イランがイスラエルを報復攻撃。なぜイスラエルはイラン大使館空爆という“挑発”に出たのか?

シリアの首都ダマスカスのイラン大使館空爆の報復として、イスラエルをミサイルとドローンで攻撃したイラン。中東での戦火の拡大を懸念する声も多数上がっていますが、そもそもなぜイスラエルはイランの報復が容易に想像できる「大使館攻撃」に打って出たのでしょうか。今回のメルマガ『ロシア政治経済ジャーナル』では国際関係ジャーナリストの北野幸伯さんが、その裏事情を解説。アメリカやイスラエル、さらに中露の思惑を詳説しています。

※本記事のタイトルはMAG2NEWS編集部によるものです

【裏事情】イランがイスラエルをミサイル攻撃

全世界のRPE読者の皆様、こんにちは!北野です。

イランが、イスラエル攻撃を開始しました。『ロイター』4月14日付。「イラン、イスラエルに報復 弾道ミサイル『第一波』発射」

イラン革命防衛隊は13日、イスラエルの特定の標的に対して数十の無人機(ドローン)とミサイルを発射したと発表した。イラン国営メディアが革命防衛隊の声明を伝えた。米政府も攻撃開始を確認し、数時間続く可能性があるとの見方を示した。

なぜ、イランは、イスラエルを攻撃したのでしょうか?

シリアの首都ダマスカスにあるイラン大使館周辺がイスラエルによるとみられる攻撃を受けたことを巡り、イランは報復を行うと表明していた。
(同上)

イスラエルは4月1日、シリアのイラン大使館を攻撃し、イランの将官が多数亡くなりました。今回は、その報復になります。アメリカおよび複数の国々が、イランの攻撃を非難しています。

各国が非難

 

バイデン米大統領は12日、イランが「間もなく」イスラエルを攻撃する可能性があるとし、イランに対し攻撃しないよう警告していた。(中略)

 

「バイデン大統領の立場は明確だ。イスラエルの安全保障へのわれわれの支持は揺るがない。米国はイスラエルの人々と共にあり、イランからの脅威に対する防衛を支援する」と声明で述べた。

 

欧州連合(EU)、英国、フランス、メキシコ、チェコ、デンマーク、オランダもイランの攻撃を非難した。
(同上)

これ、なんかおかしい気がしませんか?最初にイスラエルがシリアのイラン大使館を攻撃したのなら、それに対して報復するのは、「自衛行為」なのでは?ところが、国際社会的には、そう思われないのです。なぜでしょうか?

今、イスラエルは、ハマスと戦争をしています。なぜ、イスラエルとハマスは、戦争になったのでしょうか?そう、2023年10月7日に、ハマスがイスラエルを奇襲し、民間人を虐殺したからです。そして、ハマスの黒幕はイランだと、皆が知っている。イスラエルは今、レバノンのヒズボラやイエメンのフーシ派とも戦っている。ヒズボラやフーシ派の後ろにイランがいることも、皆知っています。

というわけで、今回の一連の戦争を始めたのはハマスですが、国際社会的には「イランがはじめた」と思われているのです(しかし、「イスラエルの攻撃はやりすぎだ!民間人の犠牲者が多すぎる!」と批判されてはいます)。だから、イスラエルがシリアのイラン大使館を攻撃し、イランがイスラエルに報復したとしても、「イランが自衛権を発動した」とはみなされません。

問題は、なぜこの「一連の戦争が起こっているのか?」、その【 裏事情 】です。

「この人アカンわ」岸田総理の米議会“売国演説”を京大教授が激辛採点!新聞が報じぬ対米従属 日本を壊す不治の病

岸田文雄首相の米上下両院合同会議での演説を、国内マスコミが「超党派の米議員らが称賛!」「総立ち拍手15回!」などベタ褒めで報道しています。SNSでも“岸田さんの流暢な英語”が好意的に評価されているようですが、この演説を日本にとって「最低最悪」のものだったと辛口評価するのは、メルマガ『藤井聡・クライテリオン編集長日記 ~日常風景から語る政治・経済・社会・文化論~』の著者で、京都大学大学院教授の藤井聡さんです。藤井教授が思わず「全然もう、あかんわ…」と悲鳴を上げた、新聞が報じない“媚米”の実態とは?
(本記事は、YouTube番組「フロントジャパン」<チャンネル桜、R6.4.12配信>での動画解説の文字起こし原稿です/メルマガ2024年4月12・13日号より抜粋・再構成)
※本記事のタイトル・見出しはMAG2NEWS編集部によるものです/原題:解説・岸田文雄総理米国議会演説 ~それは日本の国益に叶う内容だったのか?~

「この人、全然もう、あかんわ…」藤井聡教授も愕然

岸田首相は11日午前 日本時間12日未明、アメリカ議会の上下両院合同会議で演説しました。今朝のチャンネル桜のフロントジャパンというネット番組にて、昨日の岸田首相の米国議会での演説が、如何に酷いものであったのかを解説いたしました。

ついてはここでは、そこでお話しした内容を改めて、文字起こしし、抜粋、編集しつつ下記にご紹介したいと思います。Youtubeは、コチラをご参照くださいhttps://youtu.be/4KP1QKoQqiU?t=1197

まず岸田さんの演説は、原稿を読まずに、比較的ちゃんとした英語をつかっておられるので、中身について頓着しないで、あれを見ると好感を持つ方は多いと思います。実際、SNSでも、岸田さんを賞賛する声は多いようですね。

でも、中身をじっと聞いていると、「ぎょっ」とするようなこといっぱい言ってて、「この人、全然もう、あかんわ…」と思いましたね。

一般の方はなかなかそのあたり分からない方も多いかも知れませんが、これまでの歴史や大局的状況を踏まえて彼の演説の中身を批評すると、日本に対する巨大な禍根を残す極めて大きな問題を抱えた演説だった、ってことが見えてくる、そういう代物でした。

ちょっとそのあたり、じっくり解説してみようと思います。

岸田演説は「最低最悪」、称賛するマスコミも同罪だ

まず、全体のストーリーはこういうものでした。

「アメリカは世界の警察として世界の秩序を守ってきた。でも、最近は、中国の台頭やロシアの戦争等によって、米国の苦労も随分増えてきており、米国も困ってきている。だから米国の1番の親友である我々日本が友達としてあなたのこと助けてあげる。軍事的にも経済・産業的にも、日本が助けてあげる。」

まぁ、酷い内容だったんですが、この演説を聴いた後にまず最初に僕がやったのは、改めて安倍さんの米議会での演説をもう1回読み返すっていうことでした。

なぜかっていうと、あの日米の戦争についての言及が皆無なのが凄く違和感があったんです。

で、安倍さんはどうだったかを確認したんですが、安倍さんは日米の戦争のことをたっぷりと語っている。我々は戦った過去があるけれども、ああやって戦い、そして、融和し、これからの未来を作ろうという、あの第二次大戦を一応踏まえた上、現在と未来の日米について論じている。

ちなみに僕は、原爆を落とされた経緯を踏まえれば、こうやって安倍さんのように語ること自体が問題だとは思いましたし、今でもそう思っています。が、それでも、一応は、あの戦争の過去を踏まえた上で日米関係を作ろうという話になっている。

ところが、岸田さんは原爆を落とされた話どころか、日米の戦争の話が一切ない。徹底した未来志向のため、ということらしいですが、それにしても全く日米間のホントの歴史を無視したものとなっている。

ちょうど「進撃の巨人」の物語で、人類がなぜ壁の中に住んでいるかを(王によって記憶を飛ばされた結果)誰も覚えていない、というような状況を前提とした話になっている。

でも、あの進撃の巨人の物語っていうのはそんな記憶喪失ではいかんのだと言って、エレンがどんどんどんどん戦って深掘りしていって、最終的に記憶を取り戻し、未来を切り開く、っていう話になっている。岸田さんの今回の演説は、そういうエレンがやった物語とは完全逆の、過去を完全に忘れるということを前提にしてるんですよね。

これでは「まっとうな未来」なんて絶対につくることはできない。

もうその大前提が、(僕にとっては大きな不満を感じていた)安倍演説なんかよりももっともっとレベルの低い、最低最悪のものとなっている。

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小池百合子が絶たれた「日本初の女性首相」への道。東京15区補選に“女帝”が出馬を断念した深刻なウラ事情

前任者の辞職に伴い28日投開票が行われる衆院東京15区補選。小池百合子東京都知事の出馬が噂され注目されていましたが、小池氏サイドは同氏が顧問を務める「都民ファーストの会」が母体である「ファーストの会」副代表の乙武洋匡氏を擁立、結局小池氏は不出馬となりました。その「裏側」を考察しているのは、政治学者で立命館大学政策科学部教授の上久保誠人さん。上久保さんは今回、「史上初の女性首相」をキーワードに、小池氏が出馬を見送った経緯をめぐる「2つの可能性」について解説しています。

※本記事のタイトル・見出しはMAG2NEWS編集部によるものです

プロフィール:上久保誠人(かみくぼ・まさと)
立命館大学政策科学部教授。1968年愛媛県生まれ。早稲田大学第一文学部卒業後、伊藤忠商事勤務を経て、英国ウォーリック大学大学院政治・国際学研究科博士課程修了。Ph.D(政治学・国際学、ウォーリック大学)。主な業績は、『逆説の地政学』(晃洋書房)。

衆院東京15区補選の“奇妙な盛り上がり”。自民は裏金、小池は断念、乙武氏出馬、野党乱立…

小池百合子東京都知事自身が特別顧問を務める地域政党「都民ファーストの会」により設立された国政向け政治団体「ファーストの会」の副代表で、作家の乙武洋匡氏が衆議院東京15区補選への立候補を表明した。

乙武氏は、幅広く支持を得るため無所属として出馬するが、元々小池氏が、ファーストの会の公認候補として擁立するために、乙武氏を副代表に迎えた経緯がある。そのため、小池氏の補選出馬の可能性が消滅し、国政復帰を断念したとみられている。

東京15区補選は、小池氏の出馬が噂されたからこそ、全国注目の選挙区となっていた。この選挙区で現職が2度スキャンダルで辞任し、候補者を立てられない自民党と、その連立パートナーの公明党を除き、野党各党が政治的アピールを狙い、競って候補者を擁立した。現在のところ8名が立候補を表明する乱立状態となっている。しかし、当の小池氏が出馬しないことになった。

小池氏の悲願は、「日本初の女性首相」になることだ。元々、その悲願を達成するための布石として、16年の東京都知事選に出馬し、東京都知事となった経緯がある。

当時、安倍晋三政権が長期政権化する中、小池氏は安倍首相と対立的になった。閣僚・党幹部の役職に就けず、干されていた。「日本初の女性首相」への道は遠ざかるばかりだった。小池氏は悲願への活路を開くために、2016年、舛添要一都知事(当時)の辞職に伴う東京都知事選に出馬し、当選したのだ。

17年の総選挙で、小池氏は地方主権を掲げる政党「希望の党」を率いて自民党と戦った。敗れはしたが、前原誠司代表率いる「民進党」と希望の党の合流が発表された時は、安倍長期政権下で、最も政権交代を期待させた瞬間だった。21年には、コロナ禍で1年遅れながら東京五輪を開催した。都知事としての実績を積み重ねたのも、「日本初の女性首相」という悲願のためだっただろう。

そして、自民党の「派閥の政治資金パーティー裏金事件」で、岸田文雄政権の支持率が急落し、政権を失う危機にある今、小池氏が「日本初の女性首相」の悲願達成へ最後の挑戦に出ると噂されていた。そのためには、都知事を辞職して国政に復帰し、自民党総裁選に勝利するために動く、その一歩目が東京15区補選に勝利することだとみられていた。

小池氏が、東京15区補選に出馬すれば楽勝だろう。だが、単に国政復帰するだけでは、何の意味もない。出馬断念は、「日本初の女性首相」への道を絶たれたからに他ならない。

小池百合子が投げ入れた「学歴詐称」の“巨大釣り針”。クサくても「卒業は卒業」規定路線か?覆い隠されるユリコ本当の大問題

「ユリコ、改めてカイロ大学卒業おめでとう」。すべてはそんな“祝福”から始まるのかもしれない。月刊総合誌『文藝春秋』10日発売の5月号に掲載された記事「『私は学歴詐称工作に加担してしまった』小池百合子都知事 元側近の爆弾告発」で再燃した、小池百合子都知事71の学歴詐称疑惑。告発したのは、かつて都民ファーストの会事務総長を務めていた“元側近”の小島敏郎氏75)で、仮にそれが事実であれば公職選挙法違反にも問われかねない。

しかし、である。小池都知事の学歴問題は季節の風物詩か、はたまたスポーツ大会かのように、もはや定例イベントと化している感も否めない。

「実際、怪しい論点は多いですよね」

と話すのはネットメディア編集デスクの40代男性。

「例えば小池都知事は自著の『振り袖、ピラミッドを登る』で“カイロ大学を留年した”と書いているのに、なぜか4年で卒業したことになっていることを多くのネットユーザーが疑問視しています」

確かにX(旧Twitter)にはその点にツッコミを入れるポストが目立つ。

<留年したはずなのに4年で卒業できる小池ミラクル>

<留年したのに4年で主席卒業。なぜ大手メディアはそこを詳しくきかないんだ?>

<留年して4年で卒業って、元首相みたいな裏口卒業か>

さらに前出のネットメディア編集デスクは、告発者の小島氏が記者会見で語った「小池氏はカイロ大の卒業証書を何度も見せてはいるが誰にも触らせない、それは鑑定されると困るから」というコメント等を引き、「数々の怪しい“証拠”から、誰しもが小池都知事は“絶対に卒業していないだろう”ということに気づいているはずです」とする。

「あえて例えるとするならば、自宅には夫しかいなかった、その夫は妻が何度注意しても“の方をする際にトイレで便座に座らないクズ人間だったとします。あるとき妻が帰宅すると、トイレがビチャビチャになっていたため夫を問い詰めると“トイレを汚したのは自分ではない”“確かにカイロ大学は卒業した”と主張している…。それくらい怪しいとみんな思っているという話です」(同前)

少しでも理性を持ち合わせている人間ならば、その発言が「クサイ」と感じるのは当たり前、ということだ。

ユリコの手のひらの上で踊らされている可能性はないのか

都知事選3選を目指す小池氏に、またもぶり返された学歴詐称疑惑。しかし、それこそが罠であることはありえないのか。この騒動自体こそ小池氏が東京都に投げ入れた「釣り針」であり、小池氏の手のひらの上で踊らされているだけだとしたらどうだろう?

前出のネットメディア編集デスクがこう語る。

「小池都知事は、過去に何度も学歴詐称疑惑を切り抜けて選挙に勝ってきました。16年の都議選の際にワイドショー番組で大々的に報じられましたが結果は大勝、20年の選挙前にも『週刊文春』の電子版が疑惑を伝えましたが前回を上回る得票で再選しました。ゲームで言ったら今年の知事選は3周目ですから慣れたものではないでしょうか」

さらに続ける。

「まったくの私見で言えば、小池都知事の卒業は“追認”された、言ってみれば名誉卒業のようなものという印象があります。しかし経緯はどうあれ、カイロ大学の側が卒業を認めている以上、それを否定するのは極めて難しいでしょう。むしろ今回の『文藝春秋』の記事で小池都知事にダメージを通すことができずに3選を許してしまったとなれば、それをもって“禊が済んだ”ということになってしまうため、かなりの悪手です」(同前)

小池氏がこれまでメディアに対して公開してきた卒業証書とされているものや、エジプト大使館がフェイスブック上に掲載したカイロ大学学長の「コイケユリコ氏が、1976年10月にカイロ大学文学部社会学科を卒業した」とする声明文に疑義を呈する声もあり、さらにこちらの記事に記されているように、小池氏が都政とは何の関係もないカイロ大学への無償援助拡大に汗をかいたという疑惑も指摘されている。しかし小池氏にとって学歴詐称問題は“勝手知ったる戦場”であり、今回の疑惑の再浮上もすべて“ユリコの想定内”である可能性があるというのだ。

ユリコを“わからせる”方法

学歴詐称疑惑くらいの“周知の小ネタ”では、小池氏に“わからせ”などできないことは理解できた。では彼女を討ち取るには、どの方面から攻めるのが効果的なのだろうか。在京キー局のニュース番組制作に関わっていたという50代のテレビ関係者に聞いた。

「先日亡くなられた坂本龍一さんも声を上げていた、神宮外苑再開発問題はかなりの有効打になると思います」

神宮外苑再開発とは、朝日新聞のこちらの記事によれば、総事業費3,490億円をかけ、神宮球場と秩父宮ラクビー場の場所を変えて立て替え、隣接地に超高層ビルを新築するというもので、3メートル以上の高木743本を伐採するという計画。テレビ関係者も言う通り、故・坂本龍一氏はこの件を危惧し、見直しを求める手紙を小池知事らに送っていたことも報じられていた。

きっこのメルマガ』を配信する人気ブロガーのきっこ氏も、以下の記事で厳しく批判している。

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「都内の貴重な緑のオアシスを、いろいろな裏があるとも囁かれている再開発のために小池さんが破壊しようとしているわけですから、都民がNOを突きつければ小池都政の足元を揺さぶることは可能だと思うんです。学歴詐称よりもこちらの方が知事を追い込むのは楽、と言いましょうか」(同前)

さらに21年の都議選の最中に無免許運転で人身事故を起こした上に逃走を図ったとされる、「都民ファーストの会」に所属していた木下富美子元都議の名を上げるのは、40代のマスコミ関係者だ。

「木下さんから選挙期間中の事故について聞いてなかったとはいえ、小池さんは都議選最終日に木下さんの応援に入っていました。問題が発覚した後にすぐにでも小池さんが何らかのコメントを発表していればまだ救いはあったと思うんですが、しばらくダンマリを決め込んでいたのはどうかと」

そこを突っ込めば学歴詐称疑惑よりも効くのではないかという指摘だ。評論家の佐高信氏(79)も、以下の記事で小池知事の責任を追求している。

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ユリコに殺されかねない1,400万人の都民

さまざまな社会問題を取材する50代の男性ライターは、「大川原化工機事件」上げる。この事件は、兵器転用の可能になる機器を無許可で輸出したとして20年3月に大川原化工の代表取締役3名が逮捕・起訴されるも、翌年7月に東京地方検察庁が控訴を取り下げた冤罪事件だ。その全貌は日本弁護士連合会のこちらの記事に詳しい。

「3名は一貫して無罪を主張し保釈を求めていましたが認められず、代表取締役は20年9月に拘置所内で体調を崩し進行性胃がんと診断されます。それでも保釈は認められずようやく11月に入院できたのですが、翌年2月に胃がんで亡くなってしまったんです」(男性ライター)

残る2名も21年2月に釈放されるが、心身に追ったダメージの大きさは想像に難くない。

「その損害賠償を求めた裁判で東京地裁は昨年12月、国と東京都に1億6,200万円の損害賠償の支払いを命じたのですが、判決を不服として小池知事は議会に諮ることなく専決処分で控訴しました。これが許されるのならば、東京都民がいつ同じ目に遭わされてもおかしくありません。こここそが小池知事が選挙前にいちばん突かれたくない問題ではないでしょうか」

都民はユリコにダメージを通せるのだろうか。

大谷を騙した水原一平容疑者の「12年計画」に記者が震えた訳。手際が良すぎる“大麻所持”歴抹消…すべては詐欺の為に?

違法賭博で借金を膨らませ、ドジャース大谷翔平選手(29)の銀行口座から約24億円を不正送金した疑いで、米連邦検察に訴追された元通訳・水原一平容疑者(39)。ひさびさに公の場に姿を現した水原容疑者の表情はどこか「晴れやか」でしたが、彼の過去の経歴を振り返ると「鳥肌が立ってしかたがない」とするのは、芸能記者歴30年のベテランジャーナリスト・芋澤貞雄さんです。今から約12年前、大谷選手がドラフト1位指名を受けた日本ハムに球団通訳として入団した水原容疑者が温めていた可能性がある「恐るべき計画」とは――

元通訳・水原一平容疑者、表情は「晴れやか」

現地時間4月12日、大谷翔平の元通訳・水原一平容疑者が違法賭博騒動発覚後、初めて公の場に姿を現しました。

上下黒のスーツに白いワイシャツ、ノーネクタイ姿で、見た限りでは憔悴しきってゲッソリやつれた感もなく、悪びれた様子もない水原容疑者に、裁判を傍聴したというある関係者は「借金苦の蟻地獄から解放された安堵感さえ感じられました。自分ではどうにもならない依存症を誰かに止めて欲しかった…これで止められる…みたいな晴れやかな表情さえ伺い知れました」と話します。

閉廷後、水原容疑者の担当弁護士からはこんな声明も発表されました。

大谷さん本人とその御家族、ドジャース、MLBに謝罪したいと願っています

ついこの間まで自分の言葉を正確に世界に伝えてくれていた信頼する仲間が、平気な顔で金を誤魔化し、今や足枷姿とは…私なら顔も見たくないし、水原の“み”の字も口にしたくないと思ってしまいます。

正直、大谷に脇の甘さがあったのも事実でしょう。

何年も一緒に歩いてきた友人であり仲間に裏切られた心中は想像することもできません。

フッとした時に思い出してしまう事もあるでしょうけれど、それも全て人生の糧として野球道に邁進して欲しい…そう願うばかりです。

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水原容疑者に「マリファナ」の消したい過去

この一連の流れを追っていた私の目に留まったのは『NEWSポストセブン』が報じた“「運転中マリファナ所持」の過去”という報道でした。

これは誰でも簡単に利用できるという、アメリカの司法記録を集積したサイトから浮上したことで、今から16年前の2008年のカリフォルニア州の交通違反の記録だとか。

若かりし水原容疑者を知る人物が「定職にもつかず、プータローのような生活をしていた」という23歳の頃に“運転中の大麻所持を認め更生プログラムを受け起訴を取り下げた”という過去があったというのです。

実は私も、米国に滞在中だった40数年程前に、交通違反で簡易裁判所から出頭命令を受けたという苦い過去があります。

今も同じかわかりませんが、あの赤いラインが特徴的な封書は今だ忘れられません。

私の場合は薬物に関するものではもちろんなく、検問中に偶然車内にあった“短刀”が見つかったことでした。

当時の私は日本のテレビ局関連の制作会社や映画制作会社のコーディネーターをしていたのですが、この“短刀”は日本のテレビ・クルーのために、私がハリウッドの古物商から借りたものでした。

撮影が終わり、古物商に返しに行く帰路、運悪く高速道路での検問に出くわしてしまったのです。

車の後部座席に無防備に置かれた“短刀”を見つけた時の警官の驚き様といったら…当り前と言えば当り前かもしれませんが、すぐに私に拳銃を向け「両手を(警官から)見える位置のまま車から降りろ! 車に手をつき、後を向け!」と叫ばれました。

“短刀”を“危険な物ではない借り物”と認識していた私には何が何だか全くわからず、頭のどこかでは『ダーティハリー』のワンシーンに出演しているような感覚さえありました。

こんな貴重な体験をした私ですが、その後出頭した簡易裁判所の風景も今だに忘れずにいます。

薄暗く狭い一室に、メキシコ人やイラン人に混じって裁きを待つ時間は途方もなく長く感じられたものでした。

無事に無罪となったのですが、私の“つたない”英語力でどれだけ自分の無実をアピールできるのか、本当に気が気ではなかったことを憶えています。

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大谷翔平の“巨万の富”を見越して記録を抹消か?

おそらく水原容疑者は「米国で長く生活していれば、マリファナなんて当たり前。トリップして一番楽しいのは運転中なのだから」と言いたかったのかもしれません。

ただ問題なのは、私のようにたまたま検問中ということではなく、“何らかの異変を感じた警官が車の停止を求め、車内を捜索しないとマリファナ所持は確認できない”という事です。

“何らかの異変”がドラッグ使用嫌疑とは限りませんが、訓練を受けた警官が“何かおかしい…”と感じるものがあったからこそ車の停止を命じるわけですから。

そして水原容疑者はこの過去にExpungement(抹消)の手続きを申し立て、2014年に記録は破棄されていたことも『NEWS~』は伝えています。

2012年、大谷がドラフト1位指名を受けた年に日本ハムへ球団通訳として入団した水原容疑者。

ドラフト前からMLBも注目する選手だった大谷は、言葉の不安でも水原容疑者に漏らしていたのでしょうか、記録が抹消された2014年に大谷は日米野球のメンバーに選出されています。

抹消の手続きを申し出たのは、将来の大谷の活躍を見越していたのでしょうか。

こいつは天井知らずの契約金を交わす選手になる。今から唾を付けておけば…”と、でも?

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妄想しているうちに鳥肌が立ってきてしまいました…。

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プロフィール:芋澤貞雄

1956年、北海道生まれ。米国でテレビ・映画のコーディネーター業を経て、女性週刊誌などで30年以上、芸能を中心に取材。代表的スクープは「直撃! 松田聖子、ニューヨークの恋人」「眞子妃、エジンバラで初めてのクリスマス」。現在も幅広く取材を続ける。https://twitter.com/ImozawaSadao

記事提供:芸能ジャーナリスト・芋澤貞雄の「本日モ反省ノ色ナシ」

image by: Moto “Club4AG” Miwa from USA, CC BY 2.0, via Wikimedia Commons

子育て中の母親の疑問。音楽を聴きながら読書や勉強しても集中できる?

なるべく集中できる環境でしたい読書や勉強。ただし、どんな環境が集中しやすいかは人それぞれで、静かすぎるのを嫌い音楽必須という人は多くいます。とはいえ、ボーカル入りの激しいジャパニーズポップを聴きながら読書をして頭に入ってくるものなのでしょうか。わが子の様子を疑問に思う母親からの質問に答えるのは、『永江一石の「何でも質問&何でも回答」メルマガ』著者で人気コンサルの永江さん。心配しすぎることはないと、ずばり回答する理由とは…。

読書中にボーカル付きの音楽を聴いて集中できる?

Question

shitumon

いつも有益なメルマガをありがとうございます!質問です。永江さんは音楽を聞きながら読書をすることに対してどう思われますでしょうか?小学生の子どもがいますが、父親の影響で勉強や読書中にイヤホンで好きな歌手の音楽をよく聞いています。

わたし自身、幼い頃から勉強や読書中に音楽を聞いたことがなく、特にボーカル入りの激しい音楽などを聞くと全く集中できないのでやめた方がいいよと話すのですが、本人はそれでも読めていると言います。

試しに音楽を聞きながら読書をして、読み終わった後感想を聞いてみたら確かにまあまあ読めているようで…。父親も仕事中にボーカル入りの音楽を聞いており、別に大丈夫じゃない?と言いますがどうしても気になっています。

せめてクラシックやカフェミュージックなら理解できるのですが、勉強や読書中にイヤホンで激しいジャパニーズポップなどを聞くと集中できず中身が頭に入ってこないのではないでしょうか?永江さんのお考えを参考にしたく、お伺いしました。

永江さんからの回答

これは簡単な回答になりますが、脳の構造は人それぞれなのでボーカル付きの音楽を聴きながらでも集中出来る人はいると思います。

わたしは仕事中に音楽をかけることはないですが、思い返せば受験生時代はラジオを聴きながら勉強していた記憶があります。よく漫画家でも事務所でテレビを付けっぱなしにして原稿を描くという人もいますし、ノリの良い音楽を聴きながら作業をするとテンションが上って効率が上がるという人もいますよね。

人によって脳の構造は異なるので、質問者さんが出来ないこともお子さんは可能ということもあるでしょう。本当に勉強の内容が頭に入ってこなければ自然と止めるでしょうし、あまり心配し過ぎなくても良いのではないかと思います。

この記事の著者・永江一石さんのメルマガ

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自民に直談判、メタ社を提訴も。前澤友作氏ら著名人が打って出た「なりすまし投資詐欺」撲滅行動の重要性

弊サイトでも既報のとおり、社会問題化している著名人になりすましたアカウントがSNSで投資話を持ちかける詐欺広告。10日には業を煮やした「なりすまされた」著名人らが自民党本部を訪れ早急な対策に乗り出すよう「直談判」し、フェイスブック等を運営するメタ社を提訴する考えも示唆しました。そんな彼らの行動を取り上げているのは、かつて旧統一教会の信者だったジャーナリストの多田文明さん。多田さんはメルマガ『詐欺・悪質商法ジャーナリスト・多田文明が見てきた、口外禁止の「騙し、騙されの世界」』で今回、前澤氏らの動きを高く評価するとともに、記事などを通じ「援護射撃」することを宣言しています。

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何もしないことが、被害の拡大を引き起こす。統一教会問題と、有名人をかたる投資詐欺

旧統一教会の問題は司法の場に移り、文科省による旧統一教会への解散命令請求の裁判だけでなく、4月8日に東京地方裁判所による、教団の田中富広会長への10万円の過料の決定(教団側は即時抗告)が出される動きもありました。

詐欺の世界では、有名人をかたるSNS上の広告から誘導されて投資詐欺の被害に遭うケースが増えるなかで、前澤友作氏らはプラットフォームへの広告規制の在り方を政府に提言するなどして、被害を防ぐ歩みもしています。

1.なぜ今『統一教会の元信者が明かすその手口と実態』を出したのか

急きょ『統一教会の元信者が明かすその手口と実態』(アドレナライズ)を出版しました。これには理由があります。

統一教会による解散命令請求の裁判が進んでいますが、非訟事件(非公開)ですので、裁判がどのような観点で進んでいるのか、多くの人からはみえない状況です。一方で、旧統一教会側の田中富広会長は、2月22日の裁判の審問に出席した後に、すぐに会見を開いて、自らの主張を展開しています。教団側は情報の出し入れを通じて、世論を誘導する術には長けています。

それは盛山大臣が推薦状を受け取っていたという信者らからの情報リークや、「未証し勧誘」により、多くの人たちの個人情報を握られて壺などを買わされたり、信者にさせてきたことからもわかります。

文科省としては法律にのっとっての行動ですので、なかなか裁判の情報も出せないと思います。しかし教団側に有利な情報ばかりだされて多くの方が惑わされることがないようにとの思いから、解散命令の裁判のポイントになるだろう、最近に至るまでの記事内容をまとめたものを出しました。

この記事の著者・多田文明さんのメルマガ

なぜ、妻のために花を買おうとしたおじいさんは無人販売の花屋でお金を払えなかったのか?

様々なものの「電子化」が進むなか、無人店舗での決済が増えてきているお隣の国、韓国。しかし、老人層が追いつくのは難しいようです。無料メルマガ『キムチパワー』の著者で韓国在住歴30年を超え教育関係の仕事に従事している日本人著者が、ネットに投稿されたとあるおじいさんのお話を紹介しています。

妻の誕生日に花を買おうとしたおじいさん

ネット記事から。

早朝、花屋でお金を払わずに花束を持っていった老人の胸が熱くなる事情が公開された。最近、オンラインコミュニティでは18日、慶尚南道晋州(チンジュ)市のある花屋が伝えた事情が拡散した。該当の花屋は社会関係網サービス(SNS)アカウントに「明け方の無人売り場に帽子をかぶったおじいさんが決済もなしにそのまま花束を持って行った」とし、売り場録画映像をアップした。

映像を見ると、4日午前6時頃、オレンジ色のコートを着たあるおじいさんが店に入った。おじいさんはしばらく花屋のあちこちを見て回り花を選んだ。彼は10分ほどうろうろしていたがすぐにガラスのショーケースの中のバラとかすみ草を手に取って、そのまま店の外に出た。

この売り場は午前9時から午後7時までは職員がいるが、残りの時間は無人で運営されていると伝えられた。他の時間に花を買うためにはキオスク端末で決済しなければならない。すなわち、おじいさんが訪問した時間には職員がいなかったわけで、キオスク端末の決済法が分からなくて計算せずに売り場を離れたのだ。

おじいさんは花を盗もうとしたわけではなかった。彼は3時間が過ぎた午前9時頃、花屋を再び訪ねて職員に花代3万ウォン(3400円)を支払った。それと共に「妻の誕生日なので花をあげたかったが、キオスク端末の使い方が分からなくてそのまま持って行ってしまった」として「不本意ながらお金も払わずに持って行ってしまって申し訳ない」と謝ったという。

花屋側は「直接ドアを開ける時間を待ってお金を渡しに来られた」として「感動的なのに残念でもあった」と伝えた。また「キオスク端末が難しいかと思って口座振替も可能だと書いておいたが、年配の方々はこれも大変そうだ」として「職員がいない時間帯にたびたび『計算ができない』という年配の方々の電話が来るが、そのような時は植木鉢の下やドアの隙間に現金を挟んで行ってくれと申し上げている」と伝えた。

それと共に「おじいさん、また気軽に訪ねてきてください。 もっときれいな花束をたくさん作っておきます」と感謝の意を表した。

柳井正氏は、山口県の古びた紳士服店からどうやってユニクロを作ったのか?

ユニクロ、GUを経営するファーストリテイリングの柳井正氏といえば、その名を知らぬ人はいないほどのカリスマ経営者ですよね。その柳井さんは、どうやって企業を成長させたのか、それをノンフィクションとして綴った一冊があります。無料メルマガ『毎日3分読書革命!土井英司のビジネスブックマラソン』の著者である土井英司さんが、そんな興味深い一冊を紹介しています。

【起業家必読のノンフィクション】⇒『ユニクロ』

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ユニクロ

杉本貴司・著 日本経済新聞出版

こんにちは、土井英司です。

本日ご紹介する一冊は、山口県のさびれた商店街の紳士服店から始まり、世界3位、年商3兆円が現実的になり始めたファーストリテイリングの成長物語。

前半には、創業者・柳井正氏を育てた父と、本を通じて影響を与えた偉大な経営者たちの思想、無気力な若者を奮起させた出来事が書かれており、これから起業を志す若者に刺さる内容となっています。

影響を与えた松下幸之助、レイ・クロック、ピーター・ドラッカー、ハロルド・ジェニーンの経営哲学は、特に勉強になるのではないでしょうか。

ストイックで実力主義、商売に関しては柔軟な姿勢を持っていた柳井氏のスタンスは、時として社内外で軋轢を生み、それゆえに問題も起こったようで、本書には、その辺のエピソードも書かれています。

広島銀行の支店長だった柳田氏との対立、後継社長だった玉塚氏の更迭などに関しては、丹念な取材がなされており、裏舞台を詳しく知ることができました。

また、苦い経験となった2号店の失敗や海外進出の失敗、野菜ビジネスの失敗など、ニュースで騒がれた失敗の実情も知ることができ、経営者にとっては、生きたレッスンとなること間違いなしです。

ビジネスとは関係ありませんが、夫人とのドラマチックな出会いや、おとなしかった柳井少年の昔のレアなエピソードも収録されています。

成功する人は、やっぱり生き方も面白いですね。

起業ノンフィクションとしての生々しさに加え、事実の間を埋める著者の力量が光る、良い作品です。

世界一を目指す無謀な挑戦に力を貸した、多くの立役者との心の通い合いが書かれており、これぞ起業ノンフィクションの醍醐味と思いました。

生きている限りは、本棚に入れて大事にしまっておこうと思います。

そう言われたら買っちゃおうかな!を引き出す店員「最後の一言」とは?

接客されているとき、買う決め手になるようなクロージングフレーズ。無料メルマガ『販売力向上講座メールマガジン』の著者で接客販売コンサルタント&トレーナーの坂本りゅういちさんが、今までに接客されて気になったフレーズをいくつか挙げています。

気になるクロージングフレーズ

接客販売におけるクロージングでは、お客様のニーズにあった言葉をいかに投げかけられるかが大切です。

誰にでも使える殺し文句のようなものは存在しませんから、とにかく良い接客をするしかありません。

とはいえ、周囲の人がどんなクロージングフレーズを使っているかは気になる人も多いのではないでしょうか。

今回は、僕が気になったクロージングのフレーズをいくつかご紹介しますので、参考程度にご覧になってみてください。

言うまでもなくこれを言えば良いという話ではなく、そこまでの接客の流れがあってこそ効果を発揮するフレーズですのでそこは思い違いのないようにお願いします。

・1回寝て起きても欲しければ~

→買うかどうかで本当に悩むお客様に「1回寝て起きてもまだ欲しければ、それは本当に欲しいということですよ」というフレーズ。確かにそう言われると欲しいものだと再認識しますし、ゆっくり考える余裕をくれている感もありますね。

・使わなくなっても売って元取れますよ

→近年増えてきたクロージングですね。リセールバリュー(再販価値)がある商品であることが大前提ですが、比較的若年層の方が反応する率が高いフレーズな気がします。僕は売るのも面倒タイプなので、あまり買う気は起きません。

・今買うことでより長く楽しめます

→買わずに持っていない時間よりも買って長く楽しめる時間にしましょうというイメージのフレーズ。これに続いて「どうせ買うなら早い方が」といった言葉も出てきます。確かになぁ、とつい納得することが僕は多いです(笑)。

・時間を買いましょう

→迷っている時間をお金で買いましょうという意味合いのフレーズです。その(商品の)ことを長く考えている時間もったいなくないですか?的に使われることもありますね。まぁわかる。