給付金の「限定支給」に国民激怒。子なし困窮家庭&中間層“切り捨て”で増す不公平

菅義偉首相は16日、新型コロナウイルスの感染拡大で影響を受けた非正規労働者らへの支援を話し合う関係閣僚会議で、ひとり親世帯や所得が低い子育て世帯に対し、子供1人当たり5万円を給付すると表明した。朝日新聞などが報じた。低所得の子育て世帯への給付金は今回で3回目となる。

困窮する子育て世帯に5万円の給付金を支給

政府はこれまで2回に渡って、ひとり親世帯を対象に第1子は5万円、第2子以降は1人当たり3万円を支給してきた。今回はふたり親を含め住民税が非課税の子育て世帯全体に対象を広げ、第2子以降も支給額を1人当たり5万円に引き上げる。

また、収入が減った人向けの無利子の特例貸し付け「緊急小口資金」と「総合支援資金」は、3月末までとしてきた期限を延長し、4月以降も受け付ける。

他にも、空いている公営住宅を安く貸し出し、生活困窮者の就労支援に使用する仕組みなどの検討や、月10万円の給付金を受けながら職業訓練を受けられる求職者支援制度の定員を増やすことも表明した。

この給付金に喜ぶ声がある一方、ネットでは「なぜ子育て世代だけ?困窮している家庭は他にもたくさんいる」「税金を払っているんだから一律給付にすべき」「結局いつも見捨てられるのは中間層」など、疑問の声があがっている。

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一律給付ではない限定支給に国民から不満の声

今回の給付金の対象となるのは低所得の子育て世帯。過去2回はひとり親世帯に限っていたが、3回目となる今回はふたり親世帯にまで対象を広げた。

しかし、新型コロナウイルスの影響で困窮している家庭は子育て世帯だけとは限らない。

独身者や共働き家庭であっても、職を失ったり、仕事が激減したりして所得が大幅に減っている人たちは大勢いるのだ。

にもかかわらず、政府はなぜ一律給付にしないのだろうか。現状を考慮しない今回の給付金に国民から反発の声があがるのも納得できる。

中身のない答弁を繰り返しているだけの国会を開いているのであれば、もっと真剣に国民の声に耳を傾けるべきだ。

【関連】総務省NTT疑獄事件が引き金に。日本の通信業界を襲う恐ろしい事態

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ワクチンで高齢者1000人死亡の可能性も?池田教授が懸念する最悪事態

日本国内の医療従事者へのワクチン接種は、一部で2度目の接種を終えた人もいて、概ね順調のようです。しかし、副反応の割合が欧米のデータより高めと報告され、欧州ではアストラゼネカ製ワクチンの使用を一時中断する国があるなど、ワクチン接種に新たな不安を感じ始めた人もいるのではないでしょうか。メルマガ『池田清彦のやせ我慢日記』著者で、CX系「ホンマでっか!?TV」でもお馴染みの池田清彦教授も若干の懸念を抱く一人。副反応のデータやノルウェーでの接種後の死者数の報告から、「高齢者からではなく若い人からの接種にした方がいい」と私見を述べています。

新型コロナワクチン打つべきか打たざるべきか

医療従事者に対する新型コロナワクチンの接種が始まったが、自分の番が回ってきた時に、打つべきか打たざるべきか迷っている人もいるだろう。新型コロナワクチンにはいくつかのタイプがあって、まずはその辺りから説明したい。

日本で今、接種されているのはファイザー製のmRNAワクチンで、新型コロナワクチンのスパイク(新型コロナウイルスの表面にある棘のようなタンパク質で、これが標的細胞の表面にあるACE2というタンパク質を認識してここから侵入する)をコードするmRNAを脂質ナノ粒子に封入して、これを細胞に取り込ませ、細胞のタンパク質合成機能を使ってスパイクタンパク質を作らせるのである。

スパイクタンパク質は抗原として免疫システムに認識され、これに対する抗体が作られる。抗体は侵入してきた新型コロナウイルスのスパイクを攻撃するので、感染が妨げられるという仕組みである。ファイザー社のほか、モデルナのワクチンも同タイプである。これによく似たものに、アストラゼネカ社やジョンソン&ジョンソンが開発したウイルスベクターワクチンがあり、これはmRNAを運ぶベクターとしてナノ粒子の代わりに、人体に無害な改変ウイルス(主にアデノウイルス)を使うもので、それ以外の基本的な機序は同様である。

mRNAワクチンは低温で保管しなくてはならないので(ファイザーのワクチンはマイナス80℃~60℃、モデルナのものはマイナス20℃で6か月間保存可能)、取り扱いが面倒だが、ウイルスベクターワクチンは、マイナス30℃で2年間、プラス2℃~8℃で3か月間保存可能なので、小さな診療所でも接種可能である。ウイルスベクターワクチンの問題点は、何回か打っているうちに、ベクターのウイルスに抗体ができて、ワクチンが壊されてしまう恐れがあることである。

他にも組み換えタンパクワクチンというのがあり、ノババックス社やサノフィ社、塩野義製薬などが開発している。これは、新型コロナウイルスの遺伝子を大腸菌や酵母菌のゲノムに挿入して、新型コロナウイルスの遺伝子がコードするタンパク質を作らせ、これを投与してこれに対する抗体を作らせるもので、B型肝炎のウイルスに対するワクチンですでに実用化されている技術を使う。

伝統的なワクチンは不活化ワクチンで、ウイルスを不活化して無毒化したものを接種する方法である。新型コロナウイルスに対する不活化ワクチンは中国で実用化されており、アラブ首長国連邦などでも使われている。

総務省NTT疑獄事件が引き金に。日本の通信業界を襲う恐ろしい事態

週刊文春の報道で明らかとなった、NTTによる総務省幹部らへの接待問題。15日には同社社長の澤田純氏が参院予算委員会に参考人として出席し、業務上の要請や便宜依頼を否定しましたが、社長辞任は避けられないとの声も上がっています。今回のメルマガ『石川温の「スマホ業界新聞」』では著者でケータイ/スマートフォンジャーナリストの石川温さんが、澤田氏去りし後の同社の経営体制を危惧するとともに、日本の通信業界が近い将来陥りかねない「恐ろしい事態」を指摘。さらに総務省の解体問題についても言及しています。

NTTと総務省幹部の失脚で、日本の通信の未来はどうなる?

先週、週刊文春がNTT幹部と総務省・政務三役とも会食していたと報じた。野田聖子元総務相、高市早苗元総務相、坂井学元副大臣、さらにはNTTドコモ出身の小林史明元政務官の名前もあった。

先週の谷脇康彦総務審議官からの政務三役ということで、今週の文春砲はさらに驚くべき人がターゲットになるのではないかと見られている。

東北新社による総務省への接待報道では、週刊文春の記者が飲食店に潜入し、会話を録音。さらに帰り際に菅総理の長男が総務省幹部にタクシーチケットを渡すシーンが撮影されている。

おそらく、総務省幹部と東北新社が会食するという情報が、事前に週刊文春編集部にリークされ、記者が張り込みをしたのではないか。

一方、NTTによる会食報道を見ると、週刊文春編集部が張り込みをしている記事にはなっていない。現場を克明にリポートした原稿だが、実際はメニューや金額などの羅列となっている。NTT幹部と総務省関係者ならびに政務三役との会食について、クラブノックス麻布での話しか出てこないと考えると、おそらく、NTT迎賓館といわれているクラブノックス麻布の台帳が週刊文春編集部に持ち込まれたのではないか。

澤田純社長によって、NTTドコモはNTTの完全子会社化となった。この動きを面白くないと感じた、ある人物がクラブノックス麻布の関係者から台帳を入手した可能性が高そうだ。クラブノックス麻布は株式会社ノックストゥエンティワンが運営しているが、この会社はNTT都市開発のグループ会社である。もともと、電電公社に入社した人たちが、NTTやNTTドコモ、NTT都市開発に散らばっていることを考えると、台帳のようなものが関係者の間でやりとりされるのは不自然ではないのかもしれない。

今後、気になるのがNTTの経営体制だ。

東北新社の社長はあっさりと辞任に追い込まれた。澤田純社長は、15日に参院予算委員会の集中審議、16日にも衆議院で参考人招致される。谷脇総務審議官のみならず、政務三役を巻き込んでの接待問題と言うことで、NTTの社長を続けられるかはかなり厳しい情勢と言えるだろう。

澤田社長はIOWN構想を掲げ、NTTグループをGAFAに対抗できるよう、国際競争力を高めようと尽力していたはずだ。だからこそ、NTTドコモを4兆円も投じて完全子会社化したのではないか。

ここで澤田社長がNTTグループの陣頭指揮を執れなくなるとすれば、後任は誰になるというのか。

NTTグループの国際競争力を強化するどころか、澤田社長が抜けることでNTTグループにおける求心力がなくなってしまうのではないか。

総務省でも幹部が失脚するなか、「日本の通信業界における未来に向けたビジョン」を描く人が誰もいなくなるという恐ろしい事態に陥りそうだ。

激怒のバッハ会長「東京五輪に中国製ワクチン」で尽きた菅首相の命運

新型コロナワクチンの争奪戦に敗れた菅首相は、総理の椅子から降りることを余儀なくされるようです。今回のメルマガ『国際戦略コラム有料版』では著者で日本国際戦略問題研究所長の津田慶治さんが、東京五輪の選手団に自国ワクチンの提供を申し出た中国と、その動きに待ったをかけた形のアメリカ各々の思惑を解説。さらに、米国からワクチンの供給を受けることになる菅首相の命運と、その後継となるであろう人物の名を挙げています。

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どうしても東京五輪を開催するために。日本にイラ立ち、IOCが五輪開催に向け準備

IOCと日本、そして中国が東京五輪開催に積極的になっている。世界的な対立がそれに同期している。その状況を検討したい。

本当に五輪やる気か?世界が疑い始めた菅首相のリーダシップ欠如」で菅首相が五輪の準備をしないことで、五輪は開催できないのではないかと述べた。

しかし、IOCのバッハ会長は「絶対に東京五輪を開催する」と宣言したので、その言葉に責任を持って、日本の準備不足をイラ立ちながら、IOCが主導で、日本の準備不足を解消する方向で根回しを始めている。

菅首相のリーダーシップが極端になく、言葉に責任感のないことを実感したバッハ会長は、動き始めたようだ。

東京五輪を開催するのに必要なワクチン不足を解消するために、東京五輪を開催しない場合、世界からボイコットされかねない中国に東京に来る選手へのワクチンの提供を交渉して確保した。

中国も東京五輪開催を熱望しているので、了解したようである。このため、選手が北京か東京で接種できるようになった。

しかし、中国製ワクチンを日本は認可しないので、日本人には接種しないようである。海外選手のために準備することになる。この接種のために、中国から多数の医師などがIOCのVIP待遇で来日することになった。

そして、ワクチンの見返りとして、IOCのバッハ会長は、北京五輪ボイコットを抑えようとしている。

もう1つ、日米豪印の「クワッド」で中国に対抗して、ワクチンを世界に供給しようという構想の裏をかけるので、中国にとっては、非常に好都合になる。

途上国にインド製(アストラゼネカ、J&J)ワクチンを日米豪印で共同で供給しているのに、その本家本元である日本では、中国製ワクチンを使うことになるので、何やっているのわからなくなる。お笑い草である。

このため、そのようなことをさせないと、米国が手を打ってきた。中国のワクチンを東京で使わさせないために、今までは米国は自国優先でワクチンを調達してきたが、5月までに米国民全員分のワクチンを確保して、その後、優先的に日本に供給することになるようだ。

前田敦子が“Dカップ”ヌード覚悟!?勝地涼と離婚秒読みでシンママ決意、自ら売り込みも仕事激減で窮地

別居報道が出ていた女優・前田敦子(29)と、俳優・勝地涼(34)夫妻だが、ここへきて互いに弁護士を立て、離婚に向けた協議を行っていることが明らかになった。すでに吹っ切れた様子の前田は、離婚を見据えて自らの売り込みを行うなど動きを活発化。しかし、前途は多難で、前田を狙う“脱がせ屋”たちも動き出しているようだ。

前田敦子と勝地涼が協議離婚へ向けて話し合い

2018年に交際わずか4カ月で勝地と結婚をした前田。AKB48の人気を支えた元トップアイドルの結婚だけに、世間をあっと驚かせた。

翌年に第1子を出産してからは子育て中心の生活をしていた前田だが、たびたび2人の不仲説が報じられ、2020年6月には別居していることが明らかとなった。

実家にばかり寄りつき、母親に対する依存度が高い前田の“マザコン女子”ぶりに、勝地が嫌気がさしたことが理由とも、酒癖の悪い勝地によるDVが原因だとも言われている。

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そんな中、今年2月に行われた「スニーカーベストドレッサー賞2021」の授賞式に前田が出席。しかし、前田の左手薬指に結婚指輪がなかったことから、すでに離婚は秒読み状態であるとみられている。

離婚秒読みの前田敦子を狙う“脱がせ屋”

勝地と別れて、心機一転を図ろうとしている前田だが、なかなかその前途は多難だ。芸能事情に詳しい週刊誌の記者は次のように語る。

「AKB48の絶対的エースとして活躍した前田さんですが、卒業してしばらくはドラマや映画に出演していたものの、本人が思い描いていたような活躍はできていません。トップアイドル時代の殻を破ることができず、当時の栄光とプライドが邪魔をして、新たな一面が出てこないといった感じですね」

深夜ドラマなどでは主演を演じたり、ヒロインを務めることはあっても、なかなか大きな役は回ってこない。イメージした女優生活とは違ったと前田自身も考えていたに違いない。

これから正式に勝地と離婚することになれば、おそらく前田はシングルマザーとして生きていくことになるだろう。そうなれば、前田は芸能の仕事をより積極的にこなす必要がある。

「歌を出すのは現実的ではありませんし、再びアイドル活動をすることはできません。離婚すればママタレ枠も無理でしょう。やはり女優業やタレント業が軸になっていくと思いますが、なかなか厳しいと言わざるを得ません。今の前田さんを求める番組があるかと言われれば、アイドル時代の暴露話をするというポジションしかないのではないでしょうか」(前出・芸能記者)

そんな前田を虎視眈々と狙っている人物たちがいるという。前田敦子のヌード写真集などの出版を画策する“脱がせ屋”たちだ。

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「前田さんは2012年に『不器用』という写真集を出していますが、その中で手ブラを披露したり、お尻を見せたりとかなり際どいセクシーショットを連発しています。Dカップはあるとみられる巨乳を大胆に強調しています。あれから9年経ちますが、30歳を迎える今年の7月前後に、もしかしたらヌード解禁ということがあるかもしれません。水面下ではすでに“脱がせ屋”が触手を伸ばしているという話もあるようです」(前出・芸能記者)

かつてアイドル界でトップに立った前田の“決意の姿”を目にする日も近いかもしれない。

三菱電機のパワハラ自殺が労災認定、日本の職場環境の深すぎる闇

電機メーカー大手の三菱電機に2019年4月に入社した男性社員が同年8月自殺したことについて、家族による労災申請が認められていたことが明らかになりました。三菱電機でこの種の労災認定が下りるのは約8年の間に7件、うち自殺が4件にも上ります。メルマガ『uttiiの電子版ウォッチ DELUXE』著者でジャーナリストの内田誠さんは、「自殺」「労災認定」で多くの事例がヒットする現状を憂い、労基署がまだ明らかにしていない今回の認定理由を開示して、社会の教訓とすべきと訴えています。

新聞は「自殺」「労災認定」についてどう報じてきたか?

きょうは《朝日》から。6面に、労災認定についての記事があります。三菱電機の事例が取り上げられています。そこで「自殺」と「労災認定」で1年以内の紙面掲載記事を検索すると、23件にヒット。これを対象にします。まずは6面記事の見出しから。

自殺・過労 相次ぐ労災認定
三菱電機 社長処分へ

2年前、三菱電機で起きた男性新入社員の自殺が労災と認められた。三菱電機ではここ数年、自殺や過労による労災認定が相次いでいたという。

証拠が残りやすい長時間労働の場合と違い、言葉の暴力は労災認定されにくいが、このケースでは遺書があり、上司の発言が裏付けられたものと遺族は理解している。尼崎労基署は認定の理由を示していないが、教育主任だった上司の暴言(「殺すからな」など)がパワハラにあたると判断されたのではないかと。三菱電機は今回の労災認定を踏まえて社長ら関係職員を処分するという。

過労やパワハラで自殺したとする労災申請は年間200件前後あるが、認められるのは半数に満たないという。特にパワハラのケースはハードルが高いと。

●uttiiの眼

三菱電機では、2012年から19年8月の間に、7件のこの種の労災認定があり、そのうち4件が自殺。その他は脳梗塞、精神障害、くも膜下出血が1件ずつ。この点をみただけで、職場に何か基本的な問題があり、改善されていないと想像できる。

労基署が認定の理由を開示しないことはしばしばあるようだが、これはおかしい。社会が教訓を正しく汲み取るためには、なぜ労災認定に至ったのか、プライバシーに配慮をしながらも、公開していくべきではないか。

【サーチ&リサーチ】

2020年3月29日付
「(働くってなんですか)プロローグ 働き手が元気になるために」とのタイトルの記事。「新型コロナウイルスの感染拡大を発端とするショックが再び、この国の働き方を脅かしている」という時代認識のもと、三菱電機の事例とトヨタ自動車の事例が取り上げられている。

*その後、労災認定されたケースが取り上げられている。

「ノルマ達成のために自ら年賀はがきなどを買い取る「自爆営業」」を背景に自殺した郵便局員のケース。長時間労働の末に自殺したメーカー「デンカ」の研究員のケース。長時間労働で過労自殺した工作機械最大手「DMG森精機」の社員のケース。三菱自動車の社員が過労自殺したケースなど。警察官が長時間労働と過労で自殺したケースでは「公務災害」に認定。業務による心理的負担からうつ病を発症したとして認定されたヤマト運輸社員のケースも。

親も語学力が必要?ハードル高いインターナショナルスクールの真実

我が子をグローバルな人材に育てたいと、インターナショナルスクールを進学候補のひとつとして考える親御さんも少なくないようです。メリットばかりが強調されがちですが、はたしてマイナス面はないのでしょうか。今回の無料メルマガ『親も子供も一緒に伸びていく』では著者の高久手はるかさんが、意外な盲点とも言うべき項目を含む、インターナショナルスクールの4つのデメリットを紹介しています。

うちの子をインターナショナルに育てたい

先週の海外赴任と教育ネタの続きで、日本に居ながらにして海外生活に近い教育環境が得られるインターナショナルスクールのお話しをしたいと思います。

学校の敷地・建物に一歩入れば、そこは外国。学内に日本語の欠片もなく、先生や友人との会話もすべて英語。言葉や文化、習慣も自然に身につく。学校の外に出れば日本なので、治安や災害時にも少しは安心だし。ですよね~(#^.^#)

でも、メリットだけではありません。

学費が高い!

年間の上面上の学費だけでもスクールにもよりますが、ザックリ言って200万円程度。スクールバスや設備費、教材費、学外での活動費用等々、年間300万円くらいは必要になります。これが小1~高校卒業相当学年まで12年間続きます。結構覚悟を決めないとなりませんね。

日本の義務教育とは認められていない!

文科省の認可を得ているスクールであっても、その扱いはあくまで「各種学校」です。小学校~中学校という、日本の義務教育を学校教育法第1条に規定する学校で受けていないことになりますから、途中から日本の小中学校、高校へ移るのはかなり大変です。詳しくは文部科学省のこちらのページを参考になさってください。

11. 学齢児童生徒をいわゆるインターナショナルスクールに通わせた場合の就学義務について

また、インターナショナルスクールで高校相当を卒業しても、IB(インターナショナル・バカロレア)を筆頭とする資格で受験できる日本の大学は少ないので、将来は通ったインターナショナルが国際的にどの種類の認可を受けているか、それによってどの大学に受験資格があるか等も視野に入れなければなりません。

日本人の入学枠がすっごく少ない上に、スクールの所在地が大都市、首都圏に偏っている!

東京や神奈川には、認可・無認可を含めて沢山あります。まさに玉石混淆。ならば、昔から有名なスクールを選ぼうと思うでしょうが、両親が日本人で、本人も海外経験が無い場合、本当に入学枠は狭いものになります。

そりゃそうです。本来、日本にいる外国人の子弟のための学校ですから。もし、海外の日本人学校に現地の子どもが多数を占めるようになって、転勤していったのに定員いっぱいで断られたらどう思いますか?

飼い犬や飼い猫も「健康診断」は必要?獣医師が教える手遅れの防ぎ方

春は「健康診断」の季節。学校や企業で受けた人も多いと思いますが、大事な家族であるペットにも健康診断をさせるべきなのでしょうか? メルマガ『佐藤貴紀のわんにゃんアドバイス』では、獣医師の佐藤貴紀先生が「犬や猫にも健康診断は必要」だとして、その理由をわかりやすく説明しています。

犬や猫にも「健康診断」の必要性

春になると人間も「健康診断」を行います。ペットも同じです。

僕のところにも「ドックドック」「キャットドック」という、犬猫だけの1日ドックもあります。

飼い主さんから、

「健康診断って、本当に必要ですか?」

と時々、来院された飼い主の方からそんな質問を受けます。結論からいうと、「必要です」。

今日は「健康診断」の必要性にお伝えしていきたいと思います。

1)健康診断が必要な理由 その1

犬や猫の場合、人間に比べて年を取るスピードが早いですよね。一番の理由は年齢の早さ、ここです。

人間でいう1年は、犬や猫にとっては3~7年に相当します。人間が2~3カ月過ごしているうちに犬猫は人間にとっての1年分くらいの成長をしているのです。

つまり、歳を撮るスピードが早い為「健康診断」はきちんと行った方が良いのです。

2)健康診断が必要な理由 その2

2つ目は、動物医療における限界の存在です。動物医療は、人間医療ほどまだ十分発展しているわけではありません。

ここ数年でビックリするほど進化していますが、またエビデンス(科学的根拠)といえるレベルで分かっていることが少ないのです。

医療の進歩とは別に、動物は体が小さいので治療が技術的に困難という側面もあります。そのために、早期発見の為に「健康診断」はとても大切です。

★まとめ

この2点をふまえれば、健康診断による早期発見・早期治療が動物にとっては必要不可欠です。犬や猫はお話ができません。痛い、苦しいなど伝えれれずに、グッタリして気がついた時には、手遅れだったと言う事も考えられるますので「健康診断」をきちんと定期的に受けて欲しいですね。

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ヤッツケなのにキレイに見える。急な掃除は優先順位で何とかなる

疲れ切ってはいるけれど、掃除はしなければならないという状況、ままあるものですよね。そんな時には「ヤッツケ掃除」がオススメというのは、無料メルマガ『システマティックな「ま、いっか」家事術』著者の真井花さん。真井さんは今回、「視線の流れを利用する」というヤッツケ掃除のコツと具体的な方法をレクチャーしています。

目線の流れを利用する

さて、本日は一夜漬け掃除ならぬ、あっという間ヤッツケ掃除のお話。いや、得意技なんですけどね。えへへ♪

ちゃんと掃除すべきなのは分かる。分かるが、出来ないこともある。そういうもんですよね。急な来客とかさ、疲れちゃってて面倒な時とか。そういうときには

  • 視線の流れを利用する

ことです。人の視線は、部屋の中の全てのものを均等に見ているわけではありません。視線を集めやすいモノをまず見て、その後徐々に他のモノに移っていくわけです。なので、視線を集めやすいモノを優先的にキレイにしておくとヨイわけです。

まずは、

  • 部屋の隅
  • ドアの角
  • 家具の角

などです。広くて平らな壁面より角っこや隅っこの方が目立つんです。なので、ここを重点的にキレイにするんです。ホコリが溜まらないよう、汚れていたら拭いておくとすごくキレイに

  • 見える(*゚∀゚*)♪

んですよ。あ、見えるの大事ね♪

もうひとつが、部屋の中にある

  • 光り物

です。たとえば

  • ドアノブ
  • 窓のサッシ部分
  • ガラステーブルの天板
  • ガラス製・金属製のインテリア小物

などですね。まあ、メタルとガラスだと思って下さい。こうしたものを、あ、間違えた。こうしたものだけを(笑)

  • ピカピカ

にするんです。メタルとガラスは、視線を集めやすいのでここがピカピカツルツルキラキラしていると、これまたキレイに

  • 見える(*゚∀゚*)♪♪

んですよ。ただ、窓ガラス自体は、優先順位が落ちます。それは、広くて平たくて、どちらかというと壁面に似ていてそこまで視線を集めないからです。いや、時間があるならここもちゃんと拭いてくださいね。

どうしても時間がないときには、ポイントを抑えて掃除をしてみて。驚くほどキレイに見えますよ。

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「コストカット」を誤解している企業が本当に削るべき費用とは?

業績が悪化した企業の経営者らがよく口にする「コストカット」という言葉、自身の社内で耳にしたことのある方も多いのではないでしょうか。しかし、この言葉を上層部が口にしたら経営手腕を精査すべきと語るのは、無料メルマガ『サラリーマンで年収1000万円を目指せ。』の著者である佐藤しょ~おんさん。誤解して使っている人が多いという「コストカット」という言葉の真意と、ビジネスにおいてまず「コストカット」の前に優先すべきものについて詳しく解説しています。

コストカットの前にエクスペンスカット

景気が悪くなると、やたらと耳にするのが、

 ■ コストカットをする

という言葉なんですね。

あなたの会社の経営者がこのセリフを言い出したら、その人はビジネスを良く分かっていない可能性があるので、経営者を値踏みするつもりで、その真意を確認しましょう。

コストは日本語で原価です。ビジネスとは有り体に言えば、「何かを誰かに売ること」で成り立っています。売るモノが形のあるプロダクトなのか、形の無いサービスなのかという違いはあっても、売る何かがあって、それを買う人がいて成立するわけですね。

そして原価とはその「売る何か」を成立させるために必要なおカネのことです。プロダクトの場合には、モノを作るための材料費がそれにあたり、サービスの場合にはサービスを提供するための人件費などがあたります。

つまりコストカット、原価を削るということは、売るモノの質にダイレクトに影響があるということです。今まで1,000円で作っていたモノを800円で作れということで、何もしなければ200円分の何かが失われるということなんです。

もちろん会社が要求するのは、200円原価を削っても同じ質になるようにしろということなのですが、そのためには

  • 材料費を圧縮したり
  • 何らかのイノベーションを起こしたり
  • 製造数を増やしたり

などなど…どこかに売るモノに影響が出るわけですよ。そんなの当たり前じゃないかって。私がここで言いたいのは、

  • 原価の前に削るモノがあるでしょ

ということなんです。前述したように原価というのは、売るモノに直接影響を与えますから、影響を与えないようにするための施策が必要になるんです。ところが、売るモノに全く影響を与えないおカネがあるんです。こっちを先に削れといいたいわけです。それが経費(エクスペンスまたはオーバーヘッド)と呼ばれる科目です。

経費というのは、売るモノに影響を与えないけど、使わないとビジネスができなくなるおカネのことです。

ここを混同している人がたくさんいるんです。