年金生活者支援給付金が停止してしまう「タイミング」を知っていますか?

令和元年から始まった『年金生活者支援給付金』。消費税が上がったことで生活に支障が出てしまう対策として制定されたものですが、この給付金はいつまで貰うことができて、停止する場合はどんな時なのでしょうか?今回のメルマガ『事例と仕組みから学ぶ公的年金講座 』では、著者で年金アドバイザーのhirokiさんが、 事例を用いて詳しく解説しています。

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消費税対策の為に始まった低年金者用の年金生活者支援給付金事例3つで復習!

こんばんは!年金アドバイザーのhirokiです。

1.令和元年10月からの消費税引き上げで導入された年金生活者支援給付金

令和元年10月から低年金者に対して一定の給付金が支払われる「年金生活者支援給付金制度」が始まり、既にあれから3年が経とうとしています。

なぜこのような給付金が支給されるようになったかというのは、令和元年10月から消費税が8%→10%になったので、消費税対策としての給付という意味合いですね。

消費税増税のように物価が上がるのに、年金額が変わらなければ年金額の価値が下がってしまうからですね。収入が変わらないのに、物価が上がると買いたいモノが今までのように買えなくなってくるので、そのための対策でもあります。

今までA商品が100円で買えてたのに、120円に物価が上がったら100円では買えなくなるからですね。物価が上がるというのはいろいろと生活が苦しくなってきます。

でも賃金もちゃんと上がればそんなに気にする事もないんですけどね。賃金や年金も上がらない中での物価のみの上昇は生活が苦しくなるだけです。

本当は、社会保険としての年金に上乗せ給付をするというのは、今まで保険料を支払った期間や保険料額で決まる年金制度に下駄を履かせる事になるという批判も多かったのですが、別の形の年金とは違う給付金として支払う事で合意しました。

なので年金振り込み時も、別々にして振り込まれます。これは社会保険制度とは別物だよって示したいわけですね。

この給付金案は民主党時代に低年金者に上乗せしろって事で考えられたものですが、当時はやや社会保険としての年金に組み込むような形だったので社会保険方式の原則を崩しかねないものでしたが、別物として給付金を支払うという事になりました。

いつまで支払われるのかと言えば、基本的には終身で支払われます。

ただし、全額を税金で支払っているため所得制限が設けられており、一定の所得がある人は給付金を受給する事が出来ません。

老齢年金の生活者支援給付金は公的年金収入+前年所得≦781,200円となっており、その金額を超えてくると給付金が停止となります。

いつまで停止されるのかというと、10月分から翌年9月分までが停止となっています。

停止されていたけど、前年所得が下がったという人はまた対象者に請求書が送られてきて10月分から受給する事が出来ます。

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北朝鮮食堂で働く女性5人が連続脱北。彼女たちを掻き立てたものは何か?

日本の上空を弾道ミサイルが通過した4日朝、5年ぶりの「Jアラート」が発動し、日本は北朝鮮のミサイルに関する報道で溢れました。そして先日、北朝鮮のMZ世代の女性5人が連続脱北をしたニュースが韓国を賑わせたのをご存知でしょうか。その脱北の準備を手助けした男性が語った支援の方法と、この集団脱北事件が影響する今後について、韓国在住歴30年を超える日本人著者が発行するメルマガ『 キムチパワー 』が紹介しています。

北女性5人、連続脱北

中央アジアウズベキスタンの首都タシケントの北朝鮮食堂の女性従業員5人全員が5月から4か月間、3回にわたって食堂を脱出して韓国に入ってきたことが9月30日分かった。彼女らはいずれも20代前半のMZ世代(1980~2000年代生まれ)であることが分かった。

今回の連続脱北の扉を開いた女性従業員A氏は、現地の韓国人と異性交際をして脱北決心をしたという。彼女がまず脱北すると、残りの4人も後について亡命の途についたという。海外の北朝鮮食堂職員の集団脱北は2016年4月、中国寧波の「柳京食堂」脱出以後、約6年ぶりだ。この5年間、新型コロナウイルス感染症の拡散と文在寅政府の北朝鮮のご機嫌伺い、脱北漁民強制送還事件などで脱北者が急減する中、集団脱北事件が再び発生した格好だ。

ウズベキスタン現地の消息筋や情報当局などによると、タシケント市内にある北朝鮮レストラン「ネ・コヒャン(私の故郷)」の従業員5人は、今年5月に1人、6月に1人、8月に3人の計3回にわたって脱北した。彼女らは現地の韓国大使館を訪れ、亡命の意思を明らかにしたという。

北朝鮮食堂「私の故郷」は2019年9月頃にオープンした。現地人だけでなく、韓国人や旅行客もよく訪れる場所だったという。韓国国内の有名YouTuberたちもこの食堂を訪ねて紹介したりもした。ところでこれら従業員全員が脱北して韓国に来たのだ。現在、この食堂は廃業状態だという。

今回の脱北行列は従業員A氏が5月に初めて亡命してから連鎖的に起きたという。20代前半のA氏は、現地の韓国同胞B氏と相当期間異性交際をし、この過程で脱北を決心したという。B氏は年のいった大学生で、タシュケントに長く居住していたという。現地消息筋はこの日、本紙(朝鮮日報)との通話で「2人がラブレターをやりとりするなど真剣に交際してきたと聞いている」とし「A氏が脱北を決心すると、B氏がA氏が働く食堂から韓国大使館に行く略図を書いた手紙を伝えるなど積極的に支援した」と話した。彼らの脱北のニュースは、客が多かった北朝鮮食堂「私の故郷」が突然廃業し、現地同胞社会に広がったという。

 

コスパ重視の社会で「サスティナブル」を謳う、おかしな国ニッポン

近年「コスパ」という言葉をさまざまなシチュエーションでよく聞くようになりました。普段から使っている人も多いと思いますが、そんな風潮に異を唱えるのはメルマガ『j-fashion journal』の著者でファッションビジネスコンサルタントの坂口昌章さん。コスパを追求することと重視され始めたサスティナブルを同時に実現しようとすることの矛盾について語っています。

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コスパ追求はサスティナブルではない

1.コスパ追求が招くもの

コスパは、コストパフォーマンス(costperformance)の略語。費用対効果の意味。支払った費用(コスト)と、それにより得られた能力(パフォーマンス]を比較したもので、低い費用で高い効果が得られれば「コスパが高い」と表現される。

顧客にとって「コスパがいい」とは、価格の割に品質が良いとか、価格の割に満足度が高いということだ。大体において、原価率が高い商品はコスパが高い。

しかし、原価率を高くすると、小売店の利益は少なくなる。自社の利益を優先するなら、原価、つまりコストを下げた方が良い。コストを下げるとは、原材料費、加工賃を下げることだ。

原材料費や加工賃を抑えると、通常の場合、安かろう悪かろうの商品しかできない。これはコスパが良いとはいえない。

コスパを追求すると、奴隷労働や環境汚染につながる。強制収容所や刑務所で加工すれば、工賃を削減できる。あるいは、不法就労者を使う悪質な工場に発注する。

また、環境汚染対策にコストを使わないことで、生産コストを下げることもできる。汚水をしないで排水すれば、環境コストをかける工場よりもコストは下がる。

欧米の消費者は価格よりも、環境配慮や人権配慮を重視する。つまり、コスパだけで商品を選ばないし、企業認証を受けていない企業の商品は買わない。

しかし、日本の消費者はコスパを優先することが多い。商品の購入が、人権問題や環境問題と連携しているとは考えない。そんなことは、「メーカーが適正に処理しているだろう」と勝手に思い込んでいる。

国産メーカーならそれも良いが、中国メーカーにそれを期待するのは困難である。

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ここ数週間が非常に危険。プーチン面目丸つぶれで核使用決意の緊急事態

9月21日に行った演説で、核兵器の使用について「ハッタリではない」と述べたプーチン大統領。ウクライナ4州の併合式典でも核使用を示唆しましたが、はたしてロシアによる核攻撃はあり得るのでしょうか。今回のメルマガ『在米14年&起業家兼大学教授・大澤裕の『なぜか日本で報道されない海外の怖い報道』ポイント解説』では著者の大澤先生が、その可能性を検証したニューヨーク・タイムズの記事を翻訳する形で紹介。「ここ数週間が非常に危ない時期」であり、予断を許さない状況にあることを強調しています。

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予断許さないロシア核使用

ロシアが徴兵をはじめて多くの若者がロシアから脱出するために国境に殺到しています。

国内の不満は高まっています。

そしてプーチンが東部4州の併合を発表した直後、その戦略的要衝であるリマンからロシア軍は撤退せざる得えない状況になっています。

プーチンの面目が丸つぶれです。

そんな中でロシアによる核使用が現実の可能性として急浮上しています。

まさに「予断」を許さない状況です。

ニューヨーク・タイムズ、10月1日の記事から抜粋要約します。

参考:In Washington,Putin’s Nuclear Threats Stir Growing Alarm

9月30日の演説でプーチン氏は、米国とNATOをロシアの崩壊を求める敵と呼び、ロシアの領土(現在はウクライナ東部の4地方を含むと宣言)を守るために「利用できるすべての手段」を使用すると再び宣言した。

 

プーチン氏は、77年前にハリー・S・トルーマン大統領が日本の広島と長崎への原爆投下を決定したことを世界に想起させ、「彼らが前例を作った」と付け加えた。

 

10月1日には、ロシア南部のチェチェン共和国の強権的指導者ラムザン・カディロフが、プーチン氏はウクライナで「低収量の核兵器」の使用を検討すべきだと述べ、ロシアの有力者で初めて公然と核攻撃を要求した。

 

米国防総省は、2月のウクライナ紛争が始まったときよりも、今の方がはるかにその可能性を心配している。

 

屈辱的な撤退を繰り返し、驚くほど多くの死傷者を出し、ロシアの若者を徴兵するという不評を買った後、プーチン氏は明らかに、核兵器による脅威がロシアの力に対する敬意を回復するための方法であると考えている。

 

ロシアの軍事アナリストの中には、黒海のような遠隔地で戦術核を爆発させてデモンストレーションを行う、あるいは実際にウクライナの基地に対して戦術核を使用することを提案する人もいる。

 

プーチン大統領は先月、「これはハッタリではない」と述べ、核兵器の先制使用はロシアの軍事戦略に不可欠な要素であることを示唆した。

 

それに対して先週末バイデン大統領の国家安全保障顧問であるジェイク・サリバン氏は、核兵器の使用はロシアにとって「破滅的な結果」につながると答え、モスクワとの非公開の通信で、米国は米国と世界がどう反応するかを「明示してきた」と付け加えた。

 

元ロシア大統領で、プーチン大統領の安全保障会議のタカ派副議長を務めるドミトリー・A・メドベージェフ氏は先週「ロシアがウクライナに対して核兵器を使用せざるを得なくなった場合、ロシアへの直接攻撃は全面的な核戦争につながる恐れがあるためNATOが軍事介入する可能性は低い」と主張した。

 

プーチン氏が併合地域で屈辱的な敗北を喫した場合、米国政府は、プーチン氏が核兵器の使用を検討することを懸念している。

 

実際、ロシア軍は鉄道の戦略的要衝であるリマン(モスクワが併合した地域)から撤退しており、ロシアはウクライナ東部で地力を失いつつある。

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弘中綾香アナの電撃婚と「お金の流儀」に田中みな実も驚愕?プログリット岡田祥吾社長との密室デートに芸能記者お手上げ状態

テレビ朝日の弘中綾香アナウンサー(31)が、イケメン青年実業家との結婚を発表。弘中アナと言えば“あざとい”トークで人気を博する一方、プライベートでは浮いた話が聞かれないという不思議な存在でした。人気ナンバーワン女子アナはどのように愛を育み、今回の電撃婚に至ったのでしょうか?芸能記者歴30年のベテランジャーナリスト・芋澤貞雄さんが解説します。

弘中綾香アナは「掟破り」の常習犯!?

『テレビ朝日』の人気女子アナウンサー・弘中綾香の“電撃婚”に、ファンの間では動揺が走っているようですね。

『あざとくて何が悪いの?』で田中みな実と丁々発止、“あざとさ”を披露していますが、プライベートではこれといった浮いた話は微塵も囁かれていませんでしたから本当に“電撃”でしたね。

弘中アナと聞いて私がすぐに思い出すのが、今から4年前の2018年6月に『週刊文春』が報じた『ONE OK ROCK』Toruとの“隠密デート”騒動です。

弘中アナとToruが、事前に打ち合わせしたかのようなモノトーン・ファッションだったのが今でも鮮烈に私の脳裏に残っています。

これが例え“撮り直し”の写真だったとしても、両者の性格が十分に表現された、良質なデート写真だったと思うような出来でした。

ただ、『テレ朝』幹部の怒りは相当なものだったようで、弘中はこの記事からわずか3ヶ月後に『ミュージックステーション』のMCを降板するという破目になってしまいました。

ミュージシャンが大好きで、“ミュージシャン・キラー”とも陰で呼ばれていた弘中アナですが、局の看板音楽番組のMCとしては御法度、掟破り行為…さすがにダメでしょう…。

ちなみにToruは昨年末、大政絢と結婚しています。

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資産額15億円、青年実業家との極秘愛に芸能記者お手上げ

弘中アナ“電撃婚”の詳細を報じる『女性セブン』によれば、御相手は英語コーチングサービスを展開する『プログリット』の社長で、創業からわずか3年で売上17億円、資産額15億円の青年実業家だそうです。

この詳細な報道を見る限り、『テレ朝』に“公表止む無し”の決断をさせたのは『女性セブン』のせいでしょうね。

記事を読み、思わず溜め息が漏れてしまったのは、結婚発表前のふたりの暮らしぶりでした。

コンシェルジュ付高級マンションの、同じフロアの別々の部屋で生活をしていたとか。

おそらく弘中アナの家賃も彼が払っていたのでしょう、外でデートすることも滅多になかったと書いてありました。

最近で言えば桐谷美玲♡三浦翔平、星野源♡新垣結衣、松坂桃李♡戸田恵梨香等の、芸能人熱愛交際パターンです。

これではどんなにスキルが高いパパラッチでも、完全にお手上げ状態です。
仕事帰りにどこにも立ち寄らず、マンション敷地内に帰られて外出も無し…ですから。

私的には坂口健太郎と高畑充希の交際を思い出してしまいました。

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「結婚は生活、生活はお金」を有言実行

弘中アナが只者ではないと感じるのは、『あざとくて~』等で“結婚は生活、生活はお金…”と度々公言していたことです。

“あざとさ”のための演技かと思っていましたが、まさに有言実行だったわけです。

少し前、ツイッターで“女子アナの罰”とタグ付けされた“陰口音声流出”騒動がありましたが、これではどうやら最近の“女子アナウンサー”の職業意識は、散々タレント化されてチヤホヤされるためか、テレビ局付のアナウンサーなんて名前を売るための腰掛け程度としか思っていないとされてもしょうがないような気さえしてしまいます。

番組共演やインタビュー、レポート相手の中から、誰もが羨むような結婚相手を探すための腰掛け…原稿を的確に明瞭に視聴者に伝えるアナウンサーとは何ぞや…とまで考えてしまいます。

元フジテレビアナの加藤綾子フリーアナウンサー…カトパンも、結婚発表時には御相手は一般人としか発表されませんでしたが、『文春オンライン』によって報道されたプロフィールは年商2000億円の2代目社長でした。

女子アナという職業は“玉の輿”婚への近道…もちろん仕事熱心で滑舌のボイス・トレーニングを欠かさない方もいらっしゃるとは思いますが、どうもそういう努力は表面には現れてこないようですね…。

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プロフィール:芋澤貞雄
1956年、北海道生まれ。米国でテレビ・映画のコーディネーター業を経て、女性週刊誌などで30年以上、芸能を中心に取材。代表的スクープは「直撃! 松田聖子、ニューヨークの恋人」「眞子妃、エジンバラで初めてのクリスマス」。現在も幅広く取材を続ける。https://twitter.com/ImozawaSadao

記事提供:芸能ジャーナリスト・芋澤貞雄の「本日モ反省ノ色ナシ」

image by: テレビ朝日公式サイト

竹中平蔵「五輪汚職」逮捕なしの理由に激怒。元国税が告発する日本の異常

先日掲載の記事では、ネット上でささやかれている「東京五輪汚職事件での竹中平蔵氏逮捕」の可能性について検証した、元国税調査官で作家の大村大次郎さん。その中で、「残念ながら竹中氏の逮捕はない」とした大村さんですが、根拠はどこにあるのでしょうか。大村さんは自身のメルマガ『大村大次郎の本音で役に立つ税金情報』で今回、そう断言した理由を詳しく解説。さらにこれまで竹中氏が続けてきた法律の抜け穴を突くような行為を、「日本社会が抱えている病巣の一つ」と強く非難しています。

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※本記事は有料メルマガ『大村大次郎の本音で役に立つ税金情報』の2022年10月1日号の一部抜粋です。ご興味をお持ちの方はぜひこの機会にバックナンバー含め初月無料のお試し購読をどうぞ。

プロフィール大村大次郎おおむらおおじろう
大阪府出身。10年間の国税局勤務の後、経理事務所などを経て経営コンサルタント、フリーライターに。主な著書に「あらゆる領収書は経費で落とせる」(中央公論新社)「悪の会計学」(双葉社)がある。

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なぜ竹中平蔵氏は逮捕されないのか?

前号では竹中平蔵氏に関して次のような記事を掲載しました。

  • 最近ネットなどを中心に竹中平蔵氏の逮捕があるのではないか?という噂が流れている
  • その噂の根拠は、東京オリンピック関係で贈収賄の逮捕が相次いでいるし、竹中平蔵氏が最近パソナを辞めたのも逮捕が近いからではないのか?ということである。
  • しかし、筆者としては竹中平蔵氏が最近パソナを辞めたのは偶然であり逮捕はあり得ないと考える。

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今号ではその件について、もう少し深く掘り下げたいと思います。

筆者が、「東京オリンピック関連で竹中平蔵氏が逮捕されることはない」と考える最大の理由は「贈収賄は逮捕されるけれど天下りは逮捕されない」からなのです。

今回東京オリンピック関係者が逮捕された容疑である「贈収賄」という犯罪について、ご説明したいと思います。贈収賄という犯罪は、政治家や公務員など「公的な権力を持っている人」に、私企業などが「特定の目的のために金品を送る」という犯罪です。そして渡した方は贈賄という犯罪になり、もらった方は収賄という犯罪になるのです。

この贈収賄という犯罪は、「特定の目的」がなければ成り立ちません。たとえば、今回の東京オリンピックであれば、「安いお金でスポンサーの枠に入りたい」と思っていた企業が、オリンピック理事に金品を渡して、その枠をもらったということです。直接金品を渡したわけではなく、理事の会社への委託料などという形をとっていますが、その委託料が賄賂だと認定されたわけです。つまり、「スポンサー枠の確保」のために「金品の授受」があったという関連性が認められたから贈収賄で逮捕されたのです。

たとえば、ある国会議員がある私企業からお金をもらったとします。そしてその国会議員は、その企業に対して、いろんな便宜をはかったとします。しかし、これだけでは贈収賄罪は成立しません。その私企業が「駅前再開発事業の受注の便宜を図ってもらうため」など、具体的な目的がなければならないのです。具体的な目的もなく、「いろんな便宜を図ってもらう」ために政治家にお金を渡した場合は、贈収賄にはならず、ただの政治献金になるのです。

「特定の件で便宜を払ってもらう」ことも「いろんな便宜を払ってもらう」ことも、社会にとっては、同じような害悪であり、我々から見れば、腑に落ちない話ではあります。が、現在の法律では、このように贈収賄というのは、立件するにはかなりハードルの高い犯罪となっているのです。

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プーチン亡命かクーデターか。中国が避けたい露の親欧米政権樹立

9月30日、ウクライナ4州の併合を一方的に宣言したプーチン大統領。領土防衛のためなら核兵器の使用もいとわない姿勢を見せていますが、この先戦況はどのような推移をたどるのでしょうか。今回のメルマガ『国際戦略コラム有料版』では日本国際戦略問題研究所長の津田慶治さんが、4州併合によりロシアが主張していた「軍事作戦」から「祖国防衛戦争」となったウクライナ紛争の最新の動きを解説するとともに、プーチン大統領が核兵器を使う可能性を考察。さらにこの戦争を終結させる方法を提示しています。

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リマン陥落。プーチンが匂わす戦術核の使用

ウクライナ戦争で、ロシアは東部南部4州の併合をし、部分動員で兵力の増強をしたが、東部要衝リマンをウ軍に奪還されたことで、ルハンスク州の防衛も危なくなっている。プーチンは戦術核の使用も匂わしている。今後を検討しよう。

ウ軍は、オスキル川を渡河して東岸を攻撃しているが、ウ軍の前進をロ軍は止められていないようである。

リマン攻防戦

スラビアンスク東側の攻撃でウ軍の前進は急速である。オスキル川を渡河したウ軍攻撃部隊が、リドコドップからカテニフカを奪還して、包囲されたノボセリフカやオレクサンドリフカからロ軍は撤退し、リマンに逃げこんだようだ。

しかし、ヤンピルの東側地点から攻撃するウ軍が北上して、リドコドップから南下しているウ軍は、スタフスキーのロ軍防衛線を突破し、ドロビシェブとリマンを結ぶ補給線を切断して、リマンを包囲した。さらにドロビシェブのロ軍も撤退した。

ヤンピルのロ軍も撤退し、ウ軍が奪還し、そのため、リマンからロ軍もやっと撤退したが、包囲を抜け出せず、殲滅になる可能性がある。リマンには5,000人のロ軍がいたが、どれだけが撤退できたのであろうか?

ということで、この地域全体をウ軍は奪還したようである。ドネツク州北部は完全にウクライナ軍の奪還になり、今後はルハンスク州の攻防になる。

リマンを奪われると、ロ軍の次の防衛都市はザリチネとクレミナになり、防衛線は、ザリチネ川になるのであろう。しかし、この方面のロ軍は、戦力が足りずに依然苦しい。すでにクレミナの南にウ軍が到達していて、クレミナを攻撃している。今後、ロ軍も部分動員兵を増援するがどれほどの戦力になるか疑問である。

しかし、東部一帯は、この時期雨が多く、戦車などの機甲部隊は路外走行ができなく、仕方なくP07など主要道路を進むしかなく、このため、待ち伏せ攻撃の危険があり、歩兵を斥候で送り、その後を機甲部隊が進むことで進軍速度が、大きく落ちている。それでもクリリフカを奪還している。

このため、リマン包囲戦以外では前進速度が緩やかだ。

その他方面

ロ軍は、精鋭部隊がいなくなり、バクムット周辺やドネツク市周辺でのロ軍の攻撃圧力が縮小して、ロ軍は前進できないでいる。そして、ここの主力であるワグナー軍も徐々に精鋭兵士が消耗して、囚人兵や新兵になり、その攻撃も単調になってきた。

ワグナー軍を狙い、HIMARSで基地や指揮所などを攻撃した効果が出て、ワグナー軍の勢いがなくなってきた。

しかし、ウ軍は南部ヘルソン州での攻撃では、苦戦しているようだ。しかし、ドニエプル川の橋やフェリーは相変わらず攻撃しているし、はしけや通行のトラックなどへも砲撃しているので、食料や飲料水が思うように確保できない状況は変わらない。

ロ軍は、ドニエプル川西岸に、クリミアから部分動員2,000人の増援を送っている。ここにも死守命令を出しているようだ。

しかし、ウ軍はドニエプル川西岸の北東部のクレシェニフカのロ軍要塞を制圧したというように、徐々にロ軍は弱体化はしているが、プーチンの撤退拒否で、ロ軍はウ軍を反撃もしているが、防衛のための攻撃になっているだけである。

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爆笑問題・太田が統一教会の御用芸人になった理由が判明。有田芳生氏も困惑、サンジャポで自白した「ウソと屁理屈の発信源」とは?

ジャーナリストの有田芳生氏と、旧統一教会を擁護する発言を繰り返す爆笑問題・太田光が2日放送の「サンデー・ジャポン」(TBS系)で直接対決。同番組で、太田が繰り出す屁理屈の「元ネタ」が明らかになった。番組内では詳しく触れられなかったが、太田はよりにもよって統一教会の“御用ジャーナリスト”を情報源にしていたのだ。

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太田光が統一教会擁護の元ネタを「自白」

カルト宗教問題に詳しいジャーナリストの有田芳生氏は2日のサンジャポで、旧統一教会の信者を家族が保護し脱会するよう説得するのは「拉致・監禁」だとする太田の発言を疑問視。

太田のように世間への影響力が大きいタレントが番組で統一教会の主張を代弁し、世論をミスリードすることの危険性を訴えた。

有田氏によれば、ある日突然、子どもや妻、夫がカルト宗教に洗脳・マインドコントロールされ家族が引き離される悲劇は過去数十年にわたって続いている。

被害家族や支援者による脱会説得を「拉致監禁問題」と称するのが、統一教会側の詭弁にすぎないことは誰が見ても明らかだ。若者ならいざ知らず、一定以上の年齢の人間、しかも人気番組のMCという責任ある立場なら知っていて当然の常識と言える。

これに対し太田は、「自分は統一教会側の人間ではない」が「言葉選びを間違っていた」と釈明。一方で、過去には「行き過ぎた脱洗脳」もあったとして、現在のマスコミの統一教会関連報道はバランスを欠いていると反論した。

最近の太田の「言葉選び」が、統一教会の主張に“準拠”しすぎているのは周知のとおりだが、あたかも原理研の弁士と見まがうあの屁理屈の数々は、いったいどこから仕入れてきたものなのか?

その「元ネタ」のヒントとなるのが、同番組での太田の「統一教会問題は専門家の間でも意見が分かれている」「米本さんと有田さんが反目し合っている」という発言だ。

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統一教会御用ライター「米本さん」こと米本和広氏

有田芳生氏とは真逆の意見を持つ「統一教会問題の専門家」として、太田が持ち上げた「米本さん」こと米本和広氏。

米本氏はカルト宗教問題を扱うジャーナリストだが、ある時点から統一教会側に取り込まれ、今では「統一教会の御用ライター」に成り下がったと目されているいわくつきの人物だ。

番組内での有田氏は、米本氏が統一教会から一定の便宜を受けていることを示唆したが多くは語らず、鈴木エイト氏も「偏りがある」とやんわり指摘するに留まった。

これは、その場にいない米本氏にアンフェアにならないよう、最大限に配慮してのことだろう。

米本氏の著書『我らの不快な隣人 ― 統一教会から「救出」されたある女性信者の悲劇』(情報センター出版局)では、信者を脱洗脳するために弁護士らが信者を「拉致・監禁」する様子が描かれている。

まるで統一教会側の誤った主張そのものだが、これに限らず米本氏の近年の主張と太田の問題発言が多くの点で符合していることは、もっと広く知られるべきではないか。

太田の不自然極まりない統一教会擁護。その「元ネタ」の多くは統一教会の代弁者たる米本氏と考えられるのだ。

【10/5 13:00追記】有田氏は、米本氏の著作が統一教会の“推薦本”だった事実をツイッターで下記のように指摘している。

じつは太田光さんの発言で「そうか」と理解できたのですが、当事者不在なので発言を遠慮しました。太田さんが読んで影響を受けた米本和広さんの著作は、教団本部前にある「愛美書店」で売られていた、信者への推薦本だったのです。信者の前で講演したこともある米本さんです。

<以上、追記終わり>

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太田が目を背ける「米本氏の異常性」

米本氏は旧統一教会を「批判するふり」をする一方で、同教団の問題点を指摘する弁護士やジャーナリストへの誹謗中傷を繰り返していることで知られる。

米本氏は自身のブログで、霊感商法の被害者救済に長年取り組んでいる弁護士の紀藤正樹氏を「金儲けのために統一教会問題に取り組んでいたことが発覚」などと中傷。

有田氏に対しても「尻軽男とは彼のこと。見境がない。小生が知っているだけで今現在、3人。統一教会は尾行しているぞ。娘が泣いてるぞ」などと恫喝している。

もちろん米本氏にも、紀藤氏や有田氏の主張に反論する権利はある。だが、「統一教会は尾行しているぞ」とは一体どういう了見だろうか。いくら気軽なブログであっても、まともなジャーナリストが用いる言葉ではない。

米本氏のやり方は、有田氏を「サタン」認定し、数々の怪文書を配布してきた統一教会そのものであり、明らかに異常だ。

太田光と米本和広氏の発言がピタリ一致

また米本氏はブログで、

「白か黒か」ではっきり分かれるものなんて、世の中にない。黒の中にも白があるし、白の中にも黒がある。そういう単純なことを、メディアは理解しません。だから統一教会バッシング一色になっているでしょう

と主張している。

これは太田のサンジャポでの「テレビは白か黒かにしたがる」「統一教会問題は白か黒かでは語れない」といった発言と恐ろしいほどに一致する。

部分的に見れば、善悪二元論に危険性が潜んでいるのは事実だ。この世界は白か黒か、善か悪かで推し量れるほど単純なものではないだろう。

だが米本氏も、それに心酔する太田も、統一教会の教義こそ危険な二元論の典型であるという根本の問題から目を逸らしているようでは片手落ちだ。少しの事実にウソを混ぜるのは典型的な詭弁であり、番組MCとしてフェアな主張とは到底言えない。

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統一教会に「利用」される太田の憐れ

2ちゃんねる創設者のひろゆき氏は太田に、「ひるおびやミヤネ屋は統一教会に訴えられた。じゃあなぜサンジャポは訴えられてないの?太田さんが今のやり方を続けてくれるなら統一教会にとってはすごくラッキーってことなんじゃないかな」と指摘した。

どうやら、このひろゆき氏の見方は当たっていたようだ。

有田氏が得た情報によれば、山上容疑者の実母が所属した奈良家庭教会では、太田が統一教会シンパとして紹介されているという。

【10/9 6:30追記】有田氏によると、奈良家庭教会の信者にはテレビは見るなという指示が出ている。そのように情報を遮断した状態で、太田らの統一教会“擁護”発言がLINEで送られてくる仕組みだという。

<以上、追記終わり>

太田に限らず、多くの“御用ジャーナリスト”や“御用芸人”が、このように統一教会の布教や勧誘に「利用」されているのは想像に難くない。

米本氏の本をまるでコピペしたかのような発言を繰り返す一方で、骨太な取材で知られる『報道特集』(TBS系)は見ていないと語っていた太田。

報道の中立性を偉そうに語る一方でこの体たらくでは、MC失格の烙印を押されても文句は言えないだろう。

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酒好きに嬉しい研究結果。喫煙なしなら「食道がん」リスクは不変

日本人にはお酒を飲むと顔が赤くなるタイプの人が多くいます。このタイプの人は、お酒を飲み過ぎると「食道がん」になりやすいと言われてきました。しかし、どうやらそれは「喫煙」とセットになったときだけ言えることのようです。今回のメルマガ『糖尿病・ダイエットに!ドクター江部の糖質オフ!健康ライフ』では、医師で糖質制限食提唱者の江部康二先生が、国立がん研究センターの研究レポートから、タバコを吸わない酒好きが安心できるデータを紹介。ただし、生活習慣病を予防する観点から、適量とされる1日の酒量についても伝えています。

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酒とタバコと食道がん。酒飲みでも喫煙なしなら食道がんのリスクはない

今回は、アルコールと食道がんのお話です。糖質制限をする人には酒飲みが多いので、耳寄りな情報かもしれませんね。日本人に多いのですが、遺伝的に、お酒を呑むとすぐに赤くなる体質があります。そしてこの体質の場合はアルコールを呑むと食道がんになりやすいというのが定説です。

アルコールの代謝産物であるアセトアルデヒドを分解する酵素が2型アセトアルデヒド分解酵素(ALDH2)で、この酵素の働きが弱いと少しのお酒で赤くなってしまうのです。アセトアルデヒドのヒトへの発ガン性は2010年に、WHOが認定しています。

実はかくいう私も、お酒を呑むとすぐに赤くなるタイプです。まあ鍛えられたのか、かなりの量は呑めるようにはなっています。(^^)

この鍛えて呑めるようになったというのが曲者で、本来、アセトアルデヒド分解酵素が弱くて、お酒など呑まない方が良いに決まっている体質なのについつい呑んでしまうわけです。結局、アセトアルデヒド分解酵素が弱いにもかかわらず、お酒をたくさん呑む人達が日本人の食道がんの患者さんの約70%を占めているのです、ご用心、ご用心。

ところが、「捨てる神あれば拾う神あり」です。「酒飲みでも、タバコ(-)なら食道がんのリスクなし」という結論の信頼度の高い論文を発見したのです。しかも、欧米人でなくて、日本人のデータですから、鬼に金棒です。
飲酒と食道がんの発生率との関係について 多目的コホート研究(JPHC研究)からの成果 | 国立がん研究センター

この研究によれば、「お酒で顔が赤くなる体質でもならない体質でも、飲酒による食道がんリスクへの影響は見られませんでした。ただし、喫煙指数20以上のヘビースモーカーでは影響が現れ、1日当たり2合以上の大量飲酒グループで顔が赤くなる体質の食道がんのリスクが、2合未満で顔が赤くならない体質に比べ3.4倍高くなっていました」げにタバコの害、恐るべしです。

喫煙の量を示す国際的な指標として、喫煙指数Pack-yearsがあります。「Pack years=(1日の喫煙本数/20本)×喫煙年数」という計算法です。すなわち「1日のタバコの箱数×年数」という意味です。1日1箱のタバコを20年間吸ったら、喫煙指数が20になります。

私は、タバコを吸ったことがないので、喫煙指数は20未満というかゼロです。ということは、結構お酒を呑んでいるけれど(1日当たり2合以上)、食道がんリスクはないという誠に有り難いご宣託ではありませんか。

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日本人も観光可能。韓国で開放された非武装地帯(DMZ)内部の探訪路

韓国政府は北朝鮮との非武装地帯(DMZ)内部に入ることができる探訪路11コースを9月13日に開放。1953年の休戦協定成立以来、実に70年ぶりに入ることが許されるこの一帯は、DMZという性質から韓国でも最も手つかずの自然環境が残っている地域と言えるようです。今回のメルマガ『宮塚利雄の朝鮮半島ゼミ「中朝国境から朝鮮半島を管見する!」』では、宮塚コリア研究所副代表の宮塚寿美子さんが、この11コースの中でも、名山として知られる金剛山を望めるコースに注目。南北の関係悪化やコロナ禍により途絶える金剛山観光の現状を伝えています。

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70年ぶりに開放された非武装地帯(DMZ)内部にある探訪路

秋夕(チュソク=中秋節)が終わり、韓国は哀愁漂う秋を迎え始めている。朝鮮半島を南北に分ける非武装地帯は戦争と分断の痛みをそのままそっくり残す場所である。韓国政府は9月13日に、70年ぶりに初めてDMZ内部でも一般人が行くことができる道を開放した。

軍事統制区域であるために、手つかずの自然環境がそのまま保存されている。そのそばには、地雷表示板が設置された森の中の道を歩くと、鉄条網の向こうには澄んだ渓谷と滝の絶景が広がり、天然記念物のヤギの排泄物もあちこちに落ちているのが見られるという。

また、金剛山に続く最短距離である陸路は「31番国道」であり、1953年の分断以降、70年ぶりに「DMZ平和の道」として開放されたのである。現地の案内人によると、車がやっと1台通れるかという狭い道で、往復2.7キロメートルだそうだ。鉄条網が2重に配置されているDMZの最北端の高城(コソン)の海岸では、北朝鮮の海金剛が手に取れるように間近にあり、DMZの海抜850メートルの高台を登れば、南北を白頭山脈の峰と金剛山まで一目で見渡すことができる。

近隣住民の話では、「韓国では白頭山脈の始点です。DMZ平和の道524キロの中で自然環境が最もよく保存されています」。

この道は、西は仁川(インチョン)の河口から東は江華の高城まで524キロ区間11か所のコースになっている。既存の平和の道の区間でDMZ内部の路線が含まれるのは、今回が初めてである。70年ぶりに、初めて開放されたDMZ内部の平和の道は、事前予約をすれば12月中旬まで1日20人まで訪問することができる。

ビザなしで、韓国訪問ができるようになった。これから秋が深まる時季にぜひ訪れてみたい新しい韓国観光の名所になるかもしれない。

一方の北朝鮮の朝鮮中央テレビは、8月7日の夜の放送で、「緑陰が濃くなりつつあるこの頃、天下の絶勝、金剛山は滝の季節が真っ盛り」としながら、5日に撮影したという九竜瀑布や飛鳳瀑布などの映像を流した。金剛山の美しさとあちこちにある滝の景色の素晴らしさを伝えた。

金剛山観光地区は南北経済協力事業が中断して久しく、北朝鮮は、韓国側施設の撤去を本格化する一方で、独自の観光事業に力を入れているようだ。

先月発行した宮塚コリア研究所の機関誌『祝杯(チュッペ)』の特別号の表紙は2005年に宮塚代表が金剛山を訪れた時の写真である。

当時は日本からの観光客も韓国の高城経由で金剛山観光をすることができた。現在の政治関係を見ると、南北の金剛山を巡る思惑は相反することであっても、平和統一ということは常に願ってやまない。
(宮塚コリア研究所副代表・國學院大學栃木短期大學兼任講師 宮塚寿美子)

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