『ワンピース』のルフィに学ぶ仕事ビジョンを部下と共有する方法

どんなに力のあるスタッフが揃っていようとも、リーダーに力がなければチームの業績は上がらないもの。ではそのリーダーの優劣は、何をもって決まるものなのでしょうか。今回のメルマガ『石川和男の『今日、会社がなくなっても食えるビジネスパーソンになるためのメルマガ』』では、6つの仕事を掛け持ちする時間管理の専門家であり建設会社の役員も務める石川和男さんが、国民的人気漫画『ワンピース』のルフィが発するセリフを例に取りつつ、仕事の生産性を上げる優秀なリーダーの条件について考察しています。

 

気合いを語るな!仕事が早いリーダーになりたいなら「〇〇」を語れ!

京セラを設立し、日本航空をたった2年で再生させた稲盛和夫氏。私が尊敬する経営者の1人で、仕事に対する考え方など多大な影響を受けています。

そのなかでも、特に影響受けているのが、

  1. 事業の目的意義を明確にする
  2. 具体的な目標を立てる
  3. 強烈な願望を心に抱く
  4. 誰にも負けない努力をする

など、会社経営を成功に導く方法を実践項目としてまとめた「稲盛経営12ヵ条」です。

建設会社では、経営者ではなくプレイングマネージャーとして働いている私にも参考になる項目が多く、書き留めたノートを月に一度は読み込んでいます。

私も稲盛氏のようにリーダーについての書籍を書いていますが、「仕事が速いリーダー」と「仕事が遅いリーダー」の違いをマインド面から改めて考えてみました。

その違いは、「リーダーとしてビジョンを持ち、部下と共有しているか」、「ビジョン自体を持っていないか」であることに気づきました。

ビジネスシーンでよく見聞きする「ビジョン」という言葉。明確に説明できますか?

ビジョンとは「実現したい未来」。チームのみんなが共通で認識する「行き先」です。ビジョンを語り、共感を得ることが人を動かす力になります。

数字は大切な目的ですが、それだけでは人は動きません。自分たちのチームの理想の姿やイメージを共有できるからこそ、同じ目的へ向かって協力し合えるのです。

ビジョンと目的の違いは、このように考えるとわかりやすいのではないでしょうか。

例えば、大人気漫画の『ワンピース』。主人公であるルフィが大秘宝「ONE PIECE」を手に入れるために、仲間とともに冒険をしていく物語です。しかし、ルフィは「ONE PIECE」を手に入れたいとは、ほとんどいいません。

では、何を言っているか?

それは、「海賊王に俺はなる!」です。

「ONE PIECE」を手に入れたものが、海賊王となるので、結果としては同じですが、海賊王になると言ったほうが、聞いていてワクワクしませんか?

ルフィが海賊王になるという想い(ビジョン)にワクワクした仲間が集まり、ともに「ONE PIECE」を手に入れる(目的)ための旅に向かう。

これがビジョンと目的の違いです。

ビジョンがあるからこそ、それに向けた具体的な行動を描けるようになるのです。チーム全体がビジョンどおりに行動しているか、何も考えないで行動しているかで、組織全体の仕事のスピードが大きく変わってくるのです。

 

IKEAでの買い物は本当にお得なのか?消費者を巧みに操る心理戦略、計算され尽くした行動経済学の法則とは

今やすっかりお馴染みとなった家具大手のイケア(IKEA)。それまでの“家具屋さん”のイメージを覆す画期的な店舗で瞬く間に大人気となりましたが、なぜ消費者はイケアに引き寄せられてしまうのでしょうか?そこには巧みな心理戦略があったようです。マーケティング&ブランディングコンサルタントとして活躍する橋本之克さんが詳しく解説していきます。

イケアという店舗の名前が付けられた行動経済学の法則

スウェーデン発の世界的な家具大手「イケア(IKEA)」は、2006年イケア船橋の開業以降、2022年2月現在、日本国内で13店舗を展開するまでに拡大しました。現代的なデザインのオリジナル家具は、バリエーションが豊富かつ比較的安価です。購入者が持ち帰って組み立てるスタイルで販売しています。

行動経済学に、この店舗名を取った「イケア効果」という法則があります。これは部分的であっても自分で作った物に対して、実際以上に高く評価する心理的バイアスです。

この法則を提唱した米国デューク大学教授のダン・アリエリー氏は、「イケア効果」を検証する実験を行っています。まず実験参加者を、イケアの箱を組み立てたグループと、組み立てないグループの二つに分けます。

次に同じ箱を両グループの参加者に示し「箱を手に入れるために払ってもよいと思う金額」を聞きました。すると、組み立てた人の回答は平均78セント、組み立てなかった人は平均48セントでした。アリエリー氏は、単に「労働した」だけでも、労働の成果に対する愛着が強まり、過大評価してしまうと言っています。

ちなみにこの状況は、日常的に見られます。家庭菜園の野菜で作った料理は美味しく感じますし、陶芸教室で自作した茶碗は長く愛用します。自分が手を掛けたことで「イケア効果」が働くためです。

ただ、イケアの店舗を見ていると、購入者が「手を掛ける」のは購入後に限らないのでは?と思えてきます。イケア店内における購入前の時点から、「イケア効果」が働くような仕掛けが施されていると考えられるのです。

店内に設けられた「手を掛ける」ための仕掛け

特に郊外大型店においてイケアでは、一商品でも豊富なバリエーションが販売されています。自分が好きな色や形、部屋の間取りに合うサイズを選ぶことができます。例えば収納棚において、ボックス式や引き出し式かを選ぶことが可能です。

店内で商品を見ながら、もし購入した場合に使い勝手はどうか、設置した後の部屋はイメージがどう変わるかなどを想像することになります。

また既に自室にある家具や雑貨と組み合わせて使うことができるかなど、さらにさまざまな面からイメージを膨らませることでしょう。このように「頭を働かせる」ことから既に「手を掛ける」行動は始まっています。

またイケアの店内には、自由に使える紙のメジャーと鉛筆が置かれています。来店客は自室のスペースに合うかどうかサイズを測定することが可能で、それをメモすることもできます。

さらに店内の各所にパソコンやタブレットのようなプランンング・ツールが置かれています。これで、部屋での配置、部屋との相性などを確認することも可能です。こうした「シミュレーション」もまた、「手を掛ける」行動の一つなのです。

イケアが扱う家具や雑貨は、住まいの空間と合わせて使用する商品です。うまく設置し使いやすく快適な状態を作ってはじめて価値が出ます。従って家具や雑貨を購入することは、部屋を作り、整えるという継続的な行動の一環ととらえることができます。

この行動を後押ししながら、結果的に商品の購入に結び付けるというのが、イケアの販売における考え方であろうと考えられます。

この「部屋作り」サポートにおいて“お手本”となるのが、一室まるごとイケア商品でコーディネートされた部屋の展示です。さまざまなパターンがあり、シックやモダンといったテイストにとどまらず、グリーン志向、猫愛好家、コーヒー好きなど多様な部屋作りの提案が示されています。

ドラゴン桜の指南役が教える、年度末を迎えた我が子との接し方

コロナ禍に翻弄されつつも、今年も巡り来た3月。学年の締めくくりを迎えた子供たちは少なからず心に揺れ動きを感じているものですが、このような時期に親として彼らとどのように接するべきなのでしょうか。今回の無料メルマガ『親力で決まる子供の将来』では漫画『ドラゴン桜』の指南役として知られ、23年間の公立小学校勤務の経験を持つ親野智可等さんが、子供の来年度への意欲が高まる接し方を伝授。加えて事故が起こりやすい春休みの理想的な過ごし方をレクチャーしています。

学年末と春休みの過ごし方

3月は子どもたちにとって締めくくりの月だ。なかには卒業を迎える子たちもいるだろう。この時期の親の役割は、子どもたちの1年間のがんばりや成長を振り返って、4月からの新学年へのやる気を育てることである。

終業式が近づくと、子どもたちは学校からいろいろなものを毎日、持ち帰る。授業で作ったものや記録、図工の道具など、多いときは1週間ほどかけて持ち帰るほどだ。

持ち帰った作品や記録などの扱い方一つで子どものやる気を引き出すことができる。

なかには、「ものが増えるから」とすぐゴミに出してしまう家もあるようだが、これでは子どもを伸ばすことができない。

これらを使って子どもを褒め、自らの成長を自覚させ、自信をつけさせることが大切だ。

例えば、読書カードには1年間に読んだ本がずらりと書いてあるので、その本を話題にしながら、「ずいぶんたくさん読んだね」「どの本が面白かったかな」などと会話をする。

あるいは、お父さんやお母さんが子どものころに読んだ本や、いま読んでいる本を話題にするのもいい。

図工で描いた絵があれば、その絵のいいところを「色がきれいだね」「動きがあるね」など具体的に褒める。子どもの絵にはいろいろなお話が込められていることが多いので、それを引き出してやり、子どもが絵についていろいろなことを話したくなるようにする。

決して、「なんでもっとうまく描けないの?」「お前はヘタだね」などと冗談でも言ってはいけない。その子は一生懸命描いたのだから、けなされるとがっかりして自信をなくしてしまう。

まさに教育者の鑑。渋沢栄一の孫が語る、新渡戸稲造の知られざる素顔とは

江戸時代末期に生まれ、国際人として明治・大正・昭和と激動の時代を生き抜いた教育家・農政学者である新渡戸稲造。五千円札の肖像になったことでも知られていますが、そんな新渡戸の素顔を語ってくれたのは、渋沢栄一を祖父に持つ鮫島純子さん。メルマガ『致知出版社の「人間力メルマガ」』の中で新渡戸にまつわる秘話を紹介しています。

素顔の新渡戸稲造先生

渋沢栄一の令孫で100歳になられるいまもエッセイストとして活躍中の鮫島純子さんは、幼い日、家族と一緒に名古屋に向かう汽車の中で偶然、新渡戸稲造博士と出会います。その時の新渡戸博士と鮫島さんの会話から博士の温かい人柄が伝わると同時に、生きていく上で大切な考え方を教えられます。

お届けするのは、『致知』2006年6月号に掲載された文学博士・鈴木秀子さんとのご対談の一部です。

────────────────── 

鈴木 「そういえば、鮫島さんは子供の頃、新渡戸稲造先生にお会いになったとか。生きて新渡戸先生を知る貴重な存在ですね」

鮫島 「あの時は父が名古屋方面に行く用事があって、私も連れていってもらったのです。わが家は普段の生活は質素でしたけれども、父と汽車に乗る時だけは二等車に乗せてもらいました。

当時の二等車はガラガラで、子供でも好きなように遊べたのですね。そのうちにだんだん厭きてきましたら、後ろの席にいらっしゃるおじいちゃまが私に紙切れをお渡しになった。

見ると『お名前は何とおっしゃいますか』と書いてあるのです。昔のことですから『純子と申します』と書いてお渡しすると、『お年はお幾つですか』とすごく丁寧な文字で返してくださって、そういうやりとりを繰り返しているうちに、すっかり仲良くなりましてね」

鈴木 「それが新渡戸先生だった」

鮫島 「ええ。でもそんなことはもちろん知りません。その方のボックスに入り込んでお話を伺っていると『ご家族と一緒に楽しい旅ができるということは、なんとお幸せなことでしょうね』とおっしゃって、それにはたくさんの方々のご恩を受けてこそですねと説明してくださった。

そして私の指を一本一本折り曲げながら、誰のおかげで旅に出られたかを考えるよう促されるのです。『お父様、お母様、それから留守番の人々、旅に出る服を整えた人、列車の運転手さん……』というふうに」

鈴木 「無数の縁で生かされていることを教えられたのですね」

鮫島 「そしてその種の尽きる頃に、『お天道様や空気や雨もなくてはなりませんね。それはどなたがくださったのでしょう』と神の大いなる恵みの中で我われが生きているという気づきを促されたのです。だから神様への感謝を最初に知らせていただいたのは新渡戸先生だったのだなと思います」

鈴木 「旅で出会った見知らぬ子供にまで神様のことを伝えようとされていたのですね」

鮫島 「小さなチャンスを捉えて伝道といいますか、神様の恩寵をお話しになっていた姿勢に、私たちも学ばなくてはならないと思います。

旅が終わる頃になって、父が立ち上がって『汽車から降りる支度をしなさい』という意味でこちらを見ましたら、一高時代の恩師である新渡戸先生がいらしたわけでしょう。

驚いた表情で『おや、先生じゃいらっしゃいませんか』と丁寧にご挨拶をすると、先生は『そうですか。あなたのお子さんでしたか。遊ばせてもらいました』と笑っていらした。私は優しい新渡戸先生のお顔を思い出すたびに、いまも感動の気持ちでいっぱいになります」

(※ 本記事は月刊『致知』2006年6月号より一部を抜粋・編集したものです)

image by : ウィキメディアコモンズ

桐谷美玲、事務所退所はいざこざが原因?ママドルとして再出発もプライベートだだ漏れの危機、今後待ち受ける過酷な試練

女優の桐谷美玲(32)が16年間所属した所属事務所「スウィートパワー」を3月末で退所し、独立することが明らかになった。今後はモデル活動に注力するとして円満退所をアピールしたが、モデル業をやりたいのであれば現在の事務所でもできるはず。モヤモヤが残る形となった今回の発表だが、果たして桐谷の本音はどこにあるのだろうか?芸能記者歴30年のベテランジャーナリスト・芋澤貞雄さんが解説します。

“千葉のNo.1美少女” 桐谷美玲の未来予想図

桐谷美玲が今月いっぱいで所属事務所を退所することが発表されました。

芸能界好きな方々には“あれ? まだ独立してなかったんだ…”という感覚なんでしょうが、私が見る限り事務所との間で交わした約束事をしっかり履行した上での退所…ということでしょうね。

肩書きは“女優”としながらも、その活動は2017年10月期のドラマへの第1話にゲスト出演が最後でした。これはいかに所属事務所との関係がギクシャクしていたのかの、何よりの証拠だと私は思っています。

退所の理由については複数のマスコミが報じていますが、『スポーツニッポン』が解説した“信頼していたスタッフが数年前に事務所を去ってしまった”からというのが偽らざる本音でしょう。

前にも何度か書きましたが、タレントにとって担当マネージャーという存在は本当に大事なのです。

マネージャーが突然担当を外れたり、退社したりした直後には、必ずと言っていいほどその事務所にはトラブルが発生します。桐谷の場合はまさにこのパターンです。

ある日突然“心の支え”を失ってしまったタレントは所属事務所を飛び出したくなる…という気持ちは十分に理解出来ます。

私が桐谷について印象に残っているのは、2018年4月期のドラマを巡るゴタゴタです。

このドラマのキャストはとても豪華なメンバーで、番手(準主演)として桐谷の出演が予定されていましたから、彼女にとっても女優として参加しがいのある作品だったと思います。

ところが事務所とのゴタゴタが原因で、クランクイン直前になって桐谷は降板してしまったのです。制作サイドの慌てぶりといったら…。

【関連】知られざるパパ活アイドルの実態。「乃木坂46」中西アルノは氷山の一角、芸能界に蔓延する深い闇

再び貧困国に。プーチン「最悪の決断」で地獄に落ちるロシア国民の悲劇

プーチン大統領の「今世紀最大の愚行」の決断は、自国民をも地獄に叩き落す事態を招くことは必至のようです。今回の無料メルマガ『ロシア政治経済ジャーナル』では国際関係ジャーナリストでロシアに在住経験を持つ北野幸伯さんが、現地の全国紙に掲載されたという「経済制裁に伴いロシアから撤退する企業のリスト」の一部を公開。誰もが知る大企業の業務停止はロシアをソ連時代に引き戻すことを意味するとし、ウクライナ侵攻を「プーチンの完全なる戦略的敗北」と斬って捨てています。

ロシアから撤退する企業リスト(ロシアはソ連時代に逆戻り)

私は前々から、ロシアがウクライナに侵攻すれば、「ロシアの【戦略的敗北は必至】という話をしています。

プーチンは2014年3月、ほぼ無血で、ウクライナからクリミアを奪った。これは、いうまでもなく、プーチンの【戦術的大勝利】です。しかし、その後の制裁で、ロシア経済はまったく成長しなくなった。

2000~08年、ロシアのGDPは、年平均7%の成長をつづけていました。07~08年、ロシア政府高官たちは、「ルーブルを世界通貨にする!」などと豪語していたものです。ところが、クリミアを併合し、制裁を科された2014年から2020年までのGDP成長率は、年平均0.38%。

プーチンが大統領になって22年の月日が流れました。人口1億4,600万人のロシアのGDPは、日本の3分の1程度。人口5,000万人の韓国よりも少ないという、悲惨な状況なのです。これが、【戦術的大勝利】がもたらした【戦略的敗北】です。

今回、ロシアは、ルガンスク、ドネツクの独立を承認し、ウクライナ全土を攻撃しています。プーチンの要求は、

  • ウクライナがクリミアをロシア領と認めること
  • ウクライナがルガンスク、ドネツクの独立を承認すること
  • ウクライナの非軍事化
  • ウクライナが中立国となり、NATOに加盟しない約束をすること
  • ゼレンスキー大統領の辞任

などです。プーチンは、この目標を達成するかもしれませんし、達成できないかもしれません。いずれの場合も、地獄の制裁で、【戦略的敗北】は免れないのです。地獄の制裁といえば、侵攻から2日後の2月26日、「SWIFT」からの排除が決まったことは、プーチンの想定外だったでしょう。

そして、バイデンは、ロシア産エネルギーの輸入を禁止しました。時事3月9日。

<バイデン米大統領は8日、ウクライナ侵攻を続けるロシアへの追加経済制裁として、ロシア産の原油や液化天然ガス(LNG)、石炭の輸入を禁止する大統領令に署名した。即日発効する。英国など同盟・パートナー国と共に、資源大国ロシアのエネルギー産業に最大級の圧力を加え、プーチン政権の弱体化を図ると表明した。>

これができるのは、アメリカがシェール革命で「世界一の産油国」「世界一の産ガス国」に浮上しているからでしょう。

では、ロシア産への依存度が高い欧州は、どうするのでしょうか?天然ガスのロシアからの輸入量を、年末までに6割削減するそうです(時事3月9日)。そして、カナダ、イギリスも、ロシア産原油、石油製品の輸入を停止します。

たこ焼だけに非ず。コロナ直撃も新業態で業績UP「築地銀だこ」の底力

新型コロナウイルスの感染拡大で、多くの事業者が苦境に立たされた飲食業界。しかしそんなコロナ禍をバネに、組織体力を高めることに成功した企業が注目を集めています。今回、「築地銀だこ」を運営する株式会社ホットランドを取り上げているのは、フードサービスジャーナリストで『月刊食堂』『飲食店経営』両誌の編集長を経て、現在フードフォーラム代表を務める千葉哲幸さん。千葉さんは同社社長が「何が起こっても大丈夫な会社を目指した」とする事業展開を詳細に紹介するとともに、その取り組みを高く評価しています。

プロフィール千葉哲幸ちばてつゆき
フードサービスジャーナリスト。『月刊食堂』(柴田書店)、『飲食店経営』(商業界、当時)両方の編集長を務めた後、2014年7月に独立。フードサービス業界記者歴三十数年。フードサービス業界の歴史に詳しい。「フードフォーラム」の屋号を掲げて、取材・執筆・書籍プロデュース、セミナー活動を行う。著書に『外食入門』(日本食糧新聞社発行、2017年)。

「築地銀だこ」運営会社がコロナ禍をバネに展開する新しい試みの数々

たこ焼の「築地銀だこ」はよく見かけるチェーン店である。国内に約500店舗存在し、それもショッピングモールをはじめとした人が集まる場所で展開していることから、見かける機会が多いのはなおさらである。

しかし、この度のコロナ禍は、この「人が集まる場所」を窮地に追いやった。営業時間短縮はおろか、施設そのものが休業するところもあった。

こうしてコロナ禍は「築地銀だこ」を直撃した。「築地銀だこ」のリアル店舗の多くは休業を強いられたが、同チェーンを展開するホットランド(本社/東京都中央区、代表/佐瀬守男)では、これらの困難をバネにして、新しい売上をつくり上げ同社グループの事業再編を行った。この度、同社代表の佐瀬氏にインタビューする機会があり、また筆者が見聞したことをここで紹介しよう。

冷凍たこ焼の製造・販売で売上オン

まず、コロナ禍にありながらつくった新しい売上とは、冷凍たこ焼の製造・販売である。

そもそもホットランドでは冷凍たこ焼を製造・販売を行っていたが、コロナ禍で冷凍たこ焼の需要が拡大することを予測し、休業していたリアル店舗の従業員を群馬県桐生市の自社工場に集結させ、冷凍たこ焼の製造を集中して行った。桐生市内のホテルを貸し切り、工場はフル稼働で延べ人数70~80人がこの作業を行った。

冷凍たこ焼の販売は、大手コンビニチェーンに直談判したことによってそれが叶えられた。これによって製造数増、売上増となった。桐生の工場だけでは間に合わなくなり、ベトナムに工場をつくり、冷凍たこ焼は日本のみならず海外への輸出も手掛けるようになった。筆者もそのコンビニでこの商品を購入した。価格はこのコンビニのPB商品の2倍、6個で500円である。しかし、「築地銀だこ」のブランドが光っていた。

次に、新立地の開拓に挑んだ。

多くの商業施設内「築地銀だこ」店舗が休業になってしまったことから、2020年の5月ごろからロードサイド型店舗を郊外でやろうと動き出した。そして同年10月に東京・立川の五日市街道沿いに、このタイプの1号店を出店した。

同社では、東日本大震災の後に石巻でトレーラーハウスを使用してたこ焼の提供を行った。当時のトレーラーハウスを20台近く桐生にある工場で保有していたことから、出店までの時間を短縮させるという趣旨で、それを活用して店をオープンした。するとテイクアウト需要があることが分かり、たこ焼以外の商品開発を行なった。そこで、たこめし、焼そば、たい焼を販売したところ好調となり、月商1,000万円を超える月もあった。

そこで出店はロードサイドにシフトして、コロナ禍の2年間でこのタイプの店を10店舗出店した。

世界的エンジニアが「楽天NFT」最大の欠点から見出した“ある価値”

2月25日にスタートした「楽天NFT」。その仕組みは、本来のNFT(非代替性トークン)とは大きな違いがあるようです。どこが異なり、どうしてそうなってしまったか解説した記事をメルマガ『週刊 Life is beautiful』著者で「Windows95を設計した日本人」として知られる世界的エンジニアの中島聡さんがわかりやすく紹介。中でも最も大切な「特定の企業に支配されない」部分が欠けていることの意味を伝え、ブロックチェーンよりも安価に何モノにも支配されない技術が誕生すれば、「お墓」より価値がある「永遠のブログ」ができると綴っています。

プロフィール中島聡なかじま・さとし
ブロガー/起業家/ソフトウェア・エンジニア、工学修士(早稲田大学)/MBA(ワシントン大学)。NTT通信研究所/マイクロソフト日本法人/マイクロソフト本社勤務後、ソフトウェアベンチャーUIEvolution Inc.を米国シアトルで起業。現在は neu.Pen LLCでiPhone/iPadアプリの開発。

私の目に止まった記事

楽天NFTで気づいた絶望|ヒヨコロ|note

楽天がNFTの発行ビジネスをスタートしたものの、本来のNFTとは大きく異なる「なんちゃってNFT」だと指摘する記事です。詳しくは記事そのものを読んでいただくのが一番ですが、楽天NFTには、

  • 暗号資産を使わない
  • データは楽天が管理するプライベート・ブロックチェーン上に格納される
  • 管理者が商品をコントロールできる(違法性のある商品を消せる)

という特徴があり、日本の法律や商習慣に従えば仕方がない部分があるとはいえ、NFT本来の、特定の企業に支配されないという最も大切な部分が欠けていると指摘しています。

ちなみに、先週になってBLOGOSというニュース・サービスが終了することが発表されました( BLOGOS サービス終了のお知らせ )。私のブログもいくつか転載されていますが、このサービス終了とともにネット上から消えることになります。

これはつまり、それらの記事へのリンクが全て「リンク切れ」になることを意味していますが、これこそが「特定の企業に支配される」欠点なのです。

通常のNFTであれば、一度購入したNFTは、購入した人が明示的に手放さない限りその人のものですが、楽天NFTの場合、楽天が「NFT事業から撤退する」と決めた瞬間に、世の中から消えてしまいます。

以前にもこのメルマガで指摘したと思いますが、「プライベート・ブロックチェーン」には何の意味もありません。プライベートなものであれば、通常のデータベースを使うべきなのです。

楽天の技術者もそれぐらいは100%承知だと思いますが、それでも「プライベート・ブロックチェーン」を使って来たのは、「通常のデータベース上にデータを置いてはNFTとは呼べない」という「大人の事情」があったのだと想像出来ます。

しかし、残念ながら、そんな方便は通用せず、世の中の人たちに「プライベート・ブロックチェーン上のデータをNFTとは呼べない」と鋭く指摘されてしまっているのです。

そう考えると、私のブログはTypepadに私がお金を支払うのをストップすれば消えてしまうし、無料サービスであるnote上の記事も、note株式会社が何らかの事情で消滅してしまえば、ネット上から消えてしまいます。

今のブロックチェーンほどコストがかからず、かつ、大量のデータを特定の企業に依存せずに保持するのに適した技術が誕生すれば、その上に「未来永劫アクセス可能なブログ」を構築出来るわけで、それは、人類全体にとって「お墓」なんかよりもずっと価値の高いものであるように思えます。

(ガス代を大幅に低減する)Ethereum 2.0がその答えだとは期待していませんが、そのさらに先にあるものが、ひょっとするとこの問題を解決してくれる可能性はあると思います。

 

image by:yu_photo/Shutterstock.com

小室圭・眞子さん夫妻の警備費「年8億円計画」報道にネットから批判の声。「許せない」「税金のムダ」

NY州の司法試験に再チャレンジし、結果を待っている状態の小室圭さん、眞子さん夫妻に驚きの報道が飛び出し、ネットで物議を醸している。報じたのは『週刊新潮』のネット版「デイリー新潮」で、「小室さん夫妻の警備に最大で「年間8億円」の極秘計画 「外交機密費」から捻出か」というセンセーショナルな見出しとともに、外交機密費から小室さん夫妻のNY生活での警備費を捻出する極秘計画が政府内で浮上していることを伝えた。詳細は、上記リンク先の「デイリー新潮」や10日発売の『週刊新潮』に譲りたい。

NYでの新婚生活を満喫していると思われる小室さん夫妻だが、司法試験の不合格や母親の金銭トラブル泥沼化など、何かとネガティブなニュースばかりが聞こえてくる。

眞子さんの父親である秋篠宮さまからも国民から結婚が祝福されていなかったことを認めるご発言や、天皇陛下からも二人の行く末を案じるご発言が出るなど、日本を出てからも悪い意味で注目される存在となってしまっている。

そこで、現地パパラッチや在米ユーチューバーなどが、小室さん夫妻の「スキャンダル」やプライベートの一挙手一投足をつけ狙うことのないように、日本政府が「外交機密費」を投じてまで、日本のロイヤルカップルの警備を強化するというのはわからないでもないが、報道された極秘警備計画の費用は「8億円」と膨大だ。

この金額の原資は言うまでもなく国民の血税、税金である。日本のネット上では、今回の報道について疑問の声や怒りの声など、厳しい意見が多く投稿されている。

【関連】眞子さんと小室圭さんを待ち受けるNYユーチューバー。14日に渡米も薄くなる警備で標的に?前途多難な新婚生活

戦いを止めよ。北京「パラ」アスリートを侮辱するプーチンの蛮行

3月4日、北京で開幕した第13回冬季パラリンピック。しかしそのおよそ1週間前に開始されたロシアによる軍事侵攻で、障がい者スポーツ世界最高峰の大会のさなかにも、270万のウクライナ人障がい者が命の危険に晒されています。この事態を憂い批判するのは、要支援者への学びの場を提供する「みんなの大学校」を運営する引地達也さん。引地さんはメルマガ『ジャーナリスティックなやさしい未来』で今回、パラリンピックを否定するプーチン大統領の蛮行を糾弾するとともに、即時の停戦を強く求めています。

 

北京パラリンピック開幕とウクライナ人障がい者と戦争

北京パラリンピックが戦火激しい同じ大陸で行われている。

パラリンピックが戦争で傷ついた人々の社会復帰から発展した歴史からすると、ロシアがウクライナに侵攻した事実はその存在そのものを否定することにもつながり、開催に向けて苦難を乗り越え、努力を積み重ねたパラアスリートたちのその過程を侮辱することにもなり、悔しさは悲しみに変わっていく。

とりわけ、ウクライナのパラアスリートたちは複雑な思いで北京にいると思われる。

記者会見でウクライナ・パラリンピック委員会のワレリー・スシュケビッチ会長は「来られたのは奇跡だ」と述べた。

障がい者コミュニティにとって戦争とは、銃弾が来る来ないに関わらず、支援が途絶えることで生命の危険に直面する、深刻な被害を真っ先に受ける人たちである。

障がい者の存在は社会を強くするはずなのに、攻撃はその存在を否定するもので、浅知恵に侵された愚行としか言いようがない。

欧州障害フォーラム(European Disability Forum)によると、ウクライナには270万人の障がい者が登録されているという。

同フォーラムは侵攻を受けて声明を発表し、ウクライナの障がい者への安全確保を求めている。

声明では障がい者の状況を「同国にいる私たちの仲間は障がい者の状況が恐ろしいことを確認しました。例えば、キエフの避難所はバリアフリーではなく、障がい者は安全に行ける場所が分からず、家にいる以外ないのです」と説明する。

この声明は、欧州機関長、欧州・ロシア・ウクライナの各元首、北大西洋条約機構(NATO)へのオープンレターとして出された。

そこには「そもそも地域社会から切り離され、施設に住む障がい者は、放棄され、忘れられる危険性があります。ウクライナだけでも、少なくとも82,000人の子供たちが社会から隔離され、無数の成人障がい者が永久に施設にいるのです」との現実を示し、以下の確保を求めた。

それは「すべての人道支援への完全なアクセス」「暴力、虐待、虐待からの保護」「安全および支援の手順、避難に関するアクセシブルな情報提供」「水と衛生、社会支援、教育、医療、交通、情報などの基本的なサービスへのフルアクセス」である。

しかしながら居住地への攻撃は一般市民の犠牲も伝えられる中で、「人道回廊」も機能しないところを見ると、障がい者の生存への危機を危惧せずにはいられない。

声明では「きちんとした扱いを受け、放棄されないこと。施設や孤児院で暮らす人々も十分に考慮した対策を講じることが不可欠です」と強調しているが、これはあくまでも最低限で精いっぱいの要求のように思えてならない。