日本は叱られ、米国はクビにする。ここまで違う、自衛隊と米軍の内情

自衛隊と米軍による日米共同訓練の存在は、ニュースなどで聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。軍事大国である米国の軍隊と日本の自衛隊との訓練ですから、「米軍が自衛隊より圧倒的に優秀なんだろうなぁ」というイメージを持っていませんか? 実は、メルマガ『異種会議:戦争からバグパイプ~ギャルまで』の著者・加藤健二郎さんは、自衛隊の方が練度は高い部分があると指摘しつつ、両国の人間性による差異を見極めることが大切だと述べています。

自衛隊と米軍の違いは人間性の出るところにある

自衛隊と米軍による日米共同訓練のみどころは、兵器メカの差異や練度の違いなどではなく、もっと人間性の出るところにある。特に、練度の点では、自衛隊は、日米共同訓練を、米軍から高い評価を受けるための本番テストと考えていることに対して、米軍は、訓練の場と考えているので、日本軍(自衛隊)の方が練度が高くて比較参考にならないことも多々。例えば、米軍は訓練不足な予備役の部隊を日米共同訓練に投入することもある。

では、人間性の出るところを点検してみよう。歩兵による小銃実弾射撃訓練を終えたあとの行動にそれが現れた。陸上自衛隊では、実弾射撃が終了すると、小隊長が「各自、自分の銃の中に不発残弾が残っていないことを確認せよ」という指示を出し、撃ち終えた空薬莢を各自が小さな箱に収めることで個数確認をし、「異常はないか、あったら報告しろ」のコールに各自が答える。一方、同じ場で実弾射撃を終えた米海兵隊は、自分の銃を持って一列に整列。小隊長が立つ前に兵士1人ずつが進み出て銃を小隊長に渡し、小隊長自身が全員の銃内残弾チェックをしていた。

この違いから、陸上自衛隊では、個々の兵士に責任と権限があるていど分散所在していることに対して、米海兵隊では、指揮官に、責任と権限が集中していることがわかる。これは、部隊運用から作戦への徹底、人材育成など、広い面に渡って、大きな違いになってゆくのである。

ニューヨーカーが熱狂。新感覚ロック「和楽器バンド」にインタビュー

師範代レベルの和楽器奏者と洋楽奏者によるロックバンドに、ニューヨーカーも大興奮

日本の音楽家集団が3月14日、ニューヨークデビューを果たした。

新感覚ロックエンタテインメントと形容される「和楽器バンド」。

ボーカルは詩吟の元日本一、それぞれが師範代レベルの箏(こと)、尺八、津軽三味線、和太鼓の演奏家がドラム、ギター、ベースと共に和服をモチーフとした衣装を着て、ロックスタイルの音楽を演奏する。

日本では、2014年メジャーデビューでのオリコン週間ランキング初登場5位を皮切りに、発売から22週間連続でTOP100入り。

15年セカンドアルバム「八奏絵巻」でオリコン週間ランキング初登場1位、昨年末の第57回「輝く!日本レコード大賞」で「企画賞」を受賞、ヒット曲「千本桜」のビデオが動画サイトで3500万再生回数を突破するなど、輝かしいヒストリーを重ねてきた。

海外での注目度も、昨年7月に米ロサンゼルスで行われた全米デビュー・ライブが完売するなど急上昇中。

今回会場となったアービング・プラザでも日本人よりもニューヨーカーの姿が目立ち、観客大興奮の熱狂ライブとなった。

和服を着て洋楽を演奏する集団や、和洋折衷の音楽を演奏する集団はこれまでにも存在したが、このバンドは他と一線を画す圧倒的な存在感を放つ。

その理由はそれぞれの演奏家の演奏技術と志の高さにある。

詩吟で日本一のボーカル、和洋折衷の活動に挑戦

ボーカルの鈴華(すずはな)ゆう子さんは11年、詩吟で日本一の座に輝いた。

伝統的な詩吟を愛する一方で新しいことにも挑戦してみたかった鈴華さんが、和楽器奏者と洋楽奏者の両方に声を掛け、和洋折衷の演奏活動を始めたのがバンド結成のきっかけ。

詩吟のみならず詩舞、剣舞の経験も持つ鈴華さん。

本来は流派ごとに厳しいしきたりがある世界だが、周囲の先生たちは「伝統と自らの表現手法を組み合わせることは素晴らしい」と送り出した。今では若いファンが彼女の活躍を通じて詩吟を知り、鈴華さんに続けと自ら挑戦する若者も出てきた。インターネットなどを通じてそのような連絡がファンから届くと「この活動を始めて良かったと、心の底から思えます」(鈴華さん)

海外経験持つ箏奏者、邦楽産業再生目指す

箏担当のいぶくろ聖志さんもジャンルを乗り越えたかった一人。

高校在学時に既に文化庁派遣による世界8カ国での公演を成し遂げたほどの実力を持つ邦楽奏者だが「演奏ジャンルを邦楽だけに狭める必要はないと感じています」。

西洋楽器と共演するためには、特別な楽器調整を手間と時間を掛けて行う必要があるが「全く苦にならないです!」と笑顔を見せる。

夢は「邦楽楽器の職人さんたちも夢を持って暮らしていけるような世界をもう一度取り戻すこと」。

邦楽が演奏される機会が減るにつれ、職人の仕事も減り、産業としての邦楽が危機に貧していると感じており「そこに変化をもたらすことができれば」と情熱を燃やす。

ドラマー、和楽器との演奏で可能性広がる

ドラムの山葵(わさび)さんは、和楽器と演奏することで自身の可能性を広げてもらったと話す。

洋楽器に比べ、和楽器で演奏できる範囲は通常狭く、共演時には洋楽器の側が和楽器の制限に合わせて演奏するのが常識。

だがこのバンドに所属する邦楽奏者は皆「本来できないはずの奏法にも挑戦し、できるようにしてしまうのです」。

特に和太鼓の黒流さんとの共演は「刺激でいっぱい」と語る。特別な楽器構成の中で自らの貢献方法を模索し、試行錯誤しながら変化していく毎日が本当に幸せと話す。

世界進出にあたり、英語の新曲を作るべきかと悩んだ時期もあったが、今はあえて日本の言葉と日本語ならではの歌い方(詩吟)にこだわって演奏していくことに意義を感じている。

「日本が持っている文化の素晴らしさを、私たちにできる形でこれからも発信していきたい」。

そして自らも「誰かの人生に少しでも良い影響・考え方を与えられるような人になっていけたらと願っています」。

彼らの活躍を通じ、日本文化のファンが世界各地にますます増えていくことだろう。

【ウェブ】wagakkiband.jp/

 

記事提供:ニューヨークビズ

『NEW YORK 摩天楼便り-マンハッタンの最前線から-by 高橋克明』 

著者/高橋克明
全米No.1邦字紙「WEEKLY Biz」「ニューヨーク ビズ」CEO 兼発行人。同時にプロインタビュアーとしてハリウッドスターをはじめ400人のインタビュー記事「ガチ!」を世に出す。メルマガでは毎週エキサイティングなNY生活やインタビューのウラ話などほかでは記事にできないイシューを届けてくれる
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【豆知識】二級河川って一級河川にくらべて二流って意味じゃないの!?

日本一長い川は? 日本一流域面積の広い川は? 一級河川と二級河川の違いは? そんな川にまつわるおもしろ知識が、無料メルマガ『1日1粒!「幸せのタネ」』で紹介されています。身近な存在でありながら意外と知らない「川に関する豆知識」を学んで、さっそく話のタネにしてみてはいかがでしょうか。

一級、二級ってどんなランク?

みなさんの身の回りには川はありますか? 家の近く、学校や職場の近くに大きな川はありますか? 小さい川ですと、地元の人以外は名前も知らないことも多いでしょう。大きな川には全国的にも有名な川がたくさんあります。

日本で一番長い川は信濃川。なんと長さは367kmとか。東京~名古屋間がおおよそ350kmぐらいですから、いかに長いかがわかります。

流域面積の広さでは利根川がトップです。長さは信濃川には及びませんが、茨城県、栃木県、群馬県、埼玉県、千葉県、東京都、長野県といかに広いところを流れているかわかります。かつては大暴れする川の代表格で坂東太郎と言われていました。ちなみに三大暴れ川の残りふたつは

  • 筑後川(筑紫次郎)
  • 吉野川(四国三郎)

です。

さてこれらの川ですが、川の横に表示されている河川名のところに「一級河川」と書かれているのをご覧になったことはありますでしょうか。この「一級河川」というのはなんでしょうか?

水の流れは私たちの生活に深い関わりがあります。水の流れを「水系」と言います。この「水系」のうち、私たちの生活を守り産業を発展させる上で特に重要なものを一級水系」と呼んでいます。その一級水系の河川のうち、国土交通大臣が管理しているものを「一級河川」と呼びます。

もう少し流域面積が小さい水系は二級水系と呼び、その中の河川で都道府県知事が管理するものは二級河川と呼びます。

三級河川は…ありません。

古来、人々は川の近くに住まいを作ってきました。川から直接魚を獲ってきたというのもあるでしょうし、農業にも欠かせません。後には産業の発展にも欠かせないものとなります。

私たちの身の回りにある河川。身近にある河川の名前を見たときには、「一級?二級?」というのも注目してみてください。

image by: Wikimedia Commons

治療法に光。アルツハイマーのマウスから記憶を戻すことに成功ー理研

認知症の方やその家族が起こした悲しい事件・事故がたびたびニュースで報じられています。しかし、未だはっきりとした治療法は見つかっておらず、加速する高齢化社会の大きな課題となっています。そんな中、アルツハイマー病のマウスの記憶を戻すことに成功したというビッグニュースが舞い込んできました。無料メルマガ『Dr.ハセのクスリとサプリメントのお役立ち最新情報』で詳しく見ていきましょう。

認知症マウスの記憶が戻る:利根川博士らの研究

アルツハイマー病のマウスを用いた実験で、記憶を戻すことに成功したというビッグニュースです。

これは、理化学研究所の利根川進脳科学総合研究センター長らが、英科学誌ネイチャーに発表したものです。

論文タイトル: Memory retrieval by activating engram cells in mouse models of early Alzheimer’s disease

著者: D Roy,A Arons,T Mitchell, M Pignatelli,T Ryan & S Tonegawa

科学誌名: Nature (2016) doi:10.1038/nature17172, Published online 16 March 2016

研究では、底に弱い電流が流れる容器の中に、正常なマウスとアルツハイマー病のマウスを入れ、飼育しました。

そして、脚部に弱い電流を流すことにより、びりびりする不快な体験として記憶させたそうです。

次に容器から出して飼育したのち、24時間後に再び前の容器に戻しました。

すると、電流の流れない状態であっても、健康なマウスは嫌な記憶を思い出して身をすくませたのに対し、アルツハイマー病マウスは特に恐れる様子はなかったそうです。

アルツハイマーマウスは、認知症の症状のために記憶がなくなっているわけですね。

ところが、電流を通して嫌な体験をさせた時に活性化する脳の部分に青色の光を当てて刺激したところ、アルツハイマー病マウスも正常マウスと同様に身をすくませるようになることが分かりました。

このことから、「アルツハイマー病マウスでは、記憶に関わる神経細胞同士での信号伝達が衰えていると考えられ、アルツハイマー病は記憶が消えるのではなく、記憶を思い出す機能が働かなくなる病気であることを示唆する結果である」と結論されています。

私を含むシニアの人はどなたも認知症を恐れていますが、一刻も早く治療法が見つかることを祈ってやみません。

image by: Shutterstock

NYで恒例の「ジャパンウイーク2016」で”回転寿司”お目見え

5回目、北海道・北東北の魅力を紹介

日本政府観光局(JNTO)主催による訪日観光促進イベント「ジャパンウイーク2016」が10日から3日間、ニューヨークのグランドセントラル駅で行われた。

来場者数延べ23万人超

2015年には訪日米国人が初めて100万人を超えるなど年々高まる訪日観光需要をさらに喚起しようと開催された同イベント。

5回目となる今回は「北海道・北東北」というテーマの下、26日に新幹線が開業する北海道や東日本大震災からの復興を目指す東北の魅力を、ニューヨーカーに向けてアピールした。

JNTOの岩田賢事務所長は取材陣に対し、「今年も多くの企業や団体が出展を希望してくれました。準備期間10カ月の中で、われわれも東京や北海道に足を運びながら、共に日本を代表して『日本の魅力を伝えよう』という出展者を慎重に決めました」と述べた。

3日間を通して実際の来場者数は延べ23万人超。

盛況の内に幕を閉じた。

3月26日の北海道新幹線開業に伴い、北海道への旅行をPR。

また、会場中央には目玉コンテンツとして日本が誇る伝統食と技術力を掛け合わせたユニークな文化「回転寿司(ずし)」のコーナーを設置し、東北産の米や北海道産の海の幸といった豊かな日本食の魅力を発信した。

全米各地で開催される桜まつりの訴求力にヒントを得て、会場全体は桜をテーマにしたデザインで統一。

観光ブースでは桜前線の情報を提供し、日本全国で段階的に移り変わる季節の美しさを発信した。

そのほかアイヌの衣装の試着コーナーを設けたり、浮世絵や加賀友禅の染色をはじめとした日本の伝統工芸の実演も行うなど、食以外の日本文化も多様に紹介し、訪れた人の関心を集めた。

【ジャパンウィーク公式サイト】japanweek.us/

10日の開会式では、在ニューヨーク日本国総領事館の髙橋礼一郎総領事・大使は「北海道は日本の自然の美しさを象徴する存在」と紹介したあと、「5年前の東日本大震災においてはアメリカ、特にニューヨークの方々からは多大にサポートいただき、感謝している。今後ぜひ東北地方の観光に訪れてほしい。それが復興への一番の支えとなる」と述べた。

記事提供:ニューヨークビズ 

 

NEW YORK 摩天楼便り-マンハッタンの最前線から-by 高橋克明』 

著者/高橋克明
全米No.1邦字紙「WEEKLY Biz」「ニューヨーク ビズ」CEO 兼発行人。同時にプロインタビュアーとしてハリウッドスターをはじめ400人のインタビュー記事「ガチ!」を世に出す。メルマガでは毎週エキサイティングなNY生活やインタビューのウラ話などほかでは記事にできないイシューを届けてくれる
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魚の目を老眼対策のヒントにした、新型コンタクトレンズ

魚の網膜の機能をヒントにした新型のコンタクトレンズが開発されました。今回の研究発表は老眼にお悩みのあなたには吉報かもしれません。

魚の網膜をヒントにしたコンタクトレンズ

米国科学アカデミー発行の機関誌「PNAS」に、魚の目からヒントを得た新しいコンタクトレンズに関する論文が掲載され、複数の海外メディアがこの研究について報じています。

コンタクトレンズ開発のヒントとなったのは、エレファントノーズフィッシュというナイル川などに生息する20センチくらいの魚

image by: shutterstock

突き出した「鼻」が象の鼻のように見えるのでこの名前が付いたそうですが、今回、研究者たちに注目されたのは「目」のほうです。

この魚は光が届かず、泥が多くて視界がとても悪い川の中でも、ピントを調整できる特別な網膜を持っているのだとか。

そして、その機能と同じ働きをするコンタクトレンズを使うことで、人の老眼の症状を抑えることができるというのです。

さらに、暗い場所でも関係なくはっきりとした視界を得ることができるのも、眼鏡や従来のコンタクトレンズとの大きな違いのようです。

image by: PANAS

今回開発された液状コンタクトレンズにはセンサーと電子機器、ソーラー電池が内蔵されていて、レンズは数マイクロ秒単位で自動的に焦点を定めることができ、機器はソーラーの力で動きます。

image by: PANAS

コンタクトレンズは長時間使い続ける必要がある一方で、非常に薄くて小さいものなので、小さくても充分な電力を維持できるだけの機器を作ることが開発におけるネックになっていたようです。

現在、老眼の症状を持つ人は、世界に10億人いるとされており、その半数は適切な処置を受けていません。

このコンタクトレンズが商品化された場合の市場の大きさを考えると、販売価格も従来のコンタクトレンズ以上にする必要性はないと、開発者は述べています。

日本の老眼人口は7000万人以上で、高齢者の占める割合も世界トップクラス。

商品化された場合、日本がとても重要なマーケットになることは間違いなさそうですね。

image by: shutterstock 

source by TECH TIMES/ Business Standard/ Mail Online

文/長塚香織

狙いは中国「孤立化」か。米国が、宿敵・キューバと和解した意味

先日、現職の米国大統領として88年ぶりにキューバを訪問し、両国の関係改善を呼びかけたオバマ大統領。無料メルマガ『ロシア政治経済ジャーナル』の著者・北野幸伯さんは、アメリカがこのタイミングでキューバとの和解を申し出たのは、現在一番の敵国である中国を孤立させるためであると分析しています。

オバマのキューバ訪問とアメリカの大戦略

オバマ大統領は20日、キューバを訪問しました。アメリカ大統領(現職)のキューバ訪問は、なんと88年ぶりだそうです。

<米キューバ首脳会談>共同声明で関係正常化継続を確認へ

毎日新聞 3月22日(火)0時57分配信

 

【ハバナ和田浩明】オバマ米大統領は20日、現職の米大統領として88年ぶりにキューバを訪問した。

 

半世紀以上断交状態にあった両国が、2014年12月に関係正常化方針を発表してから約15カ月。

 

オバマ氏は、社会主義国として米国と対立したかつての「敵国」への歴史的訪問によって、両国関係の発展にかける強い意欲を内外に示した。

この訪問について、「任期が終わりに近づいたオバマが、外交で実績を残すためにやっている。戦略的意味はない」といった話を聞きます。私は、「そうではなく、きちんとした大戦略に沿ってやっている。アメリカは、ようやくまともなリアリズム外交になってきた」と思っています。なぜでしょうか?

キューバとは?

まず、キューバについて、基本的なことをおさえておきましょう。キューバは、アメリカのすぐ南西にある、カリブ海の島国。アメリカ・フロリダ州からわずか145キロしか離れておらず、地政学的にとても重要な位置にあります。

1511年、スペインに征服され植民地になりました。日本で明治維新が起こった1868年、第1次キューバ独立戦争が起こっています。1895年、第2次キューバ独立戦争が勃発。当初は、スペイン対キューバの戦いだった。しかし、アメリカがこれに介入しスペイン軍を打倒。キューバは1902年、独立を達成。とはいえ、それは名ばかりで、実態は「アメリカの保護国」でした。

1959年、キューバ革命。キューバは、真の独立を達成しました。「アメリカ支配からの独立」を達成したのですから、当然、新政権は「反米」でした。革命を主導したカストロは、共産主義的改革を次々を実施していきます。そして、共産主義のボス・ソ連との関係を強化していきました。

1961年、アメリカ政府はキューバとの国交を断絶。1962年、キューバ危機。これは、ソ連がキューバにミサイル基地を建設し、ミサイルを運びこもうとしたのがバレた事件。既述のように、キューバとアメリカは145キロしか離れていません。そんな場所に、ミサイル(特に核ミサイル)が運び込まれた日にゃあ。この危機で、「米ソは核戦争一歩手前までいった」といわれています。

危機後、キューバは、ソ連の支援を得て、体制を存続させてきました。しかし、1991年末、ソ連が崩壊した。これでキューバ経済は大きな打撃を受け、ジリ貧状態になってしまいます。

革命を主導したフィデル・カストロは08年、国家評議会議長を引退。弟のラウル・カストロが後を継ぎます。フィデルは引退後も、「反米のシンボル」として、人気を保っています。

というわけで、建国後「反米国家」をアイデンティティーにしてきた共産国家キューバ。そんなキューバと宿敵アメリカが和解に動いている。これは何なのでしょうか?

美しいだけじゃない。「桜」が日本の象徴とされている本当の理由

桜が日本の国花であることはご存知だと思いますが、世界的に見ても、ひとつの花が咲くのを国中でここまで待ち焦がれることはあまり例がないのだとか。無料メルマガ『Japan on the Globe-国際派日本人養成講座』では、平安時代から現代まで続く、桜に魅了され続けて来た日本人の心に迫ります。

桜とともに生きてきた日本人

桜は、古来から様々な名歌に詠まれ、民衆の間で愛唱されてきた。

「世中(よのなか)にたえて桜のなかりせば春のこころはのどけからまし」(在原業平、825-880年)

「世の中に桜などなければ、春は心のどかに過ごせるだろうに」という反語的な表現で、桜のことで落ち着かない心持ちを現している。

造幣局の通り抜けも開催期間はわずか1週間、それも満開の時期を選ぶために直前になるまで決まらない。「次の日曜日なら行けるが、天気はどうだろうか」などと、やきもきする心持ちは平安時代も同じだったのである。

「久かたのひかりのどけき春の日にしづ心なく花のちるらむ」(紀友則、850-904年)

陽がのどかに射している春の日に桜が咲いている美しい光景が目に浮かぶが、その桜の花は「しづ心なく」散っていく。「しづ心」は「静心」で「静かに落ち着いた心」を意味するそうだ。自分は、のんびりと静かに桜を見ていたいのに、そんな気持ちも理解せずに、桜の方はなぜ散り急いでいくのか、という口惜しい心持ちを詠んでいる。

のどかな春の日に咲き、しかしあっという間に散ってしまう桜は、日本人にとって人間の生と死の象徴であった。

「ねがわくは花の下にて春死なむそのきさらぎの望月(もちづき)のころ」

平安末期から鎌倉初期に生きた西行法師(1118ー1190年)の有名な歌である。「願わくば桜の下で春に死にたいものだ。釈迦が入滅した、旧暦2月15日の満月の頃に」という意味である。

西行法師は桜を愛し、約230首もの桜を詠った歌を詠んでいる。その桜の下で死にたい、という望みを果たすかのように、実際に2月16日に亡くなり、世の人々はその不思議に驚いた。そして西行法師を弔うべく、墓の周囲に桜を植え、山全体を1,500本もの桜で覆った。

桜の咲く前から、今か今かと心待ちにし、天気はどうかとやきもきし、咲いては喜び、散っては惜しむ。さらには桜の木の下で死にたいとまで願う。日本人は昔から桜の花とともに生きてきたのである。

日本で「株は危険なもの」という意識が根付いてしまったのはなぜか?

ニュースなどで景気の指標のように用いられる株価ですが、どこか他人事のように感じてしまったり、「株は危ない」と思ってしまう方も多いのではないでしょうか。メルマガ『武田邦彦メールマガジン「テレビが伝えない真実」』では、個人がそのように感じるようになってしまったのは、「経済学の不備」に加え、「株価の上下と人生のサイクルが合わないこと」に原因があると指摘しています。

「株は危険なもの」の意識が根付いてしまったのはなぜなのか?

明治以来の日本は急激な成長を遂げてきたので、郵便貯金の利息も多かったので、株価が1万倍郵便貯金なら330倍でしたが、それでも30倍の開きがあります。物価の平均的な変化は株価に類似しているので、郵便貯金のような高利息の貯金をしていても、持っているお金の価値は30分の1に減ってしまう(お金が腐る)ということになっています。まして、現在のように1%以下の金利のもとではさらにダメになるという感じです。

まずは130年間という長い期間で整理をすると「株さえ持っていれば良い」ということになりますが、現実にはそうではありません。なぜ「全体としては株を持っていれば生活は安定するのに、個人の人生を考えると、株は危険なのか?」を知らなければならないのですが、今までそういう話はされていません。この原因は、このシリーズでたびたび指摘しているように、

  1. 経済学が国の発展とか、株価の全体の変化に注目して、個人への影響を軽く見ているから
  2. 株を買うのは個人ではなく、個人株主は特別なものと思っているから
  3. 経済学の中に個人の人生の設計が入っていないから

などがあるからです。

でも、株というのは、会社などが広く社会から資金を集めて仕事をするためのものですから、まさに「健全な社会なら、個人が株を買ってそれを資産にして幸福な人生を送ることができるのが最高であることは間違いありません。

株の目的が、ある事業をするのに広く社会からお金を調達することですから、株の発行元は「お金を投資してくれた人の幸福を願っている」はずですし、投資した人も、「所得が増え、財産が安定する」のが目的ですから、双方の願いは一致しているはずなのに、「株で資産を無くしてしまった」とか、「株は危険なもの」と言われるのはなぜでしょうか?

それは、「株価の上下のサイクル人生のお金を使うサイクルが合わないことに原因しています。つまり、ここで計算したように明治の最初に株を2円で買っておけば、それが現在では2万円になっているのですし、1年間の平均の利回りは7%近くあるのですから、すべての財産を株にして時々株を売るのが最も良いのです。銀行の定期預金でも利率は0.1%以下なのですから、株がいかに優れているかはハッキリ分かります。

でもダメなのです。その理由をこれも科学的にデータに基づいて次回に整理したいと思います。

image by: Gil C / Shutterstock.com