相葉雅紀に嵐の看板は重すぎた?崖っぷち続くソロ活動、『VS魂』テコ入れも迷走で終了危機、結局はメンバー頼みの厳しい現実

東京五輪・パラリンピックのNHKナビゲーターを務めている嵐の相葉雅紀(38)。当初は嵐のメンバー5人で担当する予定だったが、グループの活動休止に伴い相葉と櫻井翔(39)が担うこととなった。ソロ転身後、さまざまな仕事にチャレンジしている相葉だが、実は決して順風満帆ではない。思ったような結果を残すことができておらず、相葉は絶体絶命のピンチを迎えている。

相葉雅紀MC『VS魂』が低視聴率を理由に大幅なテコ入れ

人気番組だった『VS嵐』(フジテレビ系)を相葉が引き継ぐ形でスタートした『VS魂』。メンバーに相葉の親友である風間俊介(38)やSexy Zoneの佐藤勝利(24)、ジャニーズWESTの藤井流星(27)、King & Princeの岸優太(25)など、ジャニーズ総出で出演しているものの、なかなか視聴率が上昇してこない。

その結果、『VS魂』となってからわずか半年余りで早くもリニューアルすることになってしまった。

今月15日に放送された回から何の前触れもなく新企画がスタート。スタジオを飛び出し、100メートル走やリレーといった陸上競技、水泳のリレーなど屋外のゲームが中心となり、まったく別の番組に突如として変わったのだ。

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何の説明もなく始まったことで多くの視聴者が混乱。スタジオゲストだったアンタッチャブルの山崎弘也(45)がツッコミを入れるまで、何が起きたのか理解できない人であふれた。

「番組としては視聴者を驚かせようとしたのかもしれませんが、明らかに裏目に出ました。番組の最大の見どころはスタジオ内ゲームだったはず。これを大きく変えるということですから、事前告知して盛り上げた方が正解だったでしょう」(芸能事情に詳しい週刊誌記者)

新企画が始まったといえば聞こえは良いが、要はリニューアルという名の“テコ入れ”。嵐の番組を引き継いだ以上、『VS魂』が失敗することは許されない。焦る気持ちが強引なテコ入れとなってしまったようだ。

相葉雅紀、数字の結果を出せずソロ活動が窮地に!?

思わぬ形で苦戦している事実を露呈してしまった『VS魂』。何とかして浮上のきっかけを掴みたいところだが、リニューアルの評判は芳しくない。

現在、相葉は『VS魂』の他にもレギュラー番組を抱えているが、実はこちらもあまり順調とはいえないのだ。

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MCを務める『I LOVE みんなの動物園』(日本テレビ系)も『VS魂』と同様に視聴率で苦戦している。

日本テレビの土曜夕方といえば、18時からはアニメ『名探偵コナン』、18時30分からは宮川大輔(48)の『満点 青空レストラン』と良い流れでバトンをつないでくる。

しかし、『I LOVE みんなの動物園』になるとガクンと視聴率が落ちてしまうのだ。

「19時台の番組ですから予算も多く、本来であれば視聴率を上昇させなければなりません。おまけにその前番組だった『天才!志村どうぶつ園』の頃から、動物関係者の間ではすこぶる評判が悪いのです。そのため、改変期のたびに番組を終了させる候補にあがっているといいます」(前出・芸能記者)

一方、もうひとつのレギュラー番組である『相葉マナブ』(テレビ朝日系)だけは合格点を取っているものの、同じ企画の繰り返しばかりで視聴者受けはあまり良くない。

「日曜日の夕方ということで中高年の視聴者の評判は良いです。しかし、『釜-1グランプリ』など人気企画はあるものの、毎週同じことをやっているような印象さえあります。新しい鉱脈を常に発見していかないと、視聴者に飽きられてしまうのは時間の問題かもしれません」(前出・芸能記者)

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ソロ活動開始後、思いもよらぬ苦戦を強いられている相葉雅紀。まさかの崖っぷちに追い込まれているといえそうだ。

水谷&伊藤ペア卓球「金」に台湾も歓喜!現地の声まとめ 福原愛には賛否両論!? 中国選手の号泣謝罪に同情の声も

開催中の東京五輪で26日、卓球混合ダブルスに出場した水谷隼選手(32)と伊藤美誠選手(20)が、決勝で中国代表を下して金メダルを獲得した。日本卓球界では五輪で男女を通じて初の金メダルとなったが、今回の快挙を同じように喜んでいるのが、日本のお隣「台湾」だ。世界一の「親日」として知られる台湾だが、今回の日本卓球「金メダル」に喜ぶ理由は他にもある。日本が中国に勝利したこと、台湾が3位で銅を獲得したこと、元卓球日本代表の福原愛(32)が解説したことなど、台湾でも日本の快挙はいろいろと“熱い”ようだ。

水谷隼と伊藤美誠は「幼なじみ」。“ノーパン”勝利もハグかわされ…

そもそも水谷選手と伊藤選手は静岡県磐田市出身で、同じ小学校の「幼なじみ」。とはいえ年の差は「12歳」もあり、伊藤選手が小学1年生の頃に水谷選手は19歳だった。二人は家族ぐるみで付き合いのある、古くからの先輩・後輩の仲で、お互いをよく知る間柄。そんな二人がタッグを組み、日本卓球界悲願の初「金メダル」を獲得した。

水谷選手は前大会である2016年リオ五輪で銅メダルを獲得するなど、すでに大活躍の人気選手。そんな「お兄ちゃん」の背中を見ながら育った伊藤選手にとっても、今回から始まった卓球混合ダブルスでのタッグと、東京五輪での金メダル獲得は感慨ひとしおだったに違いない。

今回の決勝戦では、中国に勝利した瞬間、水谷選手からのハグを伊藤選手が「拒否する仕草」をしたように見えたことがネット上でネタ化した。水谷選手といえば「美人局問題」など、過去に女性関係でいろいろ苦労があったことはご承知の通り。金メダル獲得の瞬間とはいえ、伊藤選手の脳裏には「水谷妻」の影がチラついたのかも?といった声は台湾でも聞かれた。

水谷選手といえば、中学1年生の頃から試合中はパンツを履かない「ノーパン」であることも話題に。今回の試合もノーパンだったことは確実で、抱き合った瞬間に「別の金」が接触しないとも限らず、伊藤選手が本能的にハグをかわしたのかもしれないとの見方も。だとすれば、彼女はとても「家族思い」の選手なのではないだろうか。


元卓球日本代表の福原愛さんに、台湾人からは「賛否両論」

先日、元卓球台湾代表の江宏傑(32)と突然の「離婚成立」を発表した元卓球日本代表の福原愛(32)が、今回の試合を放送したフジテレビの生中継コメンテーターをつとめたことが話題となった。

水谷選手と伊藤選手は、勝利インタビューでマイクを向けられた際、カメラに向かってスタジオにいる福原に「愛ちゃん、金メダルとったよ」と話しかけると、福原は「本当に恐縮です、恐縮です」と頭を下げるようなしぐさで応じていた。

つい最近まで台湾に暮らし、台湾人の夫と多くのCMにも出演していた福原が「不倫&離婚」騒動後に初登場ということもあって、日本だけでなく台湾でも福原の出演は大きな話題となったようだ。

「台湾の2ちゃんねる」(5ちゃんねる)と言われる一方、現地新聞報道のソースとなることも多く、台湾国内で強い影響力を持つ巨大匿名掲示板「PTT」でも、この福原のコメンテーター出演について賛否が噴出。福原が最近、中国版ツイッター「微博」(ウェイボー)に投稿し続けていることを揶揄して、「中国で儲けるために頑張ってるな」「哀れな人」と批判的な声があがる一方、「小さい頃から中国に試合に行ったりしてたから普通だろ」「人民元の力だろ、台湾を応援する方がおかしい」など擁護する声もあり、賛否両論となっている。流石は“卓球の愛ちゃん”、いくつになっても話題には事欠かないようだ。

卓球で日本が中国に勝利。台湾人も歓喜の声「神すぎる!」

台湾の巨大匿名掲示板「PTT」では、今回の日本vs中国という決勝戦は「世界一の親日国」で中国にはいろいろと因縁のある台湾にとっては他人事ではない。以下は、PTTに投稿された台湾人の「生の声」である。

スレッド ● [爆卦] 日本贏桌球中國了

Sawilliam: 伊藤第七局也太猛 
→7ゲーム目の伊藤、凄すぎ

edmond777: 超精彩的比賽
→この2人の試合は素晴らしい

king181239: 水谷真的跟鬼一樣
→水谷マジで鬼みたい

hitomi47: 伊藤超可愛
→伊藤、超可愛い

optima: 爽啦
気持ちいい!(※同様のコメントは同スレで300件以上)

ccwhat: 太神啦
→神すぎる!

qoosky: 祖國贏了!萬歲!
→祖国が勝った!万歳!

awoik: 看到好朋友贏中國就是開心
→仲間が中国に勝ったのは喜びしかない

qq68: 台日友好,恭喜
→台日友好、おめでとう

まるで自国が勝ったかのような喜びように、日本人としても嬉しくなるが、その負かした相手が中国だったことは、台湾人にとって大きかったのではないだろうか。

台湾も三位で銅メダル! 日本と台湾の「相思相愛」がネタに

そして今回、台湾も三位で銅メダルに輝いた試合だけに、もはや「代理戦争」と化した卓球混合ダブルス決勝について、台湾中で大いに盛り上がりを見せたようだ。日台友好を喜ぶ台湾人のFacebookには、「中国は仲間外れ」と揶揄するこんな投稿も見られた。

巨大匿名掲示板「PTT」では、日本の勝利と並んで台湾「銅メダル」獲得についても「おめでとう」「やった!」など、喜びのコメントが多数投稿されている。

スレッド● [爆卦] 桌球混雙林昀儒及鄭怡靜銅牌

「五輪反対派はどんな気持ち?」自民議員の“金メダル政治利用”発言が大炎上!勘だけは鋭い安倍晋三は逃亡済み、菅政権に国内外から批判の十字砲火

新型コロナウイルスの感染状況について「さざ波」発言をし、内閣官房参与を辞任した高橋洋一氏が、「東京五輪を開催してよかった」とする記事を寄稿したことに対し、自民党の牧原秀樹衆院議員が26日、自身のツイッターを更新。「私もオリンピックは開催して良かったと心から思っています。中止を声高に主張されていた方は今どういうお気持ちなのでしょうか、と少し気になります」とツイートし、炎上している。自分たちの英断が東京五輪の盛り上がりを導いたといわんばかりの言葉に、「お前たちのおかげじゃない、選手たちの活躍のおかげ」など、批判が殺到している。

「五輪で支持率回復」目論み外れる菅政権の稚拙ぶり

槇原議員は高橋氏の記事に賛同する形でツイッターを更新。しかし、SNSでは「医療現場で同じこと言えるのか?」「人命軽視の議員さんですね」「あまりにも発言が薄っぺらい」「選手の活躍はお前の手柄じゃない」「感染拡大で医療が逼迫しているのによくそんなことが言えるな」などの声が相次ぎ、大炎上している。

オリンピック後の解散総選挙が迫る中、自民党関係者も困惑。「これでは選挙に勝てない」「すべてが逆風」と頭を抱えている。

日本のメダルラッシュが続き、盛り上がりを見せる中、菅政権の支持率は沈んだまま。直近の各社世論調査では下落に歯止めがかからない状態で、政権発足以来最低の数字を記録している。

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「東京五輪が始まれば支持率も回復するだろう」という甘い目論みはすでに崩壊し、厳しい現実を国民から叩きつけられている。与党内には衆院選前に総裁選を実施したいとする声も上がっているという。

日本に最初の金メダルをもたらした柔道男子60キロ級の高藤直寿に“直電”をするなど、何とか五輪を支持率浮揚のきっかけにしたい菅首相に対し、一切口を閉じてしまったのが安倍前首相だ。

安倍氏は招待されていた開会式を欠席しただけでなく、自身のツイッターも更新をストップ。安倍マリオにまでなってはしゃいでいたにもかかわらず、東京五輪にいっさい言及することなく、なぜかダンマリを決め込んでいる。

そんな安倍氏に対して、ネットでは「安倍さんが五輪から逃げ出した」「さすが安倍さん、無能だけど自己保身能力だけはズバぬけて高い」と揶揄する声が上がっている。

安倍氏がすっかり雲隠れしてしまったのも、東京五輪にわざわざ自分から火の粉を浴びに行くことはないと、危険を察知したからだといえそうだ。

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世界から批判される大会運営側のお粗末な対応

たしかに東京五輪は盛り上がりを見せているが、それは選手たちの活躍があるからで、そもそも自民党や菅首相の手柄ではない。すなわち、“五輪開催で支持率回復”のシナリオには無理があった。

というのも、国内外からは大会運営に関してさまざまな疑問や批判が出ており、東京五輪そのものを称賛する声は少ない。

開会式直前には小山田圭吾氏や小林賢太郎氏などの辞任などが相次ぎ、ゴタゴタぶりを世界に露呈。自民党や五輪関係の“利権仲間”はわざわざ火に油を注ぐ行為を繰り返した。

また、酷暑の中で行われる過密競技スケジュールや選手村の不備などに海外メディアから批判が殺到。熱中症で倒れる選手や、嘔吐する選手が続出するなどし、「日本のオリンピック組織は天候について嘘をついた。そして今アスリートが代償を払っている」とまで言われる始末だ。

選手の活躍で東京五輪は成功しているように見えるが、大会運営に関しては不備ばかりが目立ち、世界ではそうした一面がバレてしまっている。

そんな中、政府やJOCは選手に対する誹謗中傷について、厳しい対応をしていく方針を示した。

五輪開幕後、主に敗退した選手らを誹謗中傷する書き込みがインターネットやSNS上に増えており、本人から被害届が出れば捜査機関が対応するとしている。いわば言論統制に乗り出した形だ。

さまざまな問題が噴出する中、何とか東京五輪を成功させ、それをアピールすることで支持率の回復につなげたい菅首相。

26日に発売された月刊誌「Hanada」のインタビューの中で、菅首相は「専門家の意見や客観的な数値を見て、国民の命と健康を守りながら開催することは可能だと判断した。この判断には自信があった」とし、五輪開催は間違いではなかったとの考えを示した。

月刊誌「Hanada」の花田紀凱氏といえば、ホロコーストを否定する内容の記事を掲載したことでユダヤ人団体から抗議を受け、自主廃刊に追い込まれた“マルコポーロ事件”で知られる人物。

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出版業界では有名な話ではあるが、インタビューを受ける際、菅首相は特に気にすることはなかったのだろうか?日本人選手が活躍を続ける中、東京五輪に水を差すようなことにならないことを望む。

京大教授が呆れた五輪開会式「文化祭クオリティ」と、菅“陛下お言葉で起立せず”の大失態

前回の「緊急事態宣言中に“オリンピック強行”の支離滅裂。「悪夢の菅政権」が自ら崩壊する日」で、四度目となる緊急事態宣言を出しながら「オリンピックは無観客でも開催する」と言い出した菅総理と政府を猛批判した京都大学大学院教授の藤井聡さん。そんな藤井教授は自身のメルマガ『藤井聡・クライテリオン編集長日記 ~日常風景から語る政治・経済・社会・文化論~』の中で、反対の声を押し切って23日におこなわれた五輪開会式を見て呆れた理由を紹介しています。藤井教授が世界に恥ずべきと酷評し、ツッコミを入れた五輪開会式の「ダメ演出」とはどの演目だったのでしょうか?

(この記事はメルマガ『藤井聡・クライテリオン編集長日記 ~日常風景から語る政治・経済・社会・文化論~』2021年7月24日配信分の一部抜粋です。続きはご購読の上、お楽しみください)

 

「多様性」を重視した東京五輪開会式は、日本人が自信と誇りを失った姿を世界に晒す機会となった

東京オリンピックが始まりました。一日本国民として、日本の「歴史的イベント」を目撃すべく、テレビでその開幕式の様子を観ました。

日本国民は、このイベントについて、ポジティブなものからネガティブなものまで多様な意見を持たれたようですが、もう折角始まってしまったのだから、何とか盛り上げようじゃないか、選手の皆さんも世界中から集まってこられていることだし、という気分を現時点で共有しているものと思います。

この国民的大イベントを成功させることは、国民としての一定の務めだという意見には一定の説得力があります。しかし、第一にこれが菅総理の政治的戦略の一環として開催されたのみならず、第二にこれがIOCのビジネス戦略の一環として開催されたものである事も事実であり、そして何より第三に、過半数の国民が開催直前までこの開催に後ろ向きであった事を忘れてはなりません。

いわば、国民の事なんて何も考えちゃいない政治家と国際組織に、全然やりたくなかった五輪を強要され、有り難がれよと言われている様なものですから、ここで諸手を挙げてはしゃぎ回るのはいかがなものかと考えるのが常識的な判断とも言えるでしょう。

にも関わらず、(もともと大賛成していた人を除くと)「歓迎しろよ!」なんていう威圧的空気を醸し出す事ができるのは、ただ単に記憶能力が乏しい精神の持ち主に限られるとも言えるでしょう。

とはいえ、これから何度も繰り返されるであろう「アスリートに罪は無い」という台詞によって、五輪に対する国民の感情は徐々に肯定的なものになっていくことは容易に想像されるところであり、それこそ、菅官邸が狙いに狙っていた戦略だったことは記憶しておく必要はあるでしょう。

……という、今回の五輪開催の「背景」についての考察はさておき、かの五輪開会式、皆様の目にはどう映られましたでしょうか?

最初に断っておきますが、それに対する感想をどう持ったとしても自由であります。

しかし、「普通はこういう感想になるんじゃないか?」とか「こういう感想は浅いだろう」いう意見を表明することも自由です。

ついてはそうした「意見表明の自由」をベースに、当方がこの五輪開会式で感じた事を、お話ししたいと思います。皆が自由闊達に、この「国民的大イベント」について様々に議論していくことそれ自身が、日本の活力に直結すると確信しているからであります。

まず、肯定的な印象の断片をお話ししたいと思います。

天皇陛下がご臨席になって開会宣言をなさり、バッハ氏や橋本氏のオフィシャルな挨拶の冒頭で天皇陛下にいの一番に言及されたことは大変素晴らしいことだと感じました。

あのドローンのエンブレムと地球儀のアトラクションは素晴らしいものだと思いました。

そして、日本の伝統文化の一つである歌舞伎が僅かなりとも取り上げられ、そして、その所作が堂々たるものであったのを目にした時、これこそ日本の誇りなのだと感じ入りました。

……残念ながら、あれこれ考えましたが、これ以上あの開会式について肯定的に感ずる側面はありませんでした。少なくとも今、思い出せません。

一方で、あの開会式を見ている間中、当方は哀しい気持ち、悔しい気持ち、情けない気持ち、腹立たしい気持ちに、終始苛まれました。

分かり易いところからツッコミを入れていきます。

 

小山田圭吾氏の「反省」は本物か?現役探偵が告発、いじめの現実と加害者の論理

先日掲載の「五輪を開く資格なし。小山田問題が決定づけた組織委の無能と無責任」等の記事でもお伝えしたとおり、過去に同級生に加えていた凄惨ないじめが問題視されたことを受け、五輪開会式の楽曲担当を退いた小山田圭吾氏。この事態を巡ってはさまざまな立場の人間から多くの声が上がりましたが、いじめ解決のプロはどう見ているのでしょうか。今回のメルマガ『伝説の探偵』では現役探偵であり「いじめSOS 特定非営利活動法人ユース・ガーディアン」の代表も務める阿部泰尚(あべ・ひろたか)さんが、小山田氏のようなレベルの加害者は反省などしないと断言し、そう判断せざるを得ない理由を自身の経験を元にしつつ明示。さらに今現在、いじめを行っている加害者に対して強いメッセージを発しています。

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いじめ解決のプロが被害者に「容赦するな」と助言する訳

2021年7月23日、東京オリンピックが開幕した。

これが是となるか非となるか、終わってみないと言いたいところだが、これを書いている22日までの様相を見る限り、非であろうと言わざるを得ない。

すでに、別紙紙面で取材を受けていて私の意見は大まかに述べたところだが、小山田圭吾氏起用から過去のいじめ発覚後、バタバタ劇があって辞任までの流れはお粗末極まりないものであった。

小山田氏はオリンピックの楽曲提供をしていたわけだが、過去の壮絶ないじめ問題が開会式直前に浮上した形だ。

これは、90年代のサブカル誌でのインタビューで過去のいじめを小山田氏が告白していた問題で、実際にこのインタビューを読んでみると、とんでもない内容であった。

  • 山形マット事件と同様にマットでグルグル巻きにした
  • 紐で縛って自慰行為をさせた後、排泄物を食べさせた。その後バックドロップした
  • 障碍を持つ友人からの年賀状を誌面に出して、「きたねぇ字」などと罵り、その母親への中傷もしていた などなど

仮に、その頃のサブカルチャーが現代の意識とはかけ離れているとしても、このような事を自慢げに話すということは怒りというより諦めの念を覚えるほどだ。

結局、各団体からの抗議、海外の報道機関が取り上げたことで、政府からの強い懸念が出て、辞任という形になったわけだが、それまでは、オリンピック組織委員会は慰留コメントを出していたし、小山田氏本人も謝罪文の掲載段階では、やる気満々であったと思われる。

 

東京五輪とコロナが終わった後、世界に「日本の時代」が訪れる理由

賛否の声が上がる中、23日に開幕した東京オリンピック。今大会については一部から「日本衰退の象徴になりかねない」との声も上がっていますが、そのような懸念は現実のものとなってしまうのでしょうか。今回のメルマガ『国際戦略コラム有料版』では著者で日本国際戦略問題研究所長の津田慶治さんが、衰退どころかコロナ後にやって来るのは日本の時代と大胆予測した上で、その理由を詳述。さらに今後の日本企業の役割として、日本が無意識のうちに取ってきた「神道的な社会システムの世界への拡散」を挙げています。

 

コロナとオリンピック後の世界はどうなるのか?

コロナとオリンピック後の世界は、それ以前の世界と大きく変わるような気がする。その検討。

東京オリンピックが7月23日に開幕した。しかし、東京は連日1,000人越えで、8月中旬には新規感染者が3,000人を超えると試算されている。その割に重症者数は、多くない。65歳以上の感染者数も少ない。

開会式を見ると、質素でコロナ禍での大会ということで地味にしたのであろう。この演出なら、辞任解任されたクリエイティブディレクターの佐々木宏氏、音楽責任者の小山田圭吾氏や演出担当の小林賢太郎氏でなくとも誰にでもできると思われた。奇抜なアイデアもない。

そして、競技も始まり、選手のコロナ感染も拡大している。PCR検査キットも不足しているという。無事にオリンピックが終了することを願うしかない。

感染爆発が選手村で起これば、中止になる可能も出てくるし、選手村が世界のエピ・センターになり、世界への感染拡大を促進させてしまいかねないからである。

また、開会式当日、ブルーインパルスが東京の空に五輪マークを描くはずが、気候や天候の影響もあって描けなかった。

だが、日本の実力を示す機会なので、国民の感動を呼ぶシーンも期待もしているが、それより、何事もなく無事に終了してほしいというのが本音である。組織員会は、無責任で平時の準備で大会を進めようとしているので、何かと問題が出てくる。

その問題をモグラ叩きのように解決しているが、その叩き方が失敗しないかと、ヒヤヒヤ見ているという方が現実に近い。

この感覚は菅首相も同じようで、首相記者会見のTBSのアナウンサーの質問にいらだっていたが、菅首相でもどうにもできないことを複数回、畳みかけられたから怒ったようである。

今回のオリンピックは日本衰退の象徴とみなされかねないので、1964年の前回東京オリンピックが復興の象徴とされたことと対照的な象徴とされかねない。

日本衰退とみなされないためには、オリンピック後に日本復活とさせる必要がある。しかし、8月下旬には新規感染者数が1万人になると京大の西浦教授は言う。このままにすると、本当に日本沈没になる。

しかし、日本復活のためには、ワクチン接種を早く進めて、40歳以上まで済んだら、コロナ感染症をインフルエンザ級の感染症にして、保健所の役割を小さくして、町の「かかりつけ医」中心のシステムに戻して平常化させて、オリンピックをコロナ克服の象徴にするしかない。

今までは、重症者数や死亡者数も多く、緊急体制を引いていたが、その必要性もなくなる。今までは、保健所ネックが起きて入院ができないなどの状態も起きていたが、正常化することで、それがなくなることを期待したい。

 

毎日がんばるのはダメ。家をキレイに保つためにやってはいけない事

湿度が高く蒸し暑いニッポンの夏。主婦にとっては、カビや腐るものとの戦いの時期でもありますよね。今回の無料メルマガ『システマティックな「ま、いっか」家事術』では著者の真井花さんが、家の中の「キレイ」を保つためにやってはいけないことなど、2つの秘訣を伝授しています。 

キレイを保つには

さて、本日はキレイをキープするためのオモイキリのお話。

夏になると、キッチンのいろんなモノが腐りやすく、ニオイやすくカビやすくなりますよね。口に入るものなので、神経質になりますね。

・まな板
・フキン
・湯飲み
・木製のスプーンやフォーク
・水切りトレイ

いずれも毎日のきちんとしたケアが必須ですよね。

だけどさ。

・それができれば苦労しないっての( ̄∇ ̄;)

いや、ホントに。家事は、本当に多岐にわたっているものです。それなのに毎日ケアっていうのは

・心理的にもハードルが高い

んですよ。体調の悪いときもあるし、残業で遅く帰るときもある。予想外の事件やトラブルが飛び込んで来て、予定がメチャクチャになるときもあります。そんな日でさえ

・やらなければならない

ということですからね。まっ、私みたいなテキトーな人間には到底できませんねえ。ハッハッハッ♪

で、そこでどうするかですが、私としては二択だと思っています。

・使い捨てる
・ケア不要な素材のものにする

ですね。

我が家では、フキンがほぼ使い捨てです。いや、毎日毎回使い捨てているわけではありません。汚れてきたなと思ったら、それでポイ。漂白とか煮沸消毒とか、しません。それが必要だなと思うくらいになったら、ポイどき。

また、まな板はケア不要な素材になっています。以前はフツーの木製まな板だったんですが、これを業務用のプラ製に買い換えました。熱湯消毒の必要はありませんし、洗剤をつけて洗えばイイだけなので、他の食器と変わらない扱いです。

間違っても選択肢にいれないで欲しいのは

・頑張って毎日ケアする

ですよ。そこ、頑張るとこじゃないからね。メンドーなことはメンドーじゃないやり方を探って解決するんですよ。

キレイをキープすることが目的なんですから、頑張る以外で達成可能なら

・それでじゅうぶん♪

なんですよ。

日常的なケアが必要なものはあるでしょうか。それ、地味にストレスになっているはずなのですよ。是非頑張るのを止めてみて、別の方法を考えてみてくださいね。

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中村倫也「元カノは女優」発言で自爆。胸キュンドラマ出演は消滅!?俳優MC進出に募る不安と遠のく結婚

俳優の中村倫也(34)が今、さまざまな方面で活躍している。9月からは劇団☆新感線の新作『狐晴明九尾狩(きつねせいめいきゅうびがり)』の舞台に出演。10月から始まるバラエティー番組ではMCに挑戦するなど、八面六臂の大活躍ぶりだ。ノリにノっている中村だが、その一方で心配する声も聞こえてくる。

中村倫也「小生意気なガキ」だった 向井理が暴露

今月17日に行われた主演舞台の記者会見に、中村は共演者の向井理(39)、吉岡里帆(28)とともに出席。向井とは2007年に公開された映画『俺は、君のためにこそ死ににいく』で、同じ部隊の兵隊にキャスティングされた縁で仲良くなったといい、意外なエピソードを明かした。

当時はまだ2人とも駆け出しの俳優。その頃から知る関係ということで、向井のことを「おさむっち」と呼ぶ中村に対し、向井は「(中村は)最年少だったので、みんなの弟みたいな感じ。そのときから、いい意味で生意気でした」と語った。

そんな中村は今、本職である俳優以外にもさまざまな仕事に挑戦。現在公開中のアニメーション映画化『100日間生きたワニ』では、ワニの親友であるネズミの声優を担当した。

8月21日から開幕する『バンクシーって誰?展』ではアンバサダーに就任し、その甘い声をいかして展覧会の音声ガイドを務めている。

また、10月からは日本テレビ系でスタートするバラエティ番組のMCも担当。まさに目まぐるしい活躍を見せる中村だが、その一方で心配される一面も指摘されている。

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中村倫也の元カノは女優 自爆発言で窮地に!?

2011年4月から放送されている『幸せ! ボンビーガール』(日本テレビ系)が今年の9月いっぱいで10年の歴史に幕を閉じる。

その後継番組としてスタートするのが、中村倫也がMCを務める『一撃解明バラエティ ひと目でわかる!!』だ。

同番組は世の中の気になる疑問をたった1枚の写真で一撃解明するというファミリー向けの内容で、今回は満を持してレギュラー化されることになった。単発番組として過去に放送されていて、その際も中村がMCを務めている。

中村がついに“俳優MC”として本格進出していくわけだが、芸能事情に詳しい週刊誌の記者は次のように語る。

「心配されているのは、中村さんの失言です。実は中村さん、過去に出演したバラエティ番組の中で、MCの上田晋也(くりぃむしちゅー)さんに誘導されるまま、『元カノが女優だった』とわかる自爆発言をしてしまい、目を見開いて動揺したことがあります。当時は上田さんら出演者が笑いに変えてくれましたが、素直で嘘がつけない性格なのか、ポロっと余計なことが口から出てしまうことがあるようです」

放送後の反応も、「自分の口からバラしてかわいい」「うっかりすぎてウケる」など、中村のキャラクターも相まってか好意的にとられた。

しかし、SNSでは、過去に中村倫也が共演した女優をチェックする人まで出現。思わぬ一言が致命的なミスにつながってしまう恐れもある。

ドラマなどの番宣でバラエティ番組に出演してもあまり喋らない俳優が多い中、中村は積極的にボケたりノリノリでモノマネを披露したりと、サービス精神も旺盛。

そうした飾らない人柄が人気の秘密でもあるが、今回出演する番組はゲストではなく、自らが回さなければならないMC。

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気負い過ぎて余計な一言を言ってしまい、むしろ好感度が下がってしまうのではないかと懸念されている。そうした心配が寄せられる背景には、失言してしまう俳優MCが増えているという現状があるからだ。

日本柔道再建の立役者・井上康生は選手に何を厳しく指導しているのか

阿部一二三・阿部詩両選手による、五輪史上初の兄妹同日優勝に沸く日本柔道界。ロンドン五輪で惨敗に終わった男子柔道の再建を託され、見事その立て直しに成功した井上康生監督ですが、彼が指導で重きを置いているのはどのような部分なのでしょうか。今回の無料メルマガ『致知出版社の「人間力メルマガ」』は、井上氏本人によるインタビューを再録。自身が育てていきたい「リーダー像」について、井上氏が熱く語っています。

オリンピアンの人間学──男子柔道・井上康生監督が一番大事にしていること

全日本柔道男子代表監督として低迷していた日本柔道界を見事復活に導いた若き指導者・井上康生さん。選手たちのやる気を引き出し、才能を開花させる独自の指導法を武器に、東京オリンピックに挑みます。

そんな井上さんが、選手たちに特に意識して指導していること、世界の舞台で勝つために最も大切なポイントをお話しいただきました。


──【選手たちには】どんなことを厳しく指導されていますか。

井上 「技術的なこともそうですが、やはり心構えの部分ですね。自分自身が本当に柔道に懸けているんだという姿勢。苦しく厳しい環境のもとで練習をする中で、時に人間ですから、弱音を吐いたりするかもしれません。だけど、強くなるために何が必要かを考え抜いて、そしてそれをひたむきに追い求めていく。

他の者たちから『ああ、さすが○○だな。あいつの背中を見たらやっぱり勝てないよな。もっと頑張らなきゃ』って思われる。それほどの練習量と質で他の選手たちを凌駕する。リーダーとはそうでなければならないと思います。

また、人間力の部分に関しても、例えば目上の方に対する礼儀だとか挨拶、何かしてもらった時に感謝の気持ちを伝える。一見当たり前のことなんですが、意外とできていないことがあると思います。そういうことも自然とできるリーダーを育てていきたいなと。

自分自身をしっかりとマネジメントできる人間が、勝負の世界で勝っていける一つのポイントだと思うんです」

──伸びていく選手と途中で止まってしまう選手の差はどこにあると感じていますか。

井上 「心技体といいますが、やはり心がしっかりと備わっていなければ、強くなれる者も強くなれないと思うんですね。その根底にあるのは、自分自身がどう生きるべきか、どういう選手になりたいかという夢や目標。強くなりたい、チャンピオンになりたいという心を持っているかどうか。ここがぶれてしまったら、どんなに努力しても最終的には崩れていってしまいます。

でも、それだけではダメだと思うんですね。そこにはやっぱり『俺は必ず成功するんだ!』という断固たる決意が要る。自分自身を信じる心を持って戦う選手と戦わない選手では、大きく差が出てくると私は思います。

また、出る杭は打たれるというように、一度勝っても勝ち続けることは難しい。やはり勝つとみんなが研究してきて抑えようとしますので、そこをさらに上に行く努力を積み重ねていかなければ、勝ち続けることはできないと思うんです」

(※ 本記事は『致知』2015年3月号に掲載された井上康生さんのインタビュー「勝利への方程式」より一部抜粋したものです)


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新国立競技場が「ホワイトエレファント」=無用の長物と海外に揶揄される理由

盛大にとまではいかないものの新国立競技場で執り行われた東京2020オリンピックの開会式。この後の競技は無観客と決まっていて、閉会式やパラリンピックは控えていてもすでに巨大競技場の負の遺産化が始まっているのではないでしょうか。メルマガ『uttiiの電子版ウォッチ DELUXE』では、著者でジャーナリストの内田誠さんが、新国立について毎日新聞が報じた「海外メディアから『ホワイトエレファント』と揶揄されている」に注目。飼育に金ばかりかかる「白い像」を贈られてしまったのは誰なのでしょうか?

五輪の負の遺産記事で見つけた“無用の長物”を意味する「ホワイトエレファント」という言葉

きょうは《毎日》からです。五輪の負の遺産についての大きな記事の中、「ホワイトエレファント」という言葉が見つかりました。「無用の長物」を意味するとだけ書いてあり、意味が今ひとつピンときません。

これを久しぶりに《毎日》のデータベースで検索すると12件。《朝日》のデータベースで引くと1件、天声人語の記事が出てきました。これらをもとに、何故今日の記事に「ホワイトエレファント」という言葉が使われているのか、考えてみたいと思います。まずは今朝の《毎日》2面の、五輪を検証する特集記事の見出しから。

五輪 目立つ負の遺産
国策化 スポーツ界地位低下
国立競技場 将来像なし

以下、記事の概要。記事は前半と後半に分かれている。前半は、2007年のスポーツ国策化を提言した副文科相の私的諮問機関による報告書から始まり、スポーツ基本法制定、スポーツ庁創設、そして五輪招致へと突き進んだ歴史を回顧している。JOCは急速に政治との距離を縮め、国の競技力向上事業費は14年度の49億円から4年で倍増、近年は100億円台で推移するに至った。

ところが強化費の急増は競技団体内でのカネと権限を巡る主導権争いを激化させ、内紛を繰り返された結果、スポーツ界は発言権を失ったという。JOCの存在感はなくなり、幹部らは「我々は旅行代理店だ」と。国策化の果てに、スポーツ界は発言権を失うという皮肉な結果に。

記事の後半は、大会後の国立競技場について。球技専用なのか陸上競技場なのか、将来像がぶれ、いまだに決まらない。大規模修繕費やその他の維持管理費の負担が大きく、民間に運営を任せたくても手を挙げるところがないからだ。「球技専用、陸上競技場のどちらで運営しても、もうけるのは至難の業」(政府関係者)で、海外メディアからは早くも「ホワイトエレファント」(無用の長物)と揶揄されているらしい。

●uttiiの眼

前半、国策化の流れが見事にまとめられていて、非常に分かりやすい。スポーツ界は元々、大企業やテレビなどのメディアとはベッタリだったが、世界的な水準になかなか付いていけず、国策化の流れの中で、ある種の「ステート・アマ」化の道を選んだと言ってもよいのだろうか。