真矢ミキ、名言ホスト・ローランドに「その自信、売ってないですかね?」

男は2種類。俺か、俺以外か」「サングラスかけなくて大丈夫?俺がまぶしすぎない?」といった名言が印象的なホスト兼実業家のローランドさんと、元宝塚花組トップスターである女優の真矢ミキさん、二人のトップオブトップが映画『ふたりの女王 メアリーとエリザベス』のジャパンプレミアに登壇しました。

DSC02659

「ローランド」と聞いて大手電子楽器メーカーを思い浮かべる方もいるかもしれないので一応説明しますね。

ローランドさんは最高1日で4,200万円年間1億7,000万円以上も売り上げる歌舞伎町トップクラスのNo.1ホスト。現代のホストたちとは一線を画す、まるで貴族のようなスタイルで多くの人々を魅了しています。なんといっても迷言、いや、ありがたいお言葉(名言)が特徴的。

最近ではテレビ朝日の人気番組『ソノサキ』で、「平熱 常にローラン度」「カニ、俺が接客したら前向きに歩く」という、ついに人類を超越した名言を世に送り出しました。

下界で酒に溺れる日々のMAG2NEWS編集部シュウマイもテレビ朝日『ソノサキ』でローランドさんに魅了された一人でありますが、神聖な後光を浴びにイベントに参加してきたのでその様子をレポートします。

宝塚のトップスターvs歌舞伎町のトップスター

今回、シュウマイが潜入したのは映画『ふたりの女王 メアリーとエリザベス』のジャパンプレミア。ローランドさんを目の前で崇められるということもあり私の手汗と脇汗は止まることを知りません。真面目にレポートしなければいけない状況なのですが、いざローランドさんが登場するとなるとカメラを持つ手が震える…。

ついに登場の時がやってまいりました。元宝塚の花組トップスターと一緒にどんな様子で登場するのでしょうか。

おっと見えるぞ、オスカルを彷彿とさせる金髪が・・・!

DSC02602

キター!ローランド様!

神々しさに思わず「様」をつけたくなる立ち振る舞い。さすが歌舞伎町でトップを張っているだけあって、元宝塚のトップをエレガントにエスコート。女性のおもてなし方は慣れていますもんね。

もしも真矢ミキさんが私だったら、私だったら、私だったら。神様、来世は真矢ミキさんに生まれたいです。

「俺の誕生日、祝日にならないかなぁ…」

今回の映画『ふたりの女王 メアリーとエリザベス』は、スコットランド女王メアリー・スチュアート(役シアーシャ・ローナン)とイングランド女王エリザベス1世(役マーゴット・ロビー)が激動の時代に翻弄されていく波乱に満ちた人生を描いた作品です。

時代よりもローランド様に翻弄されたいと思うシュウマイですが、ここは耳の穴をかっぽじって作品の感想を聞いていきましょう。

DSC02623

今回、登壇されたオスカルとアンドレ、いやローランドさんと真矢ミキさんは、実は初対面で15分前に初めて会ったのだとか。

真矢さんはもともと名言集がお好きで、ネットで歴史的人物の名言集を読むこともあるそう。ゲーテや孔子の名言を読んでいると、気がつけばローランドさんの名言へとたどり着いたのだとか。終着地はエデンと言う名のローランドというわけですね。

ちなみに真矢さんは「俺の誕生日、祝日にならないかなぁ」という名言が印象に残っていたそうです。

DSC02615

作品の感想について、真矢さんは「約500年前の作品ですが纏った美しさというものを感じました。人の心もそうですが、一枚の何かベールがかかった時代なんだなと思います」とコメント。

ローランドさんは「作中では『女だから』『〇〇だから』っていう枕詞がでてくるのですが、僕自身も『ホストだから』という色眼鏡で見られることが多くて…。でもそんな逆境に立ち向かう(二人の)気持ちがとても分かる作品でした」と感想を語りました。

「嫉妬されない人生の方が辛い」

続けて「作中で共感する部分はありましたか?」という質問に、真矢さんは「駆け引きや策略というのは時代を遡っても現代と変わらない」と語り、今回の映画では今も昔も変わらない、普遍的な部分が描かれていることがわかったそうです。

また、ローランドさんは「嫉妬される側に立つ苦しみは本人しか分からない。ローランドっていいよね、女王様っていいよねって思われるかもしれないけど、こっちにはこっちサイドの辛さもあるんだよっていうのが描かれていて、とても感情移入できる作品でした」と感想を話していました。

DSC02642

「嫉妬されるのですか?」という質問に対してローランドさんは「嫉妬されない人生の方が辛い」と無意識に名言を語られていました。

「ローランドさんの自信、売店で売ってないですかね?」

DSC02639

「ご自身の人生での成功例や失敗例は?」と質問されると、ローランドさんは「人並みで興味のない人生を歩むのは俺の人生じゃないなと思い、大学を入学初日でやめました。周りからは大反対されたけど、いまでも『あのとき大学を辞めてよかったな』って。それが成功例だと思います」とコメント。

その話を聞いた真矢さんは「ローランドさんの自信、売店で売ってないですかね?(ローランドさんの)お粉が売っていたら振りかけたい!」と答え、会場の笑いを誘いました。

DSC02631

自信という言葉に対してローランドさんは、「自信はすぐ持てるものじゃない。それならiPhoneみたいにみんな持ってますからね。だから所作から変えていけば良い」とコメント。シュウマイは即座にガニ股だった脚を揃えました。

「やるか、やらないかじゃない。やるか、やるか。」

宝塚劇団に約18年間在籍した真矢さん。ご自身の失敗例について「宝塚で役をもらえないときは上層部に『なんで主役私じゃないんですか』と言ったり…攻めでいかないといけないって思って尖っていましたね」と語られました。

DSC02651

また、ローランドさんが「人生『やるか、やらないか』じゃなくって『やるか、やるか』だと思ってアグレッシブに攻めています」とコメントし、会場は終始なごやかな笑いに包まれていました。

DSC02630

気がつけばあっという間にイベントも終盤に。最後は真矢さんの手を取り、まるで女王様のようにエスコートされていました。

今回は歌舞伎町のトップスターと元宝塚のトップスターが登壇されましたが、ローランドさんだけでなく真矢さんからも名言が飛び出すなど、「諦めないで」と聞こえて来そうなイベントでした。

そんなお二人が感想を語った映画『ふたりの女王 メアリーとエリザベス』は2019年3月15日(金)からTOHOシネマズ シャンテ、Bunkamura ル・シネマほか全国ロードショーです!ぜひご覧あれ!

information

ふたりの女王 メアリーとエリザベス

2019年3月15日(金)よりTOHOシネマズ シャンテ、Bunkamura ル・シネマほか全国ロードショー!

出演:シアーシャ・ローナン マーゴット・ロビー ジャック・ロウデン ジョー・アルウィン ジェンマ・チャン マーティン・コムストン イスマエル・クルス・コルドバ ブレンダン・コイル イアン・ハート エイドリアン・レスター ジェームズ・マッカードル デヴィッド・テナント ガイ・ピアース
監督:ジョージー・ルーク 脚本:ボー・ウィリモン 音楽:マックス・リヒター 美術:ジェームズ・メリフィールド 衣裳:アレクサンドラ・バーン ヘア&メイク:ジェニー・シャーコア
2018年/イギリス/124分 ユニバーサル作品 配給:ビターズ・エンド、パルコ

配給:ビターズ・エンド、パルコ

(C)2018 FOCUS FEATURES LLC. ALL RIGHTS RESERVED.

文・写真/シュウマイ

【動画】こんなんアリ?車で手綱を引いて馬を走らせる

とある乗用車のドラレコの映像。

前方の車がハザードランプをつけたままゆっくりと走行している。故障か?と思いきや・・・

 

 

その車をよく見ると・・・なんと横を馬が並走している!

車の中から手綱を引き、車と馬が並んでゆっくり走行している。

馬を連れて行きたいのはわかるが、この方法は馬も車も危険だ・・・!

その上ゆっくりといつまでも走行されたら後続車にも迷惑がかかってしまう。

彼らは警察に通報され罰金を支払ったそう。帰り道はどうやって帰ったのかも気になるところだ。

 
(※↓詳しくはコチラへ)
参照・画像出典:YouTube(tt wang)
(本記事は上記の報道や情報を参考に執筆しています)

 

記事提供ViRATES

日本が終わる。いじめを苦に自殺した生徒を暴言で貶める教師たち

2016年に山口県で起きたいじめ自殺事件の再調査で教師側の回答が明らかになりましたが、そこに記されていたのは、自殺した生徒に対しての思わず目を疑うほどの「暴言」でした。今回の無料メルマガ『いじめから子どもを守ろう!ネットワーク』ではその内容を明かすとともに、教師たちに常に求められているもの、そして教育の本来の役割について考察しています。

「見殺しにされた」と訴える保護者。いじめ自殺検証委員会の光と影

2016年7月に、山口県周南市で起きた高2生徒自殺事件の、再調査の最終報告書の中で、教師の回答が明らかになりました。教職員20人に聞き取った内容をまとめたもので、亡くなった生徒に対する、いじめやいじりについて、「いじられながらも相手をしてもらった方がいい」、「(いじりをした生徒も)みんな良い子」、「能力が異常に低い」、「学習障害」、「やりとりもかみ合わない」、「質問に対してくどくど言い訳をする」などの発言。母親は「一方的に人格を否定する内容に憤りを超えた強い感情を遺族として抱く」と批判し、「傷つき、苦しめられた息子を見殺しにしたのと同じ」、「真実から目を背ける教員に子どもを指導する資格などない」と訴え、教員らの処分を県教委に求めたと、報道されています。

「いじり」と「いじめ」を決断できない先生とは、厳しい言い方ですが、結局のところ、生徒に対する観察力がなく生徒との信頼関係も築けず指導力がなく責任回避で生きている先生だと思われます。教師は、「人を受け入れること受容)」、「道徳や社会のルールに反する行為を受け入れることとは違う、ということを再認識しなくてはなりません。

先生にとって、授業で積極的に発言したり、場の空気を読んで集団をもりあげたり、成績が良い生徒は間違いなく可愛いはずです。私も教師なのでよくわかります。かつての日本では、優等生、学級委員は、プライベートでも道徳律がしっかりしていました。今でも学問やスポーツの世界で金メダル級の人物は人格的にも優れています。

しかし、少子化による高い期待度、学校と塾の両立、両親共働きであるなどストレスフルの現代社会では、ストレスにさらされた子が得てして教師や親に隠れて残酷なことやいじめをしやすい傾向にあります。さらに、事件が発覚しても素直に認める子や親は少なくなってきています。特に親は子どもの言い分を信じたいものですし、子どもを否定することは自分自身が否定されたように感じ、必死に子どもをかばうことがあります。

しかし、教師はそうであってはなりません。「に流されてはいけないのです。将来に可能性のある子どもの未来を信じて、その道を広げてあげる教育は、決して人道にはずれた行為を罰さず見逃してあげることとは違うのです。やったことはやったこととして、しっかりと指導し、その行為の責任を取らせたうえで心機一転し再出発することができるよう導くことこそ教育者の使命だと思われます。

【書評】米国人教授は中韓に日本の何を見習えと言っているのか

とかく「自虐的」とされる日本人の歴史観ですが、「それこそが日本のアキレス腱」というアメリカ人歴史学者が著した一冊が話題となっています。そんな書籍を、無料メルマガ『クリエイターへ【日刊デジタルクリエイターズ】』の編集長・柴田忠男さんがレビューしています。

偏屈BOOK案内:『アメリカも中国も韓国も反省して日本を見習いなさい』

71BB7x5+GILアメリカも中国も韓国も反省して日本を見習いなさい
ジェイソン・モーガン  著/扶桑社

さいきん、安易に長いタイトルを冠する本が増えているようだが、編集者の怠慢であろう。著者は歴史学者、アメリカの大学で東洋史(とくに中国史)を研究し、その後、韓国で英語教師として働き、現在は麗澤大学外国語学部助教、4冊目の著作。日本という国と日本人の素晴らしいところ克服すべきところは何かという問題意識を基底に置いて、歴史や憲法などを論じている。

独善的記憶喪失者」であるアメリカの、歴史学会の日本に対する偏見は、戦時中よりひどくなっている罪もないのにいつまでも悔い改めている、それが著者の感じる日本人の特徴だ。自分が悪くなくても謝ってしまう傾向がある。その性質を表す英語はない、ということは日本の独特な心境、精神性なのか。

アメリカ人も、奴隷制度やアメリカン・インディアン虐待、ベトナム戦争での蛮行など、意外とそうした事実を認めている。しかし、「それは自分の責任ではない」つまり「現在の我々とは関係ない」と、過去のことは過去の人の責任で自分たちは進歩し改善できた人間だと強く信じている。しかし、日本はまだ十分反省していないから贖罪を続けよ、というご都合主義は続いている。

一般的アメリカ人が共有しているのは、自分たちは正義である、従って悪に対しては原爆を使わざるを得なかったというストーリーである。それを矛盾させないために、日本を悪者にし続けなければならない。日本をナチスドイツと同じ存在だと思っている人が、アメリカには大勢いる。戦後70年に行われた大手民間調査機関の調査でも、アメリカ人の56%が原爆投下を正当化している。

目を覆いたくなる報道番組を見て判る、いじめがなくならない理由

人間は弱い生き物です。悲しい現実ですが、だからこそ他人を攻撃しようとするのかもしれません。今回の無料メルマガ『「二十代で身につけたい!」教育観と仕事術』では著者で現役教師でもある松尾英明さんが、満たされない自己の存在感がいじめを生むメカニズムを解明し、「いじめはなくならない」という現実を認識した上で対処すべきと論じています。

負へのニーズといじめ

普段から、テレビを全く観ない。ただ先日の土曜日の夕方、テレビのついている環境にたまたまいた。そこで我が子たちと一緒にニュースを眺める状況になった。

最初に流れたのが、スポーツ界の若きスター少女たちの大活躍のニュース。つづいて、海外の歌手の少女たちへの連続暴行事件。ニュースキャスターの方も、また余計なほどに詳しく事件について解説してくれる。何気なくチャンネルを変えても、同じニュースがやっていた。

これは、意図があるのか、あるいはないのか。私はメディアの裏側に詳しくないのでわからない。ただせめて、もう少しニュースの種類を棲み分けできないのかと思う(心理学的に計算されていて、わざとなのかもしれないが)。深夜ならまだしも、お茶の間の団欒の時間に流すニュースとしてこれが相応しいのか甚だ疑問である。

世の中の負や悪の面を知ることも大事だ、という意見もある。しかし、その手の情報については、そんな気を遣っていただかなくてもいい。ご親切に、テレビ以外にも生活の至るところに溢れていて、常にお腹いっぱいで吐きそうである。

何で多くの人に一生無関係な、海外での婦女暴行事件をわざわざニュースで流さないといけないのか。「悪を世に問うためだ」などといくらでも理屈はつけられるだろう。しかし実情は単に、不謹慎にもそれが面白いからではないかとしか思えない。

スキャンダルや凶悪犯罪、殺人事件の類が、多分人々にとって「興味深い」のである。その方が売れる(=視聴率がとれる)のである。人間の中に、負や恐怖への欲望渇望がある。ホラー映画や猟奇的な漫画等がヒットするのも、欲望の根本は同じである。

欲望への否定は、どんなにしても無意味である。多くの人が求める以上、「価値が確実にある

ここでいう「価値」とは、世の役に立つとかいう高尚な類のことではない。多くの人が求めるということ、「ニーズのことである。いいか悪いかとは全く別の次元の話である。

ダメだと不平を言うよりも、進んですべき使えぬ新入社員の教育法

「新入社員が電話をとらない、営業先で会話がまったくできない、報告書も書けない」…。そんな悩みを抱えた方から相談を受けたという、無料メルマガ『がんばれスポーツショップ。業績向上、100のツボ!』著者の梅本泰則さん。最近こんな社員が増えていると明かす梅本さんが紹介する解決策とは?

コミュニケーションの苦手な新入社員

あるスポーツメーカーの幹部の方のお話を聞きました。「去年入社した新人社員の一人が、どうもうまく教育できなくて困っている」ということです。

お客様のところに営業に回らせても、まったく会話ができないと悩んでおられます。また、報告書を書かせても、まったく何を言いたいのかよく分からない。社内で電話が鳴っていても、少しも電話を取ろうとしない。次々とその社員への不満が出てきます。うーん、なるほど。これは、この社員が人とのコミュニケーションが苦手だということですね。あなたのお店でも、そんな社員はいないでしょうか。

この問題は、スマホ全盛時代の一つの現象なのかもしれません。若い人たちは、スマホを頼りに生活をしています。他人との会話もラインなどの通信アプリが中心です。スマホに電話機能があっても、滅多に使いません。また、友人同士で喫茶店や食事に行っても、皆で会話をすることなくうつむいてスマホの小さな画面をのぞいてせっせと指を動かしています。そうした習慣の中で育ってきたのが、今の若者です。他人と会話をする力が身についていない人がいるのは当然でしょう。

さらに、パソコンが使えないという若い人たちも増えています。スマホで用が足りてしまうので、パソコンは持っていません。ですから、スマホの文字入力は得意ですが、パソコンのキーボードは打てません。会社での仕事はパソコンで行うことも多いので、そうした新入社員には壁です。

こうした問題に悩んでいるのは、お話をした幹部の会社ばかりではないでしょう。では、このような社員には、どんな対策をとったらいいのでしょう。

松井大阪府知事と吉村市長が辞表提出。「都構想」問うダブル選へ

大阪府の松井一郎知事(大阪維新の会代表)と、大阪市の吉村洋文市長(同政調会長)は8日午後、それぞれ府議会・市議会の議長に辞表を提出したことがわかった。毎日新聞、産経新聞などが速報で報じた。


府議、市議の統一地方選(4月7日)と同日にダブル選に踏み切ったという。知事は市長選に、市長は知事選にそれぞれ出馬するクロス選となる。

大阪市を廃止・再編する「大阪都構想」を巡る協議では、その鍵を握る公明党との交渉が決裂していた。両氏は、都構想の必要性について、民意を問いたいとして決断したという。辞職の日付は共に3月20日。

※本記事内のツイートにつきましては、Twitterのツイート埋め込み機能を利用して掲載させていただいております。

image by: Ogiyoshisan [CC BY 3.0], ウィキメディア・コモンズ経由で

それは「病気」。日本の若い女性を襲う新型栄養失調からの脱却法

栄養失調と聞くと、どこか遠くの国の問題のような気がしますが、実はこの日本で、それも若い女性を中心に現在進行形で増えているのだそうです。今回の無料メルマガ『システマティックな「ま、いっか」家事術』では著者の真井花さんが、豊かな日本で密かに進行する健康問題、「新型栄養失調」の原因と対策を解説しています。

新型栄養失調

さて、本日は最近問題になってきている健康のお話。

最近日本で密やかに進行している健康問題。それが

  • 栄養失調

です。栄養失調って、なんていうか、こう、社会全体が貧しくて隅々に食料が行き渡らないために陥ってしまうイメージがありますよね。ところが、豊かな日本においてこれがマジで深刻なんです。

とりわけ重大なのは

  • 若い女性

です。その原因として

  • 美の基準が痩身であること

が指摘されています。要はぽっちゃりよりスリムの方がキレイだと思われているってことです。日本の20代女性の摂取カロリーは、先進国の中で

  • ダントツ最下位

です。ちなみに現在若い女性の摂取カロリーは1,700を下回り北朝鮮やケニアより低いと言われるほどだそうです( ̄∇ ̄)

…ハナシが逸れるけど、「男性はもうすこしぽっちゃりが好み」とか言われていて、だからそんなにダイエットに励まなくてもいいと言われますが、それ、カンッッッペキに的外れだと思うんですよね。

ソレって、女性が「男性のために」キレイになりたいと思っているという前提で、だからこそ男性の好みが「もっとぽっちゃり」だと解れば誤解がなくなってダイエットを止めると思っているわけでしょ。うん、ソレが違うのよね( ̄∇ ̄)

女性は「女性のためにキレイになりたいの。女性から見て「キレイ」でありたいの。自分から見て「キレイ」だと思いたいの。「男性のため相対的に優先順位的に下なんですよね。

なので、ダレのためかで議論するより

  • 美の基準がナニか

で議論した方が効果があると思うんですよね。娘さんの激しいダイエットを心配するなら、

  • 病身より健康体の方が美しい

ってハナシで攻めた方がいいと思いますね。

対話が弾み良い子に育つ。小学1年生から始める親子作文のススメ

何を書いても、どう書いてもいい作文だからこそ、しっかりとした方法論と長い時間が必要な作文の勉強。すべての勉強の基礎となる日本語の力を身につけるため、メルマガ『言葉の森 オンラインマガジン』では、「親子作文」をオススメしています。子供との対話が生まれ、コミュニケーション力と創造性を育み、親子の思い出も蓄積されていくなど、良いことずくめの「親子作文」。親子でどのように取り組んでいけばいいのでしょうか?

小学1年生から始める親子作文のすすめ

作文を書くのは、お子さんでもお母さんでもどちらでもかまいません。子供が低学年でまだ十分に書けないときは、お母さんが書いてあげてください。子供は、その作文に絵をかくだけでも、お母さんが書いた作文を読むだけでも、又は読んでもらうだけでもいいのです。 お母さんが楽しそうに作文を書くうしろ姿が、子供を作文好きにします。読書も作文も勉強も、親が楽しそうに取り組む様子が子供の勉強姿勢につながるのです。

●子供のコミュニケーション力が育つ

低学年の子供にとっては、寺子屋オンラインの少人数クラスにひとりで参加するのはまだやや不安があります。しかし、お母さんと一緒であれば安心して、みんなの中に参加できます。

そして、自分の作文を発表したり、人の発表を聞いたりしているうちに、自然に友達とのコミュニケーションができるようになります。最初は恥ずかしがっていた子が、すぐにしっかり話すようになり、やがてみんなの話の司会ができるようになります。コミュニケーション力がついた子は、生活全体に自信を持てるようになります。

●親子で書くから子供には負担がない

子供にとって作文は、初めて学ぶことばかりです。日常の会話に、カギカッコや、「わ」と「は」の区別や、句読点などは音としては聞こえません。普段話しているのと同じ言葉なのに、文章に書くときだけは文章のルールを守らなければならないのです。

子供に作文を書かせてから直す教え方では、作文を書くことが負担になります。書かせる前に、正しい書き方の文章を読ませる工夫が必要です。それが、親子で書く作文で自然にできるのです。

外国人の部下に少し注意したら逆ギレ!何を言い忘れていたのか?

海外のメディアのニュースを、日本のマスコミではあまり報じられない切り口で本当はどういう意味で報じられているのか解説する、無料メルマガ『山久瀬洋二 えいごism』。今回は、外国人スタッフの横柄とも見える態度にびっくりしがちな日本人のコミュニケーションの注意点について解説しています。

もしかしてなんか忘れてる?あなたの注意が外国人部下の怒りを買うワケ

In Japan, one’s language and the way on interacts with another person will differ depending on whether the other person is “higher” or “lower” than oneself.

訳:日本では相手の人格が自らより「」の立場にあるか、「」にあるかによって、言葉遣いが変われば、応対も違ってきます。
(IBCパブリッシング版 「日本人の心」より)

【ニュース解説】

「ねえ、君にお願いしていたレポートどうなってる?」

ニューヨークで斎藤さんという日本人が部下のニールに英語で尋ねます。

「まだ半分しかできてませんよ」

ニールは答えます。

「え、急ぎだって言ったよね」

斎藤さんは憮然としてニールに文句をいいます。

「サイトー。あなたの指示はいつも急ぎじゃない。いつまでにしろと具体的に言ってくれないとわかりませんよ。曖昧なんです、指示の出し方が」

これには斎藤さんも返す言葉はありません。

「でもさ、これって責任感の問題だよ。仕事に対する意識の問題と思うんだけど」

彼は拙い英語で必死にニールを諭します。

すると、ニールはいきなり立ち上がって、斎藤さんを攻撃します。

「私が責任もってやっていないっていうですか。どういう意味?今やらなければならないことがどれだけあるかあなたは知っているのですか。サイトー、あなたの言っていることは意味不明。いったい何を言いたいんですか」

いやな雰囲気が漂います。そして、斎藤さんは何も反論できないまま、「わかったよ」と言ってその場を離れます。心の中は怒りに燃えながら。そして、ニールはニールで両手を上げて不満を表明しながら、憮然としたまま自分のブースの椅子に腰掛けます。

こんな場面が日本企業の海外のオフィスのあちこちでおこっています。

日本語には敬語があります。そして、我々は子供の頃からその使い方を学びます。敬語には尊敬語、謙譲語、丁寧語など、様々な種類があり、これは日本語を学ぶ外国人にとっては頭痛の種といえましょう。

例えば、「ぜひ何かお礼を差し上げたいのですが。お望みのものがあればご遠慮なくおっしゃってください」という言葉の中には、この3種類の敬語が全てはいっています。

では、英語はどうでしょうか。

中世の英語はともかくも、極めて特別な場合を除いて、我々が使っている英語にはせいぜいあって丁寧語のみでしょう。しかも、最近ではそうした丁寧な表現はあまり使用されなくなり、表現がどんどんカジュアルになっています

言語は人の意識に知らず知らずのうちに影響を与えます。敬語を常に使用する日本人は、敢えて意識しなくても、心の中に人との上下関係への配慮を抱きながら社会生活を送っています。

例えば、初めて人と出会った瞬間に、相手と自分とを様々な立場から立体的に捉え、そこに上下関係を感知し、それに従った行動をとるのです。相手の年齢、先輩か後輩か、顧客かどうか、どんな組織に属する人か、上司か部下か、何かを学ぶ立場か教える立場か、さらに親族の中でのどういう立場の人かなどなど、瞬時に相手をそうした立体的な図面の中で捉え、言葉遣いを選択します。

英語によって育った人々は、そうした日本人の感覚を持ち合わせません。

アメリカの独立宣言に All men are created equal という言葉がありますが、敬語表現の少ない英語の社会では、立場の違いはあっても、人と人とは基本的に平等であるという意識が心の中に刻み込まれています。

従って、英語を母国語とする人は、例えば自分が売り手で相手が買い手であるというその場での立場の違いは意識しても、言葉遣い自体は日本語に比べ極めて平易です。そして、立場の違いを理由に相手に対して上下関係を求めるような表現をすることは、マナーの上からもタブーなのです。

ですから、アメリカなどでは、部下であっても、上司に対して反論するときは我々が思う以上にはっきりと驚くほど強く反論します。ウエイターも客に対して日本で期待するようなへり下った対応はしません。サービスはするものの、人としては対等であるという意識が、英語という言語を通して形成され、それが制度となり、常識ともなっているのです。
斎藤さんとニールとの不愉快なやり取りの背景には、こうした文化の違いからくる相手への異なった期待感が摩擦となったのです。

しかも、日本語は曖昧です。
多くの場合、日本人は雰囲気で不満などの感情表現を伝えようとします。言葉にしてしまえばおしまいという意識があるのか、自らの立場を意識しながら婉曲に感情を表現します。

「最近の若い人たちは、以前よりはっきりと自分の意思を表明するようになったけど」

と反論する人がいるかもしれません。確かにそれは事実でしょう。しかし、その意思の表明の方法はやはり婉曲で、直裁ではありません。言葉そのものに頼らなくても、相手に意味するところが十分に伝わるからです。
ですから、そんな日本語の感覚に従って英語を使った場合、英語の能力が高いほど誤解が広がるという悲劇がおきるのです。

フィードバックがないんですよ。言葉でちゃんとどうなのかを伝えてくれなければ、自分がどのように評価されているかわからないんです」

ニールは以前そのように別の日本人に語っていました。

「サイトーは、英語は堪能でしょ。だから、彼は我々アメリカ人の部下のことを見下しているんですよ。日本人優越主義者なのかもね」

彼はそのように斎藤さんを批判します。
斎藤さんが英語ができるだけ、却って目に見えない文化の違いという罠にはまったまま、相手に深刻な誤解を与えてしまっているのです。

欧米型の言葉そのものによってコミュニケーションをする文化と、日本をはじめいくつかのアジアの国々にありがちな、雰囲気や阿吽の呼吸にコニュニケーションの多くを頼る文化とが生み出す誤解は時として深刻です。
ですから我々が英語で欧米の人とコミュニケーションをするときは、常に自分の意図が相手に伝わっているか確認することが必要です。 そして、相手が自分の感じている上下の「立場」の意識をもっていない、よりフラットな環境にいる人であることも、しっかりと意識しておく必要があるのです。

image by:Chainarong suriya, shutterstock.com