「ムダ」が命を救う。学校に音楽、美術、体育の授業がある深い訳

音楽、美術、体育といったいわゆる「副教科」に対して、「将来的に何の役にも立たない授業をなぜ受けなければならないのか」などと思ってしまったこと、ないでしょうか。ところが「こんな授業こそ必要となるタイミングがある」とするのは、無料メルマガ『サラリーマンで年収1000万円を目指せ。』の著者・佐藤しょ~おんさん。佐藤さんは今回の記事で、誰もが納得できるその理由を解説しています。

辛い時にはムダなことに心血を注ぐ

人生を生きるのに衣食住、これを手に入れるために我々は働きます。その衣食住は資本主義に於いては、おカネと交換することで手に入れられるわけですから、簡単にいえばおカネを手に入れるために働いているわけです。

そんなおカネを効率良く、確実に手に入れるために必要なことを我々は学校で習ったわけです。学校教育ってとどのつまり、社会に出ておカネを稼ぐために必要な知識を習得する場なんですね。

ところがその中でほとんどの人には、おカネを稼ぐことに直結しない学問のジャンルがあるんですね。それが音楽、美術と体育です。この3つのジャンルは、この道のプロを目指す人には価値がある知識やスキルですが、ビジネスの世界で生きていくことになる大方の人間には、時間のムダなわけです。

それなのになぜ、子供の頃からお絵描きをしたり、縦笛を吹いたり、逆上がりをやったりするんでしょうか?

それはこの一見ムダなことが、人生のどこかで役に立つからですよ。

人生のどこかで、というのは、それはつまり

 ● あなたが苦境に立たされて辛くなった時

なんです。

なぜかというと、ムダなことというのがあなたの人生に潤いを与えてくれるからなんです。

あなたが辛い状況に置かれた時に、音楽を聴いたり、絵画を見たりしても、状況は全く変化しません。つまり辛い状況を改善するということに対しては、ムダなことはまさにムダでして、何も役に立たないんですね。

でもその時のあなたって、表面上はそんな辛いことを解決させるためにあれこれと、役に立つと思われることをやっているわけですよ。それが奏功しないから辛くなっているわけです。そんな時に、次の役に立つだろうと思われる一手を考えて指すのもひとつの解決への道なんですが、そう考えて指した手が狙った結果を出さないということが続いたら、人間はドンドン疲弊するわけです。

こころが辛いってまさにそういう状況のことですから。

そんな時には、その状況を改善させることに全く役に立たない何かに没頭するべきなんですよ。こんなことをやっても、事態は全く良くならないけれど、それをやっている時だけはこの辛さを忘れられるという何かに没頭すべきなんです。

それが何かというと、ジャンルとしては音楽、美術、体育という学科になるんです。これは現実逃避したくなった時の逃げ場を作る機能があるんですよ。それを学生時代に学ぶわけです。ですからこの学科をバカにしてマジメにやらなかった人は、人生で辛い状況になった時に、その辛さを紛らわす健全な逃げ場を持っていないんですよ。

なぜ、牧場運営ノウハウがコロナ禍のスポーツジムに活かせるのか

新型コロナウイルスの感染拡大によって余儀なくされている、新しい生活様式。仕事や習慣に限らず、運動の方法も変わりつつあります。今回の無料メルマガ『MBAが教える企業分析』では著者でMBAホルダーの青山烈士さんが、牧場での感染症対策を元にした、感染不安を感じずに運動ができる新しいスポーツジムの戦略を紹介しています。

他社に無い独自ノウハウの活用

今号は、新発想の半屋外ワークアウトジムを分析します。

● 株式会社秋葉牧場がグループ企業の株式会社大地を通じて展開する半屋外ワークアウトジム「ファームステーションジム

安心して運動したい方や屋内のジムに抵抗のある方をターゲットに「牧場運営ノウハウ」に支えられた「安心して運動できる」等の強みで差別化しています。

新型コロナウイルスの流行によって、様々な業界において変化が求められる中で「新しい生活様式」に適応することで、集客を図っています。

■分析のポイント

コロナ禍で生活様式が大きく変わっています。もちろん、運動の仕方も変わってきていますね。

屋内のジムに抵抗がある人もいらっしゃるようで自宅でのトレーニングが流行っています。ですが、自宅でトレーニング機器やトレーニングのスペースを用意することが難しい方もいらっしゃいます。そのようなニーズに応えられ、ユーザーの一つの選択肢に入りそうなのが、今回、取り上げる「ファームステーションジム」です。

やはり、コロナ禍では、感染症の不安を感じさせずに安心して運動できるということがポイントになります。その点で見た時に、半屋外であることは魅力的ですね。既存の屋内のジムが、感染症対策を徹底してどんなに換気システムを完備しても屋外の安心感には敵わないと感じます。

では、既存のジムも屋外にすればいいかというとそう簡単ではありません。既存のジムは屋内での運営を前提にしていますので屋外での運営ノウハウを持っていないためです。「ファームステーションジム」の場合は牧場運営で培ったノウハウを活かすことができます。

牧場運営と屋外でのジムの運営がどう関係あるのかと思うかもしれませんね。実は、牛の感染症対策というのは、長年にわたり実施されていますので、現在の牛舎というのは、感染症予防に最適な構造になっているのです。ですので、感染症予防という観点で見たときにただ屋外にすればよいという話ではなく、半屋外でジムを運営するにしても、ノウハウが無いと難しいということなんです。このようなノウハウを持っていない企業は半屋外のジムを簡単には真似ができないということです。

また、「ファームステーションジム」は

・スタッフ無し
・ダンベル無し
・更衣室無し

といった形で人との接点、モノを介しての接点を減らしていますので感染症予防が徹底されている印象です。このあたりも、既存のジムの発想では難しいと思いますし、無駄がそぎ落とされている印象です。

コロナ禍で運動不足という声もよく聞きますので今後、「ファームステーションジム」がどのように拡大していくのか半屋外のジムが業界においてどのような存在になっていくのか注目していきたいです。

三日坊主は自己責任じゃない。なぜ新しい習慣は身につかないのか

新しい年を迎えてからおよそ3週間。「今年こそ!」と意を決し始めた勉強やダイエットが早くも挫折に終わり、自分を責めてしまっているという方、少なくないかもしれません。しかし、「続かないのは当然なこと」というのは、現役精神科医のゆうきゆうさん。ゆうきさんは自身の無料メルマガ『セクシー心理学! ★ 相手の心を7秒でつかむ心理術』でその理由を解説するとともに、目標を達成する手助けとなる考え方を紹介しています。

「死なない」習慣は身につかない!人が三日坊主になる真の理由!

こんにちは、ゆうきゆうです。

皆さんは、良い習慣を作るのは得意ですか?それとも苦手ですか?

誰しも、勉強・ダイエット・運動など、さまざまなことで「習慣づけたい」と考えたことがあるでしょう。また、酒・たばこ・ネット・ゲームなど「やめたい」と思う悪い習慣=依存行為もあるでしょう。

昔から「三日坊主」という言葉もありますが、3日どころじゃなく、2日、1日、もしかすると、決心したけど「一瞬たりともできなかった・やめられなかった」ということもあるかもしれませんね。

なぜ習慣を身につけるというのは、こんなにも難しいことなのでしょうか。

なぜ習慣を身につけるのが難しいのか

これには、やはり人間の「生存本能」が関係していると考えられます。

身につけられない「習慣」というのは、生きるのに不必要なものと本能に見なされているため、なかなか身につかないのです。

人間の心理というのは、根本的には原始時代から変わっていません。

例えば現在、語学の勉強をしようとする人は多いと思います。しかし、母国語以外の言語は原始時代に必要だったかと考えると、そうではありませんね。

文明が発達するまで、そもそも言語というのは自分の部族や村だけで通じれば、それで充分だったはずです。

また、まったく言語の通じない別の部族が突然やってきて、意思疎通を試みることもまれだったでしょう。

つまり本能的に、日々使用する機会のない言語を勉強することは、全面的に「意味のない」こととみなされています。

そのため「毎日英語を勉強しよう」と思ったとしてもなかなか続けられないのです。

ダイエットでも同じことです

これはダイエットでも同じことが言えますね。

大半の時代、人間は「飢え」と戦ってきました。いかに食べ、脂肪を蓄え、生き残るチャンスを増やすかが重要だったのです。つまり、本能にとって「食べることを我慢する」のは意味がないことと言えるでしょう。

また、ずっとネットばかりしていると、社会生活で困ってしまいますが、ネット依存症の人は一定数います。なぜネットを使うことが快感になるのかというと、「外の世界や他人と繋がりたい」という欲求が要因だと考えられます。そこまでして、人は孤独を恐れているのです。

このように、新たな習慣はなかなか身につきませんし、悪い習慣を捨てるのも大変です。

そしてその根本には、それらの行動が「生命本能的には全く意味がない」という理由があります。

快感を得られる方へ行動する、というのは生命にとって素直なことです。

食事にしても

  • おいしい→生き残るためにもっと食べよう

異性との関係でも

  • 一緒にいて幸せだ→だからずっと一緒にいよう

と、よりライトな方向へ走りやすいからこそ、生命がより発達してきました。

実は夏より多い!冬の掃除で無限に舞う「ホコリ」を退治する方法

暦の上では大寒を過ぎたものの、まだまだ厳しい寒さが続く日本列島。この時期、掃除をしようにも億劫になってしまいがちですが、なんとか楽に、そして効率的に済ます方法はないものでしょうか。今回の無料メルマガ『システマティックな「ま、いっか」家事術』では著者の真井花さんが、冬の掃除の3つのコツを紹介。「メインの敵」の始末の仕方をレクチャーしています。

冬の掃除

さて、本日は冬の掃除のお話。

今年は、気温差が激しい冬ですが、みなさんがお住まいの地域はどうでしょうか?いや、寒いと冬眠したくなるんですよね、私。どっちかっていうと、暑い方がまだマシなんです。ま、そうは言っても最近の日本の夏は、情緒もヘッタくれもないくらい暴力的な暑さですけどね。

で、どうしても家事も滞りがち。え?私だけじゃないよね?ないよね??

  • 水に触りたくない
  • 外が寒くて外出したくない
  • 日が短いので活動時間も短い
  • 眠い

…うーむ。なので、なんとかしてズルけたい…もとい効率良く家事をやりたいと考えるわけですよ。

で、そんな冬の掃除では

  • ホコリがメイン

なんですよね。いや、ホコリって、夏場より冬場の方が溜まりやすいんですよ。ホコリって布モノから出るんですが、冬には

  • 布モノが多い

でしょ、物理的に。コートもセーターも着てる。靴下も重ね履きしていたりするし、コタツ布団もあったりする。膝掛けを使っている家庭もあるでしょう。こういう、少しずつ…じゃなくて、大幅に多い布モノから

  • 夏より多くホコリが出る

んです。なので、冬の掃除は、このホコリを取ることがメインです。

ここで、コツは

  • 滞在時間の長い部屋から集中的に

始めることです。寝室やリビングなどは、使用頻度も使用人数も使用時間も長いですよね。なので、玄関や子供部屋より、こういう部屋から始めた方がいいんです。

そして、ミョーなコツ(?)なんですが

  • 換気をすること

もコツなんです。ホコリは、空気が動かないところに溜まりがちです。なので、空気を動かせばいいんですよ。換気をすることで、必然的に部屋の中の空気が動いて、外に排気されるので、ホコリが溜まりにくくなるんです。まあ、フツー冬場は寒いですから、換気をしなくなりますね。せっっかく暖房しても温度が下がっちゃいますから。そこをぐっと堪えて、換気をするんです。我が家では、毎朝玄関ドアや窓を開けて、朝食の間だけでも換気をするようにしていますよ。

もうひとつは

  • ホコリ取りグッズを手近におくこと

ですね。ホコリって、まとめて掃除するより小まめに掃除した方が効率がいいんです。いや、ホントに。小まめにするためにはグッズが手近にあることが大切なんですよ。フツーはお掃除グッズをまとめて一箇所に収納していると思いますが、少なくとも冬の間はワイパーやドライシート、雑巾などを手近な場所に置いておくとサッと一拭きできますよ。

は?我が家?そういうとこ、テキトーなんです。小さいウェスとか除菌シートとかで、ちょっと一拭きしています。それでも、まだまだホコリとの戦いは続いていますけどね。

冬の掃除なら、ホコリに注目して。それ以外の掃除は、暖かくなってからでも大丈夫ですよ。

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ふるさと納税は国や地方にとって本当にプラス?人気コンサルに聞いてみた

毎年、どんな返礼品を選ぼうかワクワクしながら納税先を決めている人も多い「ふるさと納税」ですが、はたして各自治体や国にとってメリットは本当にあるのでしょうか? 今回のメルマガ『永江一石の「何でも質問&何でも回答」メルマガ』では、読者から届いた「ふるさと納税は国や自治体にとってプラスなのでしょうか?」という質問について、人気コンサルタントの永江さんが分かりやすく回答しています。

ふるさと納税は国にとってプラス?

Question

shitumon

年末になるとふるさと納税のかけこみが話題で、私も例に漏れず10月頃からちょくちょく寄付し、年末に金額の帳尻を合わせて利用しています。

お米やお肉、お酒など、結構な量が届くので毎年楽しみにしています。ふるさと納税制度が始まって久しく経ち、今ではふるさと納税サイト(さとふるとか、ふるさとチョイスとか)が乱立してきて、アーリーアダプター層だけではなく、レイトマジョリティ層へも浸透してきている印象があります。

そこでふと疑問が湧いたのですが、利用者(納税者)にとっては便利で節税にもなる&いろいろな自治体へ納税できるのでメリットばかりのようですが、各自治体にとってはどうなのか、もっと言うと国としてはどうなのか気になりました。

ふるさと納税という仕組みの成果として、実施した結果、国全体としては良かったのでしょうか? 調べたのですがそういった指標が見つけられず、永江さんのお考えをお聞かせいただけるとうれしいです。

永江さんからの回答

ふるさと納税は、地方自治体が自ら頑張ることで税収と地場の消費を得られる制度です。利用する国民もメリットを得られるし、恩恵を受けないのは東京都と頑張らない自治体だけじゃないでしょうか。

都民の税金が単独では財政が成り立たない地方に交付・補助されている中で、ふるさと納税は納税者が応援したい・返礼品がほしい自治体に直接納税(寄付)できる仕組みです。

各自治体が、地元の商品を企画・PRして消費者が知る機会になるのも良い点でしょう。「マンゴーってこの地方が名産なんだ、それに牛肉も作ってるんだ」などと知ることが出来ると地方事業者のチャンスにもなりますよね。

問題は特産品がない地方です。前から言っていますが、都会の人にとって興味があるものと地元の人のそれはズレているケースが多い。たとえば石炭の廃坑があれば、石炭の葉っぱの化石の詰め合わせを作って都市部の子供が楽しめるようにすればいい。そういう意味ではまだ工夫が足りません。

町の所有物だけど使い道がない山林を少しずつ売るとか、面白いことはたくさんできます。そうしたらその町を訪ねてくれるじゃないですか。

もちろん、自分の特色を考えて頑張ろうとしない自治体は何も得られないし、東京都や大阪府は税収が減るので嫌でしょうけど、国民は自分で応援したい自治体に寄付ができて返礼品がもらえるので嬉しいし、努力した自治体は税収が得られて地域の消費を増やせます。ほとんどの人にとってプラスになっていると思います。

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仕事がデキる優秀な人々が「昼から遊ぶ」ために日頃心がけていること

一般的に、仕事が出来る人は忙しくて遊んでるヒマもないイメージがありますが、実はまったく逆のようです。今回のメルマガ『毎月1000人集客するプロ講演家が教えるコミュニティづくりの秘訣』では、著者でベストセラー作家・起業家の岡崎かつひろさんが、忙しくても趣味の時間を作る方法を伝授。岡崎さん自身が実践する「部下へ仕事を振る方法」など、マネジメントのコツを明かしています。

 

仕事ができる人ほど「遊びの時間が多い」

「仕事が出来る人=忙しい」というイメージを持つ人も多いでしょう。僕のまわりにも仕事が忙しい人がたくさんいますが、意外とみんな遊んでます(笑)。昼間、ウェイクボードをやったり、夜、仕事の話抜きで会って飲むこともしばしば。

昔の僕は、仕事を3つ掛け持ちしていたこともあり、夜寝る間も惜しんで働き、就職して会社員になってからも、毎日残業続きで休日もなし。そんなに一生懸命働いていたにもかかわらず、収入は今のほうが格段に上。仕事と時間の関係を見直して、好きなことに時間を使えるようにするためには、どのタイミングで、何を変えていったのか、これからお伝えします。

僕は、よくまわりの人から「いつもいろんな人と飲んで、バク転の練習をして、ウェイクボードをやっているけど、よくそんな時間があるね」と言われます。これについていえば、遊びも仕事の延長です。

たとえば、よく知り合いの編集者さんと飲みに行きますが、いろんな話をしているうちに「今度はこんな企画で本を書きましょう」ということになります。また、ウェイクボードでご一緒していた田中孝太郎先生も、僕が出版コーディネーターとして『やらせない、教えない、無理強いしない 天才キッズクラブ式 最高の教育』(きずな出版)という本を出されました。

このご縁も、遊びから始まったものです。逆にいったら、損得抜きの遊びを通じて仲良くなったからお互いの人となりがわかり、一緒に仕事をしてみたいという気持ちになったともいえます。僕のまわりには、このように年収が高くても趣味の時間を十分に取れる人たちがたくさんいます。

国民をバカにするだけのお仕事?菅首相「棒読み施政方針演説」の異常性

新型コロナウイルスが猛威を振るう中、今月18日に招集された通常国会ですが、新宰相には国民に寄り添う気などないようです。今回のメルマガ『きっこのメルマガ』では人気ブロガーのきっこさんが、今国会の菅首相の「施政方針演説」が「読売国際経済懇話会」での講演の使い回しである証拠を示すとともに、国民に対して政治理念を発表する場において、焼き直しの原稿を棒読みする首相の不誠実さを強く批判しています。

 

使い回しの施政方針演説

安倍晋三が二度目の「政権丸投げ」を炸裂させたことで、二階俊博の描いた絵図によって「ミスター後手後手」こと菅義偉が自民党総裁に選出されたのが2020年9月14日、そして、首相官邸で就任会見を行ない、「自助・共助・公助、そして絆」という噴飯物のキャッチフレーズを掲げたのが2日後の9月16日でした。

しかし、菅義偉は、新型コロナの感染拡大に苦しむ国民などホッタラカシで、何のメッセージも発しないどころか、火に油をそそぎ続ける「Go To キャンペーン」を継続したまま、10月には待ってましたとばかりに外遊し、インドネシアに500億円もの円借款(えんしゃっかん)をバラ撒いて来たのです。「円借款」とはお金を貸してあげることなので、プレゼントではありませんが、相手国の財政が苦しくなれば返還の義務がなくなります。これまでに返って来ない円借款も複数あります。

この時点で、あたしたち日本国民は、まだ菅義偉から何の政策も方針も聞かされていませんでした。首相に就任した人物が、自国民への挨拶よりも他国へのバラ撒きを優先するなんて、前代未聞の行動です。菅義偉は、帰国後の10月26日、臨時国会の冒頭で、ようやく「所信表明演説」を行なったのです。しかし、その内容は「Go To キャンペーン」の推進や「マイナンバーカードの普及」などに重心を置いた「国民不在」のお粗末なものでした。その上、菅義偉は問題山積の状況をスルーして、トットと国会を閉会してしまったのです。

11月が過ぎ、12月が過ぎ、年が明けての1月18日、まさに「後手後手の通常国会」が開かれ、ようやく菅義偉は「施政方針演説」を行ないました。でも、今回の菅義偉の「施政方針演説」を聞いて、あたしは不思議な既視感、デジャヴュー感に包まれてしまいました。あたしは一語一句を聞き逃さないように真剣に聞いていたのですが、しばらく前にどこかで聞いたようなフレーズが次々と流れて来たからです。

それで、あたしは、自分の記憶の糸をたどりつつ調べてみたのですが、あまり時間が経っていなかったので、すぐに思い出しました。菅義偉は昨年12月22日、「読売国際経済懇話会(YIES)」に招かれて東京都千代田区の東京会館で登壇し、約200人の財界人が「密集」している会場で、約45分間の講演を行ないました。あたしは、それをYOU TUBEの動画で観たのですが、その内容が今回の「施政方針演説」の内容とほとんど同じだったのです。

今回の「施政方針演説」は、まず「新型コロナ対策」について述べ、そこから「カーボンニュートラル」や「デジタル化」、「少子化問題」や「地方創生」へと流れて行きましたが、1カ月前の「読売国際経済懇話会」での講演内容も同じなのです。もちろん、各項目を優先順に取り上げるのですから、全体の構成が似てしまうことは仕方ありません。しかし、その内容を照らし合わせてみると、あまりにもソックリなのです。たとえば「少子化問題」についての冒頭の部分を、一語一句、そのまま文字起こししてみます。

2021年1月18日【施政方針演説】

 

長年にわたり、我が国の最大の課題と言われてきたのが「少子化」の問題です。結婚や出産、子育てを希望する方々の声に丁寧に耳を傾け、ひとつひとつの望みを実現していきます。

2020年12月22日【読売国際経済懇話会】

 

長年にわたり、我が国の最大の課題と言われてきたのが「少子化」の問題です。結婚や出産、子育てを希望する方々の声に丁寧に耳を傾け、その方々の望みの障害をなくす対策を講じる必要があると思い、実行に移しています。

皆さん、これ、どう思いますか?1つ1つ挙げていると「姑の嫁いびり」みたいになってしまうので、文字起こしはこの部分だけにしておきますが、これと同様に、ソックリな部分や前後の語句を入れ替えただけの部分、意味が同じ部分などが何カ所もあるのです。大きく違っているのは、最初の「新型コロナ」に関する部分だけです。「新型コロナ」に関しては、昨年12月と現在とで状況が大きく違いますから、原稿の内容が違っているのは当然です。

懲役で恫喝も。コロナ蔓延の責任も取らず罰則を科す菅政権の意味不明

拡大の一途を辿り、収束の糸口さえ見えない新型コロナウイルスによる感染症。国民の不安が高まり続ける中、菅政権は未だ迷走を続けている感が否めません。政府はなぜこのような「機能不全」に陥っているのでしょうか。今回のメルマガ『デキる男は尻がイイ-河合薫の『社会の窓』』では健康社会学者の河合薫さんが、第1波の時点で明らかになっていたリスクファクター対策を講じてこなかった政権を批判するとともに、打つ手すべてが的外れとなる原因に、菅首相の「現場を見る力の足りなさ」を挙げています。

プロフィール:河合薫(かわい・かおる)
健康社会学者(Ph.D.,保健学)、気象予報士。東京大学大学院医学系研究科博士課程修了(Ph.D)。ANA国際線CAを経たのち、気象予報士として「ニュースステーション」などに出演。2007年に博士号(Ph.D)取得後は、産業ストレスを専門に調査研究を進めている。主な著書に、同メルマガの連載を元にした『他人をバカにしたがる男たち』(日経プレミアムシリーズ)など多数。

緊急事態宣言の意味と罰の行使

コロナ感染拡大が止まりません。

気の緩みがある、なれがある、若者に届いてない、などなど感染拡大が続く理由を、政府もメディアもあげつらっていますが、そもそも「緊急事態宣言」って、いったい何なんでしょう。

政府が13日に、新たに栃木・愛知・岐阜・京都・大阪・兵庫・福岡の7府県に対して緊急事態宣言を出した際には、「福岡は要請してないのに、なぜ入れた?」だの、「熊本は要請したのに、なぜ入れない?」だのという報道が飛びかいました。

また、翌日の14日には西村大臣が「広島を緊急事態宣言に準じた措置を行うことを検討する」と明らかにしたり…。

さらに、18日には茨城が、19日には沖縄が「県独自の緊急事態宣言」を発令しています。

コロナ感染拡大は全国で深刻化しているのに、“準じた”だの、“県独自”だの全くもってわけがわかりません。

現段階で国にあって、独自にないものといえば、カネ。そうカネ、です。

  • 認められた地域では日額最大6万円の協力金、飲食店の取引先にも中小に40万円、個人事業主に20万円
  • コロナ患者を受け入れる病床1床当たり450万円
  • 重症患者向けは1,950万円、それ以外は900万円

このカネが欲しい!だから指定してくれ!というのなら、まだわかります。ところが、国は「準じた」地域ではその「カネ」も「準ずる支援をする」というのです。

…んったく、わけのわからないことだらけです。

そもそも、「緊急事態宣言」は、新型インフルエンザ等対策特別措置法、第32条第1項に基づき、以下のように明記されています。

緊急事態宣言に関すること(特措法32条)

 

新型インフルエンザ等緊急事態宣言とは、季節性インフルエンザに比べて重篤になる症例が国内で多く発生し、全国的な急速なまん延により、国民生活や国民経済に甚大な影響を及ぼす場合に、政府対策本部長(内閣総理大臣)が、「期間・区域・事案の概要」を特定して宣言するものです。

 

この宣言の後、都道府県知事は、より具体的な期間や区域を定め、不要不急の外出自粛や施設の使用制限の要請といった緊急事態措置を講ずることができるようになります。

つまり、条文を読む限り、「緊急事態宣言」→「各知事が緊急事態措置」を講ずることができるようになる、と。

しかしながら、1回目の緊急事態発令が検討されていたときに、「どこまで国が知事に強制できるか、特措法の解説書を読んでも曖昧で、その都度調整するしかない」という意見が、政府高官から出ていました。

そこで自治体の措置は「あらかじめ国と協議」するとし、裁量に縛りをかけた。なのに西村大臣は、大阪府の吉村洋文知事に「休業の要請・解除は知事の裁量」と発言。権限に伴う責任を自治体に押し付けてしまったのです。

この時点で既に、政府の軸足はブレブレで、どの範囲まで国は知事に強制できるのか、仕切りを明確にし、特措法を改正すべし!という意見はでていました。が、その後具体的な動きはなく、今国会でやっと「特措法改正案」が提出されることに。後手後手といわざるをえません。

復活ソニーの株価好調に学ぶ、今の時代に必要なビジネスモデルとは

2011年3月期、2012年3月期と連続して巨額の赤字を出し、TOSHIBAやSHARPなどより先に経営危機が囁かれたソニーが、ここ数年で鮮やかに復活し、株価も19年ぶりに1万円台を回復しました。今回のメルマガ『理央 周 の 売れる仕組み創造ラボ 【Marketing Report】』では、発行人の理央周さんが、ソニーの業績がなぜ好調なのか、投資家はどこに期待しているのかについてマーケティングのプロ目線で解説。理央さん自身が動画撮影機材を購入する際、決め手にした部分についても大きな要因として伝えています。

なぜ、ソニーは期待されているのか?ソニーに学ぶ新常態でのビジネスモデル

ソニーの評価がまた高まってきています。株価が上昇し、昨年12月17日には年初来最高値、19年ぶりに、株価も1万円を超えました。まずは業績が好調です。2020年4~9月期の連結での営業利益も、前年同期比7%増の5461億円となりました。新型コロナウイルスでの巣ごもり需要が増えたこともあり、主力のゲーム機の「プレイステーション(PS)4」向けの、ゲームソフトの販売が増えたことが貢献しました。

ソニーの製品ポートフォリオの中身をみると、ゲーム・音楽・映画のカテゴリー、すなわちエンタテイメントの3事業が、全体の6割を占めています。

一時期、かなり低迷していたソニーが、ここ数年、順調に業績を伸ばしています。この号外では、「なぜ、ソニーが好調なのか?」を深掘りして、ソニーの動きから、今必要なビジネスモデルについて、考えていきましょう。

昔のソニーといえば…

もともとのソニーはといえば、オーディオやビデオ機器などの、電子機器の製造から始まったこともあり、AV製品メーカーのイメージでした。古い話で恐縮ですが、私が中学生の頃は、ラジカセ全盛期でした。その頃は、お年玉を貯めて買ったのは、ナショナル(今のパナソニック)の、クーガーというシリーズでした。ラジカセのてっぺんに、三百六十度回転できる、「ジャイロ」というアンテナがついている、かっこいいデザインだったのを覚えています。

それと比べて、私がソニーのラジカセに持っていたイメージは、「ぼてっとした見た目で、他のラジカセと、そんなに変わらないラジカセ」という感覚でした。あのスティーブ・ジョブズはソニーが好きで、日本に来た時は会社や工場を訪ねた、という逸話も聞いたことがありますが、1970年前半くらいまでのソニーは、「カッコいいブランド」ではなかったと、“私”は記憶しています。

そのソニーのイメージを一新したのは、ウォークマンでした。1979年にウオークマンが出た時に、私は大学生くらいでした。当時好きだった、レッドツェッペリンや、キングクリムゾンのロックを、家の外で聞けるなんて!と衝撃を覚えました。バイトしてお金を貯めたものでした。

それ以降、パソコン事業でのVAIOシリーズも、少し高いですが、デザインがカッコよく、画期的なパソコンだったことを鮮明に覚えています。考えてみると、この辺りまでのソニーといえば、画期的な製品を生み出す企業、デザインに優れた家電メーカーというイメージがありました。

一方で、そのメーカーとしての製品も、市場で話題になることも減り、業績も落ちたことがあり、ファンだった私は残念だな、と感じていましたが、その落ち込みの分を、ゲームや音楽のエンタメ分野で補っていました。

日本のリーダーと思えぬ覚悟の欠如。菅総理「発言の軽さ」の正体

11都府県に発出されている緊急事態宣言ですが、政府が期待する「自粛の徹底」はなされず、前回ほどの人出の減少には至っていないようです。これを「当たり前」と見ているのは、メルマガ『8人ばなし』著者の山崎勝義さん。菅総理を始めとするリーダーたちが使う「自粛」がらみの言葉の曖昧さや矛盾を明解に指摘し、故に国民が混乱していると解説。混乱させないために分かりやすく「禁止」と言えないのは、一国のリーダーたる総理に「覚悟」がないからとダメ出しをしています。

コロナ禍で気になる政府の「言い方」について

今回の緊急事態宣言下においては前回ほどの人流減少は見られないと言う。当たり前だ。こんな分かりづらいメッセージはないからだ。常識からすれば、現在の事態が前回よりも悪い場合、より厳しい制限が掛かって然るべきである。にもかかわらず全体的には明らかに前回より緩くなっている。当然、それを受け取る側は混乱する。油断ではない、混乱なのである。混乱状態の時、人間はしばしば現状維持的行動をとる。判断の保留である。その結果が宣言前後でさして変わらない現状ということである。

本来、指示にしろ、命令にしろ、その対象者が広範囲に及べば及ぶほどその内容は単純明快なものとならなければならない。その辺のところは一部の専門家を対象とするような法令とは全く違う。件の宣言のように全国民あるいは全都府県民を対象とする場合においては、誰の目から見ても一目瞭然、といった程度には単純化しなければおよそ即効性は見込めない。

例えば、目下の緊急事態宣言には「不要不急の外出や移動を自粛。特に20時以降の外出自粛を徹底」といった項目がある。蓋し、こんな訳の分からない言い方はない。前半の「不要不急の外出や移動を自粛」は分かる。また後半の「20時以降の外出自粛」も分かる。が、両者を合わせた途端に何が言いたいのかよく分からなくなるのである。

そもそも20時を境に突如として必要性や緊急性の度合いが高くなったり低くなったりすることなど余程特殊な場合を想定しない限りはあり得ない。19時に不要不急なものは21時になってもやはり不要不急な筈である。ということは、19時に自粛すべきものは21時でも同じく自粛すべきなのである。

ところが「20時」と時間を明示したために門限効果のようなものが生まれ、21時には許されないことも19時なら許される、という極めて自然な解釈を成り行き上許すことになってしまったのである。少なくとも「特に」「徹底」という語用によって明らかに20時以降の厳しさの方が強調されているのは確かで、それにより20時前は相対的に緩く感じられるということは間違いない。

そもそも「自粛の徹底」という言い回し自体が既にして矛盾概念である。例えば「自習の徹底」とあれば、それは生徒に向けられたものではなく管理者たる教師にむけられたものと見るのが自然であろう。では「(国民に)自粛を徹底(させる)」管理者とは何か。ここに代入可能なものは何らかの官権しかあり得ない。よって普通はそれを強制と呼ぶ。先の文言も「不要不急の外出や移動を自粛。特に20時以降の外出は禁止」なら遙かに分かり易い。