「遺伝子組み換え」の文字を消したがる米国。日本の食品表示が“変更”された深い闇

食品のパッケージに記されている遺伝子組換え表示に関する制度が、今年4月1日から大きく変わっていたことをご存知でしょうか。今回のメルマガ『神樹兵輔の衰退ニッポンの暗黒地図──政治・経済・社会・マネー・投資の闇をえぐる!』では投資コンサルタント&マネーアナリストの神樹兵輔さんが、遺伝子組み換え食品の表示変更が行われた理由を紹介するとともに、その危険性を徹底解説。さらに日本では表示義務の対象外となっているゲノム編集食品のうち、国内で流通している3品の「実名」を挙げています。

またも国民の命を売り渡し。アメリカの圧力に屈して食品表示を大幅変更の消費者庁

皆様よくご存じの通り、安保条約で同盟関係にある日本は、アメリカの「属国」も同然です。

防衛費をGDPの1%(5.4兆円=2022年)から、2%(11兆円=2027年)にしろーーといわれれば、唯々諾々と日本政府は従います。専守防衛もへったくれもありません。

敵基地攻撃のために、米国の旧式ミサイルでも、何でも買わされ放題だからです。

このため、とうとう米国の「オフショアコントロール戦略」に乗せられて、中国による台湾侵攻の有事が起きた際には、日本の自衛隊が先頭に立って対処しなければならなくなりました。米中の正面衝突を避けるためです。

ちなみに、日本のこの大軍拡に明確に反対の立場をとる野党は、「日本共産党」と「れいわ新選組」だけです。このことはよく覚えておきたいものです。他の野党は条件付きで政府に追従しているのですから。

日本の食品表記から「遺伝子組み換え」という言葉自体を消したい米国

日本の食品表示方法で、アメリカの要請で大きく変更されたものに、1995年4月の「製造年月日表示」の廃止があります。

その時点から「賞味期限」と「消費期限」の記載に変更になったのです。

製造年月日表示では、米国から輸入される食品の輸送期間が長いため、日本の店頭に商品が置かれた時には、製造年月日が日本製食品よりも古いことになります。

それでは、米国の食品販売が不利になるため、変更を迫られたからでした。

今回の遺伝子組み換え食品の「表示変更」も米国からの要請です。「遺伝子組み換えでない」という表記の食品が多いと、遺伝子組み換えの米国産大豆が使われにくいからです。

米国は、日本の食品表記から「遺伝子組み換え」という言葉自体を消したいのです。

大豆の加工食品である「豆腐」「納豆」「味噌」「醤油」「つゆ」などの食品表示から、「遺伝子組み換えでない」という表記がほとんど消え、「分別生産流通管理済み」とか「遺伝子組み換え混入防止管理済み」という 意味不明の表記に代わったのです。

「何のこっちゃ?」という消費者の戸惑いが増えているでしょう。

消費者団体や生協などからも、「わかりにくい」という否定的な声が上がっています。

消費者庁が、米国の圧力に屈して、表記をわざわざわかりにくくした──と批判されているのです。

全輸入量の7割。米国産大豆の93%が遺伝子組換えという衝撃

日本での大豆の年間需要量は350~360万トンですが、国産自給率はわずか6%にすぎません。

ただし、国産大豆の遺伝子組み換え比率は、ほぼゼロです。

つまり、大豆加工食品の多い日本ですが、そのほとんどが輸入品なのです。

大豆の輸入先は、米国73%、ブラジル16%、カナダ10%の順ですが、このうち遺伝子組み換えの生産比率は、米国93%、ブラジル90%、カナダ80%となっています。

海外での農産物の主流は、すでに遺伝子組み換え(GM)なのです。

家畜の飼料になるトウモロコシにおいても同様です。

家畜が遺伝子組み換えのトウモロコシを食べて育ち、人間に食べられるわけですが、その時の肉の表記には、遺伝子組み換えの穀物を食べて育った家畜──といった表記は、まったくありません。

この記事の著者・神樹兵輔さんのメルマガ

日本のキャリアが「分かりやすいキャンペーン」でスマホを売れない理由

サムスン電子が世界的に展開している新型ハイエンドスマートフォンGalaxy S23 Ultraの「Wストレージキャンペーン」。どうやら日本のキャンペーンだけが複雑な仕立てになっているようです。今回のメルマガ『石川温の「スマホ業界新聞」』では、著者でケータイ/スマートフォンジャーナリストの石川さんが、総務省の規制のために回りくどくなっていると、KDDIのケースを例に解説。誰も喜ばない「値引き2万円上限」規制をなくすことが国民のためになると声をあげています。

Galaxy S23 Ultra「Wストレージキャンペーン」に違和感

サムスン電子「Galaxy S23 Ultra」が4月20日に発売となる。現在、「Wストレージキャンペーン」を展開しており、製品を予約、購入、応募することで、例えば1TBを買うと512GBの差額、512GBなら256GBとの差額相当の「Amazonギフト券」をもらえるという内容になっている。

KDDIでは512GB、1TBはオンライン限定となっている。本来であれば「512GBを予約、購入したら1TBが届く」というのがわかりやすいキャンペーンの立て付けであり、実際、海外でも同様の仕組みで展開されているという。

しかし、日本では「キャリアの流通関連で難しい」とのことのようだが、そこにはどうやら総務省の規制が絡んでいる気がしてならない。

一部、メディアは「キャリアのオンラインショップでは単体購入の予約ができず、キャンペーンが起用されない」という点を突っ込んでいる。これにより「通信契約を紐付いた前提の割引はおかしい」という話になってくる。

ただ、この点に関しては、KDDIの5G機種変更おトク割の1万6500円はキャリアが負担しているが、Wストレージキャンペーンに関しては、サムスン電子によるメーカー独自キャンペーンだから「電気通信事業法第27条の3等の運用に関するガイドラインの2万円のルール対象外になる」としている。

これがpontaポイントで付与すると、特定キャリアでの利用に限るポイントだと突っ込まれる可能性があるため、あえてAmazonギフト券でキャッシュバックしたと思われる。

おそらく、Wストレージキャンペーンを海外と同じ仕組み、つまり、512GBを購入すると1TBが送られてくるという仕組みにしてしまうと、その差額が2万8320円となり、余裕で規制の範囲を突破してしまう。これでは総務省に指されてしまうので、「Amazonギフト券を使ったキャッシュバック」という回りくどいやり方になっているようだ。

キャリアとサムスン電子としては、ハイエンドスマートフォンを買ってもらうと、なんとかガイドラインの穴を突いたキャンペーンを仕掛けてきているだろう。こうしたスキームを考えてくるのには頭が下がるばかりだ。

一方で、意味の無い「2万円上限ルール」なんてとっとと取っ払ってしまって、もっとわかりやすいキャンペーンを提供できる方が、国民のためになるのではないだろうか。

20万円以上もするハイエンドスマートフォンを購入し、アクティブに通信をするユーザーは当然のことながらキャリアにとっては「優良顧客」であるわけで、そうしたユーザーが予約して購入するのだから、もっと優遇されてもいいはずだ。

航空業界にはフルサービスキャリアの上級会員として旅を楽しみたい人もいれば、LCCでできるだけ安く目的地につければいいという人もいる。上級会員にはマイルがざくざく貯まる仕組みが存在し、結果、顧客満足度が上がり、継続して優良顧客であり続けてくれる。

通信業界も2局化しているにも関わらず、総務省はなぜすべてユーザーに同一のルールを課そうとするのだろうか。

この記事の著者・石川温さんのメルマガ

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結婚した親友と会えない。モラハラを心配する気持ちへの対処法は?

結婚した親友と1対1で会えなくなってしまった。理由は親友が旦那さんにお伺いをたてるから。「モラハラを受けているのでは?」と心配する読者からの相談が、メルマガ『公認心理師永藤かおるの「勇気の処方箋」―それってアドラー的にどうなのよ―』著者で公認心理師の永藤かおるさんに届きました。永藤さんは、本当にモラハラなら相談があるはずなので、問い詰めない方がいいとアドバイス。それぞれの生活が変われば疎遠になる時期があることも受け入れて、時間の過ごし方を見つめ直すことを勧めています。

ちょっと御相談がありまして:友人と1対1で会いたい

皆様からお寄せいただいたご相談や質問にお答えしたり、一緒に考えたりしていきます。

Question

shitumon

30代女性。既婚で会社員です。私には高校時代からの親友がいます。彼女も去年結婚しています。お互い結婚前は、遊びに行ったり、ご飯を食べに行ったり、年に1~2回は旅行もしていました。とても気の合う友人です。

でも、最近は、遊びや旅行に誘っても、「〇〇君(彼女の夫)に確認してみるね」「〇〇君も一緒でいいかな?」という答えばかり返ってきます。

彼女だって働いているんだし、子どもがいるわけでもないんだし、別に相手の都合に合わせなくてもいいんじゃないの?と思います。私は、彼女と会う時くらいは、学生時代の楽しい話をしたり、普段の嫌なことを忘れたり、旦那の愚痴を言ったりしたいので、前みたいに彼女と1対1で会いたいです。

彼女は夫に支配されていて、友達付き合いも制限されているんじゃないか、モラハラを受けているんじゃないかと心配でもあります。何と言ったら彼女はわかってくれるんでしょうか。

【永藤より愛をこめて】

そうですかそうですか。あなたは彼女と1対1で会いたいけれど、どうやら彼女はそうではない。これはね、とても残念かもしれないけれど、しばらくは1対1で会うのはきっぱりあきらめた方がいいと思います。

あなたは彼女がモラハラに遭っているんじゃないかと心配していますが、おそらくそうではなく、彼女自身がパートナーと一緒にいたい、パートナーとの時間を大切にしたい時期なんじゃないでしょうか。

人生にはなんというか、いくつかのステージがあって、このステージでご一緒する人、次のステージでご一緒する人というのがどんどん変わっていきます。お芝居でも一幕目、二幕目と進むにつれ、主人公以外の登場人物ががらりと変わったりするでしょう?

あなたにだって、今までそういうことがあったのではないでしょうか?保育園や幼稚園の頃の仲良しさんとだけ、30代になってもずっと変わらぬお付き合いを続けている、ということはめったにないと思います。

この記事の著者・永藤かおるさんのメルマガ

陸自ヘリ墜落を「撃墜」と騒擾。安易な“陰謀論”提唱が意味すること

4月6日に発生した自衛隊ヘリの墜落事故から約2週間。懸命な捜索が続けられていますが、未だ不明者全員の発見には至っていません。この事故に関する「陰謀論」を取り上げているのは、ジャーナリスト・作家として活躍中の宇田川敬介さん。宇田川さんは自身のメルマガ『宇田川敬介の日本の裏側の見えない世界の話』で今回、「撃墜説」を振りかざすことが何を意味するのかについて解説するとともに、陰謀論的言説を唱える向きに対して否定的な姿勢を示しています。

自衛隊ヘリ墜落事件と「陰謀論」

軽々しく撃墜などと言わない方が良いのでは

陰謀論の人々は、何が楽しいのか、「他と変わったことを言いたい」という目立ちたがりの精神があるのかもしれません。

しかし、例えば今回の件で「撃墜された」というようなことを言った場合、それはどのようなことを意味しているのでしょうか。

私自身は「撃墜」ではないと思いますが、一応そのようになった時の場合何が起きていたのか、ということを見てみましょう。

まずは「撃墜の主体」です。

潜水艦であるのか、または、他の航空機であるのか、まあ、どの国とは申しませんがなんとなく、そのような話が出てくるのではないかと思います。

SF漫画であれば、時空を越えたり、突然何かが現れるなどと言うこともありますが、ここは現実社会ですからそのようなことはありません。

同時に、下が海であるので、「漁船」などから発射されない限り「陸上」ということは考えにくいのではないかと思います。

そのように考えれば、潜水艦か航空機、または宇宙からというような話になるのかもしれません。

宇宙からということ以外であれば、航空機、潜水艦が我が国領空領海の中に入り武器を使用したということになります。

逆に言えば、「日本の海は、宮古島の湾内まで、全くレーダーも何も効かない」ということを意味しています。

同時に、そのヘリコプターに師団長が乗っていたというために狙われたということになれば、当然に「その飛行計画をどこかが事前に漏洩させ、そのうえで、その計画に有った飛行ルートで狙った」ということになります。

つまり、自衛隊の中に裏切り者がいて、外国に味方しているスパイがいるということを意味しています。

日本はそのような国なのでしょうか。

次に、その方法ですが、ミサイルであれば爆発してしまいますから、そこは大きな問題になります。

一方、それ以外の物であれば、例えば機銃等であれば、同様のことになりますが、それほど推進力や飛距離(射程)があるような物を作ることができません。

自分で推進力を維持できるものではないと、そこは「距離(射程)」の問題が出てくるのです。

このように考えれば、「そのような新兵器ができた」可能性があるということになります。

では、そのような情報がないということになったのです。

同時に、相手は「攻撃の意思がある」ということになります。

陰謀を叫ぶ人は、それならば、その陰謀に対してしっかりと対策を提言すべきではないでしょうか。

もちろん本人が防衛に動くことや情報を入手することも当然です。

実際に、そのような話になるのでしょうか。

この記事の著者・宇田川敬介さんのメルマガ

読む人の心をざわつかせない。なぜ文筆家は「静かなサイト」を作ったのか?

文筆家の倉下忠憲さんが今月立ち上げたばかりのWebサイト「Knowledge Walkers」。その名の通り「知をわたる人たちの総合サイト」を称するKnowledge Walkersですが、倉下さんはあえて「静かなサイト」として作り上げたといいます。その理由はどこにあるのでしょうか。今回倉下さんは自身のメルマガ『Weekly R-style Magazine ~読む・書く・考えるの探求~』で、サイトを必要最低限の機能で構成した狙いを解説。さらにその試みが提起するであろう問題を記しています。

静かなサイトをつくる。昨今のWebが騒がしくなりすぎていることに対するアンチテーゼとして

Knowledge Walkers」は、静かなサイトを目指しています。英語で言えばカーム(calm)・サイト。

昨今のWebが騒がしくなりすぎていることに対するアンチテーゼとして、そうした概念を立ち上げてみました。

ではカーム・サイトとは、具体的にどんなサイトなのでしょうか。

■視覚的に静か

まず上げられるのが、視覚的にうるさくないサイトです。Knowledge Walkers(とR-style)をご覧になればわかるように、画像的要素はできるだけ入れないようにしています。書影画像など、入れておかないと読む人がわかりにくいものについては画像を使いますが、「別になくてもいいんじゃね」的なものについては画像を使いません。

また、ボタンをクリックしたときの動作などUI的なアクションも省きました。大きな動きがまったくないサイトは、使っていても認知的に静かなものです。同様にサイドバーにもフッターにも何も情報がありません。ただ、画面の真ん中にテキストが置いてあるだけです。

以上のように、サイトはただ文章を提示し、読者はそれを読むという以外のことがほとんど何もできないサイトが、カーム・サイトです。

■ごく部分的な広告

上記の発展として、広告的な情報も掲載していません。Googleアドセンスや他のサービスの自動的な広告、画像的な広告、動画的な広告はどのように工夫したとしても「うるさく」なってしまうので、一切を排除しています。

また、たいへん素晴らしい情報が記載されているサイトであっても、本文の段落と段落の間に画像広告が入り込むと途端に認知資源が消耗してきます。読み飛ばせばいいわけですが、人間の「目に入ったものを処理する」力は無意識のものですし、文章を読もうという気持ちが高まっているときほど画像などを無視するのは難しくなります(逆に言えば、ほぼ本文を読んでないサイトでは広告も目に入っていないと言えます)。

だからこそ、文章を読んでもらおうとするのならば、広告的情報は少なくとも本文内に入れるのは避けた方がよいでしょうし、もっと言えば視野には入れない方が良いのだと思います。

これは別に「インターネットに広告を入れるべきではない」という先鋭的な意見ではありません。たとえば、書店で売っている雑誌にはさまざまなページに広告が入っていますが、それがうるさいと思うことはないでしょう。もともと雑誌という媒体が「ぱらぱら読む」ことを想定しているからです。

しかし、文庫本の小説の本文の途中に広告が入っていたらさすがにげんなりするでしょう。

つまり、インターネット上のWebサイトを作る際、そのサイトが何を目指しているのかを考えて広告の有無を判断したほうがいい、という話になります。文章をじっくり読んでもらいたいなら、できうる限り(経済的に無理がない限り、という意味です)広告的要素は減らしていく。少なくとも本文の中に入れ込むようなことは避ける。そういう心がけが必要でしょう。

この記事の著者・倉下忠憲さんのメルマガ

日本の選挙を“つまらない”ものにするボンボン世襲議員の存在

前半戦が終了した統一地方選挙。メルマガ『モリの新しい社会をデザインする ニュースレター(有料版)』の著者でジャーナリストの伊東森さんは、日本の選挙制度の問題について、韓国やフィンランドと比較しながら解説しています。

統一地方選前半戦終了 韓国の世襲議員、わずか5%程度 求められる主権者教育、フィンランドの場合 選挙制度の問題も

第20回統一地方選挙は4月9日、前半戦となる9の道府県知事選と6の政令市長選の投開票を迎えた

大阪の府知事、市長の「ダブル選」は日本維新の会系の大阪維新の会が再び制す。自民党の支持層が割れた保守分裂選挙となった奈良は維新候補、徳島は無所属で新人の元衆議院議員後藤田正純氏(53)が当選を決めた。

与野党対決となった北海道、大分は自民党候補が勝利。神奈川、福井、鳥取、島根の4つの知事選は与野党相乗りの現職が勝利を収めた。

なお、41の道府県議選、17の政令市議選も投票が行われる。結果、道府県議選では女性の当選者が過去最多となった(*1)。

しかし奈良県知事選の結果は、今後、影響が残りそう。現職と県連推薦の元総務官僚が自民党支持層を奪い合い、結果、維新候補の完勝を招く。

元総務官僚は、県連の会長を務める高市早苗経済安全総務担当相の、総務大臣当時の秘書官だった。5選を狙う現職に対し、「世代交代」を訴えた高市氏が押し切った形に。

自民党内では年内の衆議院解散もささやかれるなか、地方組織に“しこり”を残した。

目次

・韓国 世襲議員、わずか5%程度
・求められる主権者教育 フィンランドの場合
・改革待ったなし 選挙制度の問題も

韓国 世襲議員、わずか5%程度

日本の選挙を“つまらない”ものにしている要因の一つが世襲議員の多さだ。日本の衆議院では26%(2017年)で、自民党に限ってみれば40%に達するという(*2)。

また、日本では世襲議員の当選率が7~8割と、極めて高いというデータもある。

一方、来年4月に総選挙を控える韓国のでは、国会議員の世襲議員の割合はわずか5%程度。韓国メディアによると、アメリカ上下両院の6%(2015年)よりも少ないという。

その理由を、韓国建国大学の李鉉出教授(政治学)は、西日本新聞の取材に対し、

「韓国社会は機会の平等に極めて敏感。議員との血縁を特権とすることは許さない」(*3)

と指摘した。公正・公平に敏感な背景には、韓国社会の厳しい競争と兵役があるという。

学歴社会の韓国では子どもの頃から厳しい受験勉強を強いられる。兵役も回避できない国民の義務だ。親などの力によってこうした競争を避け、特別な地位を得ることには強い反発がある」(*4)

とする。

李教授は、

「韓国は植民地支配や軍政から、民主化運動を経て今の政治体制を築いた。既得権益を変えようという意識も強く、世襲もその対象になる」(*5)

と分析する。

求められる主権者教育 フィンランドの場合

主権者教育の在り方も大いに問題がある。日本で主権者教育が“解禁”となったのは2015年。2016年の18歳選挙権実現に向けて通知を出し、1969年から続いていた「政治教育の原則禁止」の方向性から大きく舵を切った。

他方で、いまだ教員に対し、“政治的中立”性を強く求めており、現場の教員は萎縮、一部の私立学校を除き、多くの学校現場では現実的な事象を取り扱うことができないでいる

諸外国の場合は、政党やさまざまな問題・立場を取り扱うことで“政治的中立”を目指す。これを「積極的政治中立性」という。

たとえばフィンランドでは、教員が一方的に教える方式ではなく、生徒が教科書やパソコンなどを使いリサーチを行い、プレゼンテーションをしながら学んでいくスタイルが一般的だ(*6)。

教科書の内容も違う。以下のようなものがフィンランドの教科書に記載されてある。

右翼、またはブルジョアの政党は、自分自身に対する努力と個人の責任を強調しています。彼らの意見では、たとえば、地方自治体は必ずしもすべての基本的なサービスを自社で作成する必要はありませんが、合理的な場合には民間企業からそれらを購入する必要もあります。(*7)

この記事の著者・伊東森さんのメルマガ

年収1,000万もらっているはずの地方議員の実績が見えない不思議

年収1,000万をもらえる地方議員という職業。彼らは何をして、そこまでのお金を得ているのでしょうか。今回のメルマガ『和田秀樹の「テレビでもラジオでも言えないわたしの本音」』では、地方議員の現実を現役医師で作家の和田秀樹さんが批判まじりに語っています。

年収1,000万円が当たり前。地方議員というすごい家業

国会議員はともかくとして、地方議員は、とくに世襲の議員は、かなりの数が無投票で当選するらしい。

それで年収1,000万円が当たり前だ。

すごい家業である。

今は維新の公認を受けると自動的に近い形でも当選するようだ。

無投票なりが起こるのは、議員の定数が多すぎるからだろう。

なぜ減らして金を浮かせようという発想にならないのかも不思議でならない。

あと、不思議なのは、実績をみないことだ。

明石の市長はカッとなる癖があって市長をやめたが、人口を増やしたり、人気のある街にしたりで実績はある。

維新は確かに公務員の給料をさげたり、福祉の打ち切りをやって、自治体の赤字を解消するのかもしれないが、当たり前のことだが市民サービスはよくならない。

それ以上に、ウヨク的なことばかり言っているので、中国人などから嫌われて、インバウンドの観光客も、あるいは中国企業も関西にはこなくなった。

このままでは福岡にGDPで抜かれるという予想さえある。

自民党に任せていれば、今後ずっと日本の経済成長もないし、実質賃金はあがらないだろう。30年やって駄目なものは50年やっても同じだろう。

ただ、下がらないので、外国からみたらシャビ─でも、自分たちの生活は維持できていると思えるおめでたい国民に支えられているのだろう。

それと同じで、維新にやらせていたら大阪の地盤沈下はずっと続くだろう。

関西人として情けないとしか言いようがないが、これも民意と思うしかない。

そもそも、維新の上のほうの人たちは関西商人(松井は土建屋の子のようだが、行政相手の仕事が主で、客に頭を下げる必要がなかったようだ)の血が流れていない。

私は関西商人の血筋なので、頭を下げるのはタダというのがしみついている。

中国だろうが、ロシアだろうが、儲かるなら頭を下げる。

そして、後で舌を出していればいい。

日本では、もうしたたかということばが死語になったようだ。

※本記事は有料メルマガ『和田秀樹の「テレビでもラジオでも言えないわたしの本音」』2023年4月15日号の一部抜粋です。

この記事の著者・和田秀樹さんのメルマガ

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世界中から称賛の嵐。京都橘高校吹奏楽部の演奏に感動するワケ

京都橘高校吹奏楽部をご存知でしょうか? メディアにも多く取り上げられる彼女たちの演技は、動画サイトにもアップされ高く評価されています。メルマガ『j-fashion journal』の著者でファッションビジネスコンサルタントの坂口昌章さんは、京都橘高校吹奏楽部の動画はなぜ感動するのか、その理由を探っています。

1.京都橘高校吹奏楽部の動画に感動する理由

最近、京都橘高校吹奏楽部の“SING! SING! SING!”の動画を見続けています。何度観ても素晴らしいし、あれだけ激しいダンスをしながら笑顔で演奏するのは生半可なことではありません。しかも音の質がとても高い。

海外からの反応だけをまとめた動画も何本もあり、世界中から驚愕の声が届いています。

「どうしたら、あんな演奏ができるんだ」
「彼女たちが高校生だというのが信じられない、プロではないのか」

等々です。

彼女たちの凄さについて、日本人の私が考察してみたいと思います。

2.中学時代からの憧れ

まず、彼女たちは高校生です。高校生活は3年間しかありません。3年間で完璧に仕上げています。普通ならば演奏するだけで精一杯で、ダンスしながら演奏する段階まで行かないでしょう。それでも、毎年超難関プログラムを完成させ、その伝統を守っています。しかも、一人や二人の天才の話ではなく、100人以上の部員のレベルを上げているのです。

伝統の力というのは非常に大きいと思います。なぜなら、橘高校吹奏楽部に入部してくる新入生はほとんどが中学時代は吹奏楽部に所属しており、優秀な学生たちが集まってきます。彼女たちは、もちろん過去の橘高校吹奏楽部のパフォーマンスを見て、自分もやってみたいと思っているのです。もちろん、全員が経験者というわけでもないでしょう。それでも、強い憧れを持って入部してくることに変わりはありません。

つまり、彼女たちは中学校の3年間と高校の3年間の6年間で世界を驚愕させるレベルに達しているのです。

この記事の著者・坂口昌章さんのメルマガ

社交辞令と演技だらけの日本人の雑談が世界で通用しないのは当然

あなたは、ビジネス相手とどんな雑談をしていますか?今回、無料メルマガ『毎日3分読書革命!土井英司のビジネスブックマラソン』で土井英司さんが紹介するのは、世界の一流ビジネスマンたちが雑談で話していること、そのポイントを語った一冊です。

スモールトークのススメ⇒『世界の一流は「雑談」で何を話しているのか』

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世界の一流は「雑談」で何を話しているのか

ピョートル・フェリクス・グジバチ・著 クロスメディア・パブリッシング

こんにちは、土井英司です。

本日ご紹介する一冊は、Googleで人材開発・組織改革・リーダーシップマネジメントに従事したピョートル・フェリクス・グジバチさんが、世界レベルの雑談=スモールトークを論じた一冊。

日本では、雑談というとつい天気の話などになりがちですが、本書で紹介する「スモールトーク」や「ダイアローグ」はそれとは一線を画したもの。

明確な目的意識を持って、「その人に特化した」トークをする、質問をする、自己開示をする、そんなやり方が紹介されています。

以前、外国人とのパーティやイベントを主催してわかったことですが、日本人は、英語ができる方でも、なかなか会話が弾まないことが多い。

なぜなのかずっと疑問に思っていたのですが、本書を読んでその謎が氷解しました。いわく、

日本人の雑談は、「社交辞令」と「演技」と「決まり文句」の3つで構成されている>

なるほど、これでは会話で信頼を得ることはできませんよね。

これから、日本は成長する世界と付き合っていくことでしか成長を実現できなくなると思いますが、そのためには、日本人特有のコミュニケーションではなく、世界標準のコミュニケーションを身につける必要がある。

最低限、第4章で書かれた「6つのNGポイント」はクリアしておくべきですが、それ以上を目指して、実りあるスモールトークにしたい。

大人だけでなく、子どもの教育でもこういうことを教えるべきだと思いました。

Google社内の雑談文化についても言及があり、社内コミュニケーションを改善したい上司や経営者にとっても、興味深い視点が示されています。

早くも終了した「ヌートバー」ブーム。WBC優勝から1ヶ月、メルカリには新品未使用のペッパーミルが…

3月に日本中が熱狂したWBCから早1か月。世界一に輝いた侍ジャパンのメンバーの中でも、存在感が際立っていた選手が2人いる。大谷翔平とラーズ・ヌートバーである。特に、ヌートバーがヒットを放った際に行う「ペッパーミルパフォーマンス」は大きな話題となり、ペッパーミルが爆売れするという現象が発生した。しかし、ブームは“長く続かない”ようである。

“ヌートバーブーム”は終わったのか

多くのスポーツニュースを掲載するWebメディアの編集者はこう話す。

「日本代表だったこともあり、ヌートバー選手の試合情報を取り上げていますが、はっきり言って数字が取れない記事が増えているんです。WBC後のヌートバー関連の記事はアクセス数が良かったのですが、最近はサッパリ。編集部内では『彼のブームは終わったか……』といった話が出ています」

確かに、Yahoo!ニュースを見ると、ヌートバーの試合記事のコメントもあまり盛り上がっていないようである。

「今後もヌートバー選手を取り上げますけど、頻度を下げていくかもしれないですね。反対に、大谷翔平選手の記事は相変わらず絶好調ですよ(笑)」

ペッパーミル使い道ない問題

ミドルネームである「タツジ」や「たっちゃん」の愛称で親しまれるヌートバー。WBC期間中、ネットでは「今後、タツジ情報を追いかける」「たっちゃん、日本でプレーしてくれないかな」といった声があった。もちろん、引き続き応援をしている人は多いだろう。しかし、熱が冷めてしまった人もいるのかもしれない。

「ライトな野球ファン層がメジャーリーグに関心が薄いのは事実。大谷選手くらい派手に活躍すればさすがに興味を持つのでしょうが、『わざわざメジャー情報は追いかけないよ』という人が多いのが現実です。なので、ヌートバー選手の記事が話題にならなくなっても、不思議なことではないのです」(前出の編集者)

ブームといえばもう一つ。ペッパーミル爆売れ現象だ。“ヌートバー効果”で売り上げが増加したと言われるペッパーミルだが、購入者からはこんな声がある。

「ノリで買ったけど、使わないですね(笑)。メルカリで売ろうと思ったけど、みんな同じ考えなのか出品者が多くて売れそうにないから諦めました。まあ、記念に取っておくかな」(東急ハンズで値が張るペッパーミルを購入した30代男性)

男性の言う通り、メルカリには「新品未使用 ペッパーミル」が多数出品されていた。ブームに乗って購入したが、使い道がなく売る決断をしたのか。それとも、WBC前から持っていたペッパーミルを売っているだけなのか。

第二次“ヌートバーブーム”の開幕も?

「ただ、もう一度ブームが来る可能性もあるんです。というのも、ヌートバー選手を獲得したい日本の球団はとても多い。メジャーでは目立つ存在ではないかもしれませんけど、日本に来れば違います。彼自身が『日本のでプレーをする』選択をしてもおかしくはないですよ。そうすれば、第二次“ヌートバーブーム”の開幕は間違いないでしょう」(前出の編集者)

第二次“ヌートバーブーム”の到来は、野球ファンにとって嬉しいものになることは確実だが、果たしてどうなるか?

image by:Jeffrey Hyde, CC BY-SA 2.0, via Wikimedia Commons