Winny開発者の日本人天才プログラマーを訴えた、日本という国の根本問題

ファイル共有ソフト「Winny」の開発者が訴えられた事件は、最近になって映画化されたことで再び話題を呼んでいます。この若き開発者は7年以上も裁判に時間を費やすことになり、42歳という若さでこの世を去ってしまいました。メルマガ『毎日3分読書革命!土井英司のビジネスブックマラソン』で土井英司さんが紹介するのは、 この天才プログラマーが作った「Winny」が訴えられてしまった理由と、日本のあまりにも時代遅れな法整備と本質的な問題について語った一冊です。

誰がWinnyと日本の未来を葬ったのか?⇒『国破れて著作権法あり』

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国破れて著作権法あり

城所岩生・著 みらいパブリッシング

こんにちは、土井英司です。

本日ご紹介する一冊は、2023年3月10日公開の映画、『Winny』に合わせて出版された、注目の一冊。

サブタイトルに、「誰がWinnyと日本の未来を葬ったのか」とあるように、この国の発展を阻害する、重大な問題について論じられています。

その重大な問題とは、「著作権」。

日本は実力でGAFAに負けたと思われているふしがありますが、実際には、ITをリードする優秀な技術者および技術は存在していました。

ただ、それをそれを生かすための法整備がなされていないこと、そして利権を守るために日本の発展を阻害した組織があったのです。

本書の著者、城所岩生さんは、著作権法に精通した、国際IT弁護士で、現在国際大学グローバルコミュニケーションセンター(GLOCOM)の客員教授も務めています。

本書の冒頭で、今回映画で取り上げられたWinny事件の本質を表した言葉があったので、紹介させていただきます。

2012年4月、幕張メッセで金子勇氏の講演を聴いた私は、質問の冒頭で、「金子さんは日本人に生まれて不幸だったかもしれない。なぜなら欧米版ウィニーを開発した欧米の技術者は、金子さんのように後ろ向きの裁判に7年半も空費させられることなく、その後、無料インターネット電話のスカイプを開発して、億万長者になったからです」と述べた

Winnyの技術は、ビットコインやNFTなどに利用され、最近脚光を浴びているブロックチェーン技術の先駆けとも言われていますが、なぜそれを開発した天才プログラマーが訴えられなければならなかったのか。

なぜ日本は、ITでここまで遅れを取ってしまったのか。

時代遅れの司法と、遅れを取った日本の立法府の対応、裏側に隠された利権の存在に斬り込み、これからの日本に必要な改革を提案した、じつに興味深い一冊です。

 

プーチンも無視できぬ男。ロシアに乗り込む「交渉人」習近平の本気度

ウクライナ戦争開戦から1年。長い沈黙を破り、「和平案」を提示した中国政府の動向に注目が集まっています。今日から、国賓としてロシアを訪問する習近平国家主席ですが「これがウクライナ戦争終結の大きな一歩になる可能性がある」と話すのは、メルマガ『在米14年&起業家兼大学教授・大澤裕の『なぜか日本で報道されない海外の怖い報道』ポイント解説』の著者である大澤さん。海外紙の報道を紹介しながら、もし中国の調停が成功した場合、米国の面目は丸つぶれになるという見方を示しています。

中国調停出すウクライナ戦争

中東で長年ライバル関係にあるイランとサウジアラビアが10日、外交関係の正常化で合意したと発表しました。

仲介したのは中国です。2016年以来断交していたイランとサウジアラビアを合意させるなんてと世界中がおどろきました。

国際政治における中国の存在感の大きさが示されました。

そして、今週は習近平氏がロシアを国賓として訪問します。

「もしかして、ロシアとウクライナの和平交渉も進展させるのではないか」と世界中が注目しています。

香港サウスチャイナモーニングポストの3月17日の記事をみて見ましょう。

中国の習近平国家主席のロシア訪問は、ウクライナ戦争終結の一助になるか?

中国が仲介したイランとサウジアラビアの合意から間もなく、習近平の3日間のロシア訪問が実現する。

ロシアは、今回の訪問で両国は包括的パートナーシップについて話し合うと発表した。

中国外務省の汪文斌報道官は、 習近平の訪問は世界平和を促進するためでもある と述べた。

「我々は常に、政治的対話が紛争や争いを解決する唯一の方法であると信じている。一方的な制裁や極端な圧力は、矛盾を激化させ、緊張を高めるだけで、世界のほとんどの国の利益と期待に沿うものではありません」

解説

中国ウクライナ調停のやる気が見える報道官の発言です。

欧米からの経済制裁を受けているロシアは多くの面で中国に頼らざるをえず、中国の和平提案をプーチンはむげにできません。

それではウクライナはどうなのでしょうか? 

中国ウクライナにロシアとの交渉のテーブルに着くように圧力をかけられるのでしょうか?

答えはイエスです。強い圧力がかけられるのです。

この記事の著者・大澤裕さんのメルマガ

能力が高い人ほど、客に“誤解”を与える「ダメな接客」をしてしまう理由

他者とのコミュニケーションの中で、相手の後ろ向きな発言に思わず共感をしてしまう、そんな経験はありませんか? メルマガ『販売力向上講座メールマガジン』の著者で接客販売コンサルタント&トレーナーの坂本りゅういちさんは、「ネガティブへの共感は危険なケースもある」と伝えています。

ネガティブへの共感は危険なことも

接客中に例えば、「普段こういうの使ったことないから、難しいんですよね」とお客様が口にしたとします。

接客能力が高い人は共感力が備わっているので、「そうですよね、難しいですよね」とつい共感をしてしまいがちです。

これが危険なことがあります。

日頃から指導されている若手スタッフでも、上記のような場合はついつい「難しいですよね」という共感をしがちです。

つい昨日の研修でも、ロールプレイをやっていたところそのような場面がありました。

これがなぜ危険なのかというと、ネガティブに対する共感だからです。

ネガティブなことに対しての共感は決して悪いことばかりでもないのですが、このような場合は問題を引き起こします。

なぜなら、「難しい」という言葉に対して「難しい」と共感をしてしまうことで、「やっぱり難しいんだな」とお客様に誤解を与えてしまうからです。

本来であれば、「そんなことないよ、簡単に使えるよ」と切り返したいような場面なのですが、共感(というよりも同調に近い)を挟んでしまうことで、より難しさを増幅させてしまうのですね。

たった一言、「難しいですよね」と共感することで、売りにくくなる現象も起こります。

だからネガティブへの共感は少し注意が必要なのです。

こういう場合は例えば、「そうおっしゃるお客様も多いんですよ」など、別の部分に共感ポイントを作ることができると、お客様の”難しい”を否定することなく話を進めることもできます。

「難しい」→「難しいですよね」

「わからない」→「わからないですよね」

などのように安易なネガティブへの共感をしてしまってはいないでしょうか。

その場合、どんな共感ポイントを作れば共感をしつつも、ネガティブは増幅させずに会話ができるでしょうか。

今日の質問です。

・ネガティブに共感してしまいがちな接客中の会話には、どんなものがありますか?

出典:メルマガ『販売力向上講座メールマガジン

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ついに覚醒した「眠れる獅子」中国・習近平が狙いを定める“3つの果実”

誰もが不可能と考えていたイランとサウジアラビアとの国交回復をお膳立てし、ウクライナ戦争についても仲介役を申し出るなど、国際社会における存在感が一気に増した中国。なぜ習近平国家主席はこのタイミングで、外交舞台の主役に躍り出る決断を下したのでしょうか。今回のメルマガ『最後の調停官 島田久仁彦の『無敵の交渉・コミュニケーション術』』では元国連紛争調停官の島田久仁彦さんが、誰もが納得できる中国の行動理由と彼らの狙いを解説。その上で、日本が今こそ考えるべき課題を提示しています。

中国に握られた中東の権益。日本のエネルギー安保に灯る黄信号

「さあそろそろ再起動しよう」

全人代が無事に閉会し、習近平国家主席の3期目が本格的に始動した日、そんな声が中国から届きました。

すでに全人代を前に、王毅政治局員(外交トップ)をエージェントとして国際情勢というリングへの再登場のための地ならしは始まっていましたが、全人代の閉幕をもって、これまで蒔いてきた種が一気に芽吹き、その続きを習近平国家主席自らが先導するお膳立てが揃いました。

イランとサウジアラビア王国の国交回復と和解を演出した中国。

2月18日にミュンヘン安全保障会議(MSC)で王毅政治局員が言及し、ロシアによるウクライナ侵攻から1年が経った2月24日にロシア・ウクライナ両国に和平仲介案(停戦協議案)を示して“ポスト・ウクライナの世界の主導権争い”に名乗りを上げた中国。

そして水面下での働きかけの結果、これまで台湾と国交を持っていたホンジュラスに中国との国交樹立に向けた準備をさせた中国。

そのすべてが今週、一気に動き出し、今後、習近平国家主席自らによる働きかけが本格化する見込みです。

一件目は中国の仲介の下、成立したイランとサウジアラビア王国の関係修復です。

報道資料で真ん中に位置していたのは王毅政治局員であったのは非常に印象的でしたが、その両側にいたイランとサウジアラビア王国の外交担当者たちの表情が晴やかなものであったことでした。

同じような印象をアメリカ政府や欧州各国の高官たちも持ったらしく、中東地域においてイランを孤立・対立させ、自らがデザインする核コントロールの枠組みに引き戻したいと考えてきたシナリオを完全に覆されたように感じたようです。

実際には中東諸国がロシアによるウクライナ侵攻への対応を決めるように欧米諸国とその仲間たちからそう求められた時、その兆候は出てきていたように思います。

中東分裂を狙う勢力の企てには乗らず

イスラム教シーア派の雄イランとサウジアラビア王国をはじめとするスンニ派諸国は、長年存在したイランとその他という地域における対立軸を一旦横において、この中東地域を分裂させようとする誰かの企てに対して、共同して対応しなくてはならないという雰囲気が出来上がってきていました。

エネルギー安全保障の側面での協調、地域の不安定化要因(ISなど)への対応、欧米諸国と距離を置くという姿勢、コロナパンデミック後の経済復調に向けての協力、相互に攻撃しあわないという手打ち…。

すでに昨年夏ごろからイランとサウジアラビア、UAEを中心とした話し合いが進められてきました。

またサウジアラビア王国をはじめとするアラブの国々は、パレスチナ問題という制限はかかるものの、イスラエルとの関係修復や正常化を念頭に、イスラエル政府との協議も始めていました。

経済的な利益、科学技術のシェアといったベネフィットをベースに話し合いは続けられていますが、今回、中国からの仲介もあり、サウジアラビア王国などはイランとの関係改善を選択することとなりました。

ロシアは即時にこの関係修復を歓迎する旨、発表し、インドに代表される“グローバル・サウス”の国々も中国の真意を読みかねている雰囲気は出しながらも、長年続いてきたイランとサウジアラビア王国の間での血なまぐさい武力闘争が一旦落ち着くことに歓迎の意を表しました。

この記事の著者・島田久仁彦さんのメルマガ

『朝日』『毎日』2紙の記者が決して忘れてはならない1931年9月25日の犯罪

毎日新聞の記者として、沖縄返還協定を巡る佐藤内閣と米国との密約をすっぱ抜いたがゆえに、その後の人生を国との戦いに費やさざるを得なくなったジャーナリストの西山太吉氏。そんな「気骨の人」が2月24日、91年の生涯に幕を閉じました。今回のメルマガ『佐高信の筆刀両断』では辛口評論家として知られる佐高信さんが、西山氏が新聞記者を目指した動機を紹介。さらに朝日・毎日それぞれに掲載された1931年9月25日の社説を再掲し、両紙の記者が忘れてはならない前科」との厳しい指摘を記しています。

新聞の前科。『朝日』と『毎日』の記者は1931年9月25日の社説を忘れてはならない

国家の嘘を暴いたが故に国家に報復された西山太吉が亡くなった。私は『西山太吉 最後の告白』(集英社新書)を聞く機会に恵まれたが、『週刊新潮』3月16日号の「墓碑名」で、澤地久枝がこう言っている。

男女関係という個人的なことと国家的な犯罪では重さが全く違う。それを検事が書いた“情を通じ”という馬鹿げた文言で問題をすり替え、世論を動かした。蓮見(喜久子)さんはその表現に身を任せるように悲劇の人を演じた。西山さんは悪い女に引っかかったと思いました。

1931年生まれの西山は、新聞が戦争を煽ったことを身をもって体験し、権力をチェックする必要があると思って新聞記者になった。西山家では戦争中に『朝日』と『毎日』を取っていたけれども、「もう完全な帝国主義新聞」だったという。軍部とメディアの共同作業で戦争は起こった。

西山が生まれた年の9月18日の柳条湖事件から中国侵略は開始されたわけだが、それから1週間後の『毎日』は社説で「皇軍に節度あり、規則あり、正義の一念に燃えている以外、毫も他より非難せらるべき意図なきことを確信する」と書いた。

同じ25日付の『朝日』も、当時の大日本帝国関東軍の行動を自衛のために正当とした政府声明を受けて、やはり社説で『毎日』に優るとも劣らない強硬論をぶち上げている。

我が国が満州に対して何ら領土的野心を有せず、今回の事変が全く100万の国人と20億の投資とに対する自衛権の発動にほかならぬことは、事件突破以来吾人の繰り返し論じたところで、吾人はこれしきの声明を発するに、何故、しかく時間を要し幾回かの閣議を繰り返さねばならなかったかを、むしろ不思議に思うのである。

新聞は軍部に圧迫されて、戦争鼓吹のラッパを鳴らしたのではなかった。逆に世論を煽って軍部の尻を叩いたのである。

佐高信評伝選の第3巻は『侵略の推進者と批判者』(旬報社)で、推進者として石原莞爾を、批判者として石橋湛山を取り上げている。その石原のところで書いたように、中国軍の仕業に見せかけて日本軍が自作自演をしたことは現在では明らかになっている。

だから、中国ではこれを「9・18事変」と呼び、断じて忘れないための記念館を建てた。私はそこに行ったが、そこには首謀者として板垣征四郎と石原のレリーフが掲示されている。そして、1931年から日本が投降した1945年までの「日本帝国主義的血腥統治下」、中国人民は「亡国奴生活」を強いられた、とあった。

日本人は決して9月18日を忘れてはならないだろう。それと同時に、とりわけ『朝日』と『毎日』の記者は前掲の1931年9月25日の社説を忘れてはならないのではないか。その前科を忘れては、西山太吉の孤軍奮闘を理解することはできない。(文中敬称略)

この記事の著者・佐高信さんのメルマガ

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大企業への就職を逃せば月収9万円という絶望。韓国の若者を待つ「日本以上の地獄」

一刻の猶予も許されない状況にあると言われる日本の少子化問題。そんな日本の出生率が1.3前後なのに対し、お隣韓国の出生率は0.78と驚くほど低水準になっています。結婚や出産を諦めざるを得ず、「地獄に住んでいる」と言われる韓国の若者たちの窮状を伝えるのは、メルマガ『大村大次郎の本音で役に立つ税金情報』著者で、元国税調査官の大村大次郎さんです。韓国では大企業に就職できなかった若者たちの収入が極端に少なく、不満のはけ口として「反日感情」を利用する側面もあると解説。日本も経済の悪化がこれ以上進めば、同様の「地獄」が待っていると危機感を持って伝えています。

※本記事は有料メルマガ『大村大次郎の本音で役に立つ税金情報』の2023年3月16日号の一部抜粋です。ご興味をお持ちの方はぜひこの機会にバックナンバー含め初月無料のお試し購読をどうぞ。

プロフィール大村大次郎おおむらおおじろう
大阪府出身。10年間の国税局勤務の後、経理事務所などを経て経営コンサルタント、フリーライターに。主な著書に「あらゆる領収書は経費で落とせる」(中央公論新社)「悪の会計学」(双葉社)がある。

韓国の若者は地獄に住んでいる

今回から数回に分けて韓国の若者の経済事情をご紹介したいと思います。韓国の若者というのは、日本以上に経済状況が悪く自分たちで「韓国は地獄だ」とも言っています。出生率も、少子高齢化に悩まされている日本よりもはるかに低くなんと、0.78なのです。ちなみに日本は1.3前後です。韓国の若者たちは、日本以上に「まともに結婚も出産もできない」という状況にいます。

昨今、Kポップや韓国ドラマは世界的な人気を博し、韓国の若者というと、オシャレで楽しそうなイメージがあります。が、それは韓国社会の実情を反映しているものではまったくなく、むしろ韓国の若者の大半が「楽しい」とは程遠い状況に置かれているのです。

筆者はこのことを「日本はまだマシだ」「やっぱり韓国はダメだ」という意味で書くわけではありません。韓国経済は、日本の悪い部分が強調されているような面があります。つまりは、韓国の若者の経済事情は、日本の経済悪化がこれ以上進んだらどうなるかを示すものでもあるのです。そういう意味で、この記事を書くつもりです。

韓国の反日デモなどの報道を見ると、若者たちが大勢参加しているのが目につきます。今の韓国の若者たちは、日本が韓国を併合していた時代のことなどは当然知らないはずです。また現代の日本が韓国に対してひどいことをしたことはありません。日常的に韓国人を蔑視したり、街で見かけた韓国人に悪態をついたりすることは、少なくとも「普通の日本人」にはまったくないはずです。

だから韓国の若者たちが日本に強い怒りを見せる様子は、多くの日本人にとってはかなり奇異に映ります。彼らに対して日本人の多くは反発心よりも、まず「なんで?」という大きな疑問がわくはずです。

誰しも、まったく身に覚えのないことで他人の異常な怒りを買うという経験をしたことが、人生の中でおそらく一度や二度はあると思いますが、そのときの「恐怖心」や「はてな感」を感じている日本人が多いのではないでしょうか?

この記事の著者・大村大次郎さんのメルマガ

客単価7000円超の衝撃。いま焼き鳥居酒屋が「高度化」してきている

かつては大衆的なイメージが色濃かった焼鳥居酒屋。しかし現在、その「高度化」という新しいトレンドが顧客から支持されていることをご存知でしょうか。そんな方向性を打ち出し成功を収めている2つの企業を取り上げているのは、フードサービスジャーナリストの千葉哲幸さん。千葉さんは今回、高い顧客満足度を提供する彼らの取り組みを、余すところなく紹介しています。

【関連】激安スーパー「ロピア」も「業務スーパー」も。焼肉店への参入で見せる戦略と本気

プロフィール千葉哲幸ちばてつゆき
フードサービスジャーナリスト。『月刊食堂』(柴田書店)、『飲食店経営』(商業界、当時)両方の編集長を務めた後、2014年7月に独立。フードサービス業界記者歴三十数年。フードサービス業界の歴史に詳しい。「フードフォーラム」の屋号を掲げて、取材・執筆・書籍プロデュース、セミナー活動を行う。著書に『外食入門』(日本食糧新聞社発行、2017年)。

良質の食材調達を追求。焼き鳥居酒屋の高度化という新しいトレンド

最近「高度化」した焼き鳥居酒屋が増えてきている。「高度化」とは、まず客単価が8,000円前後と高いこと。原材料が高騰しているという背景もあるが、それだけではなく消費者の「外食の楽しみ方」や経営する側の事情が変化してきて、それを従来の焼き鳥居酒屋が持ち得なかった「高度な売り方」によって解決している。これらの事例から焼き鳥居酒屋の新しいトレンドを紹介しよう。

客単価7,000円超でも顧客満足度が高い

まず、昨年11月東京・代々木に「代々木鳥松」をオープンしたけむり(本社/東京都港区、代表/小松大地)の場合。「代々木鳥松」の概要はこうなっている。

場所はJR代々木駅から西方向へ約5分、小田急線の南新宿駅にも近い。高級住宅街の入口といったエリアだ。エントランスは高級なすし店の風情がある。

店舗規模は18坪でカウンター16席、テーブル6席となっている。

焼き鳥の鶏肉は熊本県天草産の地鶏「天草大王(あまくさだいおう)」を使用。一般のブロイラーの飼育日数は40~50日だが、天草大王は130日をかけている。これは肉質がよくおいしい鶏肉として重宝されていたが、産卵率が低く卵肉兼用の輸入種が普及したことによって昭和初期に絶滅した。しかしながら、この復元を望む声が多く、熊本の農業研究センターが10年間をかけてそれを実現した。

同店ではこれを店内でドライエージングによって熟成。届いた丸鶏を脱水シートにくるんで一日置く。その後5日程度、冷蔵庫の中で熟成させる。こうすると地鶏の旨味がぎゅっと凝集される。丸鶏は店内でさばく。こうすることでさまざまな部位を提供することができる。例えば、モモは5つの部位に分けて食感の違いを楽しんでもらう。

焼き鳥はアラカルトで注文してもいいが(税込:むね生姜330円、かしわ330円、ちょうちん440円など)、おまかせのストップオーダー制を採用している。飲み物はナチュールワインを取り揃えて、おいしい焼き鳥とのマリアージュを楽しんでいただく。

同店はオープンしてたちまち評判を呼び、すでにリピーターも定着している。想定していた客単価は7,000円で1日の客数は30人程度だったが、現状は8,000~9,000円でボトルワインのオーダーが入ると1万2,000円になる。1日1回転ではるかに高い売上となり、顧客満足度も高い。

「リスクがあるからやりたくない」という管理職がクビになるべき理由

世の中、あらゆる場面でリスクと遭遇します。しかし最近は「リスクがあるからやりたくない」と、リスクフリーを求める人が増えているそうです。そんな時代に喝を入れるのが、無料メルマガ『サラリーマンで年収1000万円を目指せ。』の著者・佐藤しょうおんさんです。今回のメルマガでは、「リスクを取れない管理職はクビにした方が良い」などとバッサリ切っています。

リスクフリーを求める世の中

我々の人生のあらゆる局面で、リスクは存在します。リスクとは不確実なモノで、現実になってしまったら自分にとって悪い影響がある可能性のことです。

ところが最近は、リスクフリー(リスクが存在しないこと)を求める人が増えてきたんですよね。つまり、

●それはリスクがあるからやりたくない

みたいなことを言う人が増えてきたということです。

本来は、「リスクがある、だからなんだよ!」と言わなきゃならないんです。考えるべきは、そのリスクがどれくらいの確率で現実になって、現実になった時にどのようなインパクトがあるのか? を考えることで、その確率やインパクトが大きいのなら、

■どうやってリスクを下げることができるか?

を考えるべきなんです。

リスクを取れない管理職はクビにした方が良い

ちなみに、管理職の仕事はこれ。ですから、管理職のくせして「リスクがあるからやりたくない」なんて言ったら、その場でその人をクビにした方が良いです。

真っ当な管理職は、リスクの確率とインパクトを計算して、それを下げる手段を考えて、それでもリスクが残る、しかしリスクに見合ったリターンがあるというのなら、

●最後はオレがケツを拭いてやるから頑張れ!

って言うモノなんですよ。

管理職なんて問題が起こった時に、部下のためにケツを拭く、責任を取ってあげることが最大の仕事なんですから。そんな責任を取りたくないから、アタマを使ってリスクコントロールをするわけでしょ。

逆に部下の立場で物事を見たら、上司が判断できる材料を用意して、リスクの確率とインパクト、対するリターンの大きさを伝えなきゃならないんです。そこまでは部下の仕事ですから。

そもそも巨大なリターンを取りに行こうとする時に、ノーリスクでそれが行えることなんて無いんですから。ビジネスの世界で、露天掘りとか、濡れ手に粟とか、ローハンギングフルーツ(手を伸ばせばもぎ取れるところにあるフルーツのこと)なんてものは、生に度だって見つからないのが当たり前なの。

ほとんどのことは、相応のリスクを背負って、そのリターンとして成果を手に入れるんですから。そんなにリスクがイヤなら、怖いなら、ビジネスなんてやったらダメなんですよ。今日あなたがこれから会社に向かうことにだって、リスクは存在するんですから。

それでもリスクに無頓着で、イケイケドンドンな人よりはマシです。リスクは嫌いすぎてもダメですが、完全無視で突っ走るのが番ダメなんです。だって事故ったら死んじゃいますから。

このあたりのバランス感覚が風の時代には求められるんですよ。どっちにしようかな、行くか行かないか迷うなー、という時に、何を考え、どんな行動をするのかは、これからの時代には非常に重要視されます。つまり未来を計算するアタマの良さと、その計算結果に基づいて、エイヤッ!と勝負に出る勇気が、あなたの未来を決めるのです。

ですから、リスクがある局面では、それを怖がるのでは無く、冷静に判断することが求められるんです。これだけ覚えておけば、徒に逃げ回ったり、無鉄砲に走り出したりすることはありませんから。

リスクがある場面は、あなたが試されている場面でもあるんですよ。

image by: Shutterstock

サラリーマンで年収1000万円を目指せ。
著者/佐藤しょ~おん
高卒、派遣社員という負け組から、外資系IT企業の部長になった男の、成功法則を全て無料で公開。誰にでも、どんな状況、状態からでも自分の力で人生を変えるための情報と知性を発信する。
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プーチンがウクライナの次に狙うは、NATO非加盟の「侵略しやすい国」

どれだけ国際社会からの批判を浴びようとも、ウクライナ侵攻の手を緩めることのないプーチン大統領。先日、そんな21世紀最悪の独裁者の「次なる野望」がリークされました。今回の無料メルマガ『ロシア政治経済ジャーナル』では国際関係ジャーナリストの北野幸伯さんが、プーチン氏の直属機関から流出したという文書で明らかになった、ロシアがウクライナの次に狙いを定めている国の名を紹介。さらに日本国内でもよく耳にする、「欧米によるウクライナへの武器供与が戦争を長引かせている」という主張が誤っている理由を解説しています。

プーチンがウクライナの次に狙っている国

プーチンは、「20世紀前半の領土観を持った政治家」といえるでしょう。

この人の頭の中で「領土」は、非常に「相対的なもの」なのです。あたかも、ヒトラーのメンター・ハウスホーファーが「生存圏理論」を主張していた時代のごとしです。

例えば、プーチンは08年のロシアージョージア戦争で、ジョージアから、南オセチア、アプハジアを事実上奪いました。その直後、クリミアについて、なんといっていたか?

「クリミアは、係争地ではない。南オセチア、ジョージアと違い、クリミアには人種間の対立はなかった。ロシアはかなり前に、今のウクライナの領土を認めている。私達の国境に関する話し合いは、事実上終わっている」

彼は、こう語り、ロシアがクリミアを狙っていることを完全否定しました。興味がある方は、こちらの映像をごらんください。英語訳もついています。

Неужели это Путин? – “Крым не является спорной территорией”

しかし、皆さんもご存知のように、プーチンは2014年、ウクライナからクリミアを奪いました。2022年9月には、ウクライナからルガンスク州、ドネツク州、ザポリージャ州、ヘルソン州を奪いました。

「親プーチン派」の人たちは、「プーチンは、ルガンスク、ドネツクで迫害されているロシア系住民を救いたいだけだ!」と主張していましたが…。では、どこから「ヘルソン、ザポリージャ併合」はでてきたのでしょうか?納得できる説明は聞いていません。

というわけで、プーチンの「領土欲」には際限がないようです。

実際、ロシアの元上院議長ミロノフは、【 北海道は、ロシア領 】と主張しています。時事2022年4月9日。

ロシアのウクライナ侵攻を受けて日本が対ロ制裁を科す中、ロシアの政党党首が「一部の専門家によると、ロシアは北海道にすべての権利を有している」と日本への脅しとも受け止められる見解を表明した。

見解を表明したのは、左派政党「公正ロシア」のミロノフ党首で、1日に同党のサイトで発表された。公正ロシアは政権に従順な「体制内野党」。ミロノフ氏は2001~11年に上院議長を務めた。

次のターゲットは〇〇〇〇

プーチンの領土欲に際限がないとして、次のターゲットは、どこなのでしょうか?

すぐ思いつくのは、エストニア、ラトビア、リトアニア、いわゆる「バルト三国」でしょう。しかし、これらの国々は、「NATO加盟国である」という問題があります。

もしロシアがバルト三国を攻めれば、自動的にNATOと戦うことになる。そういう意味で、NATO加盟国ポーランドへの侵攻も、決意がいります。

しかし、ロシアの西側に位置し、NATO加盟国ではなく、あまり強くない、要するに、「侵略しやすい国」が存在します。

それが、モルドバ。

モルドバは、ウクライナの西南部と接する、人口400万人ほどの小さな国です。旧ソ連国。1991年8月に独立し、同年12月に独立国家共同体(CIS)に加盟しました。

その後、ソ連崩壊後のウクライナ同様、「親ロシア派」と「親欧米派」の綱引きがつづいてきました。

2020年11月に当選したマイア・サンドゥ大統領は、バリバリの親欧米派。彼女は、ハーバード大学ケネディ─スクールに留学。その後、世界銀行に勤務していた。

2022年2月24日、ロシアがウクライナに侵攻しました。同年3月、危機感を強めたモルドバ政府は、EU加盟申請をしています。「旧ソ連はロシアの勢力圏」と考えるプーチンは、激怒したことでしょう。

利用料は「お布施」のつもり。人気コンサルがTwitter Blueにした理由

日本では今年1月から始まったTwitterの有料サービス「Twitter Blue」。徐々に利用する人も増えてきているようですが、実際に使っている人はどこにメリットを感じているのでしょうか。今回のメルマガ『永江一石の「何でも質問&何でも回答」メルマガ』で人気コンサルの永江さんは、一番良かったのは投稿後に修正できることと回答。日常的に使っていて、なくなっては困るツールだから利用料を払っている感覚と、永江さんがお金を払う基準の一つを示しています。

Twitter Blueに登録してから変化はある?

Question

shitumon

Twitter Blueにしてから何か変化を感じますか?Twitterはアルゴリズムの変更が多く、フォローしてない人でも話題のツイートをおすすめに表示したり自分のツイートにリンクをつけると上に上がりにくくなったりするようです。

周囲ではTwitterブルーの人がほぼいないため、ブルーにした方が上位表示させやすいなどメリットがあるのでしょうか。であれば登録をかんがえています。永江さんが毎日ツイートされている中で何か最近の変化など気づいたことがあれば教えてください。

永江さんからの回答

わたしがBlueにして良かったことは、投稿後の修正ができるなどの機能面ですね。メリットなどは特に考えておらず、日常的に使っているTwitterにお布施のつもりで利用料を払っている感覚です。

わたしがフォローしている人はもう半分くらいはBlueにしていますが、Blueにして投稿の表示頻度が変わるような影響は感じられません(身元の確認が取れているアカウントなのかは信頼性に影響がありますが)。

Blueにしてからよく使うのは投稿後の修正機能です。投稿後30分間は5回まで修正できるので、誤字を発見したり、思い直した投稿があっても修正できて便利です。

他にも長尺の動画を上げたり、長文を投稿できたり、ブックマークフォルダを作成できるのでとても有用です。エンジニアを解雇している影響かたまに動作しないこともありますがw

あとBlueにしている理由としては、Twitterはわたしにとって無くなっては困るメディア・ツールという気持ちがあるから。無用なものにお金は払いたくないですが、これだけ重宝していて、これからもずっと残ってほしいのでお金を払っているというわけです。

この記事の著者・永江一石さんのメルマガ

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