キッチンに居座る頑固なコゲつき…。この洗剤が落とすから諦めないで #Amazonセール
※こちらは「かいサポ(お買いものサポーターチーム)」が編集・執筆した記事です。 Amazon(アマゾン)で毎日開催されているタイムセール。 本日2024年10月4日は、頑固なコゲがこすらず落ちるアズマ工業の「アズマジッ…
Details※こちらは「かいサポ(お買いものサポーターチーム)」が編集・執筆した記事です。 Amazon(アマゾン)で毎日開催されているタイムセール。 本日2024年10月4日は、頑固なコゲがこすらず落ちるアズマ工業の「アズマジッ…
Details※本記事は2023年12月30日に公開された記事を再編集して公開しています。
Text and Photographed by きむ(ら)
背中に背負うバックパックや、手に持つバッグ。さらにはスーツケースでも、物を入れて運ぶことはできます。
しかし、その中に入れた小物類って、意外と中で迷子になりがちなんですよね……。

私がメインで使っているバックパックはグレゴリーのデイ&ハーフパックで、メッシュの小物入れがついています。
ここに小物をごちゃごちゃと放り込んでいるのですが、マグネットとボタン電池がくっついてしまったり、この小物入れの中で物がプチ迷子になってしまったりするのがちょっと嫌なんですよね。
バッグインバッグや小物収納用のポーチを使っている方は、同様のストレスを感じられたこともあるかと思います。

そんなときに便利なのが、ダイソーの「文具収納ケース ミニ」。

小さな透明ケースですが、表には「fito」などの文字が書かれ、裏には白い糸で格子状のデザインがされています。

ここに先ほどの電池などを入れておくと、きちっと整理しておけるというわけです。

女の子を育てる親あるあるだと思うのですが、外出時に髪を結ぶゴムがないと困ることがあるので、いつも持ち歩いています。
でも、この小さなゴムってバッグの中で迷子になってしまったり、ゴミがついてしまったりして、微妙に保管が面倒なんです。

これもミニケースに入れてしまえばOKです!

他にも私が気に入っているのが、家の鍵ケースとしての使い方。サイズ感が近いな〜と思っていたら、まさにシンデレラフィット。
これなら汚れもつきにくく、ボタンが勝手に押されてしまう心配も減るので安心です。
他にも、カメラに入れるSDカードや薬、ゴミがつきやすいテープなどを入れて使うのもよいですね。

サイズ感が近いのでAirPodsを入れてみたところ、ギリギリ入りました。

ですが、微妙にサイズが合わずにファスナーが閉められない状態……。
うーん。入ればよいな〜と思ったのですが、そう上手くはいきませんでした。

ダイソーにはEVAポーチというアイテムも売っているのですが、今回のミニケースと組み合わせで使うのもありです。

ミニケースを複数使って小物を整理する場合、今度はミニケースがごちゃごちゃしてしまいますが、それらをまとめてEVAポーチに入れてしまえば大丈夫!

2つ入って税込110円で買えるので、まとめ買いしておいてもよいですよ〜!
買ってよかった「銭湯・サウナ・ジムで活躍するアイテム」3選
無印良品の新作アイテムで「旅行時のあの問題」がスッキリ解決!
価格および在庫状況は表示された10月04日20時のものであり、変更される場合があります。本商品の購入においては、購入の時点で表示されている価格および在庫状況に関する情報が適用されます。
この記事のリンクを経由して製品を購入すると、アフィリエイト契約により編集部、制作者が一定割合の利益を得ます。
提供元:ROOMIE
※本記事は2023年9月23日に公開された記事の再掲載です。
Text and Photographed by 街角レモン
季節の変わり目にはスキンケアを見直したくなります。
乾燥が気になり始めたので、いつものスキンケアにプラスαして、肌を労りたい気分。

そんなときに出会ったのが、無印良品の「発酵導入美容液」です。
水を使わず、成分の65%以上が肌にハリとうるおいを与える米ぬか発酵液で作られた美容液。濃厚なとろみのあるテクスチャーが特徴です。

7種のビタミンと8種のミネラルを含有した山形県産の米ぬかを使用しており、酵母エキスや米ぬか油など米ぬかの成分を余すことなく活用しているのだとか。
天然由来成分100%なので、毎日使っても安心感があります。

手にとってみるとこんな感じで、透明でこっくりとした質感。
発酵と聞くと独特な匂いがするのかな?という印象がありましたが、やや米ぬかを感じるもののほとんど香りはありません。

使い方は簡単で、化粧水前に適量を手にとり、顔全体になじませればOK。
わたしは2プッシュくらい使用しています。
肌にす〜っと染み込んでいく感覚が気持ちよく、テクスチャーのわりにはベタベタ感も少なくとっても使いやすい!

あとはいつも通りのスキンケアをするだけ。
化粧水の浸透率もなんとなく上がったような気がします。

最近は朝晩の1日2回使用していますが、使い始めてから明らかに肌の調子がいい……!
これまでも肌トラブルはほとんどなかったもののもちもち感がアップし、ふっくらとした肌に。すっぴん肌にちょっぴり自信がつくようになりました。
個人差はあると思いますが、わたしは今まで使ってきた美容液の中で一番変化を感じたかも。

プッシュタイプの容器なので、毎日ストレスフリーに使うことができるのもお気に入りポイント。
やわらかな印象の、クリアなパッケージもかわいい〜。
小さめの容器なので、旅行など泊まりのシーンにも携帯しやすいです。

無印良品のスキンケアシリーズはこれまでいくつか使ってきましたが、なんとなくしっくりくるものに出会えていなかったのが正直なところ。
ですが今回、はじめて自分の肌に合い、なおかつ変化を感じられるアイテムに出会えてとってもうれしい気持ち……!
スキンケアの工程がひとつ多くなりましたが、使い心地がいいので面倒にはなっていません。
リピートしやすい価格帯なので、これからもプラスαのスキンケアとして使い続けていきたいです。
毛穴撫子の「お米のマスク」を5年以上愛用。プチプラだけどあえて使いたい理由があるんです
口コミが良すぎるミノンのこれ、試してみたらやっぱり優秀だった!
価格および在庫状況は表示された10月04日16時のものであり、変更される場合があります。本商品の購入においては、購入の時点で表示されている価格および在庫状況に関する情報が適用されます。
この記事のリンクを経由して製品を購入すると、アフィリエイト契約により編集部、制作者が一定割合の利益を得ます。
提供元:ROOMIE
外に出かけたくなっちゃう気候になってきた、今こそ!
Amazonで毎日開催されているタイムセール。大きなイベントってわけでもないんですが、じっくり探すと思わぬ掘り出し物が見つかることも。
セール会場で本日見つけたのが、グレゴリーのバックパックたち。気に入ったリュックが見つからない……と悩んでいる人はぜひチェックしてみてほしい逸品ばかりです。
「バックパック界のロールスロイス」とも呼ばれる、米国カルフォルニア発の人気アウトドアブランド「GREGORY(グレゴリー)」。
背負い心地の良さと高い機能性、そしてデザインの豊富さから、アウトドアだけでなく日常使いにもぴったりなんです。
「オールデイ」は、1日分の荷物をより効率よく収納できるようにデザインされたモデル。
※画像のカラーはブラック
外側に3カ所、内側に2カ所のポケットに加え、PCや書類などの収納に便利な内部のスリーブポケットも付いています。
※画像のカラーはブラック
デザイン的にもすっきりしているため、男女問わず似合いそう。
あまり大きすぎず、でも機能性はしっかりキープしたリュックを探している人にぴったり!

今回セールに登場しているのは、「ガーデンタペストリー」という花柄のタイプ。グレゴリーといえば、この花柄が思い浮かぶ人も多いのでは?
パッと見は派手そうに見えますが、背負ってみると意外に馴染んでくれますよ。
「オールデイ」のショルダー部分にはアタッチメント用のDリングがついているので、クイックパデッドケースなどのアクセサリーを追加して、自分流にアレンジするのもオススメ。
スマホを入れたり、家の鍵を入れたりと、使い勝手がぐんとアップするはず。
「オールデイ」よりも小ぶりですっきりしたデザインの「ファインデイ V2」、
背負い心地の良さはそのままに、ビジネスでも使える機能性と見た目に進化した「コミュートデイ」もセール中。
自分の生活にぴったりのリュックを、この機会に手に入れてみては。
価格および在庫状況は表示された10月04日13時のものであり、変更される場合があります。本商品の購入においては、購入の時点で表示されている価格および在庫状況に関する情報が適用されます。
この記事のリンクを経由して製品を購入すると、アフィリエイト契約により編集部、制作者が一定割合の利益を得ます。
提供元:ROOMIE
大量の着物が実家にあるけれど、どう処分すべきか悩んでいる…そんなお悩みに人気コンサルタントの永江一石さんが、自身のメルマガ『永江一石の「何でも質問&何でも回答」メルマガ』の中で回答しています。
Question

今年米寿(88歳)の母がおります(父は他界)。母が若い頃は結城紬の販売をしており10年程前までは日本舞踊の舞台に出たりもしていた関係で、結構な数の着物(一部は反物)が実家にあります。昔は着付け教室などもした時期もありますが、もう思う様に動けないので使うあてはないようです。
元は商売っ気のある人でしたが、今は何かと面倒くさがって、だれか欲しい人いたらあげるなどと言っています。残念ながら私も弟も(妻たちも)着物はわからず、孫も女は私の長女だけで、身内の需要も乏しい。
割と値のはるものや一度しか袖を通していないものなど勿体ないので、売ったらと考えましたが、仕立て直し諸々を考えるとC2Cでは買い手にメリットが乏しい感じです。一方「着物買取」で検索するとたくさん出てきますが古本買取みたいで抵抗があります。(他界されてしまったらそうなるのかもしれませんが今ではないかなと)
やれ何とか紬だとか個々のうんちくは母が元気なうちでないと分からなくなりますし、本人が何かやりがいを感じられる作業を作りたいのですが、うまい活用案はないものでしょうか?観光地で着物レンタルが人気だったりと、着物文化自体はまだ存在感あるように思うのですが。よろしくお願いします。
これはとても難しいご質問ですね……。というのも、今は昔ほど着物のニーズがないことに加え、大きく分けて2点問題があります。
1つはサイズの問題です。昔の人って今の人よりずっと背が低いんです。例えば今の17歳女性の平均身長は158cmですが、1956年頃は153cm、1930年代から40年代は150cmくらいしかなかったんです。今の若い人からすると、おばあちゃんの着物は小さすぎて着られません。
「じゃあ仕立て直せばいいのでは?」と思うかもしれませんが、着物は伸ばせないのでツギハギみたいに加工するしかありません。実は仕立て直し代自体はそんなに高くなく、高いのは反物、つまり生地なんです。反物のサイズは元から決まっているので、インバウンド向けに165cm以上の着物を作ろうとしたら専用の広い反物から作らなくてはならず、高いコストがかかります。
2つ目は着付けができる人が少ないという問題です。特に女物の着付けは非常に複雑なので、着付け教室に平均して10回以上通わないと習得できません。肌襦袢も全てカスタムオーダーで作る必要があり、結局時間とお金に余裕がある人しか着物は着られないんです。なので古い着物は二束三文でしか売れないというわけですね。
ただ、全く希望がないわけではありません。今『SHOGUN』ブームで日本文化への関心が高まっているので、着物を”着る”のではなく”飾る”という使い方でアピールしてみてはいかがでしょうか。海外向けに着物をインテリアとして使う活用法です。
わたしならeBayやメルカリUSAで「インテリアに着物はいかがですか?」と反物を額に入れた写真を撮影して出品しますね。今なら特に武家っぽい着物が売れるかもしれません。
それと、お母さんがまだお元気なら趣味の範囲で着付け教室を再開するのも一つの手です。会費は無料か、せいぜい5,000円で5回コースにして生徒を募り、その中で光る生徒さんがいたら「この着物、差し上げるので使ってください」と言うんです。相手は驚かれるかもしれませんが、厚意を受け取って喜んで使ってくれれば、お母さんも本望なのではないでしょうか。
着物に興味や憧れがある人は多いと思うので、もし身長が合えば、着付けから教えてくれるなら欲しいという親戚や知り合いも多いと思いますよ。
この記事の著者・永江一石さんのメルマガ
image by: Shutterstock.com
石破茂氏が第102代内閣総理大臣に指名され、石破内閣が発足した日本。石破総理が命名した「納得と共感内閣」は、果たして本当に世論の納得、共感を得られるのでしょうか? 今回のメルマガ『デキる男は尻がイイ-河合薫の『社会の窓』』では、健康社会学者の河合薫さんが石破内閣の問題点を挙げています。
自民党の総裁選挙で勝利した石破茂氏が、第102代内閣総理大臣に指名され石破内閣が発足しました。「納得と共感内閣」と石破総理は命名しましたが、現時点で、納得・共感しているのは、壁の内側だけ、のように思えてなりません。
13人が初入閣とのことですが、「昔の名前で出ています」的な空気満載で、フレッシュさもなければ、トキメキ感もない。しかも、女性閣僚はたったの2人です。
昨年、第2次岸田再改造内閣が発足した時は、女性閣僚は上川陽子外相ら5人。2001年4月発足の小泉内閣、14年9月発足の第2次安倍改造内閣と並んで「過去最多タイ」でした。
といっても、20年以上前の水準に戻っただけでしたし、副大臣・政務官は初めての「女性ゼロ」。大批判を浴びる事態になりました当時、石破氏が主張したのが、候補者や議席の一定割合を女性とする「クオータ制」の早期導入です。
ところが、今回の9人が出馬した総裁選で意見を求められた石破氏は、「クオータ制導入も一つの選択肢」とトーンダウンし、「最終的には女性がしかるべき比率で自然に選ばれる環境を整えることがのぞましい」と発言しました。
はて? 全く逆です。
クオーター制のゴールは「機会の平等」です。自然にまかせていても、女性がちっとも増えないから、その現状の壁をあけるために「機会を作る」のがクオーター制導入であり、クオーター制導入がきっかけとなり、「最終的には~~」以降の発言、すなわち「機会の平等」が実現します。
では、機会とは何か?てことになるわけですが、
1.他者から正当に評価される機会
2.能力発揮の機会
3.昇進の機会
4.新しい仕事にチャレンジする機会
などが、政治家も含めた働く人にとっての「機会」に相当します。
「機会がある」ことは、個人のモチベーション向上につながり、「機会がない」ことは、モチベーションを低下させます。私がこれまで行った調査研究でも、機会は極めて重要で、「機会」を与えられていない人は、仕事への満足感が低く、心身健康が不良で、将来への不安が強い傾向にありました。
この記事の著者・河合薫さんのメルマガ
※アフィリエイト広告を利用しています。 「東京スター銀行おまとめローン」を利用すれば、複数ある借り入れを一本化できます。 これにより毎月の負担を軽くしたり、合計の利息を減らしたりできるため、借金で苦しんでいる方の大きな助…
Details「ルールを守る」の公約を掲げて10月27日の総選挙に臨む石破自民党。実際には衆院選で裏金議員を原則公認する方針を固めるなど、「ルールを守る」つもりなど毛頭ないのは明らかだが、このだらしなさは石破氏個人の行動にも現れていたようだ。精神科医・作家の和田秀樹氏が「この程度の法律も守れない奴だということが情けない」と嘆く、新首相の恥ずかしいルール違反とは?(メルマガ『和田秀樹の「テレビでもラジオでも言えないわたしの本音」』より)
※本記事のタイトル・見出し・図版類はMAG2NEWS編集部によるものです/メルマガ原題:税金はなんのためにあるのか
総裁選で石破氏が決選投票でも勝ち、自民党総裁、そして首相になった。
党内では嫌われているという話だったし、高市氏は保守派の支持が強いという話だったが、やはり次の選挙のことを考えると背に腹は変えられないということだろう。
有力候補の中では、個人的にはいちばん嫌な奴がなったと思っているが、裏が取れないのでこれ以上のことは書かないことにしよう。
一つだけ書けるのは、銀座・並木通り近くの乗禁地区、夜の10時から午前1時まで歩行者用道路になっている道(そのためにハイヤーを使う人でも、ハイヤー乗り場まで歩かないといけない)に運転手つきの車を呼びつけ、堂々と乗っていったのを目撃したこと。これは事実だ。
この程度の法律も守れない奴だということが情けない。
なぜ並木通りにこの時間に来ていたのかも実は知っているが、話が長くなるのでやめることにする。その理由は外交評論家の故岡本行夫氏が知っているはずだが、死人に口なしだ。
さて、石破氏は憲法改正を言いだしているが、タカ派なので、靖國参拝もするかもしれない。
高市氏は首相になっても堂々と靖國参拝をすると公約のように言っていた。しかし、靖國参拝のどこがまずいのかわかっていない人が多過ぎる。
実は、安倍元首相も、まじめに分祀を考えていたようで、周囲にもらしていたことも明らかにされているし、高村正彦氏は自著で、A級戦犯分祀について「安倍氏超側近から相談」されたことを明言している。
実はサンフランシスコ平和条約の11条に、「日本国は、極東国際軍事裁判所並びに日本国内及び国外の他の連合国戦争犯罪法廷の裁判を受諾し、且つ、日本国で拘禁されている日本国民にこれらの法廷が課した刑を執行するものとする。」ということが書かれている。
要するに、この条約を締結した以上、A級戦犯は刑死者であって、戦死者では断じてない。これを勝手に戦死者と見なすというのなら、日本は堂々と条約違反をする国ということになる。
ソ連、そのほかの国が条約に違反したようなことをやっても、文句を言えない立場になるし、日米安保でアメリカが日本を守ってくれなくても「おたくは条約を守らない国だから」と言われかねない(実は、日米共通の危機に対応すると書いてあるだけで、もともと守る約束はしていないが)。
これがあるから、A級戦犯の合祀までは天皇陛下も頻繁に靖國を参拝していたし、首相の参拝もまったく珍しくなかったのに、天皇陛下も首相も参拝できなくなったのだ。
やっかいなのは、サンフランシスコ平和条約というのは、単独講和でなく、48か国と交わした条約で、キューバのような国も入っていること。
このうちのどこかの国が、首相が靖国参拝をした時点で条約違反だと騒ぐようなことが起こると、逆にわが国としても、他国の条約違反(たとえばソ連やその他の国が条約に違反する、日米安保でアメリカが日本を守ってくれない等)に対して文句を言うのは相当難しくなる。
だから安倍氏は分祀を考えたのだろう。
この記事の著者・和田秀樹さんのメルマガ
自民党総裁選挙は決選投票を制した石破茂氏の当選で幕を閉じ、1日には早くも石破内閣が発足しました。そんな石破氏が首相となる前から、彼の「語り」に注目していたのが、生きづらさを抱える人たちの支援に取り組むジャーナリストの引地達也さんです。今回のメルマガ『ジャーナリスティックなやさしい未来』では、そんな「自らの言葉」で話し続けてきた石破首相の語りを「イシバナシ」と名付けた引地さんが、首相となった後も変わらず石破氏が「自分の言葉」で語ることを勧めています。
9人が立候補した自民党総裁選挙は石破茂元幹事長が決選投票を制し、自民党総裁となり、国会を経て内閣総理大臣に就任した。
この欄で、その話しぶりを「イシバナシ」と書き、かつての私が体験した取材や石破氏との交流から得た感覚を伝えた。
コミュニケーションの間合いや声のトーンを変えて、聴き手と語り手を演出し、ミクロな描写をやがてマクロな国家観へと導く手法は落語にも似て聞きやすく、人を惹きつける魅力がある。
この弁舌のうまさに私も聞くたびに納得させられたが、いよいよその弁舌はこの国の行方を左右するところまできてしまった。
自民党、政権与党を率いる立場と、物事を客観視するスタイルは両立するのだろうか、と不安にもなる。
決選投票前の5分間の演説で要約された思いを持続させられるか、ここからが正念場なのだろう。
「イシバナシ」の語りとは、テレビでは司会者の質問に対し、ちょっと間を置き、自分のペースを保ち、「それはね」という雰囲気で語りだす。
終始、語りはゆっくりだから、聞いているほうにもストレスがかからない。
最近のコメントには年齢を重ねたことによる、「丸み」も帯びてきた。
決選投票前の5分間演説にはそのエッセンスが詰め込まれていた。
最初の時節の句はよどみなく、その後に切り出したのが謝罪だ。
これまで人間関係の希薄さ等、「人徳」のような課題が指摘されてきたが、この点を意識しての発言だろう。
「多くの足らざるところがあり、多くの方々の気持ちを傷つけたり、いろんな嫌な思いをされた方が多かったかと思います。自らの至らぬ点を心からお詫びを申し上げます」
ある報道はこの部分を聞いて投票を決した人もいた、と書く。
この点は、おそらく本質的に「何が悪かった」のか理解しているとは思えず(私はそれでよいと思っているのだが)、少し無理があるような気もしないでもない。
演説の目線でいけば、地元の鳥取の夏から始めたのは、演説をぐっと庶民に近づける効果があったと思われる。
「立候補への決意を表明しましたときに、私は育ちました地元の神社の前で出馬表明をいたしました。暑い日でした。
もう今から60年も前のことになります。夏休みでした。そこで夏祭りがありました。今ほど豊かではなかったけれど、そこには大勢の人の笑顔がありました。今ほど豊かではなかったかもしれないけれど、大勢の人が幸せそうでした。もう一度そういう日本を取り戻したいと思っています」
かつてにぎわっていた地方の夏祭りを想起させるこのフレーズは、国民の一定の年齢層には響くワードが散りばめられ、その情景から「日本」を語れば、おのずと感情的になってくる。
この後、お互いに悪口を言わないようにしようと呼びかけるのは、もはや宮沢賢治が示す世界観に近づいてくる。
「お互いが悪口を言い合ったり、足を引っ張ったりするのではなく、ともに助け合い、悲しい思いでいる人、苦しい思いでいる人、そういう人たちを助け合うような、そういう日本にしてまいりたいと思っております」
最後の5分間のスピーチで語った「夏まつり」「幸せ」「にぎわい」「悪口」。
誰もが親近感のわく言葉の数々に思いを込めたことで、この「落語」も完成したように思う。
しかし前回の本欄で「無派閥で傍流にいる発言者として、メディアとしては頼もしい存在」と表現した石破氏は今や首相。
就任の会見では用意した原稿を読み上げる格好になり、その弁舌は鳴りを潜めた。
質疑への応答では、自分の言葉で語る場面で、「イシバナシ」の一端をのぞかせたが、やはり安全運転に終始し、面白いものにはならなかった。
石破首相にはこれまで通り語り続けてほしい。
自分の言葉で語りを続けることは、政治への関心が高まることにつながると思うのだが、どうだろうか。
この記事の著者・引地達也さんのメルマガ
image by: 石破茂 - Home | Facebook
日本のお隣、中国では新エネルギー車(NEV)の勢いが止まらないようですが、そんな中でも存在感をあらわしているのが日本のトヨタです。日刊で中国の自動車業界情報を配信するメルマガ『CHINA CASE』は今回、広州汽車集団とトヨタ自動車の合弁会社である広汽トヨタのHEV(ハイブリッド車)「シエナ」が好調であることを紹介。一体、何が起きているのでしょうか?
中国高級ミニバン市場に新エネルギー車(NEV)が続々と参入して久しい。
基本的にはBEVは受け入れられず、現在はBYDの高級ブランド「騰勢(DENZA)」のMP PHEV「D9」が首位を固めている。
その中でも堅調な売れ行きを維持しているのが広汽トヨタのMP HEV「シエナ」だ。
一汽トヨタの姉妹車「グランビア」と合わせて考えると、実はやや落ち目の「D9」を上回る。
BEVでも、PHEVでもないHEVが中国高級ミニバン市場で受け入れられ続けている理由とは?
「D9」が月販1万台前後で推移し、中国高級ミニバン市場で存在感を示して久しくなっている。
一方で、そこまでパイが大きいわけではない中国高級ミニバン市場は「D9」によって、他社は大きく浸食を受けているだろう、と予想された。
しかし両トヨタのMP HEVは現在も堅調だ。
シェアが削られているのは上汽GMのビュイック「GL8」で、その凋落は著しい。
数年前まで、中国の高級ミニバンと言えば「GL8」だった。
急に大事なお客さんを送迎する、となったら、真っ先に手配するのが「GL8」であり、日本人にはあまり馴染みのない車種かもしれないが、中国では人気で、個人的にも中国においては多くお世話になった。
ただ、以上の使い方から分かる通り、「GL8」はビジネス用途というイメージが極めて強い。
つまり、「GL8」は二列目の座り心地に特化した高級ミニバン、という位置づけが中国でも広く定着している。
現在までに「GL8」も様々なモデルチェンジを経て、決してそうした既定イメージのモデルではなくなっているが、人に一旦定着したイメージはなかなか払しょくできない。
2021年になり、広汽トヨタがシエナの生産を開始、HEVのみの設定で、ガソリン車は無し。
プリウスなどを除き、HEV設定のみは中国において、トヨタの初のケースかもしれない。
シエナは販売当初から相応の売れ行きを見せた。
一つに、アルファードにあこがれが強い中国において、そのトヨタのミニバンがまだ手の届く価格で販売されている、という点が大きかっただろう。
もう一つ、これは現在の中国ミニバンでは常識だが、広汽トヨタのシエナは中国において初めて、ミニバンというものが実は家庭用途に適している、ということを示したこと。
それまで中国において高級ミニバンはGL8しかり、アルファードしかり、ビジネス用途のものというイメージが強く、そのためにパイも大きくならなかった。
そこに風穴を開けたのがシエナだという。
三列ともに快適、家族3人、あるいは4人、その両親2人が乗っても快適な家庭向けミニバンとして急速に定着したシエナ。
そしてそれに続いて一汽トヨタから姉妹車としてリリースされたグランビアは、パワートレインに関係なく、これはこれで強烈な印象を中国に残し、それは今も続いている。
DENZAのD9は確かに成功したが、シエナ&グランビアの牙城は崩せていない。
しかしここにBYDのMP PHEV「夏」が乗り込んでくる。シエナ&グランビアと比べて10万元(約200万円)以上安い「夏」はやはり今後の中国高級ミニバン市場の目玉だ。
出典: https://auto.gasgoo.com/news/202409/28I70406458C110.shtml
※CHINA CASEは株式会社NMSの商標です。
この記事の著者・CHINA CASEさんのメルマガ
image by: Robert Way / Shutterstock.com