2024年に自民党を襲う特大スキャンダル。解散できない岸田総理の道連れで選挙大敗、ブタ箱送りも

なす事すべてが裏目となり、支持率も下落する一方の岸田政権。完全に国民から見限られた感が強い首相ですが、もはやこのまま去りゆくしか道はないのでしょうか。今回のメルマガ『有田芳生の「酔醒漫録」』ではジャーナリストの有田芳生さんが、年内の解散総選挙を断念した岸田首相の行く末を予測。さらに来年9月の総裁選までに残された、総選挙に打って出られる「唯一のタイミング」を考察しています。

※この記事は、メルマガ『有田芳生の「酔醒漫録」』2023年11月17日号の一部抜粋です。ご興味をお持ちの方はこの機会にバックナンバー含め初月無料のお試し購読をどうぞ。

有田芳生(ありた・よしふ)
1952年生まれ、ジャーナリスト、テレビコメンテーター。立憲民主党所属の元参議院議員(2期)。出版社に勤務後、フリージャーナリストとして「朝日ジャーナル」「週刊文春」など霊感商法批判、統一教会報道の記事を手掛ける。2022年12月より、まぐまぐのメルマガ『有田芳生の「酔醒漫録」』が好評配信中

年内解散総選挙を決断できず。ついに見えた岸田政権の終わりの始まり

岸田総理が年内の解散、総選挙を断念したと『朝日新聞』(1面)とNHKニュースが報じたのは、11月9日だった。

政権が驚愕したのは、毎週1人(山田太郎文科政務官、柿沢未途法務副大臣、神田憲次財務副大臣)の辞任も反映して、世論が離れているからだ。

11月13日に公表されたフジテレビと産経新聞の世論調査では、内閣支持率が27.8%(前回は35.6%)、不支持率が68.8%(前回は59.6%)だ。

もはや危険水域に入り、「春にも電撃退陣」と断定して煽るメディアまで現れている。菅義偉政権が選挙を前にして退陣したのと同じ空気が流れている。

私の実感としては、2009年夏の政権交代選挙に至る麻生政権のときのようだ。9月にリーマンショックが起き、世界経済に波乱が襲い、日本経済も先行き不透明になった。

麻生政権の支持率も低下し、いつ解散、総選挙に向かうかと、毎日のように観測情報が流れた。

私は「新党日本」公認、「民主党」推薦で東京11区(板橋)で立候補する予定で、毎日毎日地元を歩いていた。

私にとっては初めての衆議院選挙だった。参議院選挙と違って、いつ解散があるかは総理の腹次第だった。正直にいって毎日のように不安と不満が溜まっていった。「早く解散してくれ」という思いだ。

いままた多くの予定候補者の心境がわかる。勝利するか敗北するかではない。時間が延びれば勝つ条件ができていくというレベルではないのだ。

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ギクシャクの米中首脳会談。両国関係は和解不可能な敵対状態なのか?

11月16日、約1年ぶりに開かれた米中首脳会談。2017年4月以来の訪米となる習近平主席を米政府は表向き歓待、友好ムードを演出しましたが、会談自体は「実りあるもの」とはなりませんでした。その原因はどこにあるのでしょうか。今回のメルマガ『高野孟のTHE JOURNAL』ではジャーナリストの高野さんが、双方の「米中関係の捉え方の相違」が何をやってもギクシャクしてしまう根源であると指摘。さらに中国は米国に代わり世界覇権の奪取など考えていないとして、その判断理由を詳細に解説しています。

※本記事は有料メルマガ『高野孟のTHE JOURNAL』2023年11月20日号の一部抜粋です。ご興味をお持ちの方はぜひこの機会に初月無料のお試し購読をどうぞ。

プロフィール高野孟たかのはじめ
1944年東京生まれ。1968年早稲田大学文学部西洋哲学科卒。通信社、広告会社勤務の後、1975年からフリー・ジャーナリストに。同時に内外政経ニュースレター『インサイダー』の創刊に参加。80年に(株)インサイダーを設立し、代表取締役兼編集長に就任。2002年に早稲田大学客員教授に就任。08年に《THE JOURNAL》に改名し、論説主幹に就任。現在は千葉県鴨川市に在住しながら、半農半ジャーナリストとしてとして活動中。

米中会談が実りの少ないやり取りとなった虚しさの根源

米中首脳が11月16日、サンフランシスコでのAPEC首脳サミットの機会に会談し、軍部トップのレベルを含め対話を強化していくことなどで合意したのは結構なことではあるけれども、そもそも両国間で世界理解とそれに基づく両国関係の現段階についての原理的認識が一致していないことが、このギクシャクして実りの少ないやり取りの虚しさの根源である。

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調査だけで数十億円も交付。地方の目が「核のごみ」処分場に向いている訳

原発政策を強力に推進しながら、未だ高レベル放射性廃棄物の最終処分場建設予定地すら決められない日本政府。そんな中にあって、「核のごみ」により分断を余儀なくされた地域があることをご存知でしょうか。今回のメルマガ『ジャーナリスト伊東 森の新しい社会をデザインするニュースレター(有料版)』では著者の伊東さんが、処分地選定をめぐる「文献調査」を受け入れるか否かで民意が二分した長崎県対馬市のケースを紹介。その上で、「日本に核廃棄物の処分地として適する場所はない」と断言した地球科学の専門家有志の声明を取り上げています。

プロフィール伊東 森いとうしん
ジャーナリスト。物書き歴11年。精神疾患歴23年。「新しい社会をデザインする」をテーマに情報発信。1984年1月28日生まれ。幼少期を福岡県三潴郡大木町で過ごす。小学校時代から、福岡県大川市に居住。高校時代から、福岡市へ転居。高校時代から、うつ病を発症。うつ病のなか、高校、予備校を経て東洋大学社会学部社会学科へ2006年に入学。2010年卒業。その後、病気療養をしつつ、様々なWEB記事を執筆。大学時代の専攻は、メディア学、スポーツ社会学。2021年より、ジャーナリストとして本格的に活動。

長崎・対馬 「核のごみ」拒否 調査だけで交付金… かつてはカドミウム汚染に苦しめられ 処分場「日本に適地なし」

原子力発電の過程で出される高レベル放射性廃棄物、いわゆる「核のごみ」の処分地選定をめぐり、第1段階にあたる「文献調査」を受け入れるかどうか議論していた長崎県対馬市の比田勝(ひたかつ)尚喜市長は9月27日、市議会において調査を受け入れない意向を表明。

理由について、比田勝市長は受け入れの是非をめぐってそれぞれの主張による市民の分断が起こり、合意形成が不十分になったことや、風評被害、とくに韓国人環境客の減少など観光業に影響を与えるおそれを挙げた。

比田勝市長は、

「(賛成派・反対派)双方とも対馬市の将来を考えての議論であったと思う。私としてはこの見解をもってこの案件に終止符を打ちたい」(*1)

と語り、「核のごみ」をめぐり意見は対立した市民が再び、一体となるような施策を講じていく考えを示す。

「核のごみ」は最終処分場を設けて地下300メートルより深く埋めることを定めており、処分の選定にあたっては3つの段階で調査を行うことになっている。

このうち第1段階にあたる「文献調査」の受け入れについては、対馬市議会が9月12日、賛成派の団体が出していた受け入れの促進を求める請願を10対8の賛成多数採択。

文献調査に応じるかどうかは、最終的に市長が決めることになっていたが、比田勝市長は27日、議会最終日にて文献調査を受け入れない方針を固めた。

今回、文献調査の受け入れを求める請願を出したのは、長崎県建設業協会対馬支部や対馬市商工会(*2)。このような推進派は、今後、住民投票の実施や来春に控える市長選での候補者擁立を模索し、対立はしかし収まりそうにない。

目次

  • 調査だけで交付金…
  • かつてはカドミウム汚染に苦しめられ
  • 地質学者ら300人が声明公表 「日本に適地なし」

この記事の著者・伊東森さんのメルマガ

木村拓哉の弟というだけで「不倫トラブル」報道、櫻井翔の弟であるが故に「電通入社」報道…有名芸能人に感じる“運命の性”

女性週刊誌が報じて話題となった、元SMAPの木村拓哉の実弟で元アメフト選手、通称「キムサク」氏が不倫トラブルを抱えているという報道。芸能記者歴30年のベテランジャーナリスト・芋澤貞雄さんは、この報道を受けて、かつて嵐の櫻井翔の実弟・修氏を追いかけていた頃の「思い出」が蘇ってきたと語ります。

木村拓哉、櫻井翔、羽生結弦が併せ持つ“運命の性”

ちょうど1週間前、『週刊女性PRIME』が木村拓哉の弟で元アメリカンフットボール日本代表選手でもあった“キムサク”こと木村俊作氏の不倫トラブルを報道、ベテラン芸能記者たちは大いに盛り上がりました。

“キムタクに弟がいる!”と注目を集めたのは、最高視聴率が40%超えした『ビューティフルライフ』オンエア時で、当時キムサクが在籍していた日本体育大学アメフト部の練習場には“キムタクの弟”目当てにたくさんの女性たちが集まっていたのを記憶しています。

日体大を卒業したキムサクはアメフトのクラブチームである『アサヒビールシルバースター』に所属、川崎にある練習場にはやはり女性たちが詰めかけ、スタッフがセキュリティに四苦八苦していたこともありました。

キムサクは約20年前、ある週刊誌のインタビューで「どこに行っても“キムタクの弟”が付いてまわり親も自分もいい迷惑でしかなかった。“キムタクの弟”としてしか見られないのが悔しくて突っ張ってきた」と答えていました。

自分とは関係のないところで名前だけが一人歩きしていたのでしょう、キムサクを追いかけることでキムタクと疑似恋愛しているような錯覚に陥っていた女性たちもいたのかもしれません。

キムサクの名前を久々に聞いた私が頭の中にすぐ思い浮かんだのは『嵐』櫻井翔のことでした。

櫻井にも慶応大学ラグビー部だった実弟、修氏がいるからです。

特に私は修氏が大学在籍中当時、独自の取材として定期的に彼の周辺をチェックしていたのです。

修氏は名門ラグビー部の“セカンド・チーム”でしたが、練習試合ではスクラム・ハーフとして頻繁にその勇姿を見せてくれていました。

キムタクの弟はアメフト、櫻井の弟はラグビー…そんな共通点でキムサクの名前から修氏を思い出したわけです。

修氏の練習試合には必ずと言っていい程、13歳年上でトップ・アイドルの兄・翔の姿がありました。

慶応ラガーマンの弟を、何とか少しでもトップ・レギュラーとしてプレーさせたいという思いは、スタンドから遠巻きに翔を見ていてもその胸の内が伝わってくるようでした。

伝統の一戦と言われる早慶戦や明慶戦で、秩父宮のグランドで走り回る姿を見たいと願うのはラグビーをやっている者の家族として当然の思いでしょう。

そんなある日、慶応“セカンド・チーム”の練習試合を見た私は、2時間後にテレビの音楽番組生放送で『嵐』の『愛を叫べ』を見聞きしたことがありました。

歌詞は“マドンナ”と表現されていますが、愛する弟の、ついさっきまで走り回っていた修氏の姿がオーバーラップして、思わず目頭が熱くなったのを、あたかも昨日のことのように憶えています。

トップ・アイドルの弟が体育会系という共通点が2年前、重なったことがありました。

キムサクが突如現役復帰を公表したのです。

新たに在籍することになったチーム名は“電通キャタピラーズ”、修氏が電通に 入社して4年目のことでした。

羽生結弦は「8歳年上妻に捨てられた」説の真偽。たった105日で電撃離婚のナゼ、熱狂的ファンとマスコミが“責任押し付け合い”の修羅場

日本ばかりではない、世界中に激震が走ったと言っても過言ではないだろう。フィギュアスケート男子でオリンピック2大会連続金メダル獲得という偉業を成し遂げ、現在はプロスケーターとして活躍する羽生結弦(28)が17日深夜、離婚を決断したと公式X(旧ツイッター)で発表。結婚報告からわずか105日後のスピード離婚とあって、業界の一部では羽生が「年上妻に捨てたれた」という説まで出回っているようだ。その影で、羽生が発したメッセージをめぐり、早くもネット上では壮絶なバトルが繰り広げられている。本人が離婚原因として、「メディアによる執拗な取材と一部のストーカー行為」に言い及んでいたからだ。にわかに勃発したマスコミvs熱狂的ファンによる“責任の押し付け合い”は、そう簡単に収まりそうにない。

マスコミの過剰取材や身の危険を感じるほどのストーカー行為

フィギュアスケートファンのみならず誰もが耳を疑った発表がなされたのは、17日午後11時40分。X(旧Twitter)の「羽生結弦official_Staff公式」に、「応援してくださっている皆様へ」とのタイトルが付された羽生からのメッセージがポストされた。

その中で羽生は、「様々なメディア媒体で、一般人であるお相手、そのご親族や関係者の方々に対して、そして、私の親族、関係者に対しても、誹謗中傷やストーカー行為、許可のない取材や報道がなされています。生活空間においても、不審な車や人物に徘徊されることや、突然声をかけられることもあります」と、マスコミの過剰取材や身の危険を感じるほどのストーカー行為が横行している現実に言及。

かような状況を「私たちは、共に思い悩みながらも、このような事態から、互いをなんとか守っていけるように努めてきました」と、夫婦でいたわりあいつつ乗り越えようと努力を重ねたという。とは言え程なくして、そんな生活も限界を迎える。羽生は続けてこう綴った。

「このような状況が続いていく可能性と、一時改善されたとしても再びこのような状況になってしまう可能性がある中で、これからの未来を考えたとき、お相手に幸せであってほしい、制限のない幸せでいてほしいという思いから、離婚するという決断をいたしました」

こうして羽生は、3ヶ月あまりの結婚生活にピリオドを打った。

この突然の発表に、SNSに書き込みが殺到するなどネット上は騒然。各種メディアも一斉にこのニュースを報じた。熱狂的羽生ファンが多いことで知られる中国でも衝撃をもって受け止められ、「妻のことをどう思っていたの?」「羽生結弦が女性を守れない言い訳?」等と言った声も上がっていたと報じられている。

「羽生は年上妻に捨てられた」説は本当か

そんな中、業界の一部に出回っているのが上述した、「羽生が年上妻に捨てられた」という説だ。自分自身や家族を守りきれない羽生に妻が「三行半」を突きつけたとするものなのだが、果たしてそれは信じるに値するのだろうか。在京キー局のニュース番組制作に携わっていた関係者はこう話す。

「羽生くんは夫として妻を守る強い男というタイプではないというイメージから、そのような言説が出回ったんでしょうね。実際には一部のマスコミ関係者がでっちあげた筋の悪いデマだと思いますよ」

さらに同氏は「しなやかかつエレガントな羽生くんの雰囲気に対する嫉妬という面もあるんじゃないでしょうか」と付け加えたが、むべなるかなである。

勃発した「マスコミ責任論」vs「熱狂的ファン原因論」

このような噂話のレベルにすぎぬ情報を流布させるマスコミへの批判もある一方で、ネット上では一部の熱狂的ファンによるストーカー行為も槍玉にあがっている。X(旧Twitter)では、離婚報告直後から「マスゴミが原因」の声に対して「ファンが離婚させた」といった激しいバトルが繰り広げられているのだ。羽生に離婚を決断させた原因をお互いになすりつける「責任の押し付け合い」バトル、双方の譲らない様子から見ても当面収まることはないだろう。

今回の件をポジティブに捉えてみれば、羽生が妻とその家族を守るため「偽装離婚」という大芝居を打った可能性もありうる。マスコミや一部熱狂的ファンの熱が冷めた頃に再び正式に婚姻届を提出すれば、このような事態が繰り返されることもないだろう。今後は何かと五月蝿いマスコミの目の届かぬ土地へ移住し、静かに2人だけの幸せな生活を送っていただきたいと本心から願う。

なぜ、英誌『エコノミスト』は日本経済の“復活”を説いたのか?示された「3つの理由」

悲観材料ばかりが取り上げられる日本経済ですが、イギリスの有名経済誌『エコノミスト』は、日本経済の復活を説いていることをご存じでしょうか? 今回のメルマガ『在米14年&海外販路コンサルタント・大澤裕の『なぜか日本で報道されない海外の怖い報道』ポイント解説』では著者の大澤さんが、日本のメディアではほとんど報じられない、エコノミスト誌の「日本経済が復活する理由」をあげながら、世界的な著名投資家がこぞって日本に投資している根拠を解説しています。

英誌『エコノミスト』が説く「復活する日本経済」

日本のGDBが世界第4位になることが確実になりました。ドイツに抜かれるのです。

将来に対する悲観は高まり、問題は山積みのように思われる日本経済ですが、必ずしも海外はそう見ていないようです。

今週の英誌エコノミストの記事をご紹介します。

世界の投資家が再び日本に熱狂している。

ウォーレン・バフェット氏はこの春、10年以上ぶりに東京を訪れ5つの商社に大きな投資をした。

世界最大の資産運用会社ブラックロックのラリー・フィンクCEOも先月、東京への巡礼に加わった。

投資銀行のモルガン・スタンレーは「日本は30年間の経済停滞から確信を持って脱却した」と言っている。

 

解説

彼らはなぜ日本経済の復活を予想しているのでしょうか?

同記事は3つの要因をあげています。インフレ、制度改革、世代交代です。

インフレ率は日銀の目標である2%を超えた。確かにこれは日銀が望むような需要主導型のインフレではない。

とはいえ、企業、労働者、消費者が物価や賃金についてどう考えるかは変わった。賃金と消費の健全な成長サイクルへの道が開かれたのである。

解説

言葉を変えて言うと、インフレは現金を使わないで貯蓄することの罰則なのです。現金の価値が目減りするわけですから、投資した方がよいのです。

今まで企業がためてきた膨大な内部留保の現金が投資に向かうのです。経済を引っ張る大きな牽引力になるでしょう。

さらに記事は続きます。

もうひとつ、世代交代が過小評価されている。古い企業では、1980年代の栄光の時代に通用したビジネスのやり方に固執する上司が現場を去りつつある。

若い起業家たちは、新しい日本株式会社を作ろうとしている。

証券会社マネックス・グループのジェスパー・コル氏によれば、日経平均株価指数採用企業の最高経営責任者(CEO)の平均年齢は、この10年で12歳も下がったという。

終身雇用や年功序列型賃金といった古いしきたりを乗り越えつつある企業も多い。

日本の若者は転職に前向きだ。優秀な人材はますます新しい会社に入ったり起業したりしている。

解説

どうしても悲観論に傾きがちな国内の報道ですが、英誌エコノミストがこのような見方を日本経済にしているという事はうれしいことです。

著名な海外投資家が日本に投資しているのはその見方が机上のものではない証拠でしょう。

社会の分断化を推し進める「バランスを欠いた報道」を見極めるために

メルマガ『在米14年&起業家兼大学教授・大澤裕の『なぜか日本で報道されない海外の怖い報道』ポイント解説』 では、在米14年の経験と起業家としての視線、そして大学教授という立場から、世界で起きているさまざまなニュースを多角的な視点で分析。そして各種マスコミによる「印象操作」に惑わされないためのポイントを解説しています。11月中であれば、11月配信分のメルマガ全てが「初月無料」でお読みいただけます。この機会にぜひご登録ください。

月額:¥330(税込)/月
発行日:毎週 日曜日(年末年始を除く)
形式:PC・携帯向け/テキスト・HTML形式

この記事の著者・大澤裕さんのメルマガ

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なぜ、お金持ちは「セールにはいかない」けれど“100均”には行くのか?

超富裕層の人たちは、一体何を考えてお金を使っているのでしょうか? 今回、無料メルマガ『毎日3分読書革命!土井英司のビジネスブックマラソン』では、超富裕層150人から学んだというお金持ちの金銭感覚について具体例をあげています。

【お金持ちの金銭哲学】⇒『お金持ちは合理的』

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お金持ちは合理的

立川健悟・著 すばる舎

こんにちは、土井英司です。

本日ご紹介する一冊は、超富裕層150人から学び、自身も金融資産3億円を達成したというファイナンシャルプランナーの立川健悟さんが、お金持ちの金銭哲学をまとめた一冊。

お金持ちが何にお金を使い、何にお金を使わないのか、何かを買う時、どんな判断基準でモノを買うのか、具体例も交えながら書かれています。

  • セールには行かないが100均には出没
  • 量り売りの食品を好む
  • ビュッフェ形式のレストランは不評
  • 車の色は白か黒
  • ベッドと枕にお金を惜しまない

など、お金持ちの生態が書かれているのが面白いですね。

最近、行動経済学がブームですが、本書によると、お金持ちは行動経済学を無効化する「お金持ちマインド」を持っている人たちだそうです。

具体例を挙げると、流行に振り回されない(バンドワゴン効果)、「損をしたくない」という意識を持たない(損失回避性)、「元をとろう」としない(サンクコスト効果)などです。

こうして見ると、確かにお金持ちは、一般の人とは明らかに異なるお金の感覚を持っている人たちなんだということがよくわかりますね。

小難しい理論やデータを極力排して、お金持ちの「行動」にフォーカスしているので、読み物感覚でお金持ちマインドをインストールできると思います。

もちろん、わかったところで実践するのは大変だと思いますが、お金持ちがどんなマインドを持って日々の暮らしや投資判断をしているのか、知るだけでもお金持ちに一歩近づけるのではないでしょうか。

さらりと読めて役に立つ、良い本だと思います。

韓国の常識が崩れた。エリートスポーツでも日本に負ける理由とは?

韓国国内で定説だった「エリートスポーツは日本より韓国が強い」という言葉。いまや日本のほうが強くなってしまい、常識が崩れました。今回、無料メルマガ『キムチパワー』の著者で韓国在住歴30年を超え教育関係の仕事に従事している日本人著者が、なぜ日本はエリートスポーツでも強国となれたのか、専門家の話とともに詳しく語っています。

ツナグ文化が日本の強み

韓国国内で「エリートスポーツ(国家代表級)は韓国、生活スポーツは日本が強い」という言葉が通用していたことがあった。しかしこの常識が崩れた。現時点で日本はエリートスポーツも韓国より強い。

野球とサッカー、バスケットボール・バレーボール(男女)の4大スポーツいずれも日本が韓国より世界ランキングが高い。特に、10年前までは一枚下だった男女バスケットボールでさえ日本が上だ。日本は陸上短距離などアジア選手には「壁」のように感じられた種目でもオリンピックメダルを獲得するなど底力を見せている。

生活スポーツ強国の日本は、どうしてエリートスポーツも強国になったのだろうか。国家代表選手たちの競技力向上の責任を負う日本体育界のリーダーたちに秘訣を直接聞いてみた。

彼らは、

1.前任者が立てた計画を簡単に覆さない文化

2.弱点を「顕微鏡分析」して補完するピンセット支援

3.成人代表チーム戦略を幼少年チームにも移植する協力システム

4.国家代表選手たちの心構え

などを挙げた。このような内容は危機のK(韓国)スポーツに与えるヒントでもある。

「信頼関係」が地に落ちても利害第一。公明党と自民党の醜い関係

10月22日に投開票された衆院長崎4区の補欠選挙で、公明党の推薦を取りつけた自民党の金子容三氏が当選しました。今年5月の公明党幹事長の「東京での自公の信頼関係は地に落ちた」発言と矛盾する動きに疑問を呈するのは、評論家の佐高信さんです。今回のメルマガ『佐高信の筆刀両断』では、公明党が築いているのは「利害関係」と喝破した前川喜平氏の言葉を紹介。そんな公明党との関係が疑われる人物として、作家の佐藤優氏、小池百合子都知事、山本太郎れいわ新選組代表の名をあげ、動向を伝えています。

自公の信頼なき利害関係

公明党幹事長の石井啓一が自民党に対して「自公の信頼関係は地に落ちた」と発言したその舌の根も乾かないうちに、公明党はたとえば長崎の補選で自民党の世襲候補を応援し、勝利させた。

石井の発言には「東京で」という注釈がついていたから問題はないと居直るかもしれないが、東京ではダメで長崎ならいいというのは公党の信頼関係と言えるのか。

いまや確かなファンのいる「3ジジ放談」(ユーチューブで流れる)で私がそう言ったら、前川喜平がズバリ、「それは信頼関係ではなく利害関係ですね」と指摘した。

公明党(創価学会)批判のユニークな雑誌『フォーラム21』の10月号に私は「創価学会の守護神の“言論封殺魔”」と題して佐藤優批判を寄稿したが、同じ号で溝口敦が「池田名誉会長は組織内にあってジャニー喜多川氏以上に神格化された存在」と書き、芸能関係の創価学会員を次のように挙げている。

久本雅美、柴田理恵、山本リンダ、岸本加世子、石原さとみ、上戸彩、井上真央、滝沢秀明、氷川きよし、加藤茶、仲本工事、研ナオコ、芸能関係ではないが、野球の栗山英樹も落とせないだろう。

佐藤優については同誌の2020年3月号に古川利明があまりの「安倍(晋三)自公政権の守護神」ぶりに驚いた、と書いている。

朝日新聞出版で出している『アエラ』の同年2月17日号「佐藤優の7DAYS 実践ニュース塾」で「黒川検事長の定年延長『総長』なら問題ない」と題して「法務・検察のトップ人事も究極的には、国民の直接選挙によって選出された国会議員から選ばれた内閣によって統制されるべきだと思います。その観点で、能力主義に基づいて黒川氏の定年を検事総長への就任含みで延長したことは、国家公務員法に基づいてなされたので問題はありません」と佐藤はお墨付きを与えているのである。

選挙で選ばれたら何をやってもいいと言っているわけで、「能力主義に基づいて」なら林真琴であることは明らかなのに詭弁も甚だしい。黒川がいたから、大臣室でカネを受け取った甘利明も捕まらなかったし、森友学園事件の財務省理財局長、佐川宣寿も不起訴になってしまった。

信頼関係ならぬ利害関係で学会および公明党と現在「良好な関係」を保っている人に都知事の小池百合子がいる。『フォーラム21』の2020年8月号によれば「過去の人」と化していた小池が一連のコロナ禍対応で存在感を取り戻し始めると、公明党はさっそくスリ寄り、幹事長(当時)の斎藤鉄夫が記者会見で「党内組織を使って(小池の支援を)徹底している」と明かした。

また、現役創価学会員の野原善正が2019年の参議院選にれいわ新撰組から立候補した時、出馬表明の記者会見に同席した代表の山本太郎は池田大作を「本物の平和主義者」と絶賛した。どうしても私がれいわ及び山本を信じきれない理由がそこにある。

この記事の著者・佐高信さんのメルマガ

image by: 首相官邸

マンションの「自治会」って何をするところ?入らなきゃダメなの?

マンションに入居した際に「自治会に入ってください」と言われることってありますよね。しかし、自治会ってそもそも何をしているのかよくわからない…という人も多いのではないでしょうか。今回のメルマガ『まんしょんオタクのマンションこぼれ話』では、一級建築士及びマンション管理士の廣田信子さんが、マンションの自治会について詳しく伝えるとともに、活気のある自治体の例を紹介しています。

素朴な疑問。マンションの自治会って何のためにあるの?

こんにちは! 廣田信子です。

自治会って何のためにあるの?

マンション住民で特に何もやっていないけど入らなくちゃいけないの?と聞かれます。

そもそも自治会は何をするところなのか…です。

ある地方公共団体の説明では、

「自治会は一定の区域内に住んでいる人々によって構成される任意団体です。民主的・自主的に組織された独立団体であって、行政の下部組織や末端組織ではありません。」

とあります。

さらに、

「住民の声を行政に届けたりするなど、行政とのパイプ役として公共的な性格も持ち合わせています。」

と。

でも住民の声を伝えるのではなく、大体は自治体からの連絡を伝える役割ですよね。

広報活動、防犯・防災活動、環境美化活動、親睦・交流活動等が具体的にあげられています。

さらに、

「自治会の効率的な運営を行うためには、班編成や専門部の構成などの内部の組織づくりに工夫が必要で、どこに、どんな人が住んでいるかを把握し、自治会に加入してもらうよう活動することが基本。役員を交代しても、円滑に自治会を運営していくためには、例えば、一部の役員を再任して新体制とのつなぎ役とするなどの工夫が必要。日頃から自治会を担ってくれる後継者の育成に努めることも大切。そして、計画が、現在どんな状態になっているかを把握し、問題点があれば反省を加え、状況に応じた評価と反省をすることが大事です。」

と。

何だか、読んだだけで頭がくらくらしてしまいます。

これじゃ、民主的、自主的な組織とはいえないですよね。