現役税理士が伝授、年末までの残り一ヶ月で出来る「個人の節税法」

早いもので、もうあと1ヶ月ほどで今年も終わり。確定申告をする方は「個人の節税」が気になるところではないでしょうか。今回の無料メルマガ『税金を払う人・もらう人』では著者で現役税理士の今村仁さんが、年末までにできる個人の節税法を伝授しています。

年末までに出来る個人の節税

■所得税・贈与税に共通する事とは?

所得税とは、給与収入や事業の収入、株式譲渡の収入などがある個人の方が、1月1日から12月31日までの1年間の儲けを計算して支払う税金のことです。

所得税と連動する形で、お住いの市区町村に支払う住民税も計算されます。

一方贈与税(暦年課税制度の場合)とは、個人から財産を貰った時にかかる税金で、1月1日から12月31日までを集計して計算します。

例えば、お父さんから5月10日に100万円、お母さんから11月15日に100万円もらえば、もらった子供側では、100万円+100万円=200万円の贈与を受けたと認識し、贈与税の計算を行うことになります。

では、所得税と贈与税(暦年課税制度)の共通項は何でしょうか?

そうです、その計算期間が同じなのです。

つまり、所得税も贈与税もその年1月1日~12月31日を1つの計算期間として税金計算が行われます。

■株で儲けた方

ということは、下記の場合は確定申告を行うことにより、結果的に損益通算が行われて税金は発生しません。

・2021年7月株式売却益100
・2021年12月株式売却損100

しかし、下記であれば、今年は税金が発生します。

・2021年7月株式売却益100
・2022年1月株式売却損100

今年株式で儲けた方は、年末までに、売却損が発生しそうな株の譲渡をご検討下さいませ。

■110万円非課税枠の活用 

暦年課税制度である贈与税も所得税と同様に、年が違えば別計算なのですが、昨年の税制改正大綱にて、下記の記載がありました。

「相続時精算課税制度と暦年課税制度のあり方を見直す」
「資産移転の時期の選択に中立的な税制の構築」

※ 相続時精算課税制度とは、原則として60歳以上の父母等から20歳以上の子等に対し、財産を贈与した場合に選択できる制度で、この制度の贈与者が亡くなった時の相続税の計算上、相続財産の価額にこの制度を適用した贈与財産を加算して相続税額を計算します。つまりこの制度は、贈与税・相続税を通じた課税が行われます。

方向性としては、暦年課税制度である年間110万円までの贈与税非課税の縮小・廃止です。

ということで、今年までは少なくとも現行の非課税枠が活用出来ますので、年末までになるべく暦年課税贈与を実行されることをお勧めします。

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マンガ大好き精神科医が語る、人間を弱くする少年マンガ「最大の罪」

人生において「もっと成功したい」と思った時、何をすることが重要なのでしょうか? 今回のメルマガ『セクシー心理学! ★ 相手の心を7秒でつかむ心理術』では現役精神科医のゆうきゆう先生が、 そのために大切な方法を教えるとともに、日本の「少年マンガ」が犯した最大の罪について持論を展開しています。

少年マンガの最大の罪。人生で成功するたった一つの大切な方法

こんにちは、ゆうきゆうです。

今日も元気でお過ごしでしょうか。

皆さんは人生において「より成功する」ためには何が重要だと思いますか?

ノーベル平和賞を受賞したシュヴァイツァー博士は、あるインタビューで「人生で残された時間があと5分しかなかったら先生は何を世の中に伝えたいと思いますか?」という質問を受けました。なかなかむちゃぶりですね。

そんなシチュエーションを想定されても…というところですが、博士はこんな風に答えました。

「自分が大切なことを成し遂げたい・やり遂げたいと思うならば、他人が助けてくれたり自分の障害を取り除いてくれることを期待してはいけない」

すごいことを成し遂げたシュヴァイツァー博士が言うと、なかなか趣深いですね。

大切なのは「期待しない」こと

人間は、ピンチの時に「誰か助けてくれないか」「救ってくれないか」と期待するところがあります。しかし、他力本願のままだと自分では何も成し遂げられず終わってしまいます。

博士の言葉からもわかるように、良い意味で「他人に期待するな」と考えることは重要です。

これは、助けを諦めて他人をネガティブに思え、という意味ではありません。他人の力をただ漠然と期待して何もしないのではなく、他人のことは基本的にあてにせず、自分の力だけでなんとかすることを心がけていく。これが何より自分の夢の達成に重要なのです。

無意識に他人に期待してしまうことは、当然どんな人もあると思います。これは、少年マンガの影響もあると思うのです。

GACKT、実は不倫で海外逃亡!?病気療養中の女遊びにファン失望、30代人妻との逢瀬バレて活動休止を延長か

現在、無期限の活動休止に入っている歌手のGACKT(48)に中部地方に住む30代の既婚女性との不倫報道が飛び出した。神経系疾患と重度の発声障害のためマレーシアで療養しているGACKT。体調を心配していたファンからは「まさかGACKT様が…」と失望の声があがっている。

GACKTを襲った30代美人人妻と不倫報道 その真相は?

復活を待ち望んでいたファンを裏切るような行為をGACKTはしてしまったのだろうか。

GACKTのファンだったという30代の既婚女性は昨年7月4日、GACKTのインスタグラムにダイレクトメッセージを送信。すると本人から返信があり、今年7月14日に名古屋市内のホテルで初めて肉体関係を持ったという。文春オンラインが報じた。

記事によると、その後、女性の夫が不倫の証拠を発見。問い詰めると、7月に肉体関係を持ったことや9月17日から18日に東京にあるGACKTの自宅に滞在していたことを白状したという。

女性はかつてGACKTが交際していたとされる女優・釈由美子似の30代美女。女性はLINEで実姉に向けてGACKTの部屋に滞在していることを“実況中継”していたといい、携帯電話にはGACKTの自宅を撮影した写真も保存されていたようだ。

女性がGACKTへ「夫にバレた」と連絡したものの、本人からは何も返信がなかったという。

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病気療養中にも関わらずGACKTは逢瀬を楽しんだのか?

2022年放送の元日恒例特番『芸能人格付けチェック!』(テレビ朝日系)に出演しないことが明らかになったGACKT。その代打として2018年と2019年にタッグを組んだ盟友である、X JAPANのYOSHIKIが出演することが明らかとなった矢先の出来事。

男気を見せてくれたYOSHIKIに対し、GACKTはその顔に泥を塗るようなことをしてしまったのか。

GACKTは今年8月6に帰国した際、「体調が悪い」と訴えた後、容体が急変。一時は命に関わる状態に陥ったとされている。体調が悪化した状況が数週間続いたものの現在は安定。しかし、重度の発声障害を併発し、「声を発する仕事の続行は不可能」との診断を受けたため、9月8日に活動の無期限休止を発表した。

現在は主治医がいるマレーシアに戻り療養中で、活動再開に向けて治療に専念しているという。

だが、今回の報道が事実であれば、かなりおかしなことになってくる。というのも、上記の通りGACKTは8月からずっと体調不良の状態なはずで、病気療養中に人妻と不倫していたことになるからだ。

「女性と会ったとされる9月中旬はGACKTさんが活動休止を発表した後になるので、本当であるなら療養中に女遊びをしていたことになります。この件に対しGACKTさんから正式なコメントがあったわけではないので何とも言えませんが、体調を心配した人たちは裏切られたという思いが強いでしょう」(スポーツ紙の芸能記者)

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不倫相手とされる女性の夫は文春オンラインの取材に対して、「法的手段をとることも辞さない覚悟です」と答えているという。

プライドばかり高い人ほどガラスのように傷つきやすいのはなぜ?

コミュニケーションがうまく取れない、生きにくいと感じている人の中には「自己信頼感の低さ」が原因の場合もあるようです。無料メルマガ『東北の人気メンタルトレーナーが送る『自信をはぐくむ、幸せな自分のなり方』』の著者である吉田こうじさんは、自己信頼感が低い人が自分を隠そうとして育んでしまう「虚栄心」について詳しくお話ししています。  

ガラスの虚栄心とダイヤの自己信頼感の違い

自己信頼感が低い人は、虚栄心(見栄)で自己信頼感の低さをカバーしようとする傾向があります。たとえば、自己信頼感が低い人は、他人から

・認めてもらうこと
・褒めてもらうこと
・尊敬してもらうこと
・大切にしてもらうこと
・愛してもらうこと

などに依存しないと、自分という存在を維持することが難しいと感じているので、是が非でも「これが欲しい!!」と思っていたりするのですが、その一方で、そうした依存心を「自分の弱点」とも思っているので、「本当は欲しいのに隠さなければならない」といった、激しい自己矛盾に陥って苦しんでいることが多いです。

このとき、自分の弱点を隠そうと利用するのが「虚栄心」です。

自己信頼感と虚栄心は、ダイヤモンドとガラスの違いのようなもので、一見、素人が見ると両方とも綺麗に見えるのですが、ダイヤモンドは硬いものにぶつけても傷つきませんが、ガラスはすぐに欠けたり傷がつきます。

いわゆるプライドばかりが高い人って、自己信頼感の低さをプライド(虚栄心)で隠そうとする人のことで、自己信頼感(自尊心)の代わりに虚栄心に依存しているため、見た目以上にとても傷つきやすいのです。

ですが、パッと見は自己信頼感が育まれている人と、虚栄心でなんとか保っている人の違いってわかりにくいので、本来なら「自己信頼感」を育む方に実直に努力をすればいいのですが、手軽でチープな「虚栄心」で見栄えを良くする方向に努力してしまうことってよくあるパターンです。

ちなみに、「自己信頼感」が育まれている人か、それとも「虚栄心」に依存している人かの違いを一言でいえば「視野の広さ」です。

自己信頼感が形成されている人は、自分のことも自分とは考え方やライフスタイルの違う人のことも自分と同じように尊重することが大前提で人間関係を考えます。自分とは違う価値観の中にも「価値」を見出すことができるのです。

一方、虚栄心に依存している人は、自分とは違う考え方やライフスタイルが違う人のことを「拒絶」「差別」「侮蔑」「黙殺」したりします。自分とは違う価値観を受け入れることができません。かといって正面から抵抗することもできません。なのであれやこれやと言い訳を創造しては、「拒絶」「侮蔑」「差別」「黙殺」します。

コロナ自粛中にバレた浮気。3人の「不倫上手」は修羅場をどう切り抜けたか

「魔が差した」「寂しさの解消」等々そこに走った理由はどのようなものであれ、明るみに出てしまった場合に大きな代償を払うことになるのが不倫。しかしながらその傷を最小限に止める方法も存在するようです。今回の無料メルマガ『10年後に後悔しない最強の離婚交渉術』では、行政書士として開業以来16年で相談2万件の実績を誇り、『みんなの不倫』の著作でも知られ離婚サポーターの異名も取る露木幸彦さんが、3人の「不倫上手」たちのエピソードを挙げつつ「最悪の事態回避術」をレクチャーしています。

「いい上司」「いい夫」「いい父親」なのに自粛期間中の不倫バレで全崩壊。金融、医療、IT勤務の「干された」夫が社会復帰するまでの過酷すぎる道のり

不倫で傷つくのは本来、配偶者だけではないでしょうか。例えば、配偶者に対する責任の取り方は謝罪、慰謝料、そして離婚です。しかし、最近は不特定多数の人に対して責任をとる…社会的制裁を受けるようになりました。

社会の風潮が変わったのは5年前。ベッキーさん、川谷絵音さんの「ゲス不倫」からです。2人は発覚以降、しばらくの間、活動停止を余儀なくされました。そして今年。まず自らの不倫疑惑で夫と離婚し、子どもの親権を失った福原愛さん。オリンピックイヤーだというのにオリンピックの仕事をしている形跡がありません。次に妻と愛人との板挟みで居場所を失い、突然、行方不明になり、安否が心配された門倉健さん。プロ野球球団のコーチ職に復帰できる目処は立っていないようです。さらに代理母を使ってまで子どもを授かったのに自らの女性問題で離婚した有村昆さん。今だに活動停止の状態が続きます。

このように不倫という過ちにより、仕事で致命傷を負うのですが、いずれの場合も復帰への道が難しいのは明らかです。なぜなら、アンジャッシュ渡部健さんの不倫騒動は1年以上も前ですが、今だにブラウン管で彼の姿を見ることはありません。もし、私たちが不倫という過ちを犯した場合、どうすれば傷を最小限にとどめることができるのでしょうか?筆者は行政書士・ファイナンシャルプランナーとして夫婦の悩み相談にのっていますが、実際の相談事例をもとに紹介したいと思います(以下はすべて仮名)。

まず1人目は新谷健一郎さん(仮名、54歳。外資系金融のファンドマネージャーで年収2,500万円)。3回目の緊急事態宣言中、勤務先は電車ではなく車通勤を推奨いました。

しかし、宣言が解除されても健一郎さんは車通勤を継続。これは不倫相手の彼女とドライブデートをするためです。デート後にホテルで情事に及び、宿泊せず、日付が変わる前に帰宅したのですが、妻に怪しまれていたようです。

健一郎さんはパソコンにスマホのバックアップをとっており、妻は自宅のパソコンにログインし、ホテルの宿泊予約の履歴を把握していたのです。「夫は会社推奨の車通勤を悪用している」…健一郎さんは妻がそう告げ口するのを恐れていました。

しかし、妻は健一郎さんが彼女と別れることを条件に秘密を守ることを約束してくれたそう。さらに離婚に踏み切るつもりはないとのこと。なぜなら、健一郎さんは息子さん(11歳)のサッカー教室で審判をつとめるなど「いい父」の顔もあるからです。こうして日頃の行いの良さで難局を切り抜けることができました。筆者は「これ以上の隠蔽はまずいですよ。パスワードが変えたりしたら」と健一郎さんにアドバイスしました。

壁を破るのは「バカ」の力。TV番組「博士ちゃん」に学ぶビジネスのヒント

テレビ朝日のバラエティ「サンドウィッチマン&芦田愛菜の博士ちゃん」には、1つのことに非常に詳しい子供たちが登場し、自分が好きなものに関する知識を教えてくれます。そんな「〇〇博士ちゃん」と呼ばれるような子供たちも、そのまま大人になると「〇〇バカ」と呼ばれてしまうことがあるのが日本の現実。しかしそんな言葉は気にせず突き進んだほうが面白いことになると考えるのは、メルマガ『j-fashion journal』著者でファッションコンサルの坂口昌章さん。例えば魚や野菜の「博士ちゃん」なら、魚や野菜にこだわったブランドができるのではと可能性を考察。“バカ”が突っ走ることで世の中を動かしビジネスが生まれると持論を展開しています。

 

壁をぶち破るのはバカボンのパパなのだ

1.バカボンのパパは行動する

子供は好きなことをすると、親から褒められる。本を読むのが好き。絵を描くのが好き。自動車の車種を覚えるのが好き。日本では、親はそんな子供達を褒めることが多い。

しかし、年齢が上がるにつれ、その評価は変ってくる。好きなことをするのもいいけど、勉強することはもっと大切だと言われる。更に、大人になると、本を読んだり、絵を描くのは「遊び」と言われるようになる。「いつまで遊んでいるんだ。さっさと仕事をしろ」と言われるのだ。

大人は生活費を稼がなくてはいけないのだから、お金にならないことをするのは「バカ」な行為とされる。それでも、好きなことが芸術性が高い行為だったり、世間から尊敬される行為ならば許される。お金にならなくても、芸術家や聖人と言われるような人は、世間から名誉が与えられる。

ある意味、大人は金と名誉のために行動するものであり、金にも名誉にもならないことをするのはバカなのだ。赤塚不二夫の「天才バカボン」の実質的な主人公であるバカボンのパパは、突然、何かを始める。というか、常に何か面白いことを探していて、それを見つけると、即行動に移す。

例えば、近所の子供が「海は楽しかったね」と言っているのを聞くと、「今日は海に行くのだ」と宣言して、全ての仕事を放り出し、誰かを無理やり誘って海に向かうのである。その結果、様々な事件を起こし、皆に迷惑をかけても、最後に「これでいいのだ」と言って完結するのである。

2.バカボンのパパのような友人がいた

多くの人は、「バカボンのパパみたいな人は実在するはずがない」と思うだろう。しかし、私の友人のTはバカボンのパパのような男だった。お金とか名誉に関係なく、面白ければ行動に移す。

例えば、昔、神楽坂のギャラリーで友人と写真展を開いたことがあった。別に写真展をするために写真を撮ったのではなく、海外出張でロケハンのように写真を撮ってきたのだが、ギャラリーの主人が「面白いから、写真展をやったら」と言うので、急遽、写真展を開くことにしたのだ。

その話をTにすると、「オープニングに暗黒舞踏のOさんを呼ぼうよ。その向かいの空き地で突然暗黒舞踏が始まったら面白いでしょ」と言う。こちらも、「面白いならいいか」ということになり、オープニングの日に突然白塗りの舞踏家が神楽坂の商店街に出現するという事件が起きたのである。その後、もちろん、Oさんを交えて、打ち上げの大宴会を行ったのは言うまでもない。

 

竹中平蔵の起用は“逆走”だ。京大教授が指摘する岸田首相「決別」のウソ八百

「成長と分配の好循環」を旗印に政権運営をスタートさせた岸田内閣ですが、発足から二月と経たないうちに暗雲が漂い始めたようです。今回のメルマガ『藤井聡・クライテリオン編集長日記 ~日常風景から語る政治・経済・社会・文化論~』では京都大学大学院教授の藤井聡さんが、早くも岸田首相が犯してしまったという大きな間違いを指摘。そのうちの1つである「経済財政諮問会議」での発言を根本的な失策とバッサリ斬り捨てた上で、そう判断する理由を理論的に解説しています。

(この記事はメルマガ『藤井聡・クライテリオン編集長日記 ~日常風景から語る政治・経済・社会・文化論~』2021年11月13日配信分の一部抜粋です)

 

岸田総理は、竹中氏・野田氏を徴用するという間違いのみならず、経済財政諮問会議でも根本的な間違いを犯しています

衆院選挙を経て、第二次岸田内閣が改めて発足しました。

選挙結果が「大勝利」であったことを受けて、岸田内閣はそれなりの安定内閣となり、目玉政策として掲げた「新しい資本主義」の実現に向けた取り組みをそれなりに進めていくだろうと目されています。

岸田総理は、これまで、総裁選、総選挙を戦うに際して

「所得倍増」
「分厚い中間層の実現」
「新自由主義からの決別」
「成長と分配の好循環を導く」
「経済安全保障」
「均衡ある国土の発展」
「株主資本主義から(賃上げ・投資拡大をもたらす)公益資本主義への転換」

という、大変耳当たりの良い政策理念を掲げていました。

ですから、この第二次内閣発足にあたって、これらの政策理念の実現に向けて、具体的に岸田さんがどうやっていくのかに筆者のみならず、多くの国民は大いに注目していました。

ところが……内閣発足直後から、怪しい空気が立ちこめ始めます。

「新自由主義からの決別」という金看板とは裏腹に、新自由主義の権化である竹中平蔵氏と、スーパーグローバル企業ヴェオリア・ジャパンの社長野田由美子氏を、首相直属委員会のメンバーに任命したのです。

こういった人達は、まさに新自由主義の理念に基づいて規制緩和・民営化を進め、国民の所得を吸い上げる事を通してカネ儲けを企むビジネスマン達です。ですから、岸田さんが彼らの声に耳を傾ければ傾ける程、「成長」や「分配」とは真逆の「貧困化」と「格差の拡大」が加速することは避けられません。

これでは、「新自由主義からの決別」はもとより、「分厚い中間層の実現」や「所得倍増」などが絶対に実現できないどころか、むしろ「バックギアにギアをいれて、全力で加速する」ようなもの。

だとしたら、これはもう、完全に馬鹿丸出しという話ですね(もちろんそうでないと信じたい所ですが)。

あれだけ大見得切って、所得倍増だ新自由主義との決別だと言ってたわけですから、まさかあの、最近の政治家にしては珍しく、それなりに品位と知性を漂わせる雰囲気をお持ちの岸田さんが、そんなあからさまな裏切りや馬鹿丸出しの対策をするはずがない、と思いたいところですが──勿論、予断は許せません。

そんな岸田さんに対する疑念が頭をもたげ始めた頃、官邸の会議体の中でも特に重要な会議である経済財政諮問会議が、11月9日に開催されました。

この機会は、我々の疑念が正しいのか間違っているのかを確かめるに絶好の機会となります。

何と言っても経済財政諮問会議は、今後の政策の大方針が審議される、総理が座長を務める会議であります。そしてその最後に出される総理の声明は、岸田内閣が今考えていることが、そのまま端的に表れるものなのです。

で、下記HPに、その総理声明が掲載されているのですが……結論から言って、かなりマズイ内容になっています。

経済財政諮問会議

 

「親ガチャ」大アタリの安倍麻生が、日本という「国ガチャ」をハズレにする

「子供は親を選ぶことができない」という意味で使われる「親ガチャ」なる言葉。若者を中心に今年大流行したネットスラングですが、その響きを苦々しく思う親世代の方の声も多く聞かれます。そんな流行語を否定するのは、人気ブロガーのきっこさん。きっこさんは今回の『きっこのメルマガ』にその理由を綴る一方で、生まれてくる時代や国により人生が大きく変わる「時代ガチャ」「国ガチャ」を肯定。さらにその2つの「アタリ」を引いている我々が、日本を「ハズレ」に向かわせないよう最大限注意すべき点を記しています。

【関連】我が子を「親ガチャ」などと言い出す子どもにはさせない方法

 

親ガチャ、国ガチャ、時代ガチャ

先日、年末の風物詩「ユーキャン新語流行語大賞」のノミネート30語が発表された。これで、発表から1カ月後の12月の頭に大賞が決まると「ああ、今年もあと少しで終わるんだなあ」と感慨深くなるわけだけど、今年も例年通り、あたしはノミネート30語のうち、約半数の言葉がまったく分からなかった。その中に、ラジオやネットなどで何度か耳目にはしてたけど、意味が分からずにいた「親ガチャ」という言葉があった。

あたしは、自分の興味のあることなら国会図書館まで行って調べることもやぶさかじゃないけど、自分の興味のないことには徹底的に興味がない。だから、今の時代はどんなことでもネットで検索すれば5秒で分かるけど、この「親ガチャ」という言葉の意味は、調べようともしなかった。

すると、ノミネート30語が発表された直後のベイFM『TERUMI de SUNDAY!』で、さっそくこの話題が取り上げられた。そして、あたしと同じくノミネート30語の何割かが分からなかったという吉田照美さんは、この「親ガチャ」は知っていたようで、パートナーの中村愛ちゃん相手に、まるで自分がこの言葉の生みの親であるかのごとく、饒舌に解説を始めた。

ドラァグクイーン照美さん(笑)の解説によると「子どもはどんな親のもとに生まれるかによって人生が大きく変わるが、どんな親のもとに生まれるかは自分では選べない」ということを、100円とか200円とかを入れてハンドルを回すとカプセルに入ったオモチャがランダムに出て来る「ガチャポン(ガチャガチャ)」にカケた造語だという。な~るほど!そうだったのか!

でも、照美さんの言うことなので、ザックリとは当たっていても、肝心の部分がちょっと違っているかもしれない。そこで、あたしは、念のためにネットで調べてみた。たとえ興味のない言葉でも、間違えて覚えると後で何かの時に恥をかく可能性があるからだ。そしたら、次のように説明されていた。

親ガチャ(おやガチャ)とは「どんな親のもとに生まれるかは運任せ」という意味です。ソーシャルゲームでキャラクターやアイテムを抽選で入手する方法「ガチャ」になぞらえた表現で、2021年の9月にはSNSのトレンドワードに入るなど注目を集めました。

やっぱりね。照美さんはアナログの「ガチャポン」のことだと解説してたけど、今どきは「ガチャ」と言えば、ソーシャルゲームでユーザーに課金させるためのアレのことなのね。ま、どっちでも意味は同じだけど、令和になってから生まれた造語なのに、「ガチャポン」と聞けば反射的にスーパーとかの前に並んでるアナログのソレを思い浮かべちゃうなんて、照美さんにしろ、あたしにしろ、昭和生まれの性(さが)が世良公則&ツイストだ(笑)。

…そんなわけで、「親ガチャ」という造語の意味が分かったところで言わせてもらうけど、あたしは、どんな親のもとに生まれたかなんて、子どもの人生には大して影響などないと思う。もちろん、自分の子どもに熱湯を掛けて殺すようなトンデモ親の場合は別だけど、こうした極めて特殊な例を除けば、ちゃんと子どもに食事を与え、ちゃんと義務教育の学校へ行かせ、人として最低限の良識を教えることができる親なら、その親が金持ちでも貧乏でも、両親がいてもシングル親でも、そんなことは大して関係ないと思う。

 

経営者のツケを払うのは労働者。「もらいすぎ中高年」という嘘を暴く

若年層の雇用悪化や賃金上昇を阻む諸悪の根源のように語られ、世代間の分断を煽るかのように繰り返される「もらいすぎ中高年」という言葉。はたして彼らは本当に「もらいすぎ」ているのでしょうか。今回のメルマガ『デキる男は尻がイイ-河合薫の『社会の窓』』では著者で健康社会学者の河合薫さんが、さまざまなデータを基にその「ウソ」を暴くとともに、すべての世代の日本人が「もらわなすぎ」であるという事実を指摘。その上で、日本人の賃金がこれほど低く推移している根本原因の解明を試みています。

プロフィール:河合薫(かわい・かおる)
健康社会学者(Ph.D.,保健学)、気象予報士。東京大学大学院医学系研究科博士課程修了(Ph.D)。ANA国際線CAを経たのち、気象予報士として「ニュースステーション」などに出演。2007年に博士号(Ph.D)取得後は、産業ストレスを専門に調査研究を進めている。主な著書に、同メルマガの連載を元にした『他人をバカにしたがる男たち』(日経プレミアムシリーズ)など多数。

 

「もらいすぎ中高年」は本当か?

「もらいすぎ中高年」―――。

この数年、繰り返されてきた言葉です。はい、その真意は説明せずともおわかりですね。

日本企業の賃金体系は、勤続年数や社内キャリアなどに基づいているので、「長く働く=年齢が高い」人がたくさんもらうことになる。その結果、50代前半がピークになる山型が維持されてきました。

「45歳定年説」が主張されたり、年功序列へのアレルギーが「これでもか!」と繰り返されるのも、「もらいすぎ」という意識が多くの人たちの共通認識として定着していることの証なのでしょう。

しかしながら、年功賃金を否定する材料として常に使われるのは「アメリカ」との比較です。雇用流動性も同様に「アメリカと比べ」が決まり文句です。

実際には、アメリカ以外の先進国、すなわち欧州にも日本同様、勤続年数で賃金があがる傾向はあるし、「長期雇用」も欧州では決して珍しいことではありません。

イタリア、イギリス、フランスなどは日本より緩やかながらも、右肩上がりです。ドイツは欧州の中でも、長期雇用が一般的で「日本型雇用」に近いとされ、勤続年数10年~20年までは日本より上昇率が高いことが確認されています。

さらに「勤続1~5年」と「勤続30年以上」の上昇率を比較した場合、日本が1.8倍で、ドイツは1.7倍とさほど変わりありません。

一方、日本の入社時と勤続30年時点の処遇の上昇率の推移を見ると、1976年では2.3倍でしたが、1995年には2.2倍、2019年には1.7倍と年功序列的傾向の度合いは低下しているのです。

1997年~2019年までの22年間の男女大卒者の賃金変化率をみると、25-29歳は4.1%上昇しているのに対し、55-59歳は18.1%の下降してることもわかっている。

なのに「もらいすぎ中高年」と、あたかも「中高年」に問題があるかのような言説はいささか腑に落ちません。むしろ、「中高年」以外の層の人たちの賃金の低さにこそ問題がある。中高年以外の層が「もらわなさすぎ」なのです。

アメリカとの比較でも「中高年」だけではなく「すべての世代」で賃金が低いので、「もらわなさすぎ日本人」と指摘すべきでしょう。

 

子供が「思わず言ってしまった言葉」を後悔しないために親ができること

毎回さまざまな育児のお悩みに答えている無料メルマガ『幸せなお母さんになる為の子育て』。今回は著者のパピーいしがみさんが、『小学生の息子がお友達と喧嘩をして運動会に参加したくないと言い出した…』という、あるママさんからの相談にのっています。

本心でない言葉

こんばんは。パピーいしがみです。

今日は「本心でない言葉」についてお話ししたいと思います。

友達とケンカをしてしてる時に、つい本心でない言葉を発してしまい、その後、自分が言ってしまった言葉に「まずかったな」「どうしよう」と後悔してしまう事は良くあります。

例えば「もう遊ばない!」「絶交だ!」とか、「お前なんていなくなれ!」とか、もっとひどい言葉を言ってしまうこともあります。

本当はそこまでの気持ちは無くても、口をついて出てしまって、その時は怒っているから平気でも、冷静になった時に「ああ、あんなこと言っちゃって、もう合わす顔がない」のように後悔してしまいます。

それで子供自身がその「本心でない言葉」を悔やんで「もう学校行けない」となってしまうこともあります。

ご相談を頂いたのはくまさん。くまさんからは以前に

「私が常にイライラ、主人や息子に小言が多く夫婦関係もケンカが絶えず、主人も私も息子に怒鳴っており、怒る時には手が出てしまうこともありました。

いつしか息子も学校生活でケンカが多くなり、休み時間も一人で過ごすようになってしまいました。

子供は登校前に腹痛や頭痛を訴えお休みする事も度々…」

というご相談を頂いたことがありました。でも今は「家族の雰囲気が変わってきたように思います」とご報告頂くようになって、8歳の息子さんも、放課後にゴールキーパーにさせられて我慢していたのを「順番にしてほしい」とか「できないなら遊ばない」など言えるようになって、たくましくなってきた…とご連絡を頂いていました。

そんな時、ちょっとトラブルがあったようです。こんなご相談でした。

相談させてください。

運動会が行われるのですが「僕、リレー選手になりたい」と選手決めの前夜は普段より早く就寝し元気一杯のぞみ、見事選ばれ喜び一杯で帰宅してくれました。

一昨日、息子が声をかけリレーの練習する事になり、息子含めリレー選手4人の男の子が集まり練習したようですが、息子ともう一人の子は一生懸命練習して、他2人はすぐにふざけて遊びはじめてしまったようで、泣いて怒って帰宅しました。

帰宅するなり「運動会出たくない、休む、あのメンバーで勝っても嬉しくない」と泣き、私は理由もちゃんと聞かずつい「お休みはできないよ」と言ってしまいました。また休む事になったらと思い、とっさに口をついて出てしまいました。

その後「一緒に練習できず悲しかったね」など聞いているうちに落ち着いてきましたが「リレー選手にならなければ良かった」「補欠の子に代わってもらう」「練習しないことに僕怒っちゃったから…」と息子。

日頃、お友達の良いところを話してくれるので、伝えてみたら?あなたが楽しそうに走ってみたら?と言ってみましたが、どう声をかけてあげれば良かったのでしょうか。

と、こんな内容でした。

以前の息子さんでしたら「リレーメンバーになりたい」と努力することもなかったとは思うのですが、今、縄跳びや、サッカー、今回のリレーメンバー選出などで向上心が高まっている息子さんには、他の子の真面目にやろうとしない姿勢にカチンときちゃったんでしょうね。

ですが友達とのいざこざは、あって良いことだし、こういう事を経験しながら成長していきます。そこで私はこんな風にお返事しました。