雨の京都を彩る群青。宇治は三室戸寺に、1万株の紫陽花を訪ねる

素晴らしい見どころに恵まれているにもかかわらず、観光名所として世間ではその存在をあまり知られていない、京都・宇治にある三室戸寺。今回の無料メルマガ『おもしろい京都案内』では著者の英 学(はなぶさ がく)さんが、ツツジ・紫陽花・ハスといった様々な花、さらに秋には紅葉に彩られる古都の隠れ名所・三室戸寺の魅力を記しています。

アジサイの名所・三室戸寺

いよいよ紫陽花の時期ですね。京都で紫陽花が有名な場所、いくつかあるのですが今回は市内から少し離れた宇治市の三室戸寺をご紹介します

三室戸寺は西国三十三観音霊場10番札所で本山修験宗の別格本山でとても由緒あるお寺です。約1,200年前に三室戸寺の奥のほうから出現した千手観音菩薩を本尊として創建されました。

地名に室という文字が使われているのは光仁天皇がこの地に離宮をかまえたことに由来します。仁和寺が御室仁和寺と呼ばれるのと同じですね。そのため当初は御室戸寺だったそうです。その後、花山天皇・白河天皇の離宮になり「御」が「三」になったと伝わります。

京都といえば桜の名所や紅葉の名所はそれぞれの季節には観光客で賑わいます。三室戸寺は紅葉の穴場として知られているのですが、山の斜面の広大な境内には沢山の花が植えられています。

4月下旬から5月上旬には約2万株のツツジが見頃を迎えます。6月~7月上旬はあじさいです。約50種1万株の紫陽花が咲きます。7月上旬~8月中旬はハスですね。本堂前に色とりどりのハスが咲きます。まるで極楽浄土のようで蓮の寺とも言われます。

宇治には世界遺産が2つあります。平等院と宇治上神社です。この2つの社寺を訪れる方は多いでしょう。宇治川にかかる宇治橋から車で5分も移動すれば静かな三室戸寺に行くことが出来ます。宇治に行くときは是非三室戸寺の壮大な境内に広がる花々を楽しむプランを加えてみて下さい。

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【書評】人口減少は危険?国民の危機感を煽って得するのは誰か

今後の日本は少子高齢化がますます進み、年金制度など社会保障が立ち行かなくなる…。メディアや世間を騒がすそんな「不安」を全否定するのは、元財務官僚であり経済学者の高橋洋一氏。今回の無料メルマガ『クリエイターへ【日刊:デジタルクリエイターズ】』では編集長の柴田忠男さんが、高橋氏が人口減少危機論は日本社会に危険をもたらさないとする理由を綴った一冊をレビューしています。

偏屈BOOK案内:『未来年表 人口減少危機論のウソ』

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未来年表 人口減少危機論のウソ

高橋洋一 著/扶桑社

世間で騒がれているのが「少子高齢化で人口減少時代に突入するから日本は大変なことになる」という虚構である。2017年6月に出版された河合雅司『未来の年表』が45万部の大ベストセラーになり、類似本がいくつも出た。元ネタは国立社会保障・人口問題研究所による「日本の人口は2065年に約8,800万人にまで減少する一方で高齢者の割合は4割近くに上昇する」という推計である。

「人口減少危機論=人口増加幸福論」なるものを支持する「世間」とは、主に地方公共団体の関係者だと著者は見ている。人口減が進んで自治体が合併するとポストが減る。リストラで職場を失うかもしれない。自己保身的な危機感から人口減少危機論を支持する。約274万人いる彼らと、その家族を含めて1,000万人近くの関係者がいる。天下りした元公務員を含めればもっと増える。

人口減を煽るのはコメンテーターとかいう輩で、何でも人口減が原因と言っておけば済む。誰も傷つかない方便である。出生率は確かに低下している。その要因はまだ正確には解明できていない。本当の危機とは「想定外」の事態であり、人口問題についてはいまのところ「想定内にとどまる。「未来の年表」にあるような問題点のほとんどは「特に問題はない」の一言で片付いてしまう。

メイ首相辞任の裏にヨーロッパの大きな矛盾。完全離脱は10年先か

海外のメディアのニュースを、日本のマスコミではあまり報じられない切り口で本当はどういう意味で報じられているのか解説する、無料メルマガ『山久瀬洋二 えいごism』。今回は、メイ首相の辞任表明が示すヨーロッパの大きな矛盾について解説しています。

メイ首相の辞任表明が示すヨーロッパの大きな矛盾

British voters delivered stunning blows to the country’s two main political parties in European elections, underlining the growing polarization over the effort to leave the European Union but signaling no obvious way out of the Brexit deadlock.

訳:イギリスの有権者は二大政党がヨーロッパの選挙の中でEU離脱についての対立が深まり、イギリスの離脱について出口がみえなくなっていることに当惑のため息をついている。(Wall Street Journalより)

【ニュース解説】

メイ首相が辞任を発表したことは、世界中に大きな不安を与えています。
BrexitとよばれるイギリスのEU離脱表明から3年を経た今、メイ首相の努力にも関わらず、イギリス議会との亀裂から、イギリスはEUとの交渉を中断したまま、条件なしの離脱表明とその発動という厳しい状況に追い込まれているのです。メイ首相自身、様々な合意を前提としたBrexitを模索しましたが、議会の承認が得られず、EUとイギリスとの間に挟まれたまま動きがとれなくなったので。

この課題の背景を紐解くことは容易ではありません。
それほどに、長年EUの一翼を担ってきたEUとイギリスとの間には複雑な利害関係が絡みあっているのです。
この複雑な状況を整理するためには、イギリス国内とその周辺、さらに広くEUの事情を考えなければなりません。

まず、イギリスの国内とその周辺の事情を考えましょう。
イギリスは長年北アイルランドをイギリスの一部として保有しています。しかし、アイルランドはもともとイギリスの植民地から独立し、主権国家としてEUに加わっています。北アイルランドはその折にイギリスに残され、いまだに分離独立運動がくすぶっている地域です。
メイ首相は、そんな北アイルランドがアイルランドと自由な行き来と経済圏を維持するべきだという政党と連携を保ってBrexitを進めました。
もし、アイルランドとのみEUと同じ条件が維持されてBrexitを進めれば、それがイギリスの国内世論の反発と共に、EUとの新たな課題へと発展するかもしれません。
同時に、スコットランド問題があります。スコットランドはBrexitにもともと反対していた地域で、独立の機運も旺盛でした。
もし、北アイルランドとスコットランドの支持なくしてBrexitを強行した場合、これらの地域の反発は必至で、新たな独立運動を引き起こすことも予測されます。
そうすれば、イギリス自体の求心力も低下するおそれがあるのです。

次に、EUをみてみましょう。今、EUの主要国の中でEUに懐疑的な右派政党が頭角を表しています。特にフランスやイタリアでは、議会の過半を奪おうという動きがあり、ドイツやオランダもそうした情勢への呼応が予測されます。
彼らの課題の一つが移民問題です。
労働者不足と低成長に悩むEU諸国ではあるものの、急速な移民の増加はそれぞれの国家のアイデンティティを変えようとしています
また、EU内の持てる国であるドイツやフランスが、EUが急速に拡大した中で経済難に苦しむ南ヨーロッパ諸国との経済格差のつけを払わされていると主張する人々が多いのも現実です。

こうした二つの状況のなかでBrexitがおこりました。
EUからしてみれば、Brexitの動きが地域内に波及することへの懸念は重大です。かつ、すでにEU内に居住する120万人のイギリス人や、イギリス内に居住する320万人ともいえるEUの人々への扱いも今後の課題となります。
どちら側に住む人々の中にも、ヨーロッパに移住してきた中東やアフリアからの移民も多いのです。
加えて、関税をどうするか、イギリスがEUに所属する各国との貿易移民協定をどう締結し、それをEUがEUの規則に沿って承認されるにはどうするかという無数の課題が残ります
これらを整理解決し、同時にイギリスがスコットランドや北アイルランドと妥協しながら、国家を統一した形で課題を乗り超えられるか。これは難問です
イギリスは、とりあえず現在あるEUとの協定を全てイギリスの国内法に移行し、時間をかけてその調整をしてゆこうと試みています。
そうした調整が完了し、イギリスが完全にEUから離脱するには10年は必要という専門家もいるのです。

しかし、現在EUで制定されている規定は、国家がEU離脱を表明した場合、その移行期間は2年とされています
もちろん、この規定が制定されて以来最初のケースがイギリスというわけです。2年とはあまりにも短い期間です。
イギリス国内には、依然として国民投票をやり直そうという動きがあり、EUへの残留を主張する人々が多くいます。
実はメイ首相も以前は残留を主張していました。しかし、国民の意向を政策にするのが政府の役割という信念で、Brexitに向けた調整をはじめたのでした。
イギリスの政界にはそうした人々が多くいます。しかし、今の段階で再び国民投票を行いEUへの残留を模索しようという意思を鮮明にしている政党は、マイノリティを除いてほとんどありません。

ここまで書くと漠然とみえてくることがあります
それは、ヨーロッパ諸国が極めて強く連携して数十年の年月が経過した現在、例え国家が離脱しても、実際にどのような変化がその国を見舞うのかが全く見えてこないという現実です。
通貨が変わり、多大の税金と人的費用を投じて離脱をしても、実情を変化させることは困難だという人も多くいます。
これを強引に推し進め、イギリスのアイデンティティを取り戻そうとするはハード・ブレグジット派が今後議会でどのように巻き返し、新しい政権に影響を与えるかは注目しなければなりません。
その影響は直接保守化するフランスやイタリア、さらにオランダやドイツに影響を与え、EUそのものの根幹に打撃を与える可能性もあるからです。

では、EUが分裂し誰が得をするのか
一般的にはアメリカと中国だといわれています
しかし、そんな単純なものではありません。今のところイギリスの景気は好調ですが、世界の金融の中心地の一つロンドンやEUそのものでの金融経済の乱高下や社会不安は、そのまま世界の金融市場に飛び火することは火をみるよりも明らかです。
日本もアメリカも、さらに中国もすでに多額の投資をこの地域に行っているのです。
EUという世界の平和を模索して設立された組織の理想以前に、そうした現実の脅威に世界は注目しているのです。

移民の流入への不安、さらには自国の文化や伝統への固執というセンチメンタリズムをよそに、ヨーロッパに近い中東ではアメリカとイランの、イスラエルとパレスチナの緊張が高まり、ビザの制限をよそに難民や移民は増え続けます
アフリカの状況も同様です。
今年になってイギリスはEU離脱を正式に発動しました。
これから2年間の猶予の中で何が成し遂げられるのか。そうしたEU、そしてイギリスの宿命と闘った末に、自らの政治力の限界を表明し、引退という苦渋の決断をしたメイ首相の柔軟な対応を評価し、将来に不安を持つ人が多くいるのも、また現実なのです。

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東京ですら10軒に1軒が空き家。迫る「日本中が廃墟で溢れる日」

総務省の最新調査報告で、日本全国の空き家率が過去最高を記録する一方、新築住宅着工件数も増加中という事態が浮き彫りになりました。今回の無料メルマガ『まんしょんオタクのマンションこぼれ話』では著者の廣田信子さんが、総務省の統計を更に掘り下げ、日本の住宅市場が抱える問題点を指摘しています。

空き家は29万戸増の346万戸、空き家率は13.6%

こんにちは!廣田信子です。

なぜ、都心部の高経年マンションに外国人が増え続けているのか」では、大都市、特に東京への人口集中はますます高まる傾向が顕著だという話をしました。

では、空き家はどうなっているか…です。

総務省は4月26日、2018年10月時点の住宅、土地統計調査の結果(速報値)を発表しました。全国の空き家は過去最高の346万戸、5年前の前回調査から26万戸(3.2%)増えました。住宅総数に占める空き家の割合空き家率過去最高の13.6%(前回より0.1%アップ)となりました。空き家率は、首都圏など都市部よりも人口減少に悩む地方で高くなる傾向が見られました。

都道府県別の空き家率(別荘など二次的住宅を除く)が最も高かったのは和歌山県の18.8%で、徳島18.6%、鹿児島18.4%が続いています。首都圏は、埼玉10.0%、神奈川10.3%、東京10.4%、千葉12.6%でした。人口が集中すると言われる東京でも1割を超える空き家があるのです。

空き家には、賃貸売買の予定がある住宅と将来の使い道が曖昧な「その他住宅」があります。空き家率の計算には、前者は含んでいません。前者のうち、賃貸用住宅の空き家は431万戸、前回から2万戸増えています。このことは、地主の相続税対策のための借家経営というビジネスモデルで、田舎や都市郊外に大量に建てられた賃貸マンションの空室が増えている状況とも合致します。

その一方、売却用住宅の空き家は29万戸と1万戸減っています。低金利の継続で、借りるより買った方が月々の支払が安い…というような感覚での住宅購入が好調だということしょうか。問題なのは、賃貸・売買の予定がなく、長期不在の住宅や取り壊し予定の住宅等の空き家が347万戸と前回調査から29万戸(9.1%増加したことです。

これに対し、空き家の増加幅は、13年調査の36万戸から今回調査の28万戸と縮小しているとした見方もありましたが、急速だった空き家増加のスピードが少し弱まっただけで、空き家が増加していることには変わりないのです。

米国で売上好調な日本のマンガ。世界で読まれるために必要なこと

米国で日本マンガの翻訳物の売上が6年連続増加中とのことで、これまではなかった詳しい調査レポートも発表されたようです。このレポートについて紹介してくれた、ニューヨーク在住のりばてぃさんは、発行する『メルマガ「ニューヨークの遊び方」』で、日本では人気がある「転生もの」が、アメリカではランキング上位に見当たらないことを指摘。世界で読まれることを意識するならば、宗教観の必要性や、前提理解を得るためのプロモーションの必要性を示唆しています。

日本マンガの翻訳出版が好調

ふと、気になるニュースを見つけた。「米国の2018年日本マンガ売上げ7%増 6年連続増加」というものだ。このニュースによると、米国の日本マンガの翻訳出版の2018年の売上が対前年比7.24%増。2013年以来6年連続の増加という好調が続いているとのこと。

日本マンガを含むグラフィックノベル全体の2018年の売上は6億3500万ドルで、この内、日本マンガは約1億4600万ドル(約160億円)と約23%を占めているそうだ。へぇ~、けっこう売れている。毎年、あれだけNYコミコンが盛り上がりを見せ、全米各所でも派生的なイベントも増えているので、その影響もあるのかもしれない。

なお、この調査は米国で日本カルチャーの振興と普及を目指すSPJA(The Society for the Promotion of Japanese Animation)がとりまとめたもの。担当したプロデューサーのダラス・ミッドー(Dallas Middaugh)は、日本マンガを中心に動画配信するCrunchyrollや出版会社のPenguin Random House、日本の出版社が共同出資して創業したViz Mediaでの経験を持つ人物とのことなので、米国の出版および日本マンガの翻訳出版などに詳しい人物がとりまとめたものなのである。

そのため、日本マンガの翻訳出版を主に行なっているメジャーな出版社の売れ筋トップ5などもあり、なかなか参考になる。

ご参考:
米国の2018年日本マンガ売上げ7%増 6年連続増加
SPJA, Nonlinear World Present White Paper on N. American Manga Industry

日本マンガの翻訳出版数や売上、シェアなどについては、過去にクライアントからも、そういったデータが無いかなど要望は多々あったものの、ここまで詳しい調査レポートは知る限りでは出ていなかった。
調査レポートはたいがい誰かが興味を持ち利益に結びつくという理由で調査しない限り作られることはない。日本マンガの売上に興味を持つアメリカの出版関係者が少なかった証拠でもあるが、ようやくここまで詳しい調査が出たということは、それだけ興味を持つ人々が増えているとも考えられる。
上記1つ目の記事最後に調査レポートを閲覧できるURLが貼ってあるのでご興味ある方はどうぞ。

詰め込み過ぎはNG。プレゼンのスライドに入れるのは20文字まで

プレゼンや営業など、ビジネスシーンで重要とされるのが、伝わりやすく話すスキル。とは言え一朝一夕で身につくものではなく、多くの方が苦労しているのも事実です。今回の無料メルマガ『がんばれスポーツショップ。業績向上、100のツボ!』では著者で経営コンサルタントの梅本泰則さんが、セミナーや講演をする際に心がけているという「伝え方のコツ」を紹介しています。

プレゼンを上手に行う3つのポイント

あなたは大勢の前でプレゼンを行うことはありませんか。その時、うまくしゃべれるだろうか、緊張せずに話せるだろうか、と心配になることはないでしょうか。講演やセミナーでしゃべり慣れている人がうらやましいと思われるかもしれません。

では、そのしゃべり慣れている人の話は、伝わりやすいのでしょうか。必ずしもそうだとは言い切れません。実は、伝わりやすく話をする人にはちょっとしたコツがあります。

私も仕事柄セミナーや講演をする機会が多いのですが、決して話がうまい方ではありません。しかし、うまく伝えるためのコツは学びました。ですから、分かりやすいと言われることもよくあります。

そこで、私が学んだコツを、簡単にお伝えしましょう。そのうまく伝えるコツは3つあります。それは、

  • 話の構成
  • スライドの作り方
  • 話し方

です。順番に説明します。

まずは「話の構成」。これは、どんな順序で話を組み立てたらいいか、ということです。その順序を守ると、伝わりやすくなります。そして、その順序は、

  1. 本日の伝えたいこと
  2. 自己紹介
  3. 問題提起
  4. 解決方法
  5. 本日のまとめ

です。1つずつ説明しましょう。

話の構成

本日の伝えたいこと」とは、一番伝えたいポイントということです。つまり、話の結論を最初に短い言葉で伝えます。今回の内容で言えば、「分かりやすく伝えるコツは、話の構成、スライドの作り方、話し方の3つです」ということです。

最初に結論を伝えることで、聞き手はそれを意識して聞くことが出来ます。だから、伝わりやすくなるのです。

次は「自己紹介」。これも手を抜いてはいけません。

自己紹介では、よく自分の経歴や実績、資格などについてだらだらと述べる方がいます。これが伝わらない原因です。

自己紹介のポイントは、今回この話をするにふさわしい人間であることを伝えることにあります。このような経験や能力があるからこそ、この話が出来るということを示すのです。

例えば「10年間のコンサルタント経験の中で、100回を超えるセミナー・講演を行ってきた」と紹介すればどうでしょう。

3番目は「問題提起」です。この問題提起の仕方がおかしいと、話がよく伝わりません。

今回は、「うまく話したい、緊張しないでしゃべりたいとは思いませんか」というのが問題提起です。

聞き手がそうそうと思うようなことを問題提起としてあげましょう。

4番目が「解決方法」です。参加者は、これを知りたくて話を聞きに来ています。問題提起をした以上、解決してあげなくてはいけません。

そして、そのポイントは、「簡単に実行ができる解決方法を提示することです。

最後に「本日のまとめ」を話します。1時間も2時間も話をしていると、いろいろな話題が出てくるものです。その散らかった話を最後に簡潔にまとめます。聞き手は、そのことで話の理解が進むのです。

このように「話の構成」の順序を守ることで、伝わりやすくなります。

次は3つのコツの内の「スライドの作り方」です。

現役教師が進言。ストレスが溜まる命令形を使うのはやめなさい

親が子ども向かいついつい発していまう命令形の言葉の数々。言う方にも言われる方にもストレスが溜まるそんな言葉を使わずに済む方向に持っていくには、どうすればよいのでしょうか。今回の無料メルマガ『「二十代で身につけたい!」教育観と仕事術』では現役教師の松尾英明さんが、「早く起きなさい」と言わずに子どもに早起きを促す方法を紹介しています。

「早く起きなさい」を言わずに済むにはどうするか

早くしなさい。
起きなさい。
勉強しなさい。

何でもそうだが「〇〇しなさい」という命令と実行は、両者にとって大きなストレスである。言うことをきかせたいのに相手がきかない苛立ち。言われれば言われるほど「お前はダメな奴」と言われている気がして余計にききたくなくなる苛立ち。

自分の脳と体、あるいは人間と機械の関係なら、命令関係でいい。入力と出力という関係だからである。

人間関係はそうはいかない。
命令と実行は主従関係である。
自主自立や自治とは真逆にある。

しかし、命令を出す側としては、願いや目的がある。相手が実行してくれないと実現しない。

命令される側としては、意義はわかっている。やらねばならないこともわかっている。しかし、言われるとやる気を失うのは人間の本能である。この辺りは、犬猫との大きな違いである(犬は、主人に従って褒められることが生きる喜びである)。

では、どうするか。

結論から言えば、自然にそう動くような環境を整えることである。人間の都合が作り出した不自然ではなく、自然の摂理に従うことである。

一番分かりやすい例で朝に「起きなさい」と言われずにすっきりと起きられるようにしたい、という場合を考える。

まず、当たり前だが、早く寝ていないと、早く起きられない。睡眠不足のままで起きるのは「不自然」である。よって「早く寝られる環境づくりをまず整える。

寝る前のスマホやゲームが悪影響なのは言うまでもない。寝る前に興奮系はダメである。入眠に最適な、ゆったりとした物語の絵本などを読み聞かせしたり、あるいは自分で読んだりできればベストである(つまり「怖い話」のようなホラー系は寝る前はいけない。興奮する)。

食べる時刻も大切である。就寝の3時間前には食事を終えているのが望ましいというのが近年の研究の定説である。朝、胃もたれしていたら当然起きにくい。

サーカディアンリズムに注目すると、覚醒の鍵は陽の光である。身体は、朝陽に当たることで、睡眠と覚醒のリズムを作る。シャッターや遮光カーテンで朝でも真っ暗、という完全に人工的な環境の部屋で寝ていたら、当然寝起きは悪くなる。枕の向きを東に向けてカーテンの下に置くだけでも、日の出とともに目に朝の光が入り、覚醒はぐっと自然に、楽になる。つまり「起きなさい!」の声をかける前に、カーテンと窓を開けて日差しと新しい空気が入るようにした方が、覚醒効果が高い。

ちなみに私は、睡眠を邪魔されるのが最も嫌いである。自由を侵害されること自体が不愉快である。

だから、寝る時には携帯電話を近くに置かないし、目覚ましもかけない。もし夜中にメールで起こされるなどしたら、多分その人を恨んでしまう。だから、一切音も振動もしない設定で、しかも別の部屋に置いてある。安心して眠れる訳である(ただしこれは、24時間体制で対応する重い責任の立場にある方だと、実行できない)。

「上級国民」と叩かれる飯塚元院長の免許取り消し決定も批判殺到

4月19日に東京・池袋で乗用車を暴走させ母娘2人が死亡したほか計12人が死傷した事故で31日午後、車を運転していた旧通産省・工業技術院の飯塚幸三元院長(87)の運転免許を取り消す行政処分を東京都公安委員会が決定しました。産経新聞、テレビ朝日など各メディアが報じました。

警視庁によると、31日午前9時半から違反内容に間違いがないか確認する聴聞会が開かれましたが、飯塚元院長は足が悪いことを理由として欠席したということです。今後、手続きを経て免許取り消し処分が執行される見通し。

飯塚元院長の免許取り消しの一報が入った31日午後、東京メトロ東池袋駅近くの事故現場は、献花台に手を合わせる通行人の姿が複数人見られました。事故から1ヶ月以上が経過した今も、事故現場では花を手向ける人や飲み物を置く人が絶えません。この事故で、松永真菜さん(31)と、長女の莉子ちゃん(3)が亡くなりました。

飯塚元院長は、現在も逮捕・起訴されていないことや「容疑者」という呼称で報道されず「元院長」と表記されることなどから、ネット上では「上級国民」などと呼ばれ、今も批判の対象になっています。

今回の「運転免許取り消し」という報道をめぐって、ネット上では「まだ逮捕されないのか」「足が悪くて公聴会を欠席するくらいならなぜ運転したのか」「免許取り消し程度で済まされるのか」「まだ容疑者と報じないのか」など、批判の声、怒りの声が多く挙がっています。

飯塚元院長「免許取り消し」に対するTwitterの反応









※本記事内のツイートにつきましては、Twitterのツイート埋め込み機能を利用して掲載させていただいております。

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名ばかりの「大学無償化法」、ニセ看板では問題など解決せぬ理由

5月10日に成立した「大学無償化法」ですが、低所得世帯のみに絞られたその対象範囲の狭さに、各所から批判や疑問の声が上がっています。今回のメルマガ『国家権力&メディア一刀両断』では元全国紙社会部記者の新 恭さんが、同法案の「名ばかり」ぶりを指摘するとともに、無償化の対象となるために大学に課せられる「ある条件」について疑問を呈しています。

誰のための大学無償化法か

ゴルフ、相撲観戦、宮中晩餐会…令和の一大ページェントは、真夏の選挙を見据えた安倍官邸のシナリオ通りに進んだようである。

何だかんだ言っても、日本人はお祭り好きだし、典雅な宮廷絵巻には賓客がだれであろうと、引き込まれる。

トランプ転がしの名人とサム・ポトリッキオ・ジョージタウン大学教授が安倍首相を評するように、トランプ大統領もまた安倍首相の“日米蜜月症候群”を操る達人なのだろう。選挙が終われば、トランプ氏から法外な請求書が送りつけられるのではないか。

浮かれた雰囲気に誤魔化されてはいられない。こういうときだからこそ、地味でも大切な問題に目を向けたい。

メディアにさほど大きく取り上げられることもなく5月10日に成立した、いわゆる「大学無償化法」。

まさか、この法律で大学にタダで行けると勘違いしている人はいないと思うが、報道によって誤解を受けやすいのも確かだ。たとえば「大学無償化法が成立、20年4月から 低所得者世帯が対象」と見出しのついたこの記事。

低所得者世帯を対象に大学など高等教育を無償化する大学等修学支援法が10日の参院本会議で与党と国民民主党などの賛成多数で可決、成立した。(日経新聞)

授業料や入学金返済不要の給付型奨学金を国や自治体の予算で無償化するというのだが、実際に無償化といえるのは、年収270万円未満の世帯でしかない。

そして、3分の1、または3分の2の支援が受けられるのは年収380万円未満の世帯だけである。つまり年収380万円をこえると、学費や返済不要の奨学金をもらえる対象にならないのだ。

低所得世帯を支援するのはいいが、あまりに対象範囲が狭すぎないだろうか。

安部首相は国会で「無償化」と繰り返したが、正式名は「大学等における修学の支援に関する法律」だ。「大学等」のなかには、短大や専門学校も含まれる。

大内裕和・中京大学教授は4月25日の参院文科委員会でこう述べた。

「年収380万以上で学費に困っている学生は大勢いる。この法案の内容を聞いたら…あの人たちはいいな、みたいなことになる。分断や対立が強まることは悲しいし、起こしてはならない。380万から600万ぐらいの世帯に高等教育の費用負担が厳しいことは統計上も分かっている

日本学生支援機構の学生生活調査(2016年)によると、奨学金受給者の割合は世帯年収600万円から700万円の層が最も多い。中所得層を対象から除外するのでは真の問題解決にはならないだろう。

自公維3分の2割れの衝撃。選挙予測のプロが読む、参院選議席予測

選挙に向けたさまざまな人気取り作戦に余念がないなどと揶揄される安倍政権ですが、いよいよその命運も「風前の灯火」のようです。ジャーナリストの高野孟さんはメルマガ『高野孟のTHE JOURNAL』で、今夏の参院選で自公維のいわゆる「改憲勢力」が、その発議に必要な3分の2議席を失うとの予測を紹介するとともに、これまで政権を支えてきた日本会議等が、改憲の機会消滅で安倍首相を見離すと記しています。

※本記事は有料メルマガ『高野孟のTHE JOURNAL』2019年5月27日号の一部抜粋です。ご興味をお持ちの方はぜひこの機会にバックナンバー含め初月無料のお試し購読をどうぞ。

プロフィール高野孟たかのはじめ
1944年東京生まれ。1968年早稲田大学文学部西洋哲学科卒。通信社、広告会社勤務の後、1975年からフリー・ジャーナリストに。同時に内外政経ニュースレター『インサイダー』の創刊に参加。80年に(株)インサイダーを設立し、代表取締役兼編集長に就任。2002年に早稲田大学客員教授に就任。08年に《THE JOURNAL》に改名し、論説主幹に就任。現在は千葉県鴨川市に在住しながら、半農半ジャーナリストとしてとして活動中。

参院選で自公維合計が3分の2を割るのは必至──だからと言って同日選では衆院も喪失?

衆参同日選の憶測がますます忙しく飛び交っているが、それは所詮は安倍晋三首相がどうしたら政権を放り出さずに生き延びられるかという彼の自己都合から発していることで、国民にとっては踊りたくもない盆踊りに無理矢理駆り出されているだけの、大迷惑でしかない

しかも、参院選単独なら自民党が単独過半数を割り、さらに公明・維新と合わせたいわゆる改憲勢力も3分の2を確保できないのは確実であるという時に、だからと言って同日選にすればそれを食い止められるのかと言えばそんなことは全く以て不確実で、むしろ衆参共に3分の2を失って、安倍首相の「改憲」の旗印が千切れ飛んで、政権がダッチロールし始める可能性の方が大きい。

だから、同日選というのは安倍首相個人の保身のための自暴自棄、一か八かの捨て身の大ギャンブルでしかないのだが、前号「なぜマスコミは衆参ダブル選挙が『行われる方向』で報道するのか」でも論じたように、それが何やらまともな政治選択の1つであるかに言い立てて煽っているマスコミがおかしい。もちろん、こんな風にしていると、弾みで同日選もしくはその変形としての参院選直近の衆院選に転がり込んで行くことはないとは言えないけれども、ここは正気を保って、予定通り参院選が淡々と行われた場合にこれから先どうなるのかを考えたい。

三浦博史の獲得議席予測

予測で定評のある選挙プランナー=三浦博史の参院選についての最新の党派別獲得議席予測(「サンデー毎日」5月26日号)は、次のようである。


 政党     現有  獲得議席予測
        合計  選挙区 比例 合計 +非改選 増減
 自民党    122   37   18  55  111    ▲11
 公明党     25      7    7  14   28      + 3
 与党計    147   44   25  69  139    ▲ 8

 立憲民主党   24    11   11  22   37    +13
 国民民主党   24      5    3    8   24      ± 0
 共産党     14      2    5    7   13     ▲ 1
 維新の会    12   2    5    7   13     + 1
 希望の党    3     1    0    1   1     ▲ 2
 社民党     2   0    1    1   2     ± 0
 野党計     79    21   25  46   90    +11
 諸派・無所属  13   9    -    9   16    + 3
 欠員        3    -   -    -   -    ▲ 3

 総合計    242   74   50  124  245    + 3


この表自体について、いくつかの注釈が必要だろう。第1に、左端の現有議席数は「党派別」であるのに対し、参議院公式ホームページの「院内会派別」で、両者にはズレがある。例えば、党派別では自民党=122であるのに対し、会派別では「自民党・国民の声」となり無所属の藤末健三が加わるので123となる。どうでもいいようなことではあるが、改憲発議に必要な3分の2以上を考えるという場合に「党派別」の議席数では自民+公明+維新+希望の党で162となり、定数242のギリギリ3分の2であるのに対し、「会派別」では163で1議席だけゆとりがあることになる。

第2に、今回は、現有242議席の半分の121議席が改選されるが、表の最下段の4列目、獲得議席予測の合計は124となっている。これは18年の公選法改正で定数を3議席を増やしたためで、非改選121と合わせると同5列目のように245議席となる。3年後にはまた同じことが繰り返され、改選が124、非改選が124なので、総定数は248となることが予定されている。

第3に、従って、改めて確認しておくが、今回選挙後の参院の新定数は245でその過半数は1233分の2以上は164である。その基準に照らして、自民党は単独過半数を獲得できず、自公はもちろん自公維でも3分の2を維持できないだろうということである。

第4に、三浦予測の元の表には、通常の予測と、1人区を中心に野党の統一候補調整がだいぶ進んだ場合の予測とを分けて示していて、上に引いたのは後者の数字である。