるって行為は何なのでしょうか?

人は何かを決める時に、多かれ少なかれプレッシャーを感じますよね。何かを決めるとは、何かを判断するってことです。ということは、プレッシャーというのは、つまりこの自分の判断する行為に深く関係しているんだと思うわけです。

では、なぜそんな判断をする時に、人はプレッシャーを感じるのでしょうか?

まず第一の理由は、その判断で、正しい方向に行きたいからってことですよね。判断を間違うのが怖いわけです。

その判断が正しい方向を指し示せているかなんて、とても心もとないわけです。なので不安を感じます。その不安を喚起する力をプレッシャーと呼んでいるわけですよね。

でもこういう風に考えると、そんなことでプレッシャーを感じるのは今や全くもってナンセンスなんだって同時に思うわけです。だって、さっきも述べたように、未来に向かって、もうどんな判断をしたって、そんな自分の判断では想像できない方向に世界は向かってしまうかもしれないわけですから、つまりその判断で(仮に)間違えた方向に行ったとしても、それはもう仕方がないことだったりするわけです。そう思うと、僕はこのコロナ禍で、ある意味、判断をすることから来るプレッシャーからむしろ解放されたっていうことなのかもしれません。

このプレッシャーからの解放を、このコロナ禍で(僕は)感じているから、そんな不確かな未来にむしろワクワク(ドキドキ)できるようになったとも言えるわけです。これは、ある意味おかしな感覚ですが、世界がより不確かになったので、判断の不確かなことが自分のせいではなくなって、肩の力が抜けて気が楽になったってことなんでしょうか? 今この文章を書いていて、気付きました。きっとそうなんですね。やはり自分の頭の中の漠然とした想いを、ロゴス(言葉)にしてみるということは、意味のあることなんですね。このからくりが見えたわけで、自分がこの文章を書いていて、少なくともより頭の中がクリアになりました。

そして、プレッシャーのもう一つの原因は、それは他人の目が気になるからですよね。自分の選んだ判断が、自分の中では納得していても、ちょっと周りの人に相談してみると、家族だったり、恋人だったり、会社の人だったり、なんならSNS上の反響とか、そんな他人のリアクションが気になって気になって仕方がないわけです。なので、そんな他人の目を気にして、人は判断をしなければいけないことが、とてもプレッシャーを生むんだと思うのです。これはある意味一つ目の原因より強い場合が多々あります。特に社会や組織で何かを決めなくてはいけない立場の人は、自分の想いよりも他人の目の方がキツかったりするんだと思うわけです。

でもこれは、致し方ないことです。だって人は一人では生きていけないから。他人の力がないと生きられないからです。つまり、その人が判断を間違えると、そんな他人の集合体である組織や社会の信用を失うってことを意味するからです。このプレッシャーは半端ない力です。そして大部分の悩みはそんな信用を失うことへのプレッシャーなんだと思います。

では、そんな二つ目のプレッシャーに対して僕たちはどうすればいいのでしょうか?

リスク厭わずボランティアの応募殺到13万人。米ワクチン開発事情

新型コロナウイルスのパンデミックは全世界的に収まる気配がなく、誰もが一刻も早いワクチンの完成を願っています。そして7月27日、アメリカから、2社のワクチン候補がそれぞれ臨床試験の最終段階に進んだとのニュースが入ってきました。『メルマガ「ニューヨークの遊び方」』著者でNY在住のりばてぃさんが、このニュースを中心に現在のワクチン開発事情を伝えてくれます。りばてぃさんによれば、治験にはリスクがあるにもかかわらず、多くのボランティアの登録が報告されていて、期待や願いの強さを物語っているようです。

新型コロナのワクチン事情

(1)治験が最終段階へ

今週、新型コロナウイルス関連の話題が様々出ているが、中でも注目なのは、現在開発中のワクチンが承認手続き手前の最終治験段階に入ったということだろう。この話はYouTube動画でも解説しているが、追加情報を加えて特集でもお伝えしようと思う。

まず、7月27日、マサチューセッツ州のケンブリッジ(ボストンの隣街)にあるバイオ医薬ベンチャーのモデルナ(Moderna)が開発中の新型コロナのワクチン候補の臨床試験が最終段階であるフェーズ3に入ったと発表。すでにワクチン投薬が始まっており、主にモデルナが拠点とするケンブリッジやボストン周辺の病院での治験が進められている。今後、アメリカ国内のおよそ3万人に治験する予定とのこと。

加えて、この日、モデルナの他にファイザーも治験最終段階に入ったと発表。同社はドイツの研究機関との共同開発で、アメリカ国内だけでなく世界各地で3万人規模の大規模治験を行う予定だ。また、経過観察は10月まで行うとのことで、ワクチンの効果が証明された場合、少なくとも2~3ヶ月の効果は証明されるのではないかと期待されている。
Late-stage clinical trial for Moderna’s COVID-19 vaccine is launched nationwide
Pfizer enters phase 3 Covid-19 vaccine trial

ところで、新型コロナ用ワクチンは他にも数多く開発中で、現在、前臨床試験中の開発途上のものは140種類以上、治験段階のものは25種類ある。上記2社の他に最終段階のフェーズ3にあるのは、イギリスのアストラゼネカとオックスフォード大学との共同開発のもの、中国北京のシノバック、武漢そして北京のシノファーム…となっている。
ABC News COVID-19 VACCINE WATCH

さらに治療薬に関してはすでに250種類ほどが治験段階にあると伝えられている。万が一、かかった場合は治療しかないので治療薬への期待も高い。

なお、治験はフェーズ1からフェーズ3までありフェーズ1、2で健康な成人への治験で効果の証明、また即時的な副作用が出ないことを確認した上でフェーズ3に進むため、今度は多種多様(年齢、性別、人種ばらばら)の多くの人々に大して治験して、果たして同様に効果はあるのか副作用はあるのか、あった場合はどんなものがあるのかなどが検証されていく。

効果が確認されれば、米国食品医薬品局(FDA)に申請して承認されれば、一般市場に出るという流れだ。ちなみにアメリカ政府はモデルナなどに巨額投資・資金支援をしており、ワクチンが完成次第、アメリカ国民に投与していく方向でいる。

気力が湧く「カテコールアミン」とは?筋トレのプロに聞いてみた

新型コロナウイルスの影響でスポーツの大会やイベントはことごとく中止になり、競技によっては練習も制約があって、モチベーション維持に悩む競技者が多くいます。メルマガ『届け!ボディメイクのプロ「桑原塾」からの熱きメッセージ』著者の桑原弘樹塾長は読者の質問に答え、やる気向上に関わる「カテコールアミン」について解説。ドーパミンもノルアドレナリンも副作用があり分泌されるほどよいわけではなく、バランスを保つことが重要と説明しています。

カテコールアミンとは何ぞや

Question

shitumon

多くの大会が中止となり、トレーニングにも練習にもヤル気が起きません。知り合いがカテコールアミンなるものを増やせばいいのだと言うのですが、いったい何ものでしょうか。そもそも簡単に増やす事は可能なのでしょうか。(35歳、男性)

桑原塾長からの回答

カテコールアミンとは神経伝達物質の事で、アドレナリン、ノルアドレナリン、ドーパミンを指します。そしてこれらの材料となるのがチロシンです。カテコールアミンはどれも脳内の神経伝達物質ですが、ドーパミンはノルアドレナリンの前駆体となり、またノルアドレナリンはアドレナリンの前駆体という関係なので、それぞれが関連しあって成り立っている物質でもあります。

覚醒していく際に増える物質であるため、日中の活動的なシーンにおいては必要となり、逆に夜間の沈静を必要とする際には増えすぎないようにしたい物質となります。

トレーニングに向けては、覚醒に必要な神経伝達物質が優位になる事はいいことですが、チロシンを飲んだから即覚醒するかと言われれば、それほど単純な反応ではないように思います。むしろそこに加えて適度なトレーニングを心地よく行っていくうちに分泌されていくのが自然かもしれません。しかし、カテコールアミンが、それぞれどういった役割を担っているのかはとても面白いですから、ご説明したいと思います。

ドーパミン

ドーパミンは「報酬系」などとも呼ばれる神経伝達物質で、快楽と密接という特徴があります。私たちは何かを頑張った時に達成感のような感覚をもちます。更にはそこで成果をあげた場合はこの成果が頑張ったという努力への報酬ということになり、そこで大きな快楽へと繋がっていきます。この時の快楽を感じる原因となる脳内の主役がドーパミンなのです。

トレーニングの際にも最初はジムに行くのが億劫だったり気乗りしないことがあるでしょう。しかし、気を奮い立たせてジムに足を運び、更にはしっかりとトレーニングが出来たような時、なんとも言えない充実感や達成感を感じる事があります。こんな時は、恐らくトレーニング後に脳内にドーパミンがしっかりと分泌されているはずなのです。

ドーパミンに限った事ではありませんが、神経伝達物質は多ければ多い程良いという事ではありません。快楽を感じるとは言っても、ドーパミンも万能ではないのです。それはもし過剰になった場合に、依存症などの副作用を生じることがあるからです。

報酬系なので、それなりの報酬(成果)があった場合はバランスがとれていますが、成果が伴わなかった場合にも分泌されてしまうため、それがストレスとなりドーパミンの過剰状態が生まれてしまいます。例えば、パチンコなどの依存症も、実はこのドーパミンの過剰分泌が影響していると言われています。

中国人も日本人も同じ。「成功者に群がる亡者」という共通の構図

毎回中国からお役立ち情報を届けてくださる、無料メルマガ『上海からお届け! 簡単3分、写真で覚える生活中国語』の日本人著者・ジンダオさん。今回は読者からの、「中華圏の人からビジネスの相談を受けたとき、どうすべきなのか」という質問に、自身の経験を交えつつ答えています。

中国人の友人にビジネスの相談を受けた!どう対処する?

私も体験があることですが、どう向き合えばいいか分からないですよね。メルマガ会員さんからも質問があったので私なりの見解をご紹介したいと思います。

距離が縮まると何かと相談をしてくる中国人。どこまで許容するか、だと思います。

旅の楽しみ。出会った中華圏の人たちからの相談

メルマガ会員さんから中国旅行や台湾旅行で知り合った中国人や台湾人に自分のビジネスに関係する日本企業や日本人を紹介してくれないか?と相談を持ちかけられたそうで、どう対応したらいいものか。と質問がありました。

メルマガ会員さんには「断った方がいい」と回答したのですが、理由は下手に回答するとグイグイと次の相談がやってくるから。

仲の深さにもよるんですが、しっかり責任を持って対応できないなら下手に回答せず、断る方がいいと思ったから。間違いなく次も頼ってくるんですよね。

紹介するのはいいんですが、紹介先の迷惑にならない友人なのか。もしくは紹介後も困った時に最後まで自分がフォローできるのか。もしくは許し合える間柄なのか。

そんな事を念頭に置いて判断した方がいいですよね。結局頼る日本人が居ないから相談をしている可能性がある訳ですから。

私もあった中国人に相談された実体験

実は私も同じ職場だった中国人(日本語可)に似たような事を相談されたことがあります。私の場合は「中国で日本のウイスキーを販売したい友人がいるんだが何か人脈がないか?」という相談でした。

ちなみに私の場合は相談してきた中国人との付き合いは8年以上。プライベートでも食事する仲。ただし離職後はそんなに連絡を取り合ってない関係。

私の場合は「そんな人脈はない」「日本語が出来るんだから自分で調べろ」「他の日本人に相談しろ」と伝えたのですが、それでも引き下がらない厄介な中国人。

その理由は「ジンダオ、顔が広そうだから」本当、相手のことを考えていない野郎です。また私の前に他の日本人に相談して、その日本人が私に相談しろと話を振ったようなのです。みんな自分勝手。

一人だけ思い当たる節はあったのですが迷惑もかかる。しかし一向に中国人の彼は引き下がらない。

仕方なくお酒関係の仕事をしている友人に相談してみると「最近、中国人からその手の話をよーく受けるんですよ」と一言。

「同じ事を考える輩が多い」と聞いた瞬間、それ以上は話を伝えず謝って、質問してきた中国人に「無理だって。同じ考えを持っている中国人が多くて対応できないんだと」と答えてオシマイにしたのでした。

ウイスキーの次は投資だぜっ!

正直、私に相談する時点で終わっている感じもするんですよね。私は単なる日本人ってだけなんで。顔が広い訳でもなく。その上、私は相談してきた中国人の友人がどんな人物なのか知らない。そんな相手に下手に人を紹介できないです。

中国人は短期勝負が大好き。なので流行りはじめの日本のウイスキーに飛びつきたい。コネも人脈もない。そうだ日本人のジンダオだ!とその程度の発想なんだと思います。

その後、彼とはもう一つの頼まれごとをきっかけに疎遠になってしまいました。

次に相談があったのは「投資話」でした。

ある日、久しぶりに彼からの電話が鳴りました。ちょっと相談したいと。ウイスキーの一件もあるし「面倒だな」と思ったのですが、彼の話を聞くと自分の友人が会社を作った。会社は投資会社でリターンも良い。お前も儲け話に乗らないか?という、よーくある話。

数年前の上海で地方都市の開発をうたった投資会社が竹の子なみにニョキニョキ起業していた頃の話で、70歳を越えた老人を中心に投資話を持ちかけて問題になっていました。

そんなタイミングでこの話。ちなみに投資額は最低20万元(300万円ほど)から。あら、ジンダオの1ヶ月分のお小遣いと同じじゃありませんか(信じないでくださいよ。真面目な人が多いんで)!

そこで私が聞いたのは「ところでお前は幾ら、友人に投資するんだ?」と質問をすると、「俺は家族もいて、小さい子供もいて、自宅のローンがあるので投資しない」と優等生の回答。

「友人のお前が投資しないのに、なんで俺が顔も知らないお前の友人の会社に投資しなきゃならんのだ?」と言い返し回答を求めると「なら、いいよ。ごめんごめん」と半ギレで電話が切れたのでした。

はっきりいって思考が破滅しています。

これは完全に自分のメンツだけを考えた行動と思うんですよ。

古い馴染みの付き合いのある友人がお願いをしてきた。自分はリスクを取りたくない。が、紹介してメンツを立てたい。だから誰かいないかと探す。居た!ジンダオ!!自分勝手な考えなんですよね。

こんな自分勝手な相談事が何回かあり、関わると疲れるので彼とは距離を置くことに。たぶん彼は軽く相談しただけで、悪いことをしたという意識はないと思います。

一つで終わるから伝わらない。実は「繋げて褒める」が効果的な訳

褒められて気分を悪くする人はそう多くありませんが、あまりにおざなりだったり取って付けたような褒め方をされた場合、かえって冷めてしまうもの。では、販売のプロフェショナルはお客様をどのように褒めているのでしょうか。今回の無料メルマガ『販売力向上講座メールマガジン』では接客販売コンサルタント&トレーナーの坂本りゅういちさんが、自らも実践している「繋げて褒める」という手法を紹介しています。

繋げて褒める

褒めることに関しては、これまでの配信でも何度かお伝えしてきたと思います。今回もその一部です。

褒めるのが得意な人、苦手な人はいますが、苦手な人の多くは、褒める内容もそうですが、褒め方自体があまり上手ではないことが少なくありません。「そこ褒めます?」みたいなこととは別に、「そういう褒め方で喜びます?」みたいな褒め方が下手なことが多いわけです。

そうなってしまう原因のひとつに、単体で褒めてしまうという理由があります。単体で褒めるというのは、「綺麗ですね」「かっこいいですね」という何かひとつを褒めるだけで終わること。これが決して悪いわけではないのですが、効果的に使えるような場面以外は、ほとんどの場合、信用に足らない安易な褒め言葉としてしか受け取られません。それでは、お客様を褒めて信頼を勝ち取り販売につなげていくためには足りないわけです。

じゃあ具体的にどういう褒め方をすればいいのかで言えば、「繋げて褒める」というやり方があります。繋げるというのは、「Aという理由があるからBが良い」という風に、何かが(理由)があるから、すごい(褒めポイント)につながっているということです。

具体的な例で見てみましょう。例えば、お客様のことをセンスが良いと褒めてみたいとします。褒めるのが下手な単体褒めの人は、「お客様、センスが良いですね」という褒め方をしてしまいます。自分がそう感じていたとしても、これだけ言われて「そうですか」と喜ぶ人はそこまで多くないでしょう。喜んだとしても、それが信頼にまでつながるかどうかは疑問です。

これを繋げて褒めるとしたら、例えば、「合わせるのが難しいアイテムを上手に合わせてらっしゃるんですね。センスがいいですね」という褒め方になります。

「合わせるのが難しいアイテムを上手にコーディネートしている」
 →理由

「だからセンスが良い」
 →褒めポイント

という風に、何かの理由があってはじめて褒めているということが分かりますね。こうやって理由を繋げて褒めることで、ちゃんと意味があって褒めていることが相手にも伝わり、褒められているのだと実感することができるわけです。

さらに加えるとすると、これを、外観(外見)から、内面に繋げられると、より効果的な褒め言葉になったりします。会話の例としてあげると、例えば、

「素敵な髪型ですね。普段もこういうスタイリングをされているんですか?」
「そうですね」
「でしたら、すごくきちんとされた方なんですね。私も見習いたいです」

みたいな感じでしょうか。

「素敵な髪型を普段から気をつけてやっている」
 →外観的な理由

「だから内面的にもきちんとしている」
 →内面の褒めポイント

という具合です。内面を褒める場合は、相手がどう感じるかが人によって変わってくるので安易にやるものでもありませんが、上手に褒めることができれば、それだけ理由がしっかりした褒め言葉になるので、相手にも伝わりやすくなります。

こうした「繋げて褒める」というやり方も時には使ってみるのはいかがでしょうか?

今日の質問です。

  • このメールを読んだ後に、あなたが最初に会った人の事を褒めるとしたら、どんな風に褒めますか?

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マニア心をくすぐり儲ける「コンプリートビジネス」は許容範囲か

マニア心を刺激して売上を伸ばす、いわゆる「コンプリートビジネス」。この販売戦略については、「煽り商法とどう違うのか」と言った批判も聞かれますが、マーケティングの専門家はどう見ているのでしょうか。今回の無料メルマガ『繁盛戦略企画塾・『心のマーケティング』講座』では著者で繁盛戦略コンサルタントの佐藤きよあきさんが、「被害者」をキーワードにその是非を論じています。

趣味を楽しむ人がいるから、経済がまわる

「コンプリートビジネス」という分野が盛況です。

アイドルのグッズやキャラクターのフィギュアなど、好きな世界のものを集める、いわゆるコレクターをターゲットにした、商品販売戦略のことです。

コレクターは、突如出現したわけではなく、昔から存在していました。骨董品や映画ポスター、切手、コイン……。さまざまなコレクターがいます。ものが溢れる時代となって、興味の幅が広がり、コレクションが多彩になってきたのです。

お金を掛けずに、河原の石を集める人がいるかと思えば、財力にものを言わせ、世界の名車を集める人もいます。お金の有無に関わらず、人は集めることが好きな生き物のようです。特に男性には、この傾向があります。女性より男性の方が、ものに執着する性質が強いのでしょう。

「コンプリートビジネス」は、この性質を狙った、巧みな販売戦略です。集めたくなるような魅力を持った商品を一度に販売せず、次から次へと登場させるのです。すると、「次はどんなものだろう?」と、ワクワク感を持つのです。コレクターには、たまらない快感ではないでしょうか。集めている間は、しばらくこの快感が続くのですから、楽しくないわけがないのです。ひと通り出し終えても、カタチを変えれば、コレクターはまた手を出してしまうものです。すなわち、永遠に続けることも可能なビジネスなのです。

しかし、倫理的にどうなのだろうかと疑問を持つ人もいるでしょう。煽って買わせる、いわゆる「煽り商法」と同じではないのか、と。私は巧みな戦略と書いていますが、裏を返せば「汚い商売」と言えなくもありません。

ただ、煽り商法には法的な被害者がいる場合がありますが、コレクターはまったく自分の意志で買っています。被害者にはならないのです。お金を注ぎ込んで後悔する人もいるかもしれませんが、ほとんどの人が「満足感」を得ているのです。そこには、何の問題もありません。むしろ、楽しさを売っている商売ではないでしょうか。自分が好きで集めることを、他人が批判しても仕方がないのです。その楽しさは、本人にしかわからないものです。

不況でものを買わない時代。趣味の世界でどんどんお金を使うことは、いまの日本経済には必要なのです。

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コロナ拡大も重なり深刻。マンションの管理人不足は解消するのか

人手不足の上に新型コロナウイルス感染症の流行が重なり、マンションの管理人不足が問題となっています。エッセンシャルワーカーである管理人さん無くして集合住宅の生活が立ち行かないのは明白ですが、人材確保のために打てる手はないのでしょうか。今回の無料メルマガ『まんしょんオタクのマンションこぼれ話』では著者でマンション管理士の廣田信子さんが、行政が関与する新しい取り組みを提案しています。

新たな時代の新しい発想の管理員さん確保の方策は…

こんにちは!廣田信子です。

コロナ禍が収まらす、管理員さん不足が深刻です。特に都心部の小規模マンションで、ゴミ出しのある日を中心に、午前中の3時間ほど週3、4日勤務し、ゴミ出しと日常清掃を中心に業務を行うというような勤務形態の管理員さんが見つかりません。

もともと、ここ2、3年、人の確保ができずに管理会社は苦労していましたが、コロナ禍でより厳しい状況になっています。人手不足が深刻だった状況から一転、コロナ禍で失業者が増える状況になっても、一向に求人状況が改善する気配はありません。

この勤務形態に人の応募が少ないのはある意味当然です。この勤務形態だと、勤務時間が少ないので、収入も多くありません。ところが、ゴミ出しという外せない役割を一人で担うので、出勤の責任も重いのです。

しかも、コロナ禍の今、ゴミ出しは、安全確保に注意が必要な神経を使う仕事でもあり、心理的な負担もあります。重症化が心配される高齢の方にとっては、避けたい仕事です。

都心部のマンションでは、ご近所で人を探すのが難しく、時間を掛けて電車通勤してもらうことにもなります。コロナ禍で、管理会社がギブアップで、居住者である理事の方が、ゴミ出し対応をしたケースもありました。

緊急事態宣言が解除され、社会が動き出し、少しは状況が改善されるかと思いきや、また、感染拡大が止まらす、新たに人が確保できないどころか、もう限界だと、やめる人も増えてきます。

そこで出てくるのが、マンション居住者の誰かに、管理員さんの仕事を、業務委託契約を結んでやって頂くことはできないか…という話です。居住者に、清掃員、管理員として働いて頂くことが可能であれば、それに越したことがないように思います。

この発想は、前々から、人の確保に苦労している管理会社から出ていましたが、自分のマンションでお金をもらって働くということには、抵抗があってなかなか実現していません。

私の周りにも、定年退職後の仕事として、管理員をされている方がけっこういますが、やはり、自分が暮らすマンションでの住民との関係が、フラットなご近所付き合いか仕事を受けて金銭を受け取る関係かうまく使い分けできないから、自分のマンションでは絶対にやらないと言います。自分のマンションで、管理員さんの確保に苦労していても、あえて、少し離れたところで管理員の仕事をしているのです。

コロナ禍で、この心理的な壁が、取り払われるチャンスかもしれません。まず、社会を支えるエッセンシャルワーカーの重要性に、人々の意識が向くようになりました。管理員さん、清掃員さんのおかげで、日々のマンション生活が維持されていることを再認識した方も多かったと思います。そして、人の確保ができなくなったら、自分たちでやるしかないということも、コロナ禍で思い知らされました。

同時に、この仕事を、緊急事態とはいえ、たまたま理事だった人に、何の見返りも保証もなくやらせることはおかしい。もし、住民の中に、引き受けてくれる方がいたら、感謝して有償でお願いしたい…という住民側の意識も生まれています。そして、自分のマンションが困っている状況なら、その役割を引き受けてもいい…と思っている方も潜在的にいるはずです。

ただ、業務委託契約を結んで、保険対応もして、管理組合から住民に直接委託するのは、なかなかハードルが高いことだと思います。管理員の仕事も、清掃の仕事も、素人がだれでもできるほど簡単ではありません。それなりの訓練が必要です。

コロナ禍の中での感染防止の徹底も必要です。個人情報の取り扱い、鍵の管理等のルールを学ぶことも必要です。本人が、業務中にケガをしたり、万一死亡された場合の保険も、管理組合のものを破損してしまったりして賠償責任を負う場合の保険も必要です。業務委託契約を結ぶには、法的な裏づけも、業務の内容を明確にすることも必要になります。

やはり、直接、管理組合が居住者と業務委託契約を結ぶということは、自主管理の経験が豊富な大規模なマンションでないと、なかなか難しいのではないかと感じます。