「確率」を理解できぬ大人たち。なぜ日本人は数学的思考が苦手なのか?

学生時代に数学の授業で誰しも学んだ経験のある「確率」の問題。しかし、確率の「定義」をキチンと説明できる人は少ないのではないでしょうか。ビジネス数学者でメルマガ『深沢真太郎の「稼ぐ力がつく! 数学的思考の授業」』著者の深沢真太郎さんは、SNS上で「確立」という誤字で書かれてしまうほど「確率」というモノが正しく伝わっていない現実を紹介しながら、「そもそも確率って何?」という疑問について事例を使って分かりやすく解説しています。

Twitterが教えてくれた「確率」を正しく知らない人の存在

ある企業研修で私は参加者の皆様にこのような問いを投げかけたことがあります。

Q. 数学で学んだ「カクリツ」を漢字で書いてください

もちろん正解は「確率」です。

皆さんもおそらく同じ漢字を思い浮かべていたと思います。こんなの当たり前じゃないかと思うかもしれません。

でも、聞いてください。

例えばTwitterなどで私が見かける「カクリツ」、このような漢字で表現されていることがあります。

「確立」

もちろんこれは誤りであり、正しくは「確率」です。

しかし、明らかに大人の、そして一見すると知的でご立派な主張と思われる文章の中に登場する「カクリツ」の漢字が間違っているのです。

先述した研修の現場でも、同じように「確立」と書いている参加者がいました。

これは一度や二度ではなく、これまで私が何度も目にしてきた事実です。

Twitterといえば、思い出したことがあります。先日たまたまある投稿を見かけて面白いなと目にとまりました。

あるAさんとBさんの対話のような内容でした。

私の記憶も少し曖昧なのですが、要約するとこんな内容だったと思います。

Aさん
「いつも思うけど、何百万人のうちたった何人が死亡するから死亡する確率は低いしまったく気にしなくていいって考え方は間違っていると思う。本人にとってはそんな確率なんてなんの意味もない。生きるか死ぬかの2択だからさ。50%と50%って理解するべきだよね」

Bさん
「数学が死ぬほど苦手だった高校のころ、数学の先生に対してこんなことを言ったんです。物事はすべて「なる」か「ならぬ」の五分五分じゃないですか、と。そうしたら、俺はそういう雑な考え方で生きていかずに済むように確率の概念を教えるんだ、とその先生に言われたんです。確率は常に50:50というのはある種の思想か哲学としてならありだけど、数学的思考が要求される場面でそういうことを言っていると、自分は算数からできていませんと宣伝するようなもんだぞ」

いかがでしょう。

Aさんのおっしゃっていることも理解できるし、Bさんの主張に頷く方も多いでしょう。

このふたりの対話の何が面白いかというと、「そもそも確率ってなんだっけ?」という内容であることです。

裏を返せば、このような対話がこの世に存在する理由は、確率というものの定義や理解が人によってバラバラだということ。

実は曖昧なまま確率というものを理解したつもりになっている人がたくさんいるということです。

ちなみに私はこの二人はどちらも間違ったことは言っていないと思っています。

いくつかの事例を使いましたが、要するに私が言いたいことはこうです。

実は「確率」を正しく知らない人がたくさんいる。

ですからこの授業もまずは確率のそもそもからしっかり学ぼうと思うのです。

皆さんの中にはかつて確率をしっかり学んだ方もいるでしょう。

その方にとっては知っている知識の確認にしかならないかもしれませんが、もしかしたらある種の誤解や新たな発見があるかもしれません。

ぜひ楽しみながら参加してください。

石原さとみに人気急落と離婚危機。コロナ“隠蔽”で綾野剛が激怒、宗教問題で夫婦に赤信号

女優・石原さとみ(34)の周辺が何やら騒がしい。昨年末に年収5000万円超のエリートビジネスマンと結婚し、仕事もプライベートも順風満帆だったはずだが、新型コロナウイルスに感染していたことが発覚。公表しなかったことで批判を受ける中、石原に人気凋落の傾向と離婚危機とのうわさがささやかれている。

コロナ感染の“後出し発表”で綾野剛が激怒

石原さとみが新型コロナウイルスに感染していたことを伝えたのは、3日の『NEWSポストセブン』。新ドラマのクランクインを間近に控えた中でその事実が発覚した。

この一報に慌てた所属事務所は、翌日4日に石原の感染を発表。後出し感が否めない公表だっただけに、「事務所はバレたくなかったんでしょ」「本当は隠し通すつもりだったはず」など批判が殺到した。

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何より一番怒ったのは共演者の綾野剛(39)。

「黙っていてこちらが感染していたらどうするんだ」と、激怒しているといわれている。芸能事情に詳しい週刊誌の記者は次のように語る。

綾野さんは主演映画『ヤクザと家族 The Family』が現在公開中で、そのPRの真っ最中。本人は何としても映画をヒットさせたいと思っているんです。それなのに、石原さんのコロナ報道のせいで、4月スタートのドラマの情報が出てきてしまった。当初描いていた映画の後にドラマという流れが崩れ、作品情報が食い合いになってしまったことに立腹しているようです」

綾野サイドとしては、石原に自分の主演映画を潰された形となった。ドラマのクランクイン前から、2人の間には大きな波風が立ってしまったようだ。

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夫が創価学会入信も「宗教問題」で離婚危機

放送前から主演ドラマに暗雲が立ち込めた石原だが、災難はまだまだ続いている。昨年末に結婚した1歳年下の男性と早くも“離婚の危機”に瀕しているというのだ。

これまで報道されてきた通り、石原は熱心な創価学会員。高校まで創価学会が関連する学校に通っていたほどで、父は創価学会の本部に勤める職員である。

昨年5月に密かに設立した個人事務所「株式会社SK」も、創価学会と石原自身のダブルネーミングではないかとささやかれている。

対する夫は創価学会とはまったく無関係だったが、一部報道で結婚を機に妻のために入信したとされていた。

「2人の間がギクシャクしているのは事実のようです。理由はやはり宗教問題。旦那さんは入信しただけであって、そこに特別な思いはありません。熱心な石原さんとは大きな温度差があります。創価学会の慣例や行事を大切にする石原さんに旦那さんがついていけなくなったというのが本音でしょう。加えて、連ドラに入れば石原さんも忙しくなります。すれ違いの生活が続いて、離婚に突き進むのではないかとみられています」(前出・芸能記者)

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これまで石原は元ジャニーズの山下智久(35)やIT企業の社長など、多くの男性との交際が報じられてきたが、いずれも宗教問題で折り合えずに別れを繰り返してきた。

結婚した夫は創価学会への入信まではこぎつけたが、結局は過去の男性たちと同じようになってしまうのか。年収5000万円超の外資系エリートビジネスマンでも、この問題をクリアするのは難しいようだ。

ほとんどの心霊写真がコレ。モノが顔に見えるシミュラクラ現象とは

例えばコンセントや野菜の切り口など、わたしたちは様々なものに「人間の顔」を見るものです。言われてみれば判るといった程度の「心霊写真」などはその最たるものですが、なぜこのような「錯覚」は起きるのでしょうか。今回のメルマガ『富田隆のお気楽心理学』では著者で心理学者の富田隆さんが、簡単な要素の集合に顔を見てしまう「シミュラクラ現象」を解説しています。

なぜ私たち人間は、いろいろなモノに「顔」を見てしまうのか?

【玄関の妖怪】

私は幼い頃、幽霊や妖怪を見やすい子供だったようです。

家の玄関の壁に、父のレインコートと帽子がかけられていたのですが、幼い私には、それが宙に浮いた妖怪か何かのように見えたのです。廊下の端からそのコートを指さしては、「見てるよ、見てるよ」と怯え、何度も母に訴えていたのだそうです。

母は、首をひねりながら、そのコートと帽子をいろいろな角度から眺めてみて、ようやく「なるほど」と納得しました。帽子の下にかけられたレインコートの左右の襟が、見ようによっては二つの眼のように見えなくもない、と気づいたのです。電灯をつけていない時の玄関は薄暗く、白い壁にかけられた黒いレインコートは、確かに化け物じみて見えたかもしれないと母は言っていました。

お化けの正体がレインコートであったことを教えられた幼児期の体験が原因となっているかどうかはわかりませんが、大人になってからの私は、いわゆる「心霊写真」というものに対してかなり懐疑的になりました。

もちろん、妙なところから誰のものでもない手が出ている記念写真とか、列の後ろに亡くなったはずの友人が写っている集合写真とか、いわゆる「心霊写真」の中には、どう考えても不思議な、怪奇現象としか言いようのないものも少なくありません。私も、そうした種類の不思議な写真の神秘を否定するつもりはありません。

【見做(みな)し】

私が疑問に思うのは、「見ようによっては顔に見える」といった種類の「心霊写真」です。そして、身の回りにはこの種の写真が多いのです。

たとえば、大学で女子学生が、クラブ合宿の記念写真を囲んで大騒ぎしていたりすることがあります。興奮した彼女たちの話によれば、背景の森の中に気味の悪い顔が写っている、というのです。そう言われても、最初は、そんな顔は見えないのですが、「ほら、ここに眼があるでしょ」「もうひとつはここです」「その下にあるのは口じゃないでしょうか」と一点一点説明されると、確かに、なるほど、「顔」と見えなくもありません。

しかし、このような「心霊写真」はどちらかと言えば「見做(みな)し」の産物なのです。三つの点をひとつの集まりとして見ると、顔に見ることもできる、というわけです。つまり、空に浮かんだ雲が龍に見えるとか、海岸にそびえる岩が犬の顔に見えるといった種類の現象と同じようなものと考えて良いでしょう。

その昔、こうしたものも含めて、「心霊写真」が流行した時代がありました。テレビでも、視聴者から寄せられた「心霊写真」(と称するもの)を、「霊能力者」?がもっともらしく解説する番組を、各局が競って放映していました。

最初の内こそ、誰が見ても不思議と感じるような質の高い?神秘的写真が送られてきたものですが、当然、時間が経つにつれ投稿の質は低下し、「見ようによってはそう見えなくもない」というような「見做し」の写真が多くなってしまいました。

それにつれて、自称「霊能力者」の解説もかなり苦しくなってきて、次第に創作ではないかと思うようなありふれたお話が増えていったのを憶えています。ぼんやりした顔らしきものから、よくもそんな因縁話を考えられるものだと感心したものです。因縁話の陳腐化とマンネリ化につれて、番組自体も少なくなっていきました。ところが、心霊写真のブームが下火になって来ると、今度は「人面石」とか「人面魚」といった形で、見做し系?のバリエーションが次々に登場することになりました。

「悪気がない」のが大問題。森喜朗会長と彼を擁護する人々の異常性

国内外から非難が殺到している、東京五輪・パラリンピック大会組織委員会の森喜朗会長による女性蔑視発言。謝罪会見での居直るような態度も火に油を注ぐ結果となり、収拾が見えない状況となってしまっています。今回の無料メルマガ『まんしょんオタクのマンションこぼれ話』では、マンション管理士で江東区議会議員の経験もある廣田信子さんが、こうした発言しかできぬ人間をトップに置くことを許している日本社会を強く批判。さらに当案件は、このままの対応で済むような軽い問題ではないとの厳しい態度を示しています。

失言を繰り返す人がトップにいることを容認する社会

こんにちは!廣田信子です。

東京五輪・パラリンピック組織委員会の森喜朗会長の「女性が多いと理事会の会議が長くなる」発言を巡って、国内のみならず、世界からも批判の声が上がっています。

森氏の女性蔑視ととられる発言は今に始まったことではありません。2003年6月、鹿児島市内の公開討論会で少子化に言及した際、「子どもを一人もつくらない女性が、自由を謳歌して楽しんで、年取って税金で面倒見なさいというのは本当はおかしい」という趣旨の発言して、子どものいない女性を問題視するかのような暴言として批判が上がりました。結局、何となくうやむやになりましたが…。

また、2007年7月には、富山市での講演で、新幹線の新駅建設を「もったいない」とした嘉田由紀子・滋賀県知事(当時)に対して、「女の人だなあ。やっぱり(視野が)狭いなあ」などと発言しています。嘉田知事の「言葉尻をとらえて女性蔑視とすることは控えたい」、しかし、「公共事業の決定に、男だから女だからは無縁」と述べたことで一応収まりましたが…。

今回の失言で、「またか」…というのが多くの人の感想だったのではないでしょうか。

森氏が、女性蔑視的な意識の持ち主であることは、もう簡単には変わらないと思いますが、なんで、公の席でそんな発言をするのか…。そんな人、危なくて、国際的な大イベントの責任者なんて、やらせておけない…とならないのが、日本の不思議です。

何となく、「言葉尻をとるな」「根は悪い人じゃないから」などと、政界、それに近い人たちの庇う声に押されて、これまで、うやむやで済ませてきてしまった結果が、これなんだと思います。

森氏は批判を受け、4日に緊急会見を開催し、前日の「女性蔑視発言」について「五輪・パラリンピックの精神に反する不適切な表現。反省して撤回したい」と一応謝罪しました。

しかし、組織委員会のトップに適任ではないと追及した記者には「承っておきます」と冷笑し、発言の真意に迫ろうとする質問を「そういう話はもう聞きたくないよ。面白おかしくしたいから聞いてるんだろ?」と逆ギレしたのでした。無論、この反省したとは到底思えないこの様子も世界に打電されたのでした。

ああ~なんでこうなの。どうして、こういう発言しかできない人をトップに置かなくちゃならないの…と残念を通り超して重い気分になりました。当然、ネット上では、森氏の大会組織委員長の辞任を求める声がどんどん大きくなっています。しかし、森氏にやめてもらういのは難しい。森氏に引導を渡せる人が見当たらないからだ…と。

下村博文五輪担当相、日本オリンピック委員会(JOC)の竹田恒和会長、東京都の秋山俊行副知事が3者会談を行い、続行の要請を決め、森元首相が受諾した…と報じられています。

経済界の方や、国内外のスポーツ関係の方とネットワークを持っている森氏が最終的に適任ではないか…というのですが、なんで、この3者で決めるのかもよくわからないし、辞任しないことが世界にどう受け止められるのかも、まったく考えられていません。

「女性が多いと理事会の会議は長くなる」などと言われた東京五輪・パラリンピック組織委員会の理事さんたち、がんばれと応援したいです。

東大卒の精神科医が伝授。最短で「勉強ができる人」になれる裏ワザ

新型コロナウイルスの流行に伴う「ステイホーム」をきっかけに、資格や語学といった新たな勉強を始めた方も少なくないかと思われます。せっかく手を付けたのならばより早く成果を上げたいものですが、どんな手立てが有効なのでしょうか。今回の無料メルマガ『セクシー心理学! ★ 相手の心を7秒でつかむ心理術』では現役精神科医のゆうきゆうさんが、心理学に基づく「最短で勉強ができるようになる方法」を紹介しています。

最短で勉強ができるようになる方法!

こんにちは、ゆうきゆうです。

さて、皆さんは勉強の成績や仕事の成果をより上げたいと思いますでしょうか。今回は、そんなときに有効な心理学テクニックについてお教えします。

フロッグポンド効果

心理学には「フロッグポンド効果」というものがあります。英語ですとかっこいい感じですが、日本語にすると簡単です。「池のカエル効果」と言います。

これはカエルの大きさに関係しています。当然ですが、小さな池にいればカエルは大きく見えますし、大きな池にいたらカエルは小さく見えますね。相対的に周囲が大きければ、自分のことが小さく見える、ということを示しています。

これはサイズだけの話ではありません。例えば、すごく優秀な人たちの中にいたら、どんな人であっても「自分はあまり優秀ではない・無能かもしれない」と感じてしまうでしょう。

反対に、あまり能力のない人たちの中にいれば、当然比較しますから、周りの人も「あの人は優秀だ」と思うでしょうし、自分自身も「他の人よりも自分はできるんだ」と思えるでしょう。

鶏口となるも牛後となるなかれ

中国の故事でも同じようなものがあります。「鶏口となるも牛後となるなかれ」という言葉です。こちらは「強い牛たちの集団の中でビリに入るぐらいなら、小さな鶏たちの集団でもいいからトップになれ」と言っています。そうすると、自信が湧いてきてどんどん前向きになれるというのです。

ですので、もし「自分は人と比べると落ち込みやすいけど、前向きに色々頑張りたい」と思うなら、フロッグポンド効果を利用し、自分より下の人がいるグループに所属してみるのも手でしょう。その中ではできる方になるので、確実に自信が湧いてきます。

しかし、絶対に下の人がいる集団に所属しないとダメ!というわけでは決してありません。こういう考え方もあります。

二階幹事長が“国民蔑視” 「新たにボランティア補充」発言で森氏の二の舞 どこまでも腐った自民党

自民党の二階俊博幹事長が火に油を注ぐ発言だ。8日に行われた記者会見で、東京五輪・パラリンピック大会組織委員会の森喜朗会長の女性蔑視発言を受けたボランティア辞退の動きについて言及し、「また新たなボランティアを募集する、追加するということ」と語り、波紋を広げている。

二階幹事長が森会長を擁護&ボランティアを侮辱

どうやら二階幹事長には火消しをするという気持ちはないようだ。

女性蔑視発言で辞任を求める声が出ている、大会組織委員会の森喜朗会長について、「発言を撤回したので、それでいいのではないか」と述べ、辞任の必要はないとの考えを示した。時事通信などが報じた。

また、辞退者が相次ぐ大会ボランティアについては、「そんなことですぐ辞めると瞬間には言っても、協力して立派に仕上げましょうとなるのではないか」と発言。

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女性蔑視発言を「そんなこと」と言い放ったことに対して、「国民はものすごくなめられている」「失言にはその方の本音が表れる」など、激しい批判が浴びせられている。

党はその後、「そんなこと」は「そのようなこと」に訂正すると文書で記者側に通知したと東京新聞は報じたが、二階幹事長の“本音”がこの発言に表れていることは間違いないだろう。

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楽天・三木谷会長が東京五輪開催に懐疑的な意見

東京五輪開催に向けて逆風が吹く中、実業界からも懐疑的な声があがった。

楽天の三木谷浩史会長兼社長は8日、自身のツイッターで「日本を元気にしたいという自分の創業の原点に立ち戻り、(実業界ではタブーだけど)勇気を振り絞ってストレートに言うことにしました」と投稿。

その上で、「『五輪に関しては、現状を鑑み、冷静に開催の見直し、または順延をIOCと協議すべきだ。』あまりにもリスクが大きすぎる」とツイートした。

三木谷氏は前日7日のツイッターでも、「五輪はワクチンが前提だと思っていました」とした上で、「変異種が出て来ている中、本当にそれ無しでも実施するべきなのか?ちゃんと議論をするべきだと思う」と投稿。

「世界がコロナに打ち勝った証という高い志は良いと思うけど、それまでに打ち勝てるのは現実的でなくなってしまった」と発信し、と東京開催に懐疑的な考えを示した。

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三木谷氏は菅義偉政権とも近く、影響力が大きい経営者だけに、このツイッターでの発言は波紋を広げそうだ。

創価学会員が憂う、公明党議員の自民化。まさかの野党と「連立」模索も

与党・公明党の遠山清彦衆議院議員が、緊急事態宣言下にも関わらず銀座のクラブへ出入りしていたことを報じられ、1日に辞職願を提出しました。政界からの引退を表明した形となりましたが、こうした厳しい処分に公明党の支持母体である宗教団体「創価学会」の影響があると見るのは、元衆議院議員で小沢一郎氏の秘書も長く務めていた石川知裕さん。石川さんは自身のメルマガ『石川ともひろの永田町早読み!』の中で、創価学会は近年の公明党が「自民化」の動きを見せていることに強い懸念を示していると指摘。おかしな自民党の政策にも賛成する公明党に対して、心が離れ始めている学会員が増えていると分析しています。

遠山氏の議員辞職は「引き裂かれた学会員の心」を映し出している

公明党の「将来の代表候補」と嘱望されていた遠山清彦衆議院議員が2月1日、衆議院議長あてに辞職願を提出した。 次期総選挙への出馬も否定し、政界からの引退を明言した。 

国会議員にとって一番つらい決断は議員辞職である。 私自身も将来の復帰に向けて衆議院議員辞職という決断を迫られた経験があるので、遠山氏の苦衷は理解できる。 遠山氏は政界からの引退も表明させられたので、私以上に無念だったろう。

ご存じのように、公明党はスキャンダルに厳しい政党だ。

遠山氏と同じく銀座のクラブに通っていた自民党の衆議院議員3人について、自民党は「離党勧告」で決着させた。 離党は将来的に選挙区で勝ち上がった場合には復党できる含みを持たせる措置で、首の皮一枚ではあるが、復活の可能性を残している。

当初は公明党も遠山氏を「厳重注意」で済ませていた。 自民党にも同様のスキャンダルがあったため、自民党側に配慮して軽い処分で済ませていたのだ。

しかし、遠山氏の政治団体がキャバクラへ出費していたことが明るみになり、役職辞任に追い込まれた。 さらに自民党の議員も役職辞任処分となったことで、公明党内では、自民党議員と同じ処分では「公明党も自民党と同じだ」と世論から攻撃されることを懸念し、遠山氏に腹を切らせる結果となった。

もちろん、遠山氏を辞職させるに至った最大の理由は公明党の支持母体である創価学会会員からの厳しい指摘があったことは言うまでもない。 

作家の佐藤優さんが上梓した『池田大作研究』は、創価学会と公明党の関係を考えるうえで非常に参考になる。 佐藤さんは「キリスト教は当初、ユダヤ教から迫害されていたが、キリスト教が世界中で国教となった」ということを踏まえ、「戦前の弾圧から巨大教団に発展した創価学会が応援する公明党が、与党化するのは必然だ」と説いている。

自民党と公明党の協力関係は20年に及んでいる。 公明党はこの間、自民党と連立政権を組むことで創価学会会員からの要望を実現させていった。 例えば麻生政権下の定額給付金、そしてコロナ禍での10万円給付実現だ。低所得者や零細企業者の創価学会員は与党にいるメリットを感じている。

しかし、一方で、平和の党を旗印にしている公明党が自民党化しつつあることを懸念する創価学会員も多い。 実際、遠山氏は憲法改正に熱心で日本会議の会議にも出席するなど、かつての公明党議員とはかけ離れたイメージを持つ。

つまり、創価学会員は、与党であるメリットを感じつつも、現実政治を進める上である程度は「灰色のもの」を飲み込んでいる公明党議員に違和感を持っている。 そういう創価学会員が増えているのが事実だ。

京大・藤井聡教授が完全論破。コロナ「自粛厨」が掲げる3つの大ウソ

新型コロナウイルスの感染拡大予防のためとはいえ、行き過ぎた対応を求める「自粛警察」なる人々の言動が社会問題ともなっています。そんな面々の主張を「間違いだらけの酷い代物」と全否定するのは、京都大学大学院教授の藤井聡さん。藤井さんは自身のメルマガ『藤井聡・クライテリオン編集長日記 ~日常風景から語る政治・経済・社会・文化論~』で今回、彼らが挙げる「自粛を必要とする理由」を完全論破しています。

 

「皆で自粛してコロナを乗り越えよう」物語をどうすれば転換できるのか?~精神病理学に基づく集団的コロナ脳現象へのアプローチ~

今、世間では、次の様な「物語」が平均的に共有されているようにおもいます。

コロナで医療崩壊の危機が迫る緊急事態になっており、これを回避するには、感染リスクの高い飲酒飲食を自粛することが必要だ。その自粛をより強力に進めるには、緊急事態宣言が効果的。だから、感染者数が目に見えて減るまで緊急事態宣言を続けるべきだ。そうすればまた、コロナを気にせずに普通の生活が始められる。自粛はつらいけど、そういうコロナを気にしないで暮らしができる日が来るまで、我慢して自粛が必要だ。

これはいわば「皆で自粛してコロナを乗り越えよう」物語です。

そして、この「物語」が共有されているが故に、

自粛しないヤツがちょっとでも居れば、いつまでたってもコロナは無くならない。その結果、俺たちはずっと我慢して自粛し続けなきゃいけなくなる。真面目に自粛しない奴らは楽しい思いをしてて、俺たちはそいつらのせいでずっと嫌な自粛をさせられる。なんて馬鹿馬鹿しい話だ。自粛しないそんな奴らはホントに悪い奴だ。徹底的に取り締まって、見つけたら徹底的にバッシングしなきゃいけない。そうすれば、皆が真面目に自粛をするようになって、早く自粛生活から逃れられるんだから。

という物語を信じ込む人が大量に存在しています。これはいわば、「自粛警察で取り締まってコロナを早く終わらせよう」物語です。

で、「皆で自粛してコロナを乗り越えよう」物語があるからこそ、緊急事態宣言にも、そしてその延期にも国民の大半が賛成しているのです。そして、「自粛警察で取り締まってコロナを早く終わらせよう」物語があるからこそ、自粛警察やそれに準ずるような監視や注意や密告の様な行為が頻発するようになります。さらには、「自粛しなくてもいい」という結論に繋がるような事を言う(当方や京大の宮沢教授や小林よしのり氏のような)人々は、あちこちで激しくバッシングされる事になります。

つまり、今世論でまき起こっている空気は、「物語」が作り上げているのです。

(なお、この物語をつくりだした張本人は、このままだと42万人死ぬぞと世論を脅した西浦という教授やワイドショーに出まくってコロナは怖いぞと同じく脅しまくった岡田という専門家風タレントを代表とするような「専門家」達です。彼等専門家が過剰に煽らなければ、如何にワイドショーやマスコミといえど、ここまで濃密に「皆で自粛してコロナを乗り越えよう」物語を作り上げることなど出来なかったはずです。なんせ、ワイドショーやマスコミは素人なので、コロナのことなんて何にも分からないのですから。)

しかしこの物語にはツッコミどころが満載の、科学的実証的に考えれば間違いだらけの酷い代物です。

逐一ツッコミを入れていきましょう。

コロナで医療崩壊の危機が迫る緊急事態になっておりこれを回避するには感染リスクの高い飲酒飲食を自粛することが必要だその自粛をより強力に進めるには緊急事態宣言が効果的。」

→間違いです

自粛しなくても、政府がカネをつかって感染症法の規制を緩和すればいくらでもコロナ対応病床が増えて緊急事態が回避できる。しかも、自粛してもしなくても、コロナは感染拡大するときは拡大するし、収束する時は収束している。

森会長の失言だけにあらず。東京五輪の開催が「絶望的」なワケ

東京五輪組織委の森会長の女性蔑視発言が波紋を広げていますが、五輪開催を巡ってはさらなる大きな障壁が存在しているようです。今回のメルマガ『国際戦略コラム有料版』では著者で日本国際戦略問題研究所長の津田慶治さんが、我が国における新型コロナワクチン接種開始の遅れが五輪開催を危うくしているという事実を紹介。その原因に初動段階の厚労省官僚の失敗を挙げるとともに、感染症対策を官僚機構の底辺で扱ってきた政府首脳たちに猛省を促しています。

東京五輪は開催できるのか?

東京五輪組織委員会の森会長の失言で、東京五輪の開催が危ぶまれているが、それ以上の問題が出ている。それを検討しよう。

コロナ感染者数が徐々に減り、菅首相の支持率も上がり、菅首相の記者会見も見違えるほどよくなってきて、東京五輪の開催が見えてきたと思っていたら、次の難題が起こっている。

まずは、森氏組織委員会会長の失言である。「女性を理事にすると、会議時間が長くなる」という失言というか、本人の本音であるが、これに日本だけでなく、世界的な反発が出た。世界的なポリティカル・コレクトの概念が森会長には欠如しているので、仕方がないが、森会長は謝罪し、自らの辞任を言い出したが、武藤敏郎事務局長以下五輪組織委が慰留したようだ。

そして、森会長の失言で、ボランティアや聖火ランナーの辞退が広がり、組織運営にも、より資金が必要になったはず。この上に、世界の女性選手のボイコットが起こると、森会長の辞任が必要になる。カナダのIOC委員は追及すると述べている。東京にある外国の大使館も抗議を継続するという。

これに、森会長の辞任を安倍さんが言えばよいだけで、会長の適任者がないというが、次の会長に、世界的にも有名な安倍前首相がなればよいだけである。

安倍前首相は、秋の自民党総裁選挙には出られないので反対するかもしれないが、2024年のトランプ再選の時まで我慢するべきである。そして、ここは、日本のために、ひと肌脱ぐべきだ。世界的なポリティカル・コレクトに配慮できる安倍さんなら、世界は認める。

これだけなら良いが、もう1つの問題が発生している。ワクチンの納入遅れが起きている。ファイザーの日本向けワクチンはベルギーで製造されているが、EU委員会は、コロナワクチン輸出の承認制度を作り、EU域内のワクチンを確保する方向である。

EUはワクチンが足りないのでロシア製ワクチンも手に入れる方向であり、日本など構っていられない状態である。

ファイザーの米国製造分は全量米国が抑えているので、手に入らない。ということで、2月中旬に始まるはずのワクチン接種開始も遅れる可能性が出てきた。

ワクチンの争奪戦が起きているのである。EUは日本への輸出を承認したが、数量を明示していない。ほんの少しだけ提供して非難を抑えるようである。

このため、すでに4月開始するとした65歳以上の高齢者への接種も、首相はできないことを仄めかしている。

このため、アストラゼネカのワクチンに期待がかかる状態になっている。アストラゼネカのワクチンは、日本で製造するので、納入が確かであり、運搬温度が2度から5度であり、普通の冷蔵庫で良いので運搬が簡単である。このワクチンの出荷がいつになるかが重要になっている。

もう1つ、J&Jのワクチンも治験が終わり、緊急認可の状態になっている。有効性が若干低く、75%程度であり、ファイザーやモデルナ、アストラゼネカのワクチンの有効性95%以上より低いが、接種1回で済むので早く接種が完了する。常温で良いので、運搬がより容易になる。しかし、まだ、日本での治験が開始されていないので、当分先になる。

これぞ一流の証。帝国ホテルに伝わる「10・10・10の法則」とは

日本が世界に誇る高級ホテルとして、真っ先に名が上がる帝国ホテル。そんな一流ホテルには、サービスの教訓としている「算式」が存在するのだそうです。今回の無料メルマガ『致知出版社の「人間力メルマガ」』では、同ホテルの顧問を務められた藤居寛氏がかつて語ったその算式の意味するところと、帝国ホテルのサービスの真髄が紹介されています。

帝国ホテルに伝わる「10・10・10の法則」

帝国ホテルのサービスの教訓としている算式がありましてね。それが「100-1=0」というものです。

ホテルでは、ドアボーイがお客様をお迎えして、それぞれの持ち場が連携しておもてなしして、最後にまたドアボーイがお送りするわけですけれども、そのうちのどこか一つでもミスがあれば、他でどんなに素晴らしいサービスをしてもすべて台無しになってしまいます。

ですからたった一つのことでも気を抜いてはいけない。一つマイナスがあれば答えは99ではない、0だというのが「100-1=0」なんです。

同じことを「10・10・10(テン・テン・テン)の法則」というふうにも言っています。

信用、すなわちブランドを構築するには10年かかる。しかし、そのブランドを失うのはたった10秒なのです。そして失った信用、ブランドを盛り返すにはまた10年かかるということです。

長い時間をかけてつくり上げたブランドも、たった10秒で崩れます。ですから、一瞬一瞬のお客様との出会いを本当に大事にしなければいけないのです。

お客様にご満足いただけると、「さすが帝国ホテル」と褒めていただけるのですが、たった一つ間違えると、「帝国ホテルともあろうものが」という評価になります。中間の「まあまあ」という評価がないのが当社の宿命なのです。

ですから「100-1=0」や、ブランドは10秒で崩れるという訓戒を心に深く刻んで、「さすが帝国ホテル」と言われるように頑張ろうと声を掛けています。

具体的には「さすが帝国ホテル推進運動」という活動を行っておりまして、ホテル運営をしていく上で大事なオペレーション面、ソフト面、ヒューマン教育などについて常時協議を重ねています。また、特に「帝国ホテルらしい」行いをしたスタッフや部門に対して、社内表彰も行っています。

しかし、人間のやることというのは理想どおりには絶対にいきません。必ずミスもあります。その時には、「お詫びとお礼は1秒でも早く」というのが鉄則です。原因をキチッと究明して、そのお客様が札幌でも沖縄でも、飛んでいってお詫びします。これをやらなければ駄目ですね。


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