幕末の天才・吉田松陰に学ぶ、短期間で優秀な人材を育成する方法

長州藩萩城下の松本村に吉田松陰によって開かれた松下村塾は、後に大日本帝国憲法を起草した伊藤博文、帝国陸軍の父とも称される山縣有朋をはじめ、明治の礎を築いた多くの逸材を輩出しました。今回の無料メルマガ『致知出版社の「人間力メルマガ」』では作家の童門冬二さんが、松陰がいかにして弟子たちを維新の原動力として育て上げたのか考察しています。

吉田松陰が弟子たちに実際に教えたこと

幕末維新の教育者として、いまもその雄姿が語り継がれている吉田松陰。松陰のもとで志を育んだ志士たちは、のちに維新の回天の一端を担っていきました。

では、松陰はいったいどんなふうに僅かな期間で弟子たちを教育したのでしょうか。実際に行われていたであろうやりとりを本日ご紹介します。

新代表的日本人 童門冬二(作家)

吉田松陰が直接松下村塾で門下生を指導したのは、正確には安政4年の3月から安政5年の12月までだ。わずか1年9か月にすぎない。こんな短い期間にかれはおびただしい人材を育て上げたのだ。一体、どこにそんな力があったのだろうか。

松陰はこういう。

一誠は兆人を感ぜしめる。

すなわち、

人間が誠を尽くせば、一兆の人間をも感動させることができるのだ。

松陰自身は決してそんなうぬぼれを持っていたわけではない。また、「自分の力によって、一億の人が感動している」などという思い上がりの気持ちを持ったことは一度もない。かれは常に、「わたくしは師ではない君たちと共に学ぶ一介の学徒だ」といい続けていた。かれの教育方法は、

  • 現代とは何か
  • 現代で一番問題なのは何か
  • それを解決するために、自分の全存在はどういう役に立つか

そういう探究である。従って、かれは常に自分が完全だとは思わなかった。最後まで修行者であり、常に欠点を抱えた存在であると認識していた。だからこそ、弟子に向かっても、「君たちの長所でぼくの短所を埋めてくれたまえ」と語り続けた。

有名な話だが、かれは「飛耳長目というメモ帳を持っていた。調査魔であり、情報魔であったかれは常に自分が見聞したことや他人から見聞したことを、全部メモ帳に書き綴った。それもいまでいえば社会問題が多い。そしてここに書き記したメモをテキストにしながら、

昨日、あそこでこういう事件が起こった。政治との関わりで考えてみよう。なぜこういう事件が起こったのか、未然に防ぐことはできなかったのか、防ぐとすればどういう手段が考えられたか、しかし一旦起こってしまったことはしかたがない。これを解決するためには、どうすればいいか、われわれとして何ができるか、それをお互いに議論してみよう。

という講義を行った。いってみれば、日常起こっている社会問題をテキストにしながらそれを政治との関わりにおいて討論するというのが松陰の教育方法だった。従って、絵空事は一切語らない。

落ち込んでる時こそステーキだ。お肉を食べるとハッピーになる訳

戦後70年間で日本人の平均身長は大きく伸び、平均寿命も飛躍的に向上しましたが、こうしたフィジカル面の改善に大きく寄与したのが、肉を中心とした食習慣への変化だと言われています。今回の無料メルマガ『美容と健康ひとくちメモ』では、お肉を食べて摂取できる良質なたんぱく質や鉄分・亜鉛の効能について紹介しています。

お肉を良く噛む&内臓が動く=代謝がアップ

肉といえば、比較的よく噛んで食べますが、実はその行為自体がエネルギーを使うので、噛むほどに代謝がアップし、また、消化するために臓器もよく働き、さらに分泌液をたくさん出すので、それに対してもエネルギーを消費するため、肉を食べること自体でカロリーを消費しているらしいです

肉には、良質なタンパク質やビタミンB群(特にB6とナイアシン)、鉄分など、別名「幸せホルモンと呼ばれるセロトニンという物質を合成するために必要な栄養素がたっぷり含まれているのだそう。

お肉を食べた後、「お腹いっぱいで幸せ」となるのは、ちゃんと理由があるらしいです。

落ち込んでいるときには、お肉をどうぞ。セロトニンがたっぷり分泌され、心も体もハッピーになりますよ。

お肉は良質なタンパク質源

健康で美しい体でいるためには、体を司るいい内臓を持っていることが必須条件で、その内臓を作る原料になるのが、タンパク質。

お肉は良質なタンパク質源であり、皮膚や筋肉、臓器に必要なタンパク質の生産工場である肝臓の細胞は、約10日で生まれ変わるといわれていて、タンパク質が不足すれば肝臓は弱り、皮膚や筋肉の質が落ち、結果、キレイが損なわれることに。

タンパク質は、体内で合成できるものもありますが、肉には体内では合成できない必須アミノ酸が9つ含まれているそう。

体内の脂肪を燃焼させるとき、絶対必要なのがL-カルニチンというビタミン様物質で、この成分は肉の赤身の部分にたくさん含まれており、L-カルニチンをたくさん摂ることでダイエット効果も期待できるのだそう。

また同じく脂肪燃焼を助けるパントテン酸やマグネシウムも肉には豊富に含まれているそうです。

上品、気配り、スピード感。主婦はいかにして会社を立て直したか

約30年余りの会社経営人生。仕事はただダイレクトメールを読むだけだったという78歳の女性経営者は、いかにして窮地の会社を立て直したのでしょうか。今回の無料メルマガ『ジャーナリスト嶌信彦「時代を読む」』では著者の嶌さんが、慎み深くも猛勉強で会社を発展させた女性社長の人生を紹介しています。

40歳の主婦から女性社長になって30年 インドネシアに子会社も設立

11月上旬に78歳の女性経営者の話を聞いた。社長だった養父(叔父)の急逝で、40歳にして突如主婦から社長に就任し、多くの苦労の末、インドネシアに子会社を設立するなど国際化にも挑戦。従業員は80人ほどで、現在は国内に2工場、海外で1工場を長女と長男に任せ、自らは会長としてサポート役に徹している。現代は政府が“女性活躍時代”と声をあげるが、実際に女性が国際的な分野まで手を広げ、モノづくりの経営に携わって成功するケースは少ない。小松ばね工業の小松節子さん78どのように女性社長としてこの30年を乗り越えてきたか、紹介したい。

40歳でいきなり女性社長に

小松ばね工業は1941年に小松謙一氏がゼンマイ、板ばね、線ばねの設計製作などをはじめるため創業した企業だった。戦後はカメラ、時計関係、自動車部品、電気機器などの分野に進出しメーカー各社に販売していた。

ところが1980年に小松社長が急逝し、株を大量に譲られていた節子さんが社長に就任することになった。しかし節子さんは、それまで主婦業をしていただけで会社経営の知識はほとんどゼロ。趣味は小学校時代から続けていたバレエで、当時は約50人を抱えるバレエ教室の先生だった。

先代社長が亡くなった後、節子さんの夫が社長となったが古参幹部から辞任を迫られ、大株主だった節子さんが社長に祭りあげられた。しかし古参幹部らの狙いは、節子社長を“名ばかり社長に祭りあげて会社の実権を握ることだった。このため、社長に就任しても数年間は実質的な社長役はさせてもらえなかったという。しかし社内は内紛で業績が低迷。工場は散らかり放題で機材も汚れる一方だった。

当時は“名ばかり”社長

会社へ行っても、節子さんはやることがなく送られてくるダイレクトメールを読むだけだった。そのうち古参幹部たちは節子社長が音をあげ社長職を放り出すことを待っていることに気づき、とにかくダイレクトメールの中から良さそうな社長業を講義する経営セミナーに参加することにした。行ってみると200人位の社長が熱心に真剣に話を聞いている姿に圧倒され、社長によっては10年、20年と月1回のセミナーに参加していることを知り、自分も真面目に取り組むことを決心したという。

日経平均2万円割れの衝撃。このまま日本は沈んでしまうのか?

連休明けの25日、1年3ヶ月ぶりに2万円を割り込んだ日経平均株価。実にこの2ヶ月間で5,000円以上も下落したこととなりますが、株価は、そして景気はどのように変化してゆくのでしょうか。今回のメルマガ『国際戦略コラム有料版』では著者の津田慶治さんが、国内外の様々な要因を分析し今後の世界の行く末を占っています。

日米株価暴落

FOMCで、利上げ決定して日米株価が一段と下がり、今年の最安値になってきた。今後を検討しよう。

NY株価

NYダウは、12月12日2万4,828ドルまで戻り、その後、12月19日2万3,162ドルまで下げ、4月2日の2万3,344.52より安く年初来安値になり、さらに、12月21日2万2,445ドルと下げた

日経平均は12月14日2万1,871円から下がり、NY株に連動したのと円高111円台に入り、12月20日2万0,282円まで下げ、3月26日の2万0,347円より安く年初来安値になり、12月21日2万0,166円と一段安になった。一時2万0,006円まで下がり、2万円割れ寸前まで行った。そして25日ついに2万円割れとなった。

ハイイールド債よりリスクが少し低い「レバレッジローン債」のスプレッドが急上昇し大暴落している。この債権を日本は7割も持っている。そして、その債権を大量に買っているのが、日本の地方銀行であり、今後、この損も地方銀行は被ることになる。ゆうちょ銀行の貯蓄限度額の引き上げなどの要因もあり、地方銀行の倒産や救済合併が増えることになりそうである。

再三注意をしてきたが、日銀のマイナス金利継続は、金利での収益を見込めないことで、リスクの高い海外債権を持ち、その損も膨らみ、日本の地方銀行を潰すことになっている。早く金利を上げないと地方銀行の存立危機になっていく。

株暴落の原因

市場の期待を裏切りFOMCが、利上げを行ない、来年も2回程度の利上げを見込むことで、失望売りになったようだ。その上に米国政府閉鎖のリスクも出て、しかもトランプ大統領が長期閉鎖を示唆したので株価は下がった。米国の景気は、資産価格に連動しているが、その株が値下がりすると、景気は落ちることになる。法律家のパウエル議長の限界で、トランプ大統領はFRB議長解任を検討したと報道される事態である。

一方、日本も日銀や財務省などは、株価が下がる方向を認識しながら、こちらも何も手当てをしなかった。このため、日銀失望売りの側面もある。日経平均ETFを買入れ増を行うとして、株価を維持するべきでだった。金融資産は、どこかでハイ・インフレして価値を減価させるしかないから、資産を株などに移すべきであるが、それを促進しないのは、おかしい。

老人層の金融資産価値は減価しても、若い層の資産を株に移すような誘導が、絶対必要である。現時点の日経平均は、PER10.5倍程度と非常に安価な水準である。ここで株から金融資産に移動したら、将来、若い将来ある人たちに大きな禍根を残すことになる。

「株価急落」などまだ甘い。あえて年末にする近い未来の怖い話

10月2日に2万4,270円62銭と約27年ぶりの高値をつけたものの、12月25日には1年3ヶ月ぶりに2万円を割り込んでしまった日経平均株価。年末に来てまた1つ日本にとって明るくない材料が増えてしまったことになりますが、これから先、さらに我が国にとって好ましからざる未来が待ち構えているようです。米国在住の作家・冷泉彰彦さんがメルマガ『冷泉彰彦のプリンストン通信』でその「未来」が高確率で起こる可能性を解説。さらにそんな事態をプラスに変えるため日本が取るべき5つの具体策を上げています。

アベノミクスの出口戦略は可能なのか?

アベノミクスについては、基本的に「プラスでもマイナスでもない」という考え方を取って来ました。まず異次元緩和については、本来は「潤沢な資金を低利で供給することで企業がカネを借りやすくする」のが目的です。確かにその目的は達成されてはいません

国内経済が低迷する中で、銀行は融資に慎重ですし、企業にしても設備投資には慎重です。ですからいくら資金があるとか、利息が低いと言って、その効果は限定的だからです。では、そんな金融緩和はダメであって、反対に金融を引き締めたほうがいいかというと、それで何かメリットがあるかというとないわけです。

緩和の結果として出て来た円安もそうです。円安で輸出が好調というのは、別に間違いではありませんが、以前ほどではありません。現在の日本経済における円安メリットというのは、ドルに倒すとコストが安くなって海外で売りやすいということよりも、多国籍企業が「開発も生産も販売も全部海外で」行って、そこで稼いだ「ドル建ての利益が円安になると膨張して見える、それ以上でも以下でもないわけです。

では、そんな円安はファンタジーを生むだけだから円高にしたらいいかというと、別にそういうわけでもありません。

一方で、いやいや利益が膨張と言っても、株高は富裕層にメリットがあるし、史上空前の利益の結果として配当金はしっかり払われているという声もあります。ですが、これも日本株の中における外国人比率を考えると、かなりの部分が流出しているわけで、日本の国内経済への好影響というのは限定的です。

そうではあるのですが、では多国籍企業の業績が悪く、株価が低く、配当も低い方がいいのかというと、それも違うと思います。アベノミクスというのは、日本経済にとって本質的なプラス効果というのはありませんが、だからと言って止める筋合いのものでもないのです。

ちなみに、以上の議論は「第一の矢」の話であって、肝心の「第三の矢」つまり日本経済全体の構造改革ということでは全く進んでいません。第二次安倍政権が発足してもう丸々6年になるのですが、企業の生産性については「低い」ということが共通理解になったのが「大きな進歩」であるぐらいで、実際にその改善には手がついていないからです。

まして、金融、ソフト、バイオ、医療、宇宙航空といった高付加価値先端産業へのシフトに関しては、全くもって遅れたままです。この点に関しては、安倍政権はほとんど何もできていないということが言えます。総理、財務相、経産相などの顔ぶれを見ても「改革ができないと日本が滅ぶ」というような危機感が表情に出るタイプの人材ではないし、そこを期待するのはもう無理なのかもしれません。

終身雇用崩壊の日本が、未だ「新卒一斉採用」メインという矛盾

日本の雇用制度は、バブル崩壊からかなりの期間を経た現在でも、「新卒一斉採用」の勝組は安泰、それ以外は挽回の余地がなく、多くのロスジェネ世代を生んでしまいました。AJCN Inc.代表で公益財団法人モラロジー研究所研究員の山岡鉄秀さんは無料メルマガ『日本の情報・戦略を考えるアメリカ通信』の中で、ワンチャンスを逃したロスジェネ世代が未来を描ける選択肢が多様な日本社会の再構築を提案しています。

「国の豊かさ」を再定義する必要性―ロスジェネって何?

全世界のアメ通読者の皆様、山岡鉄秀です。

国の豊かさって何なのでしょうか?ひとりあたりのGDPですか?日本は豊かな国なんでしょうか?一応まだ経済大国っていうことになっていますよね?日本は豊かな国のはずですよね?

私は昭和40年生まれで、バブル期に成人しました。戦後しゃにむに経済発展の道を突き進んできた日本が物質的繁栄のピークを迎えた瞬間でした。

1985年のプラザ合意による為替市場への協調介入で円の対米ドルレートが250円から瞬間的に100円を割り込む超円高へとシフトしました。その後100円台前半で安定。大変な驚きでしたが、円高は本来、日本の豊かさの反映です。いつまでも円安を望む方がおかしいのです。いずれにしても、大幅な円の価値上昇で、一般の日本人に外国が一気に身近になった歴史の転換点でした。これで「よっしゃー!海外をこの目で見てやる!」という若者が急増し、私もそのひとりでした。

就職市場は売り手市場で、ひとりでいくつも内定をもらい、「拘束」という名のもとに他社を受けられないように地方、下手をすると海外へ拉致される時代でした。私も、いきなり「山梨ぶどう狩り」「箱根芦ノ湖」「東京ディズニーランド」などに拉致されました。

ここだけの話、卒業年度が俳優の阿部寛さんと一緒で、阿部さんが卒業時の大学新聞にコメントを寄せているのを見ました。当時、モデルとして大ブレーク中だった阿部さんは謙虚に、「芸能界で生きていけなかったら卒業証書を握りしめて一からやり直します」などと書いていました。その阿部さんも今では立派な性格俳優ですが、私の中では今でもバブルの象徴です。

本当にあの頃の日本人は元気いっぱいでした。しかし、私は「何かがおかしい」という気がしてなりませんでした。

物質的には間違いなく世界一豊かなのですが、なんとも精神的に余裕がないのです。そして、大学3年の時に訪れたシドニーで大ショックを受けることになります。あの頃のオーストラリアはまだまだ田舎国家で、車は日本では見なくなった中古車が走り回り、家の中にあるテレビもステレオも「今時?」と思うような古いものでした。ファッション感覚は皆無。ボロボロのTシャツに裸足で街中を歩いています。

しかし、人々はのんびりと幸せそうに暮らしていました。今でも忘れられないのは、帰宅するために乗ったシドニー湾を渡るフェリーです。

初詣に行った神社で「限定モノ」授与品を絶対に購入すべき理由

「学問の神様」太宰府天満宮の「書道上達祈願の筆」が文章力向上にもご利益があると言われるように、神社には祭神などにちなんだ授与品がよくあります。今回の無料メルマガ『システマティックな「ま、いっか」家事術』では著者の真井花さんが、初詣ではお守り・絵馬・破魔矢など一般的な品ではなく、神社特有の限定モノをいただいてほしいと力説しています。

初詣に行ったら是非

さて、本日は初詣に行ったときにやることのお話。

新年のイベントと言えば

  • 初詣

ですよね。「初」と言うからには、複数回の初回であるはずですがみなさん、ちゃんと複数回お詣りしていますか(^皿^)? ダメですよ、初詣でお願いしただけでその後、全然お詣りしないなんて。

ご家族で、あるいは友人と、ご近所の神社や有名神社にお詣りするとお正月だな~という気分になりますよね。

さて、そんな初詣。神社ではすることは、ナンでしょうか。おみくじを引くこと? お守りを買うこと? それともご祈祷? ま、もちろんこれらのフルコースもアリです。ですが、これ以外にやってほしいのが

  • 授与品をいただく(購入する)

ことです。社務所で売っていますよね、お守りとかお札とか破魔矢とか。あれは、ホントは売っているんじゃなくて、初穂料を納めて、それに対して神さまから授与していただく品物なんです。

なので、お守りを買ってくることが授与品をいただくということです。

…そーなんですが、この授与品がポイントなんです。その神社特有の

  • 限定モノ

があるんですよ。スミマセン、限定モノだなんて下世話な言い方で。

お守りやお札、絵馬などはたいていの神社にありますね。これももちろんいいんですが、これではなく、他の神社にはないのにナゼかおいてあるモノです。だいたいそこの神社の

  • ご祭神か由緒に関係があるもの

がソレです。たとえば

  • 京都の上賀茂神社なら「矢」
  • 太宰府の太宰府天満宮なら「筆」

などです。これらはいずれも神社の由緒に深くかかわっています。こうしたご祭神や由緒に関わっている授与品は当然ですが他の神社に置いてあるはずがなく、またそれだけにパワーが強く大きな福徳を授けてくれるのです。

これらはホームページなどの「授与品の紹介」などにも掲載されておらず、それどころか神社の社務所でもコソッと置いてあって注意して見ていないと気付かなかったりするくらいです。

なので、初詣に行ったら必ず社務所に寄りご祭神か由緒に関連する授与品がないかチェックしてみてください。もしあれば、是非それをゲットしましょう。1年の初めに幸先いいですよ。

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米小売業界に学べ。アマゾンには出来ぬ、きめ細かさに商機あり

Eコマースの先端を行くアメリカでは、好みやサイズや購入予算など、顧客個々の条件に合わせる「パーソナリゼーション」への取り組みが非常に重要視されていると伝えてくれるのは、『メルマガ「ニューヨークの遊び方」』の著者でNY在住の、りばてぃさん。マーケティングのスペシャリストでもあるりばてぃさんによれば、パーソナリゼーションはさらに進んで、専門性をどれだけ提供できるかが鍵となっていくようです。

「パーソナリゼーション」はなぜ大事?

以前、「米国では『パーソナリゼーション』が、特に小売業界におけるビジネス・チャンスの鍵になると言われている」とお伝えした。なぜなら、パーソナライズされていない買い物体験からはフラストレーションを感じたと回答した消費者は71%もおり、20代以下のZ世代や20~30代のミレニアル世代といった若い世代では、よりその傾向が強まっている

強まるどころか、NRF(全米小売協会)の調査によると、Z世代の84%がパーソナライズされた小売業者のお勧めに従うとまで回答しているほど…というのが前回のお話。今回は、この『パーソナリゼーション』について、もう少し考えていきたい。

(1)Eコマースの普及

『パーソナリゼーション』とは、カスタマイズなどとも表現し、1人1人のニーズに合わせること。以前からカスタマイズ商品はあったし、特に新しい概念ではないのに、今、重要視されているのは、Eコマースの普及にある。Eコマースが普及する以前は、お店に買い物にいき、陳列棚を見て商品を選ぶだけだった。

商品かつ値段が希望に沿う物なら購入するし、そうでなければ別のお店に行くだけだった。でも、Eコマース普及後は、まずはオンラインリサーチをする。指定するEコマースサイトがあれば、そこで商品を探す。

でも、Eコマースに掲載されている商品数はたいがいの場合、めちゃくちゃ多い。デジタル化されているので、ほぼ無限に商品を追加していくことができるからだ。在庫切れになっても、「在庫切れ」と表示するだけで商品画像や値段などの詳細はそのままにしておく。

取り扱いを止めたとしても、絶版にならない限り(書籍などは絶版でもそのまま掲載していることもある)ニーズがあれば取り寄せる場合もあるため、そのまま掲載しておくというのは珍しくない。

つまり、年数が経てば経つほどEコマースに掲載される商品数は増加。お店によっては、1つのカテゴリーだけでも数十ページに及ぶこともあったりする。無限だ。

稀に、「うちはこだわりのお店だから取り扱い商品は5種類だけ」なんてところもあるが、希少価値の高いものやかなり限定された商品になっていたりする。たいがいの場合は、Eコマースに無限の商品が掲載されているのだ。

これに加えて、例えば、服の場合は、サイズやデザインも個々人で違う。また、最新の商品なのか?セール品なのか?お得なプロモーションの商品に興味があるのか?等々、購入時の条件はバラバラだ。

齋藤孝先生が声を大にして言いたい、国語教育とテキストの重要性

国語の基本的な目的は「読み書きを覚えるため」ですが、単にそれだけと捉えていては深みも広さも実感できません。今回の無料メルマガ『致知出版社の「人間力メルマガ」』では、ベストセラー『声に出して読みたい日本語』で有名な齋藤孝明治大学教授が、精神の涵養にも関わる国語教育の大切さについて、わかりやすく解説しています。

なぜ、国語が重要なのか。その本当の理由

日本が明治時代から近代国家の仲間入りを果たした背景にあった、国民の高い国語力。その根幹をなす国語教育がいま危機的状況にあると警鐘を鳴らすのが、齋藤孝さんです。

国語が人生の基礎をつくると語る齋藤さん。本日は国語の重要性に関するお話を紹介します。

特集「国家百年の計」 齋藤 孝(明治大学教授)

国語の重要な点は精神の涵養に関わっていることです。

江戸時代の寺子屋は素読によって人間性を高めるという側面が非常に大きかったのですが、国語という教科もまた、ものの考え方や人格の成熟を担います。単純な言葉のトレーニングではなく、文学を趣味として読むのでもない。人間性と言葉をセットにして成長させていくことを促してきたのです。

国語のテキストに採録されるような文章は非常に深みのある多義的な内容を含んだものが多いので、議論していくとより深さが増していきます。それゆえ知的な対話を喚起する素材になるのです。

国語は人間性の成長とは無関係であり、日本語という言語を教えればいいのだと考える方もおられますが、教科書が人間の精神性と切り離して言葉だけを教えるドリルのようなものであるとしたら、あまりにも物足りないと言わざるを得ません。むしろ人間性を養うという重要な役割を担ってきたと考えるからこそ国語が重要なのだと言えると思うのです。

人間性を養うという点では道徳という教科もあります。しかし、道徳は国語ほど時間数が多くないし、教える内容もあまりはっきりとしていません。道徳に限定して人間性を養うというのも狭い感じがします。その点、国語はいろいろな文章からいろいろな意味を受け取ることができます。クラス全員で話し合って意味を見出していくという作業を行えば、対話もでき、思考の深化も期待できます。