【京都】平安時代へ時間旅行。都の秋を彩る「時代祭」の歩き方

京都三大祭のひとつ、「時代祭」の季節が今年もやってきました。国内でも最も優雅で古趣に富んだ祭とも言われるこの「時代祭」を徹底的に楽しむための前知識を、無料メルマガ『おもしろい京都案内』の著者・英 学(はなぶさ がく)さんがわかりやすく解説してくださっています。

京都の誕生日と時代祭

今日は10月22日に行われる京都三大祭のひとつ時代祭についてお伝えします。

時代祭は平安神宮の例祭です。そして毎年京都の誕生日でもある10月22日に行われています。当日は京都御所の建礼門から京都御苑の堺町御門を出て時代風俗行列は平安神宮を目指します。今回は、時代祭の由来や成り立ち、また平安神宮の魅力をお伝えします。

明治28年に平安神宮が創建されました。平安神宮の管理と保存のための市民組織として平安講社が作られました。そして、その記念事業として行われたのが時代祭です。明治時代より前の各時代の風俗を取り入れた時代行列が行われるようになり、これが時代祭と呼ばれるようになりました。第1回の時代祭は、創建されたばかりの平安神宮への参拝として明治28年10月25日に行われました。2回目からは794年に平安京の都が京都に移された日である10月22日に行われるようになりました。

平安神宮に祀られている祭神は京都に都を遷した桓武天皇と首都京都の最後の天皇・孝明天皇です。この2柱の御霊が、2人の住まいであった御所から街の繁栄を見ながら行列のお供を従えて神宮へ行く形をとっています。ご神霊に京都市中を巡行していただき、市民の暮らしぶりをご覧頂き、京都全市民が心を一つにし平安を祈る祭礼なのです。それこそが時代祭の真意です。

時代祭の開催日は桓武天皇が長岡京から平安京に都を移したとされる10月22日なので、この日は京都の誕生日とも言えます。「一目で京の都の歴史と文化が理解できるものを」「京都をおいて他にはまねのできないものを」という思いで行われました。そこには京都人の心意気と誇りがふんだんに織り込まれているのです。

世の中を変えるほどの発明は最初、誰もその重要性に気づかない

世界的エンジニアの中島聡さんがお送りするメルマガ『週刊 Life is beautiful』。今回は「発明」に関する、とある記事に対して、中島さんが自身の見解を述べています。ライト兄弟の有人飛行やベルの電話など「世紀の大発明」と呼べる発明であっても、その重要性を世の中に認知してもらうまでには膨大な時間がかかりました。中島さんも自分自身がInstagramに先駆けて発明した世界初のスマホ向け写真共有SNS「Big Canvas PhotoShare」を例に、その難しさを語っています。

私の目に止まった記事

When You Change the World and No One Notices

世の中を変えるほどの素晴らしい発明をしても、しばらくの間は誰もその重要性に気がつかない」という記事ですが、色々と考えされらる記事です。

ライト兄弟が、世界初の飛行に成功した時にも、しばらくの間はメディアは取り上げず、その後も、多くの人たちが「人間が空を飛ぶなど不可能」と言い続けていたそうです。電話も、発明された当初は、「こんなもの役に立たない」と言われていたそうです。

私が開発に関わった GUI (Graphics User Interface)も、発明をしたのは Xerox PARC の研究者たちでしたが、それを一般の人たちの手に届く形にしたのが Apple で、人類になくてはならないものにまでしたのが Microsoft でした。

今では、当たり前になった「写真共有型SNS」を世界で最初にスマートフォン向けに提供したのは私でしたが(Big Canvas PhotoShare)、世界に普及させたのは Instagram でした。しかし、PhotoShare のアイデアのベースは、日本の J-Phone が世界初の「カメラ付きケータイ」を発売した時に提供していた写真のストレージ・サービスでした。

J-Phone の担当者と話した時に、数多くのサービスの中で、最も解約率の低いサービスが写真のストレージ・サービスだったと聞き、それならば、それをさらに共有することを可能にしたサービスを作ったら普及するに違いないと思ったのです。

去年オープンソース化した Swipe も、私自身は「進化の袋小路」にはまってしまった EPUB に変わる画期的な技術だと確信していますが、これを普及させるのは簡単ではないし、時間もかかると認識しています。10月にはオーサリング環境をリリースする予定なので、少々お待ちください。

image by: Shutterstock

 

『週刊 Life is beautiful』より一部抜粋

著者/中島聡(ブロガー/起業家/ソフトウェア・エンジニア)
マイクロソフト本社勤務後、ソフトウェアベンチャーUIEvolution Inc.を米国シアトルで起業。IT業界から日本の原発問題まで、感情論を排した冷静な筆致で綴られるメルマガは必読。

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ニューヨークの通勤バスに見るアメリカ人のマインドとは?

ニューヨーク、特にマンハッタンにおいてバスは「お年寄りが利用する交通機関」、というイメージがあります。

慢性的に渋滞する街で忙しいビジネスマンが利用することは滅多にありません。

乗ったが最後、横目で歩行者に悠々と追い抜かれていく速度を受け入れなければなりません。

そのくらい、鈍(のろ)い。

先日、優秀なバスドライバーを表彰する記事を見ました。

表彰された彼の持つトロフィーにはカタツムリのモチーフが。

それくらい「ゆっくり進む交通機関」というのが、この街の共通認識です。

今朝、そんなバスに事故的に乗ってしまいました。

しかもいちばん混み合う通勤時間帯。覚悟はしていたものの、やはりあり得ないほど進まない。

僕も含め、乗客全員がイライラしていました。

事件はそんな時に起きました。

車椅子に乗った年配の女性と、付き添いの30代くらいの男性が停留所で下車しようとします。

当然、付き添いの男性が手を貸して迅速に対応するかと思いきや…。

「ママ! 頑張って! そう! 負けないで! もう一息!」と声援だけで、一切、手を貸すそぶりすらありません。

力添えすればスグに下車できるところ、多くの通勤客を待たせたまま、声だけを出している。

これにはさすがの他の乗客も呆れ、一斉に注意し始めました。

「手を貸してあげなよ」「声だけじゃなくて、実際に助けなさいよ」と。

すると、彼は非難する声に向かい、涙目で、こう叫びました―。

「僕だって、手を貸したい! それは簡単だ! でも、ママはこれからホームで一人暮らし、これから一人で何でもやっていかなきゃいけないんだ!!」と―。

え? それ、いま? する?

NY摩天楼通信 VOL.3

彼の理屈は正しいかもしれない。

言ってること自体は間違っていない。

ただTPOでいうと、Tも、Pも、Oも間違ってる(笑)。

明らかにおかしい。

フレーズが正しくても、状況がとんでもなく正しくない。

「いい? アナタのご家庭の事情はわかるけど、これだけの人を巻き込む権利なんてないのよ」。

近くにいた、白人のおばさんがやさしく説明しても、彼はピンときていないようでした。

なぜなら、彼は「間違ったことを言ってない」から。

実はこの光景、ただの「おかしな朝の風景」で済ませられない重要な意味を含んでいる気がします。

このアメリカ人のマインドに、僕は世界における今のアメリカ合衆国の立ち位置を見た気がしました。(と言えば大げさか)

かつて「ブッシュの聖戦」と言われた湾岸戦争以来、この国は「世界の警察気取りか?」と世界中から非難され続けています。

おそらく、アメリカの大義は「世界を平和に」という正しいスローガン。

核がない国を攻撃しても、民間人を巻き添えにしても、この国は、涙目で「正しいスローガン」(だけを)叫ぶ。

彼のように。(それがまた誰が聞いても正しいスローガンだけに余計に厄介な気がします)

そして「正論」を叫んでいる時、「正論」だけに人間は気持ちよくなります。

それは、実は「危険だから遠足はヤメましょう!!」と叫んでいるPTAのオバサンと変わらない。

「自己主張をハッキリするアメリカ人」を日本では割といい意味で引用されることが多いかと思います。

でも、それって「理はコチラにある」という内容証明みたいなもので、提出したからには好きなことさせてもらうよ、ってことにならないだろうか。

その結果が建国以来の「戦争皆勤国」になってしまったのではないでしょうか。

「“ただの”正論だけで、周りを巻き込むなよ」―。

涙目の彼に、外国人として、この国に住まわせてもらってる僕の答えです。

(2016年9月3日号掲載)

 

記事提供:ニューヨークビズ 

image by: Shutterstock

 

NEW YORK 摩天楼便り-マンハッタンの最前線から-by 高橋克明』 

Takahashi_Yoshiaki_face2著者/高橋克明
全米No.1邦字紙「WEEKLY Biz」「ニューヨーク ビズ」CEO 兼発行人。同時にプロインタビュアーとしてハリウッドスターをはじめ400人のインタビュー記事「ガチ!」を世に出す。メルマガでは毎週エキサイティングなNY生活やインタビューのウラ話などほかでは記事にできないイシューを届けてくれる
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なぜいるの? 視力の良い人、悪い人。 遺伝や体質との関係は

「最近、以前よりも目が見えにくい」「視力が落ちた」と感じることはありませんか?

視力低下の原因はさまざまですが、同じように目を使っていても、眼鏡をかけている人もいれば、眼鏡を必要としない人もいますよね。

この違いって何なのでしょうか。詳しく解説していきましょう。

そもそも視力って何?

まず、私たちの「視力」には3つの種類があることはご存じでしょうか。

視力には、「動体視力」「静止視力」「深視力(しんしりょく)」といった3つの種類があります。そのうち、私たちが一般的な視力検査で測定する視力は「静止視力」で、どれくらい目が見えるかを評価しています。

今回はこの3つの視力のうち、この静止視力(以下、「視力」と表現)についてお話します。

視力が落ちた!これってどうして?

ヒトは生まれたときから大人のような視力はありません。視力は、成長とともに、周りから適切な刺激が加わることで発達します。赤ちゃんは明かりがぼんやりと分かる程度の視力しかないのです。
大人と同じくらいに見えるようになるのは、8歳くらいからといわれています。

そのため、この成長段階で何らかの影響を受けた場合、視力が十分に発達せず、小さいころから眼鏡が必要になることもあります。

元々あった視力が低下してしまう原因として考えられるものは、次の2つが考えられます。 

(1)屈折異常によるもの…近視、遠視、乱視、老眼(老視)など
(2)ほかの目の病気によるもの…緑内障や白内障など

今回はこのなかでも、最近増加傾向にある「近視」についてご説明します。

近視ってどんな状態?

ヒトの目は、よくカメラに例えられます。

目には、レンズの役割を果たす水晶体、見たものを映す網膜があり、このレンズの厚みを変えることでピントを合わせています。しかし、水晶体が自ら動いて調整することはできません。

水晶体の周りにある「毛様体筋(もうようたいきん)」という筋肉が緊張したり、ゆるくなったりすることで水晶体の厚みを調節しているのです。そして、このピントが合わせられなくなると、ものがはっきりと見ることができない状態、つまりは視力が落ちた状態になります。

網膜より前にピントが合ってしまい、遠くの物がよく見えない状態を「近視」といいます。逆に近くにある物にはピントが合い、像が網膜上に結ばれるために見やすくなります。

視力は遺伝する?

両親が眼鏡をかけていたり、視力が悪い家族がいると、「自分も視力が低下してしまうのではないか」と不安に思う方もいることでしょう。

近視になる原因には、大きく分けて「遺伝要因」と「環境要因」があります。

軽度の近視では、環境要因が強いと考えられていますが、一方で強度の近視は遺伝の影響が大きいといわれています。また、遺伝と環境の両方が関係している場合もあります。

このように、遺伝によって視力が低下することがありますが、それだけでなく、近い距離で家族一緒にテレビを見るなど、近視になりやすい生活をする家族の習慣なども影響していると考えられます。

遺伝だけじゃない視力を低下させる生活って?

環境要因は、目の使い方が大きく関わってきます。近くを見ることが多いと水晶体が厚くなり、水晶体での屈折する力が強くなります。この状態が続くと、いつも近くを見るのに楽な目、つまり近視になっていくのです。

また、「仮性近視(調節緊張症)」というものもあります。
これは、パソコンやスマホなど近い物を長時間見続けることで毛様体筋が一時的に異常に緊張して凝りかたまり、近視のようになった状態です。

毛様体筋の緊張をとることで改善はできますが、近視の発症や進行の前段階の場合もあり、注意が必要です。最近、視力が低下している方は、パソコンやスマホなどの影響で仮性近視になっていて、ピント調節がうまくいっていない可能性も考えられます。

視力を低下させないためには?

視力を低下させないためには、正しい姿勢でパソコンや読書をする、長時間目を酷使せずに適度に休憩をはさむ、寝る前に暗くなった部屋でスマホを使用せずに、適度な照明を設置するなど、日々の生活の中で見直せるところもあります。

これらの改善点は、「暗いところでは本を読まない」「姿勢を正しなさい」など、昔からの親をはじめとする大人たちから注意をされたことに通ずるものがありますね。

近年はスマホやパソコンなど、近くで見ることの多い作業が増えています。視力を低下させないために、生活の中で気をつけていかなければいけないことが増えてきたと言えるでしょう。

視力が落ちてきたと感じるのであれば、視力低下の原因は屈折異常だけでなく、目の病気(緑内障や白内障)なども考えられます。そのままにせず適切な診断を受けられるよう、早めに眼科を受診しましょう。

執筆:井上 愛子(保健師、看護師)

 

<執筆者プロフィール>
井上 愛子(いのうえ・あいこ)
保健師・助産師・看護師・保育士。株式会社とらうべ社員、産業保健(働く人の健康管理)のベテラン

 

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記事提供:Mocosuku

ホリエモン「企業Tシャツはダサい」【メンズバイヤー特別対談2】

メルマガ界の両巨頭が初顔合わせ!特別対談の第二弾をお届けします! 出版やテレビ出演、ビジネスにと精力的に活動を続ける堀江貴文さんと、ここ最近メルマガ登録者数が激増し、著書の出版やWeb『日刊SPA!』の連載などでも大活躍中のメンズバイヤーMBさんの2人による第一弾の対談ではファッション、ビジネス、ネットサービスの未来像までを熱く語っていただきました。お二人の有料メルマガをご購読いただいている読者限定で公開している対談を、今回も特別に一部だけ公開。はたして、第二弾ではどんな熱いトークが繰り広げられたのでしょうか?

※今回掲載した2倍以上のボリュームの “対談完全バージョン”は堀江貴文さんメンズバイヤーMBさんご両人のメルマガにご登録頂くと読むことが出来ます。9月に登録すれば初月無料期間内に対談も全文読める大チャンス!

企業の配るノベルティーTシャツは、なぜここまでダサいのか?

堀江:Tシャツにしても、最近俺の友達がGANSO KIGYO T-SHIRTSっていうのを始めたんですけど、それは企業Tシャツをおしゃれにデザインするっていう……。

MB:ありますよね。

堀江:それこそ企業の展示会とか行くと、ノベルティーでめっちゃダサいTシャツをみんな作るじゃないですか。それを見て「バカか」って、いつも思ってるんですよ。

まぐまぐ:確かに。

堀江:売り物だったらともかく、こんなものをタダで配って誰も喜ばないっていう。誰も外で着ないし、せいぜい部屋着っていう。こんなアホなこと、なんでずっとこいつら続けてんだろうなと思ってて。それで僕は15年前に、そういう企業ノベルティーって本当にみんなアホだなと思って、世界で初めてうまい棒でノベルティーを作ったんですよ。

MB:あれって、堀江さんが最初なんですか。

堀江:そうです。最近は結構当たり前になりましたけどね。最初、うまい棒を作ってるやおきんに頼みに行ったら、「最低ロットは10万本で、上代10円のところを9円で卸します」って言われて。それで版を起こしてくれたんですよ、オリジナルの。

MB:面白い!

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堀江:味も選ばせてくれるしね。で、僕がやったら「これいいな」って言ったことで、みんなマネしだして。今やもう何百種類って企業コラボやってるんじゃないかな。

MB:やってますよね。定番中の定番。

堀江:だから僕、うまい棒フェスみたいなのに呼ばれましたもん、ゲストで。そしたら、そこの人が「堀江さん、あの時の現物が……」とか言って、十何年も前に作ったうまい棒がそのまま保存されてたっていう。

MB:(笑)。さっき企業ロゴTの話がありましたけど、ファッションエリート的な話をすると、企業ロゴTっていうのは世界的なファッショントレンドになりそうなんですよ。あの輸送物流会社のDHLってあるじゃないですか。そのDHLのロゴプリントのTシャツとかって、バレンシアガのデザイナーがやり始めて、それで注目されて「企業ロゴTシャツって、格好いいんじゃねえの」って流れになって。

堀江:そうなんですよ。企業ロゴっていい感じでやると、普通に普段着として着れるものになるんですよ、実は。

MB:だから、DHLとか超おいしいなと思って。コレクションで使われちゃって、みんな見るし、みたいな。

堀江:そうなんですよ。

MBファッションエリートたちに着てもらえれば、結局その人たちって見せるためにおしゃれしてるわけだから、広告塔としては最高ですよね。

【書評】なぜ『バカの壁』養老孟司氏は人生を死から逆算するのか

ベストセラーとなった『バカの壁』の著者・養老孟司さんの人生論、それは自らの「死」から逆算して日々を生きるというものでした。そんな目からウロコの視点が綴られた1冊が、無料メルマガ『毎日3分読書革命!土井英司のビジネスブックマラソン』で紹介されています。

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養老孟司の人生論』養老孟司・著 PHP研究所

こんにちは、土井英司です。

人生であれ、ビジネスであれ、受験であれ、意味ある時間の過ごし方をしようと思ったら、ゴールから逆算してみること。

本日ご紹介する1冊は、「死」から逆算して人生を語るという、一風変わった人生論。

著者は、解剖学者であり、東京大学名誉教授の養老孟司さんです。ベストセラー『バカの壁』で記憶している方も多いのではないでしょうか。

本書『養老孟司の人生論』は、2004年にマガジンハウスから刊行された『運のつき』を復刊し、改題したものですが、高齢化社会の今読むと、また新しい発見があります。

「自分の死はどうでもいい」
「去年の自分と今年の自分では、からだを作っている物質は、ほとんど入れ替わっている」
「あたりまえの極限が美人」

など、現代的な価値観からすると、目からウロコの視点が示されており、生き方やあり方を考える、良いきっかけになります。

さっそく、気になったポイントを見ていきましょう。

 

死ぬことを考えているのは、いまの元気な私です。でも「現に死にそうな私」は、「いまの元気な私」じゃない。そんなこと、あたりまえです。だからその二人は別人なんですよ

理屈で解決しないから、人間は具体的に人生を生きるんですよ。理屈で人生が全部わかるんだったら、わざわざ生きてみる必要も、死んでみる必要もないじゃないですか

いまの人は長生きがいいことだと思っています。だからこの「憂き目」なんて言葉は、思い出さないでしょ。源平から戦国までの時代なら、そんなこと、よくわかってましたよ。うっかり長生きしたばかりに、年寄りが一族滅亡の場に立ち会う羽目になる

物質的に考えたって、去年の私と今年の自分では、からだを作っている物質は、ほとんど入れ替わっているんですからね。現代人は「客観的な」人たちなんでしょ。客観的ということは、科学的ということで、それなら自分がどんどん変わるということは、物質的には認めなけりゃいけません。それなら「同じ私」なんて、ない

私の性格はネアカかネクラか。人はどっちにもなるんですよ、状況や頭の具合しだいで

どんなに独創的といわれる仕事でも、他人が理解しなかったら意味がないんです。ところが、他人が理解するということは、「同じことを考えてる」ということですからね

おかげさまで、ずいぶん幸せになりました。ということは、それまで我慢してたってことです

すでにやってしまった以上は、その結果がよいほうに向かうように、あとの人生を動かすしかない

ふつうの女性の顔写真を百人分集めて、コンピュータで重ね合わせます。そうすると、むろんいささかピンボケ顔になりますが、それでも美人になるんです

いわゆる常識では、「その人が選ぶのは対象だ」と思っているわけです。私はそうではなくて、自分が選ぶのは方法だと決めた

仕事は自分の人生の方法であって、仕事自体が目的ではないんですよ

◆「これを楽しむものにしかず」に至る三段階
第一段階:なにかをするとき、嫌いだけど、努力する
第二段階:なにかを好んで一生懸命にやる
第三段階:それをやっている過程を楽しんでる

人間は変わって当たり前、という話を聞いて、本当に心が軽やかになりました。また、「嫌いだけど、努力することでやがてこれを楽しむものにしかずの段階に至る、という話も、働く人にとっては重要なアドバイスだと思います。

キャリアの転換期にある方、人生の転換期にある方に、ぜひおすすめしたい1冊です。

image by: Shutterstock

 

毎日3分読書革命!土井英司のビジネスブックマラソン
著者はAmazon.co.jp立ち上げに参画した元バイヤー。現在でも、多数のメディアで連載を抱える土井英司が、旬のビジネス書の儲かる「読みどころ」をピンポイント紹介する無料メルマガ。毎日発行。
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原発に反対する数少ない新潟知事に、「出馬」を断念させた魔の手

先日、四選を目指し選挙選出馬を表明していた泉田裕彦新潟県知事が、自身に向けられた新潟日報の執拗かつ一方的な批判キャンペーンなどを理由に態度を一変、出馬を撤回するという事態に追い込まれました。泉田知事といえば東電柏崎刈羽原発の再稼働に真っ向から異を唱えてきた、原子力政策に正対する数少ない首長。新潟日報はどのような思惑で泉田知事を追い詰めたのでしょうか。メルマガ『国家権力&メディア一刀両断』の著者・新 恭さんが鋭く迫ります。

新潟日報はなぜ泉田知事を追いつめたのか

原発のプルサーマル計画に反対した福島県の元知事佐藤栄佐久はのちに実質無罪となるでっち上げの汚職事件で東京地検特捜部に逮捕され政治生命を絶たれた。

東電柏崎刈羽原発の再稼働を認めない新潟県の泉田裕彦知事も、検察に狙われたが、どこを捜してもアラが見つからなかったとみえ、別のところから激しく攻撃の矢が飛んできた。第三セクターの取引をめぐる地元紙の知事批判キャンペーンにさらされ、ついに、県知事選への出馬を撤回する決断に追い込まれたのだ。

この二つの出来事、国家の暴力と、ペンの暴力という違いはあれ、似たような構図だ。市民の安全のため原発の危険性に真摯に向き合った首長には、どこかから巨大な魔の手が襲いかかってくる

ことし8月30日、泉田知事は自身の後援会のサイトに「この秋の新潟県知事選挙からの撤退について」という声明文を発表した。

(前半省略)今回の選挙は政策論と関係ない動きが続いている…特に、日本海横断航路に関する一連の新潟日報の報道は、憶測記事や事実に反する報道が続きました。…訂正や説明もなく、最近まで県から申し入れがあった事実も報道してもらえませんでした。…このため、県が組織的に虚偽答弁をしているのではないか等の誤った印象が形成されている…新潟県内で大きな影響力を有する新聞社が、県の説明は読者に伝えることはせず、一方当事者の主張に沿った報道のみがなされている状況です。また、東京電力の広告は、今年5回掲載されていますが…原子力防災については…県民の生命・健康を守るうえで重要な論点の報道はありません。このような環境の中では、十分に訴えを県民の皆様にお届けすることは難しいと考えています。以上のような状況に鑑み、この秋の新潟県知事選挙からは撤退したいと思います。

泉田知事は四選出馬に意欲を示していただけに、いかにも唐突な撤退表明だった。しかもその理由が、新潟日報の報道にあるというのだから、あまりに異例で合点がいかない。

しかし、泉田知事が名前をあげている以上、新潟日報の記事を検証してみる必要があろう。同紙が原子力防災よりも力を入れているように泉田知事に感じさせた一連の報道をたどることで、なにがしかの真相が見えてくるかもしれない。

忘れられたアラブの春。世界はもはや「独裁の世紀」に突入している

世界全体の「右傾化」が取りざたされる昨今、各国で「強権政治」が目立ち始めていると言うのは、無料メルマガ『ジャーナリスト嶌信彦「時代を読む」』の著者・嶌さん。2010年から12年にかけてアラブ世界で起きた、あの大規模反政府デモ「アラブの春」の機運はどこに行ってしまったのでしょうか。嶌さんは、強権的な国家を「取り押さえる力」を世界が失ってしまったとも指摘しています。その原因はどこにあるのでしょうか。

独裁すすむ世界情勢

本日はこのところ世界で目立ちはじめた「強権政治」についてお話したい。まず、トルコのエルドアン大統領。政権に批判的なジャーナリスト・政治家・企業に対して圧力を強めているとして、国際社会でも批判されている。象徴的な出来事としては2007年の爆破テロ未遂事件。政権側は、この事件を政権批判的な組織が企てたと断定し、大々的な摘発に乗り出し軍関係者約250人を拘束。さらに、ジャーナリスト100人以上までも投獄された。

つい2ヶ月前には、政権に反発する軍の一部が反政権運動、 軍事クーデターを起こすが未遂。ここでも、政権側は、軍、警官、公務員ら6万人を拘束、解雇した。さらに8月12日に報じられたニュースでは、自治体の首長28人をクーデターに関わった疑いで解任した。裁判という手法はとらずいきなり解任となっているのは、非常に強権的だといえる。自分達に反対する勢力は根こそぎにしてしまえという表れだ。

オバマ大統領への侮蔑も話題に

続いて、フィリピンのドゥテルテ大統領。つい先日オバマ大統領を口汚く罵り首脳会談がご破算になった。フィリピンはアメリカに守ってもらっていた国なので、昔だったら大変なことだ。麻薬犯罪撲滅に強権的な動きで数百人の麻薬仲買人、常習者1,000人以上が殺されたとされドゥテルテ大統領は「殺したのはたった1,000人」と語っている。麻薬の常習者ということで市民は拍手するが、そのやり方に関しては眉をひそめている。しかしながら、フィリピン国内では非常に人気がある

中国でも目立つ強権政治

さらに、中国の習近平国家主席もそうだ。汚職をどんどん摘発している。まもなく、次の5年間の人事を決定しなくてはならないため、江沢民派や李克強派と相当激しい闘いを繰り広げている。それに対しては言論統制への「21項目の通達」を出し、習氏の事を重点的に報じ李克強氏のことはあまり報道しない、反習近平氏のネットの書き込みがあったら直ちに封鎖するなど、激しい強権政治を行なっている。

その他、軍制服組トップ数人を解雇。汚職幹部の摘発は一段落したかにみえたが、まだまだ国営企業の幹部や構造改革に反対する人たちに対する摘発は続けるようだ。また、先日、昨年7月に逮捕された人権派弁護士の裁判を実施するとの報道もあった。これらのことから中国も強権的な政治が目立ってきたといえる。

記者会見で手を上げても「絶対に」当てられない上杉隆が理由を暴露

メルマガ『上杉隆の「ニッポンの問題点」』の著者で元ジャーナリストの上杉隆さんは、長らく安倍総理大臣の記者会見に出席し続けているそうですが、挙手しても一切当てられることがないとのこと。上杉さんは2009年の民主党政権発足直前にも、鳩山由紀夫氏の民主党代表就任会見で全く同じ経験をしていました。今回のメルマガでは、その模様を著書『記者クラブ崩壊』(2010.4.6刊)より一部抜粋して取り上げ、公然と行われている「言論統制」に真っ向から抗議しています。

記者クラブの変わらぬ体質

筆者は、通常は、記者クラブの幹事社の座る場所で高々と手を挙げて指名を待った

ところが、何度挙手しても一向に当てられない。実はその日の会見担当の党広報スタッフは、情報公開の精神など微塵も持ち合わせていないことで有名なI氏であった。前列の記者クラブのメンバーがすべて指名されても、フリーランスの筆者の番は回ってこない。ついには、居眠りしていた新聞記者までが指名されるに至ってようやくI氏の意図を理解した。筆者に当てるつもりはないのである。と、その時予想外のことが起きた。壇上の鳩山代表が他の記者の質問の最中に、「上杉君は何で当たらないの」とマイクを通して問い始めたのである。不思議そうに「何で」を繰り返す鳩山氏に、「避けられているんですよ」と筆者が答えると、ついに鳩山氏はI氏に向かって言い放ったのだ。

何で上杉さんを指さない?最初からずっと挙げてるじゃないか

1問目に世襲問題を質問し、次に本題に移った。筆者は、小沢前代表の3月24日の「公約」を持ち出して、鳩山民主党が政権を取った場合も首相官邸の記者会見を開放するのかどうか、改めてその方針を質したのだ。これに対して鳩山氏はこう答えた。

「小沢前代表は大変いいことをしてくださいました。記者クラブの問題などもありますが、情報公開の見地からも、国民の知る権利からも、オープンは当然のことでありますから、どうぞ民主党が政権を取った暁には、上杉さんも官邸にお越しください」