イッキ飲み8割がドン引き。人ごとではない忘年会の酒席トラブル

12月に入り、忘年会や新年会などでお酒を飲む機会が増えてくる時期になりました。みなさんは「お酒の場」が好きですか?苦手だと思っている人の中には、場の空気を読んで飲みすぎた結果、後悔したことがあるという方もいるかもしれませんね。

キリンホールディングス株式会社が実施した「イッキ飲みに関する実態調査」の、「飲みすぎ、イッキ飲みが原因で後悔した飲み会は?」という質問にも、「忘年会」と回答した方が34.6%となり、2位の「歓迎会」、3位の「懇親会」と回答した方よりも約2倍以上差がつく結果が報告されています。

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また、「忘年会で後悔した経験がある」と回答した方に具体的なエピソードを聞いてみたところ、電車で寝過ごしてしまったり、物を無くしてしまうなどお酒で失敗しがちなものから、救急車で搬送させてしまったという危険なものまでさまざまなエピソードが集まりました。

忘年会失敗エピソード

  • 「飲みすぎて、電車を乗り過ごしタクシーで2万円かけて帰ったこと。」(東京都・31歳女性)
  • 「救急車で搬送させてしまった方を出してしまったので、場がしらけても止めるべきだったと後悔した」(福島県・53歳男性)
  • 「イッキ飲みしすぎて忘年会の記憶がなくて感想を聞かれても答えられなかった。」(栃木県・49歳男性)
  • 「飲みすぎた後、始発に乗ったにも関わらず、眠り込んでしまい、何度か電車往復したらしく、地元の駅についたのが8時だった。そして携帯電話を紛失した。」(東京都・28歳女性)
  • 「大皿で飲んでいたら、酔って顔面から全身に酒を浴びてびしょ濡れになった。しかもその状態で電車で帰宅したので家では白い目で見られた。次の日は案の定、酒臭くて会社で怒られた」(福岡県・51歳男性)
  • 「お会計がすごいことになった。」(埼玉県・41歳女性)
  • 「トイレに行って立てなくなり便器にしがみついていた」(愛知県・58歳男性)

しかしお酒の失敗は、笑い話ではすまされないこともあります。飲み過ぎやイッキ飲みは命に関わる危険な飲酒行為です。場合によっては死を招くこともあり、いわばイッキ飲みをすることは自殺行為に等しい程の危険行為であるとも言えます。

相次ぐ心の殺人。NHKあさイチ「大人のいじめ」特集にネット反響

9日、NHKの番組「あさイチ」で、大人のいじめについて取り上げられ、日本のネット上で多くの声が寄せられている。最近では、兵庫県神戸市の小学校で、20代の男性教師が同僚から悪質ないじめを受け、体調不良による休職を余儀なくされていたことが発覚するなど、大人のいじめについて注目が集まっていた。

厚生労働省が行なった調査によると、労働局などに設けられた「総合労働相談コーナー」に持ち込まれた「いじめ・嫌がらせ」の件数は年々増加。平成30年度は82,797件にも及び、その数は10年前の2倍以上だという。

これについて日本のネット上では「社会人としても人としても失格」「幸せな人はいじめをしない、その通りだと思う」「子供や大人は関係無い」「いじめじゃなくて、犯罪」「いじめは心の殺人」とさまざまな意見が飛び交っている。

「あさイチ」がアンケートをとったところ、大人のいじめは、パート先やママ友、スポーツジムなどで起きているとのこと。具体的には、「無視をされる」「必要な連絡がもらえない」「家のドアを汚された」など。ネット上でも、大人のいじめの被害報告も相次いでおり、身近なところにも嫌な思いをしている人がいることがわかる。



番組内では、「人間関係が固定している」などのいじめが起きやすい職場の特徴や、「記録を残す」などいじめに遭った際の対応法を紹介。また、身近な人がいじめられていたときの対処法として「信頼できる周囲の人に相談」「相談にのり、孤立させない」「いじめている人の興味をそらす」「目撃したいじめの内容や、相談された事実を記録する」と挙げていた。

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クリぼっちにもオススメ。ローソン「カプケ」新作はチョコづくし

令和初のクリスマスもあと3週間もすれば訪れますね。今年のプランはお決まりですか?恋人と過ごすという方や家族で過ごす方、友達と“クリパ”などそれぞれの楽しみ方があると思いますが、今年のクリスマスはなんと平日…。ということもあり、今年はひとりで過ごすクリスマスという方もいらっしゃるのではないでしょうか。そこで今回、そんな“クリぼっち”な方のためにおすすめしたいのが、3大コンビニエンスストアのひとつ「ローソン」の人気シリーズ「カプケ(CUPKE)」より発売された新フレーバー「ダブルチョコレート(ダーク&ミルク)」です。気軽に食べられるカップタイプのケーキなのでお一人様にもピッタリ。それではご紹介します!

ローソンの人気シリーズ「カプケ」より「ダブルチョコレート」が新登場!

ローソンより10月にスタートした新シリーズ「カプケ(CUPKE)」。ケーキをカップで食べる新感覚スイーツです。そして、手軽さが人気の同シリーズより12月3日(火)に発売になったのが、「ダブルチョコレート(ダーク&ミルク)/税込 295円」

ダークチョコレートとミルクチョコレートのダブル使いによって、チョコレートの甘い香りが広がります。ダークチョコはふわふわムース、ミルクチョコはなめらかなホイップクリームと楽しみ方がいろいろあるのもいいですよね。また、トッピングのナッツが食感のいいアクセントに。

かわいいカップに隠れた中身は、チョコレートがしみ込むふんわりスポンジケーキ。パサつきもなくしっとりしていて、ほろ苦なチョコムースと甘いチョコホイップとも相性抜群です。

「ちょっと小腹が空いたな~」というときに、コーヒーや紅茶と一緒に気軽に食べられる、そんな本格ケーキです。ほかにも「とろけるクリームの苺ショート」や「くちどけティラミス」、そして今回一緒に発売された「ダブルモンブラン(和栗&洋栗)」など、種類もさまざまあるので、ぜひ好みの味を探してみてください。

【商品情報】

カプケ(CUPKE)「ダブルチョコレート(ダーク&ミルク)」

  • 発売日:2019年12月3日(火)
  • 価格:295円(税込)
  • 販売地域:全国(沖縄除く)
  • 公式サイト

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菅官房長官「世界レベルのホテル50カ所新設」に怒りの声が殺到

菅義偉官房長官は7日、高級ホテルの建設を支援する考えを示したとNHK朝日新聞などが伝えた。視察先の熊本県益城町で記者団に、新たな経済対策に盛り込んだ融資制度を活用し、「各地に世界レベルのホテルを50カ所ほど、新設することをめざす」と述べたという。ネット上では「被災地の復興が先では?」などと批判の声が挙がっている。

菅官房長官は、熊本地震の復興状況を視察後、熊本県益城町で記者団に「震災からの復旧、復興にとどまらず、地震の発生前以上に、地域のにぎわいを取り戻し地域経済を活性化することが重要であり、特に観光は成長産業だ」と発言。そして、外国人富裕層向けのスイートルームを多く備えたホテルが日本では不足していると指摘。ホテル整備に財政投融資を活用し、日本政策投資銀行による資金支援を行うとした。他にも、スノーリゾートの国際競争力を強化するため、全国10ヵ所ほどの施設でゴンドラの大型化や高速化を進める考えも示した。訪日観光客増加による経済効果は大きい一方で、京都などの観光地では観光客急増による地域社会への負担も増加。観光公害(オーバーツーリズム)の問題も浮上しているため、対策が求められている。

この菅官房長官の発言は、急増する訪日外国人の受け入れ拡大が狙いとみられるが、これについて日本のネット上では、「不足しているのは貧困対策」「ニーズがあって儲かるなら勝手にやるでしょ」「こんな投資は許されない」「こんなこと今必要なの?」と批判の声が続出している。

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台湾で子どもが病気に。日本語だけで現地で診察してもらった結果

年間200万人近い日本人観光客が訪れる人気の国・台湾。日本から近いうえ親日的、おまけに物価も安いので、グルメ、観光、買い物を思いっきり楽しむことができます。そんな台湾に2015年まで住み、悲喜こもごも様々な経験をしてきた日本人「小 籠包(しょう・ろんぽう)」さん。無料メルマガ『〜台湾大好き!メルマガ〜 レレレの台湾』の中で、その体験談を紹介してくれていますが、今回お届けするのは「現地の病院」について。実際に病気になってしまったらどうすれば良いのか? そのリアルな体験談を語ってくれています。

困った! 息子が台湾で病気に! さて、どうしよう?

1歳になった息子を台北市内の耳鼻科に連れて行きました。ええ、現地の病院ですよ。もちろん日本語なんて全く通じません。それまで病気らしい病気に一切かからなかった息子ですが、初めて、鼻かぜらしきものを引きました。なので、止むに止まれず耳鼻科に行ってみたのです。冠徳耳鼻喉科診所、それが私たちの行った台北市南港の耳鼻科の病院。小さな小さな町の耳鼻科です。病院のGoogleストリートビューはこちら↓。

さて、いきなりなんと説明すればよいのか、とりあえず受付に行くと保険証と居留証を見せて的なことを言われたので、それを見せてから、あとはスマホで翻訳した「鼻水が出る」「風邪を引いた」的な言葉を見せてなんとか説明。結果、診察室に通されて、1歳の息子は鼻の中にチューブのようなものを入れられ、鼻水をズルズルズルーと吸い取られました。それが日本の昭和40年代を思わせるような超古い機械だったのです。

よく見渡すと、置かれているものは、私が子供の頃に通っていた町医者の中にあったような、アナログな医療器具ばかり。昭和にタイムスリップした感覚に陥ったのですが、それでも先生は息子の鼻の中に長い綿棒を入れたり、何かを吹き入れたり、吸入器のような蒸気の出るガラスの管を鼻の中に入れてしばらく置かせたり…ああ、なんか子供の頃のお医者さんってこういうアットホームな内装で、こういうハイテクとは無縁なアナログな機械で、治ったような治らないような治療法だったよなーと思い出にふけってしまったのでした。

壁には手描きの解剖図のようなものが色あせたまま貼られていたし、先生の座っている椅子も木彫の中華風で、本当に不思議な感じがしたのです。そして気がつくと診察は終わっていました。隣に調剤薬局があるから、そこで薬を買って帰りなさい的なことをいわれたので、帰りに寄ってみると、その病院と裏で繋がっている建物でした…なるほど。

結論。台湾の病院は中国語ができなくても何とかなる

そして薬をもらって家に帰り、中を開けてみて驚きました。なんとそこには、これまた昭和な薬が入っていたからです。ご覧ください、この薬を。なんと「ミッ●ーマウス」のパチモンのイラストが描かれた薬袋で、そこにはhappyの文字が…な、なんだこの昭和な感覚。

これだから台湾生活はいろいろと面白いのです、アナログ人間にとって。台湾生活のあれこれを紹介するメルマガはまだまだ続きます。

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なぜやる気もなく仕事しない?20代「働く価値観」驚きの調査結果

検索窓に「若手 仕事」と入力すると、「辞める」「やる気ない」「仕事しない」といったネガティブな予測キーワードが出てきます。20〜30代の若手社員は、中堅以上の先輩・上司から見ると、仕事に対するモチベーションが低いように思われているのでしょうか?実際のところ、どうなのでしょう? パーソルキャリア株式会社が運営する「ダイレクト・ソーシング ジャーナル」が実施した『20代・30代の「はたらく価値観」本音調査2019』の結果から考察します。

若手にだって、やる気はある!

「仕事にやりがいは欲しいですか?」「仕事を通して成長したいですか?」「仕事を頑張ってお金を稼ぎたいですか?」という全ての質問に対して「そう思う」と回答した人は60%を超える結果になっています。

「少しそう思う」を合わせると、90%近くが「やりがい」や「成長」を求めつつ、「しっかりと稼ぎたい」と考えているようです。

プライベート重視と思われがちな20代・30代ですが、実際は「仕事へのモチベーションが高く、やる気も十分にある」と考えられます。

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「成長」よりも、「やりがい」と「稼ぎ」を重視

「やりがい」「成長」「稼ぎ」に順位をつけてもらったところ、「やりがい」派(46.5%)と「稼ぎ」派(43.2%)に分かれる結果となりました。

「やりがい」派からは、「モチベーションの維持や成長のためには『やりがい』が必要」という声が多く聞かれ、「稼ぎ」派からは主に、「生活のためにはまずは稼ぐことが大切」という意見と、「仕事の評価が給与だから、給与が大切」という意見が挙がりました。

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仕事も大事、でもプライベートは諦めない

「プライベートと同じくらい仕事も重要だと思いますか?」という質問に対して、50.8%が「そう思う」、25.4%が「少しそう思う」と回答する結果となりました。

「そう思う」「少しそう思う」と回答した人からは、「オンオフのメリハリ」や「仕事とプライベートのバランス」を重視する声が多く挙がったため、20代・30代の多くは、「プライベートも仕事も、どちらも充実させたい」というバランス重視型であることがわかります。

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現役医師が警告。赤身魚の刺し身によるヒスタミン中毒に要注意

沖縄でよく食される青魚で赤身魚のシイラによる集団食中毒がこの夏、浦添市で発生しました。マグロ、ブリ、サンマ、サバ、イワシなどの赤身魚は、ヒスタミン食中毒を起こすことがあり、「青魚は足が早い」などと言われる主な理由となっています。メルマガ『ドクター徳田安春の最新健康医学』の著者で沖縄在住現役医師の徳田先生が、ヒスタミン食中毒のメカニズムと症状、治療法から予防法まで解説。個人宅で発生した場合は、魚アレルギーと診断される恐れもあり注意が必要だと呼びかけます。

赤身魚によるヒスタミン食中毒とは?

この夏、沖縄県浦添市の小中学校に提供した給食で「シイラ」の魚フライを食べた生徒ら約50人が、唇や舌のしびれを訴え、何人かは医療機関を受診しました。しびれは食後1時間ほどで治まり、入院となる人はいませんでした。調査した保健所によると、しびれの原因はヒスタミン食中毒の可能性がある、とのことでした。

細菌に汚染された魚を食べるとヒスタミン食中毒にかかることがあります。これは、魚の解凍後などに室温で放置してしまうなどの不適切な温度管理で、魚に存在するモルガネラ菌などの細菌が増殖し、魚に含まれる「ヒスチジン」というアミノ酸がヒスタミンに代謝され、それを食べた人間がヒスタミン中毒の症状を発症するものです。

ヒスタミン食中毒の症状は、食べた直後から1時間以内に起こる、顔面、特に口の周りや耳たぶが紅潮し、しびれ、頭痛、じんましん、発熱などです。重症では、全身の血管が拡張するために、血圧が低下します。治療は抗ヒスタミン薬の投与です。症状が強い場合には速やかに医療機関に受診して抗ヒスタミン薬を注射してもらったほうが早く良くなります。

ヒスタミン食中毒はアレルギーではない

ヒスタミン食中毒はアレルギーではありません。ですが、多くのアレルギー症状ではヒスタミンが人間の体内で作られることによって症状が出ます。ヒスタミン食中毒の症状は、人間の体内ではなく体外(魚)で作られたヒスタミンを摂取することによって起こるものであり、アレルギーと似た症状となってしまうことからアレルギーと紛らわしくなるのです。

今回の食中毒事件では1度に大量のケースが発生したことより、アレルギーではなく食中毒であったことがすぐにわかります。しかしながらこの中毒が1人の患者のみ起きた場合には、アレルギーとの区別が難しいために、診察する医師でも魚アレルギーと診断してしまう恐れもあります。もともと魚アレルギーを発症したことがない人が、アレルギー様の症状を呈したときにはこの中毒の可能性も考えた方が良いと思います。

最近5年間の日本国内でのヒスタミン食中毒として報告されてたのは、1年間に7~15件で患者数は61~405人です。件数に対して患者数が多くなっているのは、給食施設を原因とする大規模な食中毒が発生しているのと、家庭における発生では症状が軽いケースでは医療機関に受診せずに自然治癒していること、そして受診していても単発例では医療機関によって保健所に報告されていないからだと思います。

今後の通信行政に不安。総務省有識者会議の「茶番」と「的外れ」

以前掲載の「ケータイ『解除料1000円』をゴリ押し。総務省が挙げた呆れた論拠」等でも、改正電気通信事業法を巡る総務省や有識者会議に対して疑問を投げかけてきた、ケータイ/スマートフォンジャーナリストの石川温さん。今回石川さんは自身のメルマガ『石川温の「スマホ業界新聞」』で、先日同省で開かれた有識者による「モバイル市場の競争環境に関する研究会」のあまりに酷い「茶番ぶり」や、ネットオークションにまで介入する姿勢を見せた総務省を厳しく批判しています。

総務省、改正電気通信事業法の評価方法を検討――有識者「MNP件数を見るべきではない」の仰天発言

12月2日、総務省で「モバイル市場の競争環境に関する研究会第21回)」が行われた。

いくつかの議題があったが「これまでの議論を踏まえた検討の方向性という議論が本当にひどかった。あまりの茶番ぶりに、改めて今後の通信行政に不安を感じてしまった。

10月より改正電気通信事業法が施行されている。この有識者会議で、改正法がきちんと機能しているか、これから評価するものだと思っていた。とはいえ、そもそも自分たちが作ったルールが正しいかどうかの評価を自分たちでできるものか、かなり疑問ではあった。

競争など起きず、市場が低迷すれば、それは改正法が間違っていたということになる。しかし、有識者会議で「改正法が間違っていた」となれば、自分たちの首を絞めることになる。有識者の先生方が自分たちの考えが間違っていたと会議で認めるというのはプライドが許さないのではないか。

そんななか、改正法を評価する上において、有識者のなかから「MNPの数字で評価すべきではない」という驚きの発言が出てきた。

そもそも、モバイル市場の競争環境を促進させるために有識者会議を行い、法改正に着手したのではないか。

さらに有識者会議の議論が物足りないと、総務省は議論を全く無視し、ゴリ押しでネットアンケートを実施。結論ありきで解除料1,000円」「2年縛りの見直し」を導入し、契約を解除しやすく環境を整備したはずだ。

それもこれも「キャリア間でのユーザーの流動性を高めるため」が目的ではなかったのか。

その指標となるはずのMNPの件数を評価の対象とせず、何を持って、改正法が機能しているかどうかのチェックできるというのか。

「MNPの件数を評価軸としない」というのは責任放棄でしかないように感じた。

さらに別の有識者からは「評価は難しいとさじを投げた発言も聞き捨てならなかった。

来春から5Gが始まるが、当然、キャリアは値下げするどころか現状維持、もしくは値上げ方向の料金プランを設定してくるだろう。

結局、キャリア間の流動性は落ち、通信料金は値上がりし、端末の割引も受けられない状態になる。

総務省と有識者の愚策により、キャリアが儲かり、ユーザーが損をする。誰のための法改正だったのか、という振り返りもないまま、まもなく5G時代に突入しようとしている。

なぜ家に風呂のある人がわざわざ練馬の『久松湯』へ行くのか?

自宅にお風呂があるのが当たり前のこのご時世、町からは公衆浴場が急速なスピードで姿を消しつつあります。そんな時代に「逆行」するかのように、都内で人気となっているのが銭湯「久松湯」。今回の無料メルマガ『MBAが教える企業分析』では著者でMBAホルダーの青山烈士さんが、確固たる信念とユニークな取り組みで人を集め続ける練馬区桜台の「久松湯」の戦術・戦略を分析しています。

企業の哲学

今号は、人気の銭湯を分析します。

● 「久松湯(銭湯)」

戦略ショートストーリー

お風呂が好きな方をターゲットに「まるで自然の中での入浴感を楽しめる」「安い、コスパが高い」「光の演出を楽しめる」等の強みで差別化しています。

銭湯の価格で、天然温泉の露天風呂や充実した施設、プロジェクションマッピングなど他の銭湯では味わえない価値を提供することで、顧客の支持を得ています。

■分析のポイント

家の近所に銭湯がありますが、煙突があって、瓦屋根で歴史を感じる外観で、屋内は浴槽と洗い場、脱衣所だけのシンプルな作りです。恐らく既存の多くの銭湯が近いイメージだと思います。

「久松湯」はそういった既存の銭湯のイメージとは大きく異なります。グッドデザイン賞を受賞するような銭湯ですし、プロジェクションマッピングまでありますからね。

実は「公衆浴場」には区分がありまして「普通公衆浴場」と「その他の公衆浴場」に分類されます。「普通公衆浴場は一般的な銭湯のことです。「その他の公衆浴場は、スーパー銭湯などが該当します。

「普通公衆浴場(銭湯)」の料金は都内一律となっていますので、料金を変えることはできませんが、「その他の公衆浴場」は料金の規制を受けません。つまり、「普通公衆浴場」である銭湯はデザインや設備に投資をしても入浴の料金を上げることができないのです。

普通に考えれば、「久松湯」も料金の規制を受けないスーパー銭湯として運営すれば良いように感じますよね。ですが、「久松湯」は公衆浴場は「地域のコミュニティの場」であるという創設者の一貫した考え(原点)をしっかりと受け継いでいて、「普通公衆浴場への強いこだわりを持っているのです。そのこだわりがあることが、低価格で入浴できる銭湯として運営していることにつながっているのです。

そして自分たちを「地域のコミュニティの場」として位置付けているからこそ、自然の中での入浴感を楽しめることや休憩所に床暖房を入れることなどで、顧客がゆっくりと過ごせる環境づくりに力を入れていると言えるでしょう。

「久松湯」のように企業の哲学といえるような価値観が明確で、その価値観を実際のアクションに反映できていることは素晴らしいと思います。

現代は、家庭にお風呂があるのが当たり前の時代ですから、銭湯としても、銭湯に行く理由を創り出す必要があると思いますが、「久松湯」は原点に立ち返ることで、これからの銭湯の一つの形を示した好事例だと思います。

今後の「久松湯」に注目していきたいです。