無意味にもほどがある、知識をひけらかすだけのカタカナ用語

最近では専門用語を連発する「意識高い系」と呼ばれる方々がいると話題になっています。しかし、メルマガ『目指せ! 販売の達人 ~販売力向上講座~』の著者、坂本りゅういちさんはその言葉の使い方に警鐘を鳴らしています。

「意識高い系」の会話は伝わらなければ無意味

こんにちは、坂本りゅういちです。

FacebookなどのSNSや、仕事上で人にあったときなどに、たまに何を言っているのかさっぱりわからない人がいます。

「このセンテンスを読み解くにはもっとロジカルに考えていかないと」
イニシアティブをとるためにプライオリティーを上げていこう」

最近では“意識高い系”と呼ばれることも多いようですが、やたらと聞きなれない言葉を使いたがる人たちです。
ここでいちいち言葉の意味は書きませんが、正直、「うるせーよ」と思ってしまいます。

これは別にその言葉を否定しているわけではありません。
実際、話をしている相手も同じレベルで理解して会話が成り立つのならまったく問題ないんです。
そういう場合は、むしろ合理的でしょう。私も相手によっては上記したような言葉を使うことはあります。

問題は相手にきちんと伝わるかどうかです。

話している相手に自分の知識をひけらかしたくて言っている場合は何の意味もありません
これは会話をして”伝えている”のではなくてただ”言っている”だけです。
幼い子供が「ブレストファイヤー!」とか、かっこよく聞こえる言葉を連発しているのと同じです(古い)。

会話をするにはお互いの共通理解が必要ですから、相手に伝わる言葉言い方をすることが大事。

これは接客でも同じです。

お客様に自分の知っている知識から言葉を伝えても、理解できていない可能性は高いです。
自分がわかっているだけの話で、お客様には初めて聞く言葉かもしれません。
それでは伝えているのではなく、ただ言っているだけです。

何となくかっこよく見せようと専門用語を連発しても伝わらなければ無意味ということを、しっかり頭に入れておいてください。

ただ状況によっては、あえて専門用語を使ったほうがよいときがあります。
それは相手を成長させる意図がある時。

業界にいる以上は絶対に知っておいてくれないと困るような言葉を部下が知らなかったりすると、話も進みませんし、対外的に困る場合があります。
そのままにしていてはいけないので、あえて会話の中で専門用語を使うことで「こういう言葉をしっておかなきゃいけないんだよ」と暗に伝えるのです。

わからない言葉は自分で聞いて調べてモノにしてもらうようにする。
こういう使い方が上手にできる人が、できる上司と呼ばれていきます。

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【中国退治】米軍艦の南シナ海作戦、各国の反応は?

アメリカが中国を牽制するために実行した米艦「南シナ海派遣」作戦に、世界各国はどのような態度を表明したのでしょうか? 国際関係アナリストの北野幸伯さんがご自身のメルマガで、積極的に米国支持をした国が少ないことを指摘しています。

アメリカ「航行の自由」作戦、各国の反応は?

全世界のRPE読者の皆さま、こんにちは!

北野です。

前回も少し触れましたが、

<南沙>米中の緊張高まる 衝突回避策が焦点…米軍艦派遣 毎日新聞 10月27日(火)12時34分配信

 

【ワシントン和田浩明】中国が主権を主張する南シナ海・南沙(英語名スプラトリー)諸島の人工島から12カイリ(約22キロ)以内の海域に米海軍がイージス駆逐艦を進入させたことで、南シナ海全域の軍事的緊張が一気に高まった。

 

米国は中国の対抗措置を見越して作戦行動に踏み切ったとみられるが、軍艦船の偶発的な接触など双方が予期しない形での危機に突入する可能性がある。

 

オバマ米大統領は9月下旬の米中首脳会談で、習近平・中国国家主席に直接、南シナ海の軍事拠点化を中止するよう要求したが、習氏は「主権の範囲内」と拒否していた。今回の「航行の自由」作戦はいわば米国による「実力行使」であり、当然、現場海域に展開する中国海軍の対抗措置を予想したものだ。

半年前予想したとおり米中の対立は、どんどんヒートアップしています。

今日は、アメリカ「航行の自由」作戦に対する各国の反応をみてみましょう。

日本は、控えめながらも「支持」

まずは、安倍総理の反応

<米艦南沙派遣>安倍首相 米国と連携の姿勢で静観の構え 毎日新聞 10月27日(火)21時58分配信

 

南シナ海・南沙諸島での米中両国の対立について、安倍晋三首相は27日午後(日本時間同日午後)、訪問先のカザフスタンで記者団に「開かれた自由で平和な海を守るため、米国をはじめ国際社会と連携していく」と強調し、米国と連携する姿勢を打ち出した。

 

ただ、政府内では「米中ともに武力行使は望んでいない」との見方が支配的で、当面は静観を保つ構えだ。

 

首相は今回の米軍の行動について「一つ一つにコメントは控えたい」としつつも「国際法にのっとった行動であると理解している」と指摘。

 

中国による岩礁埋め立てに関して「現状を変更し、緊張を高める一方的な行動は国際社会の共通の懸念だ」と強調した。

 まあ、情勢がはっきりわからなかったでしょうから、こんなコメントが無難ですね。

アメリカを支持し、中国の埋め立て批判する。

これから下を見るとわかりますが、アメリカの「航行の自由」作戦。

国際社会からメチャクチャ支持されているわけでもありません。

ですから、アメリカとしては、日本の支持がうれしかったことでしょう。

原作ありきの映画に決別宣言…園子温監督「その時代は終わった」

映画監督として数多くの作品を手掛け、さらにはアーティストとしても活躍する園子温。そんな彼が「純粋にただの映画として観て、楽しんでもらいたい」と語る映画「新宿スワン」。

今作は、和久井健による同名マンガを原作に園監督が映画化。今年5月に公開され見事大ヒットとなったわけだが、そんな作品が早くもDVD&Blu-rayとなって11月3日に登場する。そこで、今回は改めてその魅力を園監督に聞いてみた。すると、最後には思いもかけない発言が……。

――「新宿スワン」は興行収入10億円越えの大ヒットとなりましたが、まわりの反響はどうでした?

「ホントにおめでとうって言われましたね。個人的にはこれまでランキングで1位とかとったことなかったし、いい経験になったかなと。こういう作品を撮るなら大ヒットした方がいいとは思っていたので、それは素直によかったと思います」

――制作にあたって原作マンガは意識しました?

「ものすごく意識しましたね。もともとは原作通りにやりたかったぐらいで。ただ、脚本は僕じゃないので、そのあたりはお任せせざるを得なかったんですけど、なるべく原作に忠実にやりたいと思ってました。それにしても、もともとこういった(売れる)作品って僕が監督するものじゃないと思ってたので、まさか自分がやることになるとはって感じでした」

――今回は出演者もすごく豪華でしたね。

「サブには、これまで僕の作品に参加してくれた出演メンバーがたくさんいたのでやりやすかったし、初めて会った沢尻エリカ綾野剛くん、伊勢谷(友介)くんにしろ、みんな僕とやりやかった、園子温ならやるって感じで来てくれて。すごくやりやすかったし、楽しかったです」

――物語は新宿で活躍するスカウトマンたちの姿を描いた、ある種特殊な世界ですけど、監督はそういった世界には共感できます?

「まったくしないですね。憧れもない(笑)。10代、20代のときなら金も底をついてたし、そういう世界に飛び込むのもアリかなと思うけど……でもやっぱり憧れはしないかな。そもそも僕は縦社会が嫌いなんですよ(笑)。ただ、歌舞伎町には馴染みが深くて、東京に出てきてすぐのころは新宿でよく遊んでました。綾野くんたちのアジトのあたりでは、当時しょっちゅうケンカを売られたし。撮影中に思い出したんだけど、ちょうどあの辺でボコボコにされたこともあったんですよね……今となってはそれもいい思い出ですけど。新宿の思い出っていうと、そういったドギツイのしかない(笑)」

――でも、今は新宿の街並もだいぶ変わっちゃいましたよね。

「そうですね。でも、僕はそういうものだと思ってるので。仕方ないですよね」

――今回はそんな新宿で撮影していたわけですが、印象に残ってるシーンは?

「雨の中で山田孝之と綾野剛が戦うシーンとかは、裏通りで2人とも転んだりしてるなか、ワンカットで延々撮り続けていて。ものすごく危なっかしい撮影だったし、見ていてハラハラしたけど、できあがった映像はすごく迫力があっていいシーンになりましたね。あとは、歌舞伎町沢尻エリカが裸足で綾野くんと駆け抜けていくところとか」

――あれは象徴的ですね。なかなか映画では見ることのないシーンでした。

「リスクが高いからね。まず裸足はないし、新宿も避けるだろうし。暴挙なんですけど、あのときは僕と沢尻と綾野くんが超ノリノリだったっていうこともあって……」

――ノリノリだったからってできるものではないと思いますけどね(笑)。

「一応、予備策としてその前に浜松でも撮ったんですよ。でも、やっぱり違うってなって。2人もそう言ってくれたから歌舞伎町で撮ったんです。当日は一発本番で一気に撮り始めたんですけど、通行人もわけわからなかったんじゃないかな。沢尻みたいな子があんな姿で走ってるなんて衝撃的だったと思います」

――今回、DVD&Blu-rayとなってリリースされるわけですが、改めて見所を教えてもらえますか。

「鳴り物入りで公開されるときって、みんなちょっと斜に構えるというか、肩肘はって構えて見ちゃうと思うんですけど、DVDならもっと楽に観れると思うんです。そうすると意外と面白いというか、公開からもちょっと時間がたって普通に観れると思います。宣伝とかに惑わされることなく、純粋に1本の映画として見て、楽しんでもらえればなと。それが今回僕が目指したところでもあるので」

――娯楽作品として観てほしいと。

「そう。あんまり考えずに、自宅でビール飲みながら観たらめちゃくちゃ面白いと思うので。映画館で観てない人も気合い入れて観るんじゃなく、気楽な感じで。本当にただの娯楽映画なんで楽しんでもらいたいです」

――「新宿スワン」に関しては、単純に楽しんでもらうために作ったわけですね。

「作品ごとにポリシーは違ってて、この作品に関して言えば、僕は今まですごく奇抜なことをやってきたので、そうじゃないものを作ってみようと。この映画は、一風変わったデザイナーズマンションじゃなくて、見た目は普通だけどお年寄りから子どもまで誰もが快適に住めるようなものを目指していて。それがうまくいっていればいいなって思ってたんです。だから、自分らしさを出そうとかそういうのはなくて。そういったことは作品ごとに変わりますよね」

――監督は、これまでたくさんの作品を手掛けてきましたが、今後撮ってみたいものとかありますか? 過去には話がきたものは全部受けるみたいな発言もしていましたが。

「実は、その時代は終わりつつあって、来年は変わるんですよね。年内にもう1本原作ものがあるんですけど、それ以降は原作ものはやらなくなるだろうし。オリジナルだけになると思います」

――それは、自分の表現を突き詰めていくということ?

「というか、僕の場合は全部実験なんですよ。『新宿スワン』のような大作はやったことなかったので、そういったものをやってみたかった。一度やってもう気が済んだので、同じことはもうしないかなと」

――ある意味やり尽くした、達成感があったわけですか?

「そうですね。ただ、『新宿スワン』がもしコケてたら……“チクショー”と思って、もう一度大作をやらなきゃいけなくなったと思うんだけど……まあうまくいったし(笑)」

――となると、来年はこれまでとはまた違った園子温が見られるわけですね。

「来年はですね、今年もやったんですがアートの個展をより大きな形で開く予定だし、映画もまた新しいものを作っていくことになると思いますね。日本映画という小さな世界、ジャンルでものを考えるのではなく、もっとデカイところで人間力を付けていきたいですね」

――人間力というのはものづくりの面で?

「それもあるし、人格形成の部分でも。あまり小さくものごとを捉えるんじゃなく、どんどん広くなりたいなって思ってます。それで、最終的には園子温を完成形に持っていければと」

――それは、自分でもまだまだ可能性を感じているということですか?

「わからないけど、いろいろなところに寄り道しながら、そのリファレンスでより大きくなれるといいなと思ってます」

映画「新宿スワン」のDVD&Blu-rayは、11月3日(火・祝)リリース!

発売元:講談社/ハピネット 販売元:ハピネット
©2015「新宿スワン」製作委員会

<関連サイト>
映画「新宿スワン」 http://shinjuku-swan.jp/
綾野剛「最初の一歩」に喜び、映画「新宿スワン」のジャパンプレミア開催 http://www.entameplex.com/archives/20486

 

記事提供:Entame Plex

傾きマンションだけじゃない。1棟扱いマンションが将来直面する問題

横浜の傾き物件のように複数棟を繋ぎ1棟扱いとするなど、年々大型化するマンション。『まんしょんオタクのマンションこぼれ話』の著者・廣田信子さんは、このような流れとなった背景と問題点について論じています。

大きくなり過ぎたマンションの問題

こんにちは! 廣田信子です。

傾きが問題となった「パークシティLaLa横浜」では、4棟といわれた建物がイクスパンションや通路でつながれた、建築確認上も区分所有法上も1棟であることを先日書きました。705戸の巨大な1棟マンションなのです。

この記事には、たくさんのコメントが寄せられました。多くは、巨大になり過ぎた1棟マンションを危惧するものでした。最近は、構造上は複数棟に見えるものを通路で繋いで1棟としている1,000戸近い大型マンションは決して珍しくありません。文字通り、1,000戸が巨大な縦にのびた1棟を形成しているタワーマンションもあります。

マンションの基本を定めた区分所有法は、昭和37年に制定されました。小規模の建物を想定して作られていた当時のドイツ法を参考にしたと言われ、重要なことは全員合意の元で行うことが基本フレームでした。

その後、日本では団地も含め比較的戸数が多いマンションが多いことから全員合意は現実的ではないというので、昭和58年の改正で4/5又は3/4の賛成で決議するという特別多数決議の考え方を取り入れられました。しかし、この改正時も、現在見られるような巨大な1棟マンションを想定してはいなかったと思います。

昭和58年の改正では、1つの敷地に複数棟が建つ団地についてもようやく規定ができました。区分所有法の枠組みは、団地においても、1つの建物ごとに、その建物を共有する区分所有者がその建物を管理するというのが基本です。と同時に、団地における一括管理(全部の棟も共用施設等も1つの管理組合で管理する)という選択も認めています。

そして、団地一括管理を選択した場合でも、建物が大規模滅失した場合の復旧や建替えは、棟ごとの特別多数決議が必要だとしています。

最近のマンションの傾き事件で、あらためて、建物の生命に係わるような重要事項は、構造上一体の棟ごとにその区分所有者の判断を尊重するという区分所有法のこだわりの意味を改めて確認しました。

しかし、最近の法改正の流れは、壊れたり傾いたりした棟を復旧する、建替えるという必要に迫られたケースより、経済的な効率からの建替えをどう円滑に進めるかという視点、すなわち、団地内の建物を全部壊し、全体を総合設計で、ぐんと床面積や高さを増した新たなものを建てるという建替えの場合を想定してきたように思います。ですから、棟ごとの決議要件は、どちらかというと建替えの足かせになるかのように扱われてきました。

2戸、3戸で1棟というテラスハウスが数十棟集まっているような団地では、極端なことを言うと、1人の反対で1棟の決議ができなないために前へ進めないそういった状況も生まれるからです。

南シナ海問題、解決か?日本ではほとんど報道されていない「事実」

中国を牽制すべく開始された米による「航行の自由作戦」。猛反発を見せる中国ですが、『未来を見る! 「ヤスの備忘録」連動メルマガ』では「中国は問題海域の領有権の主張を11月以降に取り下げる」としています。なぜ「11月」なのでしょうか。

南シナ海の米軍艦船派遣で報道されていないこと

最初に、どうしても触れなければならないテーマがある。南シナ海における米軍艦船派遣で、日本ではほとんど報道されていない事実である。まずこれを簡単に紹介する。

米艦船の派遣

すでに散々報道されているが、まず事実確認から始めよう。

10月27日、米海軍横須賀基地を母港とするイージス駆逐艦「ラッセン」は「航行の自由作戦」のもと、中国が造成した人工島の「スービ礁」の12カイリ以内を航行した。

「スービ礁」は中国による埋め立て工事前は満潮時に水没する暗礁で、国際法上、領海は認められない。アメリカ政府は「スービ礁」の周辺は国際水域・空域だと強調しており、中国の主張を認めないとの立場を米艦船の派遣で示した。「ラッセン」は「P8A」や「P3」などの哨戒機を伴っている可能性もある。

さらにアメリカ政府は、国際法で認められるあらゆる場所で飛行、航行し、活動するという従来の方針を強調し、「今後、数週間から数か月の間に、さらなる海軍の作戦があるだろう」と述べて、こうした活動を継続する考えを示した。

中国の反発

一方中国は、国防省の報道官が、27日夜談話を出し、アメリカ海軍のイージス艦に対して、中国海軍のミサイル駆逐艦「蘭州」などが警告を与えたと発表するなど反発を強めており、今後強い非難が予想される。

さらに、中国の政府系メディア、「グローバルタイムス(環球時報)」は英文の社説で次のように激しくアメリカを非難した。

北京は嫌がらせに対抗する作戦を開始しなければならない。まず我々は米艦船を追尾すべきである。もし艦船が海域の通過にとどまらず、活動をエスカレートするようであれば、我が方としては電子的な手段で介入し、さらに我が軍の艦船を派遣し、米艦船に攻撃用レーダーを照射し、戦闘機を飛行すべきである

このように主張し、侵入する米艦船に対しては、中国軍も相応に対応する姿勢を明確にした。

加工肉に発がん性とWHO発表。もうハムやベーコンは食べられないのか

ハムやソーセージ、ベーコンなどの加工肉には発がん性がある…。この衝撃的なニュースは、10月26日にWHO(世界保健機関)が発表したもの。日本のみならず、世界中で愛されている加工肉は、もう食べられないのか。その疑問について、無料メルマガ『Dr.ハセのクスリとサプリメントのお役立ち最新情報』が紹介しています。

加工肉に発がん性:WHO

世界保健機関(WHO)が10月26日に、ハムやソーセージなどの加工肉を、発がん性基準グループ1(人に対する発がん性がある)」に分類し、発表しました。

これを受けて国立がん研究センターが「平均的な日本人には影響がないか、あっても小さい」と、10月29日に発表しています。

今回のWHOの発表では、加工肉のほかにも、牛肉や豚肉・羊などの「赤肉」についても「グループ2A(人に対する発がん性がおそらくある)」に分類しています。

ただし「グループ1」や「グループ2A」に分類されていても、実際のリスクについては摂取量などによって大きく変わり、これが日本人にはあまり影響がないとされる所以です。

国立がん研究センターによると、日本人の赤肉・加工肉の摂取量は1日あたり63グラム(うち、赤肉は50グラム、加工肉は13グラム)で、これは世界的に見ても非常に少ない消費量だそうです。

さらに、2011年に日本人を対象に赤肉・加工肉と大腸がん罹患リスクについての調査では、摂取量の多かったグループでは発がんリスクの上昇がみられたものの、大半のグループでは影響がみられなかったことから、「大腸がんの発生に関して、日本人の平均的な摂取の範囲であれば赤肉や加工肉がリスクに与える影響は無いか、あっても、小さい」としています。

赤肉は栄養価も高く、また摂取量が少なすぎると脳卒中のリスクを高めるそうですので、WHOの報告をあまり深刻に受け止めずに、今までと同じように摂るのが良さそうです。

image by: Niloo / Shutterstock.com

 

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悪魔もアゴを外す、てんこ盛りご飯。岡山・黒川食堂がディープすぎる

ママチャリで日本一周中の悪魔』としておなじみの、大魔王ポルポルさん。兵庫県「そうめんの里」では、店が定休日だったり、ランチタイムの入店を拒否されたりと大変だったようですが、その後もペダルをこぎ続け、なんとか岡山県に到着したもよう。しかし「日本昔ばなし」もビックリの、超オンボロにして超てんこ盛りご飯を出す、かなりディープな定食屋さんを見つけたようで……。

 悪魔もビビるほどボロい外観。でも味は保証付き

よく、アニメでガキ大将がお茶碗にてんこ盛りになったご飯をガッツいて、バクバクと口の中に放り込んでいるシーンを見かけたことはないだろうか。

そしてそれをわずか5秒くらいで食べ終わると、

「かーちゃん、おかわり」

などと言っておかわりするシーンだ。

「ガッハッハッハ! ニンゲン界の山盛りご飯を一度は食してみたかったのだ。ガッハッハッハ!……」

と、我輩はトンテキフレンチトーストなどの次は「」を支配しようとしていた。

そんな時、岡山県で素晴らしい食堂を見つけたのだった。

岡山県岡山市にある、黒川食堂

罰ゲーム並みの量のご飯で、フードファイターも必見の大盛の定食屋さんだ。

値段もリーズナブルで、コスパがイイらしい!

「ガッハッハッハ! コスパ最高! ガッハッハッハ!……」

と、コスパを求める我輩は、ママチャリで黒川食堂へとペダルをこいだ。

食堂を前にした我輩は、ボー然と立ち尽くしていた。

「……店、ボロッ!」 

ホラー映画のワンシーンにでも出てきそうな食堂のボロボロさに驚愕したのだ。

看板も廃れ、扉も開けにくい。店の周りは誰も通っていない。

メディアにもたびたび登場する定食屋さんらしいのだが、もっと活気ある店かと思っていたから余計に驚いた。

しかし、我輩は悪魔。勇気を振り絞り、恐る恐る開けにくい扉に手をかけて中へと入った。

「ガッハッハッハ! コスパの良いこの店を支配するのだ。我輩の腹を満たせるものなら満たしてみよ。ガッハッハッハ!……」

と、小さな声で叫ぶと、おばあさんが出てきた。どうやら1人で店を切り盛りしているようだ。

「いらっしゃーい。ん? かっこええ顔しとるねぇー。俳優さんかい?」

と、全てを見透かしたようなおばあさんは、我輩を見ても怖がらない。それどころか俳優褒めてきた

これには大魔王も、ほっぺを赤くし、

「これ……日焼け止めです……」

と、変な嘘をついてしまった。

ラジオが流れる昭和な店内には、お会計するレジトイレ見当たらない

まさに「本物のレトロ」な雰囲気が漂っており、我輩はすっかりその空気に包まれてしまった。

「あ、すみませーん。カラ揚げ定食の大盛一つ」

ただでさえ「飯が大盛」だと聞いていたのに、定食の大盛を頼むとどうなるんだろうか……。

そんな思いを胸に、数あるメニューの中から、から揚定食の大盛を注文した。

注文から15分程で、ようやく大盛のカラ揚げ定食が目の前にやってきた。

茶碗に山盛りに盛られたご飯は、雪山をイメージさせるほど圧巻のご飯量。

こんがり揚がった、から揚げという名の下僕。まさにフードファイターの罰ゲームのような量だ。

「ガッハッハッハ! すばらしい。我輩はこの量を見ただけで満腹である」

と、早くも食べきれないことを悟った

茶碗からはみ出た超山盛りのご飯はとどまることを知らない。そして一口食べるとおふくろの味が口の中に広がる。

優しくて愛のある味だ。食べごたえがある。

そして優しさに包まれ、ちょっぴり魔界に帰りたくなったのだった(魔界ってどこだ……?)。

から揚げの味も絶妙。カリッとジューシーで、口の中から肉汁が溢れてくる。(ニンゲン界の)おふくろが作る味と一緒だ。

そして遠足の時を思い出した。遠足の時のワクワクした思いとから揚げ。

そんな思い出に浸りながら、1時間くらいかけてようやく食べ終わった。この食堂はコスパがイイ。

「ガッハッハッハ! 我輩は腹が膨れて満足である」

そう言い残し、食堂を後にした。大魔王は、またまた「こんなにイイ店を支配するのはもったいない」と思った。

「コスパのイイ黒川食堂は我輩のお気に入りの食堂である。ガッハッハッハ!」

と、次なる目的地、四国地方へと旅立っていった。

去り際に、おばあさんは我輩に一つメッセージをくれた。

日焼け止め塗りすぎやで真っ白や……」

 

 

DATA:

黒川食堂(くろかわしょくどう)

住所:岡山県岡山市北区奉還町4-1-8  

営業時間:11:00~20:00頃(ご飯が無くなり次第終了)

定休日:月曜日

 

メルマガ『大魔王ポルポルの日本征服の旅』

著者/大魔王ポルポル

日本一周の旅をしている大魔王ポルポルである。旅の裏側、隠れた小話など話したいことは盛り沢山!! だがしかし! タダで公開はできない。メールマガジンで日本のいろいろなことを掲載するのだ。メルマガに記載のアドレスに悩みや質問を送ってくれればメルマガで公開回答するぞ! ガッハッハッハ!!

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温泉、その入り方で大丈夫?知らぬ間にマナー違反しているかも

温泉にまつわる問題点、おすすめの温泉、温泉旅行術などを配信しているメルマガ『『温泉失格』著者がホンネを明かす~飯塚玲児の“一湯”両断!』。今回は「温泉風呂に入るときのマナー」について紹介しています。「どこから入るのか」が重要らしいですよ!

温泉風呂はどこから入る?

タイトルを読むと「え? どういう意味?」と思うかもしれない。だが、温泉入浴のマナーとしては初級編である。

ところが、これを意外に知らない人が多いようなのでご紹介したい。

 家のお風呂ではなく、公共のお風呂、つまり共同湯や宿のお風呂に入浴する場合は、いきなり温泉が流れ込んでいる湯口の前に割り込んで入るのは、マナー違反なのである。

 これは浴槽の下手(しもて。 湯口から一番離れたところ)から入って、様子を見ながら湯口の近くへと進んでいくようにしたいもの。

 湯口からは新鮮で清潔な湯が流れ込んでいる。 源泉かけ流し温泉であれば、尚更である。 僕の大好きな大分県七里田温泉下ん湯などは、湯口のすぐ下は入ったとたんに泡まみれになるほどの炭酸泉だが、わずか1メートルほど離れただけで泡つきがぐっと減る。 よって湯口の下は特等席なのである。

 これは温泉であれば基本的にみんな同じことである。 その特等席にいきなり割り込むというのは、やっぱり上品な行為とは言いがたいわけだ。

 そろそろ紅葉のシーズンになるが、絵になる風景を求めて絶好の位置でカメラを構えている自分の前に、「あら、ここからがきれいよ」などといって割り込まれた時の腹立たしさを考えてみていただければいい。

 誰だって、一番新鮮できれいな温泉を楽しみたいのである。

 お互いにマナーを守って、気持ちよく入浴できるように心がけたいものである。

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オトナ女子ほど生理痛がツラい?先輩OLほどアレの持参率が高い結果に

MAG2NEWS編集部唯一の女の子の悩みを聞いてください。冬になるとツラさが増すんです、ズーンと重たい生理痛…。周りの男性社員はもちろん、なかなか女性の先輩社員にもこういう話は言えないなーって思っていたんですが、実は先輩女性社員の方が生理痛がツラいという調査を発見。

入社年次=生理痛。女性たちの切実な生理痛事情

ライオン株式会社の調査による働く女性への調査によると「入社してから生理痛が重くなった」という女性がとても多いことが判明しました。しかも年次が上がれば上がるほどその比率はアップ(1年次34%、2年次49%、3年次54%)。

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その原因はやはり仕事のストレスが大きいようです。女性への調査でも、「生理痛がひどくなった原因」はストレスではないか、という意見が大多数。ついで運動不足や不規則な生活、身体の調子の悪さが直接生理痛へ響いているということがわかります。

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また、これから寒くなる季節は生理痛がヒドくなるという方も多いはず。これまであまり生理痛が辛いと感じたことがない方も、師走でなにかと仕事が忙しい冬の季節はこれまで以上に生理痛に悩まされてしまうかも?

先輩OLほど持っている、快適に生理時期を過ごすコツ

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同調査で「社会人になるほど持ち歩くようになったもの」を調査したところ、なんとメイク小物やスキンケア商品を抜いて解熱鎮痛薬が1位に。

頭痛はもちろんですが、社会人歴が上がれば上がるほど、ちょっとした体調の悪さや男性社員には言い出しにくい生理痛は「薬でなんとかしたい」という方が多くなっている傾向にあるようです。できれば薬に頼りたくないとは思いつつも「体調管理も仕事のうち」と言われてしまえば何も言えませんし、生理痛は個人の体質によるので致し方ない?

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その他、働く女性たちは毎月の生理痛を和らげるために、身体を冷やさないようにしたり、ゆっくりお風呂に浸かって睡眠時間をたっぷりとって体調管理にも余念なし。

またヘルスケアマイスター 山岸 理恵子さんによると、生理期間中こそ軽い運動をして血行を良くしておくのも重要なんだとか。生理の時は安静にしていなければいけないと思われがちですが、ストレッチなどで身体を動かすのも効果的です。

女性にとって生理は一生付き合っていくものなので、なるべく体質改善で気持ち良くおつきあいしていきたいですね!

参考:ライオン株式会社

教員免許って必要なモノ?実は小さな子どもほど教えるのは難しい

国立大学の学部再編で、卒業に教員資格取得を条件としない教育学部の「ゼロ免課程」の廃止が話題となっています。そもそも教員免許は必要な物なのでしょうか。現役教師の松尾英明さんは自身のメルマガで「必要」と言い切ります。

「ゼロ免課程」廃止から思うこと 資格の意味

普通の人ができないことをするのがプロである。

いくつかの職業には、資格・免許がいる。資格・免許が必要な職業は、専門性の高さだけでなく、資格制にしないと色々と不都合が起きるものが多い。

一番わかりやすいのが医療系で、薬剤師でない人に薬を調合されたら危険であることは明らかにわかる。歯科医師免許のない人に歯の治療を頼む勇気のある人もいないだろう。外科に関しては、脳や心臓の手術などいうまでもない。失敗したら、命に関わる。だから、簡単には手に入らない資格制度が設けられている。

建築関係も同様であるが、問題は実働部隊である作業員には資格が必要という訳ではない点。建築に関わる者全員が資格制度になっていれば、今問題になっているようなずさんな事件も起きにくいだろう。しかし、労働力確保の点からそうはいかない。建築士のような指示を出す立場の人の倫理観が低ければ、先のような大問題が起きる(プロとしての倫理観はベースであるが、うまく計測できないところが痛い)。資格を持った集団であればおかしいことに気付く人も多く出るかもしれないが、その日雇いのアルバイトでは気付く術もない。

長々述べたが、要は資格というのは、一種のフィルタである。資格を得る過程でその職業に必要な知識や技術、使命感や倫理感を身に付け、さらに資格試験でプロになり得る人を選別する。司法試験のように超難関試験もあるが、難関だからこそ社会的信用がある。

ところで、国立大学学部再編が話題である。教員養成系学部において、教職免許状の取得を卒業要件としない「ゼロ免課程」が不要とのこと。色々議論がなされているが、この点については世論も概ね賛成の様子である。要は、教員養成系はきちんと教員養成をしろということである。教育のプロを育てろということである。

ところで、教員にはなぜ資格が「必要」なのだろうか。

先に例に挙げた医療系や建築系と同様、きちんとした理由があるからこそ、制度として設けられているはずである。小学生相手に授業をするには、資格が必要だろうか。クラスの担任としてやっていくには、資格が必要だろうか。学校の様々な実務をこなしていくのに、資格が必要だろうか。

「ゼロ免課程」廃止が話題の今、この辺りを少し考えていきたい。