翻訳小説200万部の25%。なぜイギリスで「日本の小説」が大人気なのか?

シェイクスピアをはじめ、日本で古くから読みつがれてきたイギリスの文学作品。しかし今、英国で日本の小説の人気が急上昇中であることをご存知でしょうか。今回のメルマガ『在米14年&海外販路コンサルタント・大澤裕の『なぜか日本で報道されない海外の怖い報道』ポイント解説』では著者の大澤さんが、2023年にイギリスで販売された翻訳小説200万部のうち、日本の作品が25%を占めたという現地有力紙の記事を紹介。その上で、日本の小説が世界で売れるのは「これから」だと読む理由を解説しています。

英訳された「日本の小説」が人気急上昇

今回は少しやわらかい話。今、日本の小説が英国で売れているという話です。1月27日サウスチャイナモーニングポストからの記事です。

英訳された日本の小説が人気急上昇

 

イギリスでは、ソーシャル・メディアのおかげで日本の小説の英訳版がブームとなっている。

 

TikTokの読者コミュニティであるBookTokのおかげもあって、英訳された日本の小説の売れ行きが英国で好調だ。特に日本の社会や文化を取り上げた小説がヒットしている。

 

TikTokには、10万回以上再生された動画が「#日本の本」というハッシュタグ付きで多数投稿されている。YouTubeには、これらの小説についてさらに詳しく解説した動画が多数アップされている。

 

昨年、イギリスの新聞『ガーディアン』は、同年イギリスで販売された翻訳小説200万部のうち、日本の作品が4分の1を占めたと報じた。

解説

イギリスで販売された翻訳小説の25%が日本の作品とは驚きです。それでは、どんな本が売れているのでしょうか?記事は続きます。

プーシキンプレス(出版社)でマネージング・ディレクターを務めるフロイデンハイム氏は語る。

 

「日本の小説は常に一定の人気を享受してきたが、村田沙耶香の『コンビニ人間』(2018年英語版出版)の成功が現在の人気ブームの幕開けとなった」

 

TikTokでは、吉本ばななや川上未映子などの作家の本を、音楽をバックにした短い動画で紹介している。

 

日本作品の中で人気のあるのは、川上さんの『Ms Ice Sandwich』(2020年)のような短編小説である。

 

もう一つコンスタントに売れているのは、村上龍さんの1980年の小説『コインロッカー・ベイビーズ』(2013年に英語で出版)だ。

 

プーシキン(出版社)は2019年、横溝のミステリーシリーズ『本陣殺人事件』を発売した。以来、彼の著書は約20万部を売り上げている。

 

横溝正史のセールスポイントは、伝統的なイギリスの犯罪小説に「日本流のひねり」を加えている点にある。イギリスの読者にとって「親しみやすいと同時に異なる」作品になっている。

この記事の著者・大澤裕さんのメルマガ

「大切なのは原作者じゃない」セクシー田中さん作者の死を冒涜、日本シナリオ作家協会が大炎上。“脅迫”を理由に動画削除し逃走も…「毎秒拡散しろ」ネット激怒

弊サイトでも既報の通り、計発行部数が100万部を突破し、昨年日本テレビ系列でドラマ化された人気コミック『セクシー田中さん』の作者で、25日に50歳の誕生日を迎えたばかりだった芦原妃名子さんが、1月29日に急死した悲しい出来事。ドラマは23年10月22日から12月24日まで、女優の木南晴夏(38)主演で放送されたが、その脚本を巡ってトラブルがあったと伝えられている。

【最新】『セクシー田中さん』声明合戦は「誠意」か「あざとい作文」か?脚本家「初耳」、編集部「寂しいです」に賛否…日テレだけが知る「誰が嘘をついているのか」

トラブル露呈のきっかけとなったのは、脚本を手掛けたA氏による自身のインスタグラムへの「最後は脚本も書きたいという原作者たっての要望があり、過去に経験したことのない事態で困惑しましたが、残念ながら急きょ協力という形で携わることとなりました」という投稿だった。これを受け芦原さんは自身のX(旧ツイッター)で1月26日に経緯を説明。

『セクシー田中さん』のドラマ化に当たり、「必ず漫画に忠実に描き、忠実でない場合は芦原さんが加筆修正する」「完結していない原作漫画の今後に影響を及ぼさないよう、ドラマ終盤のあらすじやセリフは芦原さんが用意する」という2つの条件を制作サイドに提示した芦原さんだったが、毎回提出されてきたのは原作を大きく改変したプロットや脚本。全10話中の1~7話は芦原さんが加筆修正しほぼ原作通りの脚本を完成させたというが、8話については修正ができず、910話の脚本は自身が担当したとポストしていた。

芦原さんが切々と綴った経緯説明を目にしたネットユーザーは、「原作者との約束を反故にした」としてドラマ制作サイドを猛批判。その矛先には脚本家も含まれていたのは言うまでもない。

ところが28日、芦原さんは当該ポストをすべて削除し、こんな投稿を残し急死した。

【関連】『セクシー田中さん』作者・芦原妃名子さん急死。赤松健氏の“的外れな投稿”と日テレ側の“他人事感”あふれる「お悔やみ」が大炎上、「良い原作改変」と「原作クラッシャー」の違いとは?

『セクシー田中さん』のトラブルをどう語ったか

このような状況の中、脚本家の組織する「日本シナリオ作家協会」は芦原さんの急死が伝えられた29日夜、「【密談.特別編】緊急対談:原作者と脚本家はどう共存できるのか編」と題した動画を同協会のYouTubeチャンネルで公開。その内容が「あまりに酷い」と大きな話題となっている。

動画は多くの映画や人気テレビドラマを手掛ける女性脚本家Kと、50代以上ならば誰もが知る数々ドラマの脚本執筆だけでなく、小説家としての一面も持つ男性Bを中心とした4人のシナリオ作家らが、芦原さんの急死を受け原作者と脚本家の関係性などを語ったものだが、その発言内容は「脚本家擁護のエクスキューズ」と受け取られても致し方ないものだった。

「原作改変」についてKは、「最近はこだわりの強い原作者が増えている」とした上で、今回の『セクシー田中さん』を巡るトラブルに「芦原さんには芦原さんの、脚本家には脚本家のファンがいて、それぞれのファンが納得すれば済むことだったのに、あまりにも(脚本家を)責めすぎ」と発言。

さらにBは「僕はあの(芦原さんが出した)条件を付けられたらやらないなと思った」と語ったが、はたしてこれが、芦原さんの急死が伝えられたその日の夜に公開する動画にふさわしい内容と言えるのだろうか。

『のだめカンタービレ』の原作者もXで心情を吐露

中でも批判が集中したのはKの以下のコメント。

「私は原作者の方に会いたくない派なんですよ。私が対峙するのは原作であって、原作者の方はあんまり関係ないかなっていう」

この「原作者軽視」発言には多くのネットユーザーが憤慨し、否定的なポストがあふれた。

《あまりに原作者に対するリスペクトがなさすぎる》

《脚本家は原作者を下に見ているのか》

《これ原作者に面と向かって言えるのかと思ったけどそもそも会わないのか》

《つまりは原作だけよこせよってことだな》

《原作と対峙してぶっ壊すのが脚本家の仕事かw》

このKの発言には現役売れっ子漫画家も反応。ドラマ・映画化された人気コミック『のだめカンタービレ』の原作者・二ノ宮知子氏(54)は自身のXにこんなポストを投稿した。

「原作者には会いたくない」っていうのを見た。うん知ってる。だから問題が起きるんだって…。そういう方は、お好きにどうぞって案件だけ探せばいいのではないかな。面倒が嫌なのはお互い様だしね。すぐ消すけど

宣言通り現在当該ポストは削除されているが、原作者としての偽らざる気持ちの吐露だろう。ちなみにこちらも削除されているが、彼女は原作の改変に関して次のように綴っている。

お部屋探しと一緒。北向きで大家がうるさいからやめようとか、ペット禁止だからやめようとか。DIYオッケーな物件もあるだろうし。私もドアぐらい変えてもいいよ、とかあるし。でも何も言わないで変えたら怒るかもだよ。

煮っころがしに秘められた凄いパワー。里芋のヌメリが舌にも身体にも美味しいワケ

煮物にすると美味しい里芋、あのヌメリにはどんな秘密があるのでしょうか? 今回の無料メルマガ『美容と健康ひとくちメモ』では、そんな里芋の効用についてご紹介しています。

ヌメリはダテではない!

サトイモは、日本には稲よりも早く伝わったと言われ、主成分はデンプン、たんぱく質、カリウムで、皮をむくときのヌメリ中に含まれる成分は、体内に入るとグルクロ酸に変わって、胃や腸壁の潰瘍を予防し肝臓を強化したり、たんぱく質の消化吸収を助ける作用や、滋養強壮作用などのたくさんの働きがあるそう。

ヌメリ成分のガラクタンは、脳細胞を活性化させ認知症やボケを予防する効果や免疫性の向上、がんの発生・進行の防止、風邪の予防にも働いてくれたり、さらに、消化を促進する作用もあり、整腸と便秘の解消に大変効果的らしいです。

また、体内の余分な塩分を排出し、高血圧やむくみを防ぐカリウム、糖質の分解を助けるビタミンB1、便通を促し、体内のコレステロールや毒素を排泄する食物繊維などが豊富に含まれているそうです。

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“猛獣”を手懐けられるか。日本が「第2次トランプ政権」と良好な関係を築く術は?

いよいよ11月5日に迫ったアメリカ合衆国大統領選挙。現職のバイデン氏とトランプ前大統領の再戦が確実と見られ、僅差ながらトランプ氏優勢との世論調査の結果も伝えられています。米国民がトランプ氏を選択した場合、日本はどのような影響を受けることになるのでしょうか。安全保障や危機管理に詳しいアッズーリさんは今回、我が国の首相がトランプ氏の「個人的な信頼」を得ることの重要性を解説するとともに、それが叶わなかった際に米国側が日本に取りうる対応を考察。さらに第2次トランプ政権が日本に与える「間接的な影響」について解説しています。

米大統領選は今年の「Xデー」。選挙結果は日本にどのような影響を与えるのか?

今年のエックスデーを挙げるとすれば、11月5日だろう。11月5日、米国では大統領選挙が行われるが、既に争う2名による戦いは始まっている。1月15日、オハイオ州では共和党候補者選びの予備選が行われ、トランプが圧倒的勝利を収めた。続くニューハンプシャー戦でもトランプが圧勝し、最大のライバルになると言われてきたフロリダ州知事のデサンティスは選挙戦から撤退し、トランプ支持に回る決意を示した。残るはヘイリー元国連大使だが、既にいつまで選挙を続けるかという状況だ。

そして、バイデンVSトランプの再戦となるわけだが、米国内ではバイデンの4年間に対する肯定的な評価は少なく、支持率も3割程度しかない。ウクライナ支援に対する国民の不満も強まり、何より高齢という部分が選挙戦を大きく不利にしている。そして、米国民の多くは米国が外国の紛争に深く介入することを望んでおらず、国内経済や移民対策、テロ対策など“米国を守る”行動を優先する指導者の誕生を待っている。これが今日の米国であり、それに照らせばトランプの方が圧倒的に有利な環境にあろう。実際、両者の比較ではトランプ有利の報道が多い。

国益を優先し戦略的に動いた安倍晋三氏

では、仮に第2次トランプ政権となれば、日本にはどのような影響が考えられようか。

これについて我々がまず注意しなければならないのは、“第1次トランプ政権の時に日米関係が良好だったので今回も問題ないだろう”と勝手に認識することだ。

2016年の米大統領選挙でトランプがヒラリー・クリントンに勝利した時、日本では過激な発言を繰り返すトランプとどう付き合っていくかと日米関係の行方を不安視する声が広がっていった。だが、日本の国益を冷静に考え、対トランプで戦略的に動いたのが安倍元総理だった。

トランプ氏が勝利した後、世界の指導者でトランプに真っ先に会いに行ったのが安倍晋三で、就任前にニューヨークにあるトランプタワーを訪れ、そこでトランプの趣味であるゴルフクラブ手土産に渡し、良好な日米関係を維持、構築すべく人的交流を図った。

その後、安倍とトランプは日米会談を行うごとに共通の趣味であるゴルフで個人的な信頼関係を深め、トランプは安倍への信頼を持つようになり、安倍は日本国内に漂っていたトランプ不安論を払拭することに成功した。

「目をつぶって運転する」くらい危険。日本のインスリン量の決め方に問題あり

糖尿病患者が血糖コントロールを誤って「重症低血糖」の状態になると、意識を失ったり異常行動を起こすなど非常に危険な状態に陥るそうです。日本ではそうした理由で年間約2万件もの救急搬送事例があるとのこと。なぜこのようなことが起きてしまうのでしょうか。今回のメルマガ『糖尿病・ダイエットに!ドクター江部の糖質オフ!健康ライフ』で、糖尿病専門医の江部康二先生は、日本には欧米で一般的な「カーボカウント」を指導しない専門医が多くいると説明。「カロリー計算だけでインスリン単位を決定」することの危険性を訴えています。

重症低血糖と糖尿病薬

日本糖尿病学会の推計によると、日本では、重症低血糖が原因と考えられる救急搬送が年間約2万件発生しているとされています。

薬の誤使用が原因かとされていますが、糖質を普通に摂取してSU剤やインスリン注射で、食後高血糖をコントロールすること自体が、現実には極めて困難です。少しでも薬の量が多ければ低血糖を生じ、不足すれば食後高血糖を生じます。

血糖値を直接上昇させるのは糖質だけですから、「摂取する糖質量とSU剤やインスリンの量」がぴったりマッチすれば、理論的には血糖コントロール可能です。それが、カーボカウントという方法ですが、結構難しいですし、日本では、このカーボカウントでさえも一般的ではありません。

従って薬の誤使用だけではなく、医師の指導通りに内服したり、注射していても、低血糖は充分起こりえると思います。まれではありますが、糖尿病の方が運転する自動車が暴走して歩行者を巻き込む事故が起きています。運転者が糖尿病薬を服用しており、薬の効きすぎによる低血糖が疑われるケースもあるようです。

実際、高血糖より低血糖のほうが、急性では危険です。また、低血糖発作を起こすほど総死亡率も上がりますので、長期的にもできるだけ低血糖を起こさないことは重要です。

高血糖は、動脈硬化・がん・糖尿病合併症などのリスクとなりますが、基本的に、期間をかけてのことで慢性病としての問題です。一方、低血糖は急性で、一気に意識不明になったり、脳卒中や心筋梗塞の引き金となることもあります。低血糖発作では、意識がもうろうとなり、車を止めようとする余裕は全くなくなると思われます。

低血糖発作のほとんどは、インスリン注射をしているか、SU剤内服の場合です。時に速効型インスリン分泌促進剤でも低血糖を生じます。内服薬でもインスリン注射でも、薬の量が多いほど、低血糖になりやすいのです。

ですから、糖質を普通に食べて、その分大量のインスリンを打ってというパターンは、「糖質量とインスリン量」のマッチングがよほど良くない限り、低血糖と高血糖の乱高下を生じやすいのです。まして、カーボカウントもせずに、カロリー計算を主にインスリンの単位を決めているのは、「目をつぶって車の運転をする」くらい危険なことなのです。

それなのに、まことに残念ながら、多くの病院、糖尿病専門医が「カロリー計算だけでインスリン単位を決定するという暴挙」を患者さんに指導しているのが日本の現状なのです。

まさかの25万社。借入金の利息すら払えない「ゾンビ企業」が大増殖中

借入金の利息すら払えない「ゾンビ企業」が過去最高水準となってしまいました。今回の無料メルマガ『税金を払う人・もらう人』では、著者で現役税理士の今村仁さんがなぜこのような事態になったのかについて詳しく語っています。

ゾンビ企業増し増し。銀行方針の大転換をご存知ですか?

本業の利益で借入金の利息すら払えないいわゆる「ゾンビ企業」が、1年前より3割増しの約25万社に達し、過去最高水準となりました。

ゾンビ企業の正確な定義は、インタレストカバレッジレシオ(ICR)が、3年以上1未満で、設立10年以上とされています。

ICRとは、支払利息負担に対してどれだけ利益を稼いでいるかを示す指標で、中小企業向けに簡略化して書くと、「ICR=営業利益÷支払利息」です。

本来は、営業利益の中から借金返済もしていかないといけないので、ICRが1未満でそれが3年以上続いているというのは、まさにゾンビ企業といえるのかもしれません。

■国の方針は「経営資源をM&A売却」+「ガイドライン活用」

リーマンショック後の2009年に、金融機関に返済猶予や支払期限の延長(いわゆるリスケ)を求めた中小企業金融円滑化法が成立しました。

更には、コロナ禍における2020年春より、実質無利子・無担保融資であるいわゆるゼロゼロ融資の利用が始まりました。

結果として、冒頭のゾンビ企業25万社という結果となりました。

この結果に対して、国は昨年より下記の大方針を掲げました。

1.「経営資源と言えるような会社や事業はM&Aを使って存続」させるが、そうでない会社や事業は倒産してもらう

2.経営者が上記の決断をしやすいように「自己破産しなくてよくなる経営者保証ガイドラインの活用」を促していく

■銀行方針の大転換元年

国の大方針を受けて、銀行などの金融機関も下記を今年より実行していかれるようです。

1.安易なリスケ延長や借り換えには応じない

2.M&Aでの経営資源売却等を積極的に支援していく

3.経営者保証ガイドラインを理解し出来るだけ活用していく

上記について、特に3については相当に金融機関によって温度差が当初あるだろうと予測されますが、方向性は変わらないと思われます。

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「私、失敗しないので」な人が現実では痛い目を見てしまうワケ

失敗は成功のもと。失敗をしたことがない人はすごい人に見えるけれど、実は失敗した人のほうが成功に近づいているんです。今回のメルマガ『セクシー心理学! ★ 相手の心を7秒でつかむ心理術』では、著者で現役精神科医のゆうきゆう先生が失敗を成功に変えるための究極の方法を紹介しています。

リンカーンもトランプも失敗続き。失敗を成功に変える究極の方法

こんにちは、ゆうきゆうです。

元気にされていますか?

さて、皆さんは人生において、成功することと失敗すること、どちらが多いと感じますか?

大抵の方は、失敗の方が記憶に残りやすいと言われています。

すぐに思い出すのは、失敗エピソードばかりではないでしょうか。

しかし実は、「成功」のためには、その失敗が重要なんです。

■ 有名大統領たちの失敗とは!

アメリカ大統領のリンカーンをご存じでしょうか。

南北戦争や「奴隷解放宣言」によって名を残したリンカーン大統領ですが、彼の人生は、決して順風満帆ではありませんでした。

1834年に、リンカーンは州議会の議員になりました。

しかしそれまでに事業の失敗、州議会の選挙に落選、それを経てやっと議員になることができました。

ところが、議員になった次の年には、恋人の死によって精神的に落ち込んでしまいます。

さらに1838年に議長選挙に敗北。

その後も何度も何度も議員に落選し続け、副大統領選挙にも落選。

それでも政治への参加を繰り返し、やっと大統領になったのです。

次に、トランプ大統領について話しましょう。

トランプ大統領も、不動産王というイメージがあります。

しかしながら、不動産事業を3回失敗して破産しています。

そして4回目にやっと不動産で成功し、大統領にもなったのです。

これほどまでに有名な人物たちの失敗は、意外に感じる方も多いのではないでしょうか。

特に日本人であれば、1回や2回失敗してしまうと、「もうダメだ」と思ってしまう方も多いはずです。

ですがここで、とにかくルーレットを回していくぐらいの気持ちで

「失敗して当然だ」

「だからどうした?」

「はい、次!」

と動ける人こそ、最終的に一番大きな成功をつかむことができるのです。

高齢者への「マルチビタミン」サプリ投与は認知機能に有効である可能性

薬局で入手しやすいマルチビタミン剤。実はそれが認知能力に効果的かもしれないという研究結果があります。もりさわメンタルクリニックの無料メルマガ『精神医学論文マガジン』では、その詳細を紹介しています。

高齢期のマルチビタミン服用は認知機能に対して有効である可能性

◎要約:『高齢期のマルチビタミン服用は認知機能(特にエピソード記憶)に対して有効である可能性がある』

認知症を予防するのに良いとされる様々な栄養素がありますが、私達が薬局などで入手しやすいマルチビタミン剤は認知能力に効果的なのでしょうか?

今回は、高齢者にマルチビタミン剤の投与し、認知機能の経過を見たときの変化を調べた研究をご紹介します。

Effect of multivitamin-mineral supplementation versus placebo on cognitive function: results from the clinic subcohort of the COcoa Supplement and Multivitamin Outcomes Study (COSMOS) randomized clinical trial and meta-analysis of 3 cognitive studies within COSMOS

認知機能に対するマルチビタミンサプリメントの効果

ココアとマルチビタミンの健康への効果を調べた研究: COcoa Supplement and Multivitamin Outcomes Study (COSMOS)を元にした研究です。

上記のCOSMOS研究に含まれるいくつかの集団(COSMOS-Clinic 573人, COSMOS-Mind 2,158人, COSMOS-Web 2,472人)が対象となっています。

結果として、以下の内容が示されました。

・COSMOS-Clinicでは、2年間の経過における全般的認知機能においては軽度の有効性、エピソード記憶については有利な効果を認めていました(遂行機能や注意においては偽薬との違いなし)。

・COSMOS-Mind , COSMOS-Webを含めた全体的な分析では 、全般的認知機能とエピソード記憶において有効性を認めており、これは2年間の年齢低下に匹敵する効果でした。

複数のビタミンを含んでおり、特定の効果は不明ですが、一般的なマルチビタミンで少しでも認知機能低下を抑制できるならば、服用の動機となりそうな気がしました。

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櫻井よしこ「大炎上」に見る保守言論の衰退。なぜネトウヨは女教祖を見捨てたか?愛国・韓国・カルト三店方式の限界点

「あなたは祖国のために戦えますか」と上から目線で発言し、Z世代の若者から「おまえが先頭を切って戦場に行け」「老人が若者を犠牲にするな」など、至極ごもっともな批判を浴びたジャーナリストの櫻井よしこ氏(78)。SNSでは「統一教会とベッタリの自称愛国バアサン」「韓国スパイ疑惑はどうなった。いつになったら告訴するんだ?」など随分辛口のツッコミも増えているようです。このような櫻井氏の「炎上」を、ネット保守言論衰退の現れと見るのはメルマガ『国家権力&メディア一刀両断』の著者で元全国紙社会部記者の新 恭さん。今いったい何が起きているのでしょうか。
※本記事のタイトル・見出しはMAG2NEWS編集部によるものです/メルマガ原題「櫻井よしこ『X』炎上に見る保守言論の衰退」

Z世代から大ブーイング、櫻井よしこ氏の落日

ジャーナリスト、櫻井よしこ氏は1月19日、自身の「X」に次の投稿をした。

「あなたは祖国のために戦えますか」。多くの若者がNOと答えるのが日本です。安全保障を教えてこなかったからです。元空将の織田邦男教授は麗澤大学で安全保障を教えています。100分の授業を14回、学生たちは見事に変わりました

「国のために命をかけよ」と説いた安倍元首相の持論を思い出す。安倍氏が健在なら、安倍シンパである櫻井氏に賛同する保守言論人やネトウヨ(ネット右翼)の投稿があふれたことだろう。

ところが、実際には櫻井氏を批判するコメントが殺到し、炎上した。

自身の「ホーム」ですら有効な反論できず

これに対し、櫻井氏は「櫻井よしこの言論テレビ」のサイトで「大反論!」と題する文章を掲載した。下記はその一部だ。

今は日本が戦争しに外に行く時代ではなく、戦争が向こうからやってくる時代です。織田さんは学生たちに一人一人が国防に果たせる役割を説きました。<中略>
それに対して女性雑誌やスポーツ新聞などが激しい言葉で反論してきました。
《先ず櫻井よしこよ、お前が銃を持ち先頭切って戦いに行け》《櫻井よしこ、お前が率先して行け。人の命を軽んじるな!!》」などと書いています。
「『自分は戦場に行く気もない人間がこういうことを言うんだよね』『老人が若者を煽ってはいけません』『祖国のためではなく、権力者のために血を流すことに若者も年寄りもNOと言っているのです』」とも書いています。

女性雑誌やスポーツ新聞が反論してきた内容というより、櫻井氏の「X」に寄せられた批判投稿の数々である。もちろん中には、櫻井氏に賛同する声もあるが、圧倒的に少ない。

戦争に行くはずのない櫻井氏のような人が「あなたは祖国のために戦えますか」などと、上から目線で、若者を煽るべきではないという趣旨のコメントが多いようだ。

エセ保守言論はなぜ衰退したのか

櫻井氏への賛同が少ないのはなぜだろう。いかにネトウヨ諸氏といえど、自分が祖国のために戦えるかとなると、考え込むのかもしれない。ただひたすら、安倍氏を批判する者に対してネット上で罵ってきただけなのではないだろうか。

ネトウヨとは本当の右翼でもなければ保守でもない。自分はパソコンの前の安全な場所にいて、キーボードを叩く以外は何も行動しない人たちである。だから、同じように安全な場所から若者の国防意識の覚醒を呼びかける櫻井氏への批判コメントに対抗できないという面もあるだろう。

だが、このところいわゆる保守言論やネトウヨ的な発信じたいが下火になってきているような気がする。安倍元首相という“崇拝対象”を失ったうえに、岸田自民党への不満が鬱積しているのが根本原因かもしれない。

よく岩盤支持層とか保守層の自民党離れといわれるが、自称、他称、似非も含め、保守派といわれる人々が、安倍氏が亡くなったあと、接着剤がきかなくなってバラけはじめ、自民党では無所属の高市早苗・経済安全保障担当相を頼みとするか、自民党に見切りをつける場合は、保守色の強い日本維新の会や参政党などへと支持政党を変更する動きを見せてきた。

とりわけ、安倍元首相に近い思想信条を持つとみられた萩生田政調会長(当時)がいながら、「LGBT理解増進法」を成立させたことに対する保守派の落胆と反発は激しく、「LGBT法が成立するなら、新党を立ち上げる」と宣言していた安倍シンパのベストセラー作家、百田尚樹氏はジャーナリストの有本香氏とともに「日本保守党」を立ち上げた。

日本保守党は、百田氏の漫才のような語り口がユーチューブ番組で人気を呼び、昨年9月に結党したばかりだというのに、「X」のフォロワー数が33万をこえている。ちなみに自民党のそれは25万ていどである。

こうした状況は、政局にも影を落としている。安倍氏の後継者たらんとしのぎを削ってきた安倍派“五人衆”に対する保守層の期待感はもはや皆無に近い。

岸田首相が「派閥解消」を画策し、岸田派のほか、安倍派、二階派、森山派を解散に追い込んだのは周知の通りだが、それができたのも、指導者不在と統一教会問題によって弱体化した最大派閥・安倍派に、パーティー券裏金事件が追い討ちをかけ、党内のパワーバランスが崩れたからだ。

「愛国者」安倍氏と韓国カルトの蜜月

安倍氏が凶弾に倒れたあの日から、安倍シンパの論者たちを襲ってきたのは、信じる政治家を失った悲しみと、アンチ安倍的言論を叩く喜びが激減した空虚さ、そして、銃撃犯の供述がもとでクローズアップされた統一教会と安倍派の不都合な関係だった。

あれほど嫌ってきた韓国に本部をかまえる宗教団体が、あろうことか、安倍元首相、あるいはその派閥と仲がよく、秘書や選挙スタッフまで送り込んでいる。

しかも、その教祖は「日本は罪を清算するために韓国に貢献しなければならない」とか、「アダムの国韓国に隷属するイブの国でなければならない」などと説いているのである。

櫻井よしこ氏にも「韓国国情院」との黒い疑惑

櫻井氏はそのような統一教会の正体を知っていたのだろうか。

気になるのは、2021年8月10日、韓国「MBCテレビ」が放映した「不当取引、国情院と日本極右」と題する番組だ。

櫻井氏が理事長を務めるシンクタンク「国家基本問題研究所」が韓国情報機関「国家情報院」から情報や金銭などの支援を受けてきたというような内容だが、これについて櫻井氏らは「国情院を含むいかなる外国政府機関から支援を受けたことはありません」と否定し、名誉毀損行為だとして謝罪と訂正放送を求めている。

ただ、櫻井氏については大きな謎がある。

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「有害図書」を愛する日本人に知ってほしい、検閲国家中国と「言論の自由を守る砦」台湾の静かな戦争

中国の空港で韓国人ビジネスマンがいきなり抑留。その原因はトランクの中にたまたまあった「地図」でした。台湾出身の評論家・黄文雄さんは、「もし台湾が中国に統一されてしまえば、アジアの書店や図書館には中国共産党礼賛本ばかりが並ぶことになる」と危惧。私たち日本人が当たり前のように享受している表現と言論の自由、それを守る砦としての台湾の奮闘ぶりを詳しく紹介しています。(メルマガ 黄文雄の「日本人に教えたい本当の歴史、中国・韓国の真実」より)

中国が韓国人実業家を抑留、理由は「台湾」の二文字

1月25日に聯合ニュースが報じたところによると、中国遼寧省の瀋陽桃仙国際空港に到着した韓国人実業家が、税関検査の際、トランクに入っていた手帳の地図に、台湾が独立した国であるかのように書かれていたということで、税関に抑留されるということが起こりました。

中国の空港で抑留された72歳韓国人事業家、理由は手帳の世界地図に「台湾」表記

その地図は縦20センチ、横30センチで、台湾はハングルで「タイワン」と書かれ、台北は「タイペイ」と書かれていたとのこと。これが問題視されたわけです。

また、チベットの国境表示も曖昧だということで、税関職員がこの実業家を事務所に連れてゆき、抑留したとことです。

韓国人は大声で抗議し、瀋陽の韓国系住民に支援を要請すると、約1時間後に解放されたそうですが、地図は没収され、帰国の際に返還すると言われたそうです。

男性にとって、このようなことは初めてで、「中国語が話せるので抗議できたが、初めて中国を訪れる外国人なら、すごく怖かっただろう」と語りました。

日本人も中国で身柄を拘束される恐れ

台湾、台北という表記でNGであれば、同様の表記の日本の地図でも引っかかりそうです。また、尖閣諸島を日本領として扱っている日本地図を持っていたら、やはり抑留されてしまう可能性があるでしょう。

たとえば子供が勉強に使う地図帳を持ち込もうとしたら、大きな問題になるかもしれないのです。

言論の自由がない中国では、中国当局の言うことが絶対です。それ以外は取り締まりの対象となり、「さまざまな意見」などは許されません。

中国はすでに地図で尖閣諸島を「釣魚島」として中国領であることを明示することを義務化しています。

中国、地図に「釣魚島」明示 領土の範囲、改めて義務化

そのため、日本人が中国へ入国時に、尖閣諸島を日本領として地図を持っていれば、下手をすれば拘束されてしまう可能性があるのです。

また、先の韓国人が持っていた地図は、チベットの国境表示が曖昧だったということですが、中国とインドが国境問題で争っていることは周知のことで、そのため国境線をあえて書かない地図もあります。これも問題になってしまうわけです。

つまり、すべてが中国当局の主張通りの地図でなくては、税関を通ることができないというわけです。

もちろんこれは地図だけにとどまりません。たとえば習近平批判を展開する著書などを持っていれば、即刻逮捕される可能性もあります。雑誌や新聞にその類の記事があっても、危険です。知らずに持ち込めば大変なことになってしまいます。