5人に1人が予備軍。不摂生で「不幸のどん底」に落ちた会社員の話

米国公認会計士でフリー・キャピタリストの午堂登紀雄さんが様々なビジネステクニックや頭の使い方を紹介する、メルマガ『午堂登紀雄のフリー・キャピタリスト入門』。今回は「生活の質(QOL)を上げる生き方」について。快適な生活を送るために最も大切なものは、お金、仕事、人間関係…いえいえ、一番大切なのはあなた自身の「健康」ではありませんか?

QOLを上げる生き方

健康を維持することについて考察を続けていますが、健康系のメルマガというわけではありません。

しかしここまでしつこくするのは、健康を損なうとお金儲けも何もできないからです。

編集後記でも書いていますが、息子がもらってきたウイルス性胃炎を、私ももらってしまいました。

油断しました。普段気を付けていただけに無念。。

原因は、厚着をして散歩して汗びっしょりになったあと、息子が外で下痢して服も濡れ、着替がなかったため私の上着を着せたため、逆に私が冷えてしまったことです。

汗の放熱、そして薄着によって体温が下がり、免疫が下がってウイルスをもらった。。

というのが私の分析です。

カゼに似た症状でしたが、丸2日、何もできませんでした。

このロスは大きい。。ぐむむ。。

というわけで健康系については1月までおつきあいいただきまして、その後はビジネス系の内容を予定しています。

そしてやっぱり…という話を聞いたのでご紹介します。

知人の医者から、「よくある出来事」の例として、このような話を聞きました。

ある大企業で営業職をしている男性会社員

彼は専業主婦の妻と二人の子供を抱える働き盛りの39歳。

しかし接待や会社での飲み会も多く、典型的なメタボ体形だ。

本人は「ちょっとは痩せないと」という思いはあったものの、多忙なために帰宅は毎日遅く、運動する時間もないお酒もなかなか減らせない

そんなある日、会社の健康診断で受け取った再検査の通知。「糖尿病の疑いあり」ということだった。

会社からせっつかれて検査を受け、医師からは「食べ過ぎ飲みすぎを控え運動しましょう体重をあと○○キロ落とすことを目標にしてみてください」と言われた。

その男性は「はあ」と返事はしたものの、結局相変わらずの生活を続けていた。

その結果、健康診断での血糖値はますます高くなっていったが、仕事で成功して昇進したこともあり、生活習慣を変えられずにいた。

そうこうして10年余が経過し、50歳を迎えた頃になると、体重はさらに増加し、駅の階段を上がることすらつらくなっていた。

そんなある日、突然胸が焼けるような感覚に襲われ、息ができなくなって視界がくらみ、意識を失って倒れこんだ。

病院で目覚めたその男性は医師からこう告げられた。

心筋梗塞を起こして会社で倒れたこと、一命は取りとめたが、早急に手術を受ける必要があること。

退院後も飲酒はもちろんできないし運動など心臓に負担がかかる生活はできないこと。

腎機能障害を併発しており人工透析を受けなければならないこと。

人工透析は週3回毎回3~4時間必要で、旅行など長期の外出は望めないこと。

そしてこの原因は長年放置された糖尿病であるということだ。

その男性は、望んでいた部長への昇進はもとより、会社への復帰すら難しくなった

今後必要となる治療費・通院費・薬代などだけでなく、マイホームの住宅ローンの返済、子供が今度進学する私立大学の学費など、まだお金がかかる。

会社への復帰が遅れれば、退職金も予定と狂ってしまう。

収入が減っていくこと、自由がきかなくなった自分の体、そして生涯続く長い治療生活を考えたら、どうしていいのかわからない…。

食べてすぐ横になるとウシになる? 実際はどんな弊害があるのか

食事をしたあとに眠くなり、それが自宅だとそのまま横になりウトウト・・・なんていう経験がある方も多いのではないでしょうか。

そんなときに思い出すのが、「食べてすぐ横になるとウシになる」ということわざ。

これはじつは、行儀の悪さを戒めるものです。
それでは実際に身体にとっては、どのような影響があるのでしょうか。詳しく解説していきます。

「食べてすぐ横になる」 ホントは…

 「食べてすぐ横になると、太る」というイメージがあるかもしれません。
しかし、横になる、座る、立つ、の態勢の違いで、食べたものの消費カロリーはほとんど変わらず、太りやすさへの影響はありません。

姿勢によって身体に影響するのは「消化機能」で、この場合、すぐ横になる方が身体に良いのです。

食べた後は、胃腸周辺に血液が集まり、食べ物を消化する働きを集中的に行うようになっています。満腹になると眠くなるのは、消化のために頭に行く血液量が少なくなるためなのです。

しかし、食後に身体を動かすと、血液が筋肉や脳に回ってしまい、胃腸へ充分な血液が行かず、消化がスムーズに行われなくなります。つまり、胃腸の負担を和らげるには、食後は横になるのがいいということです。

とくに胃腸が弱い人は必ず食後の休みを取るようにすると、胃腸の不快感を和らげることができます。

ちなみに、「親が死んでも食やすみ」ということわざもあり、食後の一服はそれだけ大事ということですね。

一歩間違えると悪い習慣に

 食後すぐに横になるのは良いことだとお伝えしました。
しかし、食後すぐに寝床に入って本当に眠ってしまうのはNGです。眠ると胃腸の動きが鈍くなり消化に時間がかかるため、胃腸の負担を増やしてしまいます。

また、睡眠時は身体全体に血液を巡らせ、身体中の機能修復をする時間です。
そのときに消化に時間をかけることは、睡眠の質を低下させることにもつながります。

さらに、逆流性食道炎という胃酸が逆流して食道の粘膜を傷つけ炎症を起こす疾患を持つ人は、食後すぐに横になると胃酸が逆流して、症状悪化につながります。症状がない人でも、すぐに横になる習慣で逆流性食道炎を引き起こす場合もあるようです。

悪い習慣にしないために気を付けるポイント

「食後30分~1時間程度、完全に横にならず、上半身は少し起こして寝っころがる」のが理想的です。
ソファで寝転んで、背中にクッションなどを置いて少し起こしたり、リクライニングできる椅子を活用するのも良いでしょう。

足を高くしておくと、血液が胃腸へ回るのを助けます。こうすれば、胃液の逆流を抑えながら消化をスムーズにすることができ、食後の良い習慣となります。

「ごろ寝」でダイエット!?

 基礎代謝を上げることはダイエットに効果的ですが、食後の「ごろ寝」でも代謝を向上させることができます。

ただし、横になったからと言って眠ってはいけません。あくまで身体を横にするだけです。

食後横になるとき、身体の右側を下にして、横になって下さい。
左を下にすると、右側にある肝臓が胃に乗ってくるので、苦しくなってきてしまいます。

また運動を行う場合は、食後2時間経ってから行いましょう。

執筆:山本 ともよ(管理栄養士)

 

<執筆者プロフィール>
山本 ともよ(やまもと・ともよ)
管理栄養士、サプリメントアドバイザー、食生活アドバイザー
株式会社 とらうべ 社員。企業で働く人の食と健康指導。糖尿病など疾病をもった人の食生活指導など活動中

image by: Shutterstock

 

【関連リンク】

記事提供:Mocosuku

日本より医療先進国のアメリカで、最先端治療が受けられぬ複雑な事情

高城剛さんが読者からの質問にお答えする、メルマガ『高城未来研究所「Future Report」』のQ&Aコーナー。今回はかつては不治の病と呼ばれ、現在でもなかなか根治が難しいと言われる「パーキンソン病」の治療に関する質問が届きました。パーキンソン病治療の最適な国と施設はどこか?という質問に、世界の最新情報について幅広い知識を持つ高城さんは、ある「国」の名前を回答。さらに、他の難病の治療法が世界でなかなか普及しない理由を明かしています。

パーキンソン病の治療に最適の施設はどこにありますか?

Question

shitumon

毎週幅広い話題に刺激を頂いています。医療に関する質問です。

先日のメルマガで、がん治療で現在最高の病院とされるのはメモリアル・スローン・ケタリングだというお話がありました。

同様にパーキンソン病に関して、訪れるべき施設はご存知でしょうか?

私の非常に近しい人が、数年前から体の不調に悩まされ、様々な症状からパーキンソン病の疑いが濃厚で、その分野での研究は国内ではトップレベルにある大学病院に通院しています。

しかし処方される薬は対症療法的なものばかりで、根本的な治療はおろか、症状の改善にもあまり役立っていません。

今の西洋医学だけでは完全な治癒は望めないと思い、海外のアーユルヴェーダ 施設かインドのメディカルリトリートに連れて行くことを考えています。

しかしこれも中には眉つばものもあるため、選択には慎重になっています。

最終的な選択は自己責任でしますので、西洋医学も含め、コンタクトする価値がある施設、またはそこにたどり着くための情報源など、ご存知でしたらご教示を頂きたく、お願い致します。

高城剛さんの回答

僕は医療関係者ではありませんので、お目にかかってもいない方への軽率な発言は控えたいとますが、大変お困りのご様子ですので、あくまでも一般論としてお答え申し上げます。

この十年で世界の医療業界は、大きく前進しました。次世代シーケンサーをはじめとするテクノロジーの大きな前進により、遺伝子からエピジェネティックまで、原因の特定と治療が大きく改善したのです。

どんなにソロバンの名手でも、表計算アプリを受け入れなければ、この時代の仕事は前に進みません。このような変化を拒んでいる国は日本だけではなく、実は米国でも同じようなことが起きているのです。

それは宗教による力が強く、神を冒涜するような行為を見逃してはならないという考え方から来ています。そこで、最先端医療は米国で生まれても、実際の手術は別の国に行く必要があります。

そのうちのひとつがパーキンソン病で、患う多くの米国人は欧州、なかでもオランダへと向かいます。米国では出来ない多くの施術が可能で、それなりの好結果が出ていますので、わざわざ出向く人が多いのでしょう。

かつては、セカンドオピニオンと言われていましたが、いまではそれは2国間に渡ることが大切です。それは、米国人とて同じなのです。

image by: Shutterstock

 

takashiro 『高城未来研究所「Future Report」』
著者:高城 剛
1964年生まれ。現在、コミュニケーション戦略と次世代テクノロジーを専門に、創造産業全般にわたって活躍。毎週2通に渡るメルマガは、注目ガジェットや海外移住のヒント、マクロビの始め方や読者の質問に懇切丁寧に答えるQ&Aコーナーなど「今知りたいこと」を網羅する。
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【京都】大文字焼きと呼ばないで。「五山の送り火」に伝わる3つの説

京都の魅力をユニークな視点から伝えてくださる無料メルマガ『おもしろい京都案内』の著者・英 学さんが今回取り上げるのは、古都の夏の風物詩・五山の送り火。「京都の大文字」と聞けば誰もが知る伝統行事ですが、意外にもその起源はハッキリしていないのだとか。伝えられている「3つの説」とは? さらに、美しい送り火を最高のシチュエーションで見られるスポットも特別に紹介しています。

五山の送り火

京都では毎年8月16日に「大文字」「左大文字」「妙・法」「舟形」「鳥居形」の5つの山で送り火が焚かれます。京都では「送り火」や「大文字さん」と呼ばれています。間違っても「大文字焼きなどと言ってはいけません。京都人の逆鱗に触れます。「山焼きちゃうで~」と怒られます。五山の送り火はとても厳粛な宗教儀礼です。

送り火の風習は室町時代から江戸時代にかけて、庶民に定着していったといわれています。色々と記録が残っているようですが、送り火は朝廷や幕府が関わる行事ではなく、一般庶民によって始められました。

明治時代までは、「い」「蛇」「長刀」などといった文字も存在したようです。昔は13もの山で送り火が行われていたとも伝えられています。明治時代に明治政府の近代化政策によって祇園祭と送り火の禁止令が出されています。今考えると酷い話ですよね。でもその10年後に祇園祭と送り火は復活されました。しかし、資金難などを理由に第二次世界大戦後は五山だけとなってしまったのです。

なぜ日本人は吐くまで酒を飲むのか?「終電」で感じる日米差

「終電」で感じる日本

NYになくて、東京にあるもの。個人的に真っ先に思い浮かべるものは(非常にお聞き苦しい話になりますが)、終電間際のホームに散乱する吐瀉物です。(本当にスミマセン…)

至る所にバーと酔っぱらいが存在するニューヨークに住んで16年。

酔って嘔吐している人間を見たのは1度か2度。

先日の2週間の東京出張では4人目撃しました。

これって、ただ単に「モンゴロイドは欧米人に比べてアルコールに耐性を持っていない」という体質的な理由だけなのでしょうか。

小田急線の最終に乗った時のこと。ガラガラな車内の真向かいに女性が座っていました。

女性というより「AKB」だかにいそうな、まだリクルートスーツに身を包んだ、可愛らしい20歳そこそこの女の子です。

すでに酔っている目で焦点が定まっていません。

フラフラしつつ絶妙なバランスでなんとか座っていたものの、僕と目が合った瞬間、体内のすべてを、くらいの勢いで、その場に大量にリバースされました。(え? そんなに気持ち悪かった? オレ)

瞬間、思わず「サイアクっ!」と叫びつつ、僕は席を立ってしまいました。

直後、ここは日本だと思い出し、少しマズかったかなと反省します。

(NYだと周囲が日本語をわからないのをいいことに、思ったことを普通のボリュームで口に出してしまう、そんな“在米日本人あるある”)

その時、もちろん、周囲にそんなことを口走る人は皆無です。

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彼女の電車に乗る前の行動を、頭の中で勝手に巻き戻して想像してみます。

おそらくは、会社の飲み会。

「新人歓迎会」かもしれない。

あるいはただの「合コン」かもしれない。

どちらにしろ「許容量を超えてアルコールを飲まなきゃいけない空気の場」だったのではないか。

「上司に勧められて」、「その場のノリで」、「一気飲みの掛け声とともに」―。

もちろん無理矢理、というわけではないだろうけれど、好きで、好きで、飲んだお酒とは少し違う気がします。ただの勝手な想像だけど。

ひとり当たりのビールの消費量がニューヨーカーの方が多いというデータがあるにも関わらず、どうして道端で吐いてる彼らを見ることが極端に少ないのでしょうか。(電車内での嘔吐は聞いたこともありません)

思うにニューヨーカーはあまりにワガママで、自分の許容量を超えてまでアルコールを摂取することが滅多にないから、ではないでしょうか。

つまりは「本業以外であれば、勧められても意志に反することは、断れる社会」だからだと、個人的には思っています。(その前にこの街には「上司に勧められた酒が飲めないのか!」っていう上司が存在しない・笑)

彼女の隣に座っていた、柔道家の井上康生ソックリな体格のいいお兄さん。

ジム帰りなのか、持っていたスポーツバッグに吐瀉物がかかり、でも何も言えず、泣きそうな顔してティッシュで箇所を拭いています。

小型犬の入ったバスケットを持った、水商売系のお姉さんが、彼女に駆け寄り、必要以上の大きさな声で「大丈夫? 大丈夫?」と背中をさすり始めます。

周囲にそんな自分を見せたいのか「大丈夫?」のボリュームはとどまることを知りません。

さっきまで僕が座っていた席に、ひとりのサラリーマンがわざわざ移動してきて座ります。

酔いつぶれて、両足を開いている彼女のスカートの中を瞬きもせず(吐瀉物越し)凝視しています。

そして、何事もなかったような、そのほか大勢の乗客。座ったまま。

終電―。

ゴトンゴトンと揺れる音だけが響く車内―。

吐瀉物―。

泣きそうな井上康生―。

強烈な香水臭の「大丈夫? 大丈夫?」―。

ハァハァ、息づかいの荒くなる変態―。

ゴトンゴトンー。

その他大勢の他人顔―。

こっちと目が合うバスケットの中のチワワ―。

流れる景色―。

ゴトンゴトンー。

なにか、日本に帰ってきたなぁ。

これ以上なく実感。

(終点到着してホームに出たら、至る所に吐瀉物散乱)

image by: Shutterstock

 

記事提供:ニューヨークビズ 

 

NEW YORK 摩天楼便り-マンハッタンの最前線から-by 高橋克明』 

著者/高橋克明
全米No.1邦字紙「WEEKLY Biz」「ニューヨーク ビズ」CEO 兼発行人。同時にプロインタビュアーとしてハリウッドスターをはじめ400人のインタビュー記事「ガチ!」を世に出す。メルマガでは毎週エキサイティングなNY生活やインタビューのウラ話などほかでは記事にできないイシューを届けてくれる
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中国の国有企業が「ゾンビ化」。民間投資の激減で終わりの始まりへ

またも中国経済の危うさが露呈したようです。無料メルマガ『石平(せきへい)のチャイナウォッチ』によると、一部経済誌が「民間投資の激減」を伝え、中国国内では大きな話題となっているとのこと。実際に、今年上半期に全国の民間企業が行った「固定資産投資の伸び率」は16年ぶりの低水準でした。この原因のひとつは「習近平政権」の無謀すぎる政策にあるようです。

習近平政権が中国企業の未来を奪っている…民間投資が激減「断崖絶壁から急落」

7月下旬あたりから、「民間投資の急落」が中国国内で大きな話題となっている。一部経済紙は「民間投資断崖絶壁からの急落」という切迫した表現を使っており、事態の深刻さが伝わってくる。

7月18日の国家統計局発表によると、今年上半期において、全国の民間企業が行った固定資産投資の伸び率は前年同期比で2.8%であった。2015年のそれは10.1%だったから、単純に比較すると、伸び率は昨年の3分の1以下に落ちたことになる。

12年まで民間企業による固定資産投資の伸び率は毎年平均25%前後であった。今や民間企業が競って投資を行い、生産拡大をはかるような「黄金時代」は往時の伝説でしかない。

今年上半期の「2.8%」の伸び率は16年ぶりの低水準であり、上半期最後の6月の伸び率はマイナス成長の0.01%減に転じた。これを見ても民間企業の投資意欲が急速に冷え込んでいることはよく分かる。

今の中国で民間投資は全固定資産投資の62%程度を占めており、民間企業が国内総生産(GDP)の6割以上を作り出している。民間企業の投資が激減したことと、民間企業が拡大再生産への意欲を失っていることは、中国経済にとっての致命的な打撃となろう。

値引きはしないのに業績好調な中小企業3社にある共通点

引越会社、印刷会社、飲食店という、市場の縮小や価格競争が激化する業界にあって、大きな値引きを行わないにもかかわらず好業績を上げ続けている企業があります。メルマガ『理央 周 の 売れる仕組み創造ラボ 【Marketing Report】』では、「値引きは悪と考えよ」とした上でその3社が行っているオリジナルな戦略を紹介、さらにそこから学ぶべき「独自価値で戦うための3つのポイント」を提示しています。

【引越業界の場合】差別化より独自化の製品サービス開発 ~愛知県引越一番のおもてなし

自社だけのユニークな強みを提供することは、何も大企業だけに必要なわけではない。弊社のクライアントで、愛知県で頑張る中堅規模の株式会社引越一番という企業がある。

中堅企業である引越一番が、大企業である競合他社の思い切った値下げ価格や、広範囲にわたるサービス網に正面切って挑んでいくことは容易ではない。どうしても値引き合戦になりがちで収益を悪化させてしまうことにつながる。いわゆる「営業利益」が下がるのだ。

さらに、価格を下げるとブランド・マネジメント上重要な「見た目の価値が下がってしまう。戦略なき値引きや低価格に「いいことは少ない」のだ。

引越一番の独自な顧客価値は、「懇切丁寧な引越を提供することにある。大企業の引越しサービスも丁寧なのだろうが、さらにその上を行く配慮をされている点が顧客に支持を得ている。

新築のお宅にはいる時には、それまではいていた靴下を履き替える。それだけにとどまらず、絶対に間違えないように、それまでの靴下と「違う色の靴下にはき変える」ことで、絶対に間違えないように、ヌケモレを防止する努力をされているのだ。

また、不満足度アンケートというものをとっている。お客様が「不満足だ」と感じたことを、翌日の朝礼で全員に通達し、全員で改善に取り組む。それほど、お客様に対しての細部にわたってまで気遣いを欠かさないのだ。

このおもてなしの心で、「また引越一番さんにお願いしたいです」と、お客様からわざわざ電話がかかってくるほどである。

事業の定義をはっきりさせる

引越一番は自社の事業を「運輸業」ではなく「お客様が幸せを感じる本物の引越しを提供することとしている。この細部にわたる気遣いと、丁寧な作業が、「新居に引越した時の幸せ感」につながる。それこそが、他社と比較した場合の、ユニークな顧客価値になる。

こうなると、「価格の安さ」という土俵での競争ではなく、「どれだけいい引越か」でお客様に比べられ、「安い方がいい」という値引き合戦に巻き込まれることなく、まったく別な土俵で戦うことができるのだ。

安倍政権を叩きたいだけ?年金運用を「赤字」報道する朝日の偏向ぶり

超少子高齢化社会の日本において、現役世代から徴収するが高齢者の受給額を賄えなくなってきていることは有名ですよね。メルマガ『辛坊治郎メールマガジン』では、昨年度の年金積立金の収支に関する大手3紙の報道内容を紹介。同じニュースにも関わらず見出しから内容まで正反対の朝日、読売の報道内容を紹介した上で、本当のところ去年の年金は赤字だったのか?黒字だったのか?明確に解説してくれています。

国民年金の収支は赤字か?黒字か?

またも、新聞を開いて椅子から転げ落ちました。先週土曜日に朝日新聞を読んでいたら、縦横10センチ程度の小さな囲み記事に出くわしたんです。8月6日土曜日の4面です。

その記事の見出しは「厚生・国民年金 3.2兆円赤字 15年度GPIF運用損影響」で、本記は以下です。全文掲載します。

「厚生労働省は5日、サラリーマンが入る厚生年金と自営業者らが入る国民年金の2015年度決算(時価ベース)を公表した。あわせると3兆2458億円の赤字。赤字は5年ぶりで、過去3番目の規模。年金積立金管理運用独立法人(GPIF)による5兆3千億円の運用損が影響した。

厚生年金は2兆7448億円の赤字だった。GPIFによる赤字は約5兆円だが、保険料の引き上げなどで前年度より3兆8509億円多い収入があり、赤字幅を縮めた。国民年金は約5009億円の赤字で、GPIFによる運用損約3千億円と被保険者の減少による3261億円の保険料収入の減少などが響いた。

それぞれの収入のうち、給付に使わなかった計2兆3793億円はGPIFの積立金に繰り入れられた。」

私はこの記事を読んでまず、「さっぱり分からん」と思ったんです。どうです?

皆さんこの記事で、昨年の年金の状況がどうだったのか理解できましたか?とりあえず「運用の失敗で損したんだな」という印象しか残りませんよね。

そもそも年金会計において、朝日新聞が言う「赤字」の意味が分かりません。赤字って普通、単年度で支出が収入を上回ることを意味しますよね。だとすると、積立金の運用は、その年度の赤字や黒字には関係ない筈です。ところが記事には「積立金の運用で5兆円損して、3兆円の赤字」って書いてあるんです。これって完全に理解不能です。

いったい何が言いたい記事なんだ?と頭の中がクエスチョンマークで一杯になった後、読売新聞を開いて、仰天しました。

そこには同じ厚生労働省の発表について縦横7センチほどの囲み記事が掲載されていたんです。朝日と同じく8月6日の第4面です。見出しは「厚生、国民年金黒字続く」です。これはメインの見出しで、サブの見出しには「昨年度、積立残高は減少」とあります。

こちらも短い記事ですので、以下全文掲載します。

「厚生労働省は5日、公的年金の2015年度の収支決算を発表した。サラリーマンが加入する厚生年金は2兆2635億円の黒字で、自営業者らの国民年金も1157億円の黒字だった。厚生年金の黒字は、雇用改善による被保険者の増加などが理由という。黒字は厚生年金が5年連続、国民年金は7年連続となる。

厚生、国民料年金を合わせた積立金残高(時価ベース)は142兆7078億円で、前年度より3兆2458億円減った。「年金積立金管理運用独立法人」(GPIF)が運用する株式の評価額が下がったことが影響した。」

どうです、皆さん。頭の中がごちゃごちゃになりませんか?朝日は昨年度の年金決算を「赤字」と報じ、読売は「黒字」と伝えています。「何が何だか」って感じですよね。他の新聞はどうかと調べてみたら、毎日新聞の見出しは「厚生年金2.7兆円赤字 15年度積立金運用損響く」と朝日新聞とそっくりな報道になっていました。

読売が「黒字」で、朝日・毎日が「赤字」、同じ事を報じている筈なのに、見出しも記事の内容も正反対なのにはびっくりしますよね。これじゃあ、一般の人がどの記事を読んでも、結局去年の年金がどうだったのかさっぱりわからないと思います。

朝日が去年の年金決算を「赤字」と報じた背景にはいつものように、「どんな小さな記事でも、安倍政権攻撃に使う」という固い意志があります。読売の「黒字」報道に安倍政権擁護の意図があったかは微妙ですね。いずれにせよ、どの記事を読んでも、年金の全体像は分からないでしょう。

それじゃあいったい、昨年の年金会計は本当はどんな状況だったのか、ここで分かりやすく解説します。