何かが違う。日本の少子化対策がほとんど効果を上げていない理由

社会問題となって久しい我が国の少子化。政府による対策も虚しく、出生数は低下の一途を辿っています。なぜ日本の少子化対策は奏功しないのでしょうか。その理由として、「攻め場所」の違いを挙げるのは、健康社会学者の河合薫さん。河合さんは自身のメルマガ『デキる男は尻がイイ-河合薫の『社会の窓』』で今回、政府の少子化対策が夢物語を追うだけという状況にある根本原因を記すとともに、少子化対策と銘打つならば何より先に改善すべき点を指摘しています。

プロフィール:河合薫(かわい・かおる)
健康社会学者(Ph.D.,保健学)、気象予報士。東京大学大学院医学系研究科博士課程修了(Ph.D)。ANA国際線CAを経たのち、気象予報士として「ニュースステーション」などに出演。2007年に博士号(Ph.D)取得後は、産業ストレスを専門に調査研究を進めている。主な著書に、同メルマガの連載を元にした『他人をバカにしたがる男たち』(日経プレミアムシリーズ)など多数。

 

“閉じゆく国”の未来

厚生労働省が公表した「人口動態統計(速報値)」で、2021年に生まれた子供の数は、84万2,897人で過去最少だったことがわかりました。2020年の3.4%減、6年連続で過去最少記録を更新中です。

総人口に占めるこどもの割合は、1950年には3分の1を超えていましたが、1965年には約4分の1になりました。その後、第2次ベビーブーム期(71年~74年)の出生児数の増加によって僅かに上昇したものの、1975年から再び低下を続け、1997年には65歳以上人口の割合(15.7%)を下回って15.3%となり、2021年はたったの11.9%です。

10人に一人って。自分が子供の頃の「子供の多さ」をイメージできない程の少なさですよね。

最初の総合的な少子化対策「エンゼルプラン」が、まとめられたのは1994年。遡ること28年も前です。つまり、日本の少子化対策はほとんど効果をあげられていないのです。

むろん政治家さんたちも、28年間、指をくわえて見ていたわけではありません。2013年には「少子化危機突破タスクフォース」なるものを立ち上げ、少子化対策は若年層にターゲットを絞ると断言し、若年層の恋愛調査の実施、婚活イベントへの財政支出、恋愛を語る会、若年の新婚世帯の住宅支援、などを順次実施していました。

2014年には自民党が「人口減少対策議員連盟」を発足させ、今年3月、森雅子首相補佐官が会長に就任。その他にも「婚活・ブライダル振興議連」の会長を三原じゅん子氏が務めるなど、「どうにかせねば!」と動いてはいる。

が、“何か”が違うのです。「産めや、増やせや、でもって働けや!」と、戦時中並みの圧力をかけらている若者たちの実態を本当にわかっているのでしょうか。

男女の出会い、妊活、子供の教育費問題…。“そこ”を攻めるだけで、希望出生率1.8を達成できると本気で考えているのか?甚だ疑問です。

 

ロシアへの経済制裁に52カ国が同意せず。複雑怪奇な国際情勢の未来

常任理事国で拒否権を持つロシアによる侵略行為に対し、国連は有効な制御手段を持っていません。経済制裁の決議でも193カ国中141カ国の賛成は大多数ではありますが、52カ国が同意していないという重い事実もあります。今回のメルマガ『石川ともひろの永田町早読み!』では、著者で小沢一郎氏の秘書を長く務めた元衆議院議員の石川知裕さんが、棄権した国を地域別に列挙。中でも日本との関わりが深く、巨大な人口を抱える中国、インドの立場の難しさを伝え、現在の世界情勢が先の大戦前と同様に複雑になっていると指摘しています。

 

ロシア連合はできるのか/ウクライナ戦争で見えた複雑怪奇な国際関係

連合国と枢軸国。戦前の世界大戦の枠組みである。日本、ドイツ、イタリアの三国軍事同盟と、アメリカ、イギリス、ソ連の連合国が覇権を争う構図であったが、ソ連とドイツは不可侵条約、ソ連と日本も中立条約を結ぶという複雑怪奇な面もあった。

第2次世界大戦後は米ソの冷戦が長く続き、2000年以降は米中の覇権争いがアフリカ、アジア、南太平洋の諸国で行われていた。

今回のウクライナ紛争は新たな国際的枠組みの形成を予感させる。国連の経済制裁の決議の結果を見てみよう。193カ国中、賛成は141カ国もある。世界の大勢はウクライナへの侵略を許していない。では残りの国はどういう国だろうか。

まず明確に反対を表明したのは、ベラルーシ、北朝鮮、エリトリア、シリア、そしてロシアの計5カ国だ。完全な独裁国家がずらりと並ぶ。注目したいのは棄権した国家だ。ロシアに気を遣う必要がある国である。地域別に見てみる。

【アジア】
バングラデシュ、中国、インド、カザフスタン、キルギスタン、ラオス、モンゴル、パキスタン、スリランカ、タジキスタン、ベトナム

【アフリカ】
アルジェリア、アンゴラ、ブルンジ、中央アフリカ、コンゴ、赤道ギニア、マダガスカル、マリ、モザンビーク、ナミビア、ニカラグア、セネガル、南アフリカ、南スーダン、スーダン、ウガンダ、タンザニア、ジンバブエ

【中南米、中東、欧州など】
アルメニア、ボリビア、ブルンジ、キューバ、エル・サルバドル、インド、イラン、イラク、ニカラグア

賛成も反対も棄権もしなかったのは、
アゼルバイジャン、ブルキナファソ、エスワティニ、エチオピア、ギニア、ギニア・ビサウ、モロッコ、トーゴ、トルクメニスタン、ウズベキスタン、ベネズエラである。

中国もロシアも、アジア、アフリカ、中東など発展途上国への支援を通じて自国の味方を増やしている。

第1次世界大戦も第2次世界大戦も、経済的な連携を通じて枠組みが形成される。日本が経済制裁を課してもロシアが困らない理由は、そもそも貿易量が少ないからだ。ロシアはクリミア併合後に経済制裁に耐えられる準備を進めてきている。ロシアは米ドルへの依存を弱めるために、ドル建てで保有する外貨の比率を減らし、金や中国人民元で保有を進めてきたと言われている。

そして、中国とロシアは貿易面でエネルギーと穀物でお互いの相互依存度が高いので、経済制裁を簡単にできない関係にある。ただし、中国は日本やアメリカと貿易が多いのでロシアを擁護しすぎると経済制裁の巻き添えになることを懸念している。

成長著しいインドは、ロシアからの武器の提供を受けており簡単に米欧の主張に同調できない。しかし、中国とは緊張関係にある。

第2次世界大戦時も、冒頭に指摘したように連合国と枢軸国に分かれながらも不可侵条約を結ぶなど複雑怪奇な国際関係だった。今後の世界情勢は、米英仏日独伊加のG7と中ロによる対立が深まるだろう。

 

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「稼ぐ講師」が技術を伝授。アプローチ別オリジナル研修の作り方

確たる実績を残した有名人による講演会と違い、しっかりとしたコンテンツがないと成り立たない企業研修。新しいことも取り入れなければならず、仕事として研修講師を10年続けるのは簡単ではありません。人気講師はどのように研修コンテンツを作り上げているのでしょうか。今回のメルマガ『深沢真太郎の「10年稼げる研修講師になる授業」』では、研修講師として活躍し近年は講師養成にも力を入れている深沢真太郎さんが、オリジナルの研修コンテンツを作る方法を惜しみなくレクチャー。2つの真逆のアプローチどちらも真髄は「わけるとつなぐ」にあるようです。

 

オリジナルコンテンツを作れる講師になる方法

ビジネス数学教育家・深沢真太郎です。本日も学びのためにお時間をとっていただき、ありがとうございます。今回もテーマは研修のコンテンツ作り。前回よりも少しだけ実践的な内容に踏み込みます。

実は研修講師には2つのタイプがいます。
A.自分でオリジナルのコンテンツを作り、それを使って指導する講師
B.人が作ったコンテンツを求められる通りに指導する講師
ちなみに私は完全にAタイプ。

企業研修やビジネスセミナーで提供している内容は100%オリジナルです(もちろんこの「10年稼げる研修講師になる授業」も)。Bタイプは例えば研修会社に所属する専属講師などでしょうか。その会社が持っているコンテンツを使い、それをマニュアル通りに指導する講師です。AとBに優劣はありません。あくまでもタイプの違いです。

もしあなたがAタイプを目指すなら、今回の内容は極めて重要になります。一方のBタイプの方でも、あなたが扱う既存コンテンツがどんな思考により開発されているのかを知ることは良いことでしょう。ぜひ今以上にいい指導ができるためのヒントを探ってみてください。では本題にまいりましょう。

コンテンツ作りのアプローチは2つあります。「大→小」と「小→大」です。なんのこっちゃわかりませんよね(笑)。さっそく説明しましょう。

まずは「大→小」という考え方です。字の如く、まずは大枠を決めてから細かいところを作っていく手順です。具体的には次のような問いに答えていくことでそれは可能です。

STEP1 あなたはどんな人がどうなる研修を提供するのですか?
STEP2 その内容は、大きく分けるといくつの要素が必要でしょうか?
STEP3 その要素たちにどんな順序づけをしますか?
STEP4 各要素は、さらに分けるといくつの要素が必要でしょうか?
STEP5 その要素たちにどんな順序づけをしますか?

おそらく感じとっていただけたことでしょう。そうです。これを繰り返し、これ以上は必要ないと言えるまで粒度を細かくしてコンテンツにしていきます。抽象的な説明なので簡単な具体例を挙げましょう。私のオリジナル研修でもある「数字で伝える・説得する技術」のコンテンツ作りはこのようにして行いました。

STEP1 あなたはどんな人がどうなる研修を提供するのですか?
 →数字が苦手な人でも定量的なコミュニケーションができるようになる研修
STEP2 その内容は、大きく分けるといくつの要素が必要でしょうか?
 →「理論」「実践」「総合演習」の3つ
STEP3 その要素たちにどんな順序づけをしますか?
 →「理論→実践→総合演習」の順に進めていく

この作業をすることで完成したコンテンツの概要はこんな感じです。実際、私は企業研修でまさにこの要素をこの順序で進行していきます。

 

結局、年金は65歳より前に貰う方が得なのか損なのか?こんなに違う受給額

もともと65歳で貰うはずの年金をそれ以前に貰うようにすることを「年金の繰上げ」といいます。意外と利用している人は多いといいますが、実際に年齢が近くなると「どっちにしよう」と悩んでしまうようです。そこで今回は、メルマガ『事例と仕組みから学ぶ公的年金講座』の著者で年金アドバイザーのhirokiさんが年金の繰上げ制度について詳しく解説していきます。

 

新しい減額率になった年金の繰上げ制度と、年金を早めに貰えるようにした歴史。

1.なぜ早く貰うと年金を減額する必要があるのか。

老齢の年金は年金受給資格期間10年以上を満たして、支給開始年齢に到達し請求すれば支給されます。

老齢の年金は本来は65歳からの支給ですが昭和36年4月1日以前生まれの男子、昭和41年4月1日以前生まれの女子が厚生年金を貰う時は65歳前から支給されたりします。

2025年からは男子が完全に65歳支給となり、2030年からは女子も完全に65歳からの支給になります。

2030年でようやく60歳から65歳への厚生年金引き上げが完了するわけです。

実際の引き上げ開始は2001年から始まったわけですが、2030年までに29年かかってる事になりますね。

さて、ひと昔前までは60歳で定年退職して、60歳から年金を貰いながらのんびり暮らすという形が一般的に考えられていました。

しかし平均寿命の延びが著しくなっていき、少子高齢化のスピードの速さも重なって、昭和の後半あたりから年金給付費が急増し始めました(昭和45年は1兆円→昭和55年は10兆円→平成2年は24兆円→平成12年は41兆円…現在は約60兆円)。

そこで、支給開始年齢を引き上げつつ、60歳支給のままだった厚生年金を65歳へ引き上げる事は重要な課題となりました。

また、60歳から65歳に引き上げるにおいて、人生80年の時代はせめて65歳までは働こうという事を目指すようになりました。

継続雇用の推進は無年金期間の収入を確保するためでもありました。

現在は70歳まで働こうという努力義務が企業に課されています。

このように、今後は65歳前から年金が貰えないのか…という、まだまだ年金受給は先なんだと落胆する人もいますが、貰おうと思えば65歳前から貰う事は出来ます。

一番早くて60歳から貰う事が出来ます。

これを年金の繰上げといいますが、年金受給者のうちそこそこ多くの人が利用しているのを見かけます。

本来の支給開始年齢よりも早くもらえるなら早く貰っておきたい!と思ってしまいそうですが、ただ単に早く貰いたいから早く貰うという事になると痛い目を見る事になりかねません。

なぜなら早く貰う分、減額されるからです。

令和4年4月1日以降(昭和37年4月2日以降生まれの人に限る)に繰上げする人は1ヶ月早く貰うごとに0.4%の減額(従来は0.5%だった)となり、本来65歳から貰う人が60歳から貰おうとすれば0.4%×60ヶ月=24%の年金減額となります。

早く貰うペナルティと考えればわかりやすいですね。

本当は「ペナルティ」ではなくて65歳から平均余命まで受給する年金と、繰上げて貰い始めた時から平均余命までの受給総額が同じになるように調整されてるだけではあります。

簡単に示すと65歳から20年で貰う年金総額と、60歳から25年間で貰う年金総額が等しくなるようにしているという事です。

貰い始めてから平均余命までの受給総額は同じとはいえ、早めに貰うとその月々に貰う年金額が下がってしまう事になります。

月の年金額が下がるという事はその時々の生活が厳しくなりかねないので、特に早く貰う理由が無い人にはお勧めはしていません。

 

勉強のアドバイスをしても聞かない我が子にプロが教える「親技」

「親が勉強のアドバイスをしても、言うことを聞いてくれない…そんなお悩みを持つ親御さんは多いかと思います。そこで今回は、メルマガ『成績がイイ子の親だけが知っている!新「勉強の常識」』の著者で受験指導のプロであるタイガー山中さんが、言うことを聞かない子に対しての“親技”を紹介しています。

親のアドバイスを聞かないけど、どうする!?

こんにちは、タイガー山中です。

学校では新学期がはじまりました。「数学は当たり!」「社会が外れ…」など、担当の先生の感想を聞く時期でもあります。勉強は、気分的なものが大きく作用するからこそ、子どもたちにマイナス面は意識させないように親は気をつけねばなりません。当たりならラッキーだから、張りきって頑張るように。これでいいでしょう。

担当の先生が外れなら注意が必要と伝えるべき。気をつけないと、その教科の勉強をしなくなり苦手教科になってしまう危険性があることを確認しておくことです。先生が嫌いな教科は、悪い点数だと相手の思うつぼだから、見返すためにもその教科の勉強は頑張るようにしよう、ぐらいの話合いを親子でしてもいいと思います。あくまでも、自分次第だからね。

さて、今回は相談を1つ紹介します。簡単にいえば、こんな相談です。

 親が勉強のアドバイスをしても、言うことを聞かない

「うんうん、うちもそうだ!」と聞こえそうですが、半分以上の子にあてはまると思います。

不思議なことに、成績不振な子に限った話ではありません。成績が良い子だって、親の言うことを聞かないこともあります。私たちが指導するときだって、同じですから。

自分のやり方にこだわりがあって、他の人の言うことを聞きたくないと主張する子だっています。これって、自我の現れでもあるので、子どもたちの成長過程では大切なものでもあります。

放っておくべきか、向き合うべきか?

意見が分かれるところでしょうね。今の成績に満足ならば今のまま、満足してないならアドバイスを聞くようにすべきなのか?すでに答えが決まっている親であれば、そのままでいいです。

小泉進次郎が再始動も早速“珍発言”で批判殺到。竹中平蔵氏は「レジ袋1000円にしろ」の暴言、2大炎上スターが揃い踏み

4月から自民党の神奈川県連の会長に就任した小泉進次郎前環境相。会見では「一人ひとりが持てる力を最大限発揮できる、日本一結束力の固い県連にしたい」などと抱負を述べ、どうやら本格的に再始動をするようだ。精力的に動き出した小泉氏だが、早速その発言をめぐってネットでは批判が殺到。以前のように小泉氏の“珍発言”がまた報道を賑わせそうだ。

小泉進次郎が再始動も相変わらずの珍発言?

11日、横浜市内で取材に応じた自民党の小泉進次郎前環境相は、「今こそカーボンニュートラルだと、菅前首相には発信していただきたい」と述べ、菅義偉前首相による政策勉強会の早期発足に期待感を示した。

ロシアのウクライナ侵攻によるエネルギーの安定供給が焦点となる中、「カーボンニュートラルは一休みのようなことはまったく違うと思う」と指摘。小泉氏は「政策を前に進めたいという純粋なものだと思う」と勉強会について説明し、「私も全力で政策実現に共に汗をかきたい」と語った。

岸田政権が発足してからというもの、すっかり存在感がなくなってしまった小泉氏。これまで“期待の若手”だった小泉氏のメッキは剥がれ、今やただの“冷や飯議員”に様変わり。

そんな小泉氏が再び脚光を浴びようと動き出したのは、やはり環境関連の話題だったようだ。

小泉氏が発言した「カーボンニュートラル」とは2050年までに温室効果ガスをゼロにするという取り組み。 あのコロナ対策が急務といわれていた2021年の中でも「地球温暖化対策計画」は着々と準備が進められ、岸田政権に引き継がれている。 

ウクライナ情勢の影響で耳にしなくなったカーボンニュートラルだが、エネルギーの安定供給が焦点となる中で、小泉氏はこれを“くすぶっている自分”の突破口に考えているのかもしれない。

とはいえ、小泉氏といえば、自らが環境大臣として推進したレジ袋有料化が国民から大不評だとわかると、「レジ袋有料化を決めたのは僕ではない」、「有料化したのが僕だと思っている方が多いですけど、決めたのは僕の前の大臣なんです」と発言するなど、責任転嫁して大炎上となった。

それ以来、すっかりレジ袋に関する発言は聞かれなくなったが、やはり環境問題には関心があるということなのだろうか。

しかし、今回の発言は他にも気になるところが。それは菅前首相に向けてメッセージを送っていたことだ。本気でカーボンニュートラルの問題に取り組もうと思うなら、現政権である岸田首相に発信すべきだろう。

にもかかわらず、菅氏に対して「今こそやろう!」というのはただのパフォーマンスにしか見えず、いささか違和感を抱かざるを得ない。くすぶる人間同士、「機を見るに敏」とでも伝えたかったのだろうか。

【関連】小泉進次郎がレジ袋有料化で“再び”責任逃れ。「決めたのは前の大臣」おまゆう発言で国会議員失格の烙印

竹中平蔵「レジ袋1000円にしろ」過去発言が今炎上

そんな中、なぜかあの人の過去の発言が今、ネットで話題となっている。それはこちらも炎上発言の常連、竹中平蔵氏。竹中氏が「レジ袋の値段を1枚1000円にすべき!」と言い放ったのだ。

といっても、竹中氏が妄言を吐いたのは、2021年11月28日に放送された『そこまで言って委員会NP』(読売テレビ)での一コマ。

番組の中で2020年7月から開始されたレジ袋の有料化を見直すべきかの議題に対し、竹中氏は真っ向から「見直すべきでない」と表明し、さらに1000円にすれば啓蒙効果があると主張していた。

放送直後には話題にすらのぼらなかったが、今になって1000円と主張する画面が切り取られ、ネットで拡散されているようだ。

おそらく竹中氏に今、レジ袋について同じ質問をしても「1枚1000円にすべき!」と言いかねない。そうしたイメージがあるからこそ、竹中氏の過去発言が何の違和感もなく、今ネットで拡散されているのかもしれない。

4月1日からは「プラスチック新法」が施行された。プラスチックごみがもたらす環境負荷を減らすため、削減・リサイクルの推進を目的とする法律だ。環境大臣時代の小泉氏の肝いりだといわれている。

【関連】京大教授と“宿敵”竹中平蔵との対談で判った新自由主義のヤバさ

プラスチック新法の施行により、私たちの生活が大きく変わることは明白で、不自由を強いられることも多いとみられる。そのたびに、小泉氏や竹中氏の発言がほじくり返されるに違いない。

園子温の「性加害報道」で広がる波紋。業界内ではよくある話?“ドラマの天皇”と女優のただならぬ関係とは

波紋を呼んだ園子温監督(60)による複数女優への“性加害報道”。あちこちから批判が高まる中、園監督は「事実関係が違うところが多くある」と法的措置を取る考えを明らかにしています。そんな園監督の騒動について、「この手の話は業界ではよくあること」とするのは芸能記者歴30年のベテランジャーナリスト・芋澤貞雄さん。芋澤さんは「自慢話の話半分が関の山」としつつ、“ドラマの天皇”と女優のただならぬ関係について紹介しています。

園子温監督の性加害報道はどこまで真実なのか?

『新宿スワン』『冷たい熱帯魚』『愛のむきだし』などの園子温監督が、在米映画関係者から“性加害”の告発を受け窮地に立たされています。

園監督の制作プロダクションは公式サイトに“事実関係を整理して、あらためて発表いたします”と真実には触れなかったもののおわび文章を掲載しました。

『ヴェネツィア国際映画祭』、『トロント国際映画祭』といったグローバルな世界で高い評価を受けていた園監督への告発だけに、映画界では想像以上に波紋が広がっているようです。

映画への出演を条件に監督と女優が関係を持つ…これは実は周辺取材を重ねていれば度々耳に飛び込んでくる話なんです。

今回このスキャンダルを報じた『週刊女性』によれば、園監督はスタッフを捕まえてはー

「女はみんな、仕事が欲しいから俺に寄ってくる」「主演女優にはだいたい手を出した」「俺のおかげで売れた」などと豪語していたといいます。

映画界に限らずドラマに出たい女優、ファッション誌でグラビアを飾りたいモデルに対し、様々な現場でこんな自慢話を恥ずかしげもなくする人物に、私も度々遭遇していました。

こういう人たちはメンタリティが常人と違うのでしょうね、“いい加減にしてくれ”と、私の方が席を立ちたくなってしまったことを思い出します。

園監督のフィルム・グラフィを今、入念にチェックしている方も少なくないと思うのですが、私の体験上“話半分”というのが関の山だと思います。

【関連】川栄李奈の黒歴史に!?Hey! Say! JUMP山田涼介との“恋人”が女優生命を左右する?

こういう下品で虚言癖さえありそうな人物の話は“半分上の空で聞き流す”のが芸能記者の鉄則です。実際こういう話を真剣に受け止めていた頃の私は、何度となく痛い目に遭っていますから…。

ロシアの「北海道侵略」はありうるのか?ウクライナの“二の舞い”説を検証

ウクライナ侵略に対する岸田政権の経済制裁への対抗措置として、北方領土交渉の停止を表明したロシア。もはや4島の返還は叶わぬこととなってしまったのでしょうか。今回のメルマガ『冷泉彰彦のプリンストン通信』では米国在住作家の冷泉彰彦さんが、過去50年間の日ソ・日ロ関係を振り返りつつ、北方外交の今後を考察。さらにこの問題に中国が深く関わってくる可能性を指摘するとともに、粘り強い領土交渉を展開するため、今我が国に一番必要とされている要素を挙げています。

※本記事は有料メルマガ『冷泉彰彦のプリンストン通信』2022年4月12日号の一部抜粋です。ご興味をお持ちの方はぜひこの機会に初月無料のお試し購読をどうぞ。

 

ウクライナ情勢により、北方外交は一変したのか?

ロシア=ウクライナ戦争において、岸田政権は「NATO+G7」による、ウクライナへの全面的な支持と、ロシアへの経済制裁に踏み切りました。これによって、日本とロシアの関係は極めて冷却しています。

しかも、このタイミングで、ロシアの左派政党「公正ロシア」のミノロフ党首は、「一部の専門家によると、ロシアは北海道にすべての権利を有している」と日本への脅迫とも受け止められる発言を行なっています。日ロ関係は最悪で、ロシアはウクライナのように北海道に攻め込んできるかもしれない、そんな不安感すら広がっているわけです。

結論から申し上げると、日本は「うろたえる」必要はないと思います。

ちなみに、このセルゲイ・ミノロフ(69歳、プーチンと同年齢)というのは、連邦議会議長を務めたロシア政界の大物で、プーチン政権、メドベージェフ政権と極めて近かったのですが、現在は年金とか福祉など内政における国家主義の左派的な主張から、野党に降っている人物です。

また、「北海道に全ての権利」というのは、これは推測ですが、ミノロフという人物は、「アイヌはロシアの先住民族」だという暴言を考え出した張本人の一人であり、そこから来ているものと思われます。つまり、「北海道はアイヌの土地で、日本ではない」そして「アイヌはロシアの先住民族」ということは「北海道はロシア」というオカルト三段論法を根拠にしているものと推測されます。

後にも述べますが、とにかくロシアの政治家の外交上の発言は、「言い放って相手の出方を見る」ための「小手先のツール」として、それこそ「閃光弾」のように投げてくるものです。ですから、狼狽してケンカを買ったりするべきではありません。淡々と否定し、それに当方の強さを込めるというのがセオリーです。

それはともかく、現在のロシア外交に関しては、岸田政権は「当面は、北方四島の返還は諦める」「西側に同調して、経済制裁は強化する」「漁業等に出てくる皺寄せは、なんとか最小限にしつつ国家賠償も視野」という姿勢のようです。

もっとも、そんな中でも現在進行形で「サケ、マス漁業権の交渉」が行われています。こちらは大変に難航すると思われます。ここで、この日本の北方外交の今後を考えるために、ここ50年弱の経緯を振り返ってみたいと思います。網羅的なレビューはこの欄では難しいので、要所要所を繋いで説明させていただく格好になることをお許しください。

例えば1976年から77年という時期を考えると、当時の日ソ関係も大変に難しい状況に陥っていました。発端は、ソ連の「最新鋭」と言われた戦闘機「ミグ25」の操縦士(ペレンコ大尉)が西側に亡命しようとして、函館空港に着陸を強行するという事件でした。

この時、日本とアメリカは「恐ろしい最新鋭のジェット戦闘機」の軍事機密を調査する絶好のチャンスだとして、ミグ機を解体して検査したのです。その結果、軽金属を使用した軽量機体ではなく、従って超音速クルーズを長時間継続するのは無理であり、また電装系には真空管が使われるなど、完全に「ポンコツ」であることが判明したのです。

この経緯に関して、ソ連は激怒しました。旧式の設計の機体という恥(認めていませんでしたが)を暴露され、資産を侵害され、亡命により兵員を奪われたというのです。この激怒事件に加えて、1876年から77年にかけてソ連は一方的に「領海200カイリ」を宣言しました。そして当然のように南千島の4島から200カイリの域内は、自分達がコントロールすると宣言、以降は取り決めの期限が来るたびに、日本は難しい漁業交渉を強いられたのでした。

 

橋下徹氏も鈴木宗男氏も。なぜ彼らは露のウクライナ侵略を擁護するのか?

ロシア側の総司令官にシリアでの残虐行為が疑われる将軍が任命されるなど、さらなる市民の犠牲が心配されるウクライナ紛争。ニュース番組やワイドショーでも連日取り上げられていますが、ウクライナ側の非を指摘するかのようなコメンテーターも散見されます。そんな人々を批判するのは、金沢大学法学類教授の仲正昌樹さん。仲正さんは今回、このタイミングでロシアを擁護するかのようなコメントを並べる人々を「プロ失格」とし、その理由を論理的に述べています。

プロフィール仲正昌樹なかまさまさき
金沢大学法学類教授。1963年広島県生まれ。東京大学大学院総合文化研究科地域文化研究専攻修了(学術博士)。専門は政治・法思想史、ドイツ思想史、ドイツ文学。著者に『今こそアーレントを読み直す』(講談社)『集中講義!日本の現代思想』(NHK出版)『カール・シュミット入門講義』(作品社)など。

ウクライナ問題でロシア側を擁護したがる人たちの思考の無原則性

ウクライナ危機が勃発してから既に1カ月半が経とうとしている。当初は、軍事力で圧倒するロシアが数日で首都「キーウ」を制圧し、傀儡政権を樹立して、ウクライナをかつてのように事実上の属国にしてしまうと予想されていたが、ウクライナ側が予想外の頑張りを見せ、ロシア側の被害も拡大するなか、西側諸国の多くは、積極的に軍事介入することは避けながらも、「ウクライナへの(軍事物資を含む)支援―ロシアへの経済制裁」でまとまっている。これまでアメリカやEUの対ロシア制裁に距離を置いていたインドも、日本の世論も、国連安保理でロシアによる民間人虐殺を非難するに至った。

同じ東アジアで起こっているウィグルやチベット、香港の問題以上に強い関心を見せ、「一方的な軍事侵略は許されるべきではない」、という方向でまとまっている。しかし、一部には、ウクライナ側にも問題があったとか、アメリカや西側メディアの宣伝に騙されてはいけない、と言いたがる知識人も少なからずいる。彼らは何を考えているのだろうか。

鳩山元首相、橋下元大阪市長、鈴木宗男参議院議員(日本維新の会)などは、コメディアン出身で政治の素人であるゼレンスキー大統領が、NATO加盟問題でいたずらにロシアを刺激したことが問題であることを示唆している。ウクライナ問題でのマスコミの動向に批判的な人たちのほとんどは、そこを強調する。しかし、これを今言うのは、おかしな発想であり、プロの政治家や法律家とは思えない。

喧嘩が起こった時に、やられている側にも問題があるというのはよくあることだ。しかし、先にはっきりした「暴力」行為に及んだのがどちらかはっきりしており、なおかつ、攻撃を開始した方が相手を一方的に攻撃し続け、相手は防戦一方の状態になっているのに、殴らせてしまった責任に言及し、攻撃側を間接的に擁護するのは不公平である。少なくとも、戦闘が完全に終結し、賠償や原状回復が問題になってくる段階になってから議論すればよい。鳩山氏たちのやっていることは、喧嘩のまっ最中に、敗けている方に向かって、「君にも問題があったんじゃないの」、と言っているようなものである。

また、鳩山氏のように、ロシア側の主張をなぞって、ウクライナ東部で、ウクライナ政府がロシア系の住民を虐殺したことを指摘する人や、テレビ朝日のモーニングショーのコメンテーターの玉川徹氏のように、東ウクライナでの紛争をめぐるミンスク合意に違反する軍事行動をウクライナ政府が取ったことが、ロシアの侵攻の原因になったと主張する人もいる。確かにウクライナ東部で実際に何が起こっているかは定かではないが、あくまで「ウクライナ」国内の問題である。仮に、ロシアやロシア系住民の武装勢力が主張することが正しかったとしても、「他の国」で起こっている紛争に、問答無用でいきなり軍事介入し、当該地域だけでなく、首都まで占拠し、国家を解体に追いこんでいい理由にはならない。ウクライナ側がロシアの安全保障を脅かしたわけではない。