「文章の構造化が苦手」ワープロ専用機時代から続く日本人の大問題

1990年代初めはパソコンよりワープロ専用機の台数が多い会社の方が普通でした。その頃のメーカー各社が、ワープロ専用機の未来を語ったコメントがSNS上を賑わしたことに端を発し、さまざまな考察がなされています。メルマガ『Weekly R-style Magazine ~読む・書く・考えるの探求~』著者で、Evernote活用術等の著書を多く持つ文筆家の倉下忠憲さんは、ガジェットは変わっても「神Excel」と呼ばれる手法や書式が受け継がれている会社があるように、使う側の問題は変わらずにあると指摘。効率的にデジタルツールを利用するには、文章の構造化について理解する必要があると論じています。

ワープロ専用機の未来と構造化文章

以下の記事を読みました。

「ワープロはいずれなくなるか?」への回答を今のわれわれは笑えるか あれから30年、コンピュータと文書の関係を考える – ITmedia NEWS

論点がさまざまに伸びているので若干とっかかりが難しいのですが、いくつか考えたことを書いてみます。

まず、記事中に出てくる「ワープロ専用機」は、もしかしたら若い方はご存知ないかもしれません。現代で言うところの、ハイエンドなノートパソコンくらいのサイズの、モノクロなディスプレイの、文章を作成するくらいしか機能がない、めちゃくちゃ重いガジェットが昔あったのです。

そのガジェットは、フロッピーデスクに文章を保存することもできましたし、なんと印刷機能がついていたので、そのままプリントアウトもできました。ようするに、デジタル式の日本語入力可能なタイプライターだと考えれば、そう間違ってはいないでしょう。

当時はパーソナルコンピューターがまだまだ高価であり、それに比べればワープロ専用機は「がんばれば買える」くらいの値段でした。その時代は、いわゆるホワイトワーカーが増えており、文章を書くことが仕事に組み込まれている人も増えていたので需要も高かったのでしょう。

私のように、趣味で文章を書きたい(小説ですね)人間にも、ワープロ専用機は憧れの存在でした。辞書もついているし、たくさん文字を書いても手首がいたくならないし、大量の原稿用紙を準備する必要もない。しかも、完成品をプリントアウトしてにんまりすることもできます。実に素晴らしい。

上の記事で取り上げられている各メーカーさんたちは、そうしたワープロ専用機がもっと普及している未来を「予想」していたようですが(ポジショントークというよりも、開発しているメーカーならば当然の考えでしょう)、結果的に、そのようなガジェットを見かけることはなくなりました。私も、高校生以来そうした端末を一切触っていません。悲しい現実です。

普及している端末

とは言えです。話はそんなところでは終わりません。まず、「文章をデジタル入力・保存する装置」として捉えれば、デスクトップパソコンとノートパソコンが(おそらく各メーカーの予想を遙かに超えて)普及している現実があります。ノートパソコンなら、ワープロ専用機よりも軽く、より多くの機能を担うことができます。技術の進歩です。

また、「文章しか入力できない装置」として捉えれば、我らが「ポメラ」という端末があります。ワープロ専用機のように印刷機能はありませんが、通信によって他の端末にデータを移すことが可能なので、現代的な状況では同じような役割をはたしていると言えるでしょう。

とは言え、ポメラが保存する文章はプレーンテキスト(.txt)です。いわゆるワープロが想定するリッチテキストではありません。この点の違いは、大きい場合もありますし、そうでない場合もあります。ややこしいのは、そうであっても、ポメラは見出しが使えるのです。つまり、構造化された文章を扱えます。上の記事の論点をかき乱すような存在です。

さらに言えば、iPhoneやiPadなどの「パソコンでないけれども、パソコンっぽいことができる」ガジェットも話をややこしくします。これらはプレーンテキストもリッチテキストも扱え、なんなら横書きだけでなく縦書きも可能なのです。つまり現代は、過去の状況と比較すると、ひどく混沌としていることがわかります。

56%の部下が上司に叱られるとやる気を失う。なら辞めてもらえば良い

人材を育成するにあたり効果的とされる「褒めて伸ばす」という指導法ですが、その運用を誤ると皆が不幸になる危険性があるようです。今回の無料メルマガ『繁盛戦略企画塾・『心のマーケティング』講座』では繁盛戦略コンサルタントの佐藤きよあきさんが、褒める要素がない部下を褒め図に乗らす浅はかな上司と、叱られるとやる気を無くすという部下を厳しく批判。その上で、叱る時は叱り、褒める時は褒めるという「当たり前の指導法」の重要性を説いています。

やる気のない人には、やめてもらえば良い

ある調査によると、「上司に叱られると、やる気を失う」という部下が56%もいると言います。

「バカか、お前は!」
「叱られるのは、ミスをするからだろ!」
「やる気がないなら、やめてしまえ!」

と、根性論で生きてきた私は思うのですが、古くさいのでしょうか。

仕事を憶える過程で叱られるのは当たり前のことで、そんなことでいちいちやる気をなくしていたら、プロとして成長することはもちろん、人間としても成長することはできません。

叱られるというのは、成長のための“バネ”にすべきものです。

一度叱られたら、同じ間違いをしないと心に決めなければならないのです。

いろんな失敗を経験することで、失敗しないやり方を憶えていくものです。失敗しなくなれば、後は成功の確率を高めるだけです。

そこから少しずつ、小さな成功を積み重ねていくうちに、大きな成功を勝ち取ることができるようになるのです。

そうなれば、叱られることもなくなり、ホメられることが増えてきます。

長い過程を経て成功するからこそ、その喜びも大きなものになるのです。

なのに、仕事もロクにできないうちから、「ホメて欲しい」と思うのは、図々しく、傲慢だとさえ言えます。

「ホメて伸ばす」と言われますが、言葉の本質を取り違えているのではないでしょうか。

頑張ったこと、小さな成果に対してホメることで、さらなる“やる気”を出させようとするのが、本来の言葉の意味です。

ホメる要素がないのにホメると、図に乗るだけです。

数多くの叱責の中でホメられてこそ、やりがいとなるのです。

いまの若い上司も、ものごとの本質を見ずに、上っ面の知識だけで行動しようとするから、「ホメて伸ばす」をストレートに実践してしまい、後悔することになるのです。

人の本質など、昔も今も変わりません。

叱る時は叱り、ホメる時はホメなければならないのです。

叱られてやる気を失うのなら、やめてもらえば良いのです。

職を探している人の中には、叱られても歯を食いしばり、やる気に満ちた人はたくさんいるはずです。

ホメられたいだけの人には、早く見切りをつけ、やる気のある人をどんどん中途採用すれば良いのです。

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田舎に移住した阪口さん一家が6年かけて家をDIYで建てたノウハウ

コロナ禍で仕事もリモートになったし、汚れた都会の空気から解放されて、のんびり田舎暮らしがしたい…と地方への移住を希望するサラリーマン一家が急増しているようです。しかし、初めての移住は土地の購入から家選びなど、何から何まで分からないことだらけ。何を用意すればいいのか、お金はいくらかかるのか、こうした不安から二の足を踏んでしまっている方も多いのではないでしょうか。月刊誌「田舎暮らしの本」で記者歴20年以上のライター&カメラマンの阪口克さんが3月に創刊したメルマガ『セルフビルドで始める楽しい田舎暮らし入門【阪口一家の奮闘記】』では、「田舎移住を成功させ、DIYで自分の暮らしを作ってみたい」と考えている方にピッタリのハウツー情報が満載。今回ご紹介する創刊号では、家の土地選びから使える工具まで、田舎暮らしノウハウをイチからご紹介しています。

(本記事は3月創刊のメルマガ『セルフビルドで始める楽しい田舎暮らし入門【阪口一家の奮闘記】』創刊号の一部です。メルマガをいま登録しますと、3月中のお試し購読スタートで、3月分の全コンテンツを無料(0円)でお読みいただけます)

 

自宅セルフビルドで田舎暮らしをスタート

こんにちは。埼玉県秩父地方の山里で、田舎暮らしを満喫しているカメラマンの阪口克(さかぐち・かつみ)です。

東京都内のアパートから、この地に移住して11年が過ぎました。

私たち家族が移住する時に感じた多くの疑問や、図書館やネット検索で探し求めた解決方法を、次に田舎への移住を目指す方々へ、アドバイスとして発信できればと思っていた矢先、このタイミングでメールマガジンを発行する機会がやってきました。

このメルマガでは、家族と友人でセルフビルドした木造平屋の住宅建築の話を中心に、月刊誌「田舎暮らしの本」の記者経験をもとに生み出した「田舎移住を成功させるメソッド」をお送りできればと思います。

このメルマガが参考となり、移住成功者が増えると同時に地方社会が活性化されれば、こんなに嬉しいことはありません。どうぞよろしくお願いいたします!

<主な登場人物>

さかぐちかつみ 48歳(移住スタート時37歳)
職業:カメラマン兼雑誌記者
思いつきだけで走り始めてしまう男。体力は自信あり。高いところが苦手

さかぐちかなこ 47歳(移住スタート時36歳)
職業:介護福祉士
現実主義で沈着冷静。暴走気味の旦那の手綱を握る

さかぐちはるね 11歳(移住スタート時0歳)
職業:小学生
楽しいことと美味しいものに目がない。父に似て夢中になると周りが見えない

セルフビルドのための土地探し

自宅セルフビルドで田舎暮らしをスタートさせる場合、自分専用の土地を用意する必要があります。しかし移住情報誌「田舎暮らしの本」の記者経験から、焦って土地を購入することでの失敗が非常に多いことを、まず警告させていただきたい。いや、本当に多いんですよ!

現在、都市部に住んでいて田舎への移住を考えている人は、たいてい新しい暮らしに大きな夢や希望を抱いているもの。まあそれは当然でしょう。昔の刑事ドラマにのような「夢破れて北へ逃避行……」のようなシチュエーションも考えられなくはないが、そのような方は私のメルマガを参考にはしない。

田舎移住への夢が大きくなりすぎて「居ても立っても居られない」テンションになってしまうのです。

そしてそのテンションのまま、田舎へ不動産物件の見学に行きますと、どこを見ても素晴らしく感じてしまうんですね。取材経験上、特に男性がこのパターンにはまってしまうことが非常に多いです。

田舎なんで土地は当然に広いです。値段も都市部とは比較にならないぐらい安い。山が見えたり、海が近かったり、庭があったり、畑ができたり、田舎物件では珍しくない利点が、すごく魅力的に見えるのです。

でもその「パッとみただけの魅力」それだけを理由に、あっさりと購入契約をしてしまって、あとで大後悔された例を、本当に多く取材しました。

ここは冷静になりましょう。まず大切なことは「家族との話し合い」です。田舎へ移住するということは、多くのお金と時間だけでなく、自分と家族の「今までの暮らし」と「将来の人生計画」に大きな変化をもたらすこととなるのです。

どんな計画にもプラス面とマイナス面があります。その場の勢いだけで計画を進めないようにしましょう。もっとも、このメルマガで「都市の暮らし」と「田舎暮らし」の優劣を論じるつもりはありません。私は基本的には「快適田舎暮らし」を多くの人にオススメしたい立場ですから!

さて田舎の土地探しの話に戻ります。理想を言えば、一度賃貸物件を借りて1~2年住んでみることを推奨します。どんな土地でも、1年のスパンで住んでみなければ、わからないことも多いですし、住んでいることによって得られる「お得な情報」があるのも事実です。実際に私も住んでから数年して「不動産屋さんの値段の半分以下」で土地を買わないかという申し出を受けたことがあります。住人となって地域の人との繋がりができたからこそのオファーだったのでしょう。もっとも2軒目を買う予算など到底なかったのですが…。

しかし夢に向けて逸る気持ちもわかります。やっぱり早く自分の土地が欲しいと思うことでしょう。

「雪国か南国か?」
「海か山か?」
「いっそ島もいいかも!」
「どの都道府県にしようか」

これら大きなテーマは、その人の価値観や生き方、出身地、仕事内容などで大きく変わりますので、私ではアドバイスできません。まずは大きなくくりで日本の中の一地方を決定してください。

次に、その地方で自分と家族の必要とする条件を考えます。

「歩ける距離に小中学校は必要か?」
「将来子供は、高校・大学へ自宅から通うのか?」
「日々の買い物はどんなところでしたいか?」
「どの規模の医療機関が近くに欲しいか?」
「運転免許と車は持っているか?」
「畑は欲しいのか?」

などなど、どうしても外せない条件が、家族各人から出てくると思います。

たとえ子育て世帯でも、必ず小学校に通わせる必要はないと考える家もあるでしょう。

たとえ何歳になっても長距離運転は余裕という人もいるでしょう。

だからこそ、家族みんなで「どうしても譲れない要望」を書き出し、統一の見解を導きだします。そうすることで土地探しもスムーズになりますし、焦ってデメリットに気づかないことも無くなります。

ここでもう一つアドバイスをするとすれば「今」だけでなく「将来」にも思いを馳せることです。

近くの学校に気をとらわれて物件を選んでも、子供の卒業なんて意外とすぐにやってくるものです。

憧れた広大な土地も、年をとれば草刈りは身にこたえます。

車の運転は、さて何歳までできるでしょうか。

今の若い時の感覚だけでなく、将来まで見越して家族と物件選びができれば、田舎移住の成功までの道筋が、かなりくっきりと見えてくることでしょう。

次回以降も、土地探しをテーマにしたお話を続けます!

(本記事は3月創刊のメルマガ『セルフビルドで始める楽しい田舎暮らし入門【阪口一家の奮闘記】』創刊号の一部です。メルマガをいま登録しますと、3月中のお試し購読スタートで、3月分の全コンテンツを無料(0円)でお読みいただけます)

 

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2021年3月配信分
  • セルフビルドで始める田舎暮らしの第1回(3/5)
◆掲載内容
セルフビルドのための土地探し

・コラム1 田舎暮らしの道具紹介「電動丸ノコ」
・コラム2 阪口家の田舎暮らし写真帖
・コラム3 田舎暮らしの記録を動画で残すための講座

自力で家を建てたくて、秩父の山里へと移住したライター&カメラマン阪口克さん一家の奮闘記。土地を購入して電気水道の契約、建築確認申請、工具購入から材木加工まで、毎号「田舎移住を成功させ、DIYで自分の暮らしを作ってみたい」という方は必見のハウツー情報が満載です。毎月 第1金曜日・第3金曜日(年末年始を除く)発行予定
 
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image by: 阪口 克

給付金の「限定支給」に国民激怒。子なし困窮家庭&中間層“切り捨て”で増す不公平

菅義偉首相は16日、新型コロナウイルスの感染拡大で影響を受けた非正規労働者らへの支援を話し合う関係閣僚会議で、ひとり親世帯や所得が低い子育て世帯に対し、子供1人当たり5万円を給付すると表明した。朝日新聞などが報じた。低所得の子育て世帯への給付金は今回で3回目となる。

困窮する子育て世帯に5万円の給付金を支給

政府はこれまで2回に渡って、ひとり親世帯を対象に第1子は5万円、第2子以降は1人当たり3万円を支給してきた。今回はふたり親を含め住民税が非課税の子育て世帯全体に対象を広げ、第2子以降も支給額を1人当たり5万円に引き上げる。

また、収入が減った人向けの無利子の特例貸し付け「緊急小口資金」と「総合支援資金」は、3月末までとしてきた期限を延長し、4月以降も受け付ける。

他にも、空いている公営住宅を安く貸し出し、生活困窮者の就労支援に使用する仕組みなどの検討や、月10万円の給付金を受けながら職業訓練を受けられる求職者支援制度の定員を増やすことも表明した。

この給付金に喜ぶ声がある一方、ネットでは「なぜ子育て世代だけ?困窮している家庭は他にもたくさんいる」「税金を払っているんだから一律給付にすべき」「結局いつも見捨てられるのは中間層」など、疑問の声があがっている。

【関連】総裁選前に値下げ情報入手か?NTT総務省接待で浮上した菅首相への疑念

【関連】官僚と業者の接触を罰則付きで規制せよ。野党が批判よりもすべきこと

一律給付ではない限定支給に国民から不満の声

今回の給付金の対象となるのは低所得の子育て世帯。過去2回はひとり親世帯に限っていたが、3回目となる今回はふたり親世帯にまで対象を広げた。

しかし、新型コロナウイルスの影響で困窮している家庭は子育て世帯だけとは限らない。

独身者や共働き家庭であっても、職を失ったり、仕事が激減したりして所得が大幅に減っている人たちは大勢いるのだ。

にもかかわらず、政府はなぜ一律給付にしないのだろうか。現状を考慮しない今回の給付金に国民から反発の声があがるのも納得できる。

中身のない答弁を繰り返しているだけの国会を開いているのであれば、もっと真剣に国民の声に耳を傾けるべきだ。

【関連】総務省NTT疑獄事件が引き金に。日本の通信業界を襲う恐ろしい事態

※本記事内のツイートにつきましては、Twitterのツイート埋め込み機能を利用して掲載させていただいております。

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ワクチンで高齢者1000人死亡の可能性も?池田教授が懸念する最悪事態

日本国内の医療従事者へのワクチン接種は、一部で2度目の接種を終えた人もいて、概ね順調のようです。しかし、副反応の割合が欧米のデータより高めと報告され、欧州ではアストラゼネカ製ワクチンの使用を一時中断する国があるなど、ワクチン接種に新たな不安を感じ始めた人もいるのではないでしょうか。メルマガ『池田清彦のやせ我慢日記』著者で、CX系「ホンマでっか!?TV」でもお馴染みの池田清彦教授も若干の懸念を抱く一人。副反応のデータやノルウェーでの接種後の死者数の報告から、「高齢者からではなく若い人からの接種にした方がいい」と私見を述べています。

新型コロナワクチン打つべきか打たざるべきか

医療従事者に対する新型コロナワクチンの接種が始まったが、自分の番が回ってきた時に、打つべきか打たざるべきか迷っている人もいるだろう。新型コロナワクチンにはいくつかのタイプがあって、まずはその辺りから説明したい。

日本で今、接種されているのはファイザー製のmRNAワクチンで、新型コロナワクチンのスパイク(新型コロナウイルスの表面にある棘のようなタンパク質で、これが標的細胞の表面にあるACE2というタンパク質を認識してここから侵入する)をコードするmRNAを脂質ナノ粒子に封入して、これを細胞に取り込ませ、細胞のタンパク質合成機能を使ってスパイクタンパク質を作らせるのである。

スパイクタンパク質は抗原として免疫システムに認識され、これに対する抗体が作られる。抗体は侵入してきた新型コロナウイルスのスパイクを攻撃するので、感染が妨げられるという仕組みである。ファイザー社のほか、モデルナのワクチンも同タイプである。これによく似たものに、アストラゼネカ社やジョンソン&ジョンソンが開発したウイルスベクターワクチンがあり、これはmRNAを運ぶベクターとしてナノ粒子の代わりに、人体に無害な改変ウイルス(主にアデノウイルス)を使うもので、それ以外の基本的な機序は同様である。

mRNAワクチンは低温で保管しなくてはならないので(ファイザーのワクチンはマイナス80℃~60℃、モデルナのものはマイナス20℃で6か月間保存可能)、取り扱いが面倒だが、ウイルスベクターワクチンは、マイナス30℃で2年間、プラス2℃~8℃で3か月間保存可能なので、小さな診療所でも接種可能である。ウイルスベクターワクチンの問題点は、何回か打っているうちに、ベクターのウイルスに抗体ができて、ワクチンが壊されてしまう恐れがあることである。

他にも組み換えタンパクワクチンというのがあり、ノババックス社やサノフィ社、塩野義製薬などが開発している。これは、新型コロナウイルスの遺伝子を大腸菌や酵母菌のゲノムに挿入して、新型コロナウイルスの遺伝子がコードするタンパク質を作らせ、これを投与してこれに対する抗体を作らせるもので、B型肝炎のウイルスに対するワクチンですでに実用化されている技術を使う。

伝統的なワクチンは不活化ワクチンで、ウイルスを不活化して無毒化したものを接種する方法である。新型コロナウイルスに対する不活化ワクチンは中国で実用化されており、アラブ首長国連邦などでも使われている。

総務省NTT疑獄事件が引き金に。日本の通信業界を襲う恐ろしい事態

週刊文春の報道で明らかとなった、NTTによる総務省幹部らへの接待問題。15日には同社社長の澤田純氏が参院予算委員会に参考人として出席し、業務上の要請や便宜依頼を否定しましたが、社長辞任は避けられないとの声も上がっています。今回のメルマガ『石川温の「スマホ業界新聞」』では著者でケータイ/スマートフォンジャーナリストの石川温さんが、澤田氏去りし後の同社の経営体制を危惧するとともに、日本の通信業界が近い将来陥りかねない「恐ろしい事態」を指摘。さらに総務省の解体問題についても言及しています。

NTTと総務省幹部の失脚で、日本の通信の未来はどうなる?

先週、週刊文春がNTT幹部と総務省・政務三役とも会食していたと報じた。野田聖子元総務相、高市早苗元総務相、坂井学元副大臣、さらにはNTTドコモ出身の小林史明元政務官の名前もあった。

先週の谷脇康彦総務審議官からの政務三役ということで、今週の文春砲はさらに驚くべき人がターゲットになるのではないかと見られている。

東北新社による総務省への接待報道では、週刊文春の記者が飲食店に潜入し、会話を録音。さらに帰り際に菅総理の長男が総務省幹部にタクシーチケットを渡すシーンが撮影されている。

おそらく、総務省幹部と東北新社が会食するという情報が、事前に週刊文春編集部にリークされ、記者が張り込みをしたのではないか。

一方、NTTによる会食報道を見ると、週刊文春編集部が張り込みをしている記事にはなっていない。現場を克明にリポートした原稿だが、実際はメニューや金額などの羅列となっている。NTT幹部と総務省関係者ならびに政務三役との会食について、クラブノックス麻布での話しか出てこないと考えると、おそらく、NTT迎賓館といわれているクラブノックス麻布の台帳が週刊文春編集部に持ち込まれたのではないか。

澤田純社長によって、NTTドコモはNTTの完全子会社化となった。この動きを面白くないと感じた、ある人物がクラブノックス麻布の関係者から台帳を入手した可能性が高そうだ。クラブノックス麻布は株式会社ノックストゥエンティワンが運営しているが、この会社はNTT都市開発のグループ会社である。もともと、電電公社に入社した人たちが、NTTやNTTドコモ、NTT都市開発に散らばっていることを考えると、台帳のようなものが関係者の間でやりとりされるのは不自然ではないのかもしれない。

今後、気になるのがNTTの経営体制だ。

東北新社の社長はあっさりと辞任に追い込まれた。澤田純社長は、15日に参院予算委員会の集中審議、16日にも衆議院で参考人招致される。谷脇総務審議官のみならず、政務三役を巻き込んでの接待問題と言うことで、NTTの社長を続けられるかはかなり厳しい情勢と言えるだろう。

澤田社長はIOWN構想を掲げ、NTTグループをGAFAに対抗できるよう、国際競争力を高めようと尽力していたはずだ。だからこそ、NTTドコモを4兆円も投じて完全子会社化したのではないか。

ここで澤田社長がNTTグループの陣頭指揮を執れなくなるとすれば、後任は誰になるというのか。

NTTグループの国際競争力を強化するどころか、澤田社長が抜けることでNTTグループにおける求心力がなくなってしまうのではないか。

総務省でも幹部が失脚するなか、「日本の通信業界における未来に向けたビジョン」を描く人が誰もいなくなるという恐ろしい事態に陥りそうだ。

激怒のバッハ会長「東京五輪に中国製ワクチン」で尽きた菅首相の命運

新型コロナワクチンの争奪戦に敗れた菅首相は、総理の椅子から降りることを余儀なくされるようです。今回のメルマガ『国際戦略コラム有料版』では著者で日本国際戦略問題研究所長の津田慶治さんが、東京五輪の選手団に自国ワクチンの提供を申し出た中国と、その動きに待ったをかけた形のアメリカ各々の思惑を解説。さらに、米国からワクチンの供給を受けることになる菅首相の命運と、その後継となるであろう人物の名を挙げています。

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どうしても東京五輪を開催するために。日本にイラ立ち、IOCが五輪開催に向け準備

IOCと日本、そして中国が東京五輪開催に積極的になっている。世界的な対立がそれに同期している。その状況を検討したい。

本当に五輪やる気か?世界が疑い始めた菅首相のリーダシップ欠如」で菅首相が五輪の準備をしないことで、五輪は開催できないのではないかと述べた。

しかし、IOCのバッハ会長は「絶対に東京五輪を開催する」と宣言したので、その言葉に責任を持って、日本の準備不足をイラ立ちながら、IOCが主導で、日本の準備不足を解消する方向で根回しを始めている。

菅首相のリーダーシップが極端になく、言葉に責任感のないことを実感したバッハ会長は、動き始めたようだ。

東京五輪を開催するのに必要なワクチン不足を解消するために、東京五輪を開催しない場合、世界からボイコットされかねない中国に東京に来る選手へのワクチンの提供を交渉して確保した。

中国も東京五輪開催を熱望しているので、了解したようである。このため、選手が北京か東京で接種できるようになった。

しかし、中国製ワクチンを日本は認可しないので、日本人には接種しないようである。海外選手のために準備することになる。この接種のために、中国から多数の医師などがIOCのVIP待遇で来日することになった。

そして、ワクチンの見返りとして、IOCのバッハ会長は、北京五輪ボイコットを抑えようとしている。

もう1つ、日米豪印の「クワッド」で中国に対抗して、ワクチンを世界に供給しようという構想の裏をかけるので、中国にとっては、非常に好都合になる。

途上国にインド製(アストラゼネカ、J&J)ワクチンを日米豪印で共同で供給しているのに、その本家本元である日本では、中国製ワクチンを使うことになるので、何やっているのわからなくなる。お笑い草である。

このため、そのようなことをさせないと、米国が手を打ってきた。中国のワクチンを東京で使わさせないために、今までは米国は自国優先でワクチンを調達してきたが、5月までに米国民全員分のワクチンを確保して、その後、優先的に日本に供給することになるようだ。

前田敦子が“Dカップ”ヌード覚悟!?勝地涼と離婚秒読みでシンママ決意、自ら売り込みも仕事激減で窮地

別居報道が出ていた女優・前田敦子(29)と、俳優・勝地涼(34)夫妻だが、ここへきて互いに弁護士を立て、離婚に向けた協議を行っていることが明らかになった。すでに吹っ切れた様子の前田は、離婚を見据えて自らの売り込みを行うなど動きを活発化。しかし、前途は多難で、前田を狙う“脱がせ屋”たちも動き出しているようだ。

前田敦子と勝地涼が協議離婚へ向けて話し合い

2018年に交際わずか4カ月で勝地と結婚をした前田。AKB48の人気を支えた元トップアイドルの結婚だけに、世間をあっと驚かせた。

翌年に第1子を出産してからは子育て中心の生活をしていた前田だが、たびたび2人の不仲説が報じられ、2020年6月には別居していることが明らかとなった。

実家にばかり寄りつき、母親に対する依存度が高い前田の“マザコン女子”ぶりに、勝地が嫌気がさしたことが理由とも、酒癖の悪い勝地によるDVが原因だとも言われている。

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そんな中、今年2月に行われた「スニーカーベストドレッサー賞2021」の授賞式に前田が出席。しかし、前田の左手薬指に結婚指輪がなかったことから、すでに離婚は秒読み状態であるとみられている。

離婚秒読みの前田敦子を狙う“脱がせ屋”

勝地と別れて、心機一転を図ろうとしている前田だが、なかなかその前途は多難だ。芸能事情に詳しい週刊誌の記者は次のように語る。

「AKB48の絶対的エースとして活躍した前田さんですが、卒業してしばらくはドラマや映画に出演していたものの、本人が思い描いていたような活躍はできていません。トップアイドル時代の殻を破ることができず、当時の栄光とプライドが邪魔をして、新たな一面が出てこないといった感じですね」

深夜ドラマなどでは主演を演じたり、ヒロインを務めることはあっても、なかなか大きな役は回ってこない。イメージした女優生活とは違ったと前田自身も考えていたに違いない。

これから正式に勝地と離婚することになれば、おそらく前田はシングルマザーとして生きていくことになるだろう。そうなれば、前田は芸能の仕事をより積極的にこなす必要がある。

「歌を出すのは現実的ではありませんし、再びアイドル活動をすることはできません。離婚すればママタレ枠も無理でしょう。やはり女優業やタレント業が軸になっていくと思いますが、なかなか厳しいと言わざるを得ません。今の前田さんを求める番組があるかと言われれば、アイドル時代の暴露話をするというポジションしかないのではないでしょうか」(前出・芸能記者)

そんな前田を虎視眈々と狙っている人物たちがいるという。前田敦子のヌード写真集などの出版を画策する“脱がせ屋”たちだ。

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「前田さんは2012年に『不器用』という写真集を出していますが、その中で手ブラを披露したり、お尻を見せたりとかなり際どいセクシーショットを連発しています。Dカップはあるとみられる巨乳を大胆に強調しています。あれから9年経ちますが、30歳を迎える今年の7月前後に、もしかしたらヌード解禁ということがあるかもしれません。水面下ではすでに“脱がせ屋”が触手を伸ばしているという話もあるようです」(前出・芸能記者)

かつてアイドル界でトップに立った前田の“決意の姿”を目にする日も近いかもしれない。

三菱電機のパワハラ自殺が労災認定、日本の職場環境の深すぎる闇

電機メーカー大手の三菱電機に2019年4月に入社した男性社員が同年8月自殺したことについて、家族による労災申請が認められていたことが明らかになりました。三菱電機でこの種の労災認定が下りるのは約8年の間に7件、うち自殺が4件にも上ります。メルマガ『uttiiの電子版ウォッチ DELUXE』著者でジャーナリストの内田誠さんは、「自殺」「労災認定」で多くの事例がヒットする現状を憂い、労基署がまだ明らかにしていない今回の認定理由を開示して、社会の教訓とすべきと訴えています。

新聞は「自殺」「労災認定」についてどう報じてきたか?

きょうは《朝日》から。6面に、労災認定についての記事があります。三菱電機の事例が取り上げられています。そこで「自殺」と「労災認定」で1年以内の紙面掲載記事を検索すると、23件にヒット。これを対象にします。まずは6面記事の見出しから。

自殺・過労 相次ぐ労災認定
三菱電機 社長処分へ

2年前、三菱電機で起きた男性新入社員の自殺が労災と認められた。三菱電機ではここ数年、自殺や過労による労災認定が相次いでいたという。

証拠が残りやすい長時間労働の場合と違い、言葉の暴力は労災認定されにくいが、このケースでは遺書があり、上司の発言が裏付けられたものと遺族は理解している。尼崎労基署は認定の理由を示していないが、教育主任だった上司の暴言(「殺すからな」など)がパワハラにあたると判断されたのではないかと。三菱電機は今回の労災認定を踏まえて社長ら関係職員を処分するという。

過労やパワハラで自殺したとする労災申請は年間200件前後あるが、認められるのは半数に満たないという。特にパワハラのケースはハードルが高いと。

●uttiiの眼

三菱電機では、2012年から19年8月の間に、7件のこの種の労災認定があり、そのうち4件が自殺。その他は脳梗塞、精神障害、くも膜下出血が1件ずつ。この点をみただけで、職場に何か基本的な問題があり、改善されていないと想像できる。

労基署が認定の理由を開示しないことはしばしばあるようだが、これはおかしい。社会が教訓を正しく汲み取るためには、なぜ労災認定に至ったのか、プライバシーに配慮をしながらも、公開していくべきではないか。

【サーチ&リサーチ】

2020年3月29日付
「(働くってなんですか)プロローグ 働き手が元気になるために」とのタイトルの記事。「新型コロナウイルスの感染拡大を発端とするショックが再び、この国の働き方を脅かしている」という時代認識のもと、三菱電機の事例とトヨタ自動車の事例が取り上げられている。

*その後、労災認定されたケースが取り上げられている。

「ノルマ達成のために自ら年賀はがきなどを買い取る「自爆営業」」を背景に自殺した郵便局員のケース。長時間労働の末に自殺したメーカー「デンカ」の研究員のケース。長時間労働で過労自殺した工作機械最大手「DMG森精機」の社員のケース。三菱自動車の社員が過労自殺したケースなど。警察官が長時間労働と過労で自殺したケースでは「公務災害」に認定。業務による心理的負担からうつ病を発症したとして認定されたヤマト運輸社員のケースも。

親も語学力が必要?ハードル高いインターナショナルスクールの真実

我が子をグローバルな人材に育てたいと、インターナショナルスクールを進学候補のひとつとして考える親御さんも少なくないようです。メリットばかりが強調されがちですが、はたしてマイナス面はないのでしょうか。今回の無料メルマガ『親も子供も一緒に伸びていく』では著者の高久手はるかさんが、意外な盲点とも言うべき項目を含む、インターナショナルスクールの4つのデメリットを紹介しています。

うちの子をインターナショナルに育てたい

先週の海外赴任と教育ネタの続きで、日本に居ながらにして海外生活に近い教育環境が得られるインターナショナルスクールのお話しをしたいと思います。

学校の敷地・建物に一歩入れば、そこは外国。学内に日本語の欠片もなく、先生や友人との会話もすべて英語。言葉や文化、習慣も自然に身につく。学校の外に出れば日本なので、治安や災害時にも少しは安心だし。ですよね~(#^.^#)

でも、メリットだけではありません。

学費が高い!

年間の上面上の学費だけでもスクールにもよりますが、ザックリ言って200万円程度。スクールバスや設備費、教材費、学外での活動費用等々、年間300万円くらいは必要になります。これが小1~高校卒業相当学年まで12年間続きます。結構覚悟を決めないとなりませんね。

日本の義務教育とは認められていない!

文科省の認可を得ているスクールであっても、その扱いはあくまで「各種学校」です。小学校~中学校という、日本の義務教育を学校教育法第1条に規定する学校で受けていないことになりますから、途中から日本の小中学校、高校へ移るのはかなり大変です。詳しくは文部科学省のこちらのページを参考になさってください。

11. 学齢児童生徒をいわゆるインターナショナルスクールに通わせた場合の就学義務について

また、インターナショナルスクールで高校相当を卒業しても、IB(インターナショナル・バカロレア)を筆頭とする資格で受験できる日本の大学は少ないので、将来は通ったインターナショナルが国際的にどの種類の認可を受けているか、それによってどの大学に受験資格があるか等も視野に入れなければなりません。

日本人の入学枠がすっごく少ない上に、スクールの所在地が大都市、首都圏に偏っている!

東京や神奈川には、認可・無認可を含めて沢山あります。まさに玉石混淆。ならば、昔から有名なスクールを選ぼうと思うでしょうが、両親が日本人で、本人も海外経験が無い場合、本当に入学枠は狭いものになります。

そりゃそうです。本来、日本にいる外国人の子弟のための学校ですから。もし、海外の日本人学校に現地の子どもが多数を占めるようになって、転勤していったのに定員いっぱいで断られたらどう思いますか?